JP3171096U - 湿式集塵機 - Google Patents

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Abstract

【課題】特にレーザ加工機やプラズマ加工機などによる加工時に発生するヒューム粉塵などの除去を効率的に行うことができる湿式集塵機を提供する。【解決手段】集塵機にダクト7が設けられる。このダクト7には、空気吸引孔d2を有する前面部7a、及び後面部7bを有し、空気吸引孔d2から流入した空気を前面部7aと後面部7bとの間を経て下方へ流出させる空気案内通路を形成されている。後面部7bは上起立平面部e1、傾斜平面部e2及び下起立平面部e3からなっている。そして前面部7aの下縁7a1は延長線f1より上側に位置され且つ下起立平面部e3の下縁e31よりも上側に位置する。ダクト7の下には、一次貯水槽2aが設けられ、ダクト7の背面には二次貯水槽8が設けられる。【選択図】図1

Description

本考案は、特にレーザ加工機やプラズマ加工機などによる金属などの加工中に発生するヒューム粉塵の除去に適した湿式集塵機用の湿式集塵機に関する。
空気中に含まれる塵埃を除去する従来の湿式集塵機として、例えば特許文献1及び2などに開示されたようなものがある。塵埃には、ダスト(1〜150マイクロメートル)、ヒューム粉塵(0.1〜1マイクロメートル)、ミストスプレー(5〜100マイクロメートル)などの成分が含まれるが、これらを区別なく共通の水槽の水に潜らせて集塵をする。ヒューム粉塵の中にも水に沈降しやすいもの、しにくいものがあるにもかかわらず、水が攪拌状態にあるため水槽が短期間に汚濁する。このことが上記した従来の湿式集塵機の全体的な集塵効率の改善を図り難いものとしている。
特開2007−736号公報 特開2005−329370号公報
本考案は、特にレーザ加工機やプラズマ加工機などによる金属などの加工時に発生するヒューム粉塵などの除去を比較的簡易な手段により効率的に行うことができ、且つ、メンテナンスのサイクルタイムを長期化させることができる湿式集塵機を実現させることを目的としている。そして、その目的は、空気を水に潜らせる前に予め、水に沈降しやすい塵芥(沈降塵芥と称す)を予め選別し、静止状態にある水に落下させておき、その後水に潜らせて残りの塵芥(残余塵芥と称す)を集塵することにより、水質の汚濁を防止することである。
本考案に係る湿式集塵機は、流入した含塵空気を鉛直下方に案内するダクトであって、流入した含塵空気の正面に起立し含塵空気が衝突する上起立平面部と、該上起立平面部の下縁から前記含塵空気が流入した側に下降傾斜した傾斜平面部と、該傾斜平面部の下縁から鉛直に延伸された下起立平面部と、前記下起立平面部の対面に位置しその下縁が前記傾斜平面部の延長線より上側に位置し、且つ前記下起立平面部の下縁よりも上側に位置されている前面部とを有し、前記下起立平面部の下縁と前面部の下縁が含塵空気の出口となるダクトと、前記ダクトの出口の鉛直下に設けられ、鉛直下方に案内された含塵空気が水面に衝突する一次貯水槽と、前記下起立平面部側のダクト背面に設けられ、前記一次貯水槽の水面上を経由した含塵空気が導かれ、含塵空気を水に潜らせて除塵する二次貯水槽とを備えたことを特徴とする。
本考案に係る湿式集塵機によれば、塵埃のうち比較的重いものである沈降塵芥を放物線に従って一次貯水槽内の水中に落下沈降させ捕集することが可能となる。一次貯水槽内に集塵した沈降塵芥は、水中にも沈降しやすいため、一次貯水槽の水は汚濁しにくい。一方、塵埃のうち比較的軽いものである残余塵芥は二次貯水槽に捕集させる。二次貯水槽は、水に含塵空気を潜らせるものであり、水の攪拌が行われる状態の水槽であるが、一次貯水槽で集塵した後であるので、水の汚れは少ない。
本考案に係る集塵機の側面視断面図である。 上記集塵機の正面図である。 上記集塵機の一部である空気拡散ダクトを示し、Aは正面図でBは側面図である。
以下、図面を参照して本考案に係る集塵機の実施例を説明する。
図1は本考案に係る集塵機の側面視断面図であり、図2は該集塵機の正面図である。
本考案の集塵機は前面壁1a、後面壁1b、左右の側面壁1c、上面壁1d及び下面壁1eで囲まれた箱形のハウジング1を備えている。本実施例のハウジング1の大きさは左右幅a1が800mm、高さa2が1600mm、前後幅a3が900mmである。
ハウジング1の内の前領域には一次集塵手段2が形成してあり、その後方の領域には二次集塵手段3が形成してある。二次集塵手段3は気液混合部3aと気液分離部3bとからなっていて、気液混合部3aは一次集塵手段2の後側に形成され含塵空気を水に潜らせて集塵する。気液分離部3bは気液混合部3aのハウジング1内の上部領域に形成され、水を分離して気液混合部3bに戻す。
さらに詳細に説明すると、一次集塵手段2は、第1仕切板4、第2仕切板5、傾斜仕切板6、前面壁1a及び下面壁1eで囲まれた範囲内に形成されている。ここに、第1仕切板4は下面壁1eから起立されハウジング1内の下部を前後2つの領域に仕切った平面板であり、その上縁部4aは前面壁1a側へ屈曲している。第2仕切板5はハウジング1内の中間高さ部分を前後2つの領域に仕切った平面板であり、その下縁部5aは後面壁1b側へ屈曲している。傾斜仕切板6は、ハウジング1内の上部を上下に仕切り、かつ前面壁1aの上部から後面壁1bへ向けて降下するように傾斜された平面板であり、後部下面を第2仕切板5の上縁に当接され気密状に結合されている。
一次集塵手段2の下部は、前面壁1aの下部、左右の側面壁1c、1cの下部、第1仕切板4及び下面壁1eで囲まれ上面を開放された状態の箱状に形成され水を貯溜する一次貯水槽2aである。この一次貯水槽2aには一次集塵手段2の非作動時において点線b1で示した水面まで水c1が貯溜される。
一次貯水槽2aと傾斜仕切板6との間に、ダクト7が設けられている。ダクト7は、含塵空気を鉛直下方に案内する。図3はダクト7の全体を示しAは正面図でBが側面図である。
図3において、ダクト7は前面部7a、後面部7b、左右の側面部7c、及び上面部7dで囲まれた領域を有し、該領域を空気案内路d1としたものである。
前面部7aにはその中央位置やや上方に空気吸引孔d2が形成されている。後面部7bは前面部7aに対向して配置されているものであって、上起立平面部e1、傾斜平面部e2及び下起立平面部e3からなっている。ここに、上起立平面部e1及び下起立平面部e3は前面部7aに平行に配置されており、傾斜平面部e2は上起立平面部e1の下縁から前面部7aへ向け降下するように傾斜されており、下起立平面部e3は傾斜平面部e2の下縁から下方へ延伸されている。傾斜平面部e2の傾斜角θ1は、図示例では45度としている。ダクト7の出口は、前面部7aの下縁7a1、下起立平面部e3の下縁e31及びこれらを結ぶ左右の側面部7cの下縁で構成される。ここにおいて、前面部7aの下縁7a1は傾斜平面部e2の傾きをそのまま伸ばした延長線f1より上側に位置され且つ下起立平面部e3の下縁e31よりも上側に位置されている。空気吸引孔d2は傾斜平面部e2の上側に位置しており、これにより傾斜平面部e2による空気案内作用が有効に働くようになる。また空気吸引孔d2は上起立平面部e1に直交した方向からダクト7外の空気を空気案内通路d1内に流入させるための水平方向の案内筒7eを接続されている。この案内筒7eは図1に示すように前面壁1eを気密状に貫通するように延長され前端の開口d4をハウジング1外に開口される。
ダクト7の各部の寸法は、本実施例では、左右幅g1が720mmで、前面部7aの縦長さg2が450mmで、上面部7dの前後長さg3が225mmで、後面部7bの縦長さg4が540mmで、上起立平面部e1の縦長さg5が270mmで、傾斜平面部e2の縦長さg6が50mmで、下起立平面部e3の縦長さg7が220mmで、空気吸引孔d2の直径が250mmとした。
なお上記ハウジング1内におけるダクト7の左右側の隙間h1、h2(図2参照)を小さくすると空気が幅方向に広がって好ましい。
図1において、このダクト7の下端の開口d3の周辺に負圧が付与されると、案内筒7eの前端の開口d4から空気吸引孔d2を経て空気案内路d1内に空気が流入する。この空気は空気案内路d1で流動方向を90度下方へ変更され、その後、一部は傾斜平面部e2の案内作用により矢印i1で示すようにやや後向き下方へ偏向されるように流動し、他の一部は下起立平面部e3に誘引されて矢印i2で示すように真下に流動する。この際、前面部7aの下縁が下起立平面部e3の下縁e31よりも上側に位置されていることで、流入した空気中の沈降塵芥の落下は妨げられることなく、下起立平面部e3から離れる方向に飛ばされる。一方、下起立平面部e3の真下では下起立平面部e3に沿って気体(残余塵芥を含む)の下向きの流れができている。
次に図1を参照しながら上記気液混合部3aについて説明する。気液混合部3aの下部は、後面壁1bの下部、左右の側面壁1c、1cの下部、第1仕切板4及び下面壁1eで囲まれ上面を開放された箱状の水密領域であって内方に水c2が貯溜される二次貯水槽8とされている。この二次貯水槽8内には二次集塵手段3の非作動時に点線b2で示す水面のレベルまで水c2が貯溜される。ここで貯留される水は、上からダクト7により空気が吹き付けられる以外は、静止状態である。
二次貯水槽8の内方上部から第2仕切板5の後方でこれのほぼ半分高さまでの範囲には第3仕切板9が左右の側面板1c、1c間に架設された状態に設けられている。この第3仕切板9は第2仕切板5より下側に位置された水平面部9aと、この水平面部9aの後縁から延出された円弧面部9bとを有している。このさい、円弧面部9bは側面視において前面が凹み状とされた半円形状となっている。
この気液混合部3aでは一次集塵手段2よりも多くの水が必要となるため、二次貯水槽8は一次貯水槽2aよりも大きな容量とされており、また二次貯水槽8内の水量はその水面b2が一次貯水槽8のそれよりも高くなるように決定されている。そして、二次貯水槽8内の水面b2は、気液混合部3aの非作動時において、第3仕切板9の水平面部9aの全体、及び、円弧面部9bの下端からほぼ3分の1の高さ位置に至る部位、及び、第2仕切板5の下部が二次貯水槽8内の水c2中に没する高さである。
第1仕切板4の上部と第2仕切板5の下部との間には一次集塵手段2から二次集塵手段3へ空気を案内するための連絡空気路10が形成されている。この連絡空気路10にはこの連絡空気路10における空気の流れを左右方向に均一化させる気流均一化手段11が設けてある。この気流均一化手段11により空気流れに対して抵抗を与えて均一化する。図示例では、アングル材11aを並列させた構造としている。
この気液混合部3aの上方で第2仕切板5の後側範囲に負圧が付与されると、第2貯水槽8内の水c2のうち第2仕切板5よりも後側に存在する水面が該負圧により引き上げられる。これにより第1仕切板4と第2仕切り板5との間の水面は第2仕切板5の下縁よりも下方へ降下する現象が生じる。これに関連して第2仕切板5よりも前側範囲の空気(一次集塵手段2内の空気)が第2仕切板5の下縁と第3仕切板9の水平面部9aとの間を経て第2仕切板5と第3仕切板9との間の水面上へ流動するようになる。この流動によって連絡空気路10を通じて二次貯水槽8内に吹き込まれる空気が二次貯水槽8内の水面に衝突する。これにより二次貯水槽8内の水面は高周波数の激しい波打ち状態となり、二次貯水槽8内に流入する空気と水c2との接触によりミスト(水泡、水滴、霧)が生成されて第2仕切板5と第3仕切板9の円弧面部9bとの間に多く存在する状態となる。これにより第2仕切板5と第3仕切板9の円弧面部9bとの間の領域k1では、空気とミストとが空気流動により混合攪拌される気液混合が行われる。このさい、連絡空気路10から二次貯水槽8内の水面b2に向けて流動する空気が気流均一化手段11で均一化されていること、及び、第3仕切板9の円弧面部9bの上部が前側へ張り出されていることの双方により、気液混合中の水面b2のレベルが安定化される傾向となり、気液混合がバランス良く行われる。
次に図1を参照しながら気液分離部3bについて説明する。気液分離部3bは、第2仕切板5の後面から後側へ降下するように延出された傾斜板12aと、後面壁1bの前面で傾斜板12aの上側となる位置から前側へ降下するように延出された傾斜板12bと、前記傾斜平面板6とで形成されている。各傾斜板12a、12bの先部、及び、傾斜平面板6の先部はそれぞれ下向きに屈曲されている。傾斜板12aと第3仕切板9の円弧面部9bとの間は気液混合部3aから気液分離部3bへ空気を流動させるための連絡空気路13とされている。この連絡空気路13内には、連絡空気路10内と同様に、整流板としてのアングル材14を並列させている。これらアングル材14は空気流と衝突することによる気液分離作用を期待したものである。
気液混合部3aから連絡空気路13を経て気液分離部3bに到達した空気がミストを含んだ状態で気液分離部3b中を矢印j1、j2で示すように流動するとき、このミストが傾斜板12a、12bや傾斜平面部6に衝突し接触して付着し或いは空気中を降下して付着した後に集合されて水滴化し、これら傾斜板12a、12bや傾斜平面板6の表面を伝って下方へ落下する。
このように傾斜板12a、12bや傾斜平面板6から落下した水滴やアングル材14から落下した水滴は第3仕切板9と後面壁1bとの間に設けられた受皿15の内方に落下し、戻り液路16を通じて二次貯水槽8内の底部に回収される。
ハウジング1の内方のうち傾斜平面板6や傾斜板12bよりも上方の領域は気液分離部3bの一部であって比較的大きな空間からなる排気室17とされている。上面壁1dには空気排出孔18が形成されており、この空気排出孔18の上部には排気室17内の空気を、空気排出孔18を通じてハウジング1の外方へ流出させるブロアー19が設けてある。このブロアー19はハウジング1内の各部に適当大きさの負圧を生成させ、ハウジング1外の空気を開口d4からハウジング1内に流入させ、既述した各部の空気の流動を生じさせるものである。
ブロアー19により生成される排気室17内の空気の流動は排気室17の通路断面積が比較的大きいことから空気の流動速度が比較的小さくなるのであり、これにより排気室17内を流動する空気中のミストは傾斜平面板6や傾斜板12bの上面に落下し空気中から除去される。
次に上記した本実施例に係る集塵機の使用例及び作用について説明する。
レーザ加工機やプラズマ加工機などによる金属などの加工時にはその加工部にてヒューム粉塵が発生するが、この粉塵を吸引するために図示しない塵埃吸引通路を形成し、この通路の末端を空気案内筒7eの前端の開口d4に連通させた状態とする。
この状態の下で、前記加工部による加工中にブロアー19を作動させる。
これにより、高温のヒュームが大気中で冷却されて生成されるヒューム粉塵を含んだ空気(含塵空気)が空気吸引孔d2を通じてダクト7内に流入する。含塵空気のうち気体部分は、上起立平面部e1、傾斜平面部e2及び下起立平面部e3に沿い、下端の開口d3から真下へ向かって流れる。一方、沈降塵芥は、傾斜平面部e2に沿った方向を初速度とし、放物線を描くように落下する。この際、前面部7aの下縁が下起立平面部e3の下縁e31よりも上側に位置されていることで、この落下は妨げられることなく、下起立平面部e3から離れる方向に飛ばされる。さらに、下起立平面部e3から離れる方向に飛ばされた沈降塵芥が、一次貯水槽2a内の水面b1から巻き上げられたとしても、下起立平面部eの近傍では下向きの流れができており、沈降塵芥は再び一次貯水槽2a内の水面bに落下する。この結果、含塵空気中の沈降塵芥が効率的に一次貯水槽2a内の水面b1に取り込まれる。水c1に接触した沈降塵芥は沈降し、水底に蓄積されていく。
こうして一次集塵手段2による集塵が終了した後の含塵空気は比較的軽い成分(残余塵芥)からなる塵埃を含んだ状態となっている。この状態の含塵空気は気流均一化手段11を経て二次集塵手段3の気液混合部3aに到達する。気液混合部3aでは、含塵空気が二次貯水槽2a内の水c2に接触してミストを生成させつつ、第2仕切板5と第3仕切板9の円弧部9bとの間の領域k1内に流入する。この流入の過程で、含塵空気中の塵埃の一部は二次貯水槽8内の水c2に直接に捕捉される。このように直接に捕捉されない他の塵埃は該領域k1内にて含塵空気の流動によりミストと激しく混合攪拌されるのであり、これにより含塵空気中の残余塵芥はミストに付着し、空気中から水側へ分離される。また、水と混合することにより冷却されて固形化したフラックス等の成分も水側へ分離される。したがって該領域k1から流出する空気は塵埃の含まれない状態となって塵埃の付着したミストと共に流出し、その後、連絡通路部13を通じて気液分離部3b内に流入する。このさい、ミストの一部は連絡通路部13においてアングル材14に接触することにより水滴化し、自身に付着している塵埃と一緒に受皿15内に落下していき、その他のミストは気液分離部3b内において傾斜板12a、12bや傾斜平面部6に衝突し接触することにより水滴化し、このように水滴化したミストに付着していた塵埃と一緒に受皿15内に落下していく。受皿15内に落下した水滴はさらに集合されつつ塵埃と一緒に戻り液路16を通じて二次貯水槽8内の水c2中の底部に流下する。水c2中の底部に到達した塵埃は二次貯水槽8内の底部に位置するため気液混合部3aでの水面b2の波打ち現象によっても浮遊し難い環境にあり、水面b2で発生されるミストに付着して再び空気中に舞い上がることは抑制される。
以上から明らかなように本実施例では、一次集塵手段2において、沈降塵芥が一次貯水槽2a内に集められ、二次集塵手段3において、残余塵芥が二次貯水槽8内に集められる。一次貯水槽2aでは、沈降塵芥が水中に沈降するため、水質の汚濁は少ない。一方、二次貯水槽8内は絶えず攪拌が起こってはいるが、沈降塵芥の浮遊による汚濁が抑制されている。また二次集塵手段3内に沈降塵芥が過度に流入して通路を閉塞するような事態の発生が抑制される。これにより集塵機の水交換や内部洗浄などといった頻繁なメンテナンスから開放される。
2 一次集塵手段
2a 一次貯水槽
3 二次集塵手段
7 ダクト
7a 前面部
7a1 前面部7aの下縁
7b 後面部
7e 案内筒
8 二次貯水槽
10 連絡空気路
11 気流均一化手段
d2 空気吸引孔
e1 上起立平面部
e2 傾斜平面部
e3 下起立平面部
e31 下起立平面部e3の下縁
f1 延長線

Claims (2)

  1. 流入した含塵空気を鉛直下方に案内するダクトであって、流入した含塵空気の正面に起立し含塵空気が衝突する上起立平面部と、該上起立平面部の下縁から前記含塵空気が流入した側に下降傾斜した傾斜平面部と、該傾斜平面部の下縁から鉛直に延伸された下起立平面部と、前記下起立平面部の対面に位置しその下縁が前記傾斜平面部の延長線より上側に位置し、且つ前記下起立平面部の下縁よりも上側に位置されている前面部とを有し、前記下起立平面部の下縁と前面部の下縁が含塵空気の出口となるダクトと、
    前記ダクトの出口の鉛直下に設けられ、鉛直下方に案内された含塵空気を水面に衝突させる一次貯水槽と、
    前記下起立平面部側のダクト背面に設けられ、前記一次貯水槽の水面上を経由した含塵空気が導かれ、含塵空気を水に潜らせて除塵する二次貯水槽とを備えたことを特徴とする湿式集塵機。
  2. 前記一次貯水槽から前記二次貯水槽へ前記含塵空気を案内する経路内に、整流板を設けたことを特徴とする請求項2記載の湿式集塵機。
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