JP2014213733A - 自動二輪車 - Google Patents

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敦 小笠原
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Abstract

【課題】荷物積載手段を備えた自動二輪車において、2人乗車時に後部荷台が確保できると共に、1人乗車時に外観性を高められる技術を提供する。【解決手段】運転者席31、同乗者席32を、車両前方から後方へこの順に備える自動二輪車において、荷物が積載可能なリヤトップボックス35を更に備えると共に、このリヤトップボックス35を同乗者席の後方位置と、同乗者席の上方位置とに選択的に位置決めする位置決め手段40Bを備えている。位置決め手段40Bは、グラブレール34と、このグラブレール34に車両前後方向に移動可能に取付けられるスライダ36と、このスライダ36をグラブレール34に固定する固定部材42とからなる。【選択図】図8

Description

本発明は、荷物積載手段を備えた自動二輪車の改良に関する。
荷物を積むことができる荷物積載手段を備えた自動二輪車が知られている(例えば、特許文献1(図15)参照。)。
特許文献1の図15に示すように、スクータ型車両(10)(括弧付き数字は、特許文献1記載の符号を示す。以下同じ。)は、運転席(25)の後方に、荷物積載手段としての後部荷台(87)を備え、この後部荷台(87)と運転席(25)の間に、助手席兼シートバック(26)を車両後方へ傾倒可能に備える。1人乗車時で、後部荷台(87)に荷物(104)を積載するときは、助手席兼シートバック(26)を立て、シートバックとして利用し、紐(105)等により荷物(104)を固定する。
特許文献1の車両(10)では、1人乗車のときは、運転席(25)に座る運転者の近くに後部荷台が配置される。2人乗車のときは、後部荷台(87)は、助手席兼シートバック(26)で覆われる。すなわち、2人乗車の場合は、後部に荷物を載せることが困難になる。
2人乗車の場合であっても、後部に荷物を載せることができれば、利便性が向上する。そのためには、後部荷台(87)を運転席(25)から後方に離して配置することで、2人乗車時に、後部荷台(87)が使用可能となるが、反面、1人乗車時には、後部荷台(87)が過度に後方に在るように見えることとなり、外観上改良の余地がある。
そこで、2人乗車時に後部荷台が確保できると共に、1人乗車時に外観性を高められる自動二輪車が求められる。
特開2004−330984公報
本発明は、荷物積載手段を備えた自動二輪車において、2人乗車時に後部荷台が確保できると共に、1人乗車時に外観性を高められる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、運転者が操向操作をするハンドル、運転者が座る運転者席、同乗者が座る同乗者席を、車両前方から後方へこの順に備える自動二輪車において、荷物が積載可能な荷物積載手段を更に備えると共に、この荷物積載手段を同乗者席の後方位置と、同乗者席の上方位置とに選択的に位置決めする位置決め手段を備えていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、同乗者席の後方に、更に、テールライトユニットが備えられ、
荷物積載手段が、同乗者席の上方に位置するとき、テールライトユニットが、荷物積載手段より後方に配置されることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、位置決め手段は、同乗者席の外縁を囲うように設けられるグラブレールと、このグラブレールに車両前後方向に移動可能に取付けられるスライダと、このスライダをレールに固定する固定部材とからなることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、荷物積載手段は、車両前方に面する前面に、運転者の背中又は同乗者の背中を当てるバックレストを備えることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、位置決め手段に、平行リンクが付設されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、スライダは、同乗者席よりも車両後方に配置されることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、車両に、荷物積載手段を同乗者席の後方位置と、同乗者席の上方位置とに選択的に位置決めする位置決め手段を備えている。荷物積載手段が前寄りに位置決めされるとき、荷物積載手段は、同乗者席に重なっている。
すなわち、荷物積載手段が後寄りに位置し、同乗者席の後方に配置されるとき、2人乗車時であっても、荷物積載手段を確保することができる。併せて、荷物積載手段が前寄りに位置し、同乗者席に重なっているとき、運転者席に荷物積載手段を近づけて配置できるので、1人乗車時であっても車両の外観性を高めることができる。
さらに、荷物積載手段を同乗者席の上方又は後方に選択的に位置決めする位置決め手段によって、荷物積載状態や乗車人員に応じて荷物積載手段を乗員に近づけて配置できる。荷物積載手段を乗員に近づけられるので、車両マスを集中化できる。結果、車両の取り回し操作が容易に行えるようになる。
請求項2に係る発明では、荷物積載手段が、同乗者席の上方に位置するとき、同乗者席の後方に備えられるテールライトユニットが、荷物積載手段より後方に配置される。すなわち、テールライトユニットが、荷物積載手段よりも前方に配置される場合に比べ、荷物積載手段を運転者に寄せて配置できる。結果、車両マスを集中化でき、車両の取り回し性を一層高めることができる。
請求項3に係る発明では、位置決め手段は、グラブレールと、このグラブレールに移動可能に取付けられるスライダと、このスライダをグラブレールに固定する固定部材とからなる。スライダは、固定部材を介してグラブレールに移動自在に固定されるので、スライダを更に車両前方へ移動できる。車両前方へ移動したスライダに荷物積載手段が設けられる。すなわち、荷物積載手段は、車両前方へ移動可能となるので、車両マスの集中化が図れ、車両の取り回し操作が容易に行えるようになる。
請求項4に係る発明では、荷物積載手段の前面に、バックレストを備える。すなわち、荷物積載手段にバックレストを兼ねさせたので、部品点数の増加を抑えながら、運転者又は同乗者の座り心地を高めることができる。部品点数の増加が抑えられるので、車両の軽量化も図れる。
請求項5に係る発明では、位置決め手段に、平行リンクが付設されている。平行リンクであれば、荷物積載手段は、平行リンクの腕の長さの円弧軌跡をもって同乗者席を跨ぐように移動できるため、同乗者席の形状を、後上がりの形状にすることができる。後上がりの形状をもつ同乗者席になれば、車両の外観性を高めることができる。
請求項6に係る発明では、スライダは、同乗者席よりも車両後方に配置される。すなわち、同乗者席の側方に、スライダが配置されないため、同乗者席に座る同乗者は、同乗者席の側方にあるグラブレールを握り易くできる。従って、同乗者は、同乗者席に座り易くなり、居住性が高まる。
本発明に係る自動二輪車の左側面図である。 図1の要部拡大図である(左側面図)。 図2の3−3線断面図である。 後部同乗者席に荷物が載置されるときの作用説明図である。 後部同乗者席に同乗者が座るときの作用説明図である。 後部同乗者席の上に荷物積載手段が配置されるときの作用説明図である。 図2の変形例図である(左側面図)。 第2実施例に係る自動二輪車の要部拡大図である(左側面図)。 図8の9−9線断面図である。 図8の変形例図である(左側面図)。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図中及び実施例において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、各々、自動二輪車に乗車する運転者から見た方向を示す。
先ず、本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、自動二輪車10に、車体フレーム11が備えられ、この車体フレーム11は、ヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から車両後斜め下方に延びるメインフレーム13と、このメインフレーム13の途中から車両後斜め上方に延びるシートレール14と、このシートレール14の後端から方向に延びるシートレール延長部15とから構成される。この車体フレーム11の周囲は車体カバー16で覆われる。
車体フレーム11の車両前後方向中間部から車両後方へスイングアームを兼ねるパワーユニット21が揺動自在に延ばされ、このパワーユニット21の後端に駆動輪となる後輪24が取付けられる。
ヘッドパイプ12に、操向軸25が回動自在に挿嵌され、この操向軸25の上端に運転者が操向操作をするハンドル26が取付けられ、操向軸25の下端から下方へフロントフォーク27が延ばされ、このフロントフォーク27の下端に前輪23が取付けられる。
パワーユニット21の後端とシートレール延長部15の間にリヤクッション28が渡される。シートレール延長部15に、テールライトユニット33が取付けられる。テールライトユニット33は、同乗者席32の後方に備えられている。
ハンドル26の車両後方に運転者が座る運転者席31が備えられ、この運転者席31の後方に同乗者が座る同乗者席32が備えられている。シートレール14の後端に、グラブレール34が取付けられる。このグラブレール34は、同乗者席32の外縁を囲うように設けられる。グラブレール34に、物を収納できる荷物積載手段としてのリヤトップボックス35が取付けられている。次図以降で、リヤトップボックス35の取付構造等について詳細に説明する。
図2に示すように、車体フレーム(シートレール14)の後端に、運転者又は同乗者が握ることができるグラブレール34が車両後方に延びており、このグラブレール34に車両前後方向へ摺動自在にスライダ36が設けられる。グラブレール34にスライダ36を摺動することで、リヤトップボックス35を同乗者席32の後方位置と、同乗者席32の上方位置とに選択的に位置決めできるようにした。このリヤトップボックス35を同乗者席の後方位置と、同乗者席の上方位置とに選択的に位置決めする位置決め手段40の詳細については、次図で説明する。
スライダ36に平行リンク41が付設され、この平行リンク41の上端に荷物が積載可能な荷物積載手段(リヤトップボックス35)が備えられる。スライダ36に平行リンク41が付設されるので、平行リンク41の上端及び下端に設けられている固定部材(ボルト42)をいったん緩め、リヤトップボックス35を矢印a方向に揺動させ、ボルト42を締付けることにより、リヤトップボックス35を同乗者席32の上方位置から同乗者席32の後方位置へ移動させるようにした。なお、リヤトップボックス35の車両前方に面する前面35aに、運転者の背中又は同乗者の背中を当てるバックレスト43が備えられている。
図中、テールライトユニット33は、同乗者席32の上方位置に位置決めされた荷物積載手段(リヤトップボックス35)より後方に配置される。また、スライダ36は、同乗者席32よりも車両後方に配置される。
なお、本実施例では、グラブレールは、車体フレームに取付けられているが、この車体フレームに限定されることなく、車体カバー、その他、車両の構成要素に取付けることは差し支えない。
次に、位置決め手段の詳細について説明する。
図3に示すように、リヤトップボックス35(図2参照)を所定の位置に位置決めする位置決め手段40は、同乗者席32の車幅方向側方位置にて車体フレーム(シートレール14(図2参照))に取付けられるレール(グラブレール34)と、このグラブレール34に車両前後方向に移動可能に取付けられるスライダ36と、このスライダ36をグラブレール34に固定する固定部材(ボルト42)とからなる。
スライダ36は、斜幅方向左右に延びる水平部51と、水平部51の端部から下方へ延びる垂直部52と、この垂直部52からグラブレール34の外周面34gの下部に沿って車幅方向内方へ巻き付くように延び外周面34gに当接する当接部53と、この当接部53から上方へ延びる第2垂直部55とからなる。第2垂直部55の内側面に、固定部材(ボルト42)が締結される締結部54が溶接されている。
垂直部52と第2垂直部55の間にてボルト42の軸42gの周りに弾性部材56が挿嵌され、ボルト42を緩めたときに、スライダ36は図表裏方向に摺動可能となり、ボルト42を締めたときに、スライダ36はグラブレール34に位置決め、固定されるようにした。平行リンク41は、ボルト42によってスライダ36に共締めされている。すなわち、ボルト42は、平行リンク41の位置決めとスライダの位置決めとを兼ねる部材である。垂直部52と平行リンク41の間にて、ボルト42の軸42gの周囲に、カラー部材47が挿嵌されている。
このような位置決め手段40は、車幅方向左右一対設けられている。図において、車幅方向左側の位置決め手段40について説明したが、車幅方向右側の位置決め手段についても、車幅方向中心線に対して左右対称な構造であり、説明を省略する。
以上に述べた荷物積載手段が備えられている自動二輪車の作用を次に述べる。
図4に、運転者Rが乗車する1人乗車で、リヤトップボックス35がテールライトユニット33の後方に位置している態様が示される。スライダ36は、同乗者席32よりも車両後方位置に位置決めされ、平行リンク41は、車両後方へスイングした後位置で固定される。このとき、荷物積載手段(リヤトップボックス35)は、テールライトユニット33の後方に位置する。リヤトップボックス35をテールライトユニット33の後方に配置することで、運転者席31に運転者Rが座る1人乗車の際に、同乗者席32に荷物58を積載することができ、積載容量を増やすことができる。また、ロープなどを用いて荷物58をグラブレール34、リヤトップボックス35又は平行リンク41に固定することができ、荷物58を強固に支持することができる。
図5に、運転者Rと同乗者Pとが乗車する2人乗車で、リヤトップボックス35がテールライトユニット33の前方に位置している態様が示される。スライダ36は、同乗者席32よりも車両後方に位置決めされ、平行リンク41は、車両後方へスイングした後位置で固定される。
荷物積載手段(リヤトップボックス35)の前面35aに、バックレスト43が備えられている。すなわち、リヤトップボックス35にバックレスト43を兼ねさせた。運転者席31に運転者Rが座り、同乗者席32に同乗者Pが座る2人乗車の際に、同乗者Pはバックレスト43に寄りかかることができるので、部品点数の増加を抑えながら、同乗者Pの居住性を高めることができる。部品点数の増加が抑えられるので、車両の軽量化を図ることができる。
また、スライダ36は同乗者席32の後方に配置され、同乗者席32の側方に、スライダ36が配置されないため、同乗者席32に座る同乗者Pは、同乗者席32の側方にあるグラブレール34を握り易くできる。従って、同乗者Pは、同乗者席32に座り易くなり、同乗者Pの居住性を一層高めることができる。
図6に、運転者Rが乗車する1人乗車で、リヤトップボックス35がテールライトユニット33の前方に位置している態様が示される。スライダ36は、同乗者席32の上方に位置決めされ、平行リンク41は、車両前方へスイングした前位置にあり、この前位置に荷物積載手段(リヤトップボックス35)が位置する。
リヤトップボックス35は、車両前方へ移動可能となるので、車両マスの集中化が図れ、車両の取り回し性を一層高めることができる。また、位置決め手段40を構成するレールは、グラブレール34で兼ねているので、部品点数の増加を抑えることができる。
また、リヤトップボックス35の前面35aに、バックレスト43を備えているので、運転者席31に運転者Rが座る1人乗車の際に、運転者Rはバックレスト43に寄りかかることができるので、運転者Rの居住性を高めることができる。また1人乗車時に、荷物積載手段(リヤトップボックス35)は、テールライトユニット33よりも前方に位置するので、テールライトユニット33の視認性を高めることができる。
図4〜6を併せて参照し、車体フレーム11に、荷物積載手段(リヤトップボックス35)を同乗者席32の後方位置と、同乗者席32の上方位置とに選択的に位置決めする位置決め手段40が備えられている。
図6に示すように、リヤトップボックス35が前寄りに位置決めされるとき、リヤトップボックス35は、同乗者席32に重なる。すなわち、リヤトップボックス35が前寄りに位置するとき、運転者席31にリヤトップボックス35を近づけて配置できる。リヤトップボックス35を運転者に寄せて配置できるので、車両の外観性を高めることができる。
図4に戻り、リヤトップボックス35が後寄りの同乗者席32の後方位置にあるとき、 同乗者席32に荷物58を載せることができると共に、リヤトップボックス35にも物を収納できる。結果、荷物を含む物の積載量を増やすことができる。
また、荷物積載状態や乗車人員に応じてリヤトップボックス35を乗員に近づけて配置できるので、車両マスを集中化することができる。この結果、車両の取り回し性を高めることができる。
ここで、車両の取り回し性とは、車両操作のし易さの程度を言い、通常、荷物が収納された荷物積載手段が、車両長手方向略中心に位置する重心から離れた位置にある程、荷物積載量が増えるにつれ、車両の取り回し性に与える影響が大きくなる。車両の取り回し性は、車両走行時の操縦性や、非走行時に乗員が車両を引き回すときの引き回し性の双方を含んでいる。
このとき、同乗者席32の後方に備えられるテールライトユニット33は、同乗者席32の上方位置に位置決めされたリヤトップボックス35より後方に位置する。すなわち、テールライトユニット33が、リヤトップボックス35よりも前方に位置する場合に比べ、リヤトップボックス35を運転者に寄せて配置できる。結果、車両マスを集中化でき、車両の取り回し性を一層高めることができる。
リヤトップボックス35の前面35aに、バックレスト43を備える。すなわち、リヤトップボックス35にバックレスト43を兼ねさせたので、部品点数の増加を抑えながら、運転者R又は同乗者Pの座り心地を高めることができる。部品点数の増加が抑えられるので、車両の軽量化も図れる。
図2に戻り、位置決め手段40に、平行リンク41が付設されている。平行リンク41であれば、リヤトップボックス35は、平行リンク41の腕の長さの円弧軌跡をもって同乗者席32を跨ぐように移動できるため、同乗者席32の形状を、後上がりの形状にすることができる。後上がりの形状をもつ同乗者席32になれば、車両の外観性を高めることができる。
図3に戻り、スライダ36は、固定部材(ボルト42)を介してグラブレール34に移動自在に固定される。スライダ36を移動したいときは、ボルト42をいったん緩め、スライダ36を更に車両前方へ移動させた後、締め付ければ良い。ボルト42は、車載工具を利用して緩め、締結可能である。ボルト42を外から緩め、締結するだけで、スライダ36及び平行リンク41を移動させることができるので、リヤトップボックス35の移動に係る簡便な操作性が確保される。
次に、実施例1の変形例について説明する。
図7に示すように、平行リンク41の上端に、物を載置できる荷物積載手段としてのリヤキャリア45が取付けられている。リヤキャリア45に荷物68が取付けられる。なお、荷物積載手段は、リヤキャリア45とリヤトップボックス35(図2参照)とを含む概念である。
車体フレーム(シートレール14)にグラブレール34を介して、荷物が積載可能なリヤキャリア45を備えると共に、このリヤキャリア45を同乗者席32の後方位置と、同乗者席32の上方位置とに選択的に位置決めする位置決め手段40を備えている。図中、位置決め手段40のスライダ36は、同乗者席32よりも車両後方に配置される。
スライダ36に平行リンク41が付設され、この平行リンク41の上端に荷物が積載可能な荷物積載手段(リヤキャリア45)を備えている。平行リンク41を矢印b方向に揺動させると、同乗者席32の上方位置から同乗者席32の後方位置へ容易に移動させることができる。その他の構成及び作用について、前述した実施例1と大きく変わる点はなく、説明を省略する。
次に、本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。
図8に示すように、車体フレーム(シートレール14)の後端に、運転者又は同乗者が握ることができるグラブレール34が車両後方に延びており、このグラブレール34に車両前後方向へ摺動自在にスライダ36が設けられる。グラブレール34にスライダ36を摺動させ、リヤトップボックス35を同乗者席32の後方位置と、同乗者席32の上方位置とに選択的に位置決めできるようにした。このリヤトップボックス35を同乗者席の後方位置と、同乗者席の上方位置とに選択的に位置決めする位置決め手段40Bについては、次図で説明する。
図中、テールライトユニット33は、同乗者席32の上方位置に位置決めされた荷物積載手段(リヤトップボックス35)より後方に配置される。リヤトップボックス35は、車両前方に面する前面35aに、同乗者の背中を当てるバックレスト43を備える。
実施例1と大きく異なる点は、スライダ36に直接リヤトップボックス35が取付けられる点にある。その他、位置決め手段の構造については、次図にて説明する。
図9に示すように、位置決め手段40Bは、同乗者席32(図8参照)の車幅方向側方位置にて車体フレーム(シートレール14(図8参照))に取付けられるレール(グラブレール34)と、このグラブレール34に車両前後方向に移動可能に取付けられるスライダ36と、このスライダ36をグラブレール34に固定する固定部材42とからなる。
スライダ36は、斜幅方向左右に延びる水平部51と、この水平部51の端部から下方へ延びる垂直部52と、この垂直部52からグラブレール34の外周面34gの下部に沿って車幅方向内方へ巻き付くように延び外周面34gに当接する当接部53と、この当接部53から上方へ延び固定部材(ボルト42)が締結される締結部54を有する第2垂直部55とからなる。
垂直部52と第2垂直部55の間にてボルト42の軸42gの周りに弾性部材56が挿嵌される。ボルト42を緩めたときに、スライダ36は図表裏方向に摺動可能となり、ボルト42を締めたときに、スライダ36はグラブレール34に位置決めされると共に、固定されるようにした。
上記に加え、スライダ36の位置決めをより確実に行うための小孔61がグラブレール34に複数開けられる。小孔61は、位置決めする位置に合わせて複数開けられる。グラブレール34の当接部53には、ナット62が溶接され、このナット62を小孔61の位置に合わせ、下方から小孔61に挿通するように、第2ボルト63をねじ込むことで、グラブレール34に対するスライダ36の位置決めをより一層確実に行わせることができる。
このような位置決め手段40Bは、車幅方向左右一対設けられている。図において、車幅方向左側の位置決め手段40Bについて説明したが、車幅方向右側の位置決め手段についても、車幅方向中心線に対して左右対称な構造であり、説明を省略する。
図8に戻り、作用を説明する。スライダ36は、固定部材(ボルト42)を介してグラブレール34に移動自在に固定されるので、スライダ36を更に車両前方へ移動できる。車両前方へ移動したスライダ36にリヤトップボックス35が設けられる。すなわち、リヤトップボックス35は、車両前方へ移動可能となるので、車両マスの集中化が図れ、車両の取り回しが一層容易に行える。また、位置決め手段40BBを構成するレールは、グラブレール34で兼ねているので、グラブレール34とは別個独立に専用のレールを設ける場合に比べ、部品点数の増加を抑えることができる。
車体フレーム11に、荷物積載手段(リヤトップボックス35)を同乗者席32の後方位置と、同乗者席32の上方位置とに選択的に位置決めする位置決め手段40Bが備えられている。リヤトップボックス35が前寄りに位置決めされるとき、リヤトップボックス35は、同乗者席32に重なっている。すなわち、リヤトップボックス35が前寄りに位置するとき、運転者席31にリヤトップボックス35を近づけて配置できる。
従って、本発明によれば、荷物積載状態や乗車人員に応じてリヤトップボックス35を乗員に近づけて配置できるので、車両マスを集中化することができる。この結果、車両の取り回しが容易になる。
同乗者席32の後方に備えられるテールライトユニット33は、同乗者席32の上方位置に位置決めされたリヤトップボックス35より後方に配置される。すなわち、テールライトユニット33が、リヤトップボックス35よりも前方に配置される場合に比べ、リヤトップボックス35を運転者に寄せて配置できる。結果、車両マスを集中化でき、車両の取り回しが一層容易になる。
リヤトップボックス35の前面35aに、バックレスト43を備える。すなわち、リヤトップボックス35にバックレスト43を兼ねさせたので、部品点数の増加を抑えながら、同乗者Pの座り心地を高めることができる。部品点数の増加が抑えられるので、車両の軽量化も図れる。
次に、実施例2の変形例について説明する。
図10に示すように、スライダ36の上端に、物を載置できる荷物積載手段としてのリヤキャリア45が取付けられている。リヤキャリア45に荷物68が取付けられる。なお、荷物積載手段にはリヤキャリア45とリヤトップボックス35(図2参照)とを含む。
車体フレーム(シートレール14)にグラブレール34を介して、荷物68が積載可能なリヤキャリア45を備えると共に、このリヤキャリア45を同乗者席32の後方位置と、同乗者席32の上方位置とに選択的に位置決めする位置決め手段40Bを備えている。図中、位置決め手段40Bのスライダ36は、同乗者席32の上方に配置される。
スライダ36の上端に荷物が積載可能な荷物積載手段(リヤキャリア45)を備えている。スライダ35を矢印d方向に揺動させると、同乗者席32の上方位置から同乗者席32の後方位置へ容易に移動させることができる。その他の構成及び作用について、前述した実施例2と大きく変わる点はなく、説明を省略する。
尚、本発明は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、三輪車にも適用可能であり、一般の車両に適用することは差し支えない。
本発明は、荷物積載手段が備えられている自動二輪車に好適である。
10…自動二輪車、26…ハンドル、31…運転者席、32…同乗者席、33…テールライトユニット、34…グラブレール、35…荷物積載手段(リヤトップボックス)、35a…荷物積載手段(リヤトップボックス)の前面、36…スライダ、40、40B…位置決め手段、41…平行リンク、42…固定部材(ボルト)、43…バックレスト、45…荷物積載手段(リヤキャリア)。

Claims (6)

  1. 運転者が操向操作をするハンドル(26)、前記運転者が座る運転者席(31)、同乗者が座る同乗者席(32)を、車両前方から後方へこの順に備える自動二輪車において、
    荷物が積載可能な荷物積載手段(35、45)を更に備えると共に、この荷物積載手段(35、45)を前記同乗者席(32)の後方位置と、前記同乗者席(32)の上方位置とに選択的に位置決めする位置決め手段(40)を備えていることを特徴とする自動二輪車。
  2. 前記同乗者席(32)の後方に、更に、テールライトユニット(33)が備えられ、
    前記荷物積載手段(35、45)が、前記同乗者席(32)の上方に位置するとき、前記テールライトユニット(33)が、前記荷物積載手段(35、45)より後方に配置されることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車。
  3. 前記位置決め手段(40)は、前記同乗者席(32)の外縁を囲うように設けられるグラブレール(34)と、このグラブレール(34)に車両前後方向に移動可能に取付けられるスライダ(36)と、このスライダ(36)を前記グラブレール(34)に固定する固定部材(42)とからなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動二輪車。
  4. 前記荷物積載手段(35)は、車両前方に面する前面(35a)に、前記運転者の背中又は前記同乗者の背中を当てるバックレスト(43)を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の自動二輪車。
  5. 前記位置決め手段(40)に、平行リンク(41)が付設されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の自動二輪車。
  6. 前記スライダ(36)は、前記同乗者席(32)よりも車両後方に配置されることを特徴とする請求項5記載の自動二輪車。
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