JP2554808B2 - 地下室ユニットの連結構造 - Google Patents

地下室ユニットの連結構造

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JP2554808B2
JP2554808B2 JP3324577A JP32457791A JP2554808B2 JP 2554808 B2 JP2554808 B2 JP 2554808B2 JP 3324577 A JP3324577 A JP 3324577A JP 32457791 A JP32457791 A JP 32457791A JP 2554808 B2 JP2554808 B2 JP 2554808B2
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JP
Japan
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basement
basement unit
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unit
connection structure
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JPH05156651A (ja
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正博 難波
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物品を収納するための
地下室を、複数の地下室ユニットを接着することにより
形成するための地下室ユニットの連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】物品を収納するための地下室は、地上建
物を建設する前にその設置工事が行われる。その設置工
事の際には、予め工場で樹脂コンクリート等を型枠に流
し込んで打設して形成された地下室ユニットを設置現場
で組み立てることが行われてきた。
【0003】図4は従来における地下室ユニットの斜視
図である。この地下室ユニットは底40と天井20と側
壁30とを備え、一側壁が開口された開口部50を有す
る箱状体をなしており、このような構造の2つの地下室
ユニットの開口部50のそれぞれの端面を互いに接着す
ることにより地下室が形成されてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うな樹脂コンクリート等の材料を型枠に流し込んで成形
された地下室ユニットは、同一の厚みに形成することが
困難であり、特に底40の厚みtに誤差が生じると、2
つの地下室ユニットの開口部50のそれぞれの端面を互
いに接着すると、図5に示すように、それぞれの厚みt
a , tb の誤差により、段差Sが生じるため、たとえ
ば、床に床材を直接貼るのに不都合が生じたり、クッシ
ョンフロアーの様な軟らかい材料を使用しても歩く際
に、違和感が生じたりする等、その後の工程で平らな床
面を作る障害となっていた。
【0005】また、この地下室ユニットの成形材料に、
レジンコンクリートを用いる場合、地下室ユニットの底
になる部分には型枠はなく、レジンコンクリートが打ち
っぱなしの状態であるため、レジンコンクリートに含ま
れている約10mm以下の砂利がむき出しの状態とな
り、凹凸が形成される。このような凹凸のある底のた
め、地下室ユニットを組み立てた場合、段差が生じ、平
らな床面を作る障害となっていた。
【0006】本発明はこのような問題を解決すべくなさ
れたもので、厚みに誤差のある地下室ユニットを用いて
も、また、底になる部分に凹凸が形成された地下室ユニ
ットを用いても、地下室ユニット間に段差のない床仕上
げを容易に行うことができる地下室ユニットの連結構造
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の地下室ユニットの連結構造は、底と天井
と側壁とを備え、少なくともその一側壁が開口された開
口部を有する箱状体の複数の地下室ユニットが、それぞ
れの上記開口部の端面で互いに連結された構造におい
て、上記各地下室ユニットの底の上面に各開口部の端面
から所定長さにわたって所定厚さの切欠部が設けられて
いるとともに、その各切欠部が充填材により埋められて
いることによって特徴付けられている。
【0008】
【作用】地下室ユニットのそれぞれのに、開口部端面か
ら所定幅後退する位置まで所定の厚さ切り欠かれた底切
欠部が設けられていることにより、それぞれの地下室ユ
ニットの開口部端面を互いに接着した後、底の接合部分
に段差が生じても、その後、底切欠部に形成された溝
に、地下室ユニット本体と同一の材料たとえば、レジン
コンクリートを埋め込むことにより、段差を吸収して床
接合面は平らとなる。
【0009】
【実施例】図1は本発明実施例の全体構成を示す斜視図
であり、以下、図面に基づいて説明する。
【0010】まず、本発明実施例の地下室ユニットC
は、底4と天井2と側壁3とを備え、一つの側壁が開口
された開口部5を有する箱状体をなしている。また、そ
の底4には、開口部端面6から所定幅後退する位置まで
所定の厚さ切り欠かれた底切欠部1が設けられている。
この底切欠部1は上述のように切り欠かれることによ
り、開口部端面6と平行な新しい端面1aとその端面1
aに垂直な側面部1bと底4と平行な底面部1cを有し
ている。さらに、天井2には、人が出入りできる大きさ
の天井開口部7が設けられ、その天井開口部7から地上
建物の床4面の開口部(図示せず)に及び地下室の出入
口が形成されている。
【0011】この地下室ユニットCは樹脂コンクリート
を型枠に流し込んだ後、打設することによって、製造さ
れている。この樹脂コンクリートとしては、不飽和ポリ
エステル樹脂と骨材(砂、砂利、砕石)を結合させたレ
ジンコンクリートが用いられており、製造された地下室
ユニットは、強度が優れ、湿気を完全に遮断する等、信
頼性の高いユニットである。
【0012】図2は、上述した連結構造を有する2つの
地下室ユニットのそれぞれの開口部端面を互いに接着し
た状態を示す斜視図である。この2つの地下室ユニット
は、浸水を防止でき、かつ、接着の容易な樹脂接着剤を
用いて接着が行われる。それぞれの底切欠部11a,1
1bは接合されることにより、内面床の接合部分は1つ
の溝が形成された構造となる。次に、図3に示すよう
に、その溝に樹脂コンクリート8を埋め込むことによ
り、底4a,4bの面と、埋め込まれた樹脂コンクリー
ト8の表面とは同一平面となって、段差は吸収され、床
接合面は平らとなる。したがって、その後に内面床を仕
上げる工程の際の障害は解消する。
【0013】なお、本発明実施例では、二つの地下室ユ
ニットを接合する場合について説明したが、複数の地下
室ユニットを連結する場合についても同様に適用される
ことはいうまでもない。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の地下室ユニ
ットの連結構造によれば、地下室ユニットの底に、その
開口部の端面から所定幅後退する位置まで所定の厚さ切
り欠かれた底切欠部を設けた構造としたので、接合後、
その底切欠部に所定の材料を埋め込むことにより、地下
室ユニット本体の製造時の誤差を吸収することができ、
その後の内面床の仕上げを容易に行うことができ、しか
もその仕上げられた内面床は、段差のない平らな面とな
るので、従来のような違和感がなく、安全で快適とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施例の全体構成を示す斜視図
【図2】 本発明実施例を説明する図
【図3】 図2においてX−Y方向に切断した要部の矢
視断面図
【図4】 従来例の斜視図
【図5】 従来例を説明する図
【符号の説明】
1,11a,11b・・・・底切欠部 2・・・・天井 3・・・・側壁 4,4a,4b・・・・底 5・・・・開口部 6a,6b・・・・ユニット連結面 C,C1 ,C2 ・・・・地下室ユニット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底と天井と側壁とを備え、少なくともそ
    の一側壁が開口された開口部を有する箱状体の複数の地
    下室ユニットが、それぞれの上記開口部の端面で互いに
    連結された構造において、上記各地下室ユニットの底の
    上面に各開口部の端面から所定長さにわたって所定厚さ
    の切欠部が設けられているとともに、その各切欠部が充
    填材により埋められていることを特徴とする地下室ユニ
    ットの連結構造。
JP3324577A 1991-12-09 1991-12-09 地下室ユニットの連結構造 Expired - Lifetime JP2554808B2 (ja)

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JPH05156651A JPH05156651A (ja) 1993-06-22
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2128010A1 (en) 2008-05-27 2009-12-02 Honda Motor Co., Ltd. Throttle device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2128010A1 (en) 2008-05-27 2009-12-02 Honda Motor Co., Ltd. Throttle device
US8051939B2 (en) 2008-05-27 2011-11-08 Honda Motor Co., Ltd. Throttle control apparatus for a vehicle and vehicle incorporating same

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