JP3169185U - つけ麺提供設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】温度勾配を緩やかにし、接着層を破損せず、円滑につけ汁容器を保温できるつけ麺提供設備を提供する。【解決手段】麺提供設備は、水平な台部3を有するテーブル1と、台部3に収納される電磁加熱器4と、電磁加熱器4から離れた位置に載置され、内部に麺を保持する麺容器7と、電磁加熱器4上に載置され、内部につけ汁を保持するつけ汁容器8とを含む。つけ汁容器8は、非金属製材料からなり、かつ底面に水平な凹部が形成される容器本体と、凹部に接着層を介して接着される発熱プレートとを有し、発熱プレートの底面には、底面よりも下向きに突出する複数の突部が形成され、つけ汁容器8が電磁加熱器4上に載置されると、複数の突部のみが電磁加熱器4に直接接触し、発熱プレートの底面のうち、複数の突部を除く部分は、隙間を介して電磁加熱器4に対面する。【選択図】図1

Description

本考案は、ラーメン店等において、電磁加熱器により、つけ汁容器内のつけ汁を高温に保持しながら、つけ麺を顧客に提供するつけ麺提供設備に関するものである。
ラーメンを顧客に提供する態様には、単一のどんぶりである容器に、スープ、麺、及び具材を全て入れて提供するものの他、つけ麺と言われる態様がある。この態様では、麺を麺容器に入れるだけでなく、スープ及び具材は、麺容器とは異なるつけ汁容器に入れて提供される。
何らの手当を加えずに、つけ麺を提供しようとすると、次のようになる。まず、スープはつけ汁容器に入れられているが、提供当初はある程度スープの温度が高く、さほど問題にはならない。
しかしながら、麺容器に入れられている麺は、一般にスープよりも低温であり、顧客が一口分の麺を麺容器からつけ汁容器に移し、食する都度、スープの熱が麺に奪われ、つけ汁容器内のスープの温度がどんどん低下する。
冷麺のようにもともとスープが冷やされている場合を除き、本来高温であるべきスープの温度が低下すると、食味が著しく低下する。
このようなスープの温度低下への対策として、特許文献1(特開2006−230378号公報)は、スープを入れる器を加熱した石の容器とする点を開示するが、このようにすると、つけ汁容器自体が高温になりすぎて、顧客が手でつけ汁容器を触れることが出来ないし、万一触れると火傷を負ってしまうことになる。
そこで、特許文献2(特開2010−23888号公報)は、つけ汁容器の内部空間の底に、セラミック製の加熱された保温板を収納する点を開示する。しかしながら、このようにすると、つけ汁容器内に加熱された石を入れるのと同様に、つけ汁容器内に異物が混入している結果となり、顧客は口にするものの中に食べ物ではない物体が入っているのを見て、違和感あるいは嫌悪感を持つおそれがある。
以上のような点に鑑み、本考案者は、電磁加熱器と発熱プレートを、テーブルの台部と、つけ汁容器に加え、顧客の違和感なく、つけ汁容器内のつけ汁を高温に保持することは出来ないかと検討を進めた。
一方、電磁調理器対応を謳った土鍋が市販されているが、これは土鍋の底に電磁誘導体を塗布したり金属板を埋め込んだりなどしているものである。しかしながら、電磁調理器のメーカーは保証対象外として取り扱い、使用禁止としている。
つけ汁容器の容器本体を、陶磁器等の非金属性材料で構成し、さらに、つけ汁容器の底部に、発熱プレートを現実的に取り付けるには、つけ汁容器の底部と、発熱プレートの上面とを接着剤等を用いて接着するしかないと考え、本考案者は、この方針により接着を行い、その結果を検討した。
始めに、発熱プレートの底面(つまり電磁加熱器との接触面)を平坦にして、実験した。そうすると、接着剤が変質あるいは破損して、適切な使用は不可能であった。ここで、発熱プレートの電磁加熱器への接触面では、温度が約200℃となる。
一方、つけ汁容器内には、スープが収納されており、スープは水を主材とするため、つけ汁容器の内部空間底部の温度は、スープが残っている限り、水の沸点である100℃を上回らない。つまり、接着剤の付近において、200−100=100℃程度の温度勾配が発生し、この厳しい温度勾配に接着層が耐えられない状態になっているものと考えられる。
さらに、接着剤だけでなく、つけ汁容器に保護層等として更なる被覆等を加えることも考えられるが、上記温度勾配は、このような要素にも阻害要因となりうる。
特開2006−230378号公報 特開2010−23888号公報
以上の点に鑑み、本考案は、温度勾配を緩やかにし、接着層を破損せず、円滑につけ汁容器を保温できるつけ麺提供設備を提供することを目的とする。
第1の考案に係るつけ麺提供設備は、水平な台部を有するテーブルと、台部に収納される電磁加熱器と、台部上において電磁加熱器から離れた位置に載置され、内部に麺を保持する麺容器と、台部上において電磁加熱器上に載置され、内部につけ汁を保持するつけ汁容器とを含む組み合わせからなるつけ麺提供設備であって、つけ汁容器は、非金属製材料からなり、かつ底面に水平な凹部が形成される容器本体と、凹部に接着層を介して接着され、かつ磁性体からなる発熱プレートとを有し、発熱プレートの底面には、底面よりも下向きに突出する複数の突部が形成され、つけ汁容器が電磁加熱器上に載置されると、複数の突部のみが電磁加熱器に直接接触し、発熱プレートの底面のうち、複数の突部を除く部分は、隙間を介して電磁加熱器に対面する。
この構成において、電磁加熱器を作動させると、電磁加熱器は高周波磁界を発生させ、その結果、発熱プレートに渦電流によるジュール熱が発生し、つけ汁容器及びつけ汁容器内のつけ汁が加熱される。
しかしながら、複数の突部のみが電磁加熱器に直接接触し、発熱プレートの底面のうち、複数の突部を除く部分は、隙間を介して電磁加熱器に対面するので、発熱プレートは部分的にのみ電磁加熱器に接触していることになり、発熱プレートは穏やかに発熱することになる。つまり、接着層付近の温度勾配が、緩やかになって、接着層の変質あるいは破損が回避され、安定してつけ汁容器内のつけ汁を保温あるいは加熱することができる。
第2の考案に係るつけ麺提供設備は、第1の考案に加え、複数の突部は、発熱プレートの底面を十字状に切削することにより、底面の四隅に四箇所形成されている。
この構成により、発熱プレートは、水平な底面である状態から、切削機械を使用して、簡単な切削工程で所定の形状とすることができ、加工作業が容易となるし、歩留まりが向上する。しかも、四隅が電磁加熱器に直接接触するから、つけ汁容器は、電磁加熱器上において安定した姿勢を維持することができる。
本考案によれば、発熱プレートとつけ汁容器の凹部とを接着する接着層の過大な温度勾配による変質あるいは破損を回避して、安定してつけ汁容器内のつけ汁を保温あるいは加熱することができる。
したがって、顧客は、麺をつけ汁に付けても、つけ汁の温度を高く保持でき、良好な食味を維持したまま、つけ麺を食することができる。
(実施の形態1)
以下図面を参照しながら、本考案の実施の形態を説明する。図1は、本考案の一実施例におけるつけ麺提供設備の斜視図である。
図1に示すように、本設備は、次の要素を備える。テーブル1は、水平な板からなる台部3と、台部3を床面(図示せず)上に支持する脚部2とを有する。
図1では、4人がけのテーブル1が示されているが、これは例示に過ぎず、種々変更できる。
例えば、カウンター席では、対面席を設けず、横一列にレイアウトすることもできるし、台部3を水平に支持できるのであれば、脚部2を省略する場合もあり、このような場合でも、本考案の保護範囲に含まれる。
図1では、4人がけのテーブル1が示されているため、台部3のエリアは、4つの部分に分割されており、各部分の左側が矩形に穴あけされ、その中に電磁加熱器4が収納される。電磁加熱器4そのものについては、市販の製品を使用して差し支えないから、その詳細な説明は省略する。
また、電磁加熱器4が設けられていない箇所は、単なる台になっており、その箇所には、麺7が盛りつけられた麺容器6が載置される。
麺容器6としては、図示しているように単なる陶磁器製のどんぶりを使用しても良いし、他の容器、例えば、麺7を載せ得る、ざる、皿、その他の食器を使用しても良い。
図4にも示しているが、電磁加熱器4の上には、内部空間21内に、つけ汁9、具材10(ここでは、つけ麺式のラーメンを提供するため、煮玉子、チャーシュー、メンマなどの野菜)が盛りつけられたつけ汁容器8が載置される。
また、図1に示すように、各電磁加熱器4を制御するための操作盤5も台部3の中央付近にレイアウトされる。
図2は、本考案の一実施の形態におけるつけ汁容器の一部切欠断面図である。図2に示すように、つけ汁容器8は、主として陶磁器等の非金属製材料からなり、かつ底面22が水平に加工されるとともに、さらに、底面22から上向きにくりぬいた水平な凹部23が形成される。
磁性体(例えば鉄など)からなる発熱プレート25の上部が、凹部23に嵌め込まれると共に、この上部と、凹部23とは、接着層25を介して接着される。
ここで、背景技術の項で述べたように過大な温度勾配があると、この接着層25が変質あるいは破損し、円滑な加温が困難となるが、本考案では、次のような工夫をしてあるため、かかる問題は生じない。
図3は、本考案の一実施の形態におけるつけ汁容器の底面図である。図3に良く現れているように、発熱プレート24の底面26には、底面26よりも下向きに突出する四つの突部27が、四隅に形成されている。
図4は、本考案の一実施の形態におけるつけ汁容器の使用状態を示す断面図である。図4に示すように、つけ汁容器8が電磁加熱器4上に載置されると、これらの突部27のみが電磁加熱器4の上面に直接接触し、発熱プレート24の底面26のうち、これらの突部27を除く部分は、隙間tを介して電磁加熱器4に対面する。
即ち、これらの突部27を除く部分において、隙間tが形成されているだけ、ジュール熱の発生が弱められ、接着層25付近の温度勾配が緩やかになるようになっている。
これらの突部27は、次のように形成すると良い。即ち、発熱プレート24の底面26を突部27と同じレベルとなるように、水平な平面としておいてから、図示しない切削機械を使用して、突部27を形成すべき箇所以外の部分を、十字状に厚さtだけ切削する。
このようにすれば、歩留まり良く、安価かつ容易に所望の突部27を形成できる。
本考案の一実施の形態におけるつけ麺提供設備の斜視図 本考案の一実施の形態におけるつけ汁容器の一部切欠断面図 本考案の一実施の形態におけるつけ汁容器の底面図 本考案の一実施の形態におけるつけ汁容器の使用状態を示す断面図
1 テーブル
2 脚部
3 台部
4 電磁加熱器
5 操作盤
6 麺容器
7 麺
8 つけ汁容器
9 つけ汁
10 具材
20 容器本体
21 内部空間
22、26 底面
23 凹部
24 発熱プレート
25 接着層
27 突部

Claims (2)

  1. 水平な台部を有するテーブルと、
    前記台部に収納される電磁加熱器と、
    前記台部上において前記電磁加熱器から離れた位置に載置され、内部に麺を保持する麺容器と、
    前記台部上において前記電磁加熱器上に載置され、内部につけ汁を保持するつけ汁容器とを含む組み合わせからなるつけ麺提供設備であって、
    前記つけ汁容器は、
    非金属製材料からなり、かつ底面に水平な凹部が形成される容器本体と、
    前記凹部に接着層を介して接着され、かつ磁性体からなる発熱プレートとを有し、
    前記発熱プレートの底面には、前記底面よりも下向きに突出する複数の突部が形成され、
    前記つけ汁容器が前記電磁加熱器上に載置されると、前記複数の突部のみが前記電磁加熱器に直接接触し、前記発熱プレートの底面のうち、前記複数の突部を除く部分は、隙間を介して前記電磁加熱器に対面することを特徴とするつけ麺提供設備。
  2. 前記複数の突部は、前記発熱プレートの底面を十字状に切削することにより、前記底面の四隅に四箇所形成されている請求項1記載のつけ麺提供設備。
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