JP3171976B2 - 成形板材抜取反転装置 - Google Patents

成形板材抜取反転装置

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JP3171976B2
JP3171976B2 JP2214393A JP2214393A JP3171976B2 JP 3171976 B2 JP3171976 B2 JP 3171976B2 JP 2214393 A JP2214393 A JP 2214393A JP 2214393 A JP2214393 A JP 2214393A JP 3171976 B2 JP3171976 B2 JP 3171976B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のボディを構成
するフードパネル等の成形板材を搬送台車から抜取り反
転して所定位置にセットし次工程の投入口へ供給する成
形板材抜取反転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、搬送台車に積載されたフードパネ
ルは、内面にほこりやごみ等が付着するのを防止するた
めに、表面を上側にして搬送台車に積載して搬送されて
くる。しかし、フードシーラ工程に投入する時には、フ
ードパネルの内面に接着剤を塗布するのでフードパネル
を反転しなければならない。そこで、フードパネルを搬
送台車から抜取り反転して所定位置にセットする作業
は、人手によって行われていた。
【0003】また、自動車のフロアパネル等のようにあ
る程度剛性の有るパネル部材に対しては、実願昭61−
92628号公報に記載のようにパネルの側面をクラン
プして反転させ搬送する反転装置が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、人手
によってフードパネルを反転してフードシーラ工程に投
入するためフードパネルのフランジ部で手を切ったり、
作業服を破ったりする場合があるという問題点を有して
いた。
【0005】また、フロアパネルのようにある程度剛性
の有るパネル部材と異なり剛性のあまりない外板パネル
であるフードパネルでは、パネルの側面をクランプして
反転させるとフードパネルの表面に歪を発生してしま
い、所定のボディ品質を満足することができないという
問題点を有していた。
【0006】本発明は、従来の技術が有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、フードパネル等のように剛性があまりない成形
板材をその表面に歪を発生させることなく搬送台車から
抜取り反転して所定位置にセットし、次工程の投入口に
供給することができる成形板材抜取反転装置を提供しよ
うとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、搬送台車に積載された成形板材を抜取り反転し
て所定位置にセットし次工程の投入口へ供給する成形板
材抜取反転装置において、前記搬送台車を載置固定して
昇降動する昇降手段と、前記昇降手段に載置固定した前
記搬送台車に積載された成形板材を抜取る抜取手段と抜
取った前記成形板材を反転する反転手段と反転した前記
成形板材を後工程に搬送する搬送手段を備えた抜取反転
装置とを備え、前記抜取反転装置は、成形板材の一部を
引っ掛けるフックと、フックで引出した成形板材を下流
側に搬送する下位のベルトコンベヤと、該コンベヤの下
流端部に設けたストッパと、該搬送ベルトコンベヤと対
向し、平行するように配置され、反転した成形板材を載
置し、抜取反転装置の下流に搬送する上位のベルトコン
ベヤと、これ等上下のベルトコンベヤ、フック、ストッ
パを含む搬送手段を反転させる反転駆動機構とからな
り、前記フックで、成形板材の一部を引っ掛けて下位の
ベルトコンベヤ上に引出し、該下位のベルトコンベヤで
ストッパまで成形板材を搬送し、爾後、反転駆動機構で
搬送手段を反転させ、前記成形板材を反転した上位のベ
ルトコンベヤ上に載置し、該ベルトコンベヤで該成形板
材を下流に搬送し、且つ、前記抜取反転装置の下流に設
けられ、該抜取反転装置から搬送されてきた前記成形板
材をセット位置まで搬送する搬送装置前記成形板材
をセット位置にセットするセット装置とセットした前記
成形板材を次工程の投入口へ供給するスライド装置を備
えたセット装置から構成したことを特徴とする。
【0008】
【作用】成形板材が、昇降手段によって位置決めされた
搬送台車から抜取手段によって抜取られ、反転手段によ
って反転され、搬送手段によって後工程に搬送され、更
に所定位置に搬送手段によって搬送され、セット手段に
よって所定位置にセットされた後、スライド手段によっ
て次工程の投入口へ供給される。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1は本発明に係る成形板材抜取反転装置の
概要側面図、図2は同じく概要平面図、図3は搬送台車
にフードパネルが積載された状態の斜視図、図4は抜取
反転装置の斜視図、図5はセット装置の斜視図、図6は
抜取反転装置を構成する抜取手段と搬送手段の別実施例
の概要側面図、図7は抜取反転装置を構成する抜取手段
と搬送手段の別実施例の概要正面図、図8は抜取反転装
置を構成する反転手段の別実施例の概要側面図、図9は
抜取反転装置を構成する反転手段の別実施例の概要正面
図、図10はセット装置の別実施例の概要側面図、図1
1はセット装置の別実施例の概要正面図である。
【0010】成形板材抜取反転装置は、図1及び図2に
示すように搬送台車1を載置固定して昇降動する昇降手
段2と、成形板材たるルーフパネルWを抜取って反転さ
せる抜取反転装置3と、ルーフパネルWを所定位置にセ
ットして次工程Hの投入口に供給するセット装置4から
構成されている。
【0011】搬送台車1は、図3に示すように直方体を
形成して複数の棚5を高さ方向に備えており、各棚5に
は4枚のルーフパネルWが略水平に積載されている。
【0012】搬送台車1を載置固定して昇降動する昇降
手段2は、図1に示すように搬送台車1を載置する可動
台6と搬送台車1を所定位置に位置決め固定する固定手
段(不図示)と搬送台車1の各棚5の高さを所望な位置
に位置決めするために可動台6を昇降動するシリンダ7
を備えて構成され、ピット8内に設置されている。
【0013】抜取反転装置3は、図4に示すように昇降
手段2に載置固定した搬送台車1の各棚5に積載された
4枚のルーフパネルWを一緒に抜取る抜取手段10と、
抜取った4枚のルーフパネルWを反転する反転手段11
と、反転した4枚のルーフパネルWを次工程のセット装
置4に搬送する搬送手段12から構成されている。
【0014】抜取手段10は、フレーム13に取付けら
れたシリンダ14のロッド15先端に装着した一対のフ
ック16と、フック16によって同時に抜取られる4枚
のルーフパネルWを完全に搬送台車1の棚5から抜取っ
て抜取反転装置3上に搬送するフレーム13に取付けら
れた一対のベルトコンベア17とから成り、フック16
の先端にはアンチバック機構が備えられている。なお、
18はフレーム13を回転自在に取付けている架台、1
9はガイドプレート、20はストッパプレートである。
【0015】また、フレーム13には、シリンダ14が
前進してフック16が4枚のルーフパネルWの下方に位
置した後、フック16を上昇させて4枚のうちの一番下
に積載されたルーフパネルWのフランジ部Waにフック
16を引掛けて抜取られたルーフパネルWがベルトコン
ベア17に正確に載置されるようにフック16の作動時
の高さを原位置の高さから変えるシリンダ21が設けら
れている。
【0016】更に、ルーフパネルWが搬送台車1の棚5
に積載されていることを確認して、各シリンダ14,2
1の駆動時期を決定するリミットスイッチ22が設けら
れている。
【0017】反転手段11は、抜取手段10と搬送手段
12を取付けた回転自在なフレーム13と、フレーム1
3全体を回転させる架台18に設けたモータ25と、フ
レーム13を原位置(ベルトコンベア17の水平位置)
と原位置から180°回転させた2つの状態で固定する
ための架台18に設けた進退動自在なロックピン26
と、ロックピン26を挿入するフレーム13に形成され
たフレーム13の回転軸に対称な一対のロック孔27と
から構成されている。
【0018】また、フレーム13には、ルーフパネルW
の全体がベルトコンベア17上に載置されたことを確認
して、モータ25とロックピン26の駆動時期を決定す
るリミットスイッチ28が設けられている。
【0019】搬送手段12は、ルーフパネルWを反転さ
せた後にルーフパネルWが載置される一対のベルトコン
ベア30から成る。31はベルトコンベア30を駆動さ
せるモータである。
【0020】セット装置4は、図5に示すように抜取反
転装置3から搬送されてきた4枚のルーフパネルWを所
定位置まで搬送する搬送手段40と、4枚のルーフパネ
ルWを受け台41にセットするセット手段42と、4枚
のルーフパネルWを次工程までスライドさせるスライド
手段43から構成されている。
【0021】搬送手段40は、抜取反転装置3のベルト
コンベア30によって搬送されてくる4枚のルーフパネ
ルWを受取って、更に所定位置まで搬送する一対のベル
トコンベア44から成る。45はベルトコンベア44を
駆動させるモータ、46はベルトコンベア44で搬送さ
れる4枚のルーフパネルWを確認してモータ45の停止
時期を決定するリミットスイッチ、47はガイドプレー
ト、48はストッパプレートである。
【0022】セット手段41は、ベルトコンベア44に
よって搬送されてきたルーフパネルWを受け台41にセ
ットするためにベルトコンベア44を下降させるシリン
ダ49から成る。
【0023】スライド手段43は、搬送手段40やセッ
ト手段41などを取付けた架台50をスライドさせるシ
リンダ51と、架台50に取付けた車輪52と、車輪5
2と係合するレール53から成る。
【0024】以上のように構成された本発明に係る成形
板材抜取反転装置の動作について説明する。先ず、4枚
のルーフパネルWを各棚5に積載した搬送台車1が、搬
送台車1の移動面Fと同じ高さに位置決めされた可動台
6に載置され、固定手段によって所定位置に固定され
る。
【0025】すると、シリンダ7が駆動して可動台6を
下降させ、搬送台車1の最上位の棚5が抜取反転装置3
のフック16とほぼ同じ高さになるように可動台6が位
置決めされる。そして、リミットスイッチ22が最上位
の棚5にルーフパネルWが積載されているのを確認す
る。
【0026】次に、リミットスイッチ22の確認信号に
よってシリンダ14が前進駆動し、フック16が最上位
の棚5に積載された4枚のルーフパネルWのうち一番下
に載置されたルーフパネルWの下方に位置決めされる
と、シリンダ21が駆動してフック16の高さを上げて
ルーフパネルWのフランジ部Waにフック16を引掛け
る。
【0027】更に、シリンダ14を後退駆動して4枚の
ルーフパネルWを一緒に抜取反転装置3のベルトコンベ
ア17上へ引出すと共に、シリンダ21を駆動してフッ
ク16をフランジ部Waから外す。
【0028】フック16によって引出され一部がベルト
コンベア17に載置された4枚のルーフパネルWは、図
4に示す矢印A方向へ駆動するベルトコンベア17とガ
イドプレート19によってストッパプレート20に当接
するまで搬送される。すると、リミットスイッチ28が
4枚のルーフパネルWの全体がベルトコンベア17上に
載置されたことを確認する。
【0029】リミットスイッチ28の確認信号によっ
て、先ずベルトコンベア17が停止し、ロックピン26
が一方のロック孔27から引抜かれ、更にモータ25が
矢印B方向へ駆動して、フレーム13を原位置から18
0°まで回転させる。
【0030】この時、フレーム13の回転角度が原位置
から90°過ぎた段階で、ベルトコンベア17に載置さ
れていた4枚のルーフパネルWは反転を開始し、原位置
から180°に至って4枚のルーフパネルWはその表面
を下にしてベルトコンベア30に載置される。
【0031】フレーム13の回転角度が原位置から18
0°になるとモータ25が停止すると共に、ロックピン
26が他方のロック孔27に挿入されてフレーム13が
ロックされる。
【0032】すると、ベルトコンベア30はモータ31
の駆動によって4枚のルーフパネルWを次工程のセット
装置4へ搬送する。4枚のルーフパネルWはベルトコン
ベア30からベルトコンベア30の駆動と同時に駆動を
開始したセット装置4のベルトコンベア44に乗り移っ
て、ガイドプレート47に案内されながらリミットスイ
ッチ46を叩いてリミットスイッチ46が確認信号を出
力するまで搬送される。
【0033】リミットスイッチ46の確認信号によって
モータ45が停止すると、シリンダ49が後退駆動して
ベルトコンベア44を下降させ、4枚のルーフパネルW
が受け台41にセットされる。
【0034】そして、シリンダ51が前進駆動して受け
台41等が取付けられている架台50をスライドさせ、
4枚のルーフパネルWが次工程(フードシーラ工程)の
投入口に供給される。
【0035】以上で搬送台車1の棚5に積載された4枚
のルーフパネルWを引抜いて次工程(フードシーラ工
程)の投入口に供給するという成形板材抜取反転装置の
1サイクル動作が終了する。
【0036】図6乃至図11は本発明に係る成形板材抜
取反転装置の別実施例を示し、図6乃至図9は抜取反転
装置の別実施例、図10及び図11はセット装置の別実
施例を示す。
【0037】抜取反転装置3は、図4に示す実施例と同
様に抜取手段60と、反転手段70と、搬送手段80か
ら構成されている。
【0038】抜取手段60は、フレーム61に取付けら
れた不図示のボールねじとモータ等のアクチュエータか
ら成る進退動自在な可動体62と、可動体62の先端に
装着した一対のフック63と、フック63によって同時
に抜取られる4枚のルーフパネルWを案内すると共に載
置するガイドプレート64とから成り、フック63の先
端にはアンチバック機構が備えられている。
【0039】なお、65は反転動作の際にルーフパネル
Wを支持するストッパプレート、66は可動体62を支
持するレール、66aはレール66と係合するガイド、
67は抜取手段60全体をフレーム61に対して昇降動
させるシリンダ、67aはシリンダ67が昇降動する際
のガイドである。
【0040】また、ルーフパネルWが搬送台車1の棚5
に積載されていることを確認して、可動体62の駆動時
期を決定するリミットスイッチ68がフレーム61に取
付けられたシリンダ69のロッド69a先端に装着され
ている。ルーフパネルWが搬送台車1の棚5に積載され
ているとの確認は、シリンダ69が前進駆動した時にリ
ミットスイッチ68がオン状態になることによってなさ
れる。
【0041】反転手段70は、抜取手段60と搬送手段
80を取付けた回転自在なフレーム61と、フレーム6
1全体を回転させる架台71に設けたモータ72と、モ
ータ72のプーリ73とタイミングベルト74で連結さ
れたフレーム61の回転軸Sに設けられたプーリ75
と、フレーム61を原位置(ガイドプレート64の水平
位置)と原位置から90°及び180°回転させた3つ
の状態でロックさせる架台71に設けた進退動自在なロ
ックピン76と、ロックピン76を挿入するフレーム6
1に形成された3つのロック孔77,78,79とから
構成されている。
【0042】搬送手段80は、ルーフパネルWを反転さ
せた後にルーフパネルWが載置される一対のベルトコン
ベア81から成る。82はフレーム61に取付けられた
ベルトコンベア81を駆動させるモータである。
【0043】セット装置4は、図5に示す実施例と同様
に搬送手段90と、セット手段91と、スライド手段9
2から構成されている。
【0044】搬送手段90は、抜取反転装置3のベルト
コンベア81によって搬送されてくる4枚のルーフパネ
ルWを受取って、更に所定位置まで搬送する一対のベル
トコンベア93ら成る。94は4枚のルーフパネルWを
セット位置まで案内するガイドプレートである。
【0045】セット手段91は、ベルトコンベア93に
よって搬送されてきたルーフパネルWを受け台95にセ
ットするためにベルトコンベア93全体を下降させるシ
リンダ96から成る。
【0046】スライド手段92は、搬送手段90やセッ
ト手段91などを取付けた可動台97をスライドさせる
シリンダ98と、可動台97に取付けた車輪99と、車
輪99と係合するレール100から成る。なお、96a
はシリンダ96が昇降動する際のガイドである。
【0047】以上のように構成された本発明に係る成形
板材抜取反転装置の別実施例の動作について説明する。
先ず、4枚のルーフパネルWを各棚5に積載した搬送台
車1が、搬送台車1の移動面Fと同じ高さに位置決めさ
れた可動台6に載置され、固定手段によって所定位置に
固定される。
【0048】すると、シリンダ7が駆動して可動台6を
下降させ、搬送台車1の最上位の棚5が抜取反転装置3
のフック63とほぼ同じ高さになるように可動台6が位
置決めされる。そして、シリンダ69が前進駆動してリ
ミットスイッチ68が最上位の棚5にルーフパネルWが
積載されているのを確認する。
【0049】次に、リミットスイッチ68の確認信号に
よって可動体62が前進駆動し、フック63が最上位の
棚5に積載された4枚のルーフパネルWのうち一番下に
載置されたルーフパネルWの下方に位置決めされ、更に
可動体62が後退駆動してルーフパネルWのフランジ部
Waにフック63を引掛けて4枚のルーフパネルWを一
緒に抜取反転装置3のガイドプレート64上へ引出す。
【0050】可動体62が後退端に至るとリミットスイ
ッチ(不図示)が確認信号を出力する。リミットスイッ
チ(不図示)の確認信号によって、先ずシリンダ67が
後退駆動してフック63等から成る抜取手段60全体を
降下してフランジ部Waからフック63を外す。
【0051】更に、ロックピン76がロック孔77から
引抜かれ、モータ72が矢印C方向へ回転して、フレー
ム61を原位置から45°まで回転させ、ロックピン7
6をロック孔78に挿入してフレーム61を固定する。
【0052】すると、ガイドプレート64が傾斜角45
°の斜面を形成するので、ガイドプレート64に載置さ
れた4枚のルーフパネルWは、ストッパプレート65に
当接するまで滑り落ちる。
【0053】4枚のルーフパネルWがストッパプレート
65に当接したことをリミットスイッチ(不図示)が確
認すると、更にロックピン76をロック孔78から引抜
いた後にモータ72が矢印C方向に駆動し、フレーム6
1を原位置から180°まで回転させ、ロックピン76
をロック孔79に挿入してフレーム61を固定する。
【0054】この回転動作時に、フレーム61の回転角
度が原位置から90°過ぎた段階で、ガイドプレート6
4に載置されていた4枚のルーフパネルWは反転を開始
し、180°に至って4枚のルーフパネルWはその表面
を下にしてベルトコンベア81に載置される。
【0055】フレーム61が原位置から180°まで回
転したことが確認されると、ベルトコンベア81がモー
タ82の駆動によって4枚のルーフパネルWを次工程の
セット装置4へ搬送する。
【0056】4枚のルーフパネルWはベルトコンベア8
1からベルトコンベア81の駆動と同時に駆動を開始し
たセット装置4のベルトコンベア93に乗り移って、ガ
イドプレート94に案内されながらリミットスイッチ
(不図示)を叩いてこのリミットスイッチが確認信号を
出力するまで搬送される。
【0057】リミットスイッチの確認信号によってモー
タ(不図示)が停止すると、シリンダ96が後退駆動し
てベルトコンベア93を下降させ、4枚のルーフパネル
Wが受け台95にセットされる。
【0058】そして、シリンダ98が前進駆動して受け
台95等が取付けられている可動台97をスライドさ
せ、4枚のルーフパネルWが次工程(フードシーラ工
程)の投入口に供給される。
【0059】以上で搬送台車1の棚5に積載された4枚
のルーフパネルWを引抜いて次工程(フードシーラ工
程)の投入口に供給するという成形板材抜取反転装置の
1サイクル動作が終了する。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
送台車に積載された成形板材を抜取り反転して所定位置
にセットし次工程の投入口へ供給する成形板材抜取反転
装置において、前記搬送台車を載置固定して昇降動する
昇降手段と、前記昇降手段に載置固定した前記搬送台車
に積載された成形板材を抜取る抜取手段と抜取った前記
成形板材を反転する反転手段と反転した前記成形板材を
後工程に搬送する搬送手段を備えた抜取反転装置とを備
え、前記抜取反転装置は、成形板材の一部を引っ掛ける
フックと、フックで引出した成形板材を下流側に搬送す
る下位のベルトコンベヤと、該コンベヤの下流端部に設
けたストッパと、該搬送ベルトコンベヤと対向し、平行
するように配置され、反転した成形板材を載置し、抜取
反転装置の下流に搬送する上位のベルトコンベヤと、こ
れ等上下のベルトコンベヤ、フック、ストッパを含む搬
送手段を反転させる反転駆動機構とからなり、前記フッ
クで、成形板材の一部を引っ掛けて下位のベルトコンベ
ヤ上に引出し、該下位のベルトコンベヤでストッパまで
成形板材を搬送し、爾後、反転駆動機構で搬送手段を反
転させ、前記成形板材を反転した上位のベルトコンベヤ
上に載置し、該ベルトコンベヤで該成形板材を下流に搬
送し、且つ、前記抜取反転装置の下流に設けられ、該抜
取反転装置から搬送されてきた前記成形板材をセット位
置まで搬送する搬送装置と、前記成形板材をセット位置
にセットするセット装置とセットした前記成形板材を次
工程の投入口へ供給するスライド装置を備えたセット装
置から構成したので、フードパネル等のように剛性があ
まりない自動車の外板パネルの成形板材を、その表面に
歪等を発生させることなく搬送台車から抜取り反転して
所定のセット位置にセットすることができ、品質の安定
化及び省力・省人化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る成形板材抜取反転装置の概要側面
【図2】本発明に係る成形板材抜取反転装置の概要平面
【図3】搬送台車にフードパネルが積載された状態の斜
視図
【図4】抜取反転装置の斜視図
【図5】セット装置の斜視図
【図6】抜取反転装置を構成する抜取手段と搬送手段の
別実施例の概要側面図
【図7】抜取反転装置を構成する抜取手段と搬送手段の
別実施例の概要正面図
【図8】抜取反転装置を構成する反転手段の別実施例の
概要側面図
【図9】抜取反転装置を構成する反転手段の別実施例の
概要正面図
【図10】セット装置の別実施例の概要側面図
【図11】セット装置の別実施例の概要正面図
【符号の説明】
1…搬送台車、2…昇降手段、3…抜取反転装置、4…
セット装置、5…棚、10,60…抜取手段、11,7
0…反転手段、12,80…搬送手段、16…フック、
17,30…ベルトコンベヤ、20…ストッパ、40,
90…搬送装置、42,91…セット手段、43,92
…スライド手段、W…ルーフパネル(成形板材)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 65/18 B65G 47/00 B23P 19/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送台車に積載された成形板材を抜取り
    反転して所定位置にセットし次工程の投入口へ供給する
    成形板材抜取反転装置において、 前記搬送台車を載置固定して昇降動する昇降手段と、 前記昇降手段に載置固定した前記搬送台車に積載された
    成形板材を抜取る抜取手段と抜取った前記成形板材を反
    転する反転手段と反転した前記成形板材を後工程に搬送
    する搬送手段を備えた抜取反転装置とを備え、 前記抜取反転装置は、成形板材の一部を引っ掛けるフッ
    クと、フックで引出した成形板材を下流側に搬送する下
    位のベルトコンベヤと、該コンベヤの下流端部に設けた
    ストッパと、該搬送ベルトコンベヤと対向し、平行する
    ように配置され、反転した成形板材を載置し、抜取反転
    装置の下流に搬送する上位のベルトコンベヤと、これ等
    上下のベルトコンベヤ、フック、ストッパを含む搬送手
    段を反転させる反転駆動機構とからなり、前記フック
    で、成形板材の一部を引っ掛けて下位のベルトコンベヤ
    上に引出し、該下位のベルトコンベヤでストッパまで成
    形板材を搬送し、爾後、反転駆動機構で搬送手段を反転
    させ、前記成形板材を反転した上位のベルトコンベヤ上
    に載置し、該ベルトコンベヤで該成形板材を下流に搬送
    し、 且つ、前記 抜取反転装置の下流に設けられ、該抜取反転
    装置から搬送されてきた前記成形板材をセット位置まで
    搬送する搬送装置前記成形板材をセット位置にセッ
    トするセット装置とセットした前記成形板材を次工程の
    投入口へ供給するスライド装置を備えたセット装置から
    構成した とを特徴とする成形板材抜取反転装置。
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