JP3170946B2 - 配管の溶接用ブース - Google Patents

配管の溶接用ブース

Info

Publication number
JP3170946B2
JP3170946B2 JP10196293A JP10196293A JP3170946B2 JP 3170946 B2 JP3170946 B2 JP 3170946B2 JP 10196293 A JP10196293 A JP 10196293A JP 10196293 A JP10196293 A JP 10196293A JP 3170946 B2 JP3170946 B2 JP 3170946B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding
booth
welding booth
clean air
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10196293A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06285647A (ja
Inventor
幸恵 松田
弘一 松田
幸夫 剱田
Original Assignee
日立プラント建設株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日立プラント建設株式会社 filed Critical 日立プラント建設株式会社
Priority to JP10196293A priority Critical patent/JP3170946B2/ja
Publication of JPH06285647A publication Critical patent/JPH06285647A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3170946B2 publication Critical patent/JP3170946B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ventilation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は配管の溶接用ブースに係
り、特にクリーンルームに高純度ガスを供給する配管を
溶接するための溶接エリアを囲む配管の溶接用ブースに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の配管の溶接用ブースは図
3に示すように、溶接を行う配管1の近傍に配管の配設
方向と平行に敷設された梁部材2上に、複数本のパイプ
材3、3…を組み付けて成る構造体4を固定し、この構
造体4にビニールシート5を覆うことにより構成され
る。作業者6は、ビニールシート5内の作業エリア7に
おいて配管1の溶接作業を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
配管の溶接用ブースは、梁部材2上に固定されているの
で、別な場所で溶接作業を行う場合、その場所に溶接用
ブースを移動して再び固定しなければならない。これに
より、従来の溶接用ブースでは、溶接用ブースの設置に
手間がかかり、溶接作業を円滑に行うことができないと
いう欠点がある。
【0004】また、作業エリア7内の雰囲気は、溶接作
業の経過に伴って清浄度が悪化するので、配管1の溶接
ビートの品質が低下するという欠点もある。本発明はこ
のような事情に鑑みてなされたもので、配管の溶接を円
滑に行うことができると共に、清浄雰囲気内で常に溶接
作業を行うことができる配管の溶接用ブースを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成する為に、クリーンルームに高純度ガスを供給するた
めの配管の溶接エリアを囲む溶接用ブースであって、高
所に配設される前記配管と平行に並設された高所の梁部
材上に移動可能に設けられると共に、該溶接用ブース内
に清浄エアを供給する清浄エア供給装置が溶接用ブース
に接続され、前記清浄エア供給装置からの清浄エアは、
前記溶接用ブースの天井面から溶接用ブース内にダウン
フローされて供給されると共に、溶接用ブースの下部開
口部から溶接用ブースの外部に排気されることを特徴と
している。
【0006】
【作用】本発明によれば、配管を溶接する場所に応じて
溶接用ブースを移動し、そして、溶接用ブース内に清浄
エア供給装置から清浄エアを供給しながら配管の溶接を
行う。前記溶接用ブースは、前記配管の近傍に並設され
た梁部材上に移動可能に配置されているので、高所での
溶接作業が容易に行えるようになり、溶接用ブースの専
用のガイドレールを別に設けなくても済む。
【0007】一方、清浄エア供給装置からの清浄エア
は、前記溶接用ブースの天井面から溶接用ブース内にダ
ウンフローされたのち、溶接用ブースの下部開口部から
溶接用ブースの外部に排気される。
【0008】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る配管の溶
接用ブースの好ましい実施例について詳説する。図1に
は、本発明に係る配管の溶接用ブース10が、高所に配
設される高純度配管12の溶接に適用された実施例を示
す。
【0009】同図に於いて、前記溶接用ブース10は、
溶接エリア14を形成する鉄骨構造体16の側面をビニ
ールシート18で覆うことにより構成される。前記鉄骨
構造体16にはキャスタ20、20…が設けられてお
り、このキャスタ20、20…は、前記配管12の両側
で配管12に沿って並設された一対の梁部材(ラック)
22、22(一本は図示せず)上に配置されている。こ
れにより、溶接用ブース10は、配管12の配設方向に
沿って移動自在となっている。また、溶接用ブース10
の溶接エリア14内には、溶接ヘッド24が設置され、
この溶接ヘッド24はターンバックル26に取り付けら
れている。
【0010】前記溶接用ブース10の天井部には高性能
(HEPA)フイルタ28が設けられる。このHEPA
フイルタ28は、後述する送風系30から供給される圧
縮エアを清浄化することができる。また、HEPAフイ
ルタ28によって清浄化された圧縮エアは、HEPAフ
イルタ28から前記溶接エリア14内に向けて下向流と
して供給される。そして、溶接エリア14を通過した圧
縮エアは、溶接用ブース10の開放された床部32から
外部に吹き出される。
【0011】前記送風系30は、ファン34とプレフイ
ルタ36等から構成される。前記ファン34は、前記ラ
ック22、22上を移動する台車38上に固定されてお
り、フレキシブルダクト40を介してプレフイルタチャ
ンバ42に接続される。このプレフイルタチャンバ42
は、その内部に前記プレフイルタ36が固定されると共
に、ラック22、22上を移動する台車44上に固定さ
れている。
【0012】また、プレフイルタチャンバ42には、外
気を取り入れる為の吸気口46が開口されており、前記
ファン34を駆動することによって吸気口46から外気
がプレフイルタチャンバ42内に吸い込まれる。吸い込
まれた外気は、前記プレフイルタ36によって大きめの
埃等が除去される。一方、前記ファン34には、フレキ
シブルダクト48の一端部が接続されており、このフレ
キシブルダクト48の他端部は前記溶接用ブース10の
天井面に接続されている。従って、プレフイルタ36に
よって埃等が除去された外気は、フレキシブルダクト4
8を介して溶接用ブース10に供給され、そして、HE
PAフイルタ28によって清浄化されたのち、前記溶接
エリア14に向けて吹き出される。
【0013】次に、前記の如く構成された溶接用ブース
10の作用について説明する。先ず、配管12を溶接す
る箇所に溶接用ブース10、ファン34、及びプレフイ
ルタ36をそれぞれ移動する。次に、送風系30によっ
て前述した経路で圧縮エアを溶接用ブース10に供給
し、HEPAフイルタ28により溶接エリア14に清浄
エアを供給しながら配管12の溶接を行う。そして、そ
の箇所の溶接作業が終了すると、次の溶接箇所に溶接用
ブース10、ファン34、及びプレフイルタ36を移動
すると共に、溶接エリア14に清浄エアを供給しながら
溶接作業を行う。
【0014】このように、本実施例では、溶接用ブース
10を配管12に沿って移動可能とし、また溶接作業時
には溶接エリア14に清浄エアを供給しながら行うよう
にしたので、配管12の溶接を円滑に行うことができる
と共に、清浄雰囲気内で常に溶接作業を行うことができ
る。これによって、高純度配管12の溶接ビートの品質
が向上する。
【0015】また、前記溶接用ブース10を、前記配管
12の近傍に並設されたラック22、22上に移動可能
に配置したので、高所での溶接作業が容易に行えるよう
になり、溶接用ブース10の専用のガイドレールを別に
設けなくても済む。更に、前記送風系30は、溶接用ブ
ース10と共に移動可能なので、送風系を固定型とした
場合と比較して、装置全体をコンパクト化できる。
【0016】尚、本実施例では、ファン34、プレフイ
ルタ36をそれぞれ溶接用ブース10と独立した台車3
8、44に設けて移動型にしたが、これに限られるもの
ではなく、図2に示すように溶接用ブース10の天井部
に一体型に設けるようにしても良い。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る配管の
溶接用ブースによれば、配管を溶接する箇所に応じて溶
接用ブースを移動して配管の溶接を順次行うと共に、溶
接用ブース内に清浄エア供給装置から清浄エアを供給し
ながら溶接作業を行うようにしたので、配管の溶接を円
滑に行うことができ、且つ清浄雰囲気内で常に溶接作業
を行うことができる。
【0018】また、前記溶接用ブースを、配管の近傍に
並設された梁部材上に移動可能に配置したので、高所で
の溶接作業が容易に行えるようになると共に、溶接用ブ
ースの専用のガイドレールを別に設けなくても済む。更
に、清浄エア供給装置を溶接用ブースと共に移動自在に
設け、清浄エア供給装置からの清浄エアをフレキシブル
ダクトを介して溶接用ブースに供給したので、清浄エア
供給装置を固定型とした場合と比較して、装置全体をコ
ンパクト化できる。
【0019】一方、清浄エア供給装置からの清浄エア
は、溶接用ブースの天井面から溶接用ブース内にダウン
フローされたのち、溶接用ブースの下部開口部から溶接
用ブースの外部に排気されるので、溶接用ブース内の雰
囲気を常にクリーンな状態で維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る配管の溶接用ブースの実施例を示
す正面図
【図2】本発明に係る配管の溶接用ブースの他の実施例
を示す部分断面図
【図3】従来の配管の溶接用ブースの実施例を示す説明
【符号の説明】
10…溶接用ブース 12…配管 14…溶接エリア 16…鉄骨構造体 18…ビニールシート 22…ラック 28…HEPA 30…送風系 34…ファン 36…プレフイルタ 38、44…台車 40、48…フレキシブルダクト 42…プレフイルタチャンバ 46…吸気口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−200873(JP,A) 実開 平4−83480(JP,U) 実開 昭63−72429(JP,U) 実開 平3−67839(JP,U) 実開 昭61−34035(JP,U) 実開 昭63−196031(JP,U) 実開 平2−1240(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 9/32 B23K 37/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クリーンルームに高純度ガスを供給するた
    めの配管の溶接エリアを囲む溶接用ブースであって、高
    所に配設される前記配管と平行に並設された高所の梁部
    材上に移動可能に設けられると共に、該溶接用ブース内
    に清浄エアを供給する清浄エア供給装置が溶接用ブース
    に接続され、前記清浄エア供給装置からの清浄エアは、
    前記溶接用ブースの天井面から溶接用ブース内にダウン
    フローされて供給されると共に、溶接用ブースの下部開
    口部から溶接用ブースの外部に排気されることを特徴と
    した配管の溶接用ブース。
JP10196293A 1993-04-05 1993-04-05 配管の溶接用ブース Expired - Fee Related JP3170946B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10196293A JP3170946B2 (ja) 1993-04-05 1993-04-05 配管の溶接用ブース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10196293A JP3170946B2 (ja) 1993-04-05 1993-04-05 配管の溶接用ブース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06285647A JPH06285647A (ja) 1994-10-11
JP3170946B2 true JP3170946B2 (ja) 2001-05-28

Family

ID=14314498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10196293A Expired - Fee Related JP3170946B2 (ja) 1993-04-05 1993-04-05 配管の溶接用ブース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3170946B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104588924B (zh) * 2014-11-28 2016-08-24 芜湖普威技研有限公司 一种自动焊接切割工作间
CN104588923B (zh) * 2014-11-28 2016-08-17 芜湖普威技研有限公司 一种机器人焊接工作间

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06285647A (ja) 1994-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8247738B2 (en) Welding booth
JP3170946B2 (ja) 配管の溶接用ブース
US8943999B2 (en) Vehicle collision repair zone
US20120270489A1 (en) Welding booth
JPH1057858A (ja) 板金塗装用吸塵装置
JP3302795B2 (ja) エアシャワー装置
JPS62186149A (ja) クリ−ンル−ムにおける空気清浄装置
JP3305094B2 (ja) 防塵フィルターのリーク検出装置
JP3045187U (ja) 車体の塗装処理用ブース装置
JP4531246B2 (ja) エアシャワー装置
JPS62157127A (ja) クリ−ンル−ム等における被加工物の搬送方法および搬送装置
JP2923714B2 (ja) 塗装ブース
JP2000283538A (ja) プッシュ気流発生装置
JPH0226688A (ja) 清掃ロボット
JPH031334Y2 (ja)
SU1739170A1 (ru) Способ удалени вредностей с рабочих мест с нефиксированными источниками пыле-, газо-, тепловых вредностей
JPS63265100A (ja) トンネル内の空気清浄方法および清浄装置
JPH031335Y2 (ja)
JP2904011B2 (ja) クリーンルーム
JP2742211B2 (ja) 溶接ヒューム回収装置
JPS6034279Y2 (ja) 無塵室装置
JP2930768B2 (ja) 煙誘導型換気装置に用いる煙誘導器
JPH07225Y2 (ja) クリーンユニット
JPH0448435Y2 (ja)
JPS6354544A (ja) エアカ−テンを備えたクリ−ンル−ム

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees