JP3170901U - 自転車キャリア装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ハンドルが互いにぶつかることを防ぎ、必要に応じて各自転車の間隔を調整し、自転車の占有空間を小さくすることができる自動車のトランクドア上に自転車を掛架させるキャリア装置を提供する。【解決手段】自動車のトランクドア上に自転車を掛架させるキャリア装置は、本体フレーム10、少なくとも1つのフロントフォーク固定ベース20、少なくとも1つの車体支持部50、少なくとも1つの調整構成帯40及び少なくとも1つの引っ掛け構成帯30を備える。本体フレーム10は井状のフレームである。フロントフォーク固定ベース20は、高さ及び前後の位置をずらして本体フレーム10に配置される。車体支持部50は、本体フレーム10の適宜な場所に固定される。調整構成帯40により、車体支持部50上に自転車を固定させる。引っ掛け構成帯30により、自動車のトランクドア上に本体フレーム10を固定させる。【選択図】図1
Description
本考案は、自転車キャリア装置に関するものであり、さらに詳しくは、自動車のトランクドア上に自転車を掛架させる自転車キャリア装置に関するものであり、特に、高さ及び前後の位置をずらしてフロントフォーク固定ベースを配置し、前輪が外された多数組のフロントフォークを固定する自動車のトランクドア上に自転車を掛架させるキャリア装置に関するものである。
近年、レジャー及び健康への関心が高まるにつれ、サイクリングをレジャーとして楽しむ愛好者が増えてきているが、目的地まで自転車を乗用車で運ぶ際、問題が生じることがある。例えば、乗用車専用の自転車用キャリアは、ルーフ又はバックドア上に自転車を搭載して使用するのが一般的であるが、家族全員分又は多人数分の自転車(例えば、3、4台)を載せることは困難であり、運搬可能な自転車の数が制限されるという欠点がある。
自転車用キャリアとして、実公平3−1310号公報(以下、「特許文献1」という。)には、乗用車のルーフ上に方形の台座を固定し、該台座の左右両側上面にガイドローラーを前後方向の水平軸を介して前後一対ずつ回転自在に軸支し、乗用車の側方に傾斜状態で立てかけるか、またはルーフ上に取り付ける構成が記載されている。
また、実用新案登録第3106897号公報(以下、「特許文献2」という。)には、自動車等の車外に搭載される自転車キャリアであって、車種の違いに対しても調整対応が可能であり、また、固定が強化できると記載されている。
さらに、特開平10−109599号公報(以下、「特許文献3」という。)には、自動車のルーフに設けたベースキャリアに搭載する自転車運搬用キャリアであって、車輌に取り付けられるタイヤ受け用のフレームバーと、フレームバーに向かって自転車のクランク軸部分間を抑制させる抑制手段とからなる自転車運搬用キャリアが記載されている。
しかし、かかる特許文献に記載されている自転車キャリアは搭載可能な自転車の台数が限られており、多人数分の自転車を搭載できることについて開示がない。
実公平3−1310号公報
実用新案登録第3106897号公報
特開平10−109599号公報
従って、本考案の課題は、自動車のトランクドア上の限られたスペースを利用して多人数分の自転車の搬送可能な構造の自転車キャリアを提供することにある。
そこで、本考案者は、前記の本考案の課題を解決するため鋭意検討を重ねた結果、フロントフォーク固定ベースを本体フレームの任意の位置に取り付けるように構成することにより、前記課題を解決できることに着目し、かかる知見に基いて本考案に想到するに至った。
すなわち、本考案の目的は、ハンドルが互いにぶつかることを防ぐために高さ及び前後の位置をずらしてフロントフォーク固定ベースを配置し、自転車の占有空間が小さくなるように必要に応じて各自転車の間隔を調整することが可能な自動車のトランクドア上に自転車を掛架させるキャリア装置を提供することにある。
かくして、上記課題を解決するために、本考案によれば、本体フレーム、少なくとも1つのフロントフォーク固定ベース、少なくとも1つの車体支持部、少なくとも1つの調整構成帯及び少なくとも1つの引っ掛け構成帯を備える自動車のトランクドア上に自転車を掛架させるキャリア装置であって、
前記本体フレームは、井状のフレームであり、前記フロントフォーク固定ベースは、高さ及び前後の位置をずらして前記本体フレームに配置され、前記車体支持部は、前記本体フレームの適宜な場所に固定され、前記調整構成帯により、前記車体支持部上に前記自転車を固定させ、前記引っ掛け構成帯により、前記乗用車の前記トランクドア上に前記本体フレームを固定させることを特徴とする乗用車のトランクドア上に自転車を掛架させるキャリア装置が提供される。
前記本体フレームは、井状のフレームであり、前記フロントフォーク固定ベースは、高さ及び前後の位置をずらして前記本体フレームに配置され、前記車体支持部は、前記本体フレームの適宜な場所に固定され、前記調整構成帯により、前記車体支持部上に前記自転車を固定させ、前記引っ掛け構成帯により、前記乗用車の前記トランクドア上に前記本体フレームを固定させることを特徴とする乗用車のトランクドア上に自転車を掛架させるキャリア装置が提供される。
前記フロントフォーク固定ベースには、前輪のクイックレリーズが配置され、前記クイックレリーズのロッド上に掛け渡されたフロントフォークは、ナットにより前記フロントフォーク固定ベース上に締結されることが好ましい。
前記車体支持部は、前記本体フレーム上にヒンジにより枢着されることが好ましい。
本考案は前記の通りの構成からなり、限られたトランクドア上において、多数の自転車を搭載することができる。そして、目的地において一度に多数の自転車を使用する場合に極めて利便上に優れたものである。
以下、本考案の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、これらの説明によって本考案が限定されるものではない。
図1及び図2を参照する。図1及び図2に示すように、本考案の一実施形態による乗用車のトランクドア上に自転車を掛架させるキャリア装置は、少なくとも本体フレーム10、少なくとも1つのフロントフォーク固定ベース20、少なくとも1つの車体支持部50、少なくとも1つの調整構成帯40及び少なくとも1つの引っ掛け構成帯30から構成される。本体フレーム10は、平面が井状をなし、乗用車のトランクドアを開けてから引っ掛け構成帯30を引っ掛けてトランクドア上に固定させる。フロントフォーク固定ベース20は、T字状をなし、本体フレーム10の適宜な場所に、高さ及び前後の位置がずれた状態で配置されている。前輪のクイックレリーズ22のロッド221は、フロントフォーク固定ベース20に貫設され、ナット222が螺合される。
図3を参照する。図3に示すように、車体支持部50は、ヒンジ51により、本体フレーム10上の適宜な場所に枢着され、本体フレーム10に対して水平に収納することができる。各車体支持部50上には、自転車を固定する調整構成帯40が配置されている。本体フレーム10上には、複数の引っ掛け構成帯30が配置されている。
図4を参照する。図4に示すように、本実施形態の本体フレーム10は、複数の引っ掛け構成帯30により、トランクドア上に固定されている。
図5及び図5−1を参照する。図5及び図5−1に示すように、実際に自転車を設置する際は、フロントフォーク固定ベース20のクイックレリーズ22のロッド221上に、前輪が外されたフロントフォークAを掛架させ、クイックレリーズ22のロッド221にナット222を螺合させると、フロントフォークAが、フロントフォーク固定ベース20上に固定される。
図6及び図7を参照する。図6及び図7に示すように、高さ及び前後の位置をずらして配置されたフロントフォーク固定ベース20は、必要に応じて互いの間隔を調整することができる。つまり、自転車をトランクドア上に取り付ける際、フロントフォーク固定ベース20の高さ及び前後の位置をずらすことにより、自転車のハンドルBが互いに当たらないように配置し、多くの自転車を載せても占有空間が小さく、多くの自転車を目的地まで運ぶことができる。
上述したことから分かるように、本考案の自動車のトランクドア上に自転車を掛架させるキャリア装置は、高さ及び前後の位置をずらしてフロントフォーク固定ベースを配置することにより、多数の自転車を載せても自動車のトランクドア上の占有空間が最小となり、多くの自転車を目的地まで運ぶことができる。
以上、本考案の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本考案を限定するものではない。本考案の主旨と領域を逸脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本考案の実用新案登録請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。
10 本体フレーム
20 フロントフォーク固定ベース
22 クイックレリーズ
30 引っ掛け構成帯
40 調整構成帯
50 車体支持部
51 ヒンジ
221 ロッド
222 ナット
A フロントフォーク
B ハンドル
20 フロントフォーク固定ベース
22 クイックレリーズ
30 引っ掛け構成帯
40 調整構成帯
50 車体支持部
51 ヒンジ
221 ロッド
222 ナット
A フロントフォーク
B ハンドル
Claims (3)
- 本体フレーム、少なくとも1つのフロントフォーク固定ベース、少なくとも1つの車体支持部、少なくとも1つの調整構成帯及び少なくとも1つの引っ掛け構成帯を備える自動車のトランクドア上に自転車を掛架させるキャリア装置であって、
前記本体フレームは、井状のフレームであり、
前記フロントフォーク固定ベースは、高さ及び前後の位置をずらして前記本体フレームに配置され、
前記車体支持部は、前記本体フレームの適宜な場所に固定され、
前記調整構成帯により、前記車体支持部上に前記自転車を固定させ、
前記引っ掛け構成帯により、前記自動車の前記トランクドア上に前記本体フレームを固定させることを特徴とする自動車のトランクドア上に自転車を掛架させるキャリア装置。 - 前記フロントフォーク固定ベースには、前輪のクイックレリーズが配置され、
前記クイックレリーズのロッド上に掛け渡されたフロントフォークは、ナットにより前記フロントフォーク固定ベース上に締結されることを特徴とする請求項1に記載の自動車のトランクドア上に自転車を掛架させるキャリア装置。 - 前記車体支持部は、前記本体フレーム上にヒンジにより枢着されることを特徴とする請求項1に記載の自動車のトランクドア上に自転車を掛架させるキャリア装置。
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- 2011-07-25 JP JP2011004302U patent/JP3170901U/ja not_active Expired - Fee Related
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