JP2904011B2 - クリーンルーム - Google Patents

クリーンルーム

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JP2904011B2
JP2904011B2 JP13442794A JP13442794A JP2904011B2 JP 2904011 B2 JP2904011 B2 JP 2904011B2 JP 13442794 A JP13442794 A JP 13442794A JP 13442794 A JP13442794 A JP 13442794A JP 2904011 B2 JP2904011 B2 JP 2904011B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクリーンルームに係り、
特に半導体製造用に適用されるクリーンルームに関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工場では、集積度の増大に伴
いその生産プロセスが複雑となってきており、また、生
産現場となるクリーンルームにおいても高い清浄度が要
求されている。そこで、現在では、フイルタとファンか
ら成るファンフイルタユニット(以下、「FFU」と称
する)をクリーンルームの室内上部一面に多数台敷きつ
めて、前記フイルタにより空調エアを除塵すると共に、
除塵した空調エアを前記ファンによってクリーンルーム
内に下向流として供給するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記クリーンルームで
は、その室内が半導体製造装置を取り扱う清浄領域と、
前記装置をメンテナンスする際に使用する保守領域とに
区分けされている。しかしながら、従来のクリーンルー
ムでは、半導体製造装置のメンテナンス時にしか清浄雰
囲気を必要としない前記保守領域においても、常に清浄
雰囲気に保持しているので、FFUの設置台数が増大す
ると共に、FFUの稼働コストが膨大になるという欠点
がある。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、保守領域の必要な領域だけ清浄雰囲気に保持す
ることができるクリーンルームを提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
するために、クリーンルームの室内を、半導体製造装置
を取り扱う清浄領域と、半導体製造装置をメンテナンス
する際に使用する保守領域とに区分けし、前記清浄領域
の室内上部にファンフイルタユニットを固定設置すると
共に、前記保守領域の室内上部にファンフイルタユニッ
トを該天井面に沿って移動可能に配設し、該保守領域内
の清浄雰囲気を必要とする所定領域の上部に前記ファン
フイルタユニットを移動させて、この所定領域に下向流
の清浄空気を供給するようにしたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、クリーンルームの保守領域に
ファンフイルタユニットを移動自在に設け、このファン
フイルタユニットを保守領域の清浄雰囲気を必要とする
領域の上部に移動させて、除塵した空調エアをその領域
に下向流として供給するようにしたので、保守領域の必
要な領域だけ清浄雰囲気に保持することができる。
【0007】
【0008】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係るクリーン
ルームの好ましい実施例について説明する。図1には本
発明に係るクリーンルームの全体構造が示される。同図
に示すように、クリーンルーム10の空調は空調機12
によって行われる。空調機12は、外気14とクリーン
ルーム10を循環する環気16とを吸引すると共に、外
気14と環気16とをクリーンルームに要求される所定
の温度/湿度に空調する。空調機12で空調されたエア
18は、クリーンルーム10の天井室20に供給され
る。天井室20に供給された空調エア18は、後述する
多数のFFU22、22…を介してクリーンルーム10
内の清浄領域24、保守領域26にそれぞれ下向流とし
て供給され、そして、床面のグレーチング板28を介し
て床下チャンバ30に導入される。床下チャンバ30に
導入されたエアは、その一部が前記空調機12に環気1
6として吸引される。また、半導体製造装置40の排気
として一部はスクラバ装置等の排気処理装置32によっ
て排気処理されて大気に放出される。
【0009】前記FFU22は、ファン34とフイルタ
36から構成される。これらのファン34とフイルタ3
6は、そのぞれ筒状のケーシング38内に固定されてい
る。前記ファン34は、天井室20に供給された空調エ
ア18を吸引し、この吸引した空調エア18をフイルタ
36を介して清浄領域24、保守領域26に供給するこ
とができ、また、前記フイルタ36は、空調エア18中
の塵埃等を除塵することができる。従って、清浄領域2
4、保守領域26にはFFU22により清浄化された空
調エアが供給される。
【0010】前記清浄領域24は、半導体製造装置4
0、40上に立設されたパーテーション42、42によ
って両側の保守領域26から仕切られている。また、清
浄領域24上のFFU22、22…は、前記パーテーシ
ョン42の上部に固定設置されている。一方、保守領域
26、26に設置されたFFU22、22…は、図2に
示すように縦2列、横4列に連結された8台1組のFF
U群23からそれぞれ構成される。前記FFU群23
は、両側に配置されたFFU22、22が図3に示す吊
りロッド44に垂下され、この吊りロッド44はその上
部に取り付けられた一対のキャスタ46、46を介して
レール48に移動自在に垂下されている。前記レール4
8は、クリーンルーム10の天井室20に設けられた梁
50(図1参照)に固定される。この梁50は、固定半
導体製造装置40、40…の設置方向(図2中上下方
向)に対して直交方向に配設され、また、レール48は
前記梁50に対して直交方向に固定されている。これに
より、FFU群23は、前記レール48、48に沿って
半導体製造装置40、40…の配設方向に沿ってスライ
ド移動自在となっている。
【0011】このように構成されたFFU群23によれ
ば、メンテナンスを行う装置40の保守領域26の上方
にFFU群23をスライド移動させるだけで、この領域
26を清浄雰囲気に保持することができる。これによ
り、本実施例では、クリーンルームの室内上部一面に多
数台のFFUを設置する必要がなくなるので、FFUの
設置台数を削減することができると共に、FFUの稼働
コストを大幅に削減することができる。
【0012】図4に示す実施例は、前記FFU群23の
周縁に、保守領域26を覆うカーテン52を取り付け、
清浄雰囲気が必要な保守領域26をカーテン52によっ
て隣接する保守領域26、26から遮蔽したものであ
る。これにより、本実施例では、清浄雰囲気が必要な保
守領域26を、前記カーテン52によって高い清浄度に
保持することができる。
【0013】図5に示す実施例は、FFU群23の周縁
にエアーノズル54、54…を設け、これらのエアーノ
ズル54、54…から吹き出されるエアーによってエア
ーカーテンを形成し、保守領域26を隣接する保守領域
26、26から遮蔽したものである。これにより、本実
施例では、図4に示した実施例と同様に、清浄雰囲気が
必要な保守領域26を高い清浄度に保持することができ
る。
【0014】本実施例では、FFU群23を8台のFF
U22、22…によって構成したが、これに限られるも
のではなく、保守領域26の広さに応じてその台数を設
定すれば良い。また、本実施例では、清浄領域24の上
方一面にFFU22、22…を固定設置したが、これに
限られるものではなく、保守領域26のFFU22と同
様に、移動可能にしても良い。
【0015】前記FFU群23の移動手段は、作業者が
手動で移動させるようにしても良く、また、他の駆動手
段によって移動させるようにしても良い。
【0016】
【0017】
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るクリー
ンルームによれば、クリーンルームの室内に移動可能に
設けられたエア供給手段を、清浄雰囲気を必要とする領
域の上部に移動させて、その領域を清浄雰囲気に保持す
るようにしたので、必要な時に必要な領域だけを清浄雰
囲気に保持することができる。
【0019】また、本発明に係るクリーンルームによれ
ば、フイルタとファンから成るファンフイルタユニット
を、清浄雰囲気を必要とする領域の上部にスライド移動
させ、この領域を清浄雰囲気に保持するようにしたの
で、ファンフイルタユニットの設置台数を削減すること
ができると共に、ファンフイルタユニットの稼働コスト
を大幅に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクリーンルームの第1実施例を示
す全体構造図
【図2】図1に於ける2−2線から見た矢視図
【図3】ファンフイルタユニットの移動機構を示す斜視
【図4】カーテンによって作業領域を遮蔽した実施例を
示す説明図
【図5】エアーカーテンによって作業領域を遮蔽した実
施例を示す説明図
【符号の説明】
10…クリーンルーム 12…空調機 20…天井室 22、22A…FF
U 23…FFU群 48…レール 52、62…カーテン 56…フレキシブル
ダクト 58…フード

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クリーンルームの室内を、半導体製造装置
    を取り扱う清浄領域と、半導体製造装置をメンテナンス
    する際に使用する保守領域とに区分けし、前記清浄領域
    の室内上部にファンフイルタユニットを固定設置すると
    共に、前記保守領域の室内上部にファンフイルタユニッ
    トを該天井面に沿って移動可能に配設し、該保守領域内
    の清浄雰囲気を必要とする所定領域の上部に前記ファン
    フイルタユニットを移動させて、この所定領域に下向流
    の清浄空気を供給するようにしたクリーンルーム。
  2. 【請求項2】前記ファンフイルタユニットは、その周縁
    に清浄雰囲気が必要な保守領域を覆うカーテンが取り付
    けられている請求項1に記載のクリーンルーム。
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