JP2770961B2 - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP2770961B2
JP2770961B2 JP63252992A JP25299288A JP2770961B2 JP 2770961 B2 JP2770961 B2 JP 2770961B2 JP 63252992 A JP63252992 A JP 63252992A JP 25299288 A JP25299288 A JP 25299288A JP 2770961 B2 JP2770961 B2 JP 2770961B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 本発明は、情報処理装置に関し、特にメモリー性をも
つ強誘電性液晶を用いた表示装置に適した画像情報処理
装置に関する。
〔従来技術〕
従来、コンピユータ端末表示装置として、リフレツシ
ユスキヤン型CRTが主に使用され、一部にメモリー性を
もつベクタースキヤン型CRTがCAD用大型・高精細表示に
使用されている。ベクタースキヤン型CRTは一度表示し
た後は、画面消去を行なうまでは、次の画面が更新され
ないため、カーソル移動表示、ポインテイングデバイス
からの情報表示としてのマウスなどのアイコンの移動表
示、文字や文章の編集表示(挿入・削除・移動・複写な
ど)などのリアルタイムなマン・マシーンインターフエ
ースの表示装置には向いていない。一方、リフレツシユ
スキヤン型CRTの場合では、フリツカー(画面のちらつ
き)防止の点から、フレーム周波数として60Hz以上のリ
フレツシユサイクルを必要とし、画面内情報の移動表示
(アイコンの移動表示)の視認性を良くする上で、ノン
・インターレース方式が使用されている(TVは動画表示
と駆動制御システムの簡便化の点から、インターレース
方式で、60Hzフイールド周波数、30Hzフレーム周波数と
なっている)。このため、表示分解能が高くなればなる
ほど表示装置が大型化し、高パワーを要し、駆動制御も
大型して、コスト高となった。
近年、フラツトパネル表示が登場した背景には、この
CRTの大型・高パワー化に対する不便さから生じている
のである。
現在フラツト表示パネルとしては、いくつかの方式が
ある。例えばツイストネマチツク液晶の高時分割駆動方
式(STN)、その変形である白・黒表示を狙った方式(N
TN)又はプラズマ表示方式などは、いずれもその画像デ
ータ転送方式をCRTと同一方式をとり、その画面更新方
式もフレーム周波数を60Hz以上としたノン・インターレ
ース方式をとるため、一画面を構成する走査線総数が40
0から480本と1000本以上の大型フラツト表示パネルは得
られていない。この理由は、これらの表示パネルが駆動
原理上、メモリー性を有していないため、フリツカー防
止の点で、フレーム周波数60Hz以上のリフレツシユサイ
クルが必要で、従って1水平走査時間が10〜50μsec以
下の短い時間となり、良好なコントラストが得られなく
なっていた。
強誘電性液晶表示装置は、上述の表示装置を遥かに凌
ぐ大画面かつ高精細な表示が可能であるが、その低フレ
ーム周波数駆動のために先に述べたようなマン・マシー
ンインターフエースの表示装置に対応するためには、メ
モリー性を活かした部分書換え走査(書換え領域内の走
査線のみを走査する)方式が必要となっている。この部
分書換え走査方式は、例えば神辺らの米国特許第4,655,
561号公報などに明らかにされている。
特に、強誘電性液晶表示装置で、マウスやカーソルな
どの移動表示、マルチウイドウのスクロール表示などに
は、前述の部分書換え走査方式が適しているが、同一時
間に2つの異なる領域の部分書換え走査を行うことがで
きないため、部分書換え走査用開始アドレスと終了アド
レスとの指定によって部分書換え走査を行なう方式の場
合では、マルチウインドウのスクロール表示中に、マウ
スやカーソルなどの移動表示が行えない問題点があっ
た。例えば、ウインドウのスクロール表示及びポインテ
イングデバイスの表示をあげ、その動きを想定してみる
と、まずウインドウスクロール表示の部分書換え走査要
求が発生し、表示パネルに対してスクロールの部分書換
え走査に入ったのちにポインテイングデバイスが動いて
も、ウインドウの最終走査線アドレスの走査を終了する
まではポインテイングデバイスの書換え走査に入ること
が出来ないため、ウインドウのサイズ(部分書換え走査
線の数)に応じてポインテイングデバイスが不連続に移
動する結果となり、移動表示が明らかに不自然となる問
題点があった。
〔発明の概要〕
本発明の目的は、強誘電性液晶表示装置のマン・マシ
ーンインターフエースとしてのリアルタイムな操作性を
保った画面表示に適した情報処理装置を提供することに
ある。
又、本発明の別の目的は、強誘電性液晶表示装置を用
いた表示画面におけるスクロール表示のウインドウ内
で、ポインテイングデバイスからの表示フオントを乱れ
表示することなく、スムーズな高速移動表示することを
可能にした情報処理装置を提供することにある。
本発明は、第1に 画像情報格納用メモリへのスクロール表示情報の格納
中に、フオント表示情報の該メモリへの格納わり込みが
発生した時、該わり込み位置がスクロール表示情報の格
納を終了した領域内に位置するかどうかを比較する手段
を有する情報処理装置に特徴を有し、第2に 画像情報格納用メモリへのスクロール表示情報の格納
中に、フオント表示情報の該メモリへの格納わり込みが
発生し、すでに別の位置にフオント表示情報が格納され
ていた時、該別の位置がスクロール表示情報の格納を終
了した領域内に位置するかどうかを比較する手段を有す
る情報処理装置に特徴がある。
〔発明の態様の詳細な説明〕
第1図は、強誘電性液晶表示装置101および表示情報
の供給源であるパーソナルコンピユータなどの本体装置
側に設けられたグラフイツクスコントローラ102のブロ
ツク構成図である。また第2図は、画像情報の通信タイ
ミングチヤートである。表示パネル103は、走査電極112
0本、情報電極1280本をマトリクス状に配し、配向処理
を施した2枚のガラス板の中に、強誘電性液晶を封入し
たもので、走査線は走査線駆動回路104、情報線は情報
線駆動回路105にそれぞれ接続されている。
以下、図面にしたがって動作を説明する。グラフイツ
クスコントローラ102は走査電極を指定する走査線アド
レス情報とそのアドレス情報により指定される走査線上
の画像情報(PD0〜PD3)を液晶表示装置101の表示駆動
回路(走査線駆動回路104と情報線駆動回路105とによっ
て構成)104/105に転送する。本実施例では、走査線ア
ドレス情報と表示情報とを有する画像情報を同一伝送路
にて転送するため、前記2種類の情報を区別しなければ
ならない。この識別のための信号がAH/DLであり、このA
H/DL信号がHiレベルのときは、走査線アドレス情報であ
ることを示し、Loレベルのときは、表示情報であること
を示している。
走査線アドレス情報は、液晶表示装置101内の駆動制
御回路111側で、画像情報PD0〜PD3として転送されてく
る画像情報から抽出されたのち、指定された走査線を駆
動するタイミングに合わせて走査線駆動回路104に出力
される。この走査線アドレス情報は、走査線駆動回路10
4内のデコーダ106に入力され、デコーダ106を介して表
示パネル103の指定された走査電極が走査信号発生回路1
07によって駆動される一方、表示情報は情報線駆動回路
105内のシフトレジスタ108へ導かれ、転送クロツクにて
4画素単位でシフトされる。シフトレジスタ108にて水
平方向の一走査線分のシフトが完了すると、1280画素分
の表示情報は併設されたラインメモリ109に転送され、
一水平走査期間の間に亘って記憶され、情報信号発生回
路110から各情報電極に表示情報信号として出力され
る。
また、本実施例では液晶表示装置101における表示パ
ネル103の駆動とグラフイツクスコントローラ102におけ
る走査線アドレス情報及び表示情報の発生とが非同期で
行われているため、画像情報転送時に装置間(101/10
2)の同期をとる必要がある。この同期を司る信号がSYN
Cであり、一水平走査期間ごとに液晶表示装置101内の駆
動制御回路111で発生する。グラフイツクスコントロー
ラ102側は常にSYNC信号を監視しており、SYNC信号がLo
レベルであれば画像情報の転送を行い、逆にHiレベルの
ときには一水平走査線分の画像情報の転送終了後は転送
を行わない。すなわち、第2図において、グラフイツク
スコントローラ102側はSYNC信号がLoレベルになったこ
とを検知すると、直ちにAH/DL信号をHiレベルにし一水
平走査線分の画像情報の転送を開始する。液晶表示装置
101内の駆動制御回路111は、SYNC信号を画像情報転送期
間中にHiレベルにする。所定の一水平走査時間を経て表
示パネル103への書き込みが終了したのち駆動制御回路
(FLCDコントローラ)111は、SYNC信号を再びLoレベル
に戻し、次の走査線の画像情報を受け取ることができ
る。
第3図は、マルチ・ウインドウとマルチ・タスクシス
テムでの複数の表示情報の表示要求があった場合の表示
画面3を示している。
表示要求31;マウス・フオントが斜めにスムーズに移動 表示要求32;あるウインドウがアクテイブ画面として選
択され、既に表示していた前のウインドウとオーバーラ
ツプした部分を前面に表示 表示要求33;キーボードからの入力による文字挿入 表示要求34;既に表示していた前の文字の移動(矢印方
向への文字移動) 表示要求35;オーバーラツプエリアの表示変更 表示要求36;ノン・アクテイブ・ウインドウの表示 表示要求37;ノン・アクテイブ・ウインドウのスクロー
ル表示 表示要求38;全面走査表示 下記表1は、前述した表示要求31〜38に相当するグラ
フイツク・イベントの表示優先順位を示す。
表中の「部分書換え」は部分書換え領域の走査線のみ
を走査する駆動方式、「マルチ・フイールド・リフレツ
シユ」はマルチ・インターレース走査でNフイールド
(N=2,4,8…2N)走査による一フレーム走査方式(特
願昭62−287172号に記載の駆動方式)である。「表示優
先順位」は、予め指定した順位で、本実施例では、マン
・マシーンインターフエースの操作性を重点にしたもの
で、グラフイツク・イベント31(マウス移動表示)を最
高レベルの最優先表示とし、次いでグラグイツク・イベ
ント33,34,37および38の順の優先表示順位とした。又、
「描画操作」は、グラフイツク・プロセツサの内部的な
描画操作を表わしている。
マウスの移動表示が最も表示優先度が高いのは、ポイ
ンテイング・デバイスの目的が、最もオペレーターの意
図を迅速に(リアルタイム)コンピユータに反映しなけ
ればならないためである。次に重要なのはキーボードか
らの文字入力であるが、これは通常バツフアリングされ
ており、リアルタイム性は高いとは云えマウスに比べて
低い。このキー入力による結果としてのウインドウ内の
画面更新は必ずしもキー入力と同一時間である必要はな
く、キー入力している行のほうが優先度が高い。他のウ
インドウ内でのスクロールとオーバーラツプエリアの表
示関係はシステム設定で変化するが、マルチ・タスク下
では当然ながら起こり得ることであり、ここではアクテ
イブ・ウインドウ下に潜り込んでの行スクロールが行わ
れているとしている。
本発明では、第4図に示す画面表示制御プログラムが
外部からの画面表示要求31〜39を図示する交信手順を介
して受付け、且つ第1図に示す強誘電性液晶表示装置
(FLCD)101への画像情報の転送制御を行う機能をもっ
ている。この画面表示制御プログラムは、既に表示され
た内容を書換える要求が少なくとも1回生じた場合、そ
の書換え領域とその書換えに必要なVRAM(画像情報格納
用メモリ)への描画処理を表示優先順位に基づいて判断
し、表示装置101との同期をとりながら表示装置101へ送
る画像情報を選択して転送することができる。
第4図に示す交信手順には、ウインドウ・マネジヤー
41とオペレーテイング・システム(OS)42が用いられて
いる。オペレーテイング・システム(OS)42としては、
米国マイクロソフト社の「MS−DOS」(商品名)、同社
の「XENIX」(商品名)、米国AT&T社の「UNIX」(商
品名)や米国マイクロソフト社の「OS/2」(商品名)が
用いられ、又ウインドウ・マネジヤー41としては、米国
マイクロソフト社の「MS−Windows ver 1.03」又は「ve
r 2.0」(何れも商品名)、米国マイクロソフト社の「O
S/2 Presentation Manager」(商品名)、パブリツク・
ドメインである「X−Window」や米国デジタル・イクイ
ツプメント社の「DEC−Window」(商品名)が用いられ
る。図示するイベント・イミユレータ43としては、1組
みの「MS−DOS&MS−Windows」や「UNIX&X−Window」
などを用いることができる。
本発明で用いた部分書換えは、部分書換え領域の走査
線のみを走査するもので、FLCDがメモリー性を持つこと
から高速の部分書換えを行うことができる。又、本発明
では、画面全体の中でコンピユータシステムが高速に表
示情報を書き換えるのは瞬間的には多くないという条件
を仮定している。例えば、ポインテイング・デバイス
(=マウス等)からの情報は30Hz以下の速度で表示すれ
ばよく、それ以上の速度では人間の目には追従できな
い。同様に最もデイスプレイの高速表示を要求するスム
ーススクロール(1ライン毎のスクロール)速度も速す
ぎては目にも止まらない。むしろスクロールは実用上は
ライン単位ではなく文字単位、あるいはあるまとまった
ブロツク単位で行われることが多い。コンピユータシス
テムではスクロールはプログラムや文章編集時等によく
使われ、その目的もすべるようななめらかなスクロール
よりむしろ、ある行から別の行への移動表示にあり、行
単位で10行/secあれば実用上問題はない。
マウス・フオントが32×32ドツトで構成されている場
合、FLCDに対する部分書換え走査をノン・インターレー
ス駆動したとすると、これを単純計算すると [式1]32ライン×100μsec/ライン=3.2msec≒312Hz
の応答速度が可能になる。
一方、行スクロールを10行/secで行うことはノン・イ
ンターレースで周波数10Hzの画面更新速度に相当する。
周波数10Hzでは、厳密にはフリツカーが生じているはず
であるが、画面全体が行単位で移動するため情報の変化
の方がフリツカーよりおおきく認識されるため実際には
問題にならない。そこで行単位のスクロール時、ノン・
インターレース駆動できる走査線本数は [式2](1/10Hz)/100μsec=1000(本) となる。
本発明は、第1図および第2図に示した走査線アドレ
ス情報をもつ画像情報なるデータフオーマツトおよびSY
NC信号による通信同期手段をとることにより、下述する
グラフイツクスコントローラ側での部分書換え走査アル
ゴリズムに基づく液晶表示装置を実現したものである。
画像情報の発生は、本体装置側のグラフイツクスコン
トローラ102にて行われ、第1図および第2図に示した
信号転送手段にしたがって表示パネル103に転送され
る。グラフイツクスコントローラ102は、CPU(中央演算
処理装置、以下GCPU112と略す)およびVRAM(画像情報
格納用メモリ)114を核に、ホストCPU113と液晶表示装
置101間の画像情報の管理や通信をつかさどっており、
本発明の制御方法は、主にこのグラフイツクスコントロ
ーラ102上で実現されるものである。
第9図(A)は、VRAM上に格納した情報の格納状態を
模式的に表わしている。VRAM上の領域91は、表示パネル
全面に相当する領域で、領域92は表示パネル内のスクロ
ール表示するウインドウに相当する領域である。第9図
(E)のステツプ〜は、前のフオント情報の位置が
スクロール表示情報格納終了領域94又はスクロール表示
情報格納非終了領域96内に存在した時のアルゴリズムを
表わす。前のフオント情報の位置93Aが、スクロール表
示情報格納終了領域94(図中の斜線部)の領域内に存在
しているかどうかを比較判断し、すでにスクロール表示
情報の格納終了している領域(スクロール表示情報格納
終了領域94)内に存在している時は、前のフオント情報
の位置93Aの背景情報を戻すと、その位置だけが古い情
報に書き換わり、この結果画面情報が乱れてしまうの
で、前位置での背景情報の格納処理は行われない。第9
図(B)に示す前のフオント情報の位置93Bがスクロー
ル表示情報格納非終了領域96の内に存在している時は、
その位置で領域91外にストアされていた背景情報に書換
えられ、表示パネル側でその背景情報に基づく部分書換
え走査が行われる。次いで新しいフオント情報がVRAM上
に格納される。この際、フオント情報がVRAM上に格納さ
れている時には、フオント情報は表示優先順位の高い部
分書換え情報とし、スクロール表示情報のVRAM上への格
納は禁止されている。この時のアルゴリズムを下述の第
16図で説明する。
第9図(E)のステツプ〜は、新しいフオント情
報の位置が第9図(C)と(D)に示すスクロール表示
情報格納非終了領域96内に存在した時のアルゴリズムを
表わしている。新しいフオント情報の位置95Bは、新し
いスクロール表示情報によって、VRAM上に書換えられる
前なので、ストアした背景は、書換え途中の古い情報で
ある。従って、新しいスクロール表示情報のVRAM上への
格納が最終ラインで終了してから、再度新しいスクロー
ル表示の背景情報をストアする。又、新しいフオント情
報の位置95Aがスクロール表示情報格納終了領域94に存
在する時のアルゴリズムは、第9図(E)で明らかにし
ている。
第9図(E)に示すアルゴリズムは、第1図のGCPU11
2によって制御され、GCPU112のレジスタやメモリにプロ
グラムされる。
第16図は、本発明の部分書換えのアルゴリズムであ
る。強誘電性液晶表示パネルにとって部分書換えの必要
な表示情報(ポインテイングデバイスやポツプアツプメ
ニユーなど)を予めGCPU112に登録しておき、ホストCPU
113からの情報に対して部分書換えが必要と判断したと
き部分書換えルーチンに移る。部分書換えルーチンでは
まず最初に、部分書換えルーチン終了後に通常のリフレ
ツシユルーチンに戻るための情報として、分岐直前の走
査線アドレスと走査線本数をGCPU112内の予め用意され
たレジスタに退避させる。次に、部分書換えに伴う画像
情報をVRAM114に格納するが、ホストCPU113は、GCPU112
経由でのみVRAM114をアクセスすることが許されている
ため、部分書換えに伴う画像情報のVRAM114上への格納
開始アドレス及び格納領域は、GCPU112が管理してい
る。
VRAM114に対する画像情報の格納終了後は、直ちにVRA
M114へのアクセスは禁止され、液晶表示装置101へ画像
情報の転送を開始する。液晶表示装置101への転送は、
上記信号転送方式に準拠した形でVRAM114上にマツピン
グされた走査線アドレス情報をGCPU112が常に監視しつ
つ1ライン単位で行われ、1つの部分書換えに伴う画像
情報がすべて液晶表示装置101へ転送し終わるまで、GCP
U112は新たな画像情報のVRAM114への格納を許可しな
い。この際、ホストCPU113のアプリケーシヨン・ソフト
ウエア側ではVRAM114へのアクセスが禁止されたことを
意識することなく、常に自分自身のタイミングでGCPU11
2に対し書換え要求を出すことができるよう、GCPU112側
からホストCPU113に対してその処理を禁止するようなス
テータス信号線は一切設けない。すなわち、GCPU112は
ホストCPU113から見て、常に受身であり、「表示パネル
の部分書換え走査と、VRAM114への画像情報の格納の同
期をとる」という一連のアルゴリズムは、すべてGCPU11
2内で処理する。
また1ライン転送毎に、現在処理中の部分書換え画像
情報よりも表示優先順位の高い部分書換え要求の発生を
チエツクするが、画像情報の表示優先順位の高い部分書
換え要求が発生した場合のみ、その画像情報のVRAM114
への格納を許可する。このように、ある部分書換え走査
の処理中にさらに上位の部分書換え要求があった場合に
は、その時点で最も表示優先順位の高い画像情報におけ
る部分書換え処理の期間中のみVRAM114への展開を禁止
する。
第11図は、本発明によるマルチウインドウ表示画面11
0の一例である。ウインドウ1はある集計結果を円グラ
フで表現した画面。ウインドウ2はウインドウ1の集計
結果を表で表現した画面。ウインドウ3はウインドウ1
の集計結果を棒グラフで表現した画面。ウインドウ4は
文書作成中の画面。そして5は、ポインテイングデバイ
スのマウスである。いま、ウインドウ1〜3は静止状態
にあり、ウインドウ4でスムーススクロール、単語・文
節の挿入や削除、領域移動などの文書編集作業を行いな
がら、マウス5が移動する場合を想定すると、スムース
スクロールやマウスの移動は強誘電性液晶表示装置101
にとって部分書換え走査が必要な画像情報となる。ちな
みに、一水平走査時間=80μsで全画面1120本を走査す
るとフレーム周波数は10Hz程度となり、通常のマウスの
動き(≧30Hz)に到底追従できない。本発明のアルゴリ
ズムを適用し、マウスの移動による部分書換えの優先度
をウインドウ4での文書編集作業よりも高く設定するこ
とにより、スクロール動作の途中でマウスが移動した場
合でも、即座にマウスの部分書換えルーチンに分岐し、
マウスの書き込み動作に入ることができる。この時、マ
ウスの部分書換えルーチンへの分岐に要する時間は、最
長でも一水平走査時間以内である。例えば、上述の式
(1)で明らかにした様にマウスのフオントサイズを32
×32ドツトとすると、表示パネル103にマウスを書き込
むのに要する時間は3.2msecとなり、この間スクロール
動作は停止していることになるが、時間的に十分短時間
でありスクロールスピードへの影響はほとんどない。マ
ウス書き込み後、ウインドウ4の部分書換え走査にもど
るが、再びマウスの移動が起これば直ちにマウスの部分
書換えルーチンに分岐し、マウスの書き込み動作に入
る。このように、強誘電性液晶表示装置101のようなメ
モリー性を持った低フレーム周波数駆動のデイスプレイ
においては、ポインテイングデバイス(マウス)の動き
をもっとも重視する形で部分書換えの優先度を設定する
ことによって、マルチウインドウ・マルチタスクのよう
な表示機能を実現することが可能となる。
第5図はグラフイツク・コントローラ102のブロツク
図で、第6図はデジタル・インターフエースのブロツク
図で、第7図および第8図は情報転送のタイミングチヤ
ート図である。
本発明で用いたグラフイツク・コントローラ102の従
来のものと大きく相違している点は、グラフイツク・プ
ロセツサ501が自身専用のシステム・メモリ502を持ち、
RAM503とROM504の管理のみならず、RAM503への描画命令
の実行と管理を行うとともに、デジタル・インターフエ
ース505からFLCDコントローラへの情報転送とFLCDの駆
動方法の管理等を独立にプログラムできる点にある。
まず、第6図のデジタル・インターフエース505は、F
LCDコントローラ111からの外部同期信号である▲
▼/▲▼によって表示パネル103の駆動
回路104と105と同期を取りながら、その最終段で4bits/
clock(clock=データ転送クロツク)となってVRAM中の
情報が送られる。第7図はFLCDが全画面書換えをすると
きのタイミングを表わし、図中のパラメータは第8図の
情報転送時のタイミングチヤートと同一である。まず、
1ライン分の画像情報の転送は、第8図の▲
▼がアクテイブ(この場合lowレベル)となってから始
まる。▲▼をlowにするのはFLCDコントロー
ラ111で、パネル103側の情報要求を表わす。このパネル
103側の情報要求は第5図のグラフイツク・プロセツサ5
01が受取り、その内部では第8図のタイミングで処理さ
れる。第8図のタイミングチヤートでは、パネル103側
の情報要求の▲▼を、これも外部からの外部
ビデオクロツク(CLKOUT)の1周期分(別の見方をすれ
ば、VCLKのlow期間)をサンプリングし(この場合、先
のグラフイツク・プロセツサ501へは、このVCLKが実際
には入力され、このプロセツサ501がlow期間サンプリン
グする仕様となっているため)、それからVCLK2.5クロ
ツク後にプロセツサ501内部の水平カウンターHCOUNTが
クリアされ、第7図のパラメータHESYNC、HEBLNKをプロ
グラミングすることでHCOUNT=1の直前で第7図,第8
図の▲▼がデイスエーブル(high)となり、
第6図の回路ではこのあと第8図のようにVCLKの半クロ
ツク後DATENがアクテイブ(high)となり、さらに半ク
ロツク後、▲▼のサンプリングからみて4.5
クロツク後、次の1ラインのデータがVRAMから4bits
毎、FLCDコントローラ111へ転送される。
さて、この場合の転送されるライン情報は、第8図中
右下に示されるように、まず始めに4bits毎に走査線ア
ドレス情報(即ち走査線No.に相当)が送られ、次に本
来の1ライン分の表示情報が送られる。この場合のFLCD
コントローラ111では、この走査線アドレス情報と表示
情報の識別にAH/DL信号が使われ、AH/DL信号がhighのと
き、走査線アドレス情報を示し、lowのとき表示情報を
認識する。よって、FLCDはこの走査線アドレス情報に従
って走査線が選択され、表示情報が書き込まれるので、
第5図のグラフイツク・コントローラからの走査線アド
レス情報が1つずつ増して送られるときには、ノン・イ
ンターレースに、1つおきに増すときにはインターレー
スに、そしてm本おきに増す場合にはm本マルチ・イン
ターレースにFLCDが駆動されることになる。従って、デ
イスプレイの駆動方法を制御する事が出来るのである。
FLCDは1走査ラインの駆動時間が通常100μsec前後必
要である。仮に今、1走査ラインの駆動時間を100μsec
とし、フリツカーの生じない最低周波数を30Hzとする
と、このFLCDのノン・インターレース駆動方式では、 [式3] (1/30Hz)/100μsec≒333(本) インターレース駆動方式では、 [式4] (1/30Hz)×2/100μsec≒666(本) m本マルチ・インターレースでは [式5] (1/30Hz)×m/100μsec≒333×m(本) の走査線をスキヤン(走査・駆動)しても静止画として
はフリツカーを生じない。本発明者の実験によるとm=
32でもフリツカーは生じないことが確かめられた。即
ち、 [式6] (1/30Hz)×32/100μsec≒333×32=10656(本) の走査線を持つ表示パネル103がフリツカーを生じない
で表示できることになり、まさにフラツト表示パネルと
しては従来にない高精細なものが数値上は可能なわけで
ある。
尚、第6図中の「74AS161A」、「74AS74」、「74ALS2
57」、「74ALS878」および「74AS257」は、それぞれIC
番号を表わし、図中の数値はそれぞれピン番号を表わし
ている。
本発明の好ましい具体例では、ウインドウ内のスクロ
ール表示及びフオント表示の走査方式としては、ともに
ノンインターレース走査が用いられる。又、静止画面を
表示する際には、下述するマルチ・インターレース走査
が用いられる。下記表2は、上述の走査方式を表わした
ものである。表中の1°、2°、3°…N°は、画面最
上部から最下部までの走査電極を付号化したものであ
る。
第12図は、本発明で用いたマルチ・インターレース駆
動方式(走査電極を2本おき以上で飛越し選択する方
式)の駆動波形例である。
第12図には(4M−3)フイールドF4M-3,(4M−2)
フイールドF4M-2,(4M−1)フイールドF4M-1と4Mフイ
ールドF4M(ここで、1フイールドとは1垂直走査期間
のことである。M=1,2,3…)における4n−3番目の走
査電極に印加する走査選択信号S4n-3(n=1,2,3…),4
n−2番目の走査電極に印加する走査選択信号S4n-2,4n
−1番目の走査電極に印加する走査選択信号S4n-1と4n
番目の走査電極に印加する走査選択信号S4nが示されて
いる。第12図によれば、走査選択信号S4n-3は、(4M−
3)フイールドF4M-3と(4M−1)フイールドF4M-1(M
=1,2,3…)の同一位相における電圧極性(走査非選択
信号の電圧を基準にした電圧極性)が互いに逆極性にな
っており、かつ(4M−2)フイールドF4M-2と4Mフイー
ルドF4Mでは走査しないようになっており、走査選択信
号S4n-1も同様である。さらに、1フイールド期間内で
印加された走査選択信号S4n-3とS4n-1は、互いに相違し
た電圧波形となっており、同一位相の電圧極性が互いに
逆極性となっている。
同様に走査選択信号S4n-2は、(4M−2)フイールドF
4M-2と4MフイールドF4Mの同一位相における電圧極性
(走査非選択信号の電圧を基準にした電圧極性)が互い
に逆極性になっており、かつ(4M−3)フイールドF
4M-3と(4M−1)フイールドF4M-1では走査しないよう
になっており、走査選択信号S4nも同様である。さら
に、1フイールド期間内で印加された走査選択信号S
4n-2とS4nは、互いに相違した電圧波形となっており、
同位相の電圧極性が互いに逆極性となっている。
又、第12図の走査駆動波形例では、画面が一斉に休止
(例えば画面を構成する全画素に一斉に電圧0を印加す
る)するための位相が第3番目に設けられ、走査選択信
号の3番目の位相が電圧0(走査非選択信号の電圧と同
一レベル)に設定されている。
又、第12図によれば、(4M−3)番目のフイールドF
4M-3で信号電極に印加する情報信号としては、走査選択
信号S4n-3に対しては白信号(走査選択信号S4M-3との合
成により、2番目の位相で強誘電性液晶の閾値電圧を越
えた電圧3V0が印加されて白の画素を形成する)と保持
信号(走査選択信号S4n-3との合成により、画素に強誘
電性液晶の閾値電圧より小さい電圧±V0が印加される)
とが選択的に印加され、走査選択信号S4n-1に対しては
黒信号(走査選択信号S4n-1との合成により、2番目の
位相で強誘電性液晶の閾値電圧を越えた電圧−3V0が印
加されて黒の画素を形成する)と保持信号(走査選択信
号S4n-1との合成により、画素に強誘電性液晶より小さ
い電圧±V0が印加される)とが選択的に印加される。そ
して、(4n−2)番目および(4n)番目の走査電極には
走査非選択信号が印加されているので、そのまま情報信
号が印加される。
上述の(4M−3)フイールドF4M-3の書込みに続く(4
M−2)フイールドF4M-2で、信号電極に印加する情報信
号としては、走査選択信号S4n-2に対しては、上述と同
様の黒信号と保持信号とが選択的に印加され、走査選択
信号S4nに対しては、上述と同様の白信号と保持信号と
が選択的に印加される。そして(4n−3)番目および
(4n−1)番目の走査電極には走査非選択信号が印加さ
れるので、そのまま情報信号が印加される。
又、(4M−2)フイールドF4M-2に続く(4M−1)フ
イールドF4M-1で、信号電極に印加する情報信号として
は、走査選択信号S4n-3に対しては、上述と同様の黒信
号と保持信号とが選択的に印加され、走査選択信号S
4n-1に対しては、上述と同様の白信号と保持信号とが選
択的に印加される。そして(4n−2)番目および4n番目
の走査電極には走査非選択信号が印加されるので、その
まま情報信号が印加される。
(4M−1)フイールドF4M-1に続く4MフイールドF4M
信号電極に印加する情報信号としては、走査選択信号S
4n-2に対しては、上述と同様の黒信号と保持信号とが選
択的に印加され、走査選択信号S4nに対しては、上述と
同様の白信号と保持信号とが選択的に印加される。そし
て(4n−3)番目および(4n−1)番目の走査電極には
走査非選択信号が印加されるので、そまま情報信号が印
加される。
第13図(A),(B)および(C)は第12図に示す駆
動波形によって第13図(D)に示す表示状態を書込んだ
時のタイミングチヤートを示している。第13図(D)
中、○は白の画素、●は黒の画素を表わしている。又、
第13図(B)中のI1−S1は走査電極S1と信号電極I1との
交点に印加された電圧の時系列波形である。I2−S1は走
査電極S1と信号電極I2との交点に印加された電圧の時系
列波形である。同様にI1−S2は走査電極S2と信号電極I1
との交点に印加された電圧の時系列波形である。I2−S2
は走査電極S2と信号電極I2との交点に印加された電圧の
時系列波形である。
又、本発明は、上述の駆動波形例に限定されるもので
はなく、例えば走査線を4本おき、5本おき、6本お
き、7本おき、好ましくは8本以上おきに走査すること
ができる。又、走査選択信号は、第12図に示す様にフイ
ールド毎に極性反転した波形であってもよく、又、フイ
ールド毎に同一波形としたものであってもよい。
第14図は、強誘電性液晶セルの例を模式的に描いたも
のである。141aと141bは、In2O3,SnO2やITO(インジウ
ム−テイン−オキサイド)等の透明電極がコートされた
基板(ガラス板)であり、その間に液晶分子層142がガ
ラス面に垂直になるよう配向したSmC*相の液晶が封入さ
れている。太線で示した線143が液晶分子を表わしてお
り、この液晶分子143は、その分子に直交した方向に双
極子モーメント(P⊥)144を有している。基板141aと1
41b上の電極間に一定の閾値以上の電圧を印加すると、
液晶分子143のらせん構造がほどけ、双極子モーメント
(P⊥)144はすべて電界方向に向くよう、液晶分子143
の配向方向を変えることができる。液晶分子143は細長
い形状を有しており、その長軸方向と短軸方向で屈折率
異方性を示し、従って例えばガラス面の上下に互いにク
ロスニコルの位置関係に配置した偏光子を置けば、電圧
印加極性によって光学特性が変わる液晶光学変調素子と
なることは、容易に理解される。さらに液晶セルの厚さ
を十分に薄くした場合(例えば1μ)には、第15図に示
すように電界を印加していない状態でも液晶分子のらせ
ん構造はほどけ、その双極子モーメントPa又はPbは上向
き(154a)又は下向き(154b)のどちらかの状態をと
る。このようなセルに、第15図に示す如く一定の閾値以
上の極性の異なる電界Ea又はEbを所定時間付与すると、
双極子モーメントは電界Ea又はEbの電界ベクトルに対し
て上向き154a又は下向き154bと向きを変え、それに応じ
て液晶分子は第1の安定状態153aかあるいは第2の安定
状態153bの何れか一方に配向する。
このような強誘電性液晶を光学変調素子として用いる
ことの利点は2つある。第1に応答速度が極めて速いこ
と、第2に液晶分子の配向が双安定状態を有することで
ある。第2の点を例えば第15図によって説明すると、電
界Eaを印加すると液晶分子は第1の安定状態153aに配向
するが、この状態は電界を切っても安定である。又、逆
向きの電界Ebを印加すると液晶分子は第2の安定状態15
3bに配向して、その分子の向きを変えるが、やはり電界
を切ってもこの状態に留っている。又、与える電界Eaが
一定の閾値を越えない限り、それぞれの配向状態にやは
り維持されている。このような応答速度の速さと双安定
性が有効に実現されるには、セルとしては出来るだけ薄
い方が好ましく、一般的には0.5μ〜20μ、特に1μ〜
5μが適している。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、低フレーム周
波数駆動のデイスプレイにおいても、カーソル、ポイン
テイングデバイスの移動やマルチウインドウ・マルチタ
スクなど高度な表示アプリケーシヨン・ソフトウエアに
対応できる表示装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、液晶表示装置とグラフイツクスコントローラ
を示すブロツク構成図、第2図は液晶表示装置とグラフ
イツクスコントローラとの間の画像情報通信タイミング
チヤート図である。第3図は複数のグラフイツク・イベ
ントを模式的に示した表示画面図である。第4図は本発
明で用いた表示制御プログラムのブロツク図である。第
5図は本発明で用いたグラフイツクス・コントローラの
ブロツク図で、第6図はデジタル・インターフエースの
ブロツク図である。第7図は本発明で用いた表示駆動装
置のためのインターフエース・タイミングチヤート図
で、第8図ではFLCDコントローラのためのインターフエ
ース・タイミングチヤート図である。第9図(A)〜
(D)は、スクロール情報とフオント情報のVRAM内での
格納の態様を表わした模式図である。第9図(E)は、
本発明で用いた部分書換えのためのアルゴリズムを示す
シーケンス図である。第10図は本発明で用いたVRAM上の
走査線アドレス情報と表示情報のデータマツピングを示
す説明図である。第11図は本実施例でのマルチ・ウイン
ドウ表示画面図である。第12図(A)および(B)は本
発明で用いた駆動波形図で、第13図(A)〜(C)はそ
のタイミングチヤート図で、第13図(D)はその時の画
素の表示状態を示す模式図である。第14図および第15図
は本発明で用いた強誘電性液晶セルの斜視図である。第
16図は本発明で用いた部分書換えのアルゴリズムを示す
フロー・チヤート図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−15183(JP,A) 特開 昭62−280895(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02F 1/133 G09G 5/34 G09G 3/36

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像情報格納用メモリへのスクロール表示
    情報の格納中に、フオント表示情報の該メモリへの格納
    わり込みが発生した時、該わり込み位置がスクロール表
    示情報の格納を終了した領域内に位置するかどうかを比
    較する手段を有する情報処理装置。
  2. 【請求項2】前記わり込み位置がスクロール表示情報の
    格納を終了した領域内に位置した時に、該わり込み位置
    の背景情報をストアし、フオント表示情報を格納するよ
    うに画像情報格納用メモリを制御する手段を有する請求
    項(1)の情報処理装置。
  3. 【請求項3】前記わり込み位置がスクロール表示情報の
    格納を終了していない領域内に位置した時に、フオント
    表示情報を格納し、スクロール表示情報の格納終了後
    に、該わり込み位置の背景情報をストアするように画像
    情報格納用メモリを制御する手段を有する請求項(1)
    の情報処理装置。
  4. 【請求項4】画像情報格納用メモリへのスクロール表示
    情報の格納中に、フオント表示情報の該メモリへの格納
    わり込みが発生し、既に別の位置にフオント表示情報が
    格納されていた時、該別の位置がスクロール表示情報の
    格納を終了した領域内に位置するかどうかを比較する手
    段を有する情報処理装置。
  5. 【請求項5】前記別の位置がスクロール表示情報の格納
    を終了していない領域内に位置した時にだけ、該別の位
    置の背景情報を格納するように画像情報格納用メモリを
    制御する手段を有する請求項(4)の情報処理装置。
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