JP3169203U - 保護シート保持物 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子機器の表示部に位置決めを容易に行いつつ、接着面側に指紋・ゴミの付着及び気泡の混入を低減しながら簡単に素早く貼着でき、貼着面に凹凸を生じない保護シート保持物を提供する。【解決手段】保護シート保持物11は、電子機器の、表示部に貼着するための貼着面が裏面に形成された透明な保護シート301と、裏面の少なくとも一部が貼着面に貼着された剥離シート本体401と、その裏面に対応する剥離シート本体の表面を横断する基準線分421が剥離シート本体の表面402を第1領域と第2領域とに分割する少なくとも第1領域に取り付けられた補助シート13と、を有してなる剥離シートと、を備える。また、基準線分の少なくとも一部である規定線分部分に沿った剥離シートの曲げ強度よりも、少なくとも第1領域における規定線分部分に平行な線分に沿った剥離シートの曲げ強度を補助シートが高める。【選択図】図2

Description

本考案は、保護シート保持物に関し、より詳細には、電子機器の表示部に貼着する透明な保護シートを保持した保護シート保持物に関する。
携帯電話やパーソナルコンピュータ等のような電子機器が有する表示部を保護するため、表示部に透明な保護シートを貼着することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1は、「電子機器の表示部に縦横方向の位置決めを容易に行いつつ、さらに、保護シートの接着面側に指紋・ゴミの付着及び気泡の混入を低減しながら簡単に素早く貼着できる保護シートの装着構造体を提供する」(特許文献1、考案の詳細な説明中、段落番号0007)ためになされたもので、具体的には、「電子機器の表示部に貼着する透明な保護シートの装着構造であって、保護シートは、裏面に透明な接着層が形成され、前記接着層に剥離シートを貼着し、前記剥離シートには、分割するための分割領域と、前記分割領域を挟んで上下或は左右に貼着した複数の分割シート体からなり、前記保護シートを前記表示部に貼着するに際しては、一方の分割シート体を分割領域から前記保護シートより剥離することによって接着面の一部分を前記表示部における縦横方向の位置決めをしながら前記表示部に貼着し、次いで、前記保護シートの接着面の一部が前記表示部に貼着したままの状態で、他の分割シート体を前記保護シートから剥離して前記保護シートの全面を表示部全面に貼着するように構成した保護シートの装着構造」(特許文献1、考案の詳細な説明中、段落番号0008)であり、それによって「剥離シートに分割領域を形成し、分割領域から上下或は左右に複数の分割シート体に分割して剥離することができるようにしたので、表示部に保護シートを貼着する際には、分割領域から一方の分割シート体を剥離して、露見した接着面を表示部に貼着し、そのまま他方の分割シート体を保護シートから剥離しながら表示部全面に保護シートを貼着することができるので、電子機器の表示部に縦横方向の位置決めを行いつつ保護シートに指紋・ゴミの付着及び気泡の混入を低減して保護シートを正確に貼着することができる。しかも、作業者にとっては高度な貼着技術を必要とせず、だれでも短時間で貼着可能であり、且つ保護シートの貼りなおしを低減することが可能となる効果がある。」(特許文献1、考案の詳細な説明中、段落番号0015)ものが開示されている。
登録実用新案第3153605号公報(例えば、要約、段落番号0001〜0015、第1図、第2図及び第5図等)
このような特許文献1に開示された保護シートの装着構造においては、保護シートの裏面に形成された透明な接着層に、剥離シートを分割するための分割領域を有する剥離シートを貼着した状態で保護シートを保持するので、剥離シートの一方の分割シート体と他方の分割シート体との間に生じる凹凸により、剥離シートが貼着される保護シートの接着層にも凹凸を生じる問題があった(柔軟な接着層は、接着層が密接する剥離シートに存する凹凸に応じて容易に変形する)。かかる接着層の凹凸は、保護シートを表示部に貼着した際、保護シート表面に凹凸を生じたり、表示部の表示像に歪みを生じる原因となることがあった。
そこで、本考案では、表示部に貼着するための貼着面(特許文献1においては接着層の表示部に貼着される面)が裏面に形成された透明な保護シートの貼着面に剥離シートを貼着した状態で保護シートを保持した保護シート保持物において、特許文献1の課題「電子機器の表示部に縦横方向の位置決めを容易に行いつつ、さらに、保護シートの接着面側に指紋・ゴミの付着及び気泡の混入を低減しながら簡単に素早く貼着できる」ことに加え、貼着面に凹凸を生じない保護シート保持物を提供することを目的とする。
本考案の保護シート保持物(以下、「本保持物」という。)は、電子機器の表示部に貼着する透明な保護シートを保持した保護シート保持物であって、表示部に貼着するための貼着面が裏面に形成された透明な保護シートと、裏面の少なくとも一部が貼着面に貼着された剥離シート本体と、貼着面に貼着された剥離シート本体の裏面に対応する剥離シート本体の表面を横断する基準線分が剥離シート本体の表面を第1領域と第2領域とに分割する少なくとも第1領域に取り付けられた補助シートと、を有してなる剥離シートと、を備えてなり、基準線分の少なくとも一部である規定線分部分に沿った剥離シートの曲げ強度よりも、少なくとも第1領域における規定線分部分に平行な線分に沿った剥離シートの曲げ強度を補助シートが高めるものである、保護シート保持物である。
本保持物は、特許文献1の保護シートと同様、電子機器の表示部に貼着する透明な保護シートを保持する保護シート保持物である。電子機器としては、表示部を有するものであれば特に限定されないが、例えば、携帯電話、パーソナルコンピュータ、ゲーム機、画像再生装置(DVDプレーヤー、デジタルカメラ等)、ナビゲーションシステム(車載用を含む)等を例示的に挙げることができる。そして、表示部は、電子機器が発生する情報を表示するものであれば特に制限されず、表示部に接触することで電子機器に動作を命令したり情報を入力することを伴うもの(いわゆるタッチパネル)か否かは問わない。このような電子機器の表示部を保護(表示部へ他の物が直接衝突したり摩擦等することから表示部を保護する)するため表示部へ貼着される保護シートが、表示部への貼着に供されるまで本保持物として保持される。
本保持物は、保護シートと剥離シートとを備えてなる。
保護シートは、表示部に表示される情報を保護シートを通して目視可能でなければならないので透明である。そして、保護シートは、電子機器の表示部に保護シートを貼着するための貼着面が裏面に形成されるが、貼着面は表示部に保護シートを貼着できれば足り、保護シートが接着層を有するか否かは問わない。例えば、保護シート全体がゲル状物質によって形成されることで格別の接着層を有さずに表示部に裏面が貼着されるような場合や、保護シートが静電気によって格別の接着層を有さずに表示部に裏面が貼着されるような場合等を含む。
剥離シートは、剥離シート本体と補助シートとを有してなる。
剥離シート本体は、剥離シート本体の裏面の少なくとも一部が貼着面に貼着されるものであり(剥離シート本体の裏面の全部又は一部が貼着面に貼着される)、保護シートの貼着面を覆うことで貼着面を保護する。
補助シートは剥離シート本体の表面に取り付けられる。ここに剥離シート本体の裏面のうち貼着面に貼着された裏面部分に対応する剥離シート本体の表面(この裏面部分に対応する剥離シート本体の表面とは、剥離シート本体の表面を平面に沿わせた際、裏面部分の該表面への正投影をいう。)を横断する基準線分が該表面を第1領域と第2領域とに分割し、少なくとも第1領域に補助シートは取り付けられる(補助シートが、第1領域のみに取り付けられる場合と、第1領域と第2領域とに取り付けられる場合と、の両方の場合を含む)。
この剥離シート本体の表面に取り付けられた補助シートが、基準線分の少なくとも一部(基準線分の一部又は全部)である規定線分部分に沿った剥離シートの曲げ強度(補助シートが取り付けられた剥離シート本体の表面側から見て剥離シートを規定線分部分に沿って谷折りする際の曲げ強度)よりも、少なくとも第1領域における規定線分部分に平行な線分に沿った剥離シートの曲げ強度(規定線分部分に平行な第1領域側に存する線分(該線分は第1領域のうち、補助シートが取り付けられている部分に存する)に沿って、補助シートが取り付けられた剥離シート本体の表面側から見て剥離シートを谷折りする際の曲げ強度)を高める。即ち、補助シートによって、規定線分部分に沿った剥離シートの曲げ強度よりも、規定線分部分に平行な第1領域に存する線分に沿った剥離シートの曲げ強度が大きくなるので、規定線分部分を一部又は全部とする基準線分に沿って剥離シートを谷折りすることが容易になる。
これによって剥離シートを基準線分に沿って谷折りすることで、剥離シート本体の裏面を貼着面から剥離し、貼着面の一部を露出させる際、基準線分(基準線分の一部又は全部が規定線分部分である)に沿った剥離シートの曲げ強度よりも少なくとも第1領域における基準線分に平行な線分(該線分は補助シートが取り付けられている位置に存する)に沿った剥離シートの曲げ強度が高いことから、基準線分に沿った谷折りが容易になり、貼着面の一部をうまく露出させることができる。貼着面の一部を露出させれば、特許文献1の保護シートと同様、露出させた一部の貼着面を表示部に貼着し、そのまま剥離シートを貼着面から剥離しつつ表示部に保護シートを貼着することができる。
また、基準線分のうち規定線分部分のなす割合((規定線分部分の長さ)/(基準線分の長さ))は、あまり小さいと基準線分に沿った剥離シートの谷折りがあまり容易にならないことから、好ましくは0.5以上であり、より好ましくは0.6以上であり、最も好ましくは0.7以上である(無論、上限は1.0である)。
以上のように本保持物によれば、特許文献1の保護シートと同様、電子機器の表示部に縦横方向の位置決めを容易に行いつつ、さらに、保護シートの接着面側に指紋・ゴミの付着及び気泡の混入を低減しながら簡単に素早く貼着できることに加え、貼着面に貼着される剥離シート本体の裏面には、特許文献1のような剥離シートの凹凸が存しないことから貼着面に凹凸を生じることがない。
本保持物においては、補助シートが、規定線分部分に沿った縁部である規定縁部を有するもの(以下、「規定縁部保有本保持物」という)であってもよい。
補助シートは、上述の如く、規定線分部分に沿った剥離シートの曲げ強度よりも、第1領域における規定線分部分に平行な線分(補助シートが取り付けられている位置に存する)に沿った剥離シートの曲げ強度を高めるものであればよいが、例えば、規定線分部分に沿った縁部である規定縁部を有するものであってもよい。このような規定縁部を有することで、規定縁部が形成された規定線分部分には補助シートが存在しないことに加え、規定線分部分に沿った規定縁部よりも規定線分部分より遠ざかる位置(第1領域)には補助シートが存在するので、補助シートが第1領域において剥離シート本体を補強し、規定線分部分に沿った剥離シートの曲げ強度よりも、第1領域における規定線分部分に平行な線分(補助シートが取り付けられている位置に存する)に沿った剥離シートの曲げ強度を容易かつ確実に高めることができる。
規定縁部保有本保持物の場合、補助シートが、第2領域に取り付けられていないものであってもよい。
こうすることで補助シートを第1領域のみに取り付ければ良いので、補助シートを容易かつ安価に形成でき、本保持物を廉価に構成できる。
規定縁部保有本保持物の場合、補助シートが、第1領域にて規定縁部が規定線分部分に沿う第1部分と、第2領域にて規定縁部が規定線分部分に沿う第2部分と、を含んでなり、第1部分と第2部分とが規定線分部分に沿った分断部を挟んで取り付けられるものであってもよい。
このように第1領域に存する規定縁部を有する第1部分と、第2領域に存する規定縁部を有する第2部分と、が規定線分部分に沿った分断部を挟んで取り付けられることで、分断部によって規定線分部分を補助シートが補強することなく、第1領域側は第1部分が剥離シート本体を補強すると共に第2領域側は第2部分が剥離シート本体を補強するので、規定線分部分に沿った剥離シートの曲げ強度よりも、その両側(第1領域及び第2領域)における規定線分部分に平行な線分(補助シートが取り付けられている位置に存する)に沿った剥離シートの曲げ強度を高めるので、第1領域及び第2領域における意図しない折曲げを防止又は減少させ、基準線分に沿った剥離シートの谷折りを一層容易かつ確実ならしめる。
本保持物においては、補助シートが、規定線分部分に跨るよう第1領域と第2領域とに連続するものであり、規定線分部分に沿った補助シートの曲げ強度が補助シートの他の部分よりも曲げ強度が小さいもの(以下、「規定線分部分低強度本保持物」という)であってもよい。
規定線分部分に跨るよう第1領域と第2領域とに連続する補助シートのうち規定線分部分に沿う部分の曲げ強度が他の部分の曲げ強度よりも小さくすることで、第1領域と第2領域とに連続する補助シートとして取り扱い(特に、補助シートが剥離シート本体の表面に取り付けられるまでの取り扱い)が容易であることに加え、補助シートが、規定線分部分に沿った剥離シートの曲げ強度よりも、その両側(第1領域及び第2領域)における規定線分部分に平行な線分(補助シートが取り付けられている位置に存する)に沿った剥離シートの曲げ強度を高め、第1領域及び第2領域における意図しない折曲げを防止又は減少させ、基準線分に沿った剥離シートの谷折りを一層容易かつ確実ならしめる。
規定線分部分低強度本保持物の場合、補助シートが、規定線分部分に沿ったスリット部分を有するもの(以下、「スリット部分保有本保持物」という)であってもよい。
補助シートに規定線分部分に沿ったスリット部分(細い隙間部分)を形成することで、規定線分部分に跨るよう第1領域と第2領域とに連続する補助シートのうち規定線分部分に沿う部分の曲げ強度を他の部分の曲げ強度よりも容易かつ確実に小さくすることができる。
スリット部分保有本保持物の場合、スリット部分が、補助シートに形成された閉じた内縁により形成されるものであってもよい。
こうすることでスリット部分が閉じた縁部によって規定されるので、スリット部分が高い強度を保持できると共に、第1領域と第2領域とに連続する補助シートとして取り扱い(特に、補助シートが剥離シート本体の表面に取り付けられるまでの取り扱い)が一層容易である(スリット部分が開いた縁部により規定される場合には、該縁部が不意に開閉する等といった問題が生じ得る。)。
スリット部分保有本保持物の場合、スリット部分が、規定線分部分に沿って複数形成されるものであってもよい。
こうすることでスリット部分の両縁が規定線分部分に沿って複数箇所で連結される(複数形成されるスリット同士の間の部分はスリット部分の両縁が連結されている。)ので、スリット部分が高い強度を保持できると共に、第1領域と第2領域とに連続する補助シートとして取り扱いが一層容易である(特に、補助シートが剥離シート本体の表面に取り付けられるまでにスリット部分の縁部が揺れ動くこと等を防止又は減少できる)。
規定線分部分低強度本保持物の場合、補助シートが、規定線分部分に沿った薄肉部分を有するものであってもよい。
補助シートに規定線分部分に沿った薄肉部分(厚みが薄い部分。例えば、規定線分部分に沿った凹条)を形成することで、規定線分部分に跨るよう第1領域と第2領域とに連続する補助シートのうち規定線分部分に沿う部分の曲げ強度を他の部分の曲げ強度よりも容易かつ確実に小さくすることができる。
規定線分部分低強度本保持物の場合、補助シートが、規定線分部分に沿ったミシン目部分を有するものであってもよい。
補助シートに規定線分部分に沿ったミシン目部分(連続的に設けた穴)を形成することで、規定線分部分に跨るよう第1領域と第2領域とに連続する補助シートのうち規定線分部分に沿う部分の曲げ強度を他の部分の曲げ強度よりも容易かつ確実に小さくすることができる。
本保持物においては、剥離シート本体の外縁から外方に張り出す把持部分を有し、剥離シート本体の表面に取り付けられた把持シートを有するもの(以下、「把持シート保有本保持物」という)であってもよい。
こうすることで剥離シート本体の表面に取り付けられた把持シートが有する把持部分(剥離シート本体の外縁から外方に張り出す部分)を本保持物の使用者が手で把持し、把持部分を引っ張ることで剥離シート本体の裏面を貼着面から剥離し、貼着面の一部を露出させやすくなる。
把持シート保有本保持物の場合、把持部分が、基準線分に対し垂直方向に向かって剥離シート本体の外縁から外方に張り出すものであってもよい。
こうすることで把持シートが有する把持部分を本保持物の使用者が手で把持し把持部分を引っ張ることで、剥離シートを基準線分に沿って谷折りする方向に剥離シートに力を加えやすい(把持部分を引っ張ると、剥離シートを基準線分に沿って谷折りするようになりやすい)。
把持シート保有本保持物の場合、把持部分が、基準線分に対して平行方向に向かって剥離シート本体の外縁から外方に張り出すものであってもよい。
こうすることで把持シートが有する把持部分を本保持物の使用者が手で把持し把持部分を引っ張ることで、基準線分に沿って剥離シート本体の裏面を貼着面から剥離しやすい(把持部分を引っ張ると、剥離シート本体を基準線分に沿って剥離する力を加えやすい)。
把持シート保有本保持物の場合、補助シートの一部が把持シートを構成するものであってもよい。
こうすることで補助シートの一部が、剥離シート本体の外縁から外方に張り出す把持部分を有する把持シートを構成するので、補助シートと格別の把持シートを設ける必要がなく、把持シート保有本保持物を構成する部品点数を減少させ、把持シート保有本保持物を容易かつ廉価に製造できる。加えて、把持部分を本保持物の使用者が手で把持し把持部分を引っ張ることで、補助シートに直接力を加えることができ、剥離シートを基準線分に沿ってうまく谷折りすることができる。
本考案の保護シート保持物(本保持物)を構成する一実施形態のシート複合体を示す図面である。 第1実施形態の本考案の保護シート保持物(第1本保持物)を示す図である。 第1本保持物の保護シートを電子機器の表示部に貼着する方法の第1ステップS1を説明する図である。 第1本保持物の保護シートを電子機器の表示部に貼着する方法の第2ステップS2及び第3ステップS3を説明する図である。 第1本保持物の保護シートを電子機器の表示部に貼着する方法の第4ステップS4乃至第6ステップS6を説明する図である。 第2実施形態の本考案の保護シート保持物(第2本保持物)を示す図である。 第3実施形態の本考案の保護シート保持物(第3本保持物)を示す図である。 第4実施形態の本考案の保護シート保持物(第4本保持物)を示す図である。 第5実施形態の本考案の保護シート保持物(第5本保持物)を示す図である。 第6実施形態の本考案の保護シート保持物(第6本保持物)を示す図である。 第7実施形態の本考案の保護シート保持物(第7本保持物)を示す図である。 第8実施形態の本考案の保護シート保持物(第8本保持物)を示す図である。 第9実施形態の本考案の保護シート保持物(第9本保持物)を示す図である。 第10実施形態の本考案の保護シート保持物(第10本保持物)を示す図である。 第11実施形態の本考案の保護シート保持物(第11本保持物)を示す図である。 第12実施形態の本考案の保護シート保持物(第12本保持物)を示す図である。 第13実施形態の本考案の保護シート保持物(第13本保持物)を示す図である。 第14実施形態の本考案の保護シート保持物(第14本保持物)を示す図である。 第15実施形態の本考案の保護シート保持物(第15本保持物)を示す図である。 第16実施形態の本考案の保護シート保持物(第16本保持物)を示す図である。 第17実施形態の本考案の保護シート保持物(第17本保持物)を示す図である。
本考案の実施の形態を図面を参照して詳述するが、本考案はこれに限定されるものではない。
図1は、本考案の保護シート保持物(本保持物)を構成する一実施形態のシート複合体501を示す図面であり、シート複合体501は、電子機器の表示部(不図示)に貼着する透明な保護シート301と、保護シート301の貼着面303に裏面404が貼着された剥離シート本体401と、を含んでなる。図1(a)はシート複合体501を剥離シート本体401の表面402側から見たところを示し(表面402を平面に沿わせた際、表面402に対して垂直方向から見たところを示す。)、図1(b)は図1(a)のB−B断面図であり、図1(c)は図1(a)のC−C断面図であり、そして図1(d)は剥離シート本体401の一部を保護シート301から剥離したところを示す断面図である。図1を参照して、シート複合体501について説明する。なお、ここでは図示及び理解を容易にするため、保護シート301及び剥離シート本体401のいずれも実際よりも厚く図示している。
ここでは保護シート301の両主表面と、剥離シート本体401の両主表面と、のいずれも同形状をなしており、具体的には、互いに略平行な一対の対辺301a、301bと互いに略平行な一対の対辺301c、301dとによって規定される長方形の角部を丸められた形状を保護シート301の両主表面はなし、互いに略平行な一対の対辺401a、401bと互いに略平行な一対の対辺401c、401dとによって規定される長方形の角部を丸められた形状を剥離シート本体401の両主表面はなし、そしてこれら保護シート301の両主表面がなす該長方形の角部を丸められた形状と剥離シート本体401の両主表面がなす該長方形の角部を丸められた形状とはここでは略同一とされており、保護シート301と剥離シート本体401とが丁度重なるように貼着面303に裏面404が貼着されている。
保護シート301は、透明な合成樹脂製の薄膜状のフィルムによって形成された保護シート本体307と、保護シート本体307の一主表面に沿って形成された透明な接着層305(電子機器の表示部(不図示)に保護シート301を接着するための接着剤によって形成された層)と、を含んでなり(図1(d)参照。図1(d)以外の図は、図示を容易にするため保護シート本体307と接着層305とを分けず一体に示している。)、接着層305の表面(保護シート本体307とは反対の面)によって保護シート301の貼着面303が形成されている。もっとも、保護シート301が保護シート本体307と格別の接着層305を有する必要は必ずしもなく、例えば、保護シート本体自体が表示部(不図示)に密接することで保護シート301が表示部(不図示)に貼着されるような場合(通常、保護シート本体が粘着性を有するような場合)や、保護シート本体自体が静電気によって表示部(不図示)に吸着されるような場合であれば、接着層305を設ける必要は必ずしもない。加えて、保護シート301の操作面309(貼着面303とは反対の面)に機能層(ハードコート層、光反射防止層等)を設けるようにしてもよい。
剥離シート本体401は、透明な合成樹脂製の薄膜状のフィルムにより形成されており、保護シート301の貼着面303に裏面404が貼着されている。ここでは剥離シート本体401の裏面404の全部が貼着面303に貼着されているが、これに限定されるものではなく、裏面404の少なくとも一部(即ち、裏面404全部の場合と、裏面404の一部の場合と、の両場合を含む)が貼着面303に貼着されていればよい。剥離シート本体401は、保護シート301が電子機器の表示部(不図示)への貼着に供されるまで貼着面303を保護(不意に貼着面303が他のものと接触したり、貼着面303に埃が付着すること等を防止する。)するため貼着面303をカバーするためのものである(保護シート301に対してシール台紙のような機能を有する。)。
剥離シート本体401は、貼着面303に貼着された剥離シート本体401の裏面404部分に対応する剥離シート本体401の表面402部分を横断する線分である基準線分421(仮想上の線分であり、剥離シート本体401の表面402に描かれる必要はないが、表面402に目視可能に描かれてもよい。なお、ここでは他の線と容易に区別できるよう、一点鎖線にて図示している。)が決められている。基準線分421は、基準線分421を境界線として表面402を小領域431と大領域432とに分割し、ここでは基準線分421は一対の対辺401a、401bに略平行にされると共に、小領域431と大領域432とを面積比で約1:2(無論、小領域431の方が小さい)に分割している。
後述するが、基準線分421に沿って剥離シート本体401を表面402から見て谷折りすることで(小領域431を貼着面303から剥離する。)、小領域431により覆われていた貼着面303の一部が露出するので、保護シート301を電子機器の表示部(不図示)に対し所望位置に貼着できるよう、貼着面303の露出した該一部を電子機器の表示部(不図示)に貼着した後、大領域432を貼着面303からゆっくり剥離し貼着面303の残部(該一部以外の部分)を露出させつつ電子機器の表示部(不図示)に貼着することができる。このような保護シート301の貼着面303を電子機器の表示部(図示せず)に貼着する作業をうまく行うことができるよう、基準線分421は剥離シート本体401表面402の所定位置に決定されている。
(第1実施形態)
図2は、第1実施形態の本考案の保護シート保持物(以下、「第1本保持物」という。)11を示す図であり、詳細には、図2(a)は第1本保持物11を剥離シート本体401の表面402側から見たところを示し(シート複合体501に関しては図1(a)と同様の方向から見ている)、図2(b)は図2(a)のB−B断面図であり、図2(c)は図2(a)のC−C断面図である。図2を参照して、第1本保持物11について説明する。
第1本保持物11は、大まかには、図1に示し前述したシート複合体501と、シート複合体501を構成する剥離シート本体401の表面402のうち基準線分421を境界線とする小領域431に取り付けられた補助シート13と、を備えてなる。
ここにシート複合体501については、図1を参照して既に説明したので、ここでは説明を省略する。
補助シート13は、透明な合成樹脂製の薄膜状のフィルムにより形成されており(図示及び理解を容易にするため、実際よりも厚く図示している。)、裏面13bが表面402の小領域431に接着されることで剥離シート本体401の小領域431に取り付けられている。
補助シート13の表面13a及び裏面13bのいずれも、一対の対辺13ca、13cb(ここでは長辺)と、一対の対辺13cc、13cd(ここでは短辺)と、を有する略長方形をなし、辺13caの両端に形成される2の角部が丸められた形状を有している。
補助シート13は、剥離シート本体401の表面402に垂直方向(表面402が平面に沿った状態。図2(a))から見て、辺13cbが基準線分421に沿うと共に(図示及び理解を容易にするため、辺13cbと基準線分421との間を実際よりも広く図示している。)、辺13ccが辺401cに沿うように小領域431に取り付けられている。そして、補助シート13は、辺13ca、13cbが辺401a、401bよりも短くされているので辺13cdが辺401dよりも辺401c側に存すると共に、辺13cc、13cdが小領域431の幅W(図1(a)参照。辺401c、401dに平行な小領域431の寸法)よりも大きくされているので、辺401aから外方に張り出す部分13f(図2(a)中、辺13caと辺401aとの間の補助シート13の部分)を有している。
図3は、第1本保持物11の保護シート301を電子機器の表示部に貼着する方法の第1ステップS1を説明する図である。図3を参照して、第1本保持物11の貼着方法について説明する。なお、図3に示した第1本保持物11は、理解及び図示を容易にするため、図2に示した第1本保持物11とはやや形状を異にしている。図3(a1)は第1本保持物11を剥離シート本体401の表面402側から見たところを示しており、図3(e1)は図3(a1)のz方向から第1本保持物11を見たところを示している(保護シート301を厚く図示している)。図3(a1)及び図3(e1)に示す状態の第1本保持物11を、図示しない貼着者が指(不図示)で外方に張り出す部分13fを把持し、辺13cbを中心に補助シート13を矢印V方向に回動させる(第1ステップS1)。辺13cbを中心とする補助シート13の矢印V方向への回動により、補助シート13の裏面13bが接着された剥離シート本体401の小領域431も辺13cbが沿う基準線分421に沿って折り畳まれ(表面402側から見て谷折り)、図3(a2)及び図3(e2)に示す状態の第1本保持物11となる。
図3(a2)及び図3(e2)に示す状態の第1本保持物11は、剥離シート本体401の小領域431が基準線分421に沿って折り畳まれ(小領域431が貼着面303から剥離する)、小領域431により覆われていた貼着面303の一部が露出する。
図4は、第1本保持物11の保護シート301を電子機器601の表示部603に貼着する方法の第2ステップS2及び第3ステップS3を説明するための図である。図4を参照して、第1本保持物11の貼着方法について説明する。図4(a3)及び図4(a4)は電子機器601(例えば、携帯電話)の表示部603(タッチパネル画面)に対して垂直方向から見たところを示しており、図4(e3)は図4(a3)のz方向から見たところを示していると共に、図4(e4)は図4(a4)のz方向から見たところを示している。
図3(a2)及び図3(e2)に示した状態の第1本保持物11(小領域431により覆われていた貼着面303の一部が露出している)を、貼着面303の露出した該一部が電子機器601の表示部603に面する状態にて電子機器601の表示部603の所望位置に貼着できるよう図4(a3)及び図4(e3)の如く位置あわせする(第2ステップS2)。
その後、指701等によって貼着面303の露出した該一部を図4(a4)及び図4(e4)の如く表示部603に密接させ(第3ステップS3)、貼着面303の露出した該一部を電子機器601の表示部603に貼着する。
図5は、第1本保持物11の保護シート301を電子機器601の表示部603に貼着する方法の第4ステップS4乃至第6ステップS6を説明するための図である。図5を参照して、第1本保持物11の貼着方法について説明する。図5(e5)〜図5(e7)のいずれも図4(e4)と同様の位置から見たものである。
図4(a4)及び図4(e4)のように貼着面303の該一部を電子機器601の表示部603に貼着された第1本保持物11の補助シート13を把持できるよう、保護シート301及び剥離シート本体401と、表示部603と、の間に空間を形成する(第4ステップS4)。
その後、保護シート301及び剥離シート本体401と、表示部603と、の間の補助シート13を指(不図示)で把持し、図5(e5)中の矢印方向に補助シート13を移動させつつ(剥離シート本体401により覆われていた貼着面303が少しずつ露出する)、図5(e6)に示すように貼着面303を電子機器601の表示部603に貼着する(第5ステップS5〜第6ステップS6)。
そして、最後に、図5(e7)に示すように、補助シート13とそれが接着された剥離シート本体401とを除去し、貼着面303全部を電子機器601の表示部603に貼着して(第6ステップS6)、第1本保持物11の保護シート301を電子機器601表示部603へ貼着する作業が完了する。この状態で保護シート301の操作面309に指先(不図示)を接触することで、電子機器601を操作することができる。
以上説明したように、第1本保持物11は、電子機器601の表示部603に貼着する透明な保護シート301を保持した保護シート保持物であって、表示部603に貼着するための貼着面303が裏面(操作面309とは反対の面)に形成された透明な保護シート301と、裏面404の少なくとも一部(ここでは全部)が貼着面303に貼着された剥離シート本体401と、貼着面303に貼着された剥離シート本体401の裏面404に対応する剥離シート本体401の表面402を横断する基準線分421が剥離シート本体401の表面402を第1領域(ここでは小領域431)と第2領域(ここでは大領域432)とに分割する少なくとも第1領域(ここでは小領域431)に取り付けられた補助シート13と、を有してなる剥離シート(剥離シート本体401と補助シート13とを含んで剥離シートは構成される。)と、を備えてなり、基準線分421の少なくとも一部である規定線分部分(ここでは基準線分421のうち辺13cbが沿っている部分)に沿った剥離シートの曲げ強度(この曲げは、補助シート13を含まない剥離シート本体401のみを曲げる)よりも、少なくとも第1領域(ここでは小領域431)における規定線分部分(基準線分421のうち辺13cbが沿っている部分)に平行な線分に沿った剥離シートの曲げ強度(この曲げは、補助シート13と剥離シート本体401との両方を曲げるので、補助シート13を含まない剥離シート本体401のみを曲げる場合に比し大きな力を要する)を補助シート13が高めるものである、保護シート保持物である。
第1本保持物11においては、補助シート13が、規定線分部分(基準線分421のうち辺13cbが沿っている部分)に沿った縁部である規定縁部(ここでは辺13cb)を有するものである。
第1本保持物11においては、補助シート13が、第2領域(ここでは大領域432)に取り付けられていないものである。
第1本保持物11においては、剥離シート本体401の外縁(辺401a、401b、401c、401d)から外方に張り出す把持部分(ここでは外方に張り出す部分13f)を有し、剥離シート本体401の表面402に取り付けられた把持シート(ここでは補助シート13のうち、外方に張り出す部分13fを含む一部が構成する)を有するものである。
第1本保持物11においては、把持部分(ここでは外方に張り出す部分13f)が、基準線分421に対し垂直方向に向かって剥離シート本体401の外縁(ここでは辺401a)から外方に張り出すものである。
第1本保持物11においては、補助シート13の一部(外方に張り出す部分13fを含む一部)が把持シートを構成するものである。
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態の本考案の保護シート保持物(以下、「第2本保持物」という。)21を示す図であり、詳細には、図6(a)は第2本保持物21を剥離シート本体401の表面402側から見たところを示し(シート複合体501に関しては図1(a)と同様の方向から見ている)、図6(b)は図6(a)のB−B断面図であり、図6(c)は図6(a)のC−C断面図である。図6を参照して、第2本保持物21について説明する。
第2本保持物21は、大まかには、図1に示し前述したシート複合体501と、シート複合体501を構成する剥離シート本体401の表面402のうち基準線分421を境界線とする小領域431に取り付けられた補助シート23と、を備えてなる。
ここにシート複合体501については、図1を参照して既に説明したので、ここでは説明を省略する。
補助シート23は、透明な合成樹脂製の薄膜状のフィルムにより形成されており(図示及び理解を容易にするため、実際よりも厚く図示している。)、裏面23bが表面402の小領域431に接着されることで剥離シート本体401の小領域431に取り付けられている。
補助シート23の表面23a及び裏面23bのいずれも、一対の対辺23ca、23cb(ここでは長辺)と、一対の対辺23cc、23cd(ここでは短辺)と、を有する略長方形をなし、辺23caの両端に形成される2の角部が丸められた形状を有している。
補助シート23は、剥離シート本体401の表面402に垂直方向(表面402が平面に沿った状態。図6(a))から見て、辺23cbが基準線分421に沿うと共に(図示及び理解を容易にするため、辺23cbと基準線分421との間を実際よりも広く図示している。)、辺23ccが辺401cに略平行かつ辺23cdが辺401dに略平行になるように小領域431に取り付けられている。そして、補助シート23は、辺23ca、23cbが辺401a、401bよりも短くされており辺23ccが辺401cよりも辺401d側に存すると共に辺23cdが辺401dよりも辺401c側に存する。また、補助シート23は、辺23cc、23cdが小領域431の幅W(図1(a)参照。辺401c、401dに平行な小領域431の寸法)よりも大きくされているので、辺401aから外方に張り出す部分23f(図6(a)中、辺23caと辺401aとの間の補助シート23の部分)を有している。
かかる第2本保持物21は、図3に示した第1本保持物11の第1ステップS1と同様、貼着者が指で外方に張り出す部分23fを把持し、辺23cbを中心に補助シート23を矢印V方向(図6(b)参照)に回動させることで(第1ステップS1)、補助シート23の裏面23bが接着された剥離シート本体401の小領域431を辺23cbが沿う基準線分421に沿って折り畳むことができる(表面402側から見て谷折り)。このような剥離シート本体401を基準線分421に沿って折り畳むことで、小領域431により覆われていた貼着面303の一部が露出する。
その後、図4及び図5に示した第1本保持物11の第2ステップS2〜第6ステップS6と同様に第2本保持物21の保護シート301を電子機器601の表示部603に貼着することができる。
以上説明したように、第2本保持物21は、電子機器601の表示部603に貼着する透明な保護シート301を保持した保護シート保持物であって、表示部603に貼着するための貼着面303が裏面(操作面309とは反対の面)に形成された透明な保護シート301と、裏面404の少なくとも一部(ここでは全部)が貼着面303に貼着された剥離シート本体401と、貼着面303に貼着された剥離シート本体401の裏面404に対応する剥離シート本体401の表面402を横断する基準線分421が剥離シート本体401の表面402を第1領域(ここでは小領域431)と第2領域(ここでは大領域432)とに分割する少なくとも第1領域(ここでは小領域431)に取り付けられた補助シート23と、を有してなる剥離シート(剥離シート本体401と補助シート23とを含んで剥離シートは構成される。)と、を備えてなり、基準線分421の少なくとも一部である規定線分部分(ここでは基準線分421のうち辺23cbが沿っている部分)に沿った剥離シートの曲げ強度(この曲げは、補助シート23を含まない剥離シート本体401のみを曲げる)よりも、少なくとも第1領域(ここでは小領域431)における規定線分部分(基準線分421のうち辺23cbが沿っている部分)に平行な線分に沿った剥離シートの曲げ強度(この曲げは、補助シート23と剥離シート本体401との両方を曲げるので、補助シート23を含まない剥離シート本体401のみを曲げる場合に比し大きな力を要する)を補助シート23が高めるものである、保護シート保持物である。
第2本保持物21においては、補助シート23が、規定線分部分(基準線分421のうち辺23cbが沿っている部分)に沿った縁部である規定縁部(ここでは辺23cb)を有するものである。
第2本保持物21においては、補助シート23が、第2領域(ここでは大領域432)に取り付けられていないものである。
第2本保持物21においては、剥離シート本体401の外縁(辺401a、401b、401c、401d)から外方に張り出す把持部分(ここでは外方に張り出す部分23f)を有し、剥離シート本体401の表面402に取り付けられた把持シート(ここでは補助シート23のうち、外方に張り出す部分23fを含む一部が構成する)を有するものである。
第2本保持物21においては、把持部分(ここでは外方に張り出す部分23f)が、基準線分421に対し垂直方向に向かって剥離シート本体401の外縁(ここでは辺401a)から外方に張り出すものである。
第2本保持物21においては、補助シート23の一部(外方に張り出す部分23fを含む一部)が把持シートを構成するものである。
(第3実施形態)
図7は、第3実施形態の本考案の保護シート保持物(以下、「第3本保持物」という。)31を示す図であり、詳細には、図7(a)は第3本保持物31を剥離シート本体401の表面402側から見たところを示し(シート複合体501に関しては図1(a)と同様の方向から見ている)、図7(b)は図7(a)のB−B断面図であり、図7(c)は図7(a)のC−C断面図である。図7を参照して、第3本保持物31について説明する。
第3本保持物31は、大まかには、図1に示し前述したシート複合体501と、シート複合体501を構成する剥離シート本体401の表面402のうち基準線分421を境界線とする小領域431に取り付けられた補助シート33と、を備えてなる。
ここにシート複合体501については、図1を参照して既に説明したので、ここでは説明を省略する。
補助シート33は、透明な合成樹脂製の薄膜状のフィルムにより形成されており(図示及び理解を容易にするため、実際よりも厚く図示している。)、裏面33bが表面402の小領域431に接着されることで剥離シート本体401の小領域431に取り付けられている。
補助シート33の表面33a及び裏面33bのいずれも、一対の対辺33ca、33cb(ここでは長辺)と、一対の対辺33cc、33cd(ここでは短辺)と、を有する略長方形をなし、辺33caの両端に形成される2の角部が丸められた形状を有している。
補助シート33は、剥離シート本体401の表面402に垂直方向(表面402が平面に沿った状態。図7(a))から見て、辺33cbが基準線分421に沿うと共に(図示及び理解を容易にするため、辺33cbと基準線分421との間を実際よりも広く図示している。)、辺33ccが辺401cに沿いかつ辺33cdが辺401dに沿うように小領域431に取り付けられている。そして、補助シート33は、辺33ca、33cbが辺401a、401bと略同じ長さにされており、剥離シート本体401の表面402に垂直方向(表面402が平面に沿った状態。図7(a))から見ると、辺33ccが辺401cと同一直線上に存すると共に辺33cdが辺401dと同一直線上に存する。また、補助シート33は、辺33cc、33cdが小領域431の幅W(図1(a)参照。辺401c、401dに平行な小領域431の寸法)よりも大きくされているので、辺401aから外方に張り出す部分33f(図7(a)中、辺33caと辺401aとの間の補助シート33の部分)を有している。
かかる第3本保持物31は、図3に示した第1本保持物11の第1ステップS1と同様、貼着者が指で外方に張り出す部分33fを把持し、辺33cbを中心に補助シート33を矢印V方向(図7(b)参照)に回動させることで(第1ステップS1)、補助シート33の裏面33bが接着された剥離シート本体401の小領域431を辺33cbが沿う基準線分421に沿って折り畳むことができる(表面402側から見て谷折り)。このような剥離シート本体401を基準線分421に沿って折り畳むことで、小領域431により覆われていた貼着面303の一部が露出する。
その後、図4及び図5に示した第1本保持物11の第2ステップS2〜第6ステップS6と同様に第3本保持物31の保護シート301を電子機器601の表示部603に貼着することができる。
以上説明したように、第3本保持物31は、電子機器601の表示部603に貼着する透明な保護シート301を保持した保護シート保持物であって、表示部603に貼着するための貼着面303が裏面(操作面309とは反対の面)に形成された透明な保護シート301と、裏面404の少なくとも一部(ここでは全部)が貼着面303に貼着された剥離シート本体401と、貼着面303に貼着された剥離シート本体401の裏面404に対応する剥離シート本体401の表面402を横断する基準線分421が剥離シート本体401の表面402を第1領域(ここでは小領域431)と第2領域(ここでは大領域432)とに分割する少なくとも第1領域(ここでは小領域431)に取り付けられた補助シート33と、を有してなる剥離シート(剥離シート本体401と補助シート33とを含んで剥離シートは構成される。)と、を備えてなり、基準線分421の少なくとも一部(ここでは全部)である規定線分部分(ここでは辺33cbが基準線分421の全部に沿っているので、辺33cbが沿っている基準線分421の全部)に沿った剥離シートの曲げ強度(この曲げは、補助シート33を含まない剥離シート本体401のみを曲げる)よりも、少なくとも第1領域(ここでは小領域431)における規定線分部分(基準線分421のうち辺33cbが沿っている全部)に平行な線分に沿った剥離シートの曲げ強度(この曲げは、補助シート33と剥離シート本体401との両方を曲げるので、補助シート33を含まない剥離シート本体401のみを曲げる場合に比し大きな力を要する)を補助シート33が高めるものである、保護シート保持物である。
第3本保持物31においては、補助シート33が、規定線分部分(基準線分421のうち辺23cbが沿っている全部)に沿った縁部である規定縁部(ここでは辺33cb)を有するものである。
第3本保持物31においては、補助シート33が、第2領域(ここでは大領域432)に取り付けられていないものである。
第3本保持物31においては、剥離シート本体401の外縁(辺401a、401b、401c、401d)から外方に張り出す把持部分(ここでは外方に張り出す部分33f)を有し、剥離シート本体401の表面402に取り付けられた把持シート(ここでは補助シート33のうち、外方に張り出す部分33fを含む一部が構成する)を有するものである。
第3本保持物31においては、把持部分(ここでは外方に張り出す部分33f)が、基準線分421に対し垂直方向に向かって剥離シート本体401の外縁(ここでは辺401a)から外方に張り出すものである。
第3本保持物31においては、補助シート33の一部(外方に張り出す部分33fを含む一部)が把持シートを構成するものである。
(第4実施形態)
図8は、第4実施形態の本考案の保護シート保持物(以下、「第4本保持物」という。)41を示す図であり、詳細には、図8(a)は第4本保持物41を剥離シート本体401の表面402側から見たところを示し(シート複合体501に関しては図1(a)と同様の方向から見ている)、図8(b)は図8(a)のB−B断面図であり、図8(c)は図8(a)のC−C断面図である。図8を参照して、第4本保持物41について説明する。
第4本保持物41は、大まかには、図1に示し前述したシート複合体501と、シート複合体501を構成する剥離シート本体401の表面402のうち基準線分421を境界線とする小領域431に取り付けられた補助シート43と、を備えてなる。
ここにシート複合体501については、図1を参照して既に説明したので、ここでは説明を省略する。
補助シート43は、透明な合成樹脂製の薄膜状のフィルムにより形成されており(図示及び理解を容易にするため、実際よりも厚く図示している。)、裏面43bが表面402の小領域431に接着されることで剥離シート本体401の小領域431に取り付けられている。
補助シート43の表面43a及び裏面43bのいずれも、一対の対辺43ca、43cb(ここでは長辺)と、一対の対辺43cc、43cd(ここでは短辺)と、を有する略長方形をなし、辺43caの両端に形成される2の角部が丸められた形状を有している。
補助シート43は、剥離シート本体401の表面402に垂直方向(表面402が平面に沿った状態。図8(a))から見て、辺43cbが基準線分421に沿うと共に(図示及び理解を容易にするため、辺43cbと基準線分421との間を実際よりも広く図示している。)、辺43ccが辺401cに略平行かつ辺43cdが辺401dに略平行になるように小領域431に取り付けられている。そして、補助シート43は、辺43ca、43cbが辺401a、401bよりも長くされており、剥離シート本体401の表面402に垂直方向(表面402が平面に沿った状態。図8(a))から見ると、辺43ccが辺401cよりも外方にはみ出すと共に辺43cdが辺401dよりも外方にはみ出すように配置されている。また、補助シート43は、辺43cc、43cdが小領域431の幅W(図1(a)参照。辺401c、401dに平行な小領域431の寸法)よりも大きくされているので、辺401aから外方に張り出している。このように補助シート43は、辺401c、辺401aそして辺401dより外方にはみ出しており、このはみ出した外方に張り出す部分43f(図8(a)中、辺43cc、43ca、43cdと辺401c、401a、401dとの間の補助シート43の部分)を有している。
かかる第4本保持物41は、図3に示した第1本保持物11の第1ステップS1と同様、貼着者が指で外方に張り出す部分43fを把持し、辺43cbを中心に補助シート43を矢印V方向(図8(b)参照)に回動させることで(第1ステップS1)、補助シート43の裏面43bが接着された剥離シート本体401の小領域431を辺43cbが沿う基準線分421に沿って折り畳むことができる(表面402側から見て谷折り)。このような剥離シート本体401を基準線分421に沿って折り畳むことで、小領域431により覆われていた貼着面303の一部が露出する。
その後、図4及び図5に示した第1本保持物11の第2ステップS2〜第6ステップS6と同様に第4本保持物41の保護シート301を電子機器601の表示部603に貼着することができる。
以上説明したように、第4本保持物41は、電子機器601の表示部603に貼着する透明な保護シート301を保持した保護シート保持物であって、表示部603に貼着するための貼着面303が裏面(操作面309とは反対の面)に形成された透明な保護シート301と、裏面404の少なくとも一部(ここでは全部)が貼着面303に貼着された剥離シート本体401と、貼着面303に貼着された剥離シート本体401の裏面404に対応する剥離シート本体401の表面402を横断する基準線分421が剥離シート本体401の表面402を第1領域(ここでは小領域431)と第2領域(ここでは大領域432)とに分割する少なくとも第1領域(ここでは小領域431)に取り付けられた補助シート43と、を有してなる剥離シート(剥離シート本体401と補助シート43とを含んで剥離シートは構成される。)と、を備えてなり、基準線分421の少なくとも一部(ここでは全部)である規定線分部分(ここでは辺43cbが基準線分421の全部に沿っているので、辺43cbが沿っている基準線分421の全部)に沿った剥離シートの曲げ強度(この曲げは、補助シート43を含まない剥離シート本体401のみを曲げる)よりも、少なくとも第1領域(ここでは小領域431)における規定線分部分(基準線分421のうち辺43cbが沿っている全部)に平行な線分に沿った剥離シートの曲げ強度(この曲げは、補助シート43と剥離シート本体401との両方を曲げるので、補助シート43を含まない剥離シート本体401のみを曲げる場合に比し大きな力を要する)を補助シート43が高めるものである、保護シート保持物である。
第4本保持物41においては、補助シート43が、規定線分部分(基準線分421のうち辺43cbが沿っている全部)に沿った縁部である規定縁部(ここでは辺43cb)を有するものである。
第4本保持物41においては、補助シート43が、第2領域(ここでは大領域432)に取り付けられていないものである。
第4本保持物41においては、剥離シート本体401の外縁(辺401a、401b、401c、401d)から外方に張り出す把持部分(ここでは外方に張り出す部分43f)を有し、剥離シート本体401の表面402に取り付けられた把持シート(ここでは補助シート43のうち、外方に張り出す部分43fを含む一部が構成する)を有するものである。
第4本保持物41においては、把持部分(ここでは外方に張り出す部分43f)が、基準線分421に対し垂直方向に向かって剥離シート本体401の外縁(ここでは辺401a)から外方に張り出すものである。
第4本保持物41においては、把持部分(ここでは外方に張り出す部分43f)が、基準線分421に対して平行方向に向かって剥離シート本体401の外縁(ここでは辺401c、401d)から外方に張り出すものである。
第4本保持物41においては、補助シート43の一部(外方に張り出す部分43fを含む一部)が把持シートを構成するものである。
(第5実施形態)
図9は、第5実施形態の本考案の保護シート保持物(以下、「第5本保持物」という。)51を示す図であり、詳細には、図9(a)は第5本保持物51を剥離シート本体401の表面402側から見たところを示し(シート複合体501に関しては図1(a)と同様の方向から見ている)、図9(b)は図9(a)のB−B断面図であり、図9(c)は図9(a)のC−C断面図である。図9を参照して、第5本保持物51について説明する。
第5本保持物51は、大まかには、図1に示し前述したシート複合体501と、シート複合体501を構成する剥離シート本体401の表面402のうち基準線分421を境界線とする小領域431に取り付けられた補助シート53と、を備えてなる。
ここにシート複合体501については、図1を参照して既に説明したので、ここでは説明を省略する。
補助シート53は、透明な合成樹脂製の薄膜状のフィルムにより形成されており(図示及び理解を容易にするため、実際よりも厚く図示している。)、裏面53bが表面402の小領域431に接着されることで剥離シート本体401の小領域431に取り付けられている。
補助シート53の表面53a及び裏面53bのいずれも、一対の対辺53ca、53cb(ここでは長辺)と、一対の対辺53cc、53cd(ここでは短辺)と、を有する略長方形をなし、辺53caの両端に形成される2の角部が丸められた形状を有している。
補助シート53は、剥離シート本体401の表面402に垂直方向(表面402が平面に沿った状態。図9(a))から見て、辺53cbが基準線分421に沿うと共に(図示及び理解を容易にするため、辺53cbと基準線分421との間を実際よりも広く図示している。)、辺53ccが辺401cに略平行かつ辺53cdが辺401dに略平行になるように小領域431に取り付けられている。そして、補助シート53は、辺53ca、53cbが辺401a、401bよりも長くされており、剥離シート本体401の表面402に垂直方向(表面402が平面に沿った状態。図9(a))から見ると、辺53ccが辺401cよりも外方にはみ出すように配置されている(辺53cdは辺401dよりも辺401c側に存している。)。また、補助シート53は、辺53cc、53cdが小領域431の幅W(図1(a)参照。辺401c、401dに平行な小領域431の寸法)よりも大きくされているので、辺401aから外方に張り出している。このように補助シート53は、辺401c及び辺401aより外方にはみ出しており、このはみ出した外方に張り出す部分53f(図9(a)中、辺53cc、53caと辺401c、401aとの間の補助シート53の部分)を有している。
かかる第5本保持物51は、図3に示した第1本保持物11の第1ステップS1と同様、貼着者が指で外方に張り出す部分53fを把持し、辺53cbを中心に補助シート53を矢印V方向(図9(b)参照)に回動させることで(第1ステップS1)、補助シート53の裏面53bが接着された剥離シート本体401の小領域431を辺53cbが沿う基準線分421に沿って折り畳むことができる(表面402側から見て谷折り)。このような剥離シート本体401を基準線分421に沿って折り畳むことで、小領域431により覆われていた貼着面303の一部が露出する。
その後、図4及び図5に示した第1本保持物11の第2ステップS2〜第6ステップS6と同様に第5本保持物51の保護シート301を電子機器601の表示部603に貼着することができる。
以上説明したように、第5本保持物51は、電子機器601の表示部603に貼着する透明な保護シート301を保持した保護シート保持物であって、表示部603に貼着するための貼着面303が裏面(操作面309とは反対の面)に形成された透明な保護シート301と、裏面404の少なくとも一部(ここでは全部)が貼着面303に貼着された剥離シート本体401と、貼着面303に貼着された剥離シート本体401の裏面404に対応する剥離シート本体401の表面402を横断する基準線分421が剥離シート本体401の表面402を第1領域(ここでは小領域431)と第2領域(ここでは大領域432)とに分割する少なくとも第1領域(ここでは小領域431)に取り付けられた補助シート53と、を有してなる剥離シート(剥離シート本体401と補助シート53とを含んで剥離シートは構成される。)と、を備えてなり、基準線分421の少なくとも一部である規定線分部分(ここでは基準線分421のうち辺53cbが沿っている部分)に沿った剥離シートの曲げ強度(この曲げは、補助シート53を含まない剥離シート本体401のみを曲げる)よりも、少なくとも第1領域(ここでは小領域431)における規定線分部分(基準線分421のうち辺53cbが沿っている一部)に平行な線分に沿った剥離シートの曲げ強度(この曲げは、補助シート53と剥離シート本体401との両方を曲げるので、補助シート53を含まない剥離シート本体401のみを曲げる場合に比し大きな力を要する)を補助シート53が高めるものである、保護シート保持物である。
第5本保持物51においては、補助シート53が、規定線分部分(基準線分421のうち辺53cbが沿っている一部)に沿った縁部である規定縁部(ここでは辺53cb)を有するものである。
第5本保持物51においては、補助シート53が、第2領域(ここでは大領域432)に取り付けられていないものである。
第5本保持物51においては、剥離シート本体401の外縁(辺401a、401b、401c、401d)から外方に張り出す把持部分(ここでは外方に張り出す部分53f)を有し、剥離シート本体401の表面402に取り付けられた把持シート(ここでは補助シート53のうち、外方に張り出す部分53fを含む一部が構成する)を有するものである。
第5本保持物51においては、把持部分(ここでは外方に張り出す部分53f)が、基準線分421に対し垂直方向に向かって剥離シート本体401の外縁(ここでは辺401a)から外方に張り出すものである。
第5本保持物51においては、把持部分(ここでは外方に張り出す部分53f)が、基準線分421に対して平行方向に向かって剥離シート本体401の外縁(ここでは辺401c)から外方に張り出すものである。
第5本保持物51においては、補助シート53の一部(外方に張り出す部分53fを含む一部)が把持シートを構成するものである。
(第6実施形態)
図10は、第6実施形態の本考案の保護シート保持物(以下、「第6本保持物」という。)61を示す図であり、詳細には、図10(a)は第6本保持物61を剥離シート本体401の表面402側から見たところを示し(シート複合体501に関しては図1(a)と同様の方向から見ている)、図10(b)は図10(a)のB−B断面図であり、図10(c)は図10(a)のC−C断面図である。図10を参照して、第6本保持物61について説明する。
第6本保持物61は、大まかには、図1に示し前述したシート複合体501と、シート複合体501を構成する剥離シート本体401の表面402のうち基準線分421を境界線とする小領域431に取り付けられた補助シート63と、を備えてなる。
ここにシート複合体501については、図1を参照して既に説明したので、ここでは説明を省略する。
補助シート63は、透明な合成樹脂製の薄膜状のフィルムにより形成されており(図示及び理解を容易にするため、実際よりも厚く図示している。)、裏面63bが表面402の小領域431に接着されることで剥離シート本体401の小領域431に取り付けられている。
補助シート63の表面63a及び裏面63bのいずれも、一対の対辺63ca、63cb(ここでは長辺)と、一対の対辺63cc、63cd(ここでは短辺)と、を有する略長方形をなし、辺63caの両端に形成される2の角部が丸められた形状を有している。
補助シート63は、剥離シート本体401の表面402に垂直方向(表面402が平面に沿った状態。図10(a))から見て、辺63cbが基準線分421に沿うと共に(図示及び理解を容易にするため、辺63cbと基準線分421との間を実際よりも広く図示している。)、辺63ccが辺401cに略平行かつ辺63cdが辺401dに略平行になるように小領域431に取り付けられている。そして、補助シート63は、辺63ca、63cbが辺401a、401bよりも長くされており、剥離シート本体401の表面402に垂直方向(表面402が平面に沿った状態。図10(a))から見ると、辺63ccが辺401cよりも外方にはみ出すと共に辺63cdが辺401dよりも外方にはみ出すように配置されている。また、補助シート63は、辺63cc、63cdが小領域431の幅W(図1(a)参照。辺401c、401dに平行な小領域431の寸法)と略同じにされているので、辺63caは辺401aと略重なっている。このように補助シート63は、辺401cそして辺401dより外方にはみ出しており、このはみ出した外方に張り出す部分63f(図10(a)中、辺63ccと辺401cとの間の部分と、辺63cdと辺401dとの間の部分と、の2つの部分からなる)を有している。
かかる第6本保持物61は、図3に示した第1本保持物11の第1ステップS1と同様、貼着者が指で外方に張り出す部分63fを把持し、辺63cbを中心に補助シート63を矢印V方向(図10(b)参照)に回動させることで(第1ステップS1)、補助シート63の裏面63bが接着された剥離シート本体401の小領域431を辺63cbが沿う基準線分421に沿って折り畳むことができる(表面402側から見て谷折り)。このような剥離シート本体401を基準線分421に沿って折り畳むことで、小領域431により覆われていた貼着面303の一部が露出する。
その後、図4及び図5に示した第1本保持物11の第2ステップS2〜第6ステップS6と同様に第6本保持物61の保護シート301を電子機器601の表示部603に貼着することができる。
以上説明したように、第6本保持物61は、電子機器601の表示部603に貼着する透明な保護シート301を保持した保護シート保持物であって、表示部603に貼着するための貼着面303が裏面(操作面309とは反対の面)に形成された透明な保護シート301と、裏面404の少なくとも一部(ここでは全部)が貼着面303に貼着された剥離シート本体401と、貼着面303に貼着された剥離シート本体401の裏面404に対応する剥離シート本体401の表面402を横断する基準線分421が剥離シート本体401の表面402を第1領域(ここでは小領域431)と第2領域(ここでは大領域432)とに分割する少なくとも第1領域(ここでは小領域431)に取り付けられた補助シート63と、を有してなる剥離シート(剥離シート本体401と補助シート63とを含んで剥離シートは構成される。)と、を備えてなり、基準線分421の少なくとも一部(ここでは全部)である規定線分部分(ここでは辺63cbが基準線分421の全部に沿っているので、辺63cbが沿っている基準線分421の全部)に沿った剥離シートの曲げ強度(この曲げは、補助シート63を含まない剥離シート本体401のみを曲げる)よりも、少なくとも第1領域(ここでは小領域431)における規定線分部分(基準線分421のうち辺63cbが沿っている全部)に平行な線分に沿った剥離シートの曲げ強度(この曲げは、補助シート63と剥離シート本体401との両方を曲げるので、補助シート63を含まない剥離シート本体401のみを曲げる場合に比し大きな力を要する)を補助シート63が高めるものである、保護シート保持物である。
第6本保持物61においては、補助シート63が、規定線分部分(基準線分421のうち辺63cbが沿っている全部)に沿った縁部である規定縁部(ここでは辺63cb)を有するものである。
第6本保持物61においては、補助シート63が、第2領域(ここでは大領域432)に取り付けられていないものである。
第6本保持物61においては、剥離シート本体401の外縁(辺401a、401b、401c、401d)から外方に張り出す把持部分(ここでは外方に張り出す部分63f)を有し、剥離シート本体401の表面402に取り付けられた把持シート(ここでは補助シート63のうち、外方に張り出す部分63fを含む一部が構成する)を有するものである。
第6本保持物61においては、把持部分(ここでは外方に張り出す部分63f)が、基準線分421に対して平行方向に向かって剥離シート本体401の外縁(ここでは辺401c、401d)から外方に張り出すものである。
第6本保持物61においては、補助シート63の一部(外方に張り出す部分63fを含む一部)が把持シートを構成するものである。
(第7実施形態)
図11は、第7実施形態の本考案の保護シート保持物(以下、「第7本保持物」という。)71を示す図であり、詳細には、図11(a)は第7本保持物71を剥離シート本体401の表面402側から見たところを示し(シート複合体501に関しては図1(a)と同様の方向から見ている)、図11(b)は図11(a)のB−B断面図であり、図11(c)は図11(a)のC−C断面図である。図11を参照して、第7本保持物71について説明する。
第7本保持物71は、大まかには、図1に示し前述したシート複合体501と、シート複合体501を構成する剥離シート本体401の表面402のうち基準線分421を境界線とする小領域431に取り付けられた補助シート73と、を備えてなる。
ここにシート複合体501については、図1を参照して既に説明したので、ここでは説明を省略する。
補助シート73は、透明な合成樹脂製の薄膜状のフィルムにより形成されており(図示及び理解を容易にするため、実際よりも厚く図示している。)、裏面73bが表面402の小領域431に接着されることで剥離シート本体401の小領域431に取り付けられている。
補助シート73の表面73a及び裏面73bのいずれも、一対の対辺73ca、73cb(ここでは長辺)と、一対の対辺73cc、73cd(ここでは短辺)と、を有する略長方形をなし、辺73caの両端に形成される2の角部が丸められた形状を有している。
補助シート73は、剥離シート本体401の表面402に垂直方向(表面402が平面に沿った状態。図11(a))から見て、辺73cbが基準線分421に沿うと共に(図示及び理解を容易にするため、辺73cbと基準線分421との間を実際よりも広く図示している。)、辺73ccが辺401cに略平行かつ辺73cdが辺401dに略平行になるように小領域431に取り付けられている。そして、補助シート73は、辺73ca、73cbが辺401a、401bよりも長くされており、剥離シート本体401の表面402に垂直方向(表面402が平面に沿った状態。図11(a))から見ると、辺73ccが辺401cよりも外方にはみ出すように配置されている(辺73cdは辺401dよりも辺401c側に存している。)。また、補助シート73は、辺73cc、73cdが小領域431の幅W(図1(a)参照。辺401c、401dに平行な小領域431の寸法)と略同じにされているので、辺73caは辺401aと略重なっている。このように補助シート73は、辺401cより外方にはみ出しており、このはみ出した外方に張り出す部分73f(図11(a)中、辺73ccと辺401cとの間の部分)を有している。
かかる第7本保持物71は、図3に示した第1本保持物11の第1ステップS1と同様、貼着者が指で外方に張り出す部分73fを把持し、辺73cbを中心に補助シート73を矢印V方向(図11(b)参照)に回動させることで(第1ステップS1)、補助シート73の裏面73bが接着された剥離シート本体401の小領域431を辺73cbが沿う基準線分421に沿って折り畳むことができる(表面402側から見て谷折り)。このような剥離シート本体401を基準線分421に沿って折り畳むことで、小領域431により覆われていた貼着面303の一部が露出する。
その後、図4及び図5に示した第1本保持物11の第2ステップS2〜第6ステップS6と同様に第7本保持物71の保護シート301を電子機器601の表示部603に貼着することができる。
以上説明したように、第7本保持物71は、電子機器601の表示部603に貼着する透明な保護シート301を保持した保護シート保持物であって、表示部603に貼着するための貼着面303が裏面(操作面309とは反対の面)に形成された透明な保護シート301と、裏面404の少なくとも一部(ここでは全部)が貼着面303に貼着された剥離シート本体401と、貼着面303に貼着された剥離シート本体401の裏面404に対応する剥離シート本体401の表面402を横断する基準線分421が剥離シート本体401の表面402を第1領域(ここでは小領域431)と第2領域(ここでは大領域432)とに分割する少なくとも第1領域(ここでは小領域431)に取り付けられた補助シート73と、を有してなる剥離シート(剥離シート本体401と補助シート73とを含んで剥離シートは構成される。)と、を備えてなり、基準線分421の少なくとも一部である規定線分部分(ここでは基準線分421のうち辺73cbが沿っている部分)に沿った剥離シートの曲げ強度(この曲げは、補助シート73を含まない剥離シート本体401のみを曲げる)よりも、少なくとも第1領域(ここでは小領域431)における規定線分部分(基準線分421のうち辺73cbが沿っている一部)に平行な線分に沿った剥離シートの曲げ強度(この曲げは、補助シート73と剥離シート本体401との両方を曲げるので、補助シート73を含まない剥離シート本体401のみを曲げる場合に比し大きな力を要する)を補助シート73が高めるものである、保護シート保持物である。
第7本保持物71においては、補助シート73が、規定線分部分(基準線分421のうち辺73cbが沿っている一部)に沿った縁部である規定縁部(ここでは辺73cb)を有するものである。
第7本保持物71においては、補助シート73が、第2領域(ここでは大領域432)に取り付けられていないものである。
第7本保持物71においては、剥離シート本体401の外縁(辺401a、401b、401c、401d)から外方に張り出す把持部分(ここでは外方に張り出す部分73f)を有し、剥離シート本体401の表面402に取り付けられた把持シート(ここでは補助シート73のうち、外方に張り出す部分73fを含む一部が構成する)を有するものである。
第7本保持物71においては、把持部分(ここでは外方に張り出す部分73f)が、基準線分421に対して平行方向に向かって剥離シート本体401の外縁(ここでは辺401c)から外方に張り出すものである。
第7本保持物71においては、補助シート73の一部(外方に張り出す部分73fを含む一部)が把持シートを構成するものである。
(第8実施形態)
図12は、第8実施形態の本考案の保護シート保持物(以下、「第8本保持物」という。)81を示す図であり、詳細には、図12(a)は第8本保持物81を剥離シート本体401の表面402側から見たところを示し(シート複合体501に関しては図1(a)と同様の方向から見ている)、図12(b)は図12(a)のB−B断面図であり、図12(c)は図12(a)のC−C断面図である。図12を参照して、第8本保持物81について説明する。
第8本保持物81は、大まかには、図1に示し前述したシート複合体501と、シート複合体501を構成する剥離シート本体401の表面402のうち基準線分421を境界線とする小領域431に取り付けられた補助シート83と、を備えてなる。
ここにシート複合体501については、図1を参照して既に説明したので、ここでは説明を省略する。
補助シート83は、透明な合成樹脂製の薄膜状のフィルムにより形成されており(図示及び理解を容易にするため、実際よりも厚く図示している。)、裏面83bが表面402の小領域431に接着されることで剥離シート本体401の小領域431に取り付けられている。
補助シート83の表面83a及び裏面83bのいずれも、一対の対辺83ca、83cb(ここでは長辺)と、一対の対辺83cc、83cd(ここでは短辺)と、を有する略長方形をなし、辺83caの両端に形成される2の角部が丸められた形状を有している。
補助シート83は、剥離シート本体401の表面402に垂直方向(表面402が平面に沿った状態。図12(a))から見て、辺83cbが基準線分421に沿うと共に(図示及び理解を容易にするため、辺83cbと基準線分421との間を実際よりも広く図示している。)、辺83ccが辺401cに略平行かつ辺83cdが辺401dに略平行になるように小領域431に取り付けられている。そして、補助シート83は、辺83ca、83cbが辺401a、401bよりも長くされており、剥離シート本体401の表面402に垂直方向(表面402が平面に沿った状態。図12(a))から見ると、辺83ccが辺401cよりも外方にはみ出すように配置されている(辺83cdは辺401dよりも辺401c側に存している。)。また、補助シート83は、辺83cc、83cdが小領域431の幅W(図1(a)参照。辺401c、401dに平行な小領域431の寸法)よりも小さくされているので、辺83caは辺401aよりも基準線分421側に存している。このように補助シート83は、辺401cより外方にはみ出しており、このはみ出した外方に張り出す部分83f(図12(a)中、辺83ccと辺401cとの間の部分)を有している。
かかる第8本保持物81は、図3に示した第1本保持物11の第1ステップS1と同様、貼着者が指で外方に張り出す部分83fを把持し、辺83cbを中心に補助シート83を矢印V方向(図12(b)参照)に回動させることで(第1ステップS1)、補助シート83の裏面83bが接着された剥離シート本体401の小領域431を辺83cbが沿う基準線分421に沿って折り畳むことができる(表面402側から見て谷折り)。このような剥離シート本体401を基準線分421に沿って折り畳むことで、小領域431により覆われていた貼着面303の一部が露出する。
その後、図4及び図5に示した第1本保持物11の第2ステップS2〜第6ステップS6と同様に第8本保持物81の保護シート301を電子機器601の表示部603に貼着することができる。
以上説明したように、第8本保持物81は、電子機器601の表示部603に貼着する透明な保護シート301を保持した保護シート保持物であって、表示部603に貼着するための貼着面303が裏面(操作面309とは反対の面)に形成された透明な保護シート301と、裏面404の少なくとも一部(ここでは全部)が貼着面303に貼着された剥離シート本体401と、貼着面303に貼着された剥離シート本体401の裏面404に対応する剥離シート本体401の表面402を横断する基準線分421が剥離シート本体401の表面402を第1領域(ここでは小領域431)と第2領域(ここでは大領域432)とに分割する少なくとも第1領域(ここでは小領域431)に取り付けられた補助シート83と、を有してなる剥離シート(剥離シート本体401と補助シート83とを含んで剥離シートは構成される。)と、を備えてなり、基準線分421の少なくとも一部である規定線分部分(ここでは基準線分421のうち辺83cbが沿っている部分)に沿った剥離シートの曲げ強度(この曲げは、補助シート83を含まない剥離シート本体401のみを曲げる)よりも、少なくとも第1領域(ここでは小領域431)における規定線分部分(基準線分421のうち辺83cbが沿っている一部)に平行な線分に沿った剥離シートの曲げ強度(この曲げは、補助シート83と剥離シート本体401との両方を曲げるので、補助シート83を含まない剥離シート本体401のみを曲げる場合に比し大きな力を要する)を補助シート83が高めるものである、保護シート保持物である。
第8本保持物81においては、補助シート83が、規定線分部分(基準線分421のうち辺83cbが沿っている一部)に沿った縁部である規定縁部(ここでは辺83cb)を有するものである。
第8本保持物81においては、補助シート83が、第2領域(ここでは大領域432)に取り付けられていないものである。
第8本保持物81においては、剥離シート本体401の外縁(辺401a、401b、401c、401d)から外方に張り出す把持部分(ここでは外方に張り出す部分83f)を有し、剥離シート本体401の表面402に取り付けられた把持シート(ここでは補助シート83のうち、外方に張り出す部分83fを含む一部が構成する)を有するものである。
第8本保持物81においては、把持部分(ここでは外方に張り出す部分83f)が、基準線分421に対して平行方向に向かって剥離シート本体401の外縁(ここでは辺401c)から外方に張り出すものである。
第8本保持物81においては、補助シート83の一部(外方に張り出す部分83fを含む一部)が把持シートを構成するものである。
(第9実施形態)
図13は、第9実施形態の本考案の保護シート保持物(以下、「第9本保持物」という。)91を示す図であり、詳細には、図13(a)は第9本保持物91を剥離シート本体401の表面402側から見たところを示し(シート複合体501に関しては図1(a)と同様の方向から見ている)、図13(b)は図13(a)のD−D断面図であり、図13(c)は図13(a)のC−C断面図である。図13を参照して、第9本保持物91について説明する。
第9本保持物91は、大まかには、図1に示し前述したシート複合体501と、シート複合体501を構成する剥離シート本体401の表面402のうち基準線分421を境界線とする小領域431に取り付けられた補助シート93と、を備えてなる。
ここにシート複合体501については、図1を参照して既に説明したので、ここでは説明を省略する。
補助シート93は、透明な合成樹脂製の薄膜状のフィルムにより形成されており(図示及び理解を容易にするため、実際よりも厚く図示している。)、裏面93bが表面402の小領域431に接着されることで剥離シート本体401の小領域431に取り付けられている。
補助シート93は、表面402に垂直方向(表面402が平面に沿った状態。図13(a))から見て、基準線分421に沿った横短冊状部分93pと、横短冊状部分93pに対して略直角方向(基準線分421に対して略垂直方向)に延びる縦短冊状部分93qと、を一体に有してなり、全体ではアルファベットの「L」の字に似た形状を有している。横短冊状部分93pは基準線分421に沿った辺93cbを有し(図示及び理解を容易にするため、辺93cbと基準線分421との間を実際よりも広く図示している)、縦短冊状部分93qは辺401cに沿った辺93ccを有しており、辺93cbと辺93ccとは略直角に交わっている。縦短冊状部分93qは、基端側が横短冊状部分93pに連なると共に先端側が辺401aから外方に張り出している。そして、補助シート93の横短冊状部分93p(辺93cb)は辺401a、401bよりも短くされており横短冊状部分93pは辺401c、401dの間に取り付けられており、縦短冊状部分93q(辺93cc)は小領域431の幅W(図1(a)参照。辺401c、401dに平行な小領域431の寸法)よりも大きくされているので、辺401aから外方に張り出す部分93fを有している。
かかる第9本保持物91は、図3に示した第1本保持物11の第1ステップS1と同様、貼着者が指で外方に張り出す部分93fを把持し、辺93cbを中心に補助シート93を矢印V方向(図13(b)参照)に回動させることで(第1ステップS1)、補助シート93の裏面93bが接着された剥離シート本体401の小領域431を辺93cbが沿う基準線分421に沿って折り畳むことができる(表面402側から見て谷折り)。このような剥離シート本体401を基準線分421に沿って折り畳むことで、小領域431により覆われていた貼着面303の一部が露出する。
その後、図4及び図5に示した第1本保持物11の第2ステップS2〜第6ステップS6と同様に第9本保持物91の保護シート301を電子機器601の表示部603に貼着することができる。
以上説明したように、第9本保持物91は、電子機器601の表示部603に貼着する透明な保護シート301を保持した保護シート保持物であって、表示部603に貼着するための貼着面303が裏面(操作面309とは反対の面)に形成された透明な保護シート301と、裏面404の少なくとも一部(ここでは全部)が貼着面303に貼着された剥離シート本体401と、貼着面303に貼着された剥離シート本体401の裏面404に対応する剥離シート本体401の表面402を横断する基準線分421が剥離シート本体401の表面402を第1領域(ここでは小領域431)と第2領域(ここでは大領域432)とに分割する少なくとも第1領域(ここでは小領域431)に取り付けられた補助シート93と、を有してなる剥離シート(剥離シート本体401と補助シート93とを含んで剥離シートは構成される。)と、を備えてなり、基準線分421の少なくとも一部である規定線分部分(ここでは基準線分421のうち辺93cbが沿っている部分)に沿った剥離シートの曲げ強度(この曲げは、補助シート93を含まない剥離シート本体401のみを曲げる)よりも、少なくとも第1領域(ここでは小領域431)における規定線分部分(基準線分421のうち辺93cbが沿っている一部)に平行な線分に沿った剥離シートの曲げ強度(この曲げは、補助シート93と剥離シート本体401との両方を曲げるので、補助シート93を含まない剥離シート本体401のみを曲げる場合に比し大きな力を要する)を補助シート93が高めるものである、保護シート保持物である。
第9本保持物91においては、補助シート93が、規定線分部分(基準線分421のうち辺93cbが沿っている一部)に沿った縁部である規定縁部(ここでは辺93cb)を有するものである。
第9本保持物91においては、補助シート93が、第2領域(ここでは大領域432)に取り付けられていないものである。
第9本保持物91においては、剥離シート本体401の外縁(辺401a、401b、401c、401d)から外方に張り出す把持部分(ここでは外方に張り出す部分93f)を有し、剥離シート本体401の表面402に取り付けられた把持シート(ここでは補助シート93のうち、外方に張り出す部分93fを含む一部が構成する)を有するものである。
第9本保持物91においては、把持部分(ここでは外方に張り出す部分93f)が、基準線分421に対して垂直方向に向かって剥離シート本体401の外縁(ここでは辺401a)から外方に張り出すものである。
第9本保持物91においては、補助シート93の一部(外方に張り出す部分93fを含む一部)が把持シートを構成するものである。
(第10実施形態)
図14は、第10実施形態の本考案の保護シート保持物(以下、「第10本保持物」という。)101を示す図であり、詳細には、図14(a)は第10本保持物101を剥離シート本体401の表面402側から見たところを示し(シート複合体501に関しては図1(a)と同様の方向から見ている)、図14(b)は図14(a)のB−B断面図であり、図14(c)は図14(a)のC−C断面図である。図14を参照して、第10本保持物101について説明する。
第10本保持物101は、大まかには、図1に示し前述したシート複合体501と、シート複合体501を構成する剥離シート本体401の表面402のうち基準線分421を境界線とする小領域431に取り付けられた補助シート103と、を備えてなる。
ここにシート複合体501については、図1を参照して既に説明したので、ここでは説明を省略する。
補助シート103は、3つの短冊状の単位シート103a、103b、103cによって構成されている。単位シート103a、103b、103cいずれも透明な合成樹脂製の薄膜状のフィルムにより形成されており(図示及び理解を容易にするため、実際よりも厚く図示している。)、裏面103ab、103bb、103cbが表面402の小領域431に接着されることで剥離シート本体401の小領域431に取り付けられている。単位シート103a、103b、103cいずれも形状、厚み及び材質が同じものであり、いずれの主表面も長方形状をなしている。
そして、剥離シート本体401の表面402に垂直方向(表面402が平面に沿った状態。図14(a))から見て、単位シート103a、103b、103cの主表面がなす長方形の短辺103sが基準線分421に略平行になると共に(図示及び理解を容易にするため、短辺103sと基準線分421との間を実際よりも広く図示している。)、基準線分421に沿って単位シート103a、103b、103cが略等間隔に取り付けられている。そして、単位シート103a、103b、103cの長辺は、小領域431の幅W(図1(a)参照。辺401c、401dに平行な小領域431の寸法)よりも大きくされているので、単位シート103a、103b、103cいずれも辺401aから外方に張り出す部分103fを有している。
かかる第10本保持物101は、図3に示した第1本保持物11の第1ステップS1と同様、貼着者が指で外方に張り出す部分103fを把持し(把持し作業しやすいように、単位シート103a、103b、103cの1又は2以上の単位シートの張り出す部分103fを適宜選択して把持すればよい。)、単位シート103a、103b、103cの短辺103sを中心に単位シート103a、103b、103cを矢印V方向(図14(b)参照)に回動させることで(第1ステップS1)、単位シート103a、103b、103cの裏面103ab、103bb、103cbが接着された剥離シート本体401の小領域431を短辺103sが沿う基準線分421に沿って折り畳むことができる(表面402側から見て谷折り)。このような剥離シート本体401を基準線分421に沿って折り畳むことで、小領域431により覆われていた貼着面303の一部が露出する。
その後、図4及び図5に示した第1本保持物11の第2ステップS2〜第6ステップS6と同様に第10本保持物101の保護シート301を電子機器601の表示部603に貼着することができる。
以上説明したように、第10本保持物101は、電子機器601の表示部603に貼着する透明な保護シート301を保持した保護シート保持物であって、表示部603に貼着するための貼着面303が裏面(操作面309とは反対の面)に形成された透明な保護シート301と、裏面404の少なくとも一部(ここでは全部)が貼着面303に貼着された剥離シート本体401と、貼着面303に貼着された剥離シート本体401の裏面404に対応する剥離シート本体401の表面402を横断する基準線分421が剥離シート本体401の表面402を第1領域(ここでは小領域431)と第2領域(ここでは大領域432)とに分割する少なくとも第1領域(ここでは小領域431)に取り付けられた補助シート103(単位シート103a、103b、103cにより構成される)と、を有してなる剥離シート(剥離シート本体401と補助シート103とを含んで剥離シートは構成される。)と、を備えてなり、基準線分421の少なくとも一部である規定線分部分(ここでは基準線分421のうち、単位シート103a、103b、103cの3つの短辺103sが沿っている部分)に沿った剥離シートの曲げ強度(この曲げは、補助シート103を含まない剥離シート本体401のみを曲げる)よりも、少なくとも第1領域(ここでは小領域431)における規定線分部分(基準線分421のうち短辺103sが沿っている一部)に平行な線分に沿った剥離シートの曲げ強度(この曲げは、補助シート103と剥離シート本体401との両方を曲げるので、補助シート103を含まない剥離シート本体401のみを曲げる場合に比し大きな力を要する)を補助シート103が高めるものである、保護シート保持物である。
第10本保持物101においては、補助シート103が、規定線分部分(基準線分421のうち短辺103sが沿っている一部)に沿った縁部である規定縁部(ここでは短辺103s)を有するものである。
第10本保持物101においては、補助シート103が、第2領域(ここでは大領域432)に取り付けられていないものである。
第10本保持物101においては、剥離シート本体401の外縁(辺401a、401b、401c、401d)から外方に張り出す把持部分(ここでは外方に張り出す部分103f)を有し、剥離シート本体401の表面402に取り付けられた把持シート(ここでは補助シート103のうち、外方に張り出す部分103fを含む一部が構成する)を有するものである。
第10本保持物101においては、把持部分(ここでは外方に張り出す部分103f)が、基準線分421に対して垂直方向に向かって剥離シート本体401の外縁(ここでは辺401a)から外方に張り出すものである。
第10本保持物101においては、補助シート103の一部(外方に張り出す部分103fを含む一部)が把持シートを構成するものである。
(第11実施形態)
図15は、第11実施形態の本考案の保護シート保持物(以下、「第11本保持物」という。)111を示す図であり、詳細には、図15(a)は第11本保持物111を剥離シート本体401の表面402側から見たところを示し(シート複合体501に関しては図1(a)と同様の方向から見ている)、図15(b)は図15(a)のD−D断面図であり、図15(c)は図15(a)のC−C断面図である。図15を参照して、第11本保持物111について説明する。
第11本保持物111は、大まかには、図1に示し前述したシート複合体501と、シート複合体501を構成する剥離シート本体401の表面402のうち基準線分421を境界線とする小領域431に取り付けられた補助シート113及び把持シート114と、を備えてなる。
ここにシート複合体501については、図1を参照して既に説明したので、ここでは説明を省略する。
補助シート113は、透明な合成樹脂製の薄膜状のフィルムにより形成されており(図示及び理解を容易にするため、実際よりも厚く図示している。)、裏面113bが表面402の小領域431に接着されることで剥離シート本体401の小領域431に取り付けられている。補助シート113は、表面402に垂直方向(表面402が平面に沿った状態。図15(a))から見て、基準線分421に沿った細長い短冊(細長い長方形)の形状を有しており、詳細には、基準線分421に沿った辺113cbを有している(図示及び理解を容易にするため、辺113cbと基準線分421との間を実際よりも広く図示している)。補助シート113の長手方向(基準線分421に沿った寸法)は辺401a、401bよりも短くされており補助シート113は辺401c、401dの間に取り付けられている。
把持シート114は、補助シート113と同様の透明な合成樹脂製の薄膜状のフィルムにより形成されており(図示及び理解を容易にするため、実際よりも厚く図示している。)、裏面114bが表面402の小領域431に接着されることで剥離シート本体401の小領域431に取り付けられている。把持シート114は、表面402に垂直方向(表面402が平面に沿った状態。図15(a))から見て、短辺が基準線分421と略平行になるように基端側が表面402に取り付けられた長方形状の主表面を有しており、長辺方向の先端側が辺401aから外方に張り出している。このため把持シート114は、辺401aから外方に張り出す部分114fを有している。
かかる第11本保持物111は、図3に示した第1本保持物11の第1ステップS1と同様、貼着者が指で外方に張り出す部分114fを把持し把持シート114に力を加えることで、把持シート114の裏面114bが接着された剥離シート本体401を経て補助シート113に力を加え、辺113cbを中心に補助シート113を矢印V方向(図15(b)参照)に回動させることで(第1ステップS1)、補助シート113の裏面113bが接着された剥離シート本体401の小領域431を辺113cbが沿う基準線分421に沿って折り畳むことができる(表面402側から見て谷折り)。このような剥離シート本体401を基準線分421に沿って折り畳むことで、小領域431により覆われていた貼着面303の一部が露出する。
その後、図4及び図5に示した第1本保持物11の第2ステップS2〜第6ステップS6と同様に第11本保持物111の保護シート301を電子機器601の表示部603に貼着することができる。
以上説明したように、第11本保持物111は、電子機器601の表示部603に貼着する透明な保護シート301を保持した保護シート保持物であって、表示部603に貼着するための貼着面303が裏面(操作面309とは反対の面)に形成された透明な保護シート301と、裏面404の少なくとも一部(ここでは全部)が貼着面303に貼着された剥離シート本体401と、貼着面303に貼着された剥離シート本体401の裏面404に対応する剥離シート本体401の表面402を横断する基準線分421が剥離シート本体401の表面402を第1領域(ここでは小領域431)と第2領域(ここでは大領域432)とに分割する少なくとも第1領域(ここでは小領域431)に取り付けられた補助シート113と、を有してなる剥離シート(剥離シート本体401と補助シート113とを含んで剥離シートは構成される。)と、を備えてなり、基準線分421の少なくとも一部である規定線分部分(ここでは基準線分421のうち、補助シート113の辺113cbが沿っている部分)に沿った剥離シートの曲げ強度(この曲げは、補助シート113を含まない剥離シート本体401のみを曲げる)よりも、少なくとも第1領域(ここでは小領域431)における規定線分部分(基準線分421のうち辺113cbが沿っている一部)に平行な線分に沿った剥離シートの曲げ強度(この曲げは、補助シート113と剥離シート本体401との両方を曲げるので、補助シート113を含まない剥離シート本体401のみを曲げる場合に比し大きな力を要する)を補助シート113が高めるものである、保護シート保持物である。
第11本保持物111においては、補助シート113が、規定線分部分(基準線分421のうち辺113cbが沿っている一部)に沿った縁部である規定縁部(ここでは辺113cb)を有するものである。
第11本保持物111においては、補助シート113が、第2領域(ここでは大領域432)に取り付けられていないものである。
第11本保持物111においては、剥離シート本体401の外縁(辺401a、401b、401c、401d)から外方に張り出す把持部分(ここでは外方に張り出す部分114f)を有し、剥離シート本体401の表面402に取り付けられた把持シート114を有するものである。
第11本保持物111においては、把持部分(ここでは外方に張り出す部分114f)が、基準線分421に対して垂直方向に向かって剥離シート本体401の外縁(ここでは辺401a)から外方に張り出すものである。
(第12実施形態)
図16は、第12実施形態の本考案の保護シート保持物(以下、「第12本保持物」という。)121を示す図であり、詳細には、図16(a)は第12本保持物121を剥離シート本体401の表面402側から見たところを示し(シート複合体501に関しては図1(a)と同様の方向から見ている)、図16(b)は図16(a)のB−B断面図であり、図16(c)は図16(a)のC−C断面図である。図16を参照して、第12本保持物121について説明する。
第12本保持物121は、大まかには、図1に示し前述したシート複合体501と、シート複合体501を構成する剥離シート本体401の表面402のうち基準線分421を境界線とする小領域431に取り付けられた補助シート123及び把持シート124a、124bと、を備えてなる。
ここにシート複合体501については、図1を参照して既に説明したので、ここでは説明を省略する。
補助シート123は、透明な合成樹脂製の薄膜状のフィルムにより形成されており(図示及び理解を容易にするため、実際よりも厚く図示している。)、裏面123bが表面402の小領域431に接着されることで剥離シート本体401の小領域431に取り付けられている。補助シート123は、表面402に垂直方向(表面402が平面に沿った状態。図16(a))から見て、基準線分421に沿った細長い短冊(細長い長方形)の形状を有しており、詳細には、基準線分421に沿った辺123cbを有している(図示及び理解を容易にするため、辺123cbと基準線分421との間を実際よりも広く図示している)。補助シート123の長手方向(基準線分421に沿った寸法)は辺401a、401bよりも短くされており補助シート123は辺401c、401dの間に取り付けられている。
把持シート124a、124bは、補助シート123と同様の透明な合成樹脂製の薄膜状のフィルムにより形成されており(図示及び理解を容易にするため、実際よりも厚く図示している。)、裏面が表面402の小領域431に接着されることで剥離シート本体401の小領域431に取り付けられている。把持シート124a、124bいずれも形状、厚み及び材質が同じものであり、いずれの主表面も長方形状をなしている。把持シート124a、124bは、表面402に垂直方向(表面402が平面に沿った状態。図16(a))から見て、短辺が基準線分421と略平行になるように基端側が表面402に取り付けられた長方形状の主表面を有しており、長辺方向の先端側が辺401aから外方に張り出している。このため把持シート124a、124bいずれも辺401aから外方に張り出す部分124fを有している。
かかる第12本保持物121は、図3に示した第1本保持物11の第1ステップS1と同様、貼着者が指で外方に張り出す部分124fを把持し把持シート124a、124bに力を加えることで、把持シート124a、124bの裏面が接着された剥離シート本体401を経て補助シート123に力を加え、辺123cbを中心に補助シート123を矢印V方向(図16(b)参照)に回動させることで(第1ステップS1)、補助シート123の裏面123bが接着された剥離シート本体401の小領域431を辺123cbが沿う基準線分421に沿って折り畳むことができる(表面402側から見て谷折り)。このように剥離シート本体401を基準線分421に沿って折り畳むことで、小領域431により覆われていた貼着面303の一部が露出する。
その後、図4及び図5に示した第1本保持物11の第2ステップS2〜第6ステップS6と同様に第12本保持物121の保護シート301を電子機器601の表示部603に貼着することができる。
以上説明したように、第12本保持物121は、電子機器601の表示部603に貼着する透明な保護シート301を保持した保護シート保持物であって、表示部603に貼着するための貼着面303が裏面(操作面309とは反対の面)に形成された透明な保護シート301と、裏面404の少なくとも一部(ここでは全部)が貼着面303に貼着された剥離シート本体401と、貼着面303に貼着された剥離シート本体401の裏面404に対応する剥離シート本体401の表面402を横断する基準線分421が剥離シート本体401の表面402を第1領域(ここでは小領域431)と第2領域(ここでは大領域432)とに分割する少なくとも第1領域(ここでは小領域431)に取り付けられた補助シート123と、を有してなる剥離シート(剥離シート本体401と補助シート123とを含んで剥離シートは構成される。)と、を備えてなり、基準線分421の少なくとも一部である規定線分部分(ここでは基準線分421のうち、補助シート123の辺123cbが沿っている部分)に沿った剥離シートの曲げ強度(この曲げは、補助シート123を含まない剥離シート本体401のみを曲げる)よりも、少なくとも第1領域(ここでは小領域431)における規定線分部分(基準線分421のうち辺123cbが沿っている一部)に平行な線分に沿った剥離シートの曲げ強度(この曲げは、補助シート123と剥離シート本体401との両方を曲げるので、補助シート123を含まない剥離シート本体401のみを曲げる場合に比し大きな力を要する)を補助シート123が高めるものである、保護シート保持物である。
第12本保持物121においては、補助シート123が、規定線分部分(基準線分421のうち辺123cbが沿っている一部)に沿った縁部である規定縁部(ここでは辺123cb)を有するものである。
第12本保持物121においては、補助シート123が、第2領域(ここでは大領域432)に取り付けられていないものである。
第12本保持物121においては、剥離シート本体401の外縁(辺401a、401b、401c、401d)から外方に張り出す把持部分(ここでは外方に張り出す部分124f)を有し、剥離シート本体401の表面402に取り付けられた把持シート124a、124bを有するものである。
第12本保持物121においては、把持部分(ここでは外方に張り出す部分124f)が、基準線分421に対して垂直方向に向かって剥離シート本体401の外縁(ここでは辺401a)から外方に張り出すものである。
(第13実施形態)
図17は、第13実施形態の本考案の保護シート保持物(以下、「第13本保持物」という。)131を示す図であり、詳細には、図17(a)は第13本保持物131を剥離シート本体401の表面402側から見たところを示し(シート複合体501に関しては図1(a)と同様の方向から見ている)、図17(b)は図17(a)のD−D断面図であり、図17(c)は図17(a)のC−C断面図である。図17を参照して、第13本保持物131について説明する。
第13本保持物131は、大まかには、図1に示し前述したシート複合体501と、シート複合体501を構成する剥離シート本体401の表面402のうち基準線分421を境界線とする大領域432に取り付けられた第1補助シート133と、シート複合体501を構成する剥離シート本体401の表面402のうち基準線分421を境界線とする小領域431に取り付けられた第2補助シート134と、を備えてなる。
ここにシート複合体501については、図1を参照して既に説明したので、ここでは説明を省略する。
第1補助シート133は、透明な合成樹脂製の薄膜状のフィルムにより形成されており(図示及び理解を容易にするため、実際よりも厚く図示している。)、裏面133bが表面402の大領域432に接着されることで剥離シート本体401に取り付けられている。第1補助シート133は、表面402に垂直方向(表面402が平面に沿った状態。図17(a))から見て、基準線分421に沿った細長い短冊(細長い長方形)の形状を有しており、詳細には、基準線分421に沿った辺133cbを有している(図示及び理解を容易にするため、辺133cbと基準線分421との間を実際よりも広く図示している)。第1補助シート133の長手方向(基準線分421に沿った寸法)は辺401a、401bよりも短くされており第1補助シート133は辺401c、401dの間に取り付けられている。
第2補助シート134は、第1補助シート133と同様の透明な合成樹脂製の薄膜状のフィルムにより形成されており(図示及び理解を容易にするため、実際よりも厚く図示している。)、裏面134bが表面402の小領域431に接着されることで剥離シート本体401に取り付けられている。第2補助シート134は、表面402に垂直方向(表面402が平面に沿った状態。図17(a))から見て、短辺134sが基準線分421と略平行になるように基端側が表面402に取り付けられた長方形状の主表面を有しており、長辺方向の先端側が辺401aから外方に張り出している。このため第2補助シート134は、辺401aから外方に張り出す部分134fを有している。
かかる第13本保持物131は、図3に示した第1本保持物11の第1ステップS1と同様、貼着者が指で外方に張り出す部分134fを把持し第2補助シート134に力を加えることで、第2補助シート134の裏面134bが接着された剥離シート本体401の小領域431を貼着面303から剥がす方向に力を加えることができる。このとき第1補助シート133に貼着面303方向に力を加える(第1補助シート133が取り付けられた剥離シート本体401が貼着面303から剥がれないように押さえる)ことで、辺133cbを中心に剥離シート本体401を矢印V方向に回動させることで(第1ステップS1)、第2補助シート134の裏面134bが接着された剥離シート本体401の小領域431を辺133cbが沿う基準線分421に沿って折り畳むことができる(表面402側から見て谷折り)。このように剥離シート本体401を基準線分421に沿って折り畳むことで、小領域431により覆われていた貼着面303の一部が露出する。
その後、図4及び図5に示した第1本保持物11の第2ステップS2〜第6ステップS6と同様に第13本保持物131の保護シート301を電子機器601の表示部603に貼着することができる。
以上説明したように、第13本保持物131は、電子機器601の表示部603に貼着する透明な保護シート301を保持した保護シート保持物であって、表示部603に貼着するための貼着面303が裏面(操作面309とは反対の面)に形成された透明な保護シート301と、裏面404の少なくとも一部(ここでは全部)が貼着面303に貼着された剥離シート本体401と、貼着面303に貼着された剥離シート本体401の裏面404に対応する剥離シート本体401の表面402を横断する基準線分421が剥離シート本体401の表面402を第1領域(ここでは大領域432)と第2領域(ここでは小領域431)とに分割する少なくとも第1領域(ここでは第1領域(ここでは大領域432)と第2領域(ここでは小領域431)との両領域)に取り付けられた補助シート(ここでは第1補助シート133と第2補助シート134とを含んでなる)と、を有してなる剥離シート(剥離シート本体401と補助シート(第1補助シート133と第2補助シート134)とを含んで剥離シートは構成される。)と、を備えてなり、基準線分421の少なくとも一部である規定線分部分(ここでは基準線分421のうち、第1補助シート133の辺133cbが沿っている部分)に沿った剥離シートの曲げ強度(この曲げは、補助シートを含まない剥離シート本体401のみを曲げる)よりも、少なくとも第1領域(ここでは第1領域(ここでは大領域432)と第2領域(ここでは小領域431)との両領域)における規定線分部分(基準線分421のうち辺133cbが沿っている一部)に平行な線分に沿った剥離シートの曲げ強度(この曲げは、補助シートと剥離シート本体401との両方を曲げるので、補助シートを含まない剥離シート本体401のみを曲げる場合に比し大きな力を要する)を補助シートが高めるものである、保護シート保持物である。
第13本保持物131においては、補助シート(第1補助シート133、第2補助シート134)が、規定線分部分(基準線分421のうち辺133cbが沿っている一部)に沿った縁部である規定縁部(ここでは辺133cb)を有する。
第13本保持物131においては、補助シート(第1補助シート133、第2補助シート134)が、第1領域(ここでは大領域432)にて規定縁部(ここでは辺133cb)が規定線分部分(基準線分421のうち辺133cbが沿っている一部)に沿う第1部分(第1補助シート133)と、第2領域(ここでは小領域431)にて規定縁部(ここでは第2補助シート134の短辺134s)が規定線分部分に沿う第2部分(第2補助シート134)と、を含んでなり、第1部分(第1補助シート133)と第2部分(第2補助シート134)とが規定線分部分に沿った分断部Kを挟んで取り付けられるものである。
第13本保持物131においては、剥離シート本体401の外縁(辺401a、401b、401c、401d)から外方に張り出す把持部分(ここでは外方に張り出す部分134f)を有し、剥離シート本体401の表面402に取り付けられた把持シート(ここでは第2補助シート134のうち、外方に張り出す部分134fを含む一部が構成する)を有するものである。
第13本保持物131においては、把持部分(ここでは外方に張り出す部分134f)が、基準線分421に対して垂直方向に向かって剥離シート本体401の外縁(ここでは辺401a)から外方に張り出すものである。
第13本保持物131においては、補助シート(第1補助シート133、第2補助シート134)の一部(外方に張り出す部分134fを含む第2補助シート134の一部)が把持シートを構成するものである。
(第14実施形態)
図18は、第14実施形態の本考案の保護シート保持物(以下、「第14本保持物」という。)141を示す図であり、詳細には、図18(a)は第14本保持物141を剥離シート本体401の表面402側から見たところを示し(シート複合体501に関しては図1(a)と同様の方向から見ている)、図18(b)は図18(a)のB−B断面図であり、図18(c)は図18(a)のC−C断面図である。図18を参照して、第14本保持物141について説明する。
第14本保持物141は、大まかには、図1に示し前述したシート複合体501と、シート複合体501を構成する剥離シート本体401の表面402に取り付けられた補助シート143と、を備えてなる。
ここにシート複合体501については、図1を参照して既に説明したので、ここでは説明を省略する。
補助シート143は、透明な合成樹脂製の薄膜状のフィルムにより形成されており(図示及び理解を容易にするため、実際よりも厚く図示している。)、裏面143bが表面402に接着されることで剥離シート本体401に取り付けられている。
補助シート143の表面143a及び裏面143bのいずれも、一対の対辺143ca、143cbと、一対の対辺143cc、143cdと、を有する略長方形をなし、辺143caの両端に形成される2の角部が丸められた形状を有している。そして、補助シート143には、辺143ca、143cbに略平行に細長くスリット143h(表面143aと裏面143bとの間を貫通)が形成されている(図示及び理解を容易にするため、スリット143hの幅を実際よりも広く図示している。)。
補助シート143は、剥離シート本体401の表面402に垂直方向(表面402が平面に沿った状態。図18(a))から見て、基準線分421(図示及び理解を容易にするため、スリット143hの近傍のみ描いている)に沿ってスリット143hが存在し(スリット143hの長手方向が基準線分421に略平行になっている)、辺143ccが辺401cに略平行かつ辺143cdが辺401dに略平行になるように表面402に取り付けられている。このため補助シート143は、スリット143hを境に一方(図18(a)中、上方)は小領域431に取り付けられると共に他方(図18(a)中、下方)は大領域432に取り付けられている。補助シート143は、辺143ca、143cbが辺401a、401bよりも短くされており辺143ccが辺401cよりも辺401d側に存すると共に辺143cdが辺401dよりも辺401c側に存する。また、補助シート143は、スリット143hと辺143caとの間の距離が、小領域431の幅W(図1(a)参照。辺401c、401dに平行な小領域431の寸法)よりも大きくされているので、辺401aから外方に張り出す部分143f(図18(a)中、辺143caと辺401aとの間の補助シート143の部分)を有している。
かかる第14本保持物141は、図3に示した第1本保持物11の第1ステップS1と同様、大領域432に取り付けられた補助シート143の部分(図18(a)中、下方側)を押さえつつ、貼着者が指で外方に張り出す部分143fを把持し、小領域431に取り付けられた補助シート143の部分(図18(a)中、上方側)を基準線分421を中心に矢印V方向(図18(b)参照)に回動させることで(第1ステップS1)、小領域431に取り付けられた補助シート143の部分(図18(a)中、上方側)が接着された剥離シート本体401の小領域431をスリット143hが沿う基準線分421に沿って折り畳むことができる(表面402側から見て谷折り)。このような剥離シート本体401を基準線分421に沿って折り畳むことで、小領域431により覆われていた貼着面303の一部が露出する。
その後、図4及び図5に示した第1本保持物11の第2ステップS2〜第6ステップS6と同様に第14本保持物141の保護シート301を電子機器601の表示部603に貼着することができる。
以上説明したように、第14本保持物141は、電子機器601の表示部603に貼着する透明な保護シート301を保持した保護シート保持物であって、表示部603に貼着するための貼着面303が裏面(操作面309とは反対の面)に形成された透明な保護シート301と、裏面404の少なくとも一部(ここでは全部)が貼着面303に貼着された剥離シート本体401と、貼着面303に貼着された剥離シート本体401の裏面404に対応する剥離シート本体401の表面402を横断する基準線分421が剥離シート本体401の表面402を第1領域(ここでは小領域431)と第2領域(ここでは大領域432)とに分割する少なくとも第1領域(ここでは第1領域(ここでは小領域431)と第2領域(ここでは大領域432)との両領域)に取り付けられた補助シート143と、を有してなる剥離シート(剥離シート本体401と補助シート143とを含んで剥離シートは構成される。)と、を備えてなり、基準線分421の少なくとも一部である規定線分部分(ここでは基準線分421のうちスリット143hが沿っている部分)に沿った剥離シートの曲げ強度(この曲げは、スリット143hが形成されている補助シート143の部分を曲げる)よりも、少なくとも第1領域(ここでは第1領域(ここでは小領域431)と第2領域(ここでは大領域432)との両領域)における規定線分部分(基準線分421のうちスリット143hが沿っている部分)に平行な線分に沿った剥離シートの曲げ強度(この曲げは、スリット143hが形成されていない補助シート143の部分を曲げるので、スリット143hが形成されている補助シート143の部分を曲げる場合に比し大きな力を要する)を補助シート143が高めるものである、保護シート保持物である。
第14本保持物141においては、補助シート143が、規定線分部分(基準線分421のうちスリット143hが沿っている部分)に沿った縁部である規定縁部(ここではスリット143hの内縁)を有するものである。
第14本保持物141においては、補助シート143が、規定線分部分(基準線分421のうちスリット143hが沿っている部分)に跨るよう第1領域(ここでは小領域431)と第2領域(ここでは大領域432)とに連続するものであり、規定線分部分(基準線分421のうちスリット143hが沿っている部分)に沿った補助シート143の曲げ強度が補助シート143の他の部分よりも曲げ強度が小さいものである。
第14本保持物141においては、補助シート143が、規定線分部分(基準線分421のうちスリット143hが沿っている部分)に沿ったスリット部分(スリット143h)を有するものである。
第14本保持物141においては、スリット部分(スリット143h)が、補助シート143に形成された閉じた内縁により形成されるものである。
第14本保持物141においては、剥離シート本体401の外縁(辺401a、401b、401c、401d)から外方に張り出す把持部分(ここでは外方に張り出す部分143f)を有し、剥離シート本体401の表面402に取り付けられた把持シート(ここでは補助シート143のうち、外方に張り出す部分143fを含む一部が構成する)を有するものである。
第14本保持物141においては、把持部分(ここでは外方に張り出す部分143f)が、基準線分421に対し垂直方向に向かって剥離シート本体401の外縁(ここでは辺401a)から外方に張り出すものである。
第14本保持物141においては、補助シート143の一部(外方に張り出す部分143fを含む一部)が把持シートを構成するものである。
(第15実施形態)
図19は、第15実施形態の本考案の保護シート保持物(以下、「第15本保持物」という。)151を示す図であり、詳細には、図19(a)は第15本保持物151を剥離シート本体401の表面402側から見たところを示し(シート複合体501に関しては図1(a)と同様の方向から見ている)、図19(b)は図19(a)のB−B断面図であり、図19(c)は図19(a)のC−C断面図である。図19を参照して、第15本保持物151について説明する。
第15本保持物151は、大まかには、図1に示し前述したシート複合体501と、シート複合体501を構成する剥離シート本体401の表面402に取り付けられた補助シート153と、を備えてなる。
ここにシート複合体501については、図1を参照して既に説明したので、ここでは説明を省略する。
補助シート153は、透明な合成樹脂製の薄膜状のフィルムにより形成されており(図示及び理解を容易にするため、実際よりも厚く図示している。)、裏面153bが表面402に接着されることで剥離シート本体401に取り付けられている。
補助シート153の表面153a及び裏面153bのいずれも、一対の対辺153ca、153cbと、一対の対辺153cc、153cdと、を有する略長方形をなし、辺153caの両端に形成される2の角部が丸められた形状を有している。そして、補助シート153には、辺153ca、153cbに略平行に3つの細長いスリット153h1、153h2、153h3(スリット153h1、153h2、153h3いずれも表面153aと裏面153bとの間を貫通)が形成されている(図示及び理解を容易にするため、スリット153h1、153h2、153h3の幅を実際よりも広く図示している。)。
補助シート153は、剥離シート本体401の表面402に垂直方向(表面402が平面に沿った状態。図19(a))から見て、基準線分421(図示及び理解を容易にするため、スリット153h1、153h2、153h3の近傍のみ描いている)に沿って3つの細長いスリット153h1、153h2、153h3が存在し(細長いスリット153h1、153h2、153h3の長手方向が基準線分421に略平行になっている)、辺153ccが辺401cに略平行かつ辺153cdが辺401dに略平行になるように表面402に取り付けられている。このため補助シート153は、3つの細長いスリット153h1、153h2、153h3を境に一方(図19(a)中、上方)は小領域431に取り付けられると共に他方(図19(a)中、下方)は大領域432に取り付けられている。補助シート153は、辺153ca、153cbが辺401a、401bよりも短くされており辺153ccが辺401cよりも辺401d側に存すると共に辺153cdが辺401dよりも辺401c側に存する。また、補助シート153は、スリット153h1、153h2、153h3と辺153caとの間の距離が、小領域431の幅W(図1(a)参照。辺401c、401dに平行な小領域431の寸法)よりも大きくされているので、辺401aから外方に張り出す部分153f(図19(a)中、辺153caと辺401aとの間の補助シート153の部分)を有している。
かかる第15本保持物151は、図3に示した第1本保持物11の第1ステップS1と同様、大領域432に取り付けられた補助シート153の部分(図19(a)中、下方側)を押さえつつ、貼着者が指で外方に張り出す部分153fを把持し、小領域431に取り付けられた補助シート153の部分(図19(a)中、上方側)を基準線分421を中心に矢印V方向(図19(b)参照)に回動させることで(第1ステップS1)、小領域431に取り付けられた補助シート153の部分(図19(a)中、上方側)が接着された剥離シート本体401の小領域431をスリット153h1、153h2、153h3が沿う基準線分421に沿って折り畳むことができる(表面402側から見て谷折り)。このような剥離シート本体401を基準線分421に沿って折り畳むことで、小領域431により覆われていた貼着面303の一部が露出する。
その後、図4及び図5に示した第1本保持物11の第2ステップS2〜第6ステップS6と同様に第15本保持物151の保護シート301を電子機器601の表示部603に貼着することができる。
以上説明したように、第15本保持物151は、電子機器601の表示部603に貼着する透明な保護シート301を保持した保護シート保持物であって、表示部603に貼着するための貼着面303が裏面(操作面309とは反対の面)に形成された透明な保護シート301と、裏面404の少なくとも一部(ここでは全部)が貼着面303に貼着された剥離シート本体401と、貼着面303に貼着された剥離シート本体401の裏面404に対応する剥離シート本体401の表面402を横断する基準線分421が剥離シート本体401の表面402を第1領域(ここでは小領域431)と第2領域(ここでは大領域432)とに分割する少なくとも第1領域(ここでは第1領域(ここでは小領域431)と第2領域(ここでは大領域432)との両領域)に取り付けられた補助シート153と、を有してなる剥離シート(剥離シート本体401と補助シート153とを含んで剥離シートは構成される。)と、を備えてなり、基準線分421の少なくとも一部である規定線分部分(ここでは基準線分421のうちスリット153h1、153h2、153h3が沿っている部分)に沿った剥離シートの曲げ強度(この曲げは、スリット153h1、153h2、153h3が形成されている補助シート153の部分を曲げる)よりも、少なくとも第1領域(ここでは第1領域(ここでは小領域431)と第2領域(ここでは大領域432)との両領域)における規定線分部分(基準線分421のうちスリット153h1、153h2、153h3が沿っている部分)に平行な線分に沿った剥離シートの曲げ強度(この曲げは、スリット153h1、153h2、153h3が形成されていない補助シート153の部分を曲げるので、スリット153h1、153h2、153h3が形成されている補助シート153の部分を曲げる場合に比し大きな力を要する)を補助シート153が高めるものである、保護シート保持物である。
第15本保持物151においては、補助シート153が、規定線分部分(基準線分421のうちスリット153h1、153h2、153h3が沿っている部分)に沿った縁部である規定縁部(ここではスリット153h1、153h2、153h3の内縁)を有するものである。
第15本保持物151においては、補助シート153が、規定線分部分(基準線分421のうちスリット153h1、153h2、153h3が沿っている部分)に跨るよう第1領域(ここでは小領域431)と第2領域(ここでは大領域432)とに連続するものであり、規定線分部分(基準線分421のうちスリット153h1、153h2、153h3が沿っている部分)に沿った補助シート153の曲げ強度が補助シート153の他の部分よりも曲げ強度が小さいものである。
第15本保持物151においては、補助シート153が、規定線分部分(基準線分421のうちスリット153h1、153h2、153h3が沿っている部分)に沿ったスリット部分(スリット153h1、153h2、153h3)を有するものである。
第15本保持物151においては、スリット部分(スリット153h1、153h2、153h3)が、補助シート153に形成された閉じた内縁により形成されるものである。
第15本保持物151においては、スリット部分(スリット153h1、153h2、153h3)が、規定線分部分(基準線分421のうちスリット153h1、153h2、153h3が沿っている部分)に沿って複数(ここではスリット153h1、153h2、153h3の3個)形成されるものである。
第15本保持物151においては、剥離シート本体401の外縁(辺401a、401b、401c、401d)から外方に張り出す把持部分(ここでは外方に張り出す部分153f)を有し、剥離シート本体401の表面402に取り付けられた把持シート(ここでは補助シート153のうち、外方に張り出す部分153fを含む一部が構成する)を有するものである。
第15本保持物151においては、把持部分(ここでは外方に張り出す部分153f)が、基準線分421に対し垂直方向に向かって剥離シート本体401の外縁(ここでは辺401a)から外方に張り出すものである。
第15本保持物151においては、補助シート153の一部(外方に張り出す部分153fを含む一部)が把持シートを構成するものである。
(第16実施形態)
図20は、第16実施形態の本考案の保護シート保持物(以下、「第16本保持物」という。)161を示す図であり、詳細には、図20(a)は第16本保持物161を剥離シート本体401の表面402に取り付けられた補助シート163の表面163a側から見たところを示し、図20(b)は図20(a)のB−B断面図であり、図20(c)は図20(a)のC−C断面図である。図20を参照して、第16本保持物161について説明する。
第16本保持物161は、大まかには、図1に示し前述したシート複合体501と、シート複合体501を構成する剥離シート本体401の表面402に取り付けられた補助シート163と、を備えてなる。
ここにシート複合体501については、図1を参照して既に説明したので、ここでは説明を省略する。
補助シート163は、透明な合成樹脂製の薄膜状のフィルムにより形成されており(図示及び理解を容易にするため、実際よりも厚く図示している。)、裏面163bが表面402に接着されることで剥離シート本体401に取り付けられている。
補助シート163の表面163a及び裏面163bのいずれも、一対の対辺163ca、163cbと、一対の対辺163cc、163cdと、を有する略長方形をなし、該略長方形の4の角部が丸められた形状を有している。そして、補助シート163には、辺163ca、163cbに略平行に細長くスリット163h(表面163aと裏面163bとの間を貫通)が形成されている(図示及び理解を容易にするため、スリット163hの幅を実際よりも広く図示している。)。
補助シート163は、剥離シート本体401の表面402に垂直方向(表面402が平面に沿った状態。図20(a))から見て、基準線分421(図示及び理解を容易にするため、スリット163hの近傍のみ描いている)に沿ってスリット163hが存在し(スリット163hの長手方向が基準線分421に略平行になっている)、辺163ccが辺401cに略重なり、辺163cdが辺401dに略重なり、そして辺163cbが辺401bに略重なるように表面402に取り付けられている。このため補助シート163は、スリット163hを境に一方(図20(a)中、上方)は小領域431に取り付けられると共に他方(図20(a)中、下方)は大領域432に取り付けられている。補助シート163は、辺163ca、163cbが辺401a、401bと略同じ長さにされている。補助シート163は、スリット163hと辺163caとの間の距離が、小領域431の幅W(図1(a)参照。辺401c、401dに平行な小領域431の寸法)よりも大きくされているので、辺401aから外方に張り出す部分163f(図20(a)中、辺163caと辺401aとの間の補助シート163の部分)を有している。
かかる第16本保持物161は、図3に示した第1本保持物11の第1ステップS1と同様、大領域432に取り付けられた補助シート163の部分(図20(a)中、下方側)を押さえつつ、貼着者が指で外方に張り出す部分163fを把持し、小領域431に取り付けられた補助シート163の部分(図20(a)中、上方側)を基準線分421を中心に矢印V方向(図20(b)参照)に回動させることで(第1ステップS1)、小領域431に取り付けられた補助シート163の部分(図20(a)中、上方側)が接着された剥離シート本体401の小領域431をスリット163hが沿う基準線分421に沿って折り畳むことができる(表面402側から見て谷折り)。このような剥離シート本体401を基準線分421に沿って折り畳むことで、小領域431により覆われていた貼着面303の一部が露出する。
その後、図4及び図5に示した第1本保持物11の第2ステップS2〜第6ステップS6と同様に第16本保持物161の保護シート301を電子機器601の表示部603に貼着することができる。
以上説明したように、第16本保持物161は、電子機器601の表示部603に貼着する透明な保護シート301を保持した保護シート保持物であって、表示部603に貼着するための貼着面303が裏面(操作面309とは反対の面)に形成された透明な保護シート301と、裏面404の少なくとも一部(ここでは全部)が貼着面303に貼着された剥離シート本体401と、貼着面303に貼着された剥離シート本体401の裏面404に対応する剥離シート本体401の表面402を横断する基準線分421が剥離シート本体401の表面402を第1領域(ここでは小領域431)と第2領域(ここでは大領域432)とに分割する少なくとも第1領域(ここでは第1領域(ここでは小領域431)と第2領域(ここでは大領域432)との両領域)に取り付けられた補助シート163と、を有してなる剥離シート(剥離シート本体401と補助シート163とを含んで剥離シートは構成される。)と、を備えてなり、基準線分421の少なくとも一部である規定線分部分(ここでは基準線分421のうちスリット163hが沿っている部分)に沿った剥離シートの曲げ強度(この曲げは、スリット163hが形成されている補助シート163の部分を曲げる)よりも、少なくとも第1領域(ここでは第1領域(ここでは小領域431)と第2領域(ここでは大領域432)との両領域)における規定線分部分(基準線分421のうちスリット163hが沿っている部分)に平行な線分に沿った剥離シートの曲げ強度(この曲げは、スリット163hが形成されていない補助シート163の部分を曲げるので、スリット163hが形成されている補助シート163の部分を曲げる場合に比し大きな力を要する)を補助シート163が高めるものである、保護シート保持物である。
第16本保持物161においては、補助シート163が、規定線分部分(基準線分421のうちスリット163hが沿っている部分)に沿った縁部である規定縁部(ここではスリット163hの内縁)を有するものである。
第16本保持物161においては、補助シート163が、規定線分部分(基準線分421のうちスリット163hが沿っている部分)に跨るよう第1領域(ここでは小領域431)と第2領域(ここでは大領域432)とに連続するものであり、規定線分部分(基準線分421のうちスリット163hが沿っている部分)に沿った補助シート163の曲げ強度が補助シート163の他の部分よりも曲げ強度が小さいものである。
第16本保持物161においては、補助シート163が、規定線分部分(基準線分421のうちスリット163hが沿っている部分)に沿ったスリット部分(スリット163h)を有するものである。
第16本保持物161においては、スリット部分(スリット163h)が、補助シート163に形成された閉じた内縁により形成されるものである。
第16本保持物161においては、剥離シート本体401の外縁(辺401a、401b、401c、401d)から外方に張り出す把持部分(ここでは外方に張り出す部分163f)を有し、剥離シート本体401の表面402に取り付けられた把持シート(ここでは補助シート163のうち、外方に張り出す部分163fを含む一部が構成する)を有するものである。
第16本保持物161においては、把持部分(ここでは外方に張り出す部分163f)が、基準線分421に対し垂直方向に向かって剥離シート本体401の外縁(ここでは辺401a)から外方に張り出すものである。
第16本保持物161においては、補助シート163の一部(外方に張り出す部分163fを含む一部)が把持シートを構成するものである。
(第17実施形態)
図21は、第17実施形態の本考案の保護シート保持物(以下、「第17本保持物」という。)171を示す図であり、詳細には、図21(a)は第17本保持物171を剥離シート本体401の表面402側から見たところを示し(シート複合体501に関しては図1(a)と同様の方向から見ている)、図21(b)は図21(a)のB−B断面図であり、図21(c)は図21(a)のC−C断面図である。図21を参照して、第17本保持物171について説明する。
第17本保持物171は、大まかには、図1に示し前述したシート複合体501と、シート複合体501を構成する剥離シート本体401の表面402に取り付けられた補助シート173と、を備えてなる。
ここにシート複合体501については、図1を参照して既に説明したので、ここでは説明を省略する。
補助シート173は、透明な合成樹脂製の薄膜状のフィルムにより形成されており(図示及び理解を容易にするため、実際よりも厚く図示している。)、裏面173bが表面402に接着されることで剥離シート本体401に取り付けられている。
補助シート173の表面173a及び裏面173bのいずれも、一対の対辺173ca、173cbと、一対の対辺173cc、173cdと、を有する略長方形をなし、辺173caの両端に形成される2の角部が丸められた形状を有している。そして、補助シート173には、辺173ca、173cbに略平行にミシン目部分173m(表面173aと裏面173bとの間を貫通)が形成されている。
補助シート173は、剥離シート本体401の表面402に垂直方向(表面402が平面に沿った状態。図21(a))から見て、基準線分421(図示及び理解を容易にするため、ミシン目部分173mの近傍のみ描いている)に沿ってミシン目部分173mが存在し(図示及び理解を容易にするため、図21(a)においてはミシン目部分173mと基準線分421との間が離れているが、実際はミシン目部分173mは基準線分421に重なっている)、辺173ccが辺401cに略平行かつ辺173cdが辺401dに略平行になるように表面402に取り付けられている。このため補助シート173は、ミシン目部分173mを境に一方(図21(a)中、上方)は小領域431に取り付けられると共に他方(図21(a)中、下方)は大領域432に取り付けられている。補助シート173は、辺173ca、173cbが辺401a、401bよりも短くされており辺173ccが辺401cよりも辺401d側に存すると共に辺173cdが辺401dよりも辺401c側に存する。また、補助シート173は、ミシン目部分173mと辺173caとの間の距離が、小領域431の幅W(図1(a)参照。辺401c、401dに平行な小領域431の寸法)よりも大きくされているので、辺401aから外方に張り出す部分173f(図21(a)中、辺173caと辺401aとの間の補助シート173の部分)を有している。
かかる第17本保持物171は、図3に示した第1本保持物11の第1ステップS1と同様、大領域432に取り付けられた補助シート173の部分(図21(a)中、下方側)を押さえつつ、貼着者が指で外方に張り出す部分173fを把持し、小領域431に取り付けられた補助シート173の部分(図21(a)中、上方側)を基準線分421を中心に矢印V方向(図21(b)参照)に回動させることで(第1ステップS1)、小領域431に取り付けられた補助シート173の部分(図21(a)中、上方側)が接着された剥離シート本体401の小領域431をミシン目部分173mが沿う基準線分421に沿って折り畳むことができる(表面402側から見て谷折り)。このような剥離シート本体401を基準線分421に沿って折り畳むことで、小領域431により覆われていた貼着面303の一部が露出する。
その後、図4及び図5に示した第1本保持物11の第2ステップS2〜第6ステップS6と同様に第17本保持物171の保護シート301を電子機器601の表示部603に貼着することができる。
以上説明したように、第17本保持物171は、電子機器601の表示部603に貼着する透明な保護シート301を保持した保護シート保持物であって、表示部603に貼着するための貼着面303が裏面(操作面309とは反対の面)に形成された透明な保護シート301と、裏面404の少なくとも一部(ここでは全部)が貼着面303に貼着された剥離シート本体401と、貼着面303に貼着された剥離シート本体401の裏面404に対応する剥離シート本体401の表面402を横断する基準線分421が剥離シート本体401の表面402を第1領域(ここでは小領域431)と第2領域(ここでは大領域432)とに分割する少なくとも第1領域(ここでは第1領域(ここでは小領域431)と第2領域(ここでは大領域432)との両領域)に取り付けられた補助シート173と、を有してなる剥離シート(剥離シート本体401と補助シート173とを含んで剥離シートは構成される。)と、を備えてなり、基準線分421の少なくとも一部である規定線分部分(ここでは基準線分421のうちミシン目部分173mが沿っている部分)に沿った剥離シートの曲げ強度(この曲げは、ミシン目部分173mが形成されている補助シート173の部分を曲げる)よりも、少なくとも第1領域(ここでは第1領域(ここでは小領域431)と第2領域(ここでは大領域432)との両領域)における規定線分部分(基準線分421のうちミシン目部分173mが沿っている部分)に平行な線分に沿った剥離シートの曲げ強度(この曲げは、ミシン目部分173mが形成されていない補助シート173の部分を曲げるので、ミシン目部分173mが形成されている補助シート173の部分を曲げる場合に比し大きな力を要する)を補助シート173が高めるものである、保護シート保持物である。
第17本保持物171においては、補助シート173が、規定線分部分(基準線分421のうちミシン目部分173mが沿っている部分)に跨るよう第1領域(ここでは小領域431)と第2領域(ここでは大領域432)とに連続するものであり、規定線分部分(基準線分421のうちミシン目部分173mが沿っている部分)に沿った補助シート173の曲げ強度が補助シート173の他の部分よりも曲げ強度が小さいものである。
第17本保持物171においては、補助シート173が、規定線分部分(基準線分421のうちミシン目部分173mが沿っている部分)に沿ったミシン目部分173mを有するものである。また、ここではそうしていないが、補助シート173が、ミシン目部分173mに替えて又はミシン目部分173mと一緒に、規定線分部分(基準線分421のうちミシン目部分173mが沿っている部分)に沿った薄肉部分(例えば、凹条)を有するようにしてもよい。
第17本保持物171においては、剥離シート本体401の外縁(辺401a、401b、401c、401d)から外方に張り出す把持部分(ここでは外方に張り出す部分173f)を有し、剥離シート本体401の表面402に取り付けられた把持シート(ここでは補助シート173のうち、外方に張り出す部分173fを含む一部が構成する)を有するものである。
第17本保持物171においては、把持部分(ここでは外方に張り出す部分173f)が、基準線分421に対し垂直方向に向かって剥離シート本体401の外縁(ここでは辺401a)から外方に張り出すものである。
第17本保持物171においては、補助シート173の一部(外方に張り出す部分173fを含む一部)が把持シートを構成するものである。
なお、上記した実施形態において補助シートは、透明な合成樹脂製の薄膜状のフィルムにより形成されたものを一例として挙げたが、これに限定されるものでないことは言うまでもなく、透明か不透明かはいずれでもよく、色彩もどのようなものであってもよい。そして、材質も合成樹脂製フィルムに限定されるものではなく、天然樹脂製フィルムや紙等としてもよい。さらに、補助シートの厚みも上述の使用方法に支障がない範囲であれば何ら限定されるものではない。
なお、上記した実施形態において補助シート(表面や裏面)の角部が丸められた形状を有しているものもあるが(例えば、補助シート13の表面13a及び裏面13bは、辺13caの両端に形成される2の角部が丸められた形状を有している。)、該丸められた角部を丸めずにとがった直角の角部としてもよく、また、上記した実施形態において丸められていない角部を適宜丸めるようにしてよいことは勿論である。
11 第1本保持物
13 補助シート
13a 表面
13b 裏面
13ca、13cb、13cc、13cd 辺
13f 外方に張り出す部分
21 第2本保持物
23 補助シート
23a 表面
23b 裏面
23ca、23cb、23cc、23cd 辺
23f 外方に張り出す部分
31 第3本保持物
33 補助シート
33a 表面
33b 裏面
33ca、33cb、33cc、33cd 辺
33f 外方に張り出す部分
41 第4本保持物
43 補助シート
43a 表面
43b 裏面
43ca、43cb、43cc、43cd 辺
43f 外方に張り出す部分
51 第5本保持物
53 補助シート
53a 表面
53b 裏面
53ca、53cb、53cc、53cd 辺
53f 外方に張り出す部分
61 第6本保持物
63 補助シート
63a 表面
63b 裏面
63ca、63cb、63cc、63cd 辺
63f 外方に張り出す部分
71 第7本保持物
73 補助シート
73a 表面
73b 裏面
73ca、73cb、73cc、73cd 辺
73f 外方に張り出す部分
81 第8本保持物
83 補助シート
83a 表面
83b 裏面
83ca、83cb、83cc、83cd 辺
83f 外方に張り出す部分
91 第9本保持物
93 補助シート
93b 裏面
93cb、93cc 辺
93f 外方に張り出す部分
93p 横短冊状部分
93q 縦短冊状部分
101 第10本保持物
103 補助シート
103a、103b、103c 単位シート
103ab、103bb、103cb 裏面
103f 外方に張り出す部分
103s 短辺
111 第11本保持物
113 補助シート
113b 裏面
113cb 辺
114 把持シート
114b 裏面
114f 外方に張り出す部分
121 第12本保持物
123 補助シート
123b 裏面
123cb 辺
124a、124b 把持シート
124f 外方に張り出す部分
131 第13本保持物
133 第1補助シート
133b 裏面
133cb 辺
134 第2補助シート
134b 裏面
134s 短辺
134f 外方に張り出す部分
141 第14本保持物
143 補助シート
143a 表面
143b 裏面
143ca、143cb、143cc、143cd 辺
143f 外方に張り出す部分
143h スリット
151 第15本保持物
153 補助シート
153a 表面
153b 裏面
153ca、153cb、153cc、153cd 辺
153f 外方に張り出す部分
153h1、153h2、153h3 スリット
161 第16本保持物
163 補助シート
163a 表面
163b 裏面
163ca、163cb、163cc、163cd 辺
163f 外方に張り出す部分
163h スリット
171 第17本保持物
173 補助シート
173a 表面
173b 裏面
173ca、173cb、173cc、173cd 辺
173f 外方に張り出す部分
173m ミシン目部分
301 保護シート
301a、301b、301c、301d 辺
303 貼着面
305 接着層
307 保護シート本体
309 操作面
401 剥離シート本体
401a、401b、401c、401d 辺
402 表面
404 裏面
421 基準線分
431 小領域
432 大領域
501 シート複合体
601 電子機器
603 表示部
701 指

Claims (14)

  1. 電子機器の表示部に貼着する透明な保護シートを保持した保護シート保持物であって、
    表示部に貼着するための貼着面が裏面に形成された透明な保護シートと、
    裏面の少なくとも一部が貼着面に貼着された剥離シート本体と、貼着面に貼着された剥離シート本体の裏面に対応する剥離シート本体の表面を横断する基準線分が剥離シート本体の表面を第1領域と第2領域とに分割する少なくとも第1領域に取り付けられた補助シートと、を有してなる剥離シートと、
    を備えてなり、
    基準線分の少なくとも一部である規定線分部分に沿った剥離シートの曲げ強度よりも、少なくとも第1領域における規定線分部分に平行な線分に沿った剥離シートの曲げ強度を補助シートが高めるものである、保護シート保持物。
  2. 補助シートが、規定線分部分に沿った縁部である規定縁部を有するものである、請求項1に記載の保護シート保持物。
  3. 補助シートが、第2領域に取り付けられていないものである、請求項2に記載の保護シート保持物。
  4. 補助シートが、第1領域にて規定縁部が規定線分部分に沿う第1部分と、第2領域にて規定縁部が規定線分部分に沿う第2部分と、を含んでなり、
    第1部分と第2部分とが規定線分部分に沿った分断部を挟んで取り付けられるものである、請求項2に記載の保護シート保持物。
  5. 補助シートが、規定線分部分に跨るよう第1領域と第2領域とに連続するものであり、規定線分部分に沿った補助シートの曲げ強度が補助シートの他の部分よりも曲げ強度が小さいものである、請求項1に記載の保護シート保持物。
  6. 補助シートが、規定線分部分に沿ったスリット部分を有するものである、請求項5に記載の保護シート保持物。
  7. スリット部分が、補助シートに形成された閉じた内縁により形成されるものである、請求項6に記載の保護シート保持物。
  8. スリット部分が、規定線分部分に沿って複数形成されるものである、請求項6又は7に記載の保護シート保持物。
  9. 補助シートが、規定線分部分に沿った薄肉部分を有するものである、請求項5に記載の保護シート保持物。
  10. 補助シートが、規定線分部分に沿ったミシン目部分を有するものである、請求項5に記載の保護シート保持物。
  11. 剥離シート本体の外縁から外方に張り出す把持部分を有し、剥離シート本体の表面に取り付けられた把持シートを有するものである、請求項1乃至10のいずれか1に記載の保護シート保持物。
  12. 把持部分が、基準線分に対し垂直方向に向かって剥離シート本体の外縁から外方に張り出すものである、請求項11に記載の保護シート保持物。
  13. 把持部分が、基準線分に対して平行方向に向かって剥離シート本体の外縁から外方に張り出すものである、請求項11又は12に記載の保護シート保持物。
  14. 補助シートの一部が把持シートを構成するものである、請求項11乃至13のいずれか1に記載の保護シート保持物。
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