JP6236718B2 - 転写用の複合層構造 - Google Patents

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本発明は転写用の複合層構造に関し、特にパッケージ(package)、束ね(bundle)、粘着、貼付又はラッピング(wrapping)に適用する複合層構造に関する。
様々な機能性テープが市販されているが、テープの層数で区別すれば、一般には単層のテープと多層のテープに大別されている。そのうち、単層のテープとは、その一面に粘着剤が塗布され、封緘やパッケージ、束ね、粘着などに通常用いられる単一の基材層を指し、よく見られているものである。また、多層のテープとは、二層以上の基材層を含んだものを指し、例えばよく見られている両面テープ、及び転写テープなどである。
さらに、多層のテープに係わる先行技術としては、台湾実用新案公告第M370599号の「テープ構造」を参照して説明する。該先行技術において、第1の離型紙層、PET基材及び第2の離型紙層を含んだ三層の基材層が開示され、該三層の基材層の夫々の間にはまたアクリル粘着剤及びシリコーン層が含まれている。使用する際には、第1の離型紙層と第2の離型紙層をそれぞれ取り除いた後、PET基材にはそれぞれ貼付けようとするものが貼り付けられる。
しかし、こういう従来の両面テープは貼付操作が行われる時、粘着剤がユーザの手に付くことは避けられないのは、明らかである。この場合になると、PET基材における粘着剤の粘着力に影響を及ぶだけでなく、ユーザは手に粘着剤が付いた原因で不快感を感じる。さらに、このようなテープは使用の際にも不便がある。それは両手で操作しなければならない、また、ユーザが離型紙層を剥離しにくいからである。また、前記の従来のテープは、第1の離型紙層と第2の離型紙層を使うため、位置合わせ操作をし難く、ユーザは第1の離型紙層と第2の離型紙層を取り除かないと、位置合わせ・貼り付け動作を行うことができない。
このように、容易に操作でき、片手で操作でき、操作する時にユーザの手に粘着剤が付くことなく、位置合わせ・貼り付けることに便利な転写用の複合層構造は、業界及び人々が切実に必要としているものである。
本発明は、転写を行う時に、ユーザは片手で操作でき、且つユーザの手に粘着剤が付くことなく、転写を操作することにかなり便利な転写用の複合層構造を提供することを主要な目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明の転写用の複合層構造は、主として少なくとも三つの基材層と、少なくとも二つの表面処理層とを含み、少なくとも三つの基材層のうちの少なくとも一つの基材層は幅がほかの基材層と異なり、少なくとも二つの表面処理層は、それぞれ少なくとも三つの基材層の間に配置され且つ少なくとも三つの基材層と重なる。そのうち、少なくとも二つの表面処理層は放電処理、印刷処理、離型処理及び塗布処理からなる群から選ばれる少なくとも一つの処理により成されたものである。
これによって、本発明においては、少なくとも三つの基材層のうちの少なくとも一つの基材層は幅がほかの基材層と異なるとされ、そのうち、幅の大きい基材層は幅の小さい基材層の一方の側辺縁又は両方の側辺縁より突出される。この構成によって、ユーザが廃棄しようとする基材層を容易に取り除くことができ、かつ、ユーザが転写操作を行うことに役立つ。また、本発明は、少なくとも二つの表面処理層が表面処理されることによって、基材層は実際なニーズに応じて異なる表面処理がされることによって異なる特性を有することができる。例えば、放電処理によっては基材層の表面が粗化され、印刷処理によっては基材層にパターン及び/又は文字が形成され、離型処理によっては基材層が容易に剥離され、塗布処理によっては基材層が粘着力を有することになる。当然、本発明はただ一つの表面処理に限らず、基材層には多種の表面処理がされることによって多種の特性を有することができる。
好ましくは、本発明においては、前記少なくとも二つの表面処理層のうちの少なくとも一つの表面処理層は前記少なくとも三つの基材層のうちの一つの基材層に一部的に形成されてもよい。それは点状のパターン、ストリップ状のパターン、幾何の多辺形のパターン、若しくは、ほかの規則又は不規則なパターンであってもよい。これによって、本発明においては、表面処理層が一部的に形成され、特定のパターンを有するようにパターンニングされることによって、特定の目的を図ることができ、例えば、粘着剤が一部的に形成された表面処理層によっては、ユーザは廃棄しようとする基材層をもっと容易に剥離することができる。
さらに、本発明においては、少なくとも三つの基材層は第1の基材層、第2の基材層及び第3の基材層を含み、第2の基材層及び第3の基材層は幅が同じであり、第1の基材層は第2の基材層及び第3の基材層より幅が広い。そのほか、本発明においては、少なくとも二つの表面処理層は第1の表面処理層及び第2の表面処理層を含んでもよく、第1の表面処理層は第1の基材層に形成され且つ第1の基材層と第2の基材層の間に介在されてもよく、第2の表面処理層は第2の基材層に形成され且つ第2の基材層と第3の基材層と間に介在されてもよい。
さらに、本発明においては、第1の表面処理層は塗布処理により成されたものであり、第1の基材層は少なくとも一つの要物剥離側及び少なくとも一つの不要物剥離側を含んでもよい。少なくとも一つの要物剥離側において、第1の基材層は側辺縁が第2の基材層の対応する側辺縁から延伸し突出して、第2の基材層の幅と異なる幅を有するように構成され、第1の表面処理層が第2の基材層の対応する側辺縁に揃え、又は第2の基材層の対応する側辺縁から延伸し突出してもよい。少なくとも一つの不要物剥離側において、第1の表面処理層が第2の基材層の対応する側辺縁の内に退避してもよい。そのほか、本発明の第1の基材層の要物剥離側及び不要物剥離側は互いに隣接した側であってもよく、又は互いに遥かに対向する側辺縁であってもよい。
これによって、本発明においては、第1の基材層と第2の基材層との間に介在される第1の表面処理層が粘着剤層とされ、第1の基材層の要物剥離側における粘着剤層が第2の基材層を完全に覆うようにされることによって、第3の基材層を剥離する時に第1の基材層と第2の基材層の分離を避ける。一方、第1の基材層の不要物剥離側における粘着剤層が第2の基材層を部分的に覆うようにされる。即ち、第1の基材層の不要物剥離側における粘着剤層は第2の基材層の一部のみに粘着され、第1の基材層と第2の基材層の分離が易くなり、かつ分離の過程において、粘着剤がユーザの手に付くこともない。また、本発明の第1の基材層の二つの側辺縁のうちの少なく一つの側は第2の基材層の対応する側辺縁に突出して、好ましくは要物剥離側に突出することによって、異なる幅を構成してもよい。この構成によって、ユーザが第3の基材層を剥がし取りやすくなる。
さらに、本発明は、第1の基材層の少なくとも一つの不要物剥離側に配置された第1の離隔辺縁層をさらに含んでもよく、第1の離隔辺縁層によって第1の表面処理層が第2の基材層の対応する側辺縁の内に退避され、且つ第1の離隔辺縁層が第2の基材層を一部的に覆うことができる。これによって、本発明は、離隔辺縁層によって、第2の基材層が第1の表面処理層によって一部的に覆われる。第1の表面処理層が粘着剤層とされる場合、粘着剤層が第2の基材層の一部に粘着されるため、第1の基材層と第2の基材層の分離が易くなり、分離の過程においては粘着剤がユーザの手に付くことはない。
また、本発明は、第1の基材層の少なくとも一つの要物剥離側に配置された第2の離隔辺縁層をさらに含んでも良く、第2の離隔辺縁層が第1の表面処理層と第2の基材層との間に介在しなくてもよく。これによって、本発明は、第1の基材層の要物剥離側に第2の離隔辺縁層を設置することによって、第3の基材層を剥がし除く際には、ユーザの手部が第1の基材層表面の第1の表面処理層に触れることで転写作業に影響することは避けられるとともに、ユーザの手に粘着剤が付いた原因で不快感を感じることも避けられる。
そのほか、本発明は、第1の表面処理層と第2の基材層との間に配置された保護層をさらに含んでもよい。保護層は第2の基材層表面を保護することで、第1の表面処理層の粘着剤若しくはほかの表面処理は第2の基材層の表面に影響することを避けることができる。そして、本発明においては、保護層と第2の基材層がしっかりと貼り付くように、保護層と第2の基材層との間には物理的に又は化学的に互いに吸着してもよい。この場合、粘着剤層を省略してもよい。
好ましくは、本発明においては、第1の基材層と第2の基材層は透明な材質又は半透明な材質でもよい。これによって、ユーザは転写作業をする時に位置合わせを行う。
本発明は、転写を行う時に、ユーザは片手で操作でき、且つユーザの手に粘着剤が付くことなく、転写を操作することにかなり便利な転写用の複合層構造を提供することを主要な目的とする。
本発明によれば、容易に操作でき、片手で操作でき、操作する時にユーザの手に粘着剤が付くことなく、位置合わせ・貼り付けることに便利な転写用の複合層構造を提供することができる。
本発明に係る第1の実施形態を示す斜視図である。 図1のA-A線に沿う断面図である。 本発明の第1の実施形態の使用方式を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態の使用方式を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態の使用方式を示す断面図である。 本発明に係る第2の実施形態を示す分解斜視図である。 本発明に係る第3の実施形態を示す断面図である。 本発明に係る第4の実施形態を示す断面図である。
本発明の転写用の複合層構造について実施形態で詳細に叙述する前にご留意されたい箇所が有る。即ち、以下の説明において、類似的な素子に同一の素子符号を付して示す。また、本発明の図面は単なる模式的に説明するのみで、比例に従って描かれるものではない。且つ細かい箇所は必ずしも全てが図面に現れることではない。
このほか、図1A及び図1Bを併せて参照されたい。図1Aは本発明の転写用の複合層構造に関する第1の実施形態の斜視図である。図1Bは図1AにおけるA-A線の断面図である。以下の第1の実施形態はテープ1を例として説明する。それが人体又はその他の動植物に適用可能で、例えば特定の図案が印刷された転写貼り紙、又は傷口に貼り付けられるためである。且つ電子素子、電器装置又はその他の特定の物品、例えばパッケージ又はその保護膜に適用することが出来る。簡単に言えば、本発明は適用する範囲が広い、パッケージ、束ね、粘着、貼付又はラッピング等に適用することが出来る。なお、本発明は巻き回されたテープに限るものではなく、所定の寸法に切断したシート状でもよい。
図面に示すように、本実施形態のテープ1は実質上、三つの基材層と二つの表面処理層を含み、上から下へ転写層2と、第1の表面処理層5と、貼付層3と、第2の表面処理層6と、離型層4がこの順に積層される。本実施形態の転写層2、貼付層3及び離型層4はそれぞれ特許請求範囲と発明の内容とに言及されている第1の基材層、第2の基材層及び第3の基材層に対応する。
また、本実施形態の転写層2と貼付層3の材質は高分子フィルムからなり、高分子フィルムとしては、例えば、ナイロンフィルム(nylon film)、ポリビニルアルコールフィルム(polyvinyl alcohol film,PVA film)、ポリエステルフィルム(polyester film)、ポリエチレンテレフタレートフィルム(polyethylene terephthalate film,PET film)、ポリプロピレンフィルム(polypropylene film,PP film)、ポリエチレンフィルム(polyethylene film,PE film)、ポリカーボネートフィルム(polycarbonate film,PC film)、ポリスチレンフィルム(polystyrene film,PS film)、ポリスルホンフィルム(polysulfone film)、ポリイミドフィルム(polyimide film,PI film)及びポリ塩化ビニルフィルム(polyvinyl chloride film,PVC film)などが挙げられる。離型層4の材質は紙からなり、紙が良い離間と支持の効果を有するため、視認しやすくて巻回しやすい。
また、図1Bに示すように、本実施形態において、貼付層3及び離型層4の幅は同一で、4cmである。而も転写層2の幅は5cmであって、貼付層3及び離型層4より大きい。異なる幅の設定により剥がし易くなり、又はロール状に巻き回した際に巻き崩れ難くなる等の特性が付与される以外、本実施形態の使用方式も後述する操作利便性に供する。また、本実施形態の転写層2及び貼付層3は透明な材質であるため、ユーザが転写作業を行う時の位置合わせに便する。
さらに、本実施形態において、第1の表面処理層5は転写層2上に形成され転写層2と貼付層3の間に介在され、而も第2の表面処理層6は貼付層3上に形成され且つ貼付層3と離型層4の間に介在される。また、本実施形態では、第1の表面処理層5及び第2の表面処理層6は塗布処理、即ち粘着剤層が塗布されることによって成されたものである。例えば、PU粘着剤、アクリル粘着剤、または同じ効果を奏する他の粘着剤などが塗布され、固形粘着剤層が形成され、粘着性が付与されることとなる。
但し、本発明の言及された表面処理は塗布処理のみに限るべきものではなく、他の処理により表面処理されても良い。例えば、基材層の表面を粗化することで付着し易く・塗布し易くするため、塗布処理の前に先に放電処理され、または剥がし易くするため、基材層の表面に離型処理がされることができる。
この他、本実施形態の転写層2にテープ1の相対する二つの側辺縁である要物剥離側21と不要物剥離側22とを有する。要物剥離側21の効用は主にユーザが転写層2と貼付層3とを要物として剥がし取る動作、即ち離型層4を剥離する動作に便する。また、不要物剥離側22の効用は主に転写後にユーザが転写層2を不要物として貼付層3から剥離するに便する。要物剥離側21とは、離型層4を剥離する際に分離を開始する側辺縁を意味し、不要物剥離側22とは、貼付層3から転写層2及び第1の表面処理層5を剥離する際に分離を開始する側辺縁を意味する。
さらに説明すると、本実施形態の転写層2の要物剥離側21において、第1の表面処理層5は貼付層3の対応する側の辺縁から延伸して突出される。即ち、本実施形態は転写層2の要物剥離側21の粘着剤層を貼付層3に亘って覆うように設定することで完全な粘着力を供する。故に離型層4の剥離時に転写層2と貼付層3の間が互いに分離しないことを確保することが出来る。
一方、転写層2の不要物剥離側22において、第1の表面処理層5は貼付層3の対応する側の辺縁内まで退避される。即ち、本実施形態は転写層2の不要物剥離側22における粘着剤層を貼付層3に一部分に覆うように設置することで、その粘着力がやや低減される。それにより、転写層2と貼付層3の分離は易くなり、且つ分離操作の過程においてユーザの手に粘着剤が付くことはない。
次に図2A乃至図2Cを参照されたい。図2A乃至図2Cは本発明に係る第1の実施形態の使用方式の断面図である。図2Aに示すように、まず、転写層2の要物剥離側21から先に離型層4を剥離しておく。要物剥離側21の粘着剤はやはり貼付層3を完全に張り付いて且つ離型層4の表面も予め離型の表面処理が行われていくため、転写層2と貼付層3の両者がやはりしっかりと張り付いた状態が維持された場合、ユーザが軽易に離型層4を貼付層3から剥離することができる。
そして、図2Bに示すように、転写層2と共に貼付層3は貼り付けようとする箇所に張り付かれる。このとき、本実施形態の転写層2と貼付層3が透明な材質を採用しているため、ユーザが軽易に位置合わせて貼り付けることができる。
最後に、図2B及び図2Cに示すように、転写層2の不要物剥離側22から転写層2を剥離していく。固形粘着剤層としての第1の表面処理層5の粘着剤は既に貼付層3の側辺縁内までに退避されたため該側の粘着力が低減される。故にユーザは非常に軽易に転写層2を取り除くことができる。
事実上、転写過程において、即ち図2B及図2Cに示す工程は、転写層2と貼付層3を貼り付ける工程、転写層2を剥離する工程とを含み、ユーザは単なる片手のみで操作することができ、作業にかなり便利である。且つユーザの手に第1の表面処理層5又は第2の表面処理層6の粘着剤が付くことはない。粘性が影響されること及びユーザが粘着剤に付いたことで気分の優れないことを避けることができる。
次に図3を参照されたい。図3は本発明に係る第2の実施形態の分解斜視図である。本実施形態は上述第1の実施形態と主な相違は、固形粘着剤層としての第1の表面処理層5は一部が塗布された表面処理が採用され、本実施形態でストリップ状のパターンの固形粘着剤層が採用されることにあるが、本発明はこれに限るものではない。点状のパターン、その他の幾何多辺パターン、或いはその他の規則又は不規則のパターンを採用してもよい。それにより、本実施形態はストリップ状をしたパターンの粘着剤の表面処理層を使用しているため、ユーザは廃棄する転写層2を剥離する作業により便利する。
そして図4を参照されたい。図4は本発明に係る第3の実施形態の断面図である。本実施形態は上述第1の実施形態と主な相違は、本実施形態が第1の表面処理層5と貼付層3の間に一つの保護層8をさらに増加することにある。該保護層8は主として貼付層3の表面を保護する機能とし、第1の表面処理層5の粘着剤又はその他の表面処理が貼付層3の表面に影響を及ぶことを避ける。
さらに図5を参照されたい。図5は本発明に係る第4の実施形態の断面図である。本実施形態は上述第1の実施形態と主な相違は、本実施形態の第1の表面処理層5上にさらに第1の離隔辺縁層71と第2の離隔辺縁層72を含み、且つ第1の表面処理層5は転写層2の表面に亘って覆うことにある。詳しく言えば、本実施形態の第1の離隔辺縁層71と第2の離隔辺縁層72は転写層2の両側の辺縁に位置し、且つ第1の離隔辺縁層71と第2の離隔辺縁層72は第1の表面処理層5を一部に覆う。第1の離隔辺縁層71は転写層2の不要物剥離側22に位置し且つ第1の表面処理層5に隣接するように配置される層である。第2の離隔辺縁層72は転写層2の要物剥離側21に位置し且つ第1の表面処理層5に隣接するように配置される層である。
また、転写層2の不要物剥離側22に位置する第1の離隔辺縁層71は延伸して貼付層3と第1の表面処理層5の間に介在する。故に第1の離隔辺縁層71により、第1の表面処理層5を貼付層3の対応する側の辺縁内までに退避させると共に貼付層3を一部に覆うことが出来る。一方、転写層2の要物剥離側21に位置する第2の離隔辺縁層72は転写層2の側辺縁のみに配置して設けられ、貼付層3と第1の表面処理層5の間に介在されることはない。
よって、本実施形態は第1の離隔辺縁層71により、不要物剥離側22において第1の表面処理層5が貼付層3を部分的に覆うことができ、即ち転写層2を貼付層3に部分的に張り付くことが出来る。故にこれによってより転写層2と貼付層3の分離が易くなり、且つ分離操作の過程において、ユーザの手に粘着剤が付くことはない。なお、本実施形態は第2の離隔辺縁層72により、離型層4を剥がし取る際、ユーザの手に転写層2の下表面の粘着剤が付くことで転写作業に影響するのを避け、且つユーザの手に粘着剤が付くことで気分が優れないことを避けることができる。
上述した実施形態は単なる説明の便宜上に挙げたものに過ぎない。本発明の主張している権利範囲は請求している特許請求範囲に述べたものに基くべきことで、上述した実施形態に限るものではない。
1…テープ、2…転写層、21…要物剥離側、22…不要物剥離側、3…貼付層、4…離型層、5… 第1の表面処理層、6… 第2の表面処理層、71…第1の離隔辺縁層、72…第2の離隔辺縁層、8…保護層。

Claims (7)

  1. 少なくとも三つの基材層と、少なくとも二つの表面処理層とを含み、
    前記少なくとも三つの基材層のうちの少なくとも一つの基材層は幅がほかの基材層と異なり、
    前記少なくとも二つの表面処理層は、それぞれ前記少なくとも三つの基材層の間に配置され且つ前記少なくとも三つの基材層と重なり、
    前記少なくとも二つの表面処理層は放電処理、印刷処理、離型処理及び塗布処理からなる群から選ばれる少なくとも一つの処理により成されたものであ
    前記少なくとも三つの基材層は第1の基材層、第2の基材層及び第3の基材層を含み、
    前記第2の基材層及び前記第3の基材層は幅が同じであり、
    前記第1の基材層は前記第2の基材層及び前記第3の基材層より幅が広く、
    前記少なくとも二つの表面処理層は第1の表面処理層及び第2の表面処理層を含み、前記第1の表面処理層は前記第1の基材層に形成され且つ前記第1の基材層と前記第2の基材層の間に介在され、前記第2の表面処理層は前記第2の基材層に形成され且つ前記第2の基材層と前記第3の基材層と間に介在され、
    前記第1の表面処理層は前記塗布処理により成されたものであり、前記第1の基材層は少なくとも一つの要物剥離側及び少なくとも一つの不要物剥離側を含み、前記少なくとも一つの要物剥離側において、前記第1の表面処理層が前記第2の基材層の対応する側辺縁に揃え、又は前記第2の基材層の対応する側辺縁から延伸し突出し、前記少なくとも一つの不要物剥離側において、前記第1の表面処理層が前記第2の基材層の対応する側辺縁の内に退避し、
    前記第1の基材層は転写層であり、前記第2の基材層は貼付層であり、前記第3の基材層は離型層であり、前記第1の表面処理層は第1の粘着剤層であり、前記第2の表面処理層は第2の粘着剤層であり、
    前記少なくとも一つの要物剥離側は、前記離型層を剥離する際に分離を開始する側辺縁であり、前記少なくとも一つの不要物剥離側は、前記貼付層から前記転写層及び前記第1の表面処理層を剥離する際に分離を開始する側辺縁である、
    転写用の複合層構造。
  2. 前記少なくとも二つの表面処理層のうちの少なくとも一つの表面処理層は前記少なくとも三つの基材層のうちの一つの基材層に一部的に形成されている、請求項1に記載の転写用の複合層構造。
  3. 前記少なくとも二つの表面処理層のうちの少なくとも一つの表面処理層は点状のパターン又はストリップ状のパターンで形成されている、請求項2に記載の転写用の複合層構造。
  4. 前記第1の基材層の前記少なくとも一つの不要物剥離側に位置し且つ前記第1の表面処理層に隣接するように配置される層である第1の離隔辺縁層をさらに含み、前記第1の離隔辺縁層によって前記第1の表面処理層が前記第2の基材層の対応する側辺縁の内に退避され、且つ前記第1の離隔辺縁層が前記第2の基材層を一部的に覆う、請求項1に記載の転写用の複合層構造。
  5. 前記第1の基材層の前記少なくとも一つの要物剥離側に位置し且つ前記第1の表面処理層に隣接するように配置される層である第2の離隔辺縁層をさらに含み、前記第2の離隔辺縁層が前記第1の表面処理層と前記第2の基材層との間に介在しない、請求項に記載の転写用の複合層構造。
  6. 前記第1の表面処理層と前記第2の基材層との間に配置された保護層をさらに含む、請求項に記載の転写用の複合層構造。
  7. 前記第1の基材層と前記第2の基材層は透明な材質又は半透明な材質である、請求項に記載の転写用の複合層構造。
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