JP3171718B2 - 天井設置形空気調和機の室内ユニット - Google Patents

天井設置形空気調和機の室内ユニット

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JP3171718B2
JP3171718B2 JP07183593A JP7183593A JP3171718B2 JP 3171718 B2 JP3171718 B2 JP 3171718B2 JP 07183593 A JP07183593 A JP 07183593A JP 7183593 A JP7183593 A JP 7183593A JP 3171718 B2 JP3171718 B2 JP 3171718B2
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田 稔 長
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ターボファンを備える
天井設置形空気調和機の室内ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】ターボファンを備える天井設置形空気調
和機の室内ユニットは、低騒音、大風量という特徴を有
するため、近年増加される傾向にある。この室内ユニッ
トでは、図14に示すように、筐体1の上部内側の中央
に、ファンモータ2が固定してあり、筐体1の内部中央
部に配置されたターボファン3がこのファンモータ2に
より回転駆動されるようになっている。このターボファ
ン3の外方には、熱交換器4がこのターボファン3を取
り囲むように配置してある。このターボファン3の下側
には、ドレン皿5が配置してある。このドレン皿5の下
側には、ターボファン3に対向するように吸込空気フィ
ルタ6が取付けてあると共に、ドレン皿5の内側には、
ベルマウス7が設けてある。吸込空気フィルタ6の外方
には、環状の吹出口8が形成してある。したがって、フ
ァンモータ2が駆動されてターボファン3が回転される
と、図15に矢印Aで示すように、下方の空気が、吸込
口である吸込空気フィルタ6からベルマウス7を介して
吸込まれ、ターボファン3から熱交換器4に送られてこ
こで熱交換されて吹出口8から下方に向けて吹出され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図15
に示すように、ベルマウス7の取付部9は、略直角に屈
曲しているため、吸込空気フィルタ6から吸込まれた空
気の一部が、図15に矢印Bで示すように、この屈曲し
た取付部9の内側で乱流となることがある。このよう
に、吸込空気乱流の発生により、吸込風の騒音の増大を
招いている。
【0004】また、図16に示すように、このような天
井設置形空気調和機の室内ユニットでは、ファンモータ
2は、ターボファン3の裏側(上側)に配置してあり、
且つ、吸込まれた空気は、主通風路として、図16に矢
印Cで示すように、ターボファン3のファンブレード3
aに沿って熱交換器4の方に送られるため、ファンモー
タ2には、空気が送られず、ファンモータ2が冷却され
ない。そこで、ターボファン3のボス周囲に、複数の通
風穴10が穿設してある。これにより、図16に矢印D
で示すように、ファンモータ2の冷却のための通風路が
形成され、これらの通風穴10を介して冷却用の風が送
られ、ファンモータ2を冷却している。
【0005】しかしながら、この通風路に沿って流れる
冷却用の風は、ファンモータ2近傍よりもターボファン
3の裏側(上側)近傍の方に多く流れるため、ファンモ
ータ2の冷却効果はそれ程高くなく、ファンモータ2を
効率的に冷却できない。その結果、モータの巻線、軸
受、フレームの温度が上がり、安全性、耐久性が阻害さ
れる虞れがある。
【0006】本発明の目的は、上述したような従来技術
の問題点を解決するためのものであって、吸込空気乱流
の発生を防止して吸込風の騒音を低減すると共に、ファ
ンモータを効率的に冷却できる天井設置形空気調和機の
室内ユニットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の請求項1に係る天井設置形空気調和機の室
内ユニットは、筐体の上部内側に固定したファンモータ
により駆動されるターボファンを筐体内部に配置し、タ
ーボファンの外周囲に熱交換器を配置し、この熱交換器
の下側にドレン皿を配置すると共に、ターボファンの下
方に対向するようにベルマウスを配置し、筐体の下方中
央部に吸込フィルタを設けると共に、筐体の下方外周囲
に吹出口を設けた天井設置形空気調和機の室内ユニット
において、吸込フィルターとターボファンの吸込口との
間であってベルマウスの外周囲に、ターボファンの吸込
口の口径より大きく且つターボファンの外径より小さい
内径を有する筒状整流部材を設けたことを特徴としてい
る。
【0008】また、請求項2は、上記筒状整流部材は、
この筒状整流部材の内周に配置されたベルマウスと、外
周に配置されたリング型遮風板とを一体形成すると共
に、筒状整流部材の外周に設けられた取付部材に固定し
た構成としたことを特徴としている。
【0009】また、請求項3は、ターボファンのボス周
囲に複数の通風穴を穿設した天井設置形空気調和機の室
内ユニットにおいて、ターボファンとファンモータとの
間に、ターボファンのブレードを流れた空気の一部をフ
ァンモータ側に向うように案内するためのモータカバー
を設け、このモータカバーに、上記ボス周囲の通風穴に
空気を抜くための貫通穴を穿設したことを特徴としてい
る。
【0010】さらに、請求項4は、筐体の上部下側に、
ターボファンの上方外周囲を取り囲むように、筒状整流
部材を固定したことを特徴している。
【0011】さらに、請求項5は、上記通風穴の上側
に、筒状整流部材を配設したことを特徴としている。
【0012】さらに、請求項6は、ターボファンの上側
でボス周囲に、ブレードを配設したことを特徴としてい
る。
【0013】
【作用】本発明の請求項1では、ターボファンの吸込口
の口径より大きく且つターボファンの外径より小さい内
径を有する筒状整流部材を、吸込フィルターとターボフ
ァンの吸込口との間であってベルマウスの外周囲に設け
ている。そのため、この筒状整流部材によって、ベルマ
ウスの取付部での吸込空気乱流の発生を防止でき、吸込
風の騒音を低減できる。
【0014】また、本発明の請求項2では、上記筒状整
流部材は、この筒状整流部材の内周に配置されたベルマ
ウスと、外周に配置されたリング型遮風板とを一体形成
すると共に、筒状整流部材の外周に設けられた取付部材
に固定した構成としている。そのため、リング形遮風板
は、吸込フィルタからターボファン側へ空気が漏れるの
を防止し、吸込風の騒音をより低減していると共に、筒
状整流部材、ベルマウス及びリング形遮風板が一体形成
してあるため、製作及び取扱いが容易である。
【0015】また、本発明の請求項3では、ターボファ
ンのブレードを流れた空気の一部をファンモータ側に向
うように案内するためのモータカバーをターボファンと
ファンモータとの間に設け、このモータカバーに、ボス
周囲の通風穴に空気を抜くための貫通穴を穿設してい
る。そのため、空気がターボファン近傍よりもファンモ
ータ近傍の方に多く流れ、これにより、ファンモータの
冷却効果を向上することができる。しかも、ファンモー
タの冷却のために流れる空気の量は従来と同様であるた
め、空調機の風量が低減することはない。
【0016】さらに、本発明の請求項4では、筒状整流
部材がターボファンの上方外周囲を取り囲むように筐体
の上部下側に固定してあるため、ターボファンのブレー
ドを流れた空気の一部は、筒状整流部材に当たってター
ボファンの裏側(上側)からファンモータ近傍に導かれ
る。そのため、主通風路の風をより多くファンモータの
冷却のために導くことができ、ファンモータを効率的に
冷却できる。
【0017】さらに、本発明の請求項5では、筒状整流
部材が通風穴の上側に配設してあるため、ターボファン
の裏側(上側)に導かれた空気は、この筒状整流部材内
を流れざるを得ないようになっている。その結果、空気
がターボファン近傍よりもファンモータ近傍の方に多く
流れ、これにより、ファンモータを効率的に冷却でき
る。
【0018】さらに、本発明の請求項6では、通風穴に
空気を導くように、ブレードがターボファンのボス周囲
の上側に配設してあるため、ファンモータに当てられる
冷却風の強度を増大することができ、これにより、簡易
な構造でありながら、ファンモータを効率的に冷却でき
る。しかも、ターボファンのボス周囲にブレードを設け
ているため、ターボファンの構造的な強度も増大でき、
耐久性を向上できる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例に係る天井設置形空気
調和機の室内ユニットを図面を参照しつつ説明する。
【0020】先ず、図1乃至図3を参照して、第1の実
施例に係る室内ユニットを説明する。図1は、この第1
の実施例に係る室内ユニットの模式的断面図であり、図
2は、この室内ユニットの下面図である。なお、従来と
同じ部材については、同じ符号を付してある。
【0021】図1に示すように、筐体1の上部内側の中
央には、ファンモータ2が固定してあり、筐体1の内部
中央部に配置したターボファン3がこのファンモータ2
により回転駆動されるように構成してある。このターボ
ファン3の径方向外方には、熱交換器4がこのターボフ
ァン3を取り囲むように配置してあり、このターボファ
ン3の下側には、ドレン皿5が配置してある。
【0022】図3に示すように、この第1の実施例で
は、吸込空気フィルタ6に設けられた断面L字状の取付
部材21に、例えば樹脂モールドの一体成型された一体
成型品20が配設してある。この一体成型品20は、タ
ーボファン3の吸込口の外周近傍に配置されたベルマウ
ス22と、このベルマウス22の基部が連結されターボ
ファン3の吸込口の口径より大きく且つターボファン3
の外寸法の外径より小さい内径を有する筒状整流部材2
3と、この筒状整流部材23を支持し且つ取付部材21
に捩子25により固定されたリング形の遮風板24とか
らなっている。
【0023】また、図2に示すように、筒状整流部材2
3は、本実施例では、円筒形状であり、リング形の遮風
板24は、この筒状整流部材23の外周囲に配設してあ
り、さらに、捩子25は、本実施例では、4個設けてあ
る。このように、ベルマウス22、筒状整流部材23、
及びリング形遮風板24が一体成型してあるため、製作
及び取扱いが容易である。
【0024】なお、これらベルマウス22、筒状整流部
材23、及びリング形の遮風板24は、必ずしも一体成
型される必要はなく、別体に構成してあってもよく、ま
た、樹脂により製造していなくてもよく、金属製であっ
てもよい。さらに、本発明では、筒状整流部材23が必
須事項であり、リング状の遮風板24は、必ずしも必須
事項ではない。さらに、一体成型品20の外径(リング
形の遮風板24の外径)をターボファンの外径より大き
く形成しておけば、この一体成型品20を取付部材21
から外すと、ターボファン3を取り外すこともできる。
また、筒状整流部材22の外周囲に、電気部品を配置す
ることもできる。
【0025】このように構成してあるため、図3に示す
ように、吸込空気フィルタ6から吸込まれた空気の一部
は、図3に矢印Eで示すように、筒状整流部材23及び
ベルマウス22を介して、ターボファン3のファンブレ
ード3aに沿って流れる。したがって、従来と異なり、
筒状整流部材23によって、取付部材21内での吸込空
気乱流の発生を防止でき、吸込風の騒音を低減できる。
なお、リング形遮風板24は、吸込空気フィルタ6から
ターボファン3へ空気が漏れるのを防止しているため、
吸込風の騒音をより低減できる。
【0026】次に、図4乃至図6を参照して、本発明の
第2の実施例に係る室内ユニットについて説明する。
【0027】図4は、この第2の実施例に係る室内ユニ
ットの模式的断面図である。この図4に示すように、第
1の実施例又は従来と同様に、筐体1、ファンモータ
2、ターボファン3、熱交換器4、ドレン皿5、及びベ
ルマウス7が設けてある。さらに、ターボファン3のボ
ス外周囲には、ファンモータ2に冷却用空気を流すため
の複数の通風穴10が設けてある。
【0028】本実施例では、ファンモータ2の下側であ
ってターボファン3の上側に、ファンモータ2を覆うよ
うに、モータカバー30が設けてある。このモータカバ
ー30は、図5及び図6にも示すように、ファンモータ
2を被覆するようにこれの径方向外方に所定間隔をおい
て配置された円筒状の筒状部31と、これに連接され筐
体1とターボファン3との間に配置されたリング状部3
2と、このリング状部32の外周囲に連接され且つ傾斜
して形成された傾斜部33とからなっている。この筒状
部31の下面には、ファンモータ2の駆動シャフトを通
挿するためのシャフト用穴34が設けてあり、さらに、
筒状部31の下面であってシャフト用穴34の外周囲
に、ボス周囲の通風穴10に空気を抜くための複数の貫
通穴35が穿設してある。また、リング状部31と傾斜
部33とは、互いに協働して、ターボファン3のブレー
ドを流れた空気の一部を筒状部31内に向うように案内
する役割を果たす。
【0029】このように構成してあるため、図4に矢印
Fで示すように、ターボファン3のブレードを流れた空
気の一部、例えば、熱交換器4で反射された空気は、傾
斜部33によってリング状部31の上側に効率的に取込
まれ、筒状部31内に浸入する。この空気は、筒状部3
1の内側とファンモータ2との間を通りながらファンモ
ータ2を冷却した後、筒状部下面の貫通穴35からボス
周囲の通風穴10に抜かれ、ターボファン3のブレード
に戻る。したがって、図4に矢印Fで示すように、空気
がターボファン3近傍よりもファンモータ2近傍の方に
多く流れ、これにより、ファンモータ2を効率的に冷却
できる。しかも、ファンモータ2の冷却のために流れる
空気の量は従来と同様であるため、空調機の風量が低減
することはない。
【0030】次に、図7及び図8を参照して、本発明の
第3の実施例に係る室内ユニットについて説明する。
【0031】図7は、この第3の実施例に係る室内ユニ
ットの模式的断面図である。この図7に示すように、第
1の実施例と同様に、筐体1、ファンモータ2、ターボ
ファン3、及び熱交換器4が設けてある。さらに、ター
ボファン3のボス外周囲には、ファンモータ2に冷却用
空気を流すための複数の通風穴10が設けてある。
【0032】本実施例では、筐体1の上部の下側に、タ
ーボファン3の上方外周囲を取り囲むように、円筒形状
の筒状整流部材40が固定してある。この筒状整流部材
40は、筐体1に垂直に下方に向けて延びており、ター
ボファン3の上方外周囲との間には所定間隔が設けてあ
る。
【0033】このように構成してあるため、図7に矢印
Gで示すように、ターボファン3のブレード3aを流れ
た空気の一部は、筒状整流部材40に当たってターボフ
ァン3の裏側(上側)からファンモータ2近傍に導かれ
る。そのため、矢印Cで示す主通風路の風をより多くフ
ァンモータ2の冷却のために導くことができ、ファンモ
ータ2を効率的に冷却できる。これにより、モータの巻
線、軸受、フレームの温度が下がり、安全性、耐久性の
向上を図ることができる。
【0034】次に、図9及び図10を参照して、本発明
の第4の実施例に係る室内ユニットについて説明する。
【0035】図9は、この第4の実施例に係る室内ユニ
ットの模式的断面図である。この図9に示すように、第
1の実施例と同様に、筐体1、ファンモータ2、ターボ
ファン3、及び熱交換器4が設けてある。さらに、ター
ボファン3のボス外周囲には、ファンモータ2に冷却用
空気を流すための円形の複数の通風穴10が設けてあ
る。
【0036】本実施例では、ボス外周囲の複数の通風穴
10の上側に、各々、複数の筒状整流部材50が固定し
てある。これらの筒状整流部材50は、通風穴10と略
同じ径であり、同じ個数設けてあり、円筒形状に形成し
てあり、さらに、ファンモータ2の近くまで上方に延ば
してある。本実施例では、図10に示すように、4個の
通風穴10の上側に、各々、4個の筒状整流部材50が
設けてある。
【0037】このように構成してあるため、ターボファ
ン3のブレード3aからターボファン3の裏側(上側)
に導かれた空気は、この筒状整流部材50内を流らない
と、ターボファン3の表側(下側)に流れない。したが
って、図9に矢印Hで示すように、空気がターボファン
3近傍よりもファンモータ2近傍の方に多く流れ、これ
により、ファンモータを効率的に冷却できる。これによ
り、モータの巻線、軸受、フレームの温度が下がり、安
全性、耐久性の向上を図ることができる。
【0038】次に、図11乃至図13を参照して、本発
明の第5の実施例に係る室内ユニットについて説明す
る。
【0039】図11は、この第5の実施例に係る室内ユ
ニットの模式的断面図である。この図11に示すよう
に、第1の実施例と同様に、筐体1、ファンモータ2、
及びターボファン3が設けてある。さらに、ターボファ
ン3のボス61外周囲には、ファンモータ2に冷却用空
気を流すための複数の通風穴10が設けてある。
【0040】本実施例では、ターボファン3の上側でボ
ス61の周囲に、複数の通風穴10に空気を導くよう
に、複数のブレード60が配設してある。これらのブレ
ード60は、図12に示すように、ボス61を中心とし
て径方向に延ばしてあり、ブレード60の先端は、通風
穴10まで延ばしてある。
【0041】このように構成してあるため、ターボファ
ン3のブレード3aからターボファン3の裏側(上側)
に導かれた空気は、図11に矢印Kで示すように、ファ
ンモータ2に当てられるが、このとき、ブレード60に
よって、ファンモータ2に当てられる冷却風の強度を増
大することができ、これにより、簡易な構造でありなが
ら、ファンモータ2を効率的に冷却できる。しかも、タ
ーボファン2のボス周囲にブレード60を設けているた
め、ターボファン3の構造的な強度も増大でき、耐久性
を向上できる。
【0042】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れず、種々変形可能であることは勿論である。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1で
は、筒状整流部材によって、ベルマウスの取付部での吸
込空気乱流の発生を防止でき、吸込風の騒音を低減でき
る。
【0044】また、請求項2では、リング形遮風板が吸
込フィルタからターボファン側へ空気が漏れるのを防止
し、吸込風の騒音をより低減していると共に、筒状整流
部材、ベルマウス、及びリング形遮風板が一体成形して
あるため、製作及び取扱いが容易である。
【0045】また、本発明の請求項3では、空気がター
ボファン近傍よりもファンモータ近傍の方に多く流れ、
これにより、ファンモータの冷却効果を向上することが
できる。しかも、ファンモータの冷却のために流れる空
気の量は従来と同様であるため、空調機の風量が低減す
ることはない。
【0046】さらに、本発明の請求項4では、ターボフ
ァンのブレードを流れた空気の一部は、筒状整流部材に
当たってターボファンの裏側(上側)からファンモータ
近傍に導かれる。そのため、主通風路の風をより多くフ
ァンモータの冷却のために導くことができ、ファンモー
タを効率的に冷却できる。
【0047】さらに、本発明の請求項5では、ターボフ
ァンの裏側(上側)に導かれた空気は、この筒状整流部
材内を流れざるを得ないようになっている。その結果、
空気がターボファン近傍よりもファンモータ近傍の方に
多く流れ、これにより、ファンモータを効率的に冷却で
きる。
【0048】さらに、本発明の請求項6では、ファンモ
ータに当てられる冷却風の強度を増大することができ、
これにより、簡易な構造でありながら、ファンモータを
効率的に冷却できる。しかも、ターボファンのボス周囲
にブレードを設けているため、ターボファンの構造的な
強度も増大でき、耐久性を向上できる。
【0049】以上より、請求項3乃至6では、上記の構
成より、モータの巻線、軸受、フレームの温度が下が
り、ファンモータの安全性及び耐久性の向上を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る天井設置形空気調
和機の室内ユニットの模式的断面図。
【図2】図1に示す天井設置形空気調和機の室内ユニッ
トの下面図。
【図3】図1に示す天井設置形空気調和機の室内ユニッ
トの要部を拡大して示す図。
【図4】本発明の第2の実施例に係る天井設置形空気調
和機の室内ユニットの模式的断面図。
【図5】図4に示すモータカバーの下面図。
【図6】図4に示すモータカバーの側面図。
【図7】本発明の第3の実施例に係る天井設置形空気調
和機の室内ユニットの模式的断面図。
【図8】本発明の第3の実施例に係る天井設置形空気調
和機の室内ユニットの斜視図。
【図9】本発明の第4の実施例に係る天井設置形空気調
和機の室内ユニットの模式的断面図。
【図10】図9に示すターボファンの下面図。
【図11】本発明の第5の実施例に係る天井設置形空気
調和機の室内ユニットの模式的断面図。
【図12】図11に示すターボファンの平面図。
【図13】図11に示すターボファンを上方から見た斜
視図。
【図14】従来に係る天井設置形空気調和機の室内ユニ
ットの模式的断面図。
【図15】図14に係る室内ユニットの要部を拡大して
示す図。
【図16】従来に係る他の天井設置形空気調和機の室内
ユニットの模式的断面図。
【符号の説明】
1 筐体 2 ファンモータ 3 ターボファン 4 熱交換器 5 ドレン皿 6 吸込フィルタ(吸込空気フィルタ) 21 取付部材 22 ベルマウス 23 筒状整流部材(請求項1、第1の実施例) 24 リング形遮風板(請求項2、第1の実施例) 30 モータカバー(請求項3、第2の実施例) 35 貫通穴 40 筒状整流部材(請求項4、第3の実施例) 50 筒状整流部材(請求項5、第4の実施例) 60 ブレード(請求項6、第5の実施例) 61 ボス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/00 306 F24F 13/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体の上部内側の略中央に固定したファン
    モータにより駆動されるターボファンを筐体内部に配置
    し、ターボファンの外周囲に熱交換器を配置し、この熱
    交換器の下側にドレン皿を配置すると共に、ターボファ
    ンの下方に対向するようにベルマウスを配置し、筐体の
    下方中央部に吸込フィルタを設けると共に、筐体の下方
    外周囲に吹出口を設けた天井設置形空気調和機の室内ユ
    ニットにおいて、 吸込フィルターとターボファンの吸込口との間であって
    ベルマウスの外周囲に、ターボファンの吸込口の口径よ
    り大きく且つターボファンの外径より小さい内径を有す
    る筒状整流部材を設けたことを特徴とする天井設置形空
    気調和機の室内ユニット。
  2. 【請求項2】上記筒状整流部材は、この筒状整流部材の
    内周に配置されたベルマウスと、外周に配置されたリン
    グ型遮風板とを一体形成すると共に、筒状整流部材の外
    周に設けられた取付部材に固定した構成としたことを特
    徴とする請求項1に記載の天井設置形空気調和機の室内
    ユニット。
  3. 【請求項3】筐体の上部内側の略中央に固定したファン
    モータにより駆動されるターボファンを筐体内部に配置
    し、ターボファンの外周囲に熱交換器を配置し、この熱
    交換器の下側にドレン皿を配置すると共に、ターボファ
    ンの下方に対向するようにベルマウスを配置し、筐体の
    下方中央部に吸込フィルタを設けると共にこれの外周囲
    に吹出口を設け、ターボファンのボス周囲に複数の通風
    穴を穿設した天井設置形空気調和機の室内ユニットにお
    いて、 ターボファンとファンモータとの間に、ターボファンの
    ブレードを流れた空気の一部をファンモータ側に向うよ
    うに案内するためのモータカバーを設け、このモータカ
    バーに、上記ボス周囲の通風穴に空気を抜くための貫通
    穴を穿設したことを特徴とする天井設置形空気調和機の
    室内ユニット。
  4. 【請求項4】筐体の上部内側の略中央に固定したファン
    モータにより駆動されるターボファンを筐体内部に配置
    し、ターボファンの外周囲に熱交換器を配置し、この熱
    交換器の下側にドレン皿を配置すると共に、ターボファ
    ンの下方に対向するようにベルマウスを配置し、筐体の
    下方中央部に吸込フィルタを設けると共にこれの外周囲
    に吹出口を設け、ターボファンのボス周囲に複数の通風
    穴を穿設した天井設置形空気調和機の室内ユニットにお
    いて、 筐体の上部下側に、ターボファンの上方外周囲を取り囲
    むように、筒状整流部材を固定したことを特徴する天井
    設置形空気調和機の室内ユニット。
  5. 【請求項5】筐体の上部内側の略中央に固定したファン
    モータにより駆動されるターボファンを筐体内部に配置
    し、ターボファンの外周囲に熱交換器を配置し、この熱
    交換器の下側にドレン皿を配置すると共に、ターボファ
    ンの下方に対向するようにベルマウスを配置し、筐体の
    下方中央部に吸込フィルタを設けると共にこれの外周囲
    に吹出口を設け、ターボファンのボス周囲に複数の通風
    穴を穿設した天井設置形空気調和機の室内ユニットにお
    いて、 上記通風穴の上側に、筒状整流部材を配設したことを特
    徴とする天井設置形空気調和機の室内ユニット。
  6. 【請求項6】筐体の上部内側の略中央に固定したファン
    モータにより駆動されるターボファンを筐体内部に配置
    し、ターボファンの外周囲に熱交換器を配置し、この熱
    交換器の下側にドレン皿を配置すると共に、ターボファ
    ンの下方に対向するようにベルマウスを配置し、筐体の
    下方中央部に吸込フィルタを設けると共にこれの外周囲
    に吹出口を設け、ターボファンのボス周囲に複数の通風
    穴を穿設した天井設置形空気調和機の室内ユニットにお
    いて、 ターボファンの上側でボス周囲に、ブレードを配設した
    ことを特徴とする天井設置形空気調和機の室内ユニッ
    ト。
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KR101297601B1 (ko) * 2013-01-21 2013-08-19 신우공조 주식회사 에너지 효율을 향상시키기 위한 모터부와 밸브부를 갖는 팬코일 유니트

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