JP3169804B2 - パネル支持具およびパネル取付方法 - Google Patents

パネル支持具およびパネル取付方法

Info

Publication number
JP3169804B2
JP3169804B2 JP22734395A JP22734395A JP3169804B2 JP 3169804 B2 JP3169804 B2 JP 3169804B2 JP 22734395 A JP22734395 A JP 22734395A JP 22734395 A JP22734395 A JP 22734395A JP 3169804 B2 JP3169804 B2 JP 3169804B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
attached
base member
intermediate member
thickness direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP22734395A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0953279A (ja
Inventor
和雄 北浦
Original Assignee
有限会社ユース北浦
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社ユース北浦 filed Critical 有限会社ユース北浦
Priority to JP22734395A priority Critical patent/JP3169804B2/ja
Publication of JPH0953279A publication Critical patent/JPH0953279A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3169804B2 publication Critical patent/JP3169804B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)
  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築構造物の躯
体、柱、梁等の被取付物に壁パネル、天井パネル、床パ
ネル、屋根板、フェンスのパネル、表示板等のパネル状
物を取り付けるためのパネル支持具およびパネル取付方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平4−136515号は、外周に、
雄ネジとこの雄ネジと同軸で円周方向に延びる環状溝
と、前記雄ねじ設置部と前記環状溝設置部との間に設け
られたつばとを設けられたねじ部材を用いて、第一の被
結合物と第二の被結合物とを結合する結合構造を提案し
ている。この結合構造は、第二の被結合物側に設けられ
た雌ねじに前記ねじ部材の雄ねじを予め螺合しておいた
状態で、第一の被結合物側に設けられた複数の係合片間
に前記ねじ部材の雄ねじを押し込むだけで2つの被結合
物を結合できるので、2つの被結合物を容易かつ迅速に
結合することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記結
合構造は、前記ねじ部材を回転することにより2つの被
結合物間の間隔を調整するようになっていたので、パネ
ル状物の取り付けに適用した場合、パネル状物の側方か
ら工具を入れてねじ部材のつば部に工具を当てて、該ね
じ部材を回転させることによりパネル状物の厚さ方向の
取付位置の調整を行う必要があり、複数のパネル状物を
並べて取り付けて行った場合、最後の一番端のパネル状
物についてはパネル状物の側方から工具を入れられない
ときは、該一番端のパネル状物の厚さ方向の取付位置の
調整を行うことができなくなるという問題があった。
【0004】本発明は、このような従来の事情に鑑みて
なされたもので、本発明の一つの目的は、パネル状物を
容易かつ迅速に取り付けることができ、結合作業の作業
能率を従来より飛躍的に向上することができるパネル支
持具およびパネル取付方法を提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、複数のパネル状物を
並べて取り付けて行った場合、最後の一番端のパネル状
物についても、パネル状物の厚さ方向の取付位置の調整
を行うことができるパネル支持具およびパネル取付方法
を提供することにある。
【0006】本発明のさらに他の目的は、緩衝機能を備
えており、衝撃に強いとともに、適当なクッション効果
を得ることができるパネル支持具およびパネル取付方法
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるパネル支持
具は、パネル取付方法被取付体にパネル状物を取り付け
るパネル支持具であって、前記被取付体に取り付けられ
るベース部材と、このベース部材に、前記パネル状物取
付後は該パネル状物に対し実質的に平行な方向となるべ
き一方向および前記パネル状物取付後は実質的に該パネ
ル状物の厚さ方向となるべき方向に位置を調整可能に支
持された係合部材と、前記係合部材に設けられた、それ
ぞれ先端を、前記パネル状物取付後は実質的に該パネル
状物の厚さ方向となるべき方向に延びる共通の軸線に向
けて突出された弾性を有する複数の係合片とを有してな
るものである。
【0008】また、本発明によるパネル取付方法は、被
取付体にパネル状物を取り付けるパネル状物取付方法で
あって、前記被取付体に取り付けられるベース部材と、
このベース部材に、前記パネル状物取付後は該パネル状
物に対し実質的に平行な方向となるべき一方向および前
記パネル状物取付後は実質的に該パネル状物の厚さ方向
となるべき方向に位置を調整可能に支持された係合部材
と、前記係合部材に設けられた、それぞれ先端を、前記
パネル状物取付後は実質的に該パネル状物の厚さ方向と
なるべき方向に延びる共通の軸線に向けて突出された弾
性を有する複数の係合片とを有してなるパネル支持具を
用意し、前記ベース部材を前記被取付体に取り付ける一
方、円周方向またはそれに近い方向に延びる溝を外周に
有する軸体を予め前記パネル状物に該パネル状物から突
出するように取り付けておき、前記軸体を前記係合片の
先端間に挿入し、前記係合片の先端を前記溝に係合させ
ることにより、前記パネル支持具を介して前記被取付体
に前記パネル状物を取り付けるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例について説
明する。
【0010】
【実施例】図1〜8は、本発明の一実施例におけるパネ
ル支持具を示す。この実施例において、パネル支持具
は、ベース部材1と、中間部材2と、係合部材3と、調
整ねじ4とからなっている。
【0011】前記ベース部材1は、鋼鉄等からなる横断
面コの字状のチャネル材からなり、その両側面1aに
は、それぞれ細長い矩形状のガイド穴5が、該ベース部
材1の長さ方向に沿って1列に適当数設けられている。
なお、後で明らかになるように、このベース部材1の長
さ方向は、後述するパネル状物6取付後は該パネル状物
6に対し実質的に平行な方向となる。前記ベース部材1
の中央の面1cには、該ベース部材1の幅方向に延びる
長穴7が、該ベース部材1の長さ方向に沿って一列に適
当なピッチで適当数設けられている。
【0012】前記中間部材2は、鋼鉄等の金属板をプレ
ス加工してなり、調整ねじ螺合面2aと、1対のベース
部材挾持面2bと、1対の係合部材案内面2cとを一体
的に有している。前記調整ねじ螺合面2aは、大略矩形
状をなしており、その中央部に調整ねじ4を螺合される
ねじ穴8をバーリング加工されている。後で明らかにな
るように、このねじ穴8の軸線方向(調整ねじ螺合面2
aに対し垂直な方向)は、パネル状物6取付後は実質的
に該パネル状物6の厚さ方向となる方向とされている。
前記ベース部材挾持面2bは、調整ねじ螺合面2aの相
対向する2辺から裏面側へ該調整ねじ螺合面2aに対し
直角な方向よりやや内側に屈曲されており、これらのベ
ース部材挾持面2bの両端部付近には、内方に突出する
凸部9が設けられている。前記係合部材案内面2cは、
調整ねじ螺合面2aの残る2辺から裏面側へ該調整ねじ
螺合面2aに対し直角方向に屈曲されており、これらの
係合部材案内面2cの幅方向中央部にはねじ穴8の軸線
方向と平行方向(すなわち、調整ねじ螺合面2aに対し
垂直な方向)に延びる細長い矩形状のガイド穴10が設
けられている。
【0013】図2および7に示されるように、前記ベー
ス部材1の両側面1aには、中間部材2のベース部材挾
持面2bが外側から嵌合されている。また、図6および
8に示されるように、前記中間部材2の凸部9はベース
部材1のガイド穴5に嵌合されている。この状態におい
て、中間部材2の1対のベース部材挾持面2bは、ベー
ス部材1を間に挿入されることにより強制的に若干外側
に広げられた状態となっているため、その材料の弾性に
よりベース部材1を挟み付けており、その結果、中間部
材2は、ベース部材1の長さ方向に移動可能ではある
が、ある程度以上大きな力を作用されたときのみベース
部材1の長さ方向に移動し、ある程度以上大きな力が作
用されない場合には動かないようにベース部材1に支持
されている。
【0014】前記係合部材3は、鋼鉄、ステンレス鋼等
の適当な弾性を有する金属板材をプレス加工してなり、
中央面3aと、1対の横断面C型部3bと、一対の摺接
面3cとを一体的に有している。前記中央面3aは平板
状をなしており、この中央面3aの中央部にはねじ挿通
穴11が設けられている。前記横断面C型部3bは中央
面3aの長さ方向の両端に設けられており、その横断面
形状はほぼ矩形状をなす角張ったC型とされている。そ
して、これらの横断面C型部3bには、それぞれ、複数
の第一の係合片12、および複数の第二の係合片13が
2段に設けられている。前記第一および第二の係合片1
2,13は、それぞれ横断面C型部3bの該係合片以外
の部分からその基端12a,13aのみを切り残して切
り起こされてなり、その基端12a,13aにおいて該
係合片以外の部分に連続されるとともに、その先端12
b,13bをパネル状物6取付後は実質的に該パネル状
物6の厚さ方向となるべき方向(中央面3aに対し垂直
な方向)に延びる共通の軸線S(図4および7参照)に
向けて放射状に延びており、同時に各係合片12,13
は裏面側に落ち込むように傾斜されている。各前記1対
の摺接面3cは、中央面3aの幅方向の両端から裏面側
に直角方向に屈曲されて、互いに平行に広がっており、
これらの摺接面3cの中央付近には内方に突出する凸部
14がそれぞれ設けられている。
【0015】図6に示されるように、前記中間部材2の
係合部材案内面2cには、係合部材3の摺接面3cが外
側から嵌合されており、係合部材3の凸部14は、図2
および6に示されるように、中間部材2のガイド穴10
に嵌合されている。また、同時に、前記中間部材2のベ
ース部材挾持面2bは係合部材3の1対の横断面C型部
3b間に嵌合されている。これにより、係合部材3は、
中間部材2に対してねじ穴8の軸線方向に移動可能かつ
中間部材2に対して回転不可能となっている。また、前
記横断面C型部3bはベース部材の幅方向両側に延びた
状態となっている。図6および7に示されるように、前
記中間部材2のねじ穴8には調整ねじ4に設けられた雄
ねじ部4aが螺合されている。前記調整ねじ4の雄ねじ
部4aと頭部4bとの間には鍔部4cが設けられてい
る。前記調整ねじ4の頭部4bは係合部材3のねじ挿通
穴11に挿通された後、軸方向に圧縮されることによ
り、やや外側に膨らまされている。これにより、係合部
材3の中央面3aは調整ねじ4の鍔部4cと頭部4bと
の間に挟まれた状態となっており、したがって調整ねじ
4は係合部材3に対して回転はできるが、軸方向には移
動不可能となっている。そして、以上の結果、調整ねじ
4が回転されると、該調整ねじ4とともに係合部材3が
中間部材2に対して調整ねじ4の軸方向(後で明らかに
なるように、この方向はパネル状物6取付後は実質的に
パネル状物6の厚さ方向となる方向である)に移動する
ようになっている。前記調整ねじ4の頭部4bには、ド
ライバ嵌合溝15(図1および3参照)が設けられてい
る。
【0016】次に、このようなパネル支持具を用いて、
建築構造物の躯体、柱、梁等の被取付物16に壁パネ
ル、天井パネル、床パネル、屋根板、フェンスのパネ
ル、表示板等のパネル状物6を取り付ける本実施例のパ
ネル取付方法を図9および10を用いて説明する。
【0017】被取付物16に取り付けられるべきパネル
状物6には、予めその隅部や外周部等に雄ねじ17を該
パネル状物6から突出するように埋め込みにより取り付
けておく。ただし、埋め込み以外の方法でパネル状物6
に雄ねじ17を取り付けてもよい。
【0018】他方、被取付物16の所定の箇所に複数の
ベース部材1を、ボルト、釘等18を長穴7に通して被
取付物16に進入させることにより、中央の面1bが被
取付物16に接した状態で取り付ける。なお、この際、
中間部材2および係合部材3を取り付け済みの状態でベ
ース部材1を被取付物16に取り付けてもよいし、ベー
ス部材1を被取付物16に取り付けてからベース部材1
に中間部材2および係合部材3を取り付けてもよい。
【0019】次に、後で詳しく説明するように、取付後
のパネル状物6に平行となる方向に関し、被取付物16
に対する係合片12,13の位置を、適正な位置となる
ように調整してから、パネル状物6に取り付けられた雄
ねじ17をパネル状物6とともに係合片12,13の先
端12b,13b間に押し込んで行くと、第一および第
二の係合片12,13が弾性曲げ変形することにより、
係合片12,13の先端12b,13bが雄ねじ17の
ねじ山を越えて行く。そして、雄ねじ17の押し込みを
止めると、その位置において係合片12,13の先端1
2b,13bが雄ねじ17のねじ溝に係合する。これに
より、雄ねじ17と係合部材3とが結合され、ひいては
パネル状物6がパネル支持具を介して被取付物16に取
り付けられる。
【0020】ここにおいて第一および第二の係合片1
2,13が雄ねじ17の押し込み方向(裏面側)に落ち
込むように傾斜されているため、雄ねじ17に引き抜き
方向に力が作用されても、前記傾斜が小さくなる方向に
係合片12,13が動かされようとすることにより、第
一および第二の係合片12,13の先端12b,13b
がより一層強く雄ねじ17のねじ溝に当接されることに
なり、雄ねじ17は抜けない(なお、仮に第一および第
二の係合片12,13が、雄ねじ17の押し込み前は雄
ねじ17の押し込み方向に傾斜されていなくても、係合
片12,13の先端12b,13b間の径がそれぞれ雄
ねじ17のねじ溝の径(谷径)より小さく、雄ねじ17
を押し込んだ状態ではこれらの係合片12,13が雄ね
じ17の押し込み方向に傾斜されるようになっていれ
ば、雄ねじ17に引き抜き方向に力が作用されてもやは
り雄ねじ17は抜けない)。
【0021】このようにこのパネル支持具およびパネル
取付方法においては、雄ねじ17をパネル支持具の係合
片12,13の先端12b,13b間に押し込むだけの
ワンタッチで迅速にパネル状物6を被取付物16に結合
することができる。
【0022】また、係合片12,13の弾性が緩衝作用
を果たすので、このパネル支持具およびパネル取付方法
によるパネル取付構造は衝撃に強い。また、係合片1
2,13の弾性の大きさを適当に選択することにより、
適当なクッション効果を得ることもでき、人や物がパネ
ル状物6にぶつかったりした場合、人、物が受けるダメ
ージを低減することも可能になる。
【0023】なお、雄ねじ17を係合片12,13の先
端12b,13b間に挿入する前の、取付後のパネル状
物6に平行となる方向に関する係合片12,13の位置
調整は、具体的には次のようにして行うことができる。
すなわち、ベース部材1の幅方向の位置調整は、長穴7
に対するボルト、釘等18の挿通位置を相対的に調整す
ることにより行うことができる。ベース部材1の長さ方
向(前記ベース部材1の幅方向に対し垂直な方向)の位
置調整は、ベース部材1に対し中間部材2をベース部材
1の長さ方向に移動させることにより行うことができ
る。
【0024】また、前記のようにしてパネル状物6をパ
ネル支持具を介して被取付物16に取り付けた後、調整
ねじ4を、そのドライバ嵌合溝15にドライバの先端1
2b,13bを嵌合して回転すれば、係合部材3が中間
部材2に対してパネル状物6の厚さ方向に移動するの
で、パネル状物6の厚さ方向の取付位置の調整を行うこ
とができる。したがって、パネル状物6の表面側からパ
ネル状物6の厚さ方向の取付位置の調整を行うことがで
き、前記特開平4−136515号の場合のように、パ
ネル状物6の側方から工具を入れる必要がないので、複
数のパネル状物6を並べて取り付けて行った場合、最後
の一番端のパネル状物6についても、パネル状物6の厚
さ方向の取付位置の調整を行うことができる。なお、ド
ライバ嵌合溝15に代えて、調整ねじの頭部を横断面非
円形としてレンチやスパナ等の工具を嵌合可能とする等
により、パネル状物6の表面側から調整ねじ6を回転で
きるようにしてもよいことは言うまでもない。
【0025】また、本実施例では、雄ねじ17がパネル
状物6に対して埋め込まれて固定されているが、雄ねじ
17をパネル状物6に対して回転可能かつ軸方向に移動
不可能とするとともに、この雄ねじ17がパネル状物6
の表裏を貫通するようにして該雄ねじ17をパネル状物
6の表面側から操作可能としておけば、前記のようにし
てパネル状物6をパネル支持具を介して被取付物16に
取り付けた後、パネル状物6の表面側から雄ねじ17を
回転させ、係合片12,13の先端12b,13bが雄
ねじ17の谷に沿って相対的に移動することにより、係
合部材3に対し雄ねじ17が軸方向に移動するので(こ
のとき、係合片12,13の先端12b,13bは雌ね
じと同じ機能を果たす)、これによってもパネル状物6
の厚さ方向の取付位置の調整を行うことができる。
【0026】また、本実施例では、パネル状物6に雄ね
じ17を取り付けているが、雄ねじ17の代わりに、図
11に示されるように外周に円周方向に延びる環状溝1
9を有する軸体20をパネル状物6に取り付けておき、
この軸体20を係合片12,13の先端12b,13b
間に押し込み、該軸体20の環状溝19を係合片12,
13の先端12b,13bに係合させることにより、パ
ネル支持具を介して被取付物16にパネル状物6を取り
付けてもよい(ただし、この場合は、軸体20をパネル
状物6に対して回転可能かつ軸方向に移動不可能とし、
係合片12,13の先端12b,13bが環状の溝に係
合した状態で軸体20を回転しても、係合片12,13
の先端12b,13bは同じ溝に沿って相対移動するの
みなので、係合部材3に対し雄ねじ17は軸方向に移動
せず、ひいては係合部材3に対するパネル状物6の位置
を調整することはできない)。
【0027】また、本実施例では、係合部材3の両端部
にそれぞれ第一および第二の係合片12,13を同軸に
2段に設けているので、係合部材3に対する雄ねじ17
の振れを防止することができるとともに、雄ねじ17と
係合部材3とをより強固に結合し、パネル状物6を被取
付物16により強固に取り付けることができるが、本発
明においては、必ずしも係合片12,13を2段に設け
ず、1段のみとしてもよい。
【0028】また、本実施例では、ベース部材1に、パ
ネル状物6取付後は該パネル状物6に対し実質的に平行
な方向となるべき一方向に位置を調整可能に中間部材2
を支持させ、この中間部材2に、パネル状物6取付後は
実質的に該パネル状物6の厚さ方向となるべき方向に位
置を調整可能に係合部材3を支持させているが、ベース
部材に、パネル状物6取付後は実質的に該パネル状物6
の厚さ方向となるべき方向に位置を調整可能に中間部材
を支持させ、この中間部材に、パネル状物6取付後は該
パネル状物6に対し実質的に平行な方向となるべき一方
向に位置を調整可能に係合部材を支持させてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によるパネル支持具
およびパネル取付方法は、(イ)パネル状物を容易かつ
迅速に結合することができ、結合作業の作業能率を従来
より飛躍的に向上することができる、(ロ)複数のパネ
ル状物を並べて取り付けて行った場合、最後の一番端の
パネル状物についても、パネル状物の厚さ方向の取付位
置の調整を行うことができる、(ハ)緩衝機能を備えて
おり、衝撃に強いとともに、適当なクッション効果を得
ることができる、等の優れた効果を得られるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるパネル支持具を示す
斜視図である。
【図2】前記パネル支持具を示す平面図である。
【図3】前記パネル支持具を示す正面図である。
【図4】前記パネル支持具を示す側面図である。
【図5】前記パネル支持具を示す底面図である(ただ
し、ベース部材は想像線で示してある)。
【図6】図3のVI−VI線における断面図である。
【図7】図3のVII−VII線における断面図であ
る。
【図8】図3のVIII−VIII線における断面図で
ある。
【図9】前記実施例においてパネル支持具を介してパネ
ル状物を被取付物に取り付けた状態を示す断面図であ
る。
【図10】図9のX−X線における断面図である。
【図11】前記実施例における雄ねじに代えてパネル状
物に取り付けることができる軸体を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ベース部材 2 中間部材 3 係合部材 4 調整ねじ 6 パネル状物 12 第一の係合片 12 第一の係合片の先端 13 第二の係合片 13 第二の係合片の先端 16 被取付物 17 雄ねじ(軸体) 19 環状溝 20 軸体 S 第一および第二の係合片の軸線

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被取付体にパネル状物を取り付けるパネ
    ル支持具であって、前記被取付体に取り付けられるベー
    ス部材と、このベース部材に、前記パネル状物取付後は
    該パネル状物に対し実質的に平行な方向となるべき一方
    向に位置を調整可能に支持された中間部材と、この中間
    部材に、前記パネル状物取付後は実質的に該パネル状物
    の厚さ方向となるべき方向に位置を調整可能に支持され
    るとともに前記中間部材に対し回転不可能とされた係合
    部材と、前記係合部材に設けられた、それぞれ先端を、
    前記パネル状物取付後は実質的に該パネル状物の厚さ方
    向となるべき方向に延びる共通の軸線に向けて突出され
    た弾性を有する複数の係合片と、前記パネル状物取付後
    は実質的に該パネル状物の厚さ方向となるべき方向に延
    びるように前記中間部材に対し螺合されるとともに、前
    記係合部材に対し回転は可能であるが、軸方向には移動
    不可能とされた調整ねじとを有してなるパネル支持具。
  2. 【請求項2】 被取付体にパネル状物を取り付けるパネ
    ル支持具であって、前記被取付体に取り付けられるベー
    ス部材と、このベース部材に、前記パネル状物取付後は
    実質的に該パネル状物の厚さ方向となるべき方向に位置
    を調整可能に支持されるとともに前記ベース部材に対し
    回転不可能とされた中間部材と、この中間部材に、前記
    パネル状物取付後は該パネル状物に対し実質的に平行な
    方向となるべき一方向に位置を調整可能に支持された係
    合部材と、前記係合部材に設けられた、それぞれ先端
    を、前記パネル状物取付後は実質的に該パネル状物の厚
    さ方向となるべき方向に延びる共通の軸線に向けて突出
    された弾性を有する複数の係合片と、前記パネル状物取
    付後は実質的に該パネル状物の厚さ方向となるべき方向
    に延びるように前記ベース部材に対し螺合されるととも
    に、前記中間部材に対し回転は可能であるが、軸方向に
    は移動不可能とされた調整ねじとを有してなるパネル支
    持具。
  3. 【請求項3】 被取付体にパネル状物を取り付けるパネ
    ル取付方法であって、 前記被取付体に取り付けられるベース部材と、このベー
    ス部材に、前記パネル状物取付後は該パネル状物に対し
    実質的に平行な方向となるべき一方向に位置を 調整可能
    に支持された中間部材と、この中間部材に、前記パネル
    状物取付後は実質的に該パネル状物の厚さ方向となるべ
    き方向に位置を調整可能に支持されるとともに前記中間
    部材に対し回転不可能とされた係合部材と、前記係合部
    材に設けられた、それぞれ先端を、前記パネル状物取付
    後は実質的に該パネル状物の厚さ方向となるべき方向に
    延びる共通の軸線に向けて突出された弾性を有する複数
    の係合片と、前記パネル状物取付後は実質的に該パネル
    状物の厚さ方向となるべき方向に延びるように前記中間
    部材に対し螺合されるとともに、前記係合部材に対し回
    転は可能であるが、軸方向には移動不可能とされた調整
    ねじとを有してなるパネル支持具を用意し、 前記ベース部材を前記被取付体に取り付ける一方、 円周方向またはそれに近い方向に延びる溝を外周に有す
    る軸体を予め前記パネル状物に該パネル状物から突出す
    るように取り付けておき、 前記軸体を前記係合片の先端間に挿入し、前記係合片の
    先端を前記溝に係合させることにより、前記パネル支持
    具を介して前記被取付体に前記パネル状物を取り付ける
    ことを特徴とするパネル取付方法。
  4. 【請求項4】 被取付体にパネル状物を取り付けるパネ
    ル取付方法であって、 前記被取付体に取り付けられるベース部材と、このベー
    ス部材に、前記パネル状物取付後は実質的に該パネル状
    物の厚さ方向となるべき方向に位置を調整可能に支持さ
    れるとともに前記ベース部材に対し回転不可能とされた
    中間部材と、この中間部材に、前記パネル状物取付後は
    該パネル状物に対し実質的に平行な方向となるべき一方
    向に位置を調整可能に支持された係合部材と、前記係合
    部材に設けられた、それぞれ先端を、前記パネル状物取
    付後は実質的に該パネル状物の厚さ方向となるべき方向
    に延びる共通の軸線に向けて突出された弾性を有する複
    数の係合片と、前記パネル状物取付後は実質的に該パネ
    ル状物の厚さ方向となるべき方向に延びるように前記ベ
    ース部材に対し螺合されるとともに、前記中間部材に対
    し回転は可能であるが、軸方向には移動不可能とされた
    調整ねじとを有してなるパネル支持具を用意し、 前記ベース部材を前記被取付体に取り付ける一方、 円周方向またはそれに近い方向に延びる溝を外周に有す
    る軸体を予め前記パネル状物に該パネル状物から突出す
    るように取り付けておき、 前記軸体を前記係合片の先端間に挿入し、前記係合片の
    先端を前記溝に係合させることにより、前記パネル支持
    具を介して前記被取付体に前記パネル状物を取り付ける
    ことを特徴とするパネル取付方法。
  5. 【請求項5】 前記軸体は雄ねじであり、前記溝はねじ
    溝である請求項4または5記載のパネル取付方法。
JP22734395A 1995-08-10 1995-08-10 パネル支持具およびパネル取付方法 Expired - Lifetime JP3169804B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22734395A JP3169804B2 (ja) 1995-08-10 1995-08-10 パネル支持具およびパネル取付方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22734395A JP3169804B2 (ja) 1995-08-10 1995-08-10 パネル支持具およびパネル取付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0953279A JPH0953279A (ja) 1997-02-25
JP3169804B2 true JP3169804B2 (ja) 2001-05-28

Family

ID=16859324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22734395A Expired - Lifetime JP3169804B2 (ja) 1995-08-10 1995-08-10 パネル支持具およびパネル取付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3169804B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6808509B2 (ja) * 2017-01-26 2021-01-06 未来工業株式会社 貫通孔隠しカバー装置及び下地材構成部材

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0953279A (ja) 1997-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH035682Y2 (ja)
JPH05245771A (ja) 駆動ソケット
JP3169804B2 (ja) パネル支持具およびパネル取付方法
AU2004223470B2 (en) Metal piercing fastener with optimally resilient securing member
US20020159856A1 (en) Fastening means
KR200375866Y1 (ko) 알루미늄 프로파일용 볼스프링너트
JP2804380B2 (ja) 結合具および結合構造
JP2000018436A (ja) 配管支持装置用連結具
JP3002145B2 (ja) 足場構築用インサート
JP2736766B2 (ja) 固着具
JP3420933B2 (ja) パネル状材の取付金具
RU191775U1 (ru) Устройство для удержания крепежных деталей
JP3217043B2 (ja) 軸組補強金具
JPH0627706Y2 (ja) パネルの固定具
JP2602054Y2 (ja) 建材引き寄せ金具
JP3311038B2 (ja) 筒状材を含む構造物および床パネル支持具
JPH09242730A (ja) 結合構造
JP2004232817A (ja) 締結具および側溝用グレーチングユニット
KR200198669Y1 (ko) 조립가구용 고정기구의 구조
JP2516492Y2 (ja) 角形部材にに対する板状部材の接合金具
JP3498659B2 (ja) 高さ固定装置
JP3058521B2 (ja) 床パネル支持構造
JP2606692Y2 (ja) レール連結具
JPH10156464A (ja) 固着具の拡張スリーブの製造方法
JPH0422091Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110316

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120316

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120316

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130316

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130316

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140316

Year of fee payment: 13

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term