JP3171891B2 - 表示制御装置 - Google Patents

表示制御装置

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    • G09G2310/065Waveforms comprising zero voltage phase or pause

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置の表示内
容をいわゆる部分書換する表示制御装置に関し、特にメ
モリ性を持つ強誘電性液晶を用いた液晶表示装置と組み
合わせて好適な表示制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータ端末表示装置とし
て、リフレッシュスキャン型CRTが主に使用され、一
部にメモリ性を持つベクタースキャン型CRTがCAD
用大型・高精細表示に使用されている。ベクタースキャ
ン型CRTは、一度表示した後は画面消去を行なうまで
画面が更新されないため、カーソル移動表示、ポインテ
ィングデバイスからの情報表示としてのマウスなどのア
イコンの移動表示、および文字や文章の編集表示(挿入
・削除・移動・複写)等のリアルタイムなマン・マシー
ンインターフェースの表示装置には向いていない。
【0003】一方、リフレッシュスキャン型CRTの場
合では、フリッカ(画面のちらつき)防止の点から、フ
レーム周波数として60Hz以上のリフレッシュサイク
ルを必要とし、画面内情報の移動表示(アイコンの移動
表示)の視認性を良くする上で、ノン・インターレース
方式が採用されている(なお、TVでは動画表示と駆動
制御システムの簡便化の点から、フィールド周波数60
Hz、フレーム周波数30Hzの1/2インターレース
方式を採用している)。このため、表示分解能が高くな
ればなるほど表示装置が大型化し、高パワーを要し、駆
動制御も大型化して、コスト高となっていた。
【0004】近年、フラットパネル表示が登場した背景
には、このCRTの大型・高パワー化に対する不便さが
ある。
【0005】現在、フラット表示パネルとしては、いく
つかの方式がある。例えばツイストネマチック液晶の高
時分割駆動方式(STN)、その変形である白・黒表示
をねらった方式(NTN)、またはプラズマ表示方式等
は、いずれもその画像データ転送方式としてCRTと同
一方式をとり、その画面更新方式もフレーム周波数を6
0Hz以上としたノン・インターレース方式をとる。一
画面を構成する走査線総数が400から480本と、1
000本以上の大型フラット表示パネルは、駆動原理上
メモリ性を有していないため、フリッカ防止の点で、フ
レーム周波数60Hz以上のリフレッシュサイクルが必
要である。従って1水平走査時間が10〜50μsec
以下の短い時間となり、良好なコントラストが得られな
くなっていた。
【0006】強誘電性液晶表示装置は、メモリ性を有
し、かつ上述の表示装置を遥かに凌ぐ大画面かつ高精細
な表示が可能である。しかし、その低フレーム周波数駆
動のために先に述べたようなマン・マシーンインターフ
ェースの表示装置に対応するためには、メモリ性を生か
した部分書換走査(書換領域内の走査線のみを走査す
る)方式が必要となっている。この部分書換走査方式
は、例えば神辺らの米国特許第4,655,561号公
報などに明らかにされている。
【0007】この部分書換走査方式には、部分書換走査
を部分書換走査開始アドレスと終了アドレスとの指定に
よって行なう方法、および部分書換走査時間を管理する
回路(タイマ等)を用いて行なう方法がある。
【0008】このうち部分書換走査時間を管理する回路
を用いる方法は部分書換走査中にも他の画像処理命令や
部分書換走査を行なうことが可能なため、マルチウイン
ドウのスクロール表示中に、マウスやカーソルなどの移
動表示が行なえる。しかしながら従来の方式では、部分
書換走査中に他の部分書換を行なう場合、個々の部分書
換要求ごとに部分書換走査範囲の指定をしていたため、
部分書換走査範囲が重なった場合は、同一走査範囲の重
複走査が行なわれていた。従って部分書換処理に必要以
上の時間がかかるという問題点があった。
【0009】例えば、ウインドウのスクロール表示およ
びポインティングデバイスの表示をあげ、その様子を想
定してみると、まずウインドウスクロール表示の部分書
換走査要求が発生し、表示パネルに対してスクロールの
部分書換走査に入った後にポインティングデバイスから
の表示要求があったとする。ポインティングデバイスの
書換え表示が直ちに行なわれ、その後再びスクロール表
示に戻ることになるが、スクロール表示の部分書換要求
が独自に部分書換走査範囲を指定する方法だと、スクロ
ールエリア内にポインティングデバイスがある場合に
は、ポインティングデバイスの部分書換ですでに表示し
た範囲を再びスクロール部分書換で走査を行なってしま
うため、走査の重複があり、部分書換処理に必要以上の
時間がかかるという問題点があった。
【0010】また従来の方法では部分書換処理中に同位
の優先順位を持った部分書換命令が発生した場合には、
現在実行中の部分書換が終了するまで、画像情報の格納
を行なわないか、または画像情報の格納のみを行なっ
て、部分書換を行なわないかのどちらかしか方法がなか
った。これは個々の部分書換要求ごとに部分書換走査範
囲の指定をしているため、現在、1つの部分書換が実行
中の場合は他の部分書換は終了まで待つか、あるいは部
分書換を無視するかのどちらかしかないからである。従
って前者の場合は、部分書換処理に時間がかかり、後者
の場合は表示が行なえないという問題点があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、液晶
表示装置の表示をマン・マシン・インターフェースとし
てのリアルタイムな操作性を実現し得るものとすること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明では、複数のグラフィック・イベントを有す
る画像情報を受信する手段、受信した画像情報を画像情
報格納用メモリに格納する手段、およびグラフィック・
イベントにより変化した走査範囲の画像情報を液晶表示
装置へ転送して該表示装置の表示内容を部分的に書き換
えさせる部分書換走査制御手段を有する表示制御装置に
おいて、受信した画像情報が前記画像情報格納用メモリ
に格納される際、その画像情報に対応する走査範囲情報
を格納する手段と、現在実行中の部分書換走査の走査範
囲と走査位置情報を入手、格納する手段とを有し、前記
部分書換走査制御手段は、画像情報に対応した走査範囲
情報と現在実行中の部分書換走査範囲および現在の走査
位置情報とを比較して複数の部分書換による画像情報が
同一である重複走査範囲を判断すると共に、その重複走
査範囲を除くように前記部分書換走査範囲の情報を調整
することを特徴とする。
【0013】前記液晶表示装置はメモリ性を有する液晶
パネルを有するものが好ましい。このような、メモリ性
を有する液晶表示パネルとしては、強誘電性液晶を用い
たものや、ツイストネマチック液晶表示パネル等の液晶
基板上にTFT回路を形成することによりにメモリ性を
持たせたもの等を用いることができる。
【0014】
【作用】上記の構成からなる本発明によれば、部分書換
要求が発生した際に、部分書換走査範囲情報を格納し、
現在実行中の部分書換の走査位置情報を入手し、そし
て、これらの情報を比較、調整する手段を有する。これ
により、部分書換の重複走査をなくし、複数の部分書換
要求を1回の部分書換で表示することができ、部分書換
時間を短縮してリアルタイムな画像表示、すなわち操作
性を実現することができる。
【0015】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0016】図1は、本発明の一実施例に係る強誘電性
液晶表示装置101およびグラフィックスコントローラ
102のブロック構成図である。グラフィックスコント
ローラ102は、表示情報の供給源であるパーソナルコ
ンピュータ等の本体装置側に設けられている。表示パネ
ル103は、走査電極1024本、情報電極1280本
をマトリクス状に配し、配向処理を施した2枚のガラス
板の中に、強誘電性液晶を封入したものである。走査線
駆動回路104と情報線駆動回路105は液晶表示装置
101の表示駆動回路を構成しており、前記液晶表示装
置101の走査線は走査線駆動回路104に、情報線は
情報線駆動回路105にそれぞれ接続されている。ホス
トCPU100は本体装置側の動作を司る。
【0017】図2は、画像情報の通信タイミングチャー
トである。以下、図2を参照しながら図1の回路の動作
を説明する。グラフィックスコントローラ102は走査
電極を指定する走査線アドレス情報とそのアドレス情報
により指定される走査線上の画像情報(PD0〜PD
3)を液晶表示装置101の表示駆動回路104および
105に転送する。本実施例では走査線アドレス情報と
表示情報とを有する画像情報を同一伝送路にて転送する
ため、前記2種類の情報を区別しなければならない。こ
の識別のための信号がAH/DLであり、このAH/D
L信号が“H”レベルの時は走査線アドレスの情報であ
ることを示し、“L”レベルの時は表示情報であること
を示している。
【0018】走査線アドレス情報は、液晶表示装置10
1内の駆動制御回路111で、画像情報PD0〜PD3
として転送されてくる画像情報から抽出された後、走査
信号発生回路107に転送される。走査信号発生回路1
07は、この走査線アドレス情報に従って指定された走
査電極を駆動する。一方、表示情報は、前記駆動制御回
路111で画像情報PD0〜PD3から抽出された後、
情報線駆動回路105内のシフトレジスタ108へ導か
れ、転送クロックにて4画素単位でシフトされる。シフ
トレジスタ108にて水平方向の一走査線分のシフトが
完了すると、1280画素分の表示情報は併設されたラ
インメモリ109に転送され、ここで一水平走査期間の
間にわたって記憶され、情報信号発生回路110から各
情報電極に表示情報信号として出力される。
【0019】また、本実施例では液晶表示装置101に
おける表示パネル103の駆動とグラフィックスコント
ローラ102における走査線アドレス情報および表示情
報の発生とが非同期で行なわれているため、画像情報転
送時に装置101と102との間の同期をとる必要があ
る。この同期を司る信号がSYNCであり、一水平走査
期間毎に液晶表示装置101内の駆動制御回路111で
発生する。グラフィックスコントローラ102側は常に
SYNC信号を監視しており、SYNC信号が“L”レ
ベルであれば画像情報の転送を行ない、逆に“H”レベ
ルになったときは一水平走査線分の画像情報の転送終了
後は転送を行なわない。すなわち、図2において、グラ
フィックスコントローラ102側はSYNC信号が
“L”レベルになったことを検知すると、直ちにAH/
DL信号を“H”レベルにし一水平走査線分の画像情報
の転送を開始する。液晶表示装置101内の駆動制御回
路111は、SYNC信号を画像情報転送期間中に
“H”レベルにする。所定の一水平走査時間を経て表示
パネル103への書き込みが終了したのち駆動制御回路
(FLCDコントローラ)111は、SYNC信号を再
び“L”レベルに戻し、次の走査線の画像情報を受け取
ることができる。
【0020】本実施例では、図3に示す画面表示制御プ
ログラムが外部からの画面表示要求を図示する更新手順
を介して受け付け、かつ図1に示す強誘電性液晶表示装
置(FLCD)101への画像情報の転送制御を行なう
機能を持っている。この画像表示制御プログラムは、既
に表示された内容を書き換える要求が少なくとも1回生
じた場合、その書換え領域とその書換えに必要なVRA
M(画像情報格納用メモリ)への描画処理を表示優先順
位に基づいて判断し、表示装置101との同期をとりな
がら表示装置101へ送る画像情報を選択して転送する
ことができる。
【0021】図3に示す交信手順には、ウインドウ・マ
ネージャー31とオペレーティング・システム(OS)
32が用いられている。オペレーティング・システム
(OS)32としては、米国マイクロソフト社の「MS
−DOS」(商品名)、同社の「XENIX」(商品
名)、米国AT&T社の「UNIX」(商品名)や米国
マイクロソフト社の「MS−Windows」(商品
名)、米国マイクロソフト社の「OS/2 Prese
ntation Manager」(商品名)、パブリ
ック・ドメインである「X−Window」や米国デジ
タル・イクイップメント社の「DEC−Window」
(商品名)が用いられる。図示するイベント・エミュレ
ータ33としては、1組の「MS−DOS & MS−
Windows」や「UNIX & X−Windo
w」などを用いることができる。
【0022】本実施例は、図1および図2に示した走査
線アドレス情報を持つ画像情報なるデータフォーマット
およびSYNC信号による通信同期手段をとることによ
り、下述するグラフィックスコントローラ側での部分書
換走査アルゴリズムに基づく液晶表示装置を実現したも
のである。
【0023】画像情報の発生は、本体装置側のグラフィ
ックスコントローラ102にて行なわれ、図1および図
2に示した信号転送手段にしたがって表示パネル103
に転送される。グラフィックスコントローラ102はC
PU(中央演算処理装置)112(以下GCPU112
と略す)およびVRAM(画像情報格納用メモリ)11
4を核に、ホストCPU100と液晶表示装置101間
の画像情報の管理や通信を司っており、本実施例の制御
方法はおもにこのグラフィックスコントローラ102上
で実現されるものである。
【0024】ここで、走査線アドレス情報を持つ画像情
報なるデータフォーマットをとるためには、アドレス付
加回路を用いて走査線アドレス情報を付加することもで
きるが、本実施例ではVRAM114上に図4のように
マッピングした。すなわち、VRAM114を2つの領
域にわけ、一方を走査線アドレス情報領域に、他方を表
示情報領域に割り当てている。VRAM114上の情報
が表示パネル103の画素に対して1:1に対応するよ
うに、画像情報を横1ライン分配置し、この1ライン分
の画像情報の先端(左端)に走査線アドレス情報を埋め
込んだ。GCPU112は、VRAM114の左端から
1ライン単位で情報を読み出し、液晶表示装置101へ
送り出すことにより、走査線アドレス情報を持つ画像情
報なるデータフォーマットを実現している。
【0025】図5は、マルチ・ウインドウとマルチ・タ
スクシステムでの複数の表示情報の表示要求があった場
合の表示画面4を示している。図5において、41〜4
8はそれぞれ下記の表示要求を例示している。
【0026】表示要求41:マウス・フォントが斜めに
スムーズに移動 表示要求42:あるウインドウがアクティブ画面として
選択され、既に表示していた前のウインドウとオーバー
ラップした部分を全面に表示 表示要求43:キーボードからの入力による文字挿入 表示要求44:既に表示していた前の文字の移動(矢印
方向への移動) 表示要求45:オーバーラップエリアの表示変更 表示要求46:ノン・アクティブ・ウインドウの表示 表示要求47:ノン・アクティブ・ウインドウのスクロ
ール表示 表示要求48:全面走査表示 下記表1は、前述した表示要求41〜48に相当するグ
ラフィック・イベントの表示優先順位を示す。
【0027】
【表1】 表中の「部分書換」は部分書換領域の走査線のみを走査
する駆動方式、「マルチ・フィールド・リフレッシュ」
はマルチ・インターレース走査でNフィールド(N=
2,4,8・・・・・・2)走査による一フレーム走査方式
(特開昭62−287172号に記載の駆動方式)であ
る。「表示優先順位」は予め指定した順位で、本実施例
ではマン・マシーンインターフェースの操作性を重視す
るため、グラフィック・イベント41(マウス移動表
示)を最高レベルの最優先表示とし、次いでグラフィッ
クス・イベント43,44,47および48の順の優先
表示順位とした。また、「描画操作」はグラフィック・
プロセッサの内部的な描画操作を表わしている。
【0028】マウスの移動表示が最も表示優先度が高い
のは、ポインティング・デバイスの目的が最もオペレー
タの意図に迅速に(リアルタイム)コンピュータに反映
しなければならないためである。次に重要なのはキーボ
ードからの文字入力であるが、これは通常バッファリン
グされており、リアルタイム性は高いとはいえマウスに
比べて低い。このキー入力による結果としてのウインド
ウ内の画面更新は必ずしもキー入力と同一時間である必
要はなく、キー入力している行の方が優先度が高い。他
のウインドウ内でのスクロールとオーバーラップエリア
の表示関係はシステム設定で変化するが、マルチタスク
下では当然ながら起こり得ることであり、ここではアク
ティブ・ウインドウ下に潜り込んでの行スクロールが行
なわれているとしている。
【0029】本実施例では図3に示す画面表示制御プロ
グラムが、外部からの画面表示要求41〜48を図示す
る交信手順を介して受け付け、かつ図1に示す強誘電性
液晶表示装置(FLCD)101への画像情報の転送制
御を行なう機能を持っている。この画面表示制御プログ
ラムは、既に表示された内容を書き換える要求が少なく
とも1回生じた場合、その書換領域とその書換の必要な
VRAM(画像情報格納用メモリ)114への描画処理
を表示優先順位に基づいて判断し、表示装置101との
同期を取りながら表示装置101へ送る画像情報を選択
して転送することができる。
【0030】図6はグラフィックスコントローラ102
のブロック図である。本実施例で用いたグラフィックス
コントローラ102が従来のものと大きく相違している
点は、グラフィック・プロセッサ601が自身専用のシ
ステムメモリ602を持ち、RAM603とROM60
4の管理のみならず、RAM603への描画命令の実行
と管理を行なうとともに、デジタル・インターフェース
605からFLCDコントローラへ102(図1)の情
報転送とFLCD101(図1)の駆動方法の管理など
を独立にプログラムできる点にある。
【0031】図7および図8は、図1の装置における部
分書換のアルゴリズムを示す。図1の装置においては、
強誘電性液晶表示装置にとって部分書換の必要な表示情
報(ポインティングデバイスやポップアップメニューな
ど)を予めGCPU112に登録しておき、ホストCP
U100からの情報に対して部分書換が必要と判断した
とき図7および図8の部分書換ルーチンに移る。部分書
換ルーチンではまず最初に通常リフレッシュルーチンに
戻るための情報として、分岐直前の走査線アドレスと残
りの走査線数をGCPU112内の予め用意されたレジ
スタに退避させる(S701)。次に、部分書換に伴う
画像情報をVRAM114に格納する(S702)が、
ホストCPU100は、GCPU112経由でのみVR
AM114をアクセスすることが許されているため、部
分書換に伴う画像情報のVRAM114上への格納開始
アドレスおよび格納領域は、GCPU112が管理して
いる(S703)。
【0032】VRAM114に対する画像情報の格納終
了後、画像情報のVRAM114への格納と表示パネル
103の部分書換走査との同期をとるため、部分書換走
査本数をタイマー115にセットする(S704)。こ
のタイマー115は、1ライン走査毎に設定本数をカウ
ントダウンし、部分書換走査本数終了になるとGCPU
112に対して割り込みを発生する。また、GCPU1
12は、タイマから割り込みが発生するまで画像情報の
種類により、VRAM114へのアクセスを禁止、また
は許可の判断をしながら処理を行なっている(S70
5,S709,S802,S804)。
【0033】図8はVRAM114へのアクセスを禁止
した場合のフローチャートである。部分書換処理中に、
さらに高位の優先順位の部分書換要求が起こった場合
(S707,S809)には、現在進行中の部分書換は
一時中断し、高位の部分書換走査を開始する。従来の方
法だと、高位の部分書換が終了した後は、先の部分書換
の中断した次のラインから走査が再開されるようになっ
ていた。本実施例では中断した部分書換の残りの走査範
囲の情報と、高位の部分書換の走査範囲の情報の両方が
格納される(S801)。この走査範囲情報は高位の部
分書換の終了時に比較され(S811)、中断された部
分書換の残りの走査範囲の中に高位の部分書換ですでに
走査してしまったところがあれば、それを省略するよう
走査線アドレス、およびタイマー値の変更が行なわれる
(S812)。
【0034】図10は従来の方法による部分書換の例、
図11は本実施例による部分書換の例を示している。図
中ではスクロール部分書換中にマウス部分書換が行なれ
る場合を示しており、マウスの優先順位はスクロールよ
りも高いとしている。特に図11では本実施例を用いる
ことにより部分書換の重複がなくなり、部分書換処理が
速く終了できる様子を示している。
【0035】従来例においては、図10に示されるよう
に、スクロールの部分書換要求が発生すると、まずVR
AM114(図1)上にスクロール情報が展開され(図
10A参照)、ディスプレイ103(図1)でスクロー
ル表示のための部分書換が開始される(図10B)。こ
の時点で、スクロールよりも優先順位の高いマウスの部
分書換要求(マウスの移動)が発生すると、VRAM1
14上のマウスが移動し(同図C)、ディスプレイ10
3では優先順位の低い方のスクロール部分書換が一時中
断され、優先順位の高い方のマウス部分書換が開始され
る(同図D)。このマウス部分書換により、ディスプレ
イ103に移動後のマウスが表示され、このマウス移動
表示のために走査された範囲では同時に、スクロールの
一部も表示される(同図E)。マウス部分書換が終了す
ると、スクロール部分書換の残りが実行される(同図
F)。そのうち一部は、マウス部分書換ですでに表示さ
れてしまっている(同図E参照)ので、重複走査される
ことになり、このため部分書換処理に必要以上の時間を
消費してしまう。
【0036】一方、本実施例においては、図11に示さ
れるように、スクロール部分書換要求が発生し、さらに
マウス部分書換要求が発生してマウス部分書換が実行さ
れるまではVRAM114へのデータ展開およびディス
プレイ103への表示は従来例と全く同様に行なわれる
(図11A〜E参照)。但し、マウス部分書換開始前
に、図8のS801に示すように、スクロール部分書換
の残りの範囲a(図11D)とマウスの部分書換する範
囲b(図11E)を記憶し、マウス部分書換終了後、図
8のS811〜813に示すように、範囲aから範囲b
を除く部分のみをスクロール部分書換の継続処理として
書き換える(図11F)。これにより、マウスの部分書
換走査範囲bとスクロール部分書換の残りの走査範囲a
とが重なっている場合に従来例で生じていた重複走査が
なくなり、部分書換処理が早く終了する。本実施例にお
いて、部分書換処理中に優先順位が同位またはより低位
の部分書換要求があったときは、従来法と同様に、現在
実行または待機中の全部の部分書換を終了した後、リフ
レシュ処理または新たな部分書換処理によって表示内容
の変更を行なう。
【0037】なお、本実施例は、部分書換処理中による
RAM114へのアクセスを許可するように変形するこ
ともできる。図9はRAM114へのアクセスを許可し
た場合のフローチャートである。この図9は前記の図7
に対応するもので、図8は本実施例でも共通のものを使
用することができる。但し、本変形例ではS802とS
804は省略することができる。
【0038】図9における部分書換中(S905〜S9
12)に高位の部分書換要求があった場合(S906)
には、図8の部分書換処理が実行され、上述のVRAM
114へのアクセスを禁止した場合と同様、部分書換の
重複がなくなるようになっている。本実施例では、特に
部分書換中に同位の優先順位を持った部分書換要求があ
った場合(S908)に特徴がある。従来の方法では現
在実行中の部分書換が終了するまでは、同位の部分書換
要求があってもVRAM114へのアクセスは行なえる
が部分書換表示は行なえなかった。しかし本実施例では
現在実行中の部分書換が終了するまでの間に発生した同
位の部分書換要求のそれぞれで部分書換走査範囲情報が
格納される。この走査範囲情報は、格納される際に、現
在の走査位置と比較、調整され、現在実行中の部分書換
で表示される部分がある場合には、重複をしないように
その部分を除いて格納される(S909〜S911)。
そして、現在実行中の部分書換が終了した後に、格納さ
れていた走査範囲が一度に部分書換走査される(S91
2〜S915)。このように、この場合においてもそれ
ぞれの範囲情報が重なる場合には、調整が行なわれ重複
がなくなるようにしている。
【0039】図12および図13は部分書換中のVRA
M114へのアクセスを許可した場合の部分書換の例を
示す。図12は従来例、図13は本実施例である。図中
では文字が「A,B,C」の順で表示される様子を示し
ている。「A」の文字がVRAM114上に展開される
(図12A参照)と、部分書換が開始される(同図
B)。この部分書換が終了するまでの間、VRAM11
4へのアクセスは許可されているので、「B」の文字が
VRAM114上に展開され(同図C)、同位の部分書
換要求が発生することになる。従来の方法ではこのよう
な場合、部分書換は行なえず(無視される)、「B」の
文字はVRAM114に展開されたものが「A」の文字
の部分書換処理の中で書き換えられる。従って図12D
〜Fのように「B」の文字は途中から表示され、その一
部しか表示できなかった。図12において、さらに
「C」の文字がVRAM114上に展開され、その後
「A」の部分書換走査が終了している。「C」の文字も
「B」と同様、「A」の文字表示と同位の部分書換のた
め部分書換要求は無視され、従って文字「A」の部分書
換要求が発生してから文字「C」の部分書換要求が発生
するまでの走査範囲に相当する文字「C」の部分も表示
されない。すなわち、文字「B」と「C」は完全には表
示されない(同図G参照)。
【0040】本実施例においても、図13のA〜Gに示
すVRAM114へのデータ展開およびディスプレイ1
03への表示は従来例(図12A〜G)と全く同様に行
なわれる。但し、本実施例では、同位の部分書換要求が
ある(図9のS908)と、現在の走査位置と部分書換
走査範囲情報を格納し(同図S909〜S911)、文
字「A」の部分書換終了後、同位の部分書換要求があっ
たにもかかわらず文字「A」の部分書換で書き換えられ
なかった部分をさらに部分書換し、図13A〜Gでは未
表示であった部分を表示するようにしている(図13
H)。すなわち、図13において、文字「B」の部分書
換要求が発生した際の走査位置はdのところであるた
め、文字「B」の走査線dより下の部分は現在実行中の
部分書換で表示される(図13D〜G参照)。走査範囲
情報の格納は現在の部分書換で表示されるところは除か
れるので、格納される範囲はeの範囲である。そして文
字「C」の部分書換要求も発生すると、格納される範囲
はfになる。文字「A」の部分書換が終了すると、重複
をなくすためにそれぞれの部分書換範囲の調整が行なわ
れ、最終的にはg(本例ではfに等しい)の範囲にな
り、このgの範囲が図13Hに示すように部分書換表示
される。
【0041】本実施例の情報処理システムでは、それぞ
れの部分書換要求の走査範囲情報を格納し、さらに現在
の走査位置情報を入手し、比較、調整することによっ
て、部分書換の重複を防ぐことができ、さらに同位の優
先順位の部分書換が連続して発生した場合にも、高速に
部分書換表示ができる。
【0042】図14は、本実施例で用いたマルチ・イン
ターレース駆動方式の駆動波形例を示す。同図は4回の
垂直走査(フィールド)で一つのフレーム(画面)を構
成する1/4インターレースの例であり、第(4M−
3)フィールドF4M-3、第(4M−2)フィールドF
4M-2、第(4M−1)フィールドF4M-1、および第4M
フィールドF4M(ここで、1フィールドとは1垂直走査
期間のことであり、M=1,2,3,・・・・・・である)に
おける4n−3番目の走査電極に印加する走査選択信号
4n-3(n=1,2,3,・・・・・・)、4n−2番目の走
査電極に印加する走査選択信号S4n-2、4n−1番目の
走査電極に印加する走査選択信号S4n-1と4n番目の走
査電極に印加する走査選択信号S4nが示されている。図
14によれば、走査選択信号S4n-3は、第(4M−3)
フィールドF4M-3と第(4M−1)フィールドF4M-1
同一位相における電圧極性(走査非選択信号の電圧を基
準にした電圧極性)が互いに逆極性になっており、かつ
第(4M−2)フィールドF4M-2と4MフィールドF4M
では走査しないようになっている。走査選択信号S4n-1
も同様である。さらに、1フィールド期間内で印加され
た走査選択信号S4n-3とS4n-1は、互いに相違した電圧
波形となっており、同一位相の電圧極性が互いに逆極性
となっている。
【0043】同様に走査選択信号S4n-2は、第(4M−
2)フィールドF4Mと4MフィールドF4Mの同一位相に
おける電圧極性(走査非選択信号の電圧を基準にした電
圧極性)が互いに逆極性になっており、かつ第(4M−
3)フィールドF4M-3と第(4M−1)フィールドF
4M-1では走査しないようになっており、走査選択信号S
4nも同様である。さらに、1フィールド期間内で印加さ
れた走査選択信号S4n-2とS4nは、互いに相違した電圧
波形となっており、同位相の電圧極性が互いに逆極性と
なっている。
【0044】また、図14の走査駆動波形例では、画面
が一斉に休止(例えば画面を構成する全画素に一斉に電
圧0を印加する)するための位相が第3番目に設けら
れ、走査選択信号の3番目の位相が電圧0(走査非選択
信号の電圧と同一レベル)に設定されている。
【0045】また、図15によれば、第(4M−3)フ
ィールドF4M-3で信号電極に印加する情報信号として
は、走査選択信号S4n-3に対しては白信号(走査選択信
号S4n-3との合成により、2番目の位相で強誘電性液晶
のしきい値電圧を越えた電圧3V0 が印加されて白の画
素を形成する)と保持信号(走査選択信号S4n-3との合
成により、画素に強誘電性液晶のしきい値電圧より小さ
い電圧±V0 が印加される)とが選択的に印加され、走
査選択信号S4n-1に対しては黒信号(走査選択信号S
4n-1との合成により、2番目の位相で強誘電性液晶のし
きい値電圧を越えた電圧−3V0 が印加されて黒の画素
を形成する)と保持信号(走査選択信号S4n-1との合成
により、画素に強誘電性液晶のしきい値電圧より小さい
電圧±V0 が印加される)とが選択的に印加される。そ
して、(4n−2)番目および(4n)番目の走査電極
には走査非選択信号が印加されているので、そのまま情
報信号が印加される。
【0046】上述の第(4M−3)フィールドF4M-3
書き込みに続く第(4M−2)フィールドF4M-2で、信
号電極に印加する情報信号としては、走査選択信号S
4n-2に対しては、上述と同様の黒信号と保持信号とが選
択的に印加され、走査選択信号S4nに対しては、上述と
同様の白信号と保持信号とが選択的に印加される。そし
て(4n−3)番目および(4n−1)番目の走査電極
には走査非選択信号が印加されるので、そのまま情報信
号が印加される。
【0047】また、第(4M−2)フィールドF4M-2
続く第(4M−1)フィールドF4M-1で、信号電極に印
加する情報信号としては、走査選択信号S4n-3に対して
は、上述と同様の黒信号と保持信号とが選択的に印加さ
れ、走査選択信号S4n-1に対しては、上述と同様の白信
号と保持信号とが選択的に印加される。そして(4n−
2)番目および4n番目の走査電極には走査非選択信号
が印加されるので、そのまま情報信号が印加される。
【0048】第(4M−1)フィールドF4M-1に続く4
MフィールドF4Mで、信号電極に印加する情報信号とし
ては、走査選択信号S4n-2に対しては、上述と同様の黒
信号と保持信号とが選択的に印加され、走査選択信号S
4nに対しては、上述と同様の白信号と保持信号とが選択
的に印加される。そして(4n−3)番目および(4n
−1)番目の走査電極には走査非選択信号が印加される
ので、そのまま情報信号が印加される。
【0049】図16〜図18は図14および図15に示
す駆動波形によって図19に示す表示状態を書き込んだ
ときのタイミングチャートを示している。図19中、○
は白の画素、●は黒の画素を表わしている。また、図1
7中のI1−S1 は走査電極S1 と信号電極I1 との交
点に印加された電圧の時系列波形である。I1 −S2
走査電極S1 と信号電極I2 との交点に印加された電圧
の時系列波形である。同様に、I1 −S2 は走査電極S
2と信号電極I1 との交点に印加された電圧の時系列波
形である。I2 −S2 は走査電極S2 と信号電極I2
の交点に印加された電圧の時系列波形である。
【0050】なお、本発明は上述の実施例は限定される
ことなく適宜変形して実施することができる。例えば上
述の駆動波形は走査線を4本おきに走査する例を示した
が、5本おき、6本おき、7本おき、好ましくは8本以
上おきに走査してもよい。また、走査選択信号は、図1
4に示すようにフィールド毎に極性反転した波形であっ
てもよく、また、フィールド毎に同一波形としたもので
あってもよい。
【0051】図20は、図1の液晶パネル103として
好適に使用される強誘電性液晶セルの例を描いたもので
ある。同図において、101aと101bはIn2
3 、SnO2 またはITO(インジウム−ティン−オキ
サイド)等の透明電極がコートされた基板(ガラス板)
であり、それらの基板間に液晶分子層102がガラス面
に垂直になるように配向したSmC*相の液晶が封入さ
れている。太線で示した線103が液晶分子を表わして
おり、この液晶分子103は、その分子に直交した方向
に双極子モーメント(P⊥)104を有している。基板
101aと101b上の電極間に一定のしきい値以上の
電圧を印加すると、液晶分子103のらせん構造がほど
け、双極子モーメント(P⊥)104はすべて電界方向
に向くよう、液晶分子103の配向方向を変えることが
できる。液晶分子103は細長い形状を有しており、そ
の長軸方向と短軸方向で屈折率異方性を示し、従って例
えばガラス面の上下に互いにクロスニコルの位置関係に
配置した偏光子を置けば、電圧印加極性によって光学特
性が変わる液晶光学変調素子となることは、容易に理解
される。さらに液晶セルの厚さを十分に薄くした場合
(たとえば1μ)には、図21に示すように電界を印加
していない状態でも液晶分子のらせん構造はほどけ、そ
の双極子モーメントPaまたはPbは上向き(114
a)または下向き(114b)のどちらかの状態をと
る。このようなセルに、図21に示す如く一定のしきい
値以上の極性の異なる電界EaまたはEbを所定時間付
与すると、双極子モーメントは電界EaまたはEbの電
界ベクトルに対して上向き114aまたは下向き114
bと向きを変え、それに応じて液晶分子は第1の安定状
態113aかあるいは第2の安定状態113bのいずれ
か一方に配向する。
【0052】このような強誘電性液晶を光学変調素子と
して用いることの利点は2つある。第1に応答速度が極
めて速いこと、第2に液晶分子の配向が双安定状態を有
することである。第2の点を例えば図21によって説明
すると、電界Eaを印加すると液晶は第1の安定状態1
13aに配向するが、この状態は電界を切っても安定で
ある。また、逆向きの電界Ebを印加すると液晶は第2
の安定状態113bに配向して、その分子の向きを変え
るが、やはり電界を切ってもこの状態を保っている。ま
た、与える電界Eaが一定のしきい値を越えない限り、
それぞれの配向状態にやはり維持されている。このよう
な応答速度の速さと双安定性が有効に実現されるには、
セルとしてはできるだけ薄い方が好ましく、一般的には
0.5μ〜20μ、特に1μ〜5μが適している。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
強誘電性液晶表示装置などのメモリ性を有する表示装置
に対する部分書換において、それぞれの部分書換要求の
走査範囲情報を格納し、さらに現在の走査位置情報を入
手し、比較、調整することによって、部分書換の重複を
防ぐことができるようになり、部分書換処理の高速化が
可能になった。さらに複数の部分書換要求をまとめて1
つの部分書換で表示できるようになったので、同位の優
先順位の部分書換が連続して発生した場合にも、高速な
部分書換表示ができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る液晶表示装置とグラ
フィックスコントローラを示すブロック構成図である。
【図2】 図1の液晶表示装置とグラフィックスコント
ローラとの間の画面情報通信タイミングチャート図であ
る。
【図3】 本実施例で用いた表示制御プログラムのブロ
ック図である。
【図4】 本実施例で用いたVRAM114上の走査線
アドレス情報と表示情報のデータマッピングを示す説明
図である。
【図5】 複数のグラフィック・イベントを模式的に示
した表示画面図である。
【図6】 グラフィックスコントローラ102のブロッ
ク図である。
【図7〜9】 本実施例で用いた部分書換のアルゴリズ
ムを示すフローチャートである。
【図10,12】 従来の部分書換方式による表示例を
示す説明図である。
【図11,13】 本発明の実施例による表示例を示す
説明図である。
【図14,15】 本実施例で用いた駆動波形図であ
る。
【図16〜18】 本実施例で用いたタイミングチャー
ト図である。
【図19】 その時の画素の表示状態を示す模式図であ
る。
【図20,21】 本実施例で用いた強誘電性液晶セル
の斜視図である。
【符号の説明】
100:ホストCPU、101:強誘電性液晶表示装
置、102:グラフィックスコントローラ、103:表
示パネル103、104:走査線駆動回路、105:情
報線駆動回路、111:駆動制御回路、112:グラフ
ィックCPU(GCPU)、114:VRAM、11
5:タイマ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のグラフィック・イベントを有する
    画像情報を受信する手段、受信した画像情報を画像情報
    格納用メモリに格納する手段、およびグラフィック・イ
    ベントにより変化した走査範囲の画像情報を液晶表示装
    置へ転送して該表示装置の表示内容を部分的に書き換え
    させる部分書換走査制御手段を有する表示制御装置にお
    いて、 該表示制御装置はさらに、受信した画像情報が前記画像
    情報格納用メモリに格納される際その画像情報に対応す
    る走査範囲情報を入手、格納する手段と、現在実行中の
    部分書換走査の走査範囲と走査位置情報を格納する手段
    とを有し、前記部分書換走査制御手段は、画像情報に対
    応した走査範囲情報と現在実行中の部分書換走査範囲お
    よび現在の走査位置情報とを比較して複数の部分書換に
    よる画像情報が同一である重複走査範囲を判断すると共
    に、その重複走査範囲を除くように前記部分書換走査範
    囲の情報を調整することを特徴とする表示制御装置。
  2. 【請求項2】 前記液晶表示装置がメモリ性を有する液
    晶パネルを有する請求項1記載の表示制御装置。
  3. 【請求項3】 前記液晶表示装置が強誘電性液晶表示装
    置である請求項2記載の表示制御装置。
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