JP6501076B2 - 空気浄化システム - Google Patents

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Description

本発明は、クリーンルーム等の室内の空気を送風によって循環させて空気中の塵埃を収集、除去する空気浄化システムに関するものである。
清浄な環境が要求される半導体部品の製造等に使用されるクリーンルームは、密閉された室内で空気を循環させながらフィルタ等によって空気中の塵埃を収集し、除去することにより清浄な環境を生成し、維持する。
クリーンルームに関する先行技術として、例えば特許文献1には、密閉した室の天井、床下及び壁面内に空間を形成し、天井空間に送風ファン及びフィルタを配置し、壁面空間に床下空間と天井空間とを連通する送風ダクトを配置し、送風ファンの送風により、室内の空気を床面の通気口から吸入し、床下空間、壁面空間の送風ダクト及び天井空間を介して、天井から室内へ循環させ、空気中の塵埃をフィルタによって収集し除去するようにしたクリーンルーム設備が記載されている。
特開2013−134015号公報
一般的に、クリーンルームは、特許文献1に記載されたもののように、建屋の床下、壁部、天井内の空間に空気の循環経路を形成し、その循環経路中に送風ファン、フィルタ及び塵埃収集箱等が設置されている。このため、設備が大掛かりになり、移設や拡張のためには、大規模な改修工事が必要となる。そこで、より簡易な設備で設置が可能で、クリーンルームの移設や拡張を容易に行うことができる空気浄化システムの需要がある。
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、クリーンルームを容易に構築することができ、また、容易に移設及び拡張できるようにする空気浄化システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、密閉された室に設置して該室内の空気を浄化する空気浄化システムであって、
通気性を有する所定の高さの床板を備え、前記室の床面に敷詰められて前記床板によって作業床面を形成すると共に前記床板と前記床面との間に床下空間を形成する複数のステップと、
前記床下空間に配置され前記床面に固定されて前記床下空間から空気を吸込んで濾過する送風ファン・フィルタユニットと、前記送風ファン・フィルタユニットに接続され前記作業床面を貫通して前記室の天井付近まで延びる垂直ダクトと、該垂直ダクトに接続され前記室の天井に沿って水平方向に延びて空気吹出口を有する水平ダクトとを一体化した少なくとも1つの空気循環ユニットと、
を備えることを特徴とする。
本発明に係る空気浄化システムによれば、室内の空気は、通気性を有する床板を通して床下空間へ流れ、送風ファン・フィルタユニットに吸込まれ、濾過された後、垂直ダクト及び水平ダクトを通って水平ダクトの吹出口から室内の天井付近へ吹出される。このように室内の空気を循環させて効率よく浄化することができる。また、室の広さや形状に応じて、ステップ及び空気循環ユニットの数及び配置を適宜設定することにより、広さや形状の異なる様々な室に適用が可能である。その結果、クリーンルームを容易に構築し、また、拡張及び移設することが可能になる。
本発明の一実施形態に係る空気浄化システムの空気循環ユニットの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る空気浄化システムを適用したクリーンルームの概略構成を示す斜視図である。 図1の空気循環ユニットの送風ファン・フィルタユニットを拡大して示す斜視図である。 図1の空気循環ユニットの送風ファン・フィルタユニットと垂直ダクトとの接続部の側面図である。 図1の空気循環ユニットの垂直ダクトと水平ダクトとの接続部の側面図である。 図2のクリーンルーム内の空気の循環を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態に係る空気浄化システムは、密閉した室に設置し、室内の空気を循環させて浄化、すなわち、空気中の塵埃を除去して、クリーンルームを構築するためのものである。
図2を参照して、本実施形態の空気浄化システム1が設置される室2は、線材からなる複数のフレーム3を床面Fに立設し、これらのフレーム3を気密性のシート材(図示せず)で覆って密閉した空間を形成するものである。フレーム3は、線材を略矩形に折り曲げて壁面及び天井をそれぞれ構成するための鉛直部3A及び水平部3Bを有しており、水平部3Bは、上下に2本が平行に配置されている。床面Fには、複数の脚部5Aによって正方形又は長方形の床板5Bを一定の高さ(例えば300mm程度)で支持する複数のステップ5(一部のみ図示する)が敷き詰められ、床板5Bによって作業床面Wが形成されている。そして、作業床面Wの下方、すなわち、作業床面Wと床面Fとの間に床下空間Sが形成されている。ステップ5の床板5Bは、多数の通気孔(図示せず)が設けられて通気性を有している。床板5Bの通気孔は、空気中の塵埃を通過させる大きさとなっている。
空気浄化システム1は、図1に示す空気循環ユニット6を備えている。図1に示すように、空気循環ユニット6は、ステップ5の床板5Bの下方の床下空間Sに配置される箱状の送風ファン・フィルタユニット7と、送風ファン・フィルタユニット7から、鉛直方向に延びて室2の天井付近のフレーム3の下側の水平部3Bの近傍の高さまで達する垂直ダクト8と、垂直ダクト8の上部から水平方向に、すなわち、室2の天井に沿って延びる水平ダクト9とを一体化(ユニット化)したものである。
送風ファン・フィルタユニット7は、吸気口10Aから空気を吸込んで送風する送風ファン10と、送風ファン10によって送られる空気中の塵埃を濾過して集塵するフィルタ11と、フィルタ11から空気を垂直ダクトに送る送風チャンバ12とを結合して一体化したものである。図3に示すように、送風ファン・フィルタユニット7は、構造材である本体フレーム13に取付けられたブラケット14によって床面Fにボルト等の締結具によって固定される。ブラケット14は、床面Fに対してフレーム13の取付角度を調整可能になっている。
垂直ダクト8は、伸縮及び屈曲可能な蛇腹部を有する下部ジョイント15によって下端部が送風ファン・フィルタユニット7の送風チャンバ12に接続され、作業床面Wを貫通して鉛直方向に室2の天井付近まで延びている。垂直ダクト8の上端部には、伸縮及び屈曲可能な蛇腹部を有する直角に曲った上部ジョイント16によって水平ダクト9が接続されている。水平ダクト9は、水平方向に室2の天井の略中央部まで延びている。水平ダクト9は、先端部が閉塞され、側面の上部に多数の空気吹出口17が設けられている。多数の空気吹出口17は、水平ダクト9の先端側へ行くほど密で基端側へ行くほど疎となるように分布されている。
垂直ダクト8及び水平ダクト9には、これらに沿って鉛直方向及び水平方向の延びる略L字形の支持フレーム18が取付けられている。支持フレーム18の下端部は、送風ファン・フィルタユニット7の本体フレーム13に結合されている。水平ダクト9の先端の上部及び上部ジョイント16の上部には、掛止部19が設けられ、掛止部19をフレーム3の水平部3B等の室2の天井付近の構造物に掛止することにより、水平ダクト9を支持できるようになっている。なお、図中、符号Mは、作業者を示す。
本実施形態に係る空気清浄システム1を用いたクリーンルームの構築について次に説明する。
クリーンルームとすべき密閉可能な室を準備する。この室は、本実施形態では、図2に示すように、床面Fに複数立設したフレーム3を気密性のシートで覆うことによって形成されている。そして、室2内に、図1に示す空気循環ユニット6を設置する。このとき、室2の広さ(容積)及び形状に応じて、設置する空気循環ユニット6の数及び配置を適宜設定する。本実施形態では、5基の空気循環ユニット6が設置されている。これらの空気循環ユニット6は、室2の一側の壁面の近傍に等間隔に並べて配置され、水平ダクト9が互いに平行に室2の天井の略中央部まで延びている。空気循環ユニット6は、送風ファン・フィルタユニット7のブラケット14が床面Fにボルト等によって取付けられて固定される。更に、水平ダクト9及び上部ジョイント16の掛止部19をフレーム3の下側の水平部3Bに掛止して支持してもよい。室2の床面Fには、複数のステップ5が敷詰められ、ステップ5の床板5Bによって一定の高さの作業床面Wが形成される。空気循環ユニット6の送風ファン・フィルタユニット7は、ステップ5によって形成された作業床面Wの下方の床下空間Sに収納され、垂直ダクト8が作業床面Wを貫通するように上方に延びている。
次に、空気清浄システム1の作動について図6を参照して説明する。
送風ファン・フィルタユニット7の送風ファン10を作動させて、床下空間Sから吸気口10Aを通して空気を吸引し、フィルタ11、送風チャンバ、垂直ダクト8及び水平ダクト9を通して送風し、水平ダクト9の複数の空気吹出口17から天井に向けて空気を吹出す。これにより、図6中に矢印で示すように、室2内の空気は、空気中の塵埃と共にステップ5の床板5Bの通気孔を通り床下空間Sへ流れ、送風ファン・フィルタユニットの吸気口から吸引され、水平ダクト9の空気吹出口17から天井付近に吹出されて室2内へ戻り、このような経路で循環する。このとき、送風ファン・フィルタユニット7の送風ファン10に吸込まれた空気は、フィルタ11を通過して空気中の塵埃が濾過、収集されて浄化される。このようにして、室2内の空気を循環させながら空気中の塵埃を除去することができ、効率よく浄化を行うことができる。
水平ダクト9は、天井の中央付近まで延びており、室2内を完全に横切っていないが、空気吹出口17を水平ダクト9の上部に先端側が密になるように配置することで、空気が天井、壁を伝って流れる性質により、空気吹出口17から吹出された空気は、水平ダクト9の先端側から広がって天井、壁を伝って室2の隅々まで行き渡る。これにより、空気吹出口17から吹出した空気が作業者Mの頭に直接当たらないので、作業者Mが不快になることがない。
空気浄化システム1の設置に際して、送風ファン、フィルタ及び送風ダクトを一体化(ユニット化)した空気循環ユニット6を床面Fにボルト等によって取付け、また、床面Fに複数のステップ5を敷詰めることにより作業床面Wを形成するので、室2の大きさ(広さ、容積)及び形状に応じて、空気循環ユニット6及びステップ5の設置数及び配置を適宜設定することにより、広さ及び形状の異なる様々な室2に対応が可能である。また、空気循環ユニット6及びステップ5は、容易に設置、撤去及び移設することできるので、室2を拡張及び移設する場合にも柔軟に対応することができる。
空気循環ユニット6を床面Fに固定するためのブラケット14は、フレーム13の床面Fに対する取付角度が調整可能であるから、床面F及び作業床面Wの水平度にかかわらず、垂直ダクト8の鉛直度を確保することができ、空気循環ユニット6の設置の安定性を確保することができる。また、空気循環ユニット6の送風ファン・フィルタユニット7、垂直ダクト8間、及び、垂直ダクト8、水平ダクト9間は、それぞれ蛇腹部を有する下部及上部ジョイント15、16で結合されているので、蛇腹部の伸縮及び屈曲性により、各部の寸法及び角度の製造誤差を吸収すると共に組立性を向上させることができる。
1…空気浄化システム、2…室、5…ステップ、6…空気循環ユニット、7…送風ファン・フィルタユニット、8…垂直ダクト、9…水平ダクト、17…空気吹出口、F…床面、S…床下空間、W…作業床面

Claims (1)

  1. 密閉された室に設置して該室内の空気を浄化する空気浄化システムであって、
    通気性を有する所定の高さの床板を備え、前記室の床面に敷詰められて前記床板によって作業床面を形成すると共に前記床板と前記床面との間に床下空間を形成する複数のステップと、
    前記床下空間に配置され前記床面に固定されて前記床下空間から空気を吸込んで濾過する送風ファン・フィルタユニットと、前記送風ファン・フィルタユニットに接続されて前記作業床面を貫通して前記室の天井付近まで延びる垂直ダクトと、該垂直ダクトに接続され前記室の天井に沿って水平方向に延びて空気吹出口を有する水平ダクトとを一体化した少なくとも1つの空気循環ユニットと、
    を備えることを特徴とする空気浄化システム。
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