JP3171358U - 緩衝材 - Google Patents

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匡義 小澤
匡義 小澤
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Abstract

【課題】組立精度を高めて組立の際の作業効率を良好にするだけでなく、生産ロスとなる抜きカス部分を少なくして無駄をなくし、環境面やコスト面を改善し得る緩衝材を提供する。【解決手段】緩衝材10の本体部分とされる本体形成部材11は、段ボール材により長方形に形成され、本体形成部材11の長手方向に沿って段ボール材の段目Dが延びる。本体形成部材11の長手方向に等間隔でそれぞれ折り曲げ可能な3本の折曲線部12、13、14が存在し、折曲線部12、13、14は段ボール材の段目Dに対して垂直方向に沿って相互に平行にそれぞれ延びる。上側の折曲線部12の中央に、本体形成部材11を円形に貫通する貫通保持部15が形成される。貫通保持部15の両側における等間隔の折曲線部12上の位置に係止凹部16が形成される。折曲線部14上であって係止凹部16に対向する位置に係止片17が形成される。【選択図】図1

Description

本考案は、組立精度を高めて組立の際の作業効率を良好にするだけでなく、生産ロスとなる抜きカス部分を少なくして無駄をなくし、環境面やコスト面を改善し得る緩衝材に関し、特に紙管に巻かれたような製品とされる被収納品を宙吊りした状態で固定する緩衝材に好適なものである。
紙管に巻かれたような製品である例えば、焼き菓子、トイレットロール、コイルなどを段ボール箱である外装箱内で宙吊りにした状態にして保護しつつ保管することがある。このような場合、一般に外装箱内に製品の端部を保持するための緩衝材を装着してから製品をこの外装箱内に収納していた。
従来の緩衝材としては、図7に示すような細長くL字型に形成されたものが例えば使用されていた。この図に示す緩衝材110は、段ボール材で形成されているものの、ハーフカット123が存在する他、段目Dと平行方向に罫線122が入っているので、組立精度が悪くなると共に、この緩衝材110の生産の際に抜きカスとなってゴミとなる箇所Hが大きな面積で存在していた。
なお、この緩衝材110の組立てとしては、まず図8に示すように矢印Aのように右側の罫線122を挟んだ本体形成材111の部分を折曲げて、円弧状受け部115を二重にする。この状態でさらに矢印Bのように左側の罫線122を挟んだ本体形成材111の部分を折曲げて三重に本体形成材111を重ね、最後に矢印Cのように上側に突出した部分を折曲げてから、係止凹部116にスリット124間の部分を押し込んで、この状態で固定していた。
このような緩衝材110は細長くL字型に形成されているため、緩衝材110の生産工程や被収納品の外装箱への収納作業工程においてラックや倉庫などの置き場のスペースを大きく取る必要がある他、緩衝材自体の搬送の際にも必要以上に大きなスペースが必要となっていた。
上記に対する先行技術として、電子部品を保持すると共に所定の長さでつづら折りにされる保持帯を収納する箱本体及び、この保持帯の折り曲げ端部をその上方から押さえ込むスペーサを有した構造が、下記特許文献1に開示されている。また、収納物である基板を水平とした状態で載置可能な支持面を備えた支持台及び、複数の基板を積層させた積重体を支持台に押し付けて固定する押圧手段を有した構造が、下記特許文献2に開示されている。以上より、これらの特許文献1、2によれば、外装箱内において被収納品をその上方から押さえ込むスペーサあるいは押圧手段を有したような技術が、存在していることが分かる。
特開2000−142875号公報 再表2005/113375号公報
しかしながら、外装箱内において被収納品を宙づりにして保持するための緩衝材を段ボール材で形成し、この段ボール材の段目に対して垂直方向にのみ罫線が入っている技術や、緩衝材の生産の際にゴミとなる抜きカスの箇所を少なくした技術を開示したものは、存在していなかった。
そこで、本考案の主たる課題は、組立精度を高めて組立の際の作業効率を良好にするだけでなく、生産ロスとなる抜きカス部分を少なくして無駄をなくし、環境面やコスト面を改善し得る緩衝材を提供することにある。
<請求項1記載の考案>
外装箱に収納される被収納品の端部を支持する緩衝材であって、
段ボール材で四角形に形成された本体形成部材と、
本体形成部材を貫通して形成され、被収納品の端部が保持される貫通保持部と、
貫通保持部を二分する位置において本体形成部材を形成する段ボール材の段目に対して垂直方向に延びる折り曲げ可能な折曲線部と、
折曲線部を挟んだ本体形成部材の部分間を相互に連結して固定する連結部と、
を含む緩衝材。
(作用効果)
本項記載のように構成されることで、段ボール材で四角形に形成された本体形成部材を貫通保持部が貫通していて、この貫通保持部を二分する位置において、この本体形成部材を形成する段ボール材の段目に対して折曲線部が垂直方向に延びている。そして、本体形成部材をこの折曲線部で折り曲げるのに合わせて、この折曲線部を挟んだ本体形成部材の部分間を連結部が相互に連結して、本体形成部材が折り曲げられた状態で固定される。このため、本請求項の緩衝材を外装箱内に装着してこの外装箱に収納される被収納品の端部をこの緩衝材で支持する際に、被収納品の端部が半円形となった貫通保持部の部分で保持されて、被収納品が宙吊りされた状態で固定される。
他方、罫線等の折曲線部が段目に対して水平になっている場合には、段目により本来の位置から折曲線部がずれたりするが、本考案のように段ボール材の段目に対して折曲線部が垂直方向に延びていることで、罫線がずれることがなくなり、組立精度を高めて組立の際の作業効率が良好になる。また、四角形にコンパクトに形成されているため、緩衝材を生産する際に段ボール材の生産ロスとなる抜きカスになる部分が少なくなると共に、ラックや倉庫にこの緩衝材を収納したり、搬送したりする際にも必要以上に邪魔になることもない。
以上より、本考案の緩衝材によれば、組立作業性の向上による相包作業時間短縮、段ボール材の使用量削減による緩衝材のコスト削減及び、置き場などのスペースの改善等ができる。この結果、本考案によれば、組立精度が高まり組立の際の作業効率が良好になるだけでなく、生産ロスとなる抜きカス部分を少なくして無駄をなくし、環境面やコスト面を改善し得る緩衝材となる。
<請求項2記載の考案>
前記折曲線部が貫通保持部を二分する位置の他に2本有り、これら3本の折曲線部が相互に平行に等間隔に配置されている請求項1記載の緩衝材。
(作用効果)
本項記載のように構成されることで、相互に平行に等間隔に配置された3本の折曲線部で本体形成部材をそれぞれ折り曲げることにより、貫通保持部を二分して半円形とされる受け部が2枚の本体形成部材で構成されるだけでなく、他に2枚の本体形成部材で構成された部分があり、計4枚からなる厚くて頑丈な緩衝材となる。
<請求項3記載の考案>
前記連結部が、
貫通保持部を二分する位置にある折曲線部上において本体形成部材を貫通する係止凹部と、
他のいずれかの折曲線部上において本体形成部材を切り欠いて形成された係止片と、
により形成される請求項2記載の緩衝材。
(作用効果)
本項記載のように構成されることで、折曲線部上において本体形成部材にそれぞれ形成された係止凹部と係止片との間で、連結部による結合がより確実行われるようになる。また、係止凹部及び係止片は簡易に本体形成部材に形成できるので、緩衝材の製造コストも上昇しない。
<請求項4記載の考案>
3本の折曲線部の内の中央に位置するものが、本体形成部材を貫通するスリットの部分と罫線加工された部分とが組み合わされて、形成される請求項1〜3のいずれか1項に記載の緩衝材。
(作用効果)
スリットの部分と罫線加工された部分で、中央に位置する折曲線部が形成されることで、本体形成部材が綺麗に折り曲げ可能となると共に不用意に分離することもない。
<請求項5記載の考案>
3本の折曲線部の内の両側に位置する2本が、厚み方向に部分的に本体形成部材を切断したハーフカットにより形成される請求項1〜4のいずれか1項に記載の緩衝材。
(作用効果)
両側に位置する2本の折曲線部がハーフカットにより形成されることで、上記と同様に本体形成部材が綺麗に折り曲げ可能となると共に不用意に分離することもない。
以上の通り本考案によれば、組立精度を高めて組立の際の作業効率を良好にするだけでなく、生産ロスとなる抜きカス部分を少なくして無駄をなくし、環境面やコスト面を改善し得る緩衝材を提供することができる。
本考案の一実施形態に係る緩衝材の展開図であって、(A)は一部破断した正面図であり、(B)は側面図である。 一実施形態に係る緩衝材を中央の折曲線部で折曲げた状態を表わす図であって、(A)は正面図であり、(B)は側面図である。 一実施形態に係る緩衝材を両側の折曲線部でさらに折曲げた状態を表わす図であって、(A)は正面図であり、(B)は側面図である。 一実施形態に係る緩衝材の係止片を係止凹部側に押し込んだ状態を表わす図であって、(A)は正面図であり、(B)は側面図である。 一実施形態に係る緩衝材の外装箱への装着を説明する斜視図である。 一実施形態に係る緩衝材と外装箱とで被収納品を収納する際の斜視図である。 従来技術に係る緩衝材の一部破断した展開図である。 従来技術に係る緩衝材の斜視展開図である。
以下、本考案に係る緩衝材の一実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1〜6は、本考案に係る緩衝材の実施形態を示しているが、本実施形態の緩衝材10は均一な厚さの一枚の紙製段ボールを用いて形成できるものである。図1に示すように、本実施形態に係る緩衝材10の本体部分とされる本体形成部材11は、段ボール材により四角形である長方形に形成されており、この本体形成部材11の長手方向に沿って段ボール材の段目Dが延びている。
また、この本体形成部材11の長手方向に等間隔でそれぞれ折り曲げ可能な3本の折曲線部12、13、14が存在しているが、これら3本の折曲線部12、13、14は段ボール材の段目Dに対して垂直方向に沿って相互に平行にそれぞれ延びている。この内の中央に位置する折曲線部13は、本体形成部材11をそれぞれ貫通する3本のスリット21の部分及び、これら直線上に配置された3本のスリット21間に挟まれて折り曲げを容易にするための罫線加工された部分である各2本の罫線22が組み合わされて、形成されている。さらに、図1において上側及び下側に位置する2本の折曲線部12、14は、厚み方向に部分的に本体形成部材11を切断したハーフカット23により形成されている。
図1において上側の折曲線部12の中央には、本体形成部材11を円形に貫通する貫通保持部15が形成されている。そして、この円形の貫通保持部15の中心を通ってこの貫通保持部15を二等分するような位置を通過する形で、折曲線部12が位置している。このため、折曲線部12を挟んで貫通保持部15がそれぞれ半円形に形成されている。
他方、貫通保持部15の両側における等間隔の折曲線部12上の位置には、段目方向を長手方向としつつ長方形に本体形成部材11を貫通する係止凹部16が形成されている。図1における下部の折曲線部14上であって係止凹部16に対向する位置には、この折曲線部14を挟んで線対称に例えば150°程度の角度で屈曲する形のスリット24が、相互に対向しつつ本体形成部材11を切り欠いて2本設けられていて、これら2本のスリット24により係止片17が形成されている。但し、2本のスリット24の折曲線部14上の部分間の最大距離L1は、係止凹部16の幅寸法L2より若干大きくされている。尚、これら係止凹部16及び係止片17は図示のように各2つずつ存在し、これらにより計2つの連結部が構成されることになる。
次に、被収納品を収納する外装箱1について説明する。
段ボール箱である外装箱1は、図5及び図6に示すように、左右一対の端壁3と、前後一対の側壁2とを交互に並ぶように有している他、いずれかの側壁2の端部といずれかの端壁3の端部とを図示しない糊代片で連結されている。但し、本実施形態では、側壁2の長さは端壁3の長さに対して長く形成されている。
この段ボール箱1は一般的なA式ダンボール箱であり、一対の端壁3及び一対の側壁2の上部開口を開閉する上開閉面と下部開口を開閉する下開閉面Bを有している。下開閉面Bは、図5及び図6に示すように、一対の端壁3の一端部である下縁から延出された左右一対の図示しない下内フラップ、および各側壁2の下縁から延出された前後一対の下外フラップ6からなり、両下内フラップの外側に両下外フラップ6が重ねられた状態で封緘されるように構成されている。
一方、上開閉面は、一対の端壁3の他端部である上縁から延出された左右一対の上内フラップ5および一対の側壁2の他端部である上縁から延出された前後一対の上外フラップ4からなる。また、両上内フラップ5の外側に両上外フラップ4が重ねられた状態で封緘されて被収納品であるロール状製品8の上部を覆うようになっている。
次に、本実施形態に係る緩衝材10の加工及び組立てをする際の手順について説明する。
図1に示すように、緩衝材10を単に抜型により打抜くだけでなく、3本の折曲線部12、13、14の内の両側に位置する2本の折曲線部12、14をハーフカット加工すると共に、中央に位置する折曲線部13を3本のスリット21の部分及び各2本の罫線22からなるように、カット加工及び罫線加工する。この際、図1における上側の折曲線部12上において、本体形成部材11をそれぞれ貫通することで、1つの貫通保持部15及び2つの係止凹部16を形成すると共に、図1における下側の折曲線部14上において、本体形成部材11を切り欠くことで、2つの係止片17を形成する。
このように加工された緩衝材10の中央に位置する折曲線部13を図2に示すようにまず折り曲げ、さらに両側の折曲線部12、14を相互に逆向きに折り曲げて、図3に示す状態にする。このように本体形成部材11が折り曲げられることで、貫通保持部15が折り重ねられて半円形の受け部が形成されると共に、係止凹部16及び係止片17もそれぞれ折曲線部12、14を挟んで折り重ねられた形になる。そして、先端側が広がった2つの係止片17を指などによりそれぞれ係止凹部16側に押し込んで、両側の折曲線部12、14を挟んだ本体形成部材11の部分間を相互に連結して固定した図4に示す状態にする。
この後、予め形成しておいた外装箱1内の側壁2に沿った箇所に、上記のように組み立てられた図5に示す緩衝材10を2枚装着してから、図6に示す円筒状に形成されたロール状製品8を収納する。このとき、ロール状製品8が巻かれた紙管である巻心9の両端部9Aが半円形になった貫通保持部15にそれぞれ保持されて、この巻心9の両端部9Aが外装箱1内において2枚の緩衝材10の貫通保持部15に嵌り込んでそれぞれ支持される。最後に、図6に示すようにさらに2枚の緩衝材10を上下逆向きにして外装箱1内に装着することで、ロール状製品8の両端部が上から押さえられて外装箱1内で固定され、この後、両上内フラップ5の外側に両上外フラップ4を重ねて封緘する。
次に、本実施形態に係る緩衝材10の作用について説明する。
本実施形態によれば、段ボール材で四角形に形成された本体形成部材11を貫通保持部15が貫通していて、この貫通保持部15を二分する位置において、この本体形成部材11を形成する段ボール材の段目Dに対して折曲線部12が垂直方向に延びている。但し、貫通保持部15を二分する位置の他に2本の折曲線部13、14が有り、これら3本の折曲線部12、13、14が相互に平行で等間隔に配置されている。尚、中央に位置する折曲線部13が、本体形成部材11を貫通するスリット21の部分と罫線加工された部分とが組み合わされて形成され、両側に位置する2本の折曲線部12、14が、厚み方向に部分的に本体形成部材11を切断したハーフカット23により形成されている。
したがって、相互に平行に等間隔に配置された3本の折曲線部12、13、14で本体形成部材11をそれぞれ折り曲げることにより、貫通保持部15を二分して半円形とされるロール状製品8の受け部が2枚の本体形成部材11で構成されるだけでなく、他に2枚の本体形成部材11により構成された部分が存在し、本実施形態では、計4枚からなる厚くて頑丈な緩衝材10となる。
そして、本体形成部材11をこれらの折曲線部12、13、14で折り曲げるのに合わせて、折曲線部13を挟んだ本体形成部材11の部分間を係止凹部16及び係止片17からなる連結部が相互に連結して、本体形成部材11が折り曲げられた状態で固定される。このため、本実施形態の緩衝材10を外装箱1内に装着してこの外装箱1に収納されるロール状製品8が巻かれた巻心9の両端部9Aを少なくとも2枚の緩衝材10で支持する際に、巻心9の両端部9Aが半円形となった貫通保持部15の部分で保持されて、ロール状製品8が宙吊りされた状態で固定される。
他方、罫線等の折曲線部が段目に対して水平になっている場合には、段目により本来の位置から折曲線部がずれたりするが、本実施形態のように段ボール材の段目Dに対して折曲線部12、13、14が垂直方向に延びていることで、罫線が本来の位置からずれることがなくなり、組立精度を高めて組立の際の作業効率が良好になる。また、緩衝材10が長方形とされる四角形にコンパクトに形成されているため、緩衝材10を生産する際に段ボール材の生産ロスとなる抜きカスになる部分が少なくなると共に、ラックや倉庫にこの緩衝材10を収納したり、搬送したりする際にも必要以上にスペースを取って邪魔になることもない。
以上より、本実施形態の緩衝材10によれば、組立作業性の向上による相包作業時間短縮、段ボール材の使用量削減による緩衝材10のコスト削減及び、置き場などのスペースの改善等ができる。この結果として、本実施形態によれば、組立精度が高まり組立の際の作業効率が良好になるだけでなく、生産ロスとなる抜きカス部分を少なくして無駄をなくし、環境面やコスト面を改善し得る緩衝材10となる。
さらに、本実施形態では、貫通保持部15を二分する位置にある折曲線部12上において本体形成部材11を貫通する係止凹部16と、折曲線部14上において本体形成部材11を切り欠いて形成された係止片17とで、連結部が構成されている。このことで、連結部による結合が、これら係止凹部16と係止片17との間でより確実行われるようになる。また、係止凹部16及び係止片17は簡易に本体形成部材11に形成できるので、緩衝材10の製造コストも上昇しない。
この一方、本実施形態では、中央に位置する折曲線部13が、本体形成部材11を貫通するスリット21の部分と罫線加工された部分とが組み合わされて形成され、また、両側に位置する2本の折曲線部12、14が、厚み方向に部分的に本体形成部材11を切断したハーフカット23により形成されている。このことで、本体形成部材11が綺麗に折り曲げ可能となると共に不用意に分離することもない。
なお、上記実施形態では、本体形成部材11を長方形に形成したが、正方形に形成しても良い。また、上記実施形態では、3本の折曲線部の内の中央に位置するものを、本体形成部材を貫通するスリットの部分と罫線加工された部分とを組み合わせた形とし、両側に位置する2本の折曲線部を、厚み方向に部分的に本体形成部材を切断したハーフカットにより形成した形としたが、これらを逆にしても良く、また、他の手段により折曲線部を形成しても良い。
他方、上記実施形態において折曲線部を3本としたが、貫通保持部15を二分する位置に設けられた折曲線部12のみとしても良い。さらに、上記実施形態では、被収納品を一つ収納する形態を用いて説明したが、被収納品は複数であっても良い。また、被収納品としては、紙管に巻かれたような製品である例えば、焼き菓子、トイレットロール、コイル等が考えられるが、他の製品等であっても良い。
また、上記実施形態に係る緩衝材10に用いられる段ボール(段ボールシート)としては、波形状に成形した中しん原紙を1枚のライナに貼り合わせた片面段ボール、片面段ボールの段頂にライナを貼り合わせた両面段ボール、両面段ボールの片側に、片面段ボールの段頂を貼り合わせた複両面段ボール、又は複両面段ボールの片側に片面段ボールの段頂を貼り合わせた複々両面段ボールを特に限定無く用いることができる。
本考案は、緩衝材に適用できるものである。
8 ロール状製品(被収納品)
9 巻心
9A 両端部
10 緩衝材
11 本体形成部材
12 折曲線部
13 折曲線部
14 折曲線部
15 貫通保持部
16 係止凹部(連結部)
17 係止片(連結部)
21 スリット
22 罫線
23 ハーフカット
D 段目

Claims (5)

  1. 外装箱に収納される被収納品の端部を支持する緩衝材であって、
    段ボール材で四角形に形成された本体形成部材と、
    本体形成部材を貫通して形成され、被収納品の端部が保持される貫通保持部と、
    貫通保持部を二分する位置において本体形成部材を形成する段ボール材の段目に対して垂直方向に延びる折り曲げ可能な折曲線部と、
    折曲線部を挟んだ本体形成部材の部分間を相互に連結して固定する連結部と、
    を含む緩衝材。
  2. 前記折曲線部が貫通保持部を二分する位置の他に2本有り、これら3本の折曲線部が相互に平行に等間隔に配置されている請求項1記載の緩衝材。
  3. 前記連結部が、
    貫通保持部を二分する位置にある折曲線部上において本体形成部材を貫通する係止凹部と、
    他のいずれかの折曲線部上において本体形成部材を切り欠いて形成された係止片と、
    により形成される請求項2記載の緩衝材。
  4. 3本の折曲線部の内の中央に位置するものが、本体形成部材を貫通するスリットの部分と罫線加工された部分とが組み合わされて、形成される請求項1〜3のいずれか1項に記載の緩衝材。
  5. 3本の折曲線部の内の両側に位置する2本が、厚み方向に部分的に本体形成部材を切断したハーフカットにより形成される請求項1〜4のいずれか1項に記載の緩衝材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101280311B1 (ko) * 2011-12-20 2013-07-11 대원팩키지(주) 박스포장용 골판지 완충패드
JP2016124561A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 村角株式会社 ロール製品用ケース
JP7035265B1 (ja) * 2021-11-29 2022-03-14 大王パッケージ株式会社 緩衝部材

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