JP3171193B1 - 電極板の縁部絶縁部材、縁部絶縁部材の固定方法および除去方法並びに縁部絶縁部材の取付治具 - Google Patents

電極板の縁部絶縁部材、縁部絶縁部材の固定方法および除去方法並びに縁部絶縁部材の取付治具

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JP3171193B1 JP2000176027A JP2000176027A JP3171193B1 JP 3171193 B1 JP3171193 B1 JP 3171193B1 JP 2000176027 A JP2000176027 A JP 2000176027A JP 2000176027 A JP2000176027 A JP 2000176027A JP 3171193 B1 JP3171193 B1 JP 3171193B1
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    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25CPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC PRODUCTION, RECOVERY OR REFINING OF METALS; APPARATUS THEREFOR
    • C25C7/00Constructional parts, or assemblies thereof, of cells; Servicing or operating of cells
    • C25C7/02Electrodes; Connections thereof

Abstract

【要約】 【課題】 金属の電解精製工程に用いられる電極板の縁
部絶縁部材において、電極板への脱着作業を容易とし、
電極板との密着性および絶縁性を高め、かつ強度を向上
させる。また、電極板からカソード電着物を剥離する作
業を容易とし、品質の良い精製物を得る。 【解決手段】 本体22の一側面に電極板1を狭持固定
するための装着溝23および顎部24が前記本体22の
長手方向に沿って形成され、前記本体22の他側面に支
持棒26装着用の嵌合凹所25が前記本体22の長手方
向に沿って形成され、前記顎部24の側面にピン挿入穴
27が複数形成されてなり、このピン挿入穴27には電
極板1に固定するためのピン30とストッパー40から
なる取付治具を装着し、また上記嵌合凹所25には支持
棒26を装着してなる縁部絶縁部材20およびその固定
方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銅などの電解精錬
するのに用いられる電極板の縁部に装着する絶縁部材お
よびその固定方法と除去方法並びに縁部絶縁部材の取付
治具に関する。
【0002】
【従来の技術】銅などの金属の電解精錬、特に長時間電
解精製並びに電解採取工程においては、ステンレス鋼な
どの金属からなる電極板を陰極とし、これを粗銅などか
らなる陽極とともに電解槽に収納して電解液に浸し、電
解を行って電極板の両表面に金属を析出電着させ、これ
を剥離して板状精製物を得る(以下、析出電着物をカソ
ード電着物とする)。図8及び図9は、上記電極板の一
例を示したもので、この電極板1には電極板1の両面に
電着するカソード電着物が電極板1の縁部において接続
するのを防止し、かつカソード電着物の剥離を容易に
し、さらに陰極両極が接触しないように、電極板の周縁
部には縁部絶縁部材2が取り付けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような縁部絶縁部
材2としては、例えば図10および図11に示すような
ものが挙げられる。このような縁部絶縁部材12は、そ
の一側面上に電極板を固定するための装着溝13及び顎
部14が上記縁部絶縁部材12の長手方向に沿って形成
されたものである。そして、このような縁部絶縁部材1
2を電極板1に装着する際には、上記装着溝13に電極
板1の縁部を挟み込むとともに、丸ピン15により10
カ所以上を固定する。このとき、予め縁部絶縁部材12
および電極板1の縁部の所定の箇所に挿入穴を形成して
おき、これらの挿入穴が重なるように電極板1を装着
し、この挿入穴に丸ピン15を貫通させて、丸ピン15
頭部を融着して縁部絶縁部材12に固定することによっ
て縁部絶縁部材12を電極板1に固定している。このよ
うな縁部絶縁部材12および丸ピン15は、塩化ビニー
ル、ポリプロピレン等の汎用樹脂から構成されている。
また、縁部絶縁部材12を構成する樹脂の変形、熱膨張
等により生じる電極板1と縁部絶縁部材12との隙間を
埋め、縁部絶縁部材12における電極板1の狭持部分を
密閉するるために、この部分にワックス16を流仕込ん
でこれを固化し、この狭持部分に電解液が進入しないよ
うしている。
【0004】しかしながら、このような縁部絶縁部材1
2においては次のような問題があった。第1に、縁部絶
縁部材12を電極板1に固定するごとにワックス16部
分を形成する必要があるとともに、カソード電着物を電
極板1から剥離する工程ごとに上記ワックス16を除去
する必要があるため、各工程での作業が煩雑となり縁部
絶縁部材12の電極板1への脱着が面倒であった。第2
に、電解精製時にワックス16がカソード電着物に付着
混入してしまい、得られる精製物の品質が悪化すること
があった。第3に、縁部絶縁部材12を構成する樹脂の
熱変形率が大きいため、縁部絶縁部材12と電極板1と
の密着性が悪く、上述のように多数箇所を丸ピン15で
固定する必要があり、作業が繁雑になるとともに余分な
コストが生じた。第4に、丸ピン15の頭部を縁部絶縁
部材12に融着固定しているため、丸ピン15をはずす
ときには、融着部分17を破壊しなければならず、縁部
絶縁部材12における丸ピン15の脱着が煩雑であっ
た。また、丸ピン15の取りはずし後は縁部絶縁部材1
2の再利用ができなかった。第5に、電極板1からカソ
ード電着物を剥離する際の衝撃により、縁部絶縁部材1
2の丸ピン15が析損離脱することがあった。第6に、
縁部絶縁部材12および電極板1のピン挿入穴の隙間か
ら電解液が浸透し、電極板1上に電析物が成長して、縁
部絶縁部材12および丸ピン15が破損することがあっ
た。
【0005】このように、従来の縁部絶縁部材12にお
いては、電極板1への取り付けおよび取り外し工程が煩
雑である上、電極板1との密着性が不十分で、これを補
うための固定方法、すなわちピン止めにおいても多数形
成する必要があり、また作業が煩雑で、またこの部分に
おける絶縁性にも問題があった。また、耐衝撃性など強
度に劣っていた。さらには、ワックス16使用により精
製物の品質を悪化させてしまうという問題があった。
【0006】本発明は、前記問題を解決するためになさ
れたもので、その目的は電解精錬工程において用いられ
る電極板の縁部絶縁部材において、(1)電極板への脱
着作業を容易とすること、(2)電極板との密着性を高
め、電極板の縁部を完全に絶縁し、かつこの密着性を長
期に渡って維持できるようにすること、(3)耐衝撃性
などの強度を向上させること、(4)電解精製工程にお
いて電極板からカソード電着物を剥離する作業を容易に
すること、(5)縁部絶縁部材に起因する物質のカソー
ド電着物への混入をなくし、品質の良い精製物を得るこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、本発明は、金属の電解精錬工程に用いられる電極
板の縁部に取り付けられる縁部絶縁部材であって、棒状
の本体の一側面に電極板を狭持固定するための装着溝お
よび顎部が前記本体の長手方向に沿って形成され、前記
本体の他側面に支持棒装着用の嵌合凹所が前記本体の長
手方向に沿って形成され、前記顎部の側面にピン挿入穴
が複数形成されてなり、このピン挿入穴には、電極板に
固定するためのピンとストッパーからなる取付治具を装
着し、また上記嵌合凹所には支持棒を装着する縁部絶縁
部材を提供する。このような縁部絶縁部材であれば、電
極板への脱着が容易で、電極板との密着性が高く、電極
板縁部の絶縁性を高めることができる。
【0008】この縁部絶縁部材における取付治具の構造
としては、上記ストッパーが差込孔を有し、縁部絶縁部
材のピン挿入穴に固定されるリング状の固定部と、この
固定部より下方に向けて差込孔が縮径するようにして設
けられ、この縮径された部分の側壁面に縦方向にスリッ
トが形成されてなるスリットスリーブとからなり、この
スレットスリープが、ピンを挿入することによって円周
方向に広がる構造とされたものであることが好ましい。
また、上記ピンは、その始端部に取手部を有し、その側
面に1または複数の鍵部が形成されたものであることが
好ましい。また、上記ストッパーのスリットスリーブに
おける差込孔の傾斜部の傾斜角が3〜45°であること
が好ましい。このような取付治具であれば、ピンがスト
ッパーにより固定されるのではずれにくく、ストッパー
が電極板に密着するので、縁部絶縁部材を電極板に強固
に固定することができる。
【0009】また、上記縁部絶縁部材においては、本体
および取付治具がプラスチック類からなり、上記ストッ
パーには上記本体およびピンに用いられる樹脂よりも弾
性の高いエラストマー類が用いられることが好ましい。
このように、取付治具にプラスチック類を用い、弾性の
高い樹脂を上記ストッパーに用いることによって、スト
ッパーとピンおよびストッパーと電極板との密着性が高
まり、縁部絶縁部材を電極板に強固に固定することがで
きる。また、縁部絶縁部材の取付時や、カソード電着物
の剥離時等に受ける応力により生じる電極板と縁部絶縁
部材とのズレ、または電解時の高温時において電極板と
縁部絶縁部材との熱膨張率の違いにより生じる両者のズ
レをストッパーにより吸収することができるため、縁部
絶縁部材と電極板との密着性を長期にわたって保つこと
ができる。
【0010】また、上記縁部絶縁部材の固定方法とし
て、上記電極板縁部の所定箇所に複数のピン挿入孔を形
成し、このピン挿入孔が上記縁部絶縁部材のピン挿入穴
に重なるように前記電極板を上記縁部絶縁部材の装着溝
に装着した後に、上記縁部絶縁部材の嵌合凹所に、支持
棒を前記嵌合凹所が広がるように装着して電極板を顎部
により狭持固定するとともに、前記縁部絶縁部材のピン
挿入穴にストッパーを装着し、前記ピンを縁部絶縁部材
のピン挿入穴および電極板のピン挿入孔に差し込み、こ
のピンをストッパーにより固定して、前記縁部絶縁部材
を電極板に固定せしめる固定方法を提供する。この固定
方法においては、上記構造のストッパーとピンを用いる
ことが好ましい。このような縁部絶縁部材の電極板への
固定方法によれば、縁部絶縁部材の電極板への固定が容
易で、縁部絶縁部材と電極板との密着性を高めることが
できる。また、ワックスを使用しないためカソード電着
物への不純物の混入がなく、さらに電極板からのカソー
ド電着物の剥離が容易となる。
【0011】また本発明の縁部絶縁部材の電極板からの
除去方法は、上記縁部絶縁部材の固定方法により電極板
に固定された縁部絶縁部材を、上記支持棒を上記嵌合凹
所よりはずし、上記ピンの取手部を研削除去したのちに
ピンを抜き出すことによる。このような除去方法によれ
ば、手間がかからず容易に電極板より縁部絶縁部材を取
り外すことができる。
【0012】また、本発明の縁部絶縁部材を電極板に固
定するための取付治具は、金属の電解精錬工程に用いら
れる電極板の縁部に取り付けられる縁部絶縁部材を電極
板に固定する取付治具であって、差込孔を有し、縁部絶
縁部材のピン挿入穴に固定されるリング状の固定部と、
この固定部より下方に向けて差込孔が縮径するようにし
て設けられ、この縮径された部分の側壁面に縦方向にス
リットが形成されてなるスリットスリーブを有するスト
ッパーと、始端部に取手部を有し、側面に1から複数の
鍵部を有するピンとからなり、上記ストッパーに上記ピ
ンを挿入することによって、ストッパーのスリットスリ
ーブが円周方向に広がる構造とされていることを特徴と
する。このような取付治具であれば、縁部絶縁部材を電
極板に強固に固定することができると共に、その脱着が
容易である。
【0013】
【発明の実施の形態】図1および図2は、本発明の縁部
絶縁部材の一実施形態を示したものであり、電極板を狭
持した状態を示すものである。このような縁部絶縁部材
20は、図8に示すように電解精錬時の電極板1の両縁
部および下縁部に、または図9に示すように電極板の両
縁部に取り付けられてなるものであり、柱状の本体22
の一側面22Aに電極板1を装着する装着溝23および
顎部24が前記本体22の長手方向に沿って形成されて
おり、この装着溝23とは反対の側面22Bには支持棒
26を装着する嵌合凹所25が前記本体22の長手方向
に沿って形成されている。また、本体22における前記
装着溝23および嵌合凹所25が形成した側面に連なる
側面22Cと側面22Dの間は、前記嵌合凹所25から
前記顎部24の先端に向かって狭まるようにされてい
る。
【0014】また、前記顎部24には、側面22Cから
側面22Dの方向にピン挿入穴27(27a、27b、
27c)が形成されており、このピン挿入穴27には電
極板1に固定するためのピン30とストッパー40から
なる取付治具が装着されている。また上記嵌合凹所25
には、この嵌合凹所25よりも少し大きめにされた円柱
状で、回転させることによりの脱着が可能な回転式の支
持棒26が装着されている。
【0015】図3は、上記ストッパー40の一例を示し
たものである。(a)はA−A’断面からみた側面図で
あり、(b)はピン差込み方向の逆方向からみた平面図
である。ストッパー40は、その中心部にピン差込孔4
3が形成されたチューブ状のもので、リング状の固定部
41とスリットスリーブ42から構成される。上記スリ
ットスリーブ42は、固定部41からピンの差込方向に
向けて差込孔43が縮径するように形成され、この縮径
した部分の側壁面に縦方向に複数のスリット44が形成
されてなる部分をいう。そして、このスリットスリーブ
42は、ピン30を差込孔43に差し込むことよって円
周方向外側に広がるようになっている。このとき、スリ
ットスリーブ42における縮径部分の直径は、固定部4
1における差込孔43の直径の1/2以上となり、スリ
ットスリーブ42の傾斜角αが3〜45°となるように
されることが好ましい。このような範囲であると、ピン
30の差込みおよび取り出しがスムーズになると共に、
ピン30をしっかりと固定できる。上記スリットスリー
ブ40は、図2に示すように本体22の顎部24に形成
されたピン挿入穴27に装着され、固定部41がピン挿
入穴27c部分に、スリットスリーブ42が電極板1の
ピン挿入孔1a部分に密着するようになっている。
【0016】上記ピン30は、円柱状のピン本体31
と、このピン本体31よりも直径が大きく形成された取
手部32とからなるものである。このようなピン30と
しては図1及び図2に示した円柱状のものを基本構造と
するが、このほかに図4または図5に示すような構造の
ものが例として挙げられる。図4に示すピン130は、
本体131の始端部に取手部132が形成され、この取
手部132側の本体131端部側面には鍵部133が複
数(図のものは3)形成されるとともに、本体131の
他端部、すなわちピン130の先端部134が本体13
1よりも径が大きくされ、角がないように滑らかにされ
てなるものである。また、取手部132においては、そ
の中央部に円錐状の穴(ポッチとする)135が形成さ
れている。図5に示すピン230は、図4に示すものと
同様に、本体231に複数(図のものは3)の鍵部23
3、233が設けられ、取手部232にはポッチ235
が形成されている。そして、このピン230において
は、その先端部234が鍵状にされ、本体231との境
界面においては、本体231よりも径が少し大きくさ
れ、その部分から先端部方向に向けて縮径して先端部に
おいては、本体231よりも径が小さくなっている。
【0017】図6は、上記図3に示した構造のストッパ
ー40に、図4に示したピン130を差し込んだときの
状態を示したものである。また。図7は、上記ストッパ
ー40に図5に示したピン230を差し込んだときの状
態を示したものである。図6または図7に示すように、
ピン130、230を、ストッパー40の差込孔43に
差し込むことにより、ストッパー40のスリットスリー
ブ42が円周方向に押し広げられるようにされている。
そして、ピン130、230は、前記スリットスリーブ
42の元に戻ろうとする力によりストッパー40の差込
孔43に密着固定される。また、取手部132、232
によりピン130、230がストッパー40内に留まる
ことができるとともに、電解液をストッパー40内部に
侵入させないようにすることができる。また、ピン13
0、230は、鍵部133、233によって、ストッパ
ー40からはずれにくくなる。また、ピンの先端が図4
に示す先端部134のように滑らか、あるいは、図5に
示す先端部234のように鍵状であれば、ピン30の差
込が容易となるとともに、先端部134、234の径が
ピン本体131、231より多少大きくされれば、この
部分がストッパー40に引っかかりピン130、230
がはずれにくくなる。
【0018】上記縁部絶縁部材20の顎部24に形成さ
れるピン挿入穴27は、図1に示すように、上記ピン3
0、ストッパー40からなる取付治具を収容するように
形成され、ピン30が挿入される側の顎部24側面に設
けられるピン挿入穴27は、穴径がピン30の取手部3
2の直径と同じくされる部分27aと、ストッパー40
の固定部41と同じくされる部分27cとからなる。ま
た、他方の顎部24には、ピン挿入穴27bが穴径が、
ピン30の本体の直径と同様となるように装着溝23の
みに開口して設けられている。このピン挿入穴27c部
分には、上記ストッパー40が装着され、ピン挿入穴2
7a部分と27c部分との境目において、ピン30の取
手部32を固定する。
【0019】上記縁部絶縁部材20(本体22、ピン3
0、ストッパー40を含む)においては、ポリフェニレ
ンエーテル系樹脂や、スーパーエンプラ等のプラスチッ
ク類、具体的には、ポリフェニレンエーテルとハイイン
パクトポリスチレン樹脂を主成分とするものなどである
ことが好ましい。このようなプラスチック類を用いれ
ば、縁部絶縁部材22を耐酸性、耐熱性及び強度に優れ
たものとすることができる。このように縁部絶縁部材2
0が耐酸性に優れたものであれば、電解液に対して腐食
することなく、長期に渡って使用することができる。ま
た縁部絶縁部材20が耐熱性に優れたものであれば、電
解中、電解液温度が常温+40〜50℃となっても、そ
の形状が大きく変化することなく、電極板1との密着性
を高く保つことができる。また、縁部絶縁部材20が強
度に優れるものであるので、カソード電着物の剥離工程
時にかかる衝撃力や、取付時または運搬時にかかる応力
などに対しても破壊されることない。さらに、上記プラ
スチック類は押出成型性に優れたものであるので、縁部
絶縁部材20の顎部24等、均一に寸法精度よく成型す
ることができる。
【0020】また、上記ストッパー40においては、本
体22及びピン30(130、230)に用いる樹脂よ
りも弾性の高いエラストマー類を用いることが好まし
い。具体的には、ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン
系樹脂、スチレン系樹脂、塩化ビフェニール系樹脂、フ
ッ素樹脂系等を挙げることができる。このようなエラス
トマー類であれば、ピン30(130、230)の固定
時に、ピン30(130、230)に密着してピン30
(130、230)をはずれにくくすることができる。
また、ストッパー40が電極板1のピン挿入孔1aに密
着することができ、この部分に電解液が侵入しないよう
にできる。さらには、縁部絶縁部材20と電極板1との
熱膨張率の差などにより生じた固定部におけるズレをこ
のストッパー40において吸収することができるので、
縁部絶縁部材20と電極板1との間に隙間が生じること
がない。上記縁部絶縁部材20の本体22は、押出成形
により製造することができる。ピン30、ストッパー4
0は、射出成形により成型することができる。また、上
記ピン挿入穴27は、縁部絶縁部材20の成型後、機械
的に穿孔することにより容易に形成することができる。
【0021】このような縁部絶縁部材20の電極板1へ
の固定方法としては、図2に示すように、予め上記電極
板1の縁部にピン挿入孔1aを形成しておいてから、こ
のピン挿入孔1aが上記縁部絶縁部材20のピン挿入穴
27に重なるように、前記電極板1を上記縁部絶縁部材
20の装着溝23に挟み込み装着した後に、上記本体2
2の嵌合凹所25に、支持棒26を前記嵌合凹所25が
広がるように装着することにより、本体22の顎部24
により電極板1と狭持固定するとともに、前記顎部24
に設けられたピン挿入穴27にストッパー40を装着
し、前記ピン30をこのピン挿入穴27、ストッパー4
0、電極板1のピン挿入孔1aに差し込むことにより、
このピン30をストッパー40により固定する。
【0022】このとき、ピン30の頭部すなわち取手部
32上に、シリコンコーキング剤等のマスキング剤29
を塗布して、ピン挿入穴27内部を密封することができ
る。このようにすれば、より電解液の侵入を防ぐことが
でき、内部の絶縁性をより高めることができる。また、
上記電極板1のピン挿入孔1aは、ストッパー40の外
径よりもやや太径とされ、ピン30差込時にストッパー
40が密着するような孔径にされることが好ましい。
【0023】このような固定方法によれば、ピン30の
差込みによりストッパー40のスリットスリーブ41が
円周方向外側に広がり、電極板1に密着するので、ピン
30が強固に固定されると共に、電極板1の狭持部分
(装着溝23)に電解液が入り込むことがないので、こ
の部分の絶縁性を高めることができる。また、嵌合凹所
25に支持棒26を装着することによって、装着溝23
の幅が狭まることによって顎部24により電極板1を強
固に狭持するとともに、上記ピン30およびストッパー
40からなる取付治具により電極板1に縁部絶縁部材2
0を固定しているので、電極板1と縁部絶縁部材20の
密着性を高めることができ、従来例のようにワックスを
用いて装着溝23に電解液が入らないようにする必要が
ない。また、ピン30により縁部絶縁部材20を電極板
1に固定するとともに、ストッパー40が電極板1に密
着することによって縁部絶縁部材20を電極板1に固定
しているので、取付治具による固定性能が従来のものよ
り格段に向上するので、縁部絶縁部材20における取付
治具の取付箇所を従来のものより少なくすることができ
る。(例えば1/3程度とすることが可能である。)ま
た、その取付時や、電極板1からのカソード電着物除去
時の衝撃等によりピン30がストッパー40からはずれ
ることがない。また、ピン30がストッパー40により
固定されるので、ピン30を縁部絶縁部材20に融着固
定する必要がなく、ピン30の取付作業が容易である。
【0024】また、上記縁部絶縁部材20は、支持棒2
6を嵌合凹所25よりはずし、ピン30を除去すること
により、電極板1より容易に取り外すことができる。こ
のときのピン30は、取手部32に形成されたポッチ部
分に押力をかけることによって容易に取手部32を研削
除去することができ、ストッパー40およびピン挿入穴
27より簡単に取り出すことができる。このように、上
記縁部絶縁部材20においては、ピン40を融着固定す
ることがないので、ピン30を容易に取り外すことがで
き、そのピン30の取りはずし時に縁部絶縁部材20が
傷つくことがない。よって、縁部絶縁部材20において
は、ピン30を交換するだけで再利用することができる
ので製品寿命が長い。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明の縁部絶縁部
材は、電極板との密着性が高く、電極板の縁部を完全に
絶縁することができ、かつこの密着性を長期に渡って維
持することができる。また、電極板への脱着作業が容易
で、繰り返し用いることができる。また、耐衝撃性など
強度に優れ、カソード電着物の剥離作業も容易に行うこ
とができる。また本発明の縁部絶縁部材の固定方法にお
いては、ワックスを用いないでも、電極板と縁部絶縁部
材との密着性を高め強固に固定することができ、電極板
縁部の絶縁性を高めることができる。よって、電解精製
工程において、縁部絶縁部材に起因する物質のカソード
電着物への混入がなく、品質の良い精製物を得ることが
できる。また、本発明の縁部絶縁部材の除去方法におい
ては、容易に縁部絶縁部材を電極板から取り外すことが
でき、縁部絶縁部材を破壊することがないのでこれの再
利用が可能となる。本発明の縁部絶縁部材の取付治具に
よれば、縁部絶縁部材を電極板に密着させて固定するこ
とができる。また、縁部絶縁部材への着脱が容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の縁部絶縁部材の一例を示す断面構成
図であり、電極板に装着したものである。
【図2】 本発明の縁部絶縁部材の一例を示す断面構成
図であり、電極板に装着固定したものである。
【図3】 (a)本発明の縁部絶縁部材のストッパーの
一例を示すA−A’部分の断面図である。 (b)本発明の縁部絶縁部材のストッパーの一例を示す
平面部である。
【図4】 本発明の縁部絶縁部材のピンの一例を示す側
面図である。
【図5】 本発明の縁部絶縁部材のピンの一例を示す側
面図である。
【図6】 本発明の縁部絶縁部材のピンをストッパーに
差し込んだときの一例を示す側面図である。
【図7】 本発明の縁部絶縁部材のピンをストッパーに
差し込んだときの一例を示す側面図である。
【図8】 電極板と縁部絶縁部材の一例を示す平面図で
ある。
【図9】 電極板と縁部絶縁部材の一例を示す平面図で
ある。
【図10】従来の縁部絶縁部材の一例を示す断面図であ
る。
【図11】従来の縁部絶縁部材の一例を示素断面図であ
り、電極板を固定したときのものである。
【符号の説明】
1 電極板 20 縁部絶縁部材 22 本体 23 装着溝 24 顎部 25 嵌合凹所 26 支持棒 27 ピン挿入穴 29 マーキング剤 30、130、230 ピン 32、132、232 取手部 40 ストッパー 41 固定部 42 スリットスリーブ 43 差込孔 133、233 鍵部 134、234 先端部 135、235 ポッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−81185(JP,A) 特開 平6−81184(JP,A) 特開 昭61−264189(JP,A) 実開 昭51−86712(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C25C 1/00 - 7/08

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属の電解精錬工程に用いられる電極板
    の縁部に取り付けられる縁部絶縁部材であって、 棒状の本体の一側面に電極板を狭持固定するための装着
    溝および顎部が前記本体の長手方向に沿って形成され、
    前記本体の他側面に支持棒装着用の嵌合凹所が前記本体
    の長手方向に沿って形成され、前記顎部の側面にピン挿
    入穴が複数形成されてなり、このピン挿入穴には電極板
    に固定するためのピンとストッパーからなる取付治具を
    装着し、また上記嵌合凹所には支持棒を装着することを
    特徴とする縁部絶縁部材。
  2. 【請求項2】 上記ストッパーが差込孔を有し、上記絶
    縁部材のピン挿入穴に固定されるリング状の固定部と、
    この固定部より下方に向けて差込孔が縮径するようにし
    て設けられ、この縮径された部分の側壁面に縦方向にス
    リットが形成されてなるスリットスリーブとからなり、
    このスレットスリープが、ピンを挿入することによって
    円周方向に広がる構造とされたことを特徴とする請求項
    1に記載の縁部絶縁部材。
  3. 【請求項3】 上記ピンが始端部に取手部を有し、その
    側面に1または複数の鍵部を有するものであることを特
    徴とする請求項1または2に記載の縁部絶縁部材。
  4. 【請求項4】 上記ストッパーのスリットスリーブにお
    ける差込孔の傾斜部の傾斜角が3〜45°であることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の縁部絶
    縁部材。
  5. 【請求項5】 上記縁部絶縁部材の本体および取付治具
    がプラスチック類からなり、上記ストッパーには上記本
    体およびピンに用いられる樹脂よりも弾性の高いエラス
    トマー類が用いられることを特徴とする請求項1〜4の
    いずれか一項に記載の縁部絶縁部材。
  6. 【請求項6】 本体の一側面に電極板を装着する装着溝
    および顎部が前記本体の長手方向に沿って形成され、前
    記本体の他側面に支持棒装着用の嵌合凹所が前記本体の
    長手方向に沿って形成され、前記顎部には、複数のピン
    挿入穴が形成され、このピン挿入穴に装着されるストッ
    パーおよびピンからなる取り付け治具を有してなる縁部
    絶縁部材を、電極板の縁部に固定する縁部絶縁部材の固
    定方法であって、 上記電極板縁部の所定箇所に複数のピン挿入孔を形成
    し、このピン挿入孔が上記縁部絶縁部材のピン挿入穴に
    重なるように、前記電極板を上記縁部絶縁部材の装着溝
    に装着した後に、上記縁部絶縁部材の嵌合凹所に支持棒
    を前記嵌合凹所が広がるように装着して電極板を顎部に
    より狭持固定するとともに、前記縁部絶縁部材のピン挿
    入穴にストッパーを装着し、前記ピンを縁部絶縁部材の
    ピン挿入穴および電極板のピン挿入孔に差し込み、この
    ピンをストッパーにより固定して、前記縁部絶縁部材を
    電極板に固定せしめることを特徴とする縁部絶縁部材の
    固定方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の縁部絶縁部材の固定方
    法において、上記ストッパーとして、差込孔を有し、リ
    ング状の固定部と、この固定部より下方に向けて差込孔
    が縮径するようにして設けられこの縮径された部分の側
    壁面に縦方向にスリットが形成されてなるスリットスリ
    ーブとからなるものを用い、このストッパーにピンを挿
    入することによりストッパーのスリットスリープが円周
    方向に広がり電極板に密着するようにしたことを特徴と
    する請求項6に記載の縁部絶縁部材の固定方法。
  8. 【請求項8】 請求項6または7に記載の縁部絶縁部材
    の固定方法により電極板に固定された縁部絶縁部材を、
    上記支持棒を上記嵌合凹所よりはずし、上記ピンの取手
    部を研削除去したのちにピンを抜き出すことによって、
    電極板より縁部絶縁部材を取り外すことを特徴とする縁
    部絶縁部材の除去方法。
  9. 【請求項9】 金属の電解精錬工程に用いられる電極板
    の縁部に取り付けられる縁部絶縁部材を電極板に固定す
    るストッパーとピンからなる取付治具であって、前記ス
    トッパーが、差込孔を有し、縁部絶縁部材のピン挿入穴
    に固定されるリング状の固定部と、この固定部より下方
    に向けて差込孔が縮径するように形成されこの縮径され
    た部分の側壁面に縦方向にスリットが形成されてなるス
    リットスリーブとからなり、前記ピンが始端部に取手部
    と、側面に1から複数の鍵部を有し、前記ストッパーに
    前記ピンを挿入することによって、ストッパーのスリッ
    トスリーブが円周方向に広がり前記ピンを固定する構造
    とされていることを特徴とする取付治具。
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