JP3169358B2 - 光ファイバ母材の加熱加工方法 - Google Patents
光ファイバ母材の加熱加工方法Info
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Description
料である母材を、完成する光ファイバのカットオフ波長
が変動しないように、加熱加工する方法に関するもので
ある。
常、気相成長などによって得られたガラス微粒子のスー
ト棒を加熱溶融して透明化することにより得られるが、
光ファイバの線引き工程に至るまでに数回の加熱処理工
程、例えば表面の火炎研磨、細径化のための溶融延伸な
どを経ている。火炎研磨や溶融延伸などの加熱処理は、
母材の両端部を保持し、母材の一部をバーナ、電気抵抗
炉、高周波電気炉などにより加熱軟化させ、あるいは軟
化部に引っ張り力を作用させることで延伸、溶断などの
加工を行うもので、石英ガラスを軟化させるため160
0℃以上の高温にする必要がある。
トオフ波長はコア径、クラッド厚、コアおよびクラッド
の屈折率によって決まるが、基本的には光ファイバ母材
を相似的に縮少したものが光ファイバであるから、光フ
ァイバ母材のコア径、クラッド厚、コアおよびクラッド
の屈折率によって決まる。すなわち、所望の光ファイバ
のカットオフ波長は、光ファイバ母材のコア径、クラッ
ド厚、コアおよびクラッドの屈折率から予測され、光フ
ァイバ母材の製造段階でそれら値を設定していた。
イバ母材段階でコア径、クラッド厚、コアおよびクラッ
ドの屈折率を正しく設計しても、完成した光ファイバの
カットオフ波長を実測すると設計値よりも変動し、所定
のカットオフ波長を得られないことが屡々ある。発明者
はその原因について究明した結果、光ファイバ母材から
光ファイバの線引き工程に至るまでに実行される数回の
加熱処理工程に問題があり、カットオフ波長の変動が生
じることを見いだした。軟化温度程度まで加熱する前後
における光ファイバ母材の状態について精査したとこ
ろ、このような重量減、成分変化は1600℃以上にも
なる加熱処理により、SiO2→SiO+1/2O2 という解離
反応に起因しているものと考えられる。この解離反応
は、加熱手段からの熱が直接あたるクラッドの周辺部で
多くなるため、最終的に光ファイバのカットオフ波長が
変動してしまう。
設計を行うと、例えば設計値λc=1250nmだとし
て、重量が加工前に対し1%減少すると6.3nm、3%
減少すると12.6nm、5%減少すると31.7nmだけ各
々カットオフ波長が設計値より低くなってしまい、設計
値どおりに仕上がらない。
めになされたもので、光ファイバの原材料である母材の
加熱加工方法を改良して、完成する光ファイバのカット
オフ波長を安定なものにすることを目的としている。
発明の光ファイバ母材の加熱加工方法は、石英ガラス系
の光ファイバ母材を加熱手段から加熱しながら加工する
際に、加熱前と加熱後の重量減少を抑制するように加熱
手段の加熱条件を制御することを特徴とする。
バ母材の表面温度が2000〜2250℃になるように
加熱手段を制御することが好ましい。
る場合でも、加熱手段が酸水素炎バーナーであって、酸
水素炎バーナーから供給する酸素および水素の線速を光
ファイバ母材の外径に合わせて調整することで、加熱条
件の制御ができ、適切に加熱前と加熱後の重量減少を抑
制できる。
とがカットオフ波長の安定性の見地から好ましい。
ァイバ母材表面の火炎研磨である。同じく加熱しながら
なされる加工の別な例は、光ファイバ母材の溶融延伸で
ある。
する際に、加熱手段の加熱条件を制御することによって
光ファイバ母材の加熱前と加熱後の重量減少を抑制で
き、その結果、カットオフ波長が安定する。
態を詳細に説明する。本発明の光ファイバ母材の加熱加
工方法を実施するのに、加熱手段としてバーナ、電気抵
抗炉、高周波電気炉等があるなかで、酸水素炎バーナが
適している。
重要な因子は、光ファイバ母材の表面温度とともに、供
給する酸素および水素の線速である。加工すべき光ファ
イバ母材の径が50mm程度で、表面温度を1600℃
にする場合、供給酸素量は多いときで100l/min以上
となり、細いノズルから噴出される酸素の線速は数十m/
secにも及ぶ。この気流により、重量減少はより促進さ
れる。同じ温度に加熱した場合でも、酸水素炎バーナで
加熱した場合は電気抵抗炉で加熱した場合に較べその重
量減少は数倍〜数十倍にも及ぶ。それ故、酸水素炎バー
ナが使用される場合が、加熱手段の加熱条件を制御する
効果が最も顕著に現れる。バーナ加熱による火炎研磨等
の表面処理を行う際も同様である。
%以下に抑えるのは、前述したように光ファイバ母材の
カットオフ波長の設計値が1250nmの場合、重量減少
が3%あると18.9nmのカットオフ波長のずれが生じ
てしまう。この値は設計値の約1.5%であり、3%以
内に重量減少を抑えるということはカットオフ波長の設
計値との誤差が2%以内に精度よく抑えられるというこ
とである。特に重量減少が3%を超えてからはそのバラ
ツキが大きくなるため、この3%以内に抑えることが重
要となる。
方法と本発明を適用外の比較的の加熱加工方法を説明す
るが、本発明は下記の実施例に限定されるものではな
い。
ーナによる石英ガラスの光ファイバ母材の加熱延伸を実
施した。加熱延伸前後の光ファイバ母材の重量減少を
1.5〜2.5%と低く抑るように、酸水素炎バーナに供
給する水素および酸素の供給量を調整しながら加熱しつ
つ延伸を行った。このときの光ファイバ母材の表面温度
は2100〜2180℃であった。この光ファイバ母材
を光ファイバに線引きしてカットオフ波長を実測したと
ころ、設計値からのズレが最大でも1.3%と非常に小
さく抑えることができた。
加工前後の光ファイバ母材の重量減少を3.5〜4.1%
となるように酸水素炎バーナに供給する水素および酸素
の供給量を調整しながら加熱しつつ延伸を行った。この
ときの光ファイバ母材の表面温度は2300〜2380
℃であった。この比較例で得られた光ファイバ母材を線
引きした光ファイバは、カットオフ波長の変動が最小で
もも2.1%という大きな値になってしまった。
おける延伸前後の光ファイバ母材の外径とともに、酸水
素炎バーナに供給する水素および酸素の供給量(L/Mi
n.)、延伸前後の重量減少率(%)、カットオフ波長λ
cの設計値との変動(%)を示してある。
ーナによる石英ガラスの光ファイバ母材の火炎研磨を実
施した。火炎研磨前後の光ファイバ母材の重量減少を
0.5〜0.8%と低く抑るように、酸水素炎バーナに供
給する水素および酸素の供給量を調整しながら加熱し
た。このときの光ファイバ母材の表面温度は2020〜
2070℃であった。この光ファイバ母材を光ファイバ
に線引きしてカットオフ波長を実測したところ、設計値
からの変動が最大でも0,5%と非常に小さく抑えるこ
とができ、略設計どおりの光ファイバが完成した。
研磨前後の光ファイバ母材の重量減少を4.0〜5.6%
となるように酸水素炎バーナに供給する水素および酸素
の供給量を調整しながら加熱した。このときの光ファイ
バ母材の表面温度は2270〜2300℃であった。こ
の加熱加工方法で得られた光ファイバ母材を線引きした
光ファイバは、カットオフ波長の変動が最小でも2.5
%という大きな値になってしまった。
火炎研磨を実施した光ファイバ母材の研磨前外径ととも
に、酸水素炎バーナに供給する水素および酸素の供給量
(L/Min)、延伸前後の重量減少率、カットオフ波長λ
cの設計値との変動(%)を示してある。
法は、上記実施例に示したとおりの加熱手段として酸水
素炎バーナを使用する場合に限らず、他の種類のバー
ナ、電気抵抗炉、高周波電気炉などを加熱手段として使
用する場合の加熱加工方法でも有効である。
用した方法で加熱加工した母材から線引きした光ファイ
バは、カットオフ波長が安定したものとなっている。し
たがって本発明の加熱加工方法は、光ファイバのカット
オフ波長を設計どおりのものに仕上げるためにきわめて
有効な方法である。
Claims (6)
- 【請求項1】 加熱手段により石英ガラス系の光ファ
イバ母材を軟化温度近辺に加熱しながら加工する際に、
加熱前と加熱後の重量減少を抑制するように加熱手段の
加熱条件を制御することを特徴とする光ファイバ母材の
加熱加工方法。 - 【請求項2】 該石英ガラス系の光ファイバ母材の表
面温度が2000〜2250℃になるように該加熱手段
を制御することを特徴とする請求項1に記載の光ファイ
バ母材の加熱加工方法。 - 【請求項3】 該加熱手段が酸水素炎バーナーであっ
て、酸水素炎バーナーから供給する酸素および水素の線
速を光ファイバ母材の外径に合わせて調整することによ
り前記加熱条件を制御することを特徴とする請求項1に
記載の光ファイバ母材の加熱加工方法。 - 【請求項4】 該重量減少が3%以内に抑制されてい
ることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ母材の
加熱加工方法。 - 【請求項5】 前記加熱加工が光ファイバ母材表面の
火炎研磨であることを特徴とする請求項1に記載の光フ
ァイバ母材の加熱加工方法。 - 【請求項6】 前記加熱加工が光ファイバ母材の溶融
延伸であることを特徴とする請求項1に記載の光ファイ
バ母材の加熱加工方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101558126B1 (ko) | 2015-01-16 | 2015-10-06 | 이승철 | 장신구 고정용 기구 |
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