JP3169417B2 - 内視鏡の湾曲操作装置 - Google Patents

内視鏡の湾曲操作装置

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JP3169417B2
JP3169417B2 JP04184692A JP4184692A JP3169417B2 JP 3169417 B2 JP3169417 B2 JP 3169417B2 JP 04184692 A JP04184692 A JP 04184692A JP 4184692 A JP4184692 A JP 4184692A JP 3169417 B2 JP3169417 B2 JP 3169417B2
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浩 佐野
裕久 植田
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旭光学工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は内視鏡の湾曲操作装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡の湾曲操作装置においては、組立
および調整修理の際などに、湾曲部の最大湾曲角を容易
に調整できるようにする必要があり、また消毒などのた
めには、操作部内に水が入らぬように操作部を防水構造
にする必要がある。
【0003】そこで従来は、操作部に突設した湾曲操作
ノブの突設部の基部内に、湾曲操作ノブの最大回転角を
調整する最大角度調整機構を設けると共に、その最大角
度調整機構を水密に覆うカバーを操作部に対して突没自
在に設けて、カバーを操作部内に没入させることにより
上記最大角度調整機構を外部から調整し得るようにして
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、最大角度調整
機構を水密に覆うカバーを操作部に対して突没させるた
めには専用の治工具を必要とするので、組み立てを簡単
に行うことができなくて手間がかかり、カバー取り付け
だけのために相当の組み立てコストがかかっていた。
【0005】そこで本発明は、最大角度調整機構を水密
に覆うカバーを、専用の治工具等を用いることなく簡単
に取り付けることができる内視鏡の湾曲操作装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡の湾曲操作装置は、挿入部の先端に
形成された屈曲自在な湾曲部から挿入部の基端に連結さ
れた操作部に操作ワイヤを引き通し、操作部に突設され
た湾曲操作ノブを回動させることにより上記操作ワイヤ
を牽引して上記湾曲部を屈曲させるようにした内視鏡の
湾曲操作装置において、上記湾曲操作ノブの最大回転角
を調整する最大角度調整機構を上記突設部に設けて、上
記最大角度調整機構を外部から調整するための工具通過
用長孔を上記突設部のカバーに穿設すると共に、上記長
孔を密閉するためのシール蓋を上記カバーの外面から着
脱自在に設けたことを特徴とする。
【0007】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図2は内
視鏡の全体構成を示しており、可撓管よりなる挿入部1
の先端には屈曲自在な湾曲部2が形成され、挿入部1の
基端には操作部3が連結されている。
【0008】上下湾曲用の一対の操作ワイヤ4と左右湾
曲用の一対の操作ワイヤ5は、各々湾曲部2から挿入部
1内を通って操作部3内に引き通されている。そして、
操作部3に重ねあわせて突設された上下湾曲操作ノブ6
及び左右湾曲操作ノブ7を回動することにより操作ワイ
ヤ4,5が牽引されて、湾曲部2を所望の方向に所望の
角度だけ屈曲させることができるようになっている。
【0009】図1は湾曲操作装置の構成を示しており本
発明は上下湾曲用の装置に実施されている。操作部本体
11には、上下湾曲操作の軸受となる軸受体14と、左
右湾曲操作の軸となる軸体15とがビス止め固定され、
外方に向けて突設されている。
【0010】また、そのビス止めにより、軸体15にフ
ランジ状に形成された湾曲操作装置の底板17と操作部
のフレーム16とが、操作部本体11に固定されてい
る。軸受体14は、操作部本体11内において下方に開
放部14aが形成された円形室を形成しており、その中
に上下湾曲用のプーリ18と左右湾曲用のプーリ19と
が回転自在に収容されている。
【0011】そして、それらプーリ18,19の外周に
は円周状の溝20が各々2列に形成され、その溝20内
に上記操作ワイヤ4,5が巻回されて、操作ワイヤ4,
5の端部はプーリ18,19に固定されている。
【0012】22は、操作部本体11外方に突設された
上下湾曲操作用の回転軸(以下「上下用回転軸」とい
う)であり、その突端部には上下湾曲操作ノブ6がビス
止め固定されている。
【0013】そして、上下用回転軸22は軸受体14内
に回転自在に嵌挿され、上下湾曲用のプーリ18に、一
体となって回転するように角軸23を介して連結されて
いる。
【0014】また、上下用回転軸22の内側には、防水
用のOリング24を挟んで、左右湾曲操作用の回転軸
(以下「左右用回転軸」という)25が軸体15に回転
自在に嵌着されている。
【0015】そして、その突端部には左右湾曲操作ノブ
7がビス止め固定され、他端部には左右湾曲用のプーリ
19が、一体となって回転するように角軸26を介して
連結されている。
【0016】上述のような構成により、上下湾曲操作ノ
ブ6を回転させると、上下用回転軸22を介してプーリ
18が回転して操作ワイヤ4が牽引され、湾曲部2が上
又は下方向に屈曲する。同様にして、左右湾曲操作ノブ
7を回転させると、湾曲部2が左又は右方向に屈曲す
る。
【0017】なお、操作ワイヤ4,5が巻回された溝2
0は、操作ワイヤ4,5の直径の数倍の深さを有してお
り、ゆるみ側となる操作ワイヤのたるみは、この溝20
内において吸収される。
【0018】30は、上下湾曲操作ノブ6の最大回転角
を規制するための上下湾曲用最大角度調整機構であり、
図3をも参照しつつ説明する。この最大角度調整機構3
0は、軸受体14にビス止め固定された一対の固定部材
31と、上下用回転軸22に角軸23により一体となっ
て回動するように取着されたプーリ18と、それら固定
部材31とプーリ18との間に回転自在に遊挿された遊
動部材34よりなる。なお、遊動部材34が傾かないよ
うに、プーリ18と遊動部材34との間にスペーサ33
が介在している。
【0019】固定部材31は、各々鍔付きの筒を80度
程度の角度の扇形に切り出した形状に形成されている。
そして固定部材31は、操作部本体11の表面と平行に
操作部本体11の表面から僅かに突出した位置に配置さ
れたビス40によって、軸受体14に形成された長孔3
5を挟んで、補助板36を介して固定されている。した
がって、長孔35の長さの範囲で、一対の固定部材31
間のクリアランスを例えば60度〜150度の範囲で任
意に調整することができる。
【0020】図3に示されるように、プーリ18の外周
には突起37が形成され、遊動部材34には、プーリ1
8の突起37と当接する突出片38と、固定部材31と
当接する突出片39とが互いに逆方向に折り曲げ形成さ
れている。
【0021】このように構成された最大角度調整機構3
0は、上下湾曲操作ノブ6を回転させることにより、上
下用回転軸22を介してプーリ18が回転し、その突起
37が遊動部材34の突出片38を押して、プーリ18
と遊動部材34とが一体となって回転し、遊動部材34
の突出片39が固定部材31とぶつかったところで停止
する。
【0022】このようにして上下湾曲操作ノブ6の最大
回転角が規制され、ビス40によって固定部材31の固
定位置を調整することにより、湾曲部2の上下方向の最
大湾曲角度を任意に調整することができる。
【0023】上下湾曲操作ノブ6を逆方向に回転させる
と、それに追従してプーリ18だけが回転し、図3の矢
印Aに示されるように、プーリ18が半回転近くしたと
ころでその突起37が遊動部材34の突出片38にぶつ
かる。そして、プーリ18と遊動部材34とが一体とな
って回転し始め、遊動部材34の突出片39が反対側の
固定部材31とぶつかったところで停止する。
【0024】図1において70は、上下湾曲操作ノブ6
を任意の回転状態に保持するための上下湾曲用の湾曲保
持機構であり、上下湾曲用最大角度調整機構30と上下
湾曲操作ノブ6との間に設けられている。
【0025】その中で、71は、上下用回転軸22と一
体となって回転する回転盤。72は、軸方向にスライド
はするが回転はしないように、軸受体14の角軸73に
嵌め合わされた非回転盤である。
【0026】非回転盤72の上面には、ドーナツ状の摩
擦盤75が固着されており、この摩擦盤75が回転盤7
1に押し付けられると、上下湾曲操作ノブ6に摩擦抵抗
が加わって、このノブ6を任意の回転状態に保持するこ
とができる。
【0027】76は、非回転盤72とピッチの大きい左
ねじで螺合して回転自在に設けられた駆動体であり、最
大角度調整機構30の周囲を囲むように配置されたカバ
ー筒77を介して、駆動体76に操作レバー79が連結
固着されている。
【0028】したがって、操作レバー79を回動操作す
ることによって、駆動体76が回転し、それによって摩
擦盤75が回転盤71に押し付けられる。80,81
は、駆動体76の周囲から装置内に水が入るのを防ぐた
めのOリングである。
【0029】また、図4にも示されるように、非回転盤
72の下面に固定されたリング74には非回転盤72に
設けられた長溝82と対応させて円弧状に長孔85が穿
設され、カバー筒77にねじ止め固定されたストッパピ
ン83が長孔85内に係合している。
【0030】したがって、操作レバー79の回動範囲
は、このストッパピン83が長孔85内で移動できる範
囲に制限されている。また、非回転盤72に設けられた
長溝82内には、ストッパピン83を移動範囲の両端で
安定した状態で停止させるためのクリックバネ84が設
けられている。長孔85は長溝82より開口が小さいの
で、クリックバネ84がリング74により保持される。
【0031】カバー筒77は、上端部側で駆動体76に
水密に連結されているが、下端部側では、操作部本体1
1の開口部にOリング43で水密に取り付けられた水密
リング42に、Oリング43を介して回転自在に嵌合し
ている。
【0032】カバー筒77の内側には、最大角度調整機
構30の調整状態を固定するためのビス40が位置して
いる。そして、そのビス40位置に合わせて、図7にも
示されるように、一対の工具通過用長孔78が180度
対称にカバー筒77に穿設されている。
【0033】60は、工具通過用長孔78を密閉するた
めのシール蓋であり、カバー筒77を外周面側から囲む
ように配置されていて、シール蓋固定ビス61によって
カバー筒77に固定されている。
【0034】図5は、その部分の平面断面図であり、シ
ール蓋60は、カバー筒77の工具通過用長孔78内に
嵌め込まれる弾力性のあるパッキン60aと、そのパッ
キン60aの外面側に設けられた金属製又はプラスチッ
ク製の押さえ板60bよりなる。図6はその平面図であ
る。
【0035】図5に示されるように、シール蓋60は工
具通過用長孔78に合わせて180度対称に一対設けら
れており、各押さえ板60bの両端部付近で、シール蓋
固定ビス61により押さえられている。
【0036】また、図5及び図1に示されるように、シ
ール蓋固定ビス61を受けるカバー筒77側のねじ孔の
口元には、各々小さなシール用Oリング45が装着され
ていて、シール蓋固定ビス61部分から内部への水の侵
入を防いでいる。
【0037】図7は、一方のシール蓋60をカバー筒7
7から取り外した状態を示している。この状態では、図
8にも示されるように、工具通過用長孔78を通して最
大角度調整機構30の調整状態を固定するためのビス4
0の頭が、側方から見える。
【0038】したがって、普通のドライバーなどを工具
通過用長孔78から内方に差し込んで、最大角度調整機
構30の調整及び調整状態の固定を行うことができ、そ
の後でシール蓋60を取り付けてこの部分を水密にカバ
ーすることができる。
【0039】図1に戻って、左右用回転軸25の上端部
付近には、Oリング54を介してケース52が水密に取
り付けられている。53はE型止め輪である。また、軸
体15の突端部の角軸55には、非回転盤91が回転し
ないように取着されている。
【0040】50は、左右湾曲操作ノブ7の最大回転角
を規制する左右湾曲用最大角度調整機構であり、上述し
た上下湾曲用最大角度調整機構30と同様の動作をす
る。90は、左右湾曲操作ノブ7を任意の回転状態に保
持するための左右湾曲用の湾曲保持機構であり、操作つ
まみ94を回転操作することによって摩擦盤92が回動
部材93に押し付けられ、その結果左右湾曲操作ノブ7
に摩擦抵抗が加わって、このノブ7を任意の回転状態に
保持することができる。
【0041】
【発明の効果】本発明の内視鏡の湾曲操作装置によれ
ば、工具通過用長孔から通常の工具を差し込んで最大角
度調整機構を外部から調整し、調整終了後には工具通過
用長孔をシール蓋で外面から水密に塞ぐことができるの
で、最大角度調整機構を簡単に水密にカバーすることが
でき、その結果、組み立て工数が削減されて組み立てコ
ストを引き下げることができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の内視鏡の湾曲操作装置の正面断面図で
ある。
【図2】実施例の内視鏡の全体略示図である。
【図3】実施例の内視鏡の湾曲操作装置の部分分解斜視
図である。
【図4】実施例の内視鏡の湾曲操作装置の部分平面図で
ある。
【図5】実施例の内視鏡の湾曲操作装置の平面断面図で
ある。
【図6】実施例のシール蓋の平面図である。
【図7】実施例の内視鏡の湾曲操作装置のシール蓋を取
り外した状態の平面断面図である。
【図8】実施例の内視鏡の湾曲操作装置のシール蓋を取
り外した状態の部分正面図である。
【符号の説明】
6 上下湾曲操作ノブ 30 最大角度調整機構 60 シール蓋 61 シール蓋固定ビス 77 カバー筒 78 工具通過用長孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿入部の先端に形成された屈曲自在な湾曲
    部から挿入部の基端に連結された操作部に操作ワイヤを
    引き通し、上記操作部に突設された湾曲操作ノブを回動
    させることにより上記操作ワイヤを牽引して上記湾曲部
    を屈曲させるようにした内視鏡の湾曲操作装置におい
    て、 上記湾曲操作ノブの最大回転角を調整する最大角度調整
    機構を上記湾曲操作ノブの裏側と上記操作部の表面との
    間の部分に設けて、上記最大角度調整機構を外部から調
    整するための工具通過用長孔を上記湾曲操作ノブの裏側
    と上記操作部の表面との間の部分のカバーに穿設すると
    共に、上記長孔を密閉するためのシール蓋を上記カバー
    の外面から着脱自在に設けたこと特徴とする内視鏡の湾
    曲操作装置。
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