JPS604379Y2 - アルミニウム電線端子付用補助金具 - Google Patents

アルミニウム電線端子付用補助金具

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Publication number
JPS604379Y2
JPS604379Y2 JP12337079U JP12337079U JPS604379Y2 JP S604379 Y2 JPS604379 Y2 JP S604379Y2 JP 12337079 U JP12337079 U JP 12337079U JP 12337079 U JP12337079 U JP 12337079U JP S604379 Y2 JPS604379 Y2 JP S604379Y2
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JP
Japan
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metal fitting
terminal
auxiliary metal
electric wire
fitting
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Application number
JP12337079U
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English (en)
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JPS5638975U (ja
Inventor
和夫 澤田
Original Assignee
住友電気工業株式会社
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Publication date
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、アルミニウム導体電線を端子金具に取付ける
際、電気的、機械的に優れた状態に挟持圧着できるよう
にした補助金具の改良に関する。
端子金具と電線をかしめ加工により接続する場合、電線
がアルミニウム線であると、一般的な銅電線に比べ充分
な接続特性が得られ難い。
即ち、アルミニウム電線は表面に絶縁性酸化被膜を有し
ており、圧着時にこの被膜が充分に破壊されないと良好
な電気接続性は望めない。
また、アルミニウムは、一般に用いられる黄銅等の銅合
金端子材料に比べ、熱膨張係数が著しく大であるほか、
応力緩和が発生しやすく、従って、これを用いた電線は
使用時の熱サイクルにより、電気的機械的な接続特性が
低下することがある。
さらに、アルミニウム電線は、機械的特性にも劣るため
、圧着による電気的接続特性及び機械的接続特性の両方
を満足するための適正な圧着の強さく通常は、かしめ部
の厚さと圧着金型を金床の間隔即ちクランプハイツによ
って圧着強さを判断している)を得るクランプハイツの
範囲は特に挾くなりがちである。
即ち、圧着が強く行われるに従って電気的接続特性は向
上するが、圧着が強くするとアルミニウム電線は逃げ伸
びし機械的接続特性が低下する。
従って、アルミニウム電線と端子を工業的に量産接続す
るには困難を伴った。
このような問題を解決するため、従来、全周にわたって
多数の小孔或いは突起を設けた円筒体や溝状凹部等を設
けたU字形の補助金具を端子金具内に装着し、アルミニ
ウム電線に端子と共に一括圧着する方法が提案されてい
る。
しかしながら、前者の円筒体を介在させる方法は、電線
を、これとさほど変わらぬ内径の円筒体内に挿入する必
要があり、作業性が劣るほか、端子金具やかしめ用金型
も特殊なものを使用しなければならず、工業的に使用す
るには多くの問題を有している。
一方、後者の補助金具を用いる方法は、電線挿入時の作
業性は改善されるが、電気的、機械的接続特性を、共に
良好ならしめるクランプハイツの範囲は依然として挾く
、品質管理上の問題が残っている。
本考案は、上記の課題を解決するために威されたもので
あって、従来の欠点を解消しアルミニウム電線、特に小
電力用の細物導体に対し、銅電線に圧着するのと変わら
ぬ作業性で、かつ電気的、機械的に優れた状態に端子を
圧着接続できる補助金具を提供することが目的である。
以下、本考案の構成を添付図に示す一実施例に基いて説
明する。
第1図に示すように、端子金具10は、電気接続部11
と、導体挾持部12よりなり、挟持部12は、電線装着
時の作業性を良くするため、U字形に形成されている。
本考案の補助金具20は、上記端子金具の挟持部12内
に図のように装着され、端子金具10と共に電線30に
圧着されるものである。
上記補助金具20は、第2図に示すように、その先端部
21 (端子金具10の電気接続部に近い方)が広巾に
形成され、金具の挟持部12と同様に字形に折り曲げら
れている。
一方その後端部22は、金具20をU字形に成形した後
、対向する面が形成されないよう巾を挾くしである。
なお、後端部22を形成する場合、第3図に示すように
金具20の途中から次第に挾くなるようにしてもく、ま
た、第4図に示すように先端から後端に向は全体が挾く
なるようにしてもよい。
上記金具20には、その全面に多数の小孔23を設ける
この小孔は後に詳述するように、圧着時に効果的に電線
の表面酸化被膜を破壊すると同時に、電気的、機械的接
続特性を長期に渡って維持する効果を有する。
なお、補助金具20は、その後端面24を第1図に示す
ように、テーパ状に面取りし、圧着された電線に切込み
等ができきないようにしておくのが望ましい。
また、全面に錫、インジウム、鉛又はこれらの合金から
なるメッキ層を形成しておいてもよい。
上記補助金具20は、補助金具10と同じように、黄銅
等の帯状部材を打抜き、さらにプレス加工して製作され
るが、その際、金具20を板状部材から切り離して単品
としてもよく、そのま)鎖状に連設しておいてもよい。
後者の場合、流れ作業が可能となって端子付の作業性が
良くなる。
上記のようにした補助金具20を補助金具の挟持部12
内に嵌め込み、これに電線30の導体31を装着して端
子付装置により圧着すると、挾持部12と端子金具の先
端部21の上部が内側に折曲げられ、電線30と端子金
具10及び補助金具20は、第5図乃至第7図に示すよ
うに一体化される。
このとき、電線30が、端子金具の小孔23内に進入し
、その際、表面に形成された酸化被膜が効果的に破壊さ
れ、端子金具と電線の電気的接続特性が向上する。
さらに端子金具の先端部21が端子金具の挟持部12を
補強し電線を挾持するため、把持効果も高める。
また、仮に圧着が強すぎて端子金具の先端部21の部分
で機械的接続特性が低下したとしても、後端部22は電
線を把持していないので、この部分の機械的特性は損わ
れず、従って、クランプハイツを広くとることができ、
また、不可避的に発生するクランプハイツ値のばらつき
に対しても充分に対処できる。
以上述べたように、本考案の補助金具を用いれば、電線
の先端部で相対的に強く、後端に寄った部分で相対的に
弱く圧着されるので端子付における電気的及び機械的接
続特性の両方を満足させることができ、かつこれが長期
に渡って維持される。
また、クランプハイツの設定範囲を広くとることが可能
となり、作業性の面でもも銅圧着時と遜色がないため、
工業的使用に多大の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る補助金具を端子金具に装着した
状態を示す斜視図、第2図乃至第4図は補助金具の一例
を示す展開平面図、第5図は使用状態を示す一部破断正
面図、第6図は同上のA−A線に沿った断面図、第7図
は同じ<B−B線に沿った断面図である。 10・・・・・・端子金具、・11・・・・・・電気接
続部、12・・・・・・電線挾持部、20・・・・・・
本考案補助金具、21・・・・・・先端部、22・・・
・・・後端部、23・・・・・・小孔、24・・・・・
・後端面、30・・・・・・電線、31・・・・・・導
体。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)電線と端子金具の導体挾持部間に介在され、上記
    挾持部と共に圧着されるアルミニウム電線端子行用補助
    金具において、その金具を板状部材によって形成すると
    共に端子の電気接続部側に配置するこの金具の先端部は
    電線を充分に挾持可能な巾にし、一方、露出した導体の
    根元側に配置する後端部は電線の挟持が不可となるよう
    巾を狭<シ、かつ、その全面に多数の小孔を設けたこと
    を特徴とするアルミニウム電線端子付補助金具。
  2. (2)上記補助金具が、素材となる帯状部材に鎖状に連
    設されていることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のアルミニウム電線端子行用補助金具。
JP12337079U 1979-09-03 1979-09-03 アルミニウム電線端子付用補助金具 Expired JPS604379Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12337079U JPS604379Y2 (ja) 1979-09-03 1979-09-03 アルミニウム電線端子付用補助金具

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JPS5638975U JPS5638975U (ja) 1981-04-11
JPS604379Y2 true JPS604379Y2 (ja) 1985-02-07

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ID=29355336

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JP12337079U Expired JPS604379Y2 (ja) 1979-09-03 1979-09-03 アルミニウム電線端子付用補助金具

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JPS6238858U (ja) * 1985-08-26 1987-03-07
JP5294668B2 (ja) * 2008-03-24 2013-09-18 矢崎総業株式会社 電線に対する端子の圧着構造

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JPS5638975U (ja) 1981-04-11

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