JP3172016B2 - 目地を備えた建築板の製造方法及びその建築板の製造用金型 - Google Patents

目地を備えた建築板の製造方法及びその建築板の製造用金型

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JP3172016B2 JP28531093A JP28531093A JP3172016B2 JP 3172016 B2 JP3172016 B2 JP 3172016B2 JP 28531093 A JP28531093 A JP 28531093A JP 28531093 A JP28531093 A JP 28531093A JP 3172016 B2 JP3172016 B2 JP 3172016B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、目地を備えた建築板の
製造方法及びその建築板の製造用金型に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、床材として用いられる建築板イに
おいて、方形の板材1の隣合う2辺に予め目地2を形成
するようにし、この目地2を隣合う板材1間に位置させ
るように順次敷設して床部を形成できるようになったも
のが提供されている。これらのものにおいて、板材1の
隣合う2辺に目地2を形成するにあたっては、図8に示
されるように金型ロ内に板材1を配置し、板材1の隣合
う2辺と金型ロとの間に形成された目地形成用凹部7に
図9に示されるように目地2を形成するための液状の目
地材料2aを流し込んで硬化させることで板材1の隣合
う2辺に目地2が形成されるようになっている。ここ
で、液状の目地材料2aによって目地2を形成するにあ
たり、液状の目地材料2aを目地形成用凹部7に充填終
了時、液面が表面張力によって金型ロ側と板材1側に引
っ張られ、図10に示されるように目地2の上部断面は
略U字状になる。つまり、目地2の周縁部は中央部より
も隆起した状態となっており、目地2の周縁部には隆起
部9が形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来例にあっては、コーナー部で隣合う各目地2を形成
するための目地形成用凹部7のコーナー部は単に所定巾
で直交するように形成されているだけであるために図1
1に示されるように形成される目地2のコーナー部の端
縁には隆起部9が直交するように連続して形成された状
態となっており、板材1間に目地2を介在させるように
して建築板イを敷設するにあたり、図12、図13に示
されるように目地2のコーナー部で隣合う建築板イの目
地2同士を合わせるようにすると図14に示されるよう
にコーナー部の端縁に形成されている隆起部9が隣合う
建築板イの目地2との間を仕切った状態となり隣合う目
地2が不連続であることを強調することとなって見栄え
が悪くなるという問題があった。
【0004】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、コーナー部で隣合う目地同士を滑らかに連続
した状態として設置することができる目地を備えた建築
板の製造方法及びその建築板の製造用金型を提供しよう
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、方形状に形成された板材1の隣合う2
辺に液状の目地材料を硬化させて目地2を形成し、コー
ナー部で隣合う各目地2をそれぞれ延長線上に突出させ
て各目地2のコーナー部より突出する余剰目地3を形成
し、各余剰目地3を切断除去することを特徴とするもの
である。
【0006】また、請求項2記載のものにあっては、余
剰目地3の下部に肉盗み部4を設けて余剰目地3を薄肉
としたことに特徴を有するものである。また、請求項3
記載のものにあっては、目地2と余剰目地3の境界部分
に切り欠き部5を凹設するようにしたことに特徴を有す
るものである。また、請求項4記載の建築板の製造用金
型にあっては、方形状に形成された板材1が収納配置さ
れる板材収納凹部6と、板材収納凹部6に収納配置され
る板材1の隣合う2辺に連続する目地2を形成するため
の目地形成用凹部7と、目地2と連続して目地2の延長
線上に延びる余剰目地3を形成するための余剰目地形成
凹部8を備えたことに特徴を有するものである。
【0007】
【作用】しかして、液状の目地材料を硬化させて板材1
の隣合う2辺に沿って目地2を形成すると共に各目地2
のコーナー部より各目地2の延長線上に突出するように
余剰目地3を形成し、この余剰目地3を切断除去するこ
とで、目地2の長手方向に沿う端縁に形成される隆起部
が目地2のコーナー部の端縁において連続して直交する
ように形成されるのを防止することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図示された実施例に基づいて
詳述する。本発明における建築板イは、図2に示される
ように板材1の隣合う2辺に連続する目地2を形成して
主体が構成されている。板材1は方形に形成された大理
石等の石材や方形に形成された板材本体1aの上面に大
理石等の石材にて形成される表面板1bを設置して主体
が構成されている。
【0009】板材1の隣合う2辺に連続するように形成
される目地2は液状のゴム系目地材料を硬化させて形成
されており、この目地2の形成は製造用金型ロを用いて
行われる。目地2は液状の目地材料を硬化させて形成さ
れるものであるために形成時には表面張力によって液面
の周縁部が中央部よりも高く隆起した状態となり、目地
2の周縁部には隆起部9が形成されている。
【0010】コーナー部で隣合う各目地2の端部は隣の
目地2の断面と合致する凹状aに形成されている。つま
り、コーナー部で隣合う各目地2の端部には隆起部9が
形成されておらず、図3に示されるように目地2を介在
するように隣合わせて板材1を設置するとコーナー部で
隣合う目地2は隆起部9で仕切られたりするようなこと
なく滑らかに連続した状態で相互に当接されるようにな
っている。
【0011】上記した建築板イを製造するための製造用
金型ロは図6に示されるように受箱状に形成されてお
り、略中央部には方形状に形成された板材1が収納配置
される板材収納凹部6が設けられており、板材収納凹部
6と連続するように板材収納凹部6の側部には目地形成
用凹部7が設けられている。目地形成用凹部7は板材収
納凹部6に収納配置される板材1の隣合う2辺に連続す
る目地2を形成するためのものであり、板材収納凹部6
内に収納される板材1の隣合う2辺に沿って形成されて
いる。目地形成用凹部7の端部には目地形成用凹部7と
連続して余剰目地形成凹部8が設けられている。この余
剰目地形成凹部8は目地2と連続して目地2の延長線上
に延びる余剰目地3を形成するためのものであり、目地
形成用凹部7の端部を板材1の端部よりも突出するよう
に伸ばすことで形成されている。
【0012】しかして、目地2を備えた建築板イを製造
するにあたっては、先ず、製造用金型ロに設けられた板
材収納凹部6内に板材1を収納配置する。この状態で板
材1の隣合う2辺と製造用金型ロとの間に目地形成用凹
部7が形成されるものであり、この目地形成用凹部7内
に液状の目地材料を充填すると共に目地形成用凹部7と
連続する余剰目地形成凹部8内にも目地材料を充填して
硬化させて目地2と余剰目地3とが形成される。ここ
で、余剰目地3を形成するにあたって、余剰目地形成凹
部8を上げ底としておき、形成される余剰目地3の下部
に図1(b)に示されるように肉盗み部4を設けて余剰
目地3を薄肉にすると後工程で切断除去される余剰目地
3を形成する目地材料の量を少なくすることができ、コ
ストを抑えることができる。また、余剰目地3を形成す
るにあたって、図5に示されるように目地2と余剰目地
3の境界部分に切り欠き部5を凹設すると後工程で切断
除去する余剰目地3の切断位置を分かりやすくすること
ができるものであり、余剰目地3の切断除去作業を正確
に手間取ることなく簡単に行うことができる。この場合
には目地2と余剰目地3の境界部分に位置するように余
剰目地形成凹部8より突起体(図示せず)を突設してお
くことで切り欠き部5を形成することができるものであ
る。また、図7に示されるように目地形成用凹部7及び
余剰目地形成凹部8と仕切るようにして製造用金型ロに
カッター等の切断刃が入る程度の幅寸法で溝10を凹設
しておくことで目地2及び余剰目地3の硬化後に板材1
を製造用金型ロ内に入れた状態のままで余剰目地3の切
断を行うことができるものである。次いで、目地2及び
余剰目地3の硬化後、板材1を製造用金型より取り出
す。ここで、液状の目地材料を硬化させて目地2を形成
するにあたり、硬化前の目地材料の液面は表面張力によ
って製造用金型ロ側と板材1側に引っ張られるために形
成される目地2は図1(b)に示されるように周縁部が
中央部よりも隆起した状態となって周縁部には隆起部9
が形成される。余剰目地3の部分においても周縁部が中
央部よりも隆起した状態となって周縁部には隆起部9が
形成されている。次いで、目地2を残すようにして図1
(b)中想像線ハに示される位置で余剰目地3を切断除
去することで目地2を備えた建築板イが製造されるもの
であり、製造された各建築板イは図3に示されるように
目地2を板材1間に介在させるようにして隣合うように
設置される。
【0013】そして、余剰目地3を切断除去すると余剰
目地3を切断除去した後のコーナー部で隣合う各目地2
の切断端面は図2に示されるように隣の目地2の断面と
合致する凹状aに形成されるものであり、つまり、余剰
目地3の存在によって隆起部9の形成状態を目地2の端
縁と同方向とすることができ、余剰目地3の切断除去に
よって目地2のコーナー部は隆起部9が無い端面形状と
なるものであり、図3に示されるように隣合うように建
築板イを設置した場合にはコーナー部で隣合う目地2同
士を隆起部9で仕切られたりするようなことなく滑らか
に連続した状態として設置することができるようになっ
ている。
【0014】
【発明の効果】本発明は上述のように、方形状に形成さ
れた板材の隣合う2辺に液状の目地材料を硬化させて目
地を形成し、コーナー部で隣合う各目地をそれぞれ延長
線上に突出させて各目地のコーナー部より突出する余剰
目地を形成し、各余剰目地を切断除去するので、液状の
目地材料を硬化させて目地を形成するにあたり、目地の
周縁部に形成される隆起部が目地のコーナー部の端縁に
おいて連続して直交するように形成されるのを防止する
ことができ、目地を介在させるようにして隣合うように
板材同士を設置する場合、コーナー部で隣合う各建築板
の目地同士を隆起部で仕切られたりするようなことなく
滑らかに連続した状態として設置することができるもの
である。
【0015】また、請求項2記載の目地を備えた建築板
の製造方法にあっては、余剰目地の下部に肉盗み部を設
けて余剰目地を薄肉とするので、後工程で切断除去され
る余剰目地を形成する目地材料の量を少なくすることが
でき、コストを抑えることができるものである。また、
請求項3記載の目地を備えた建築板の製造方法にあって
は、目地と余剰目地の境界部分に切り欠き部を凹設する
ので、後工程で切断除去する余剰目地の切断位置を分か
りやすくすることができるものであり、余剰目地の切断
除去作業を正確に手間取ることなく簡単に行うことがで
きるものである。
【0016】また、請求項4記載の建築板の製造用金型
にあっては、方形状に形成された板材が収納配置される
板材収納凹部と、板材収納凹部に収納配置される板材の
隣合う2辺に連続する目地を形成するための目地形成用
凹部と、目地と連続して目地の延長線上に延びる余剰目
地を形成するための余剰目地形成凹部を備えて成るの
で、板材の隣合う2辺に連続する目地を形成するにあた
り、目地の延長線上に延びる余剰目地を目地と連続して
形成することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例を示す平面図、
(b)は(a)におけるA−A線断面図である。
【図2】建築板の斜視図である。
【図3】同上の設置状態を示す斜視図である。
【図4】隣合う建築板の目地の配置状態を示す断面図で
ある。
【図5】他の実施例を示す斜視図である。
【図6】製造用金型の平面図である。
【図7】さらに他の実施例を示す平面図である。
【図8】従来例を示す金型に板材を配置した状態の一部
省略した平面図である。
【図9】同上の目地の成形手順を説明する説明図であ
る。
【図10】同上の目地を示す断面図である。
【図11】同上の建築板の斜視図である。
【図12】同上の建築板の設置状態を示す斜視図であ
る。
【図13】同上の隣合う建築板の目地の配置状態を示す
部分平面図である。
【図14】図13におけるB−B線断面図である。
【符号の説明】 1 板材 2 目地 3 余剰目地 4 肉盗み部 5 切り欠き部 6 板材収納凹部 7 目地形成用凹部 8 余剰目地形成凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // B29L 31:10 (56)参考文献 実開 昭58−93132(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 15/08 B28B 7/00 B29C 39/02 B29C 39/26 B29D 7/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方形状に形成された板材の隣合う2辺に
    液状の目地材料を硬化させて目地を形成し、コーナー部
    で隣合う各目地をそれぞれ延長線上に突出させて各目地
    のコーナー部より突出する余剰目地を形成し、各余剰目
    地を切断除去して成ることを特徴とする目地を備えた建
    築板の製造方法。
  2. 【請求項2】 余剰目地の下部に肉盗み部を設けて余剰
    目地を薄肉として成ることを特徴とする請求項1記載の
    目地を備えた建築板の製造方法。
  3. 【請求項3】 目地と余剰目地の境界部分に切り欠き部
    を凹設して成ることを特徴とする請求項1記載の目地を
    備えた建築板の製造方法。
  4. 【請求項4】 方形状に形成された板材が収納配置され
    る板材収納凹部と、板材収納凹部に収納配置される板材
    の隣合う2辺に連続する目地を形成するための目地形成
    用凹部と、目地と連続して目地の延長線上に延びる余剰
    目地を形成するための余剰目地形成凹部を備えて成るこ
    とを特徴とする建築板の製造用金型。
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