JP3200045U - 保護フィルム複合体 - Google Patents

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Abstract

【課題】保護フィルムを電子機器に貼付した後でこの保護フィルムからカバーフィルムを容易に剥離させる保護フィルム複合体を提供する。【解決手段】電子機器1に貼付される保護フィルム2と、保護フィルム2の電子機器1に貼付される面の反対の面に設けられ、分割ライン5により分割された複数の分割カバーフィルム4a、4bからなるカバーフィルム4と、それぞれの分割カバーフィルム4a、4bの保護フィルム2側の面と反対側の面に設けられ、少なくともその一部が分割カバーフィルム4a、4bの端縁部から外方に延びるタブ6とを備えた保護フィルム複合体であって、保護フィルム2が電子機器1に貼付された状態で、タブ6を引くことで分割カバーフィルム4a、4bを保護フィルム2から剥離する際における、分割カバーフィルム4a、4bと保護フィルム2との剥離境界部における粘着力を、タブ6の最も近傍に位置する保護フィルム2の端縁部における保護フィルム2と電子機器1との粘着力よりも小さくした。【選択図】図1

Description

本考案は、電子機器に貼付される保護フィルムを含む保護フィルム複合体に関する。
スマートフォン、タブレット端末に代表される電子機器において、画像が表示される表示面はガラス等の透明でかつ一定の強度及び硬度を有する材質で保護されている。しかしながら、この表示面に生じる引っかき傷から表示面を保護し、さらには表示面での反射を一定の割合で抑制する等の目的で、この表示面に貼付する保護フィルムと呼ばれるフィルムが提供されている。
保護フィルムの電子機器に貼付される面と反対側の面は、電子機器の表示面にタッチパネルが設けられている場合は、この面にユーザが触れることでタッチパネルの操作を行うので、保護フィルムが電子機器に貼付されるまではその平滑性を維持することが好ましい。このため、保護フィルムの電子機器に貼付される面と反対側の面には、カバーフィルムと呼ばれる、保護フィルムの電子機器側と反対側の面を保護するためのシートが設けられることがある。カバーフィルムは、保護フィルムが電子機器に貼付されると保護フィルムから剥離される。
また、保護フィルムの電子機器に貼付される面には、保護フィルムを電子機器の表示面に半永久的に固着するための接着剤からなる層が設けられ、あるいは、自己吸着素材と呼ばれる、繰り返しの剥離及び吸着(粘着)が可能な素材からなる層が設けられることがある。この場合、保護フィルムの電子機器に貼付される面に設けられた接着剤や自己吸着素材からなる層を保護するために、保護フィルムの電子機器に貼付される面に、セパレータと呼ばれるシートが設けられることがある。セパレータは、保護フィルムを電子機器に貼付するに先立ってこの保護フィルムから剥離される。
これらカバーフィルム及びセパレータは、保護フィルムの面を保護する観点から設けられるものであるから、保護フィルムと略同一、あるいは保護フィルムよりもやや大きい外形に形成されることが多い。このため、カバーフィルム及びセパレータの保護フィルムからの剥離を容易にする観点から、これらカバーフィルム及びセパレータの保護フィルムと反対側の面に、カバーフィルム等からその一部が突出する、タブと呼ばれる案内部材が設けられることがある(例えば特許文献1、2参照)。カバーフィルム等を保護フィルムから剥離するには、このタブの突出部を保護フィルムから離間する方向に引っ張ればよい。
なお、本明細書において、「フィルム」と「シート」とは同義に用いる。また、本明細書において、上述の接着剤や自己吸着素材を含む言葉として「接着剤」「接着層」という用語を用いる。
特開2014−102481号公報 特開2006−168344号公報
上述のように、保護フィルムは、タッチパネルが設けられた表示面に貼付されることがある。この場合、タッチパネルの操作を確実にするために、保護フィルムのフィルム厚を薄くすることが考えられる。しかしながら、保護フィルムのフィルム厚を薄くすると、この保護フィルムに設けられたカバーフィルム等をこの保護フィルムから剥離するとき、保護フィルムのフィルム厚を薄くしたことにより保護フィルム自体が屈曲しやすくなることから、保護フィルムとカバーフィルムとの間の粘着力によっては、保護フィルムを電子機器に貼付した後でカバーフィルムをこの保護シートから剥離すると、保護フィルムがカバーフィルムに連れられて電子機器から離間する方向に引っ張られ、結果として保護フィルムが電子機器から剥離する可能性があった。
かかる可能性を防ぐためには、保護フィルムとカバーフィルムとの間の粘着力を低下させることが好ましいが、この粘着力を低下させると、保護フィルムを電子機器に貼付する前にカバーフィルムが保護フィルムから剥離してしまう可能性が高くなるため、保護フィルムとカバーフィルムとの間の粘着力を大きく低下させることは難しい。
本考案は上述した課題に鑑みてなされたものであり、保護フィルムを電子機器に貼付した後でこの保護フィルムからカバーフィルムを容易に剥離させることの可能な保護フィルム複合体の提供を、その目的の一つとしている。
本考案は、電子機器に貼付される保護フィルムと、保護フィルムの電子機器に貼付される面の反対の面に設けられ、分割ラインにより分割された複数の分割カバーフィルムからなるカバーフィルムと、それぞれの分割カバーフィルムの保護フィルム側の面と反対側の面に設けられ、少なくともその一部が分割カバーフィルムの端縁部から外方に延びるタブとを備えた保護フィルム複合体であって、保護フィルムが電子機器に貼付された状態で、タブを引くことで分割カバーフィルムを保護フィルムから剥離する際における、分割カバーフィルムと保護フィルムとの剥離境界部における粘着力を、タブの最も近傍に位置する保護フィルムの端縁部における保護フィルムと電子機器との粘着力よりも小さくすることにより、上述の課題の少なくとも一つを解決している。
分割カバーフィルムと保護フィルムとの剥離境界部における粘着力を、タブフィルムの最も近傍に位置する保護フィルムの端縁部における保護フィルムと電子機器との粘着力よりも小さくしたので、タブフィルムを引き上げることで分割カバーフィルムを保護フィルから剥離する際に、保護フィルムが分割カバーフィルムに連れて電子機器から剥離されることを防ぐことができる。
ここで、タブは、分割カバーフィルムの隅部で、かつ、分割ラインの近傍に設けられていることが好ましい。
また、分割ラインは直線状に形成されていることが好ましく、あるいは、分割ラインの少なくとも一部は、正弦波状、矩形波状、鋸波状、及び三角波状の少なくとも一つの形状に形成されていることが好ましい。
また、保護フィルムを略矩形状に形成した場合、分割ラインを、保護フィルムの長手方向に平行して設けることが好ましい。
さらに、保護フィルム複合体が、保護フィルムの電子機器に貼付される面に設けられ、複数の分割セパレータからなるセパレータを更に備えた場合、分割ラインを、保護フィルム複合体を平面視した状態で、少なくとも一つの分割セパレータに重複する位置に設けることが好ましい。
あるいは、保護フィルムを略矩形状に形成し、保護フィルム複合体が、保護フィルムの電子機器に貼付される面に設けられ、保護フィルムと略同一形状に形成されたセパレータを更に備えた場合、セパレータを、それぞれ略矩形状の複数の分割セパレータからなるものとし、分割ラインを、保護フィルム複合体を平面視した状態で、少なくとも一つの分割セパレータの長手方向に直交する方向に沿って設けることが好ましい。
本考案によれば、保護フィルムを電子機器に貼付した後でこの保護フィルムからカバーフィルムを容易に剥離させることの可能な保護フィルム複合体を提供することができる。
本考案の第1実施形態である保護フィルム複合体の分解斜視図である。 第1実施形態の保護フィルム複合体の平面図である。 第1実施形態の保護フィルム複合体を電子機器に貼付した状態を示す斜視図である。 第1実施形態の保護フィルム複合体において分割カバーフィルムを剥離する途中の状態を示す平面図である。 本考案の第2実施形態である保護フィルム複合体の一例を示す平面図である。 本考案の第2実施形態である保護フィルム複合体の他の例を示す平面図である。 本考案の第3実施形態である保護フィルム複合体を示す平面図である。 本考案の第4実施形態である保護フィルム複合体の分解斜視図である。 第4実施形態の保護フィルム複合体の平面図である。 本考案の第5実施形態である保護フィルム複合体の一例を示す平面図である。 本考案の第5実施形態である保護フィルム複合体の他の例を示す平面図である。
以下、図面を参照して、本考案の保護フィルム複合体の実施形態について説明する。なお、図面内に記載されている保護フィルム、接着層等の厚みは、説明の便宜上誇張して記載されており、実際の寸法を反映した縮尺ではない。また、図面内において単層で表示されているフィルム等は、実際には複数のフィルム等が重畳されて構成されることがある。すなわち、図面内の表示は機能的なものである。
(第1実施形態)
図1は、本考案の第1実施形態である保護フィルム複合体を示す分解斜視図、図2は第1実施形態の保護フィルム複合体を示す平面図である。図1において、1は本実施形態の保護フィルム複合体を構成する保護フィルムが貼付される電子機器である。この電子機器1は、スマートフォン、タブレット端末に代表されるものであり、外形視板状の本体1aの一面(図1において上面)に、表示画面が表示される略矩形状の表示面1bを備える。この表示面1bはガラス、硬質プラスチック等からなる透明の材質で構成されている。また、電子機器1は、この表示面1bをユーザが手指等でタッチした場合に、この表示面1b上のタッチ位置を検出するタッチパネル(図示略)を備えている。
電子機器1の表示面1bには、この表示面1bを保護するための保護フィルム2が貼付される。この保護フィルム2には、電子機器1の表示面1bに貼付される側の面(図1において下面)に、この保護フィルム2を保護するためのセパレータ3が設けられている。なお、以下の実施形態において、表示面1bが設けられている側を電子機器1の上側として説明し、保護フィルム2等における上下は、表示面1bに近い側を下側として統一して説明を行う。また、保護フィルム2の表示面1bに貼付される側と反対側の面(図1において上面)には、保護フィルム2のユーザがタッチする面であるこの反対側の面を保護するためのカバーフィルム4が設けられている。
保護フィルム2、セパレータ3及びカバーフィルム4は、図1及び図2に示すように、電子機器1の表示面1bに対応した外形が略矩形状に形成されている。より詳細には、保護フィルム2、セパレータ3及びカバーフィルム4は、表示面1bの外縁と等しいかやや小さい形状に形成され、あるいは、電子機器1の表示面1b側の面(図1において上面)が表示面1bと一体化された平坦面に形成されている場合は、この面の外縁と等しいかやや小さい形状に形成されている。なお、図1では、電子機器1に設けられることがある操作ボタンやマイク、スピーカ用の切欠の図示を省略しているが、これら操作ボタン等が電子機器1に設けられる場合、保護フィルム2、セパレータ3及びカバーフィルム4にもこれら操作ボタン等に対応する位置に切欠が設けられることがある。
カバーフィルム4は、図2に最も詳細に示されるように、その長手方向の略中央に設けられ、短手方向に平行に延在する直線状の分割ライン5により2つの分割カバーフィルム4a、4bに略二等分されている。そして、分割カバーフィルム4a、4bの保護フィルム2の側と反対側の面(図1において上面)には、外形略矩形状のタブフィルム6がそれぞれ設けられている。このタブフィルム6の一部は、分割カバーフィルム4a、4bの端縁部4cから外方に延出されている。タブフィルム6は、図2に最も詳細に示されるように、分割カバーフィルム4a、4bの隅部4dで、かつ、分割ライン5の近傍に設けられている。
タブフィルム6は、分割カバーフィルム4a、4bの端縁部4cから延出された部分を保護フィルム2から離間する方向に、すなわち、図1及び図2において上方に引き上げることで、このタブフィルム6とともに分割カバーフィルム4a、4bのタブフィルム6との接触部分近傍を保護フィルム2から剥離させ、結果、分割カバーフィルム4a、4bを保護フィルム2から剥離させるために設けられている。分割カバーフィルム4a、4bを保護フィルム2から剥離する手法の詳細については後述する。
そして、これら保護フィルム2、セパレータ3、及びカバーフィルム4は、ユーザに提供される際に、接着剤からなる図略の接着層により互いに固定された状態で提供される。同様に、タブフィルム6も図略の接着層によりカバーフィルム4(分割カバーフィルム4a、4b)に固定されている。以下、図2に示すように互いに固定された状態の保護フィルム2、セパレータ3、及びカバーフィルム4を、保護フィルム複合体Aと称する。
ここで、保護フィルム2とセパレータ3との間の接着層、及び、保護フィルム2とカバーフィルム4との間の接着層は、以下の観点に基づいて材質、層の厚み等が設定されている。すなわち、保護フィルム2が電子機器1の表示面1bに貼付された状態で、タブフィルム6を引くことで分割カバーフィルム4a、4bを保護フィルム2から剥離する際における、分割カバーフィルム4a、4bと保護フィルム2との剥離境界部における粘着力が、タブフィルム6の最も近傍に位置する保護フィルム2の端縁部における保護フィルム2と電子機器1の表示面1bとの粘着力よりも小さいように設定されている。
保護フィルム2、セパレータ3及びカバーフィルム4は、既存の保護フィルム等として用いられている周知のフィルムが好適に適用可能である。一例として、保護フィルム2は厚み25〜125μmのPET(ポリエチレンテレフタレート)からなり、セパレータ3は厚さ50〜75μmのPETからなり、カバーフィルム4も厚さ50〜75μmのPETからなる。
ここで、保護フィルム2には、表示面1bに貼付された状態で、指紋付着防止、ユーザの指のすべりを良くする、表示面1bに表示された画像の見栄えを良くする等の目的で、加工が適宜施されてもよい。
セパレータ3は、後述するように、保護フィルム2を電子機器1の表示面1bに貼付する際にこの保護フィルム2から剥がされるので、このセパレータ3には、保護フィルム2から剥がされる際に保護フィルム2が帯電することを防止するための加工が施されてもよい。同様に、保護フィルム2からセパレータ3を剥がす際の剥離性を高めるための加工がセパレータ3に施されてもよい。
保護フィルム2とセパレータ3との間に設けられる接着層は、保護フィルム2が表示面1bに貼付された後に、気泡や埃を除去する等の目的で少なくとも保護フィルム2の一部が剥がされ、さらに再度保護フィルム2が表示面1bに貼付されることを考慮して、再剥離性・粘着性が良好となる材質が選定され、あるいは所定の加工が施されてもよい。また、カバーフィルム4等の材質が自己吸着性能を有するものである場合、接着層を省略する構成であってもよい。
次に、図3及び図4を参照して、本実施形態の保護フィルム複合体Aを構成する保護フィルム2を電子機器1の表示面1bに貼付する手順について説明する。
保護フィルム2を電子機器1の表示面1bに貼付するには、まず、図1及び図2に示す保護フィルム複合体Aからセパレータ3を剥離する。保護フィルム複合体Aからセパレータ3を剥離する手順については特段の限定はない。
次いで、セパレータ3を剥離した保護フィルム複合体A、すなわち保護フィルム2、カバーフィルム4及びタブフィルム6が一体化されたものを電子機器1の表示面1bに対して位置決めをし、この状態で、図3に示すように保護フィルム2を電子機器1の表示面1bに貼付する。
そして、図3及び図4に示すように、タブフィルム6の、分割カバーフィルム4aの端縁部4cから外方に延出されている部分6aを、保護フィルム2から離間する方向に、すなわち、図3において上方に引き上げることで、タブフィルム6との接触部分近傍から分割カバーフィルム4aを保護フィルム2から剥離する。
この際、上述したように、分割カバーフィルム4aと保護フィルム2との剥離境界部Bにおける粘着力が、タブフィルム6の最も近傍に位置する保護フィルム2の端縁部2aにおける保護フィルム2と電子機器1の表示面1bとの粘着力よりも小さいように設定されているので、タブフィルム6を引き上げることで分割カバーフィルム4aを保護フィルム2から剥離する際に、保護フィルム2が分割カバーフィルム4aに連れて電子機器1の表示面1bから剥離されることを防ぐことができる。
同様に、タブフィルム6の、分割カバーフィルム4bの端縁部4cから外方に延出されている部分6aを、保護フィルム2から離間する方向に、すなわち、図3において上方に引き上げることで、分割カバーフィルム4bを保護フィルム2から剥離することにより、最終的に保護フィルム2のみを電子機器1の表示面1bに貼付することができる。
従って、本実施形態の保護フィルム複合体Aによれば、保護フィルム2を電子機器に貼付した後でこの保護フィルム2からカバーフィルム4を容易に剥離させることの可能な保護フィルム複合体Aを提供することができる。
(第2実施形態)
上述の第1実施形態では、カバーフィルム4が直線状に形成された分割ライン5により分割カバーフィルム4a、4bに分割されていた。しかしながら、本考案の保護フィルム複合体Aにおける分割ラインは直線状のものに限定されず、少なくとも一部は、正弦波状、矩形波状、鋸波状、及び三角波状の少なくとも一つの形状に形成されていてもよい。
一例として、図5に示すように、カバーフィルム4は、その長手方向の略中央に設けられた、矩形波状の分割ライン5により分割カバーフィルム4a、4bに分割されてもよく、また、図6に示すように、カバーフィルム4は、その長手方向の略中央に設けられた、正弦波状の分割ライン5により分割カバーフィルム4a、4bに分割されてもよい。
また、図5及び図6に示す例では、分割ライン5のほぼ全体が矩形波状または正弦波状に形成されていたが、分割ライン5の一部が正弦波状、矩形波状、鋸波状、及び三角波状の少なくとも一つの形状に形成されていてもよい。
従って、本実施形態によっても、上述の第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
加えて、本実施形態では、カバーフィルム4に設けられた分割ライン5の少なくとも一部が正弦波状、矩形波状、鋸波状、及び三角波状の少なくとも一つの形状に形成されているので、セパレータ3を剥離した保護フィルム複合体Aを電子機器1の表示面1bに貼付する際に、この保護フィルム複合体Aが分割ライン5において折曲してしまう事態を抑制することができる。
すなわち、セパレータ3を剥離した保護フィルム複合体Aを電子機器1の表示面1bに貼付する際、この保護フィルム複合体Aを位置決めし、さらに保護フィルム2と表示面1bとの間に気泡が入るのを防ぐ目的で、保護フィルム複合体Aをその長手方向に沿って撓ませ、長手方向の一端から順に表示面1bに貼付することがありうる。本実施形態の保護フィルム複合体Aでは、上述のようにカバーフィルム4に設けられた分割ライン5の少なくとも一部が正弦波状、矩形波状、鋸波状、及び三角波状の少なくとも一つの形状に形成されているので、保護フィルム複合体Aをその長手方向に沿って撓ませた場合でも、この保護フィルム複合体Aが分割ライン5において折曲してしまう事態を抑制することができる。
(第3実施形態)
上述の各実施形態では、カバーフィルム4がその長手方向の略中央に設けられた分割ライン5によって分割カバーフィルム4a、4bに分割されていた。しかしながら、分割ライン5をカバーフィルム4のどの位置に設けるかについては特段の限定はなく、一例として、図7に示すように、カバーフィルム4の短手方向の略中央に、カバーフィルム4の長手方向に平行に延在する分割ライン5を設け、この分割ライン5により分割カバーフィルム4a、4bに二等分してもよい。
従って、本実施形態によっても、上述の第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
加えて、本実施形態では、カバーフィルム4の長手方向に平行に延在する分割ライン5を設けたので、上述の第2実施形態と同様に、セパレータ3を剥離した保護フィルム複合体Aを電子機器1の表示面1bに貼付する際に、保護フィルム複合体Aをその長手方向に沿って撓ませた場合でも、この保護フィルム複合体Aが分割ライン5において折曲してしまう事態を抑制することができる。
(第4実施形態)
上述の各実施形態ではカバーフィルム4のみ分割ライン5により分割カバーフィルム4a、4bに分割していたが、セパレータ3についても同様に分割してもよい。
図8は、本考案の第4実施形態である保護フィルム複合体を示す分解斜視図、図9は第1実施形態の保護フィルム複合体を示す平面図である。これら図8及び図9に示すように、本実施形態の保護フィルム複合体Aでは、セパレータ3が、その長手方向に設けられ、短手方向に平行に延在する直線状の2本の分割ライン7により3つの分割セパレータ3a、3b、3cに略三等分されている。そして、カバーフィルム4の分割ライン5は、図9に示すように、保護フィルム複合体Aを平面視した状態で、少なくとも一つの分割セパレータ、本実施形態では分割セパレータ3a、3cに重複する位置に設けられている。同様に、セパレータ3の分割ライン7も、保護フィルム複合体Aを平面視した状態で、分割カバーフィルム4a、4bに重複する位置に設けられている。
従って、本実施形態によっても、上述の第1実施形態と同様の効果を得ることができる。加えて、本実施形態では、カバーフィルム4の分割ライン5が、保護フィルム複合体Aを平面視した状態で、少なくとも一つの分割セパレータ3a、3cに重複する位置に設けられているので、分割セパレータ3a、3b、3cを剥離する際に、分割カバーフィルム4a、4bがこの分割セパレータ3a、3b、3cの剥離作業に伴って少なくともその一部が剥離されてしまうことを抑制することができる。
すなわち、いずれかの分割セパレータ3a、3b、3cを保護フィルム2から剥離する際に、これら分割セパレータ3a、3b、3cと保護フィルム2との剥離境界部における粘着力のために、保護フィルム2が分割セパレータ3a、3b、3cの剥離方向にやや撓むことが考えられる。仮に、保護フィルム複合体Aを平面視した状態で、カバーフィルム4及びセパレータ3の分割ライン5、7が重複する位置にあった場合、保護フィルム2が分割セパレータ3a、3b、3cの剥離方向に撓むことで、いずれかの分割カバーフィルム4a、4bの分割ライン5近傍がめくり上がる可能性が生じる。
しかし、本実施形態の保護フィルム複合体Aでは、図9に最もよく示されるように、保護フィルム複合体Aを平面視した状態で、カバーフィルム4及びセパレータ3の分割ライン5、7が重複しない位置に設けられているので、保護フィルム2が分割セパレータ3a、3b、3cの剥離方向に撓んでも、分割カバーフィルム4a、4bが剥離されてしまうことを抑制することができる。
(第5実施形態)
上述の第4実施形態では、セパレータ3及びカバーフィルム4の分割ライン7、5がともにこれらセパレータ3及びカバーフィルム4の短手方向に平行に延在していたが、分割ライン5、7の延在方向を異ならせてもよい。
一例として、図10に示すように、カバーフィルム4を、その長手方向の略中央に設けられ、短手方向に平行に延在する直線状の分割ライン5により2つの分割カバーフィルム4a、4bに略二等分する一方、セパレータ3を、その短手方向に設けられ、長手方向に平行に延在する直線状の2本の分割ライン7により3つの分割セパレータ3a、3b、3cに略三等分してもよい。あるいは、図11に示すように、カバーフィルム4を、その短手方向の略中央に設けられ、長手方向に平行に延在する直線状の分割ライン5により2つの分割カバーフィルム4a、4bに略二等分する一方、セパレータ3を、その長手方向に設けられ、短手方向に平行に延在する直線状の2本の分割ライン7により3つの分割セパレータ3a、3b、3cに略三等分してもよい。
また、本実施形態のように、セパレータ3を2本の分割ライン7により3つの分割セパレータ3a、3b、3cに略三等分することにより、保護フィルム2を電子機器1の表示面1bに貼付する際の位置決めを簡易かつ正確に行うことができる、という効果を奏することができる。
すなわち、セパレータ3を剥離した状態の保護フィルム複合体Aを表示面1bに対して位置決めして保護フィルム2を表示面1bに貼付する際、まず、中央に位置する分割セパレータ3bのみを剥離してこの分割セパレータ3bに対応する部分のみ保護フィルム2を露出させ、この状態で保護フィルム複合体Aを表示面1b上に仮置きする。ここで、分割セパレータ3a、3cは保護フィルム2にまだ貼付された状態にあるので、保護フィルム複合体Aを表示面1b上に仮置きすると、分割セパレータ3a、3cと表示面1bとが接した状態にあるので、この段階では保護フィルム2は表示面1bに貼付されていない。そこで、保護フィルム複合体Aと表示面1bとの相対位置を微調整した上で、分割セパレータ3bを剥離することにより露出している部分の保護フィルム2を表示面1bに貼着し、その後、分割セパレータ3a、3cを保護フィルム2から剥離させて保護フィルム2全体を表示面1bに貼付する。これにより、保護フィルム2を電子機器1の表示面1bに貼付する際の位置決めを簡易かつ正確に行うことができる。
(変形例)
なお、本考案の保護フィルム複合体Aは、その細部が上述の各実施形態に限定されず、種々の変形例が可能である。一例として、上述の第1実施形態、第3実施形態及び第4実施形態では、直線状の分割ライン5、7によりセパレータ3及びカバーフィルム4を分割セパレータ3a〜3c及び分割カバーフィルム4a、4bに等分していたが、分割ライン5、7は直線状であっても形状の異なる分割セパレータ及び分割カバーフィルムに分割してもよい。
また、上述の各実施形態では、分割ライン5はカバーフィルム4の長手方向または短手方向全体に延在していたが、分割ライン5はカバーフィルム4の長手方向または短手方向全体に延在している必要はなく、すなわち、分割ライン5によりカバーフィルム4が完全に分離されている必要はない。
このような、分割ライン5によりカバーフィルム4が完全に分離されていない場合の一例としては、カバーフィルム4の厚さ方向の一部にのみ分割ライン5を形成する例や、分割ライン5がカバーフィルム4の長手方向または短手方向の一部にのみ延在するような例が挙げられる。後者の具体例としては、分割ライン5を周期的に形成して、いわゆるミシン目のようにして分割ライン5を形成する例、カバーフィルム4の長手方向または短手方向に部分的に分割ライン5を形成する例等が挙げられる。この場合、分割ライン5が形成されていない部分のカバーフィルム4は、分割ライン5の延在方向に沿って引っ張ることにより塑性変形して引き裂かれ、結果として分割ライン5に沿ってカバーフィルム4を分割することができる。
この場合、好ましくは、カバーフィルム4を一軸延伸フィルムから形成し、さらに、延伸方向を分割ライン5の延在方向に沿わせることで、カバーフィルム4をより引き裂きしやすくすることができる。
また、セパレータ3の分割ライン7にしても、同様に、セパレータ3の長手方向または短手方向全体に延在している必要はない。
さらに、上述の各実施形態では、カバーフィルム4とタブフィルム6とが別体に構成されていたが、カバーフィルム4とタブフィルム6とが一体に形成されてもよい。一例として、カバーフィルム4の端縁部の一部を外方に突出させて、この突出部をタブフィルム6として用いてもよい。
さらに、上述の各実施形態では、保護フィルム複合体Aを構成する保護フィルム2、セパレータ3及びカバーフィルム4は略同一形状の矩形状に形成されていたが、保護フィルム2を貼付すべき電子機器1の表示面1bの形状に合わせて任意の形状に形成されてもよい。
A 保護フィルム複合体
B 剥離境界部
1 電子機器
1b 表示面
2 保護フィルム
2a 端縁部
3 セパレータ
3a、3b、3c 分割セパレータ
4 カバーフィルム
4a、4b 分割カバーフィルム
4c 端縁部
4d 隅部
5、7 分割ライン
6 タブフィルム
6a 部分

Claims (7)

  1. 電子機器に貼付される保護フィルムと、
    前記保護フィルムの前記電子機器に貼付される面の反対の面に設けられ、分割ラインにより分割された複数の分割カバーフィルムからなるカバーフィルムと、
    それぞれの前記分割カバーフィルムの前記保護フィルム側の面と反対側の面に設けられ、少なくともその一部が前記分割カバーフィルムの端縁部から外方に延びるタブと
    を備えた保護フィルム複合体において、
    前記保護フィルムが前記電子機器に貼付された状態で、前記タブを引くことで前記分割カバーフィルムを前記保護フィルムから剥離する際における、前記分割カバーフィルムと前記保護フィルムとの剥離境界部における粘着力が、前記タブの最も近傍に位置する前記保護フィルムの端縁部における前記保護フィルムと前記電子機器との粘着力よりも小さい
    ことを特徴とする保護フィルム複合体。
  2. 前記タブは、前記分割カバーフィルムの隅部で、かつ、前記分割ラインの近傍に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の保護フィルム複合体。
  3. 前記分割ラインが直線状に形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の保護フィルム複合体。
  4. 前記分割ラインの少なくとも一部は、正弦波状、矩形波状、鋸波状、及び三角波状の少なくとも一つの形状に形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の保護フィルム複合体。
  5. 前記保護フィルムは略矩形状に形成され、
    前記分割ラインは、前記保護フィルムの長手方向に平行して設けられている
    ことを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の保護フィルム複合体。
  6. 前記保護フィルム複合体は、前記保護フィルムの前記電子機器に貼付される面に設けられ、複数の分割セパレータからなるセパレータを更に備え、
    前記分割ラインは、前記保護フィルム複合体を平面視した状態で、少なくとも一つの前記分割セパレータに重複する位置に設けられている
    ことを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の保護フィルム複合体。
  7. 前記保護フィルムは略矩形状に形成され、
    前記保護フィルム複合体は、前記保護フィルムの電子機器に貼付される面に設けられ、前記保護フィルムと略同一形状に形成されたセパレータを更に備え、
    このセパレータは、それぞれ略矩形状の複数の分割セパレータからなり、
    前記分割ラインは、前記保護フィルム複合体を平面視した状態で、少なくとも一つの前記分割セパレータの長手方向に直交する方向に沿って設けられている
    ことを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の保護フィルム複合体。
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