JP3169132B2 - リン脂質からの可溶性ホスファチドの酵素的合成 - Google Patents
リン脂質からの可溶性ホスファチドの酵素的合成Info
- Publication number
- JP3169132B2 JP3169132B2 JP50805391A JP50805391A JP3169132B2 JP 3169132 B2 JP3169132 B2 JP 3169132B2 JP 50805391 A JP50805391 A JP 50805391A JP 50805391 A JP50805391 A JP 50805391A JP 3169132 B2 JP3169132 B2 JP 3169132B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- salt
- monovalent
- ammonium
- mixed
- sodium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12P—FERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
- C12P13/00—Preparation of nitrogen-containing organic compounds
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/10—Dispersions; Emulsions
- A61K9/127—Liposomes
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/10—Dispersions; Emulsions
- A61K9/127—Liposomes
- A61K9/1271—Non-conventional liposomes, e.g. PEGylated liposomes, liposomes coated with polymers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07F—ACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
- C07F9/00—Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic System
- C07F9/02—Phosphorus compounds
- C07F9/06—Phosphorus compounds without P—C bonds
- C07F9/08—Esters of oxyacids of phosphorus
- C07F9/09—Esters of phosphoric acids
- C07F9/10—Phosphatides, e.g. lecithin
- C07F9/106—Adducts, complexes, salts of phosphatides
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12P—FERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
- C12P7/00—Preparation of oxygen-containing organic compounds
- C12P7/64—Fats; Fatty oils; Ester-type waxes; Higher fatty acids, i.e. having at least seven carbon atoms in an unbroken chain bound to a carboxyl group; Oxidised oils or fats
- C12P7/6436—Fatty acid esters
- C12P7/6445—Glycerides
- C12P7/6481—Phosphoglycerides
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12P—FERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
- C12P9/00—Preparation of organic compounds containing a metal or atom other than H, N, C, O, S or halogen
Description
国特許出願番号第513,285号の一部継続出願である。
し、高収率の高純度可溶性ホスファチドが得られる、リ
ン脂質からの可溶性ホスファチドの改善された合成法に
関するものである。
ポソームや脂質複合体を作るのに用いられる有用で有効
な製品である。ホスファチジルグリセロール及びその他
のホスファチドは、従来、酢酸カルシウム、酢酸及び酵
素ホスホリパーゼDを含む水性緩衝液とグリセロール又
は他の第一級アルコールとを、水に不混和性の有機溶媒
に溶解したホスファチジル脂質、例えばホスファチジル
コリン、と混合することにより作られていた。この酵素
を活性化するためには、エーテルのような溶液を用いる
か、あるいは界面活性剤を加えて、水に不溶性のものと
水溶液との混合物を乳化させていた。
日公開、により開示されているように、酵素を活性化す
るには、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル及びその
他のエーテルが用いられていたが、これらは、引火性、
過酸化物形成性があるため、危険であることが知られて
おり、ホスファチドの自動酸化を促進する。更に、水に
比較して、エーテルの比重が非常に低いため、相の混合
物を良好に混合するには、激しい振とうが必要であり、
それは工業的規模にスケールアップするのが困難であ
る。
が、目的とする生成物から除去するのが難しい。従っ
て、有用な純度のホスファチドを得るには、手の込ん
だ、高価なカラムクロマトグラフィー分離が必要であ
る。また、比較的多量の水が存在するために、加水分解
が起こり、ホスファチジル酸(phosphatidyl acid)を
同時に生成する結果となり、これが、目的とするホスフ
ァチド生成物の収率を低下させ、また、目的とするホス
ファチドから分離されなければならないことにもなる。
を必要とする。酵素は、カルシウム又はその他の2価の
カチオンの塩としてホスファチドを生成し、溶液から沈
澱し、従って可溶化し難い2価のカチオン、例えばカル
シウムイオンを、反応混合物中に必要とする。カルシウ
ム塩をそれらのより可溶性の1価の塩とするために、酸
性化又はイオン交換樹脂と中和を用いると、上に列挙し
た問題と共に、リソホスファチジルグリセロールやホス
ファチジル酸などの分解生成物を伴って、極めて速い加
水分解が生じる。ホスファチジルグリセロール等のホス
ファチドの収率を向上させようとして、ホスファチジル
脂質を、有機溶媒中で、疎水性基を有する担体に固定し
たホスホリパーゼと反応させる方法が開示されている。
この溶媒は、ジエチルエーテル又はホスファチジルコリ
ンなどのホスファチジル脂質を溶解することのできるア
ルカンであればよい。反応は、有機溶媒の沸点よりも低
い温度、例えば15〜35℃で行われる。しかし、目的とす
るホスファチドの収率は、45%のオーダーで低く、エー
テル溶媒の使用は、それらが非常に引火性で危険な溶媒
であるため、不便である。
かも水溶性の1価の安定な塩の形でホスファチドを製造
する方法が、長い間求められていた。
まで活性化するために、通常、エーテルとの2相系で行
われていた。しかし、この反応は、かなりの量のホスフ
ァチジン酸も生ずるため、定量的であることはめったに
なかった。更に、エーテル相と水相との間の比重の差が
大きいために、混合が不十分となり、大規模な反応では
収率が制限されることになった。界面活性剤を用いても
よいが、生成物を精製するのがますます難しくなる結果
となった。
素触媒、(ii)酵素を分解及び変性せず、エーテルより
も引火性の低い非エーテル溶媒、及び(iii)緩衝2価
塩溶液、好ましくはカルシウム塩の存在下で、ホスファ
チジルコリンのようなリン脂質を第1級アルコールと反
応させて、対応するホスファチジルエステルを2価の塩
として形成することができる。この2価の塩を有機溶媒
中に懸濁させ、ホスファチドを可溶化し、同時に、添加
された1価のカチオン塩のアニオンのカルシウム塩を沈
澱させる化学量論的な量の固体1価塩を添加することに
より不溶性の2価の塩を、有機可溶性の安定な1価の塩
に変えることができる。この方法により、ホスホチジル
酸などの加水分解生成物の実質的な生成なしに、ホスフ
ァチドの1価の塩が製造される。
リセロールの混合アンモニウム/ナトリウム塩について
は、ナトリウムイオンに対するアンモニウムイオンの比
が特定の重量比であり、存在する2価のカチオンの量が
限定されている場合は、ジミリストイルホスファチジル
グリセロール塩の溶解度と安定度が最大になることもわ
かっている。有機溶媒でのジミリストイルホスファチジ
ルグリセロールの混合アンモニウム/ナトリウム塩の安
定度と溶解度を最大にするためには、アンモニウムイオ
ンの重量パーセントが混合塩の約2.0と約2.6重量パーセ
ントとの間にあり、ナトリウムイオンの重量パーセント
が混合塩の約0.3と約0.8重量パーセントとの間にあるべ
きであることがわかっている。最大カルシウム濃度は、
混合塩の約0.1、好ましくは約0.05重量パーセントであ
るべきである。
る種の他のアルコールとホスホリパーゼDとの反応を大
きく促進するために、遠心分離クロマトグラフィー(CP
C)を用いてもよいことがわかっている。
の混合塩についての塩化メチレン中のアンモニウムイオ
ン含有量に対する溶解度のグラフである。
性が低く、水に不飽和性の溶媒の2価カチオンの緩衝溶
液の存在下で、リン脂質を第1級アルコールと反応させ
て、2価カチオンの塩の対応する不溶性ホスファチドを
生成し、 b)アニオンが2価のカチオンと不溶性沈澱を生成する
化学量論的な量の固体1価塩と共に、それを懸濁させる
ことにより、ホスファチドの2価のカチオンの塩をその
対応する可溶性の1価の塩に変えること、 からなるホスファチジルエステルの1価の塩を生成する
2段階法である。
いるため、リポソームと脂質の複合組成物に特に有用で
ある。
鎖された脂質二分子膜である。リポソームは、単ラメラ
小胞(1個の二分子膜を有する)であっても、多量ラメ
ラ小胞(複数の膜状二分子膜が、水性層により、それぞ
れ隣接する膜から分離されていることを特徴とする玉葱
状構造物)であってもよい。二分子膜は、疎水性“尾”
領域と親水性“頭”領域とを有する2つの脂質単分子膜
で構成されている。膜状二分子膜の構造は、脂質単分子
膜の疎水性(非極性)“尾”が二分子膜の中心に向かっ
て配向し、一方、親水性“頭”が水性層に向かって配向
するようになっている。
リストイルホスファチジルグリセロール(DMPG)、コレ
ステロールカプセル化アンホテリシンBを含むリポソー
ムは、全身性真菌感染の治療に有用である。Juliano
等、Annals N.Y.Acad,Sci.,1985,446:390−402;Lopez−
Berenstein等、J.Infect,Dis.,1986,151:704−710。
系”、Janoff等、1988年9月7日公開、は、微粒子状非
リポソーム形態の薬剤−混合脂質の高薬剤:脂質複合
体、即ち、HDLCと、特定の比率のDMPCとDMPGを含むリポ
ソームを製造する方法を記載している。リン脂質は、ク
ロロホルム、塩化メチレンなどの溶媒に可溶化される。
チレン抗真菌性抗生物質である場合は、まず、薬剤をジ
メチルスルホキシド(DMSO)、メタノールなどの両親和
性の(bicompatible)有機溶媒に可溶化し、得られた溶
液を、塩化メチレンなどの溶媒に可溶化された、DMPC:D
MPGのモル比が7:3のような脂質と混合することにより調
製される。溶媒を減圧下で蒸発させると、薄い脂質−薬
剤膜となる。この膜を、食塩水、PBS、グリシン緩衝液
などの水溶液中で水和すると、HDLCを生成する。これと
は別に、水溶液を、溶媒蒸発前の溶媒を含有する薬剤と
脂質の相に添加してもよい。またこれとは別に、得られ
た乾脂質−薬剤膜を、塩化メチレンなどの溶媒に再懸濁
させ、膜を水和する前に、再度減圧下で蒸発させてもよ
い。乾脂質−薬剤膜を脱水して、水溶液で水和されたフ
レームを形成する脱水法を用いてもよい。HDLCを生成す
る別の方法では、MLV法により作られた生理活性剤を含
む脂質粒子を形成し、次いでこの粒子を、約25℃〜約60
℃で加熱サイクルに供する。
のホスファチジル基を含む一種の天然及び合成脂質であ
る。それらとしては、ホスファチジルコリン、ホスファ
チジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホス
ファチジン酸、ジミリストイルホスファチジルコリン及
びホスファチジルイノシトールが挙げられる。ノスファ
チジルコリンは、商品として高純度で入手できるので、
好ましい。
るが、スルホコリン、エチレングリコール、グリシドー
ル、リボース、エタノールアミン、グリセロールホルマ
ール(glycerolformal)等の他の第一級アルコールを用
いることができる。メタノール、エタノール等の単純な
第一級アルコールは、極めて急速に反応して、対応する
アルキルエステルを生成するので、注意して除外しなけ
ればならない。
カルシウムのような2価のカチオンを含んでいる。この
カチオンは、酵素に関して不活性でなければならない。
例えば、緩衝液は、次の1つ又はそれ以上の溶液である
ことができる。一例として、酢酸又は酢酸ナトリウムと
水酸化カルシウム、塩化カルシウム又は酢酸カルシウ
ム。
混和性の溶媒は、ジエチルエーテル又はジメチルエーテ
ルよりも引火性が低く、引火点が0℃より高く、好まし
くは20℃より高いもの、及びジエチルエーテルの場合の
活性よりも、約25%以上低くその活性を低減させるよう
に酵素を分解又は変性することのないものである。本方
法に適した溶媒としては、塩化メチレン、クロロホル
ム、テトラクロロエチレン、トリクロロフルオロメタン
等のようなハロゲン化した溶媒が挙げられる。酢酸エチ
ル、プロピオン酸エチル、酪酸エチル、酢酸メチル、プ
ロピオン酸メチル、プロピオン酸メチル、3−ペンタノ
ン、3−ヘプタノン、2−オクタノン、2−ブタノン、
2−ペンタノン、2−ヘプタノン、3−オクタノン、4
−ヘプタノン等のような、脂肪族又は芳香族のエステ
ル、アルカン、ケトン、分子量が5000より低いエステル
を用いることもできる。上記反応成分を、撹拌又は振と
うにより混合し、例えばホスファチジルコリンのような
最初のホスファチジルエステルを、ホスファチジルグリ
セロールのカルシウム塩のような目的とする生成物の2
価のカチオン塩に変える。
くとも約80%を得るには、撹拌又は渦巻のような低エネ
ルギー混合で十分であろう。
を促進するために、遠心分離クロマトグラフィー(CP
C)、J.Gazes、“バイオ物質の川下処理(downstream p
rocessing)用高速CPC"、American Biological Laborat
ories,1989年6月、17−23、を用いてもよい。酢酸ナト
リウムのような、約5.6の適当な緩衝液からなる固定水
性相を、塩化カルシウム、適当なアルコール及び酵素と
共に、遠心分離器に入れる。遠心分離器を運転し、酢酸
エチルや酪酸エチルのような有機非アルコール性溶媒か
らなり、リン脂質を含む移動相を、CPC系へポンプで送
る。DMPGなどの飽和ホスファチジルグリセロールのカル
シウム塩が、溶出液から沈澱する。次いで、未反応可溶
性ホスファチジルコリンを再循環させて、収率を高め
る。ホスファチジルグリセロール(DMPG)を更に精製し
てもよい。当業者は、このために用いる条件を理解する
であろう。
好ましくは約20と37℃の間、最も好ましくは約20と30℃
の間である。
の有機溶媒、例えば酢酸エチルに続く塩化メチレン、で
の洗浄により、酵素及び反応の他の副生成物から容易に
分離されて、その塩を更に精製することができる。
沈澱を形成する。およその化学量論的な量の1価の塩
と、懸濁状態で反応することにより、メチルアルコー
ル、クロロホルムなどの有機溶媒相の存在下で、可溶性
の1価の塩に変換される。好ましい1価のカチオンは、
すべてが著しい水溶性を有する炭酸塩、クエン酸塩、フ
ッ化物、硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、乳酸塩、コハク酸
塩、ギ酸塩、シュウ酸塩、塩化物、エチレンジアミン四
酢酸塩、エチレンビス(オキシエチレンニトリロ)四酢
酸塩等としてのアンモニウム、ナトリウム及びカリウム
である。ホスファチジル1価塩は、溶液中に残り、2価
塩が沈澱し、濾過等により容易に除去することができ
る。少なくとも25%の変換率、一般には35%以上の変換
率が、容易に得られる。アンモニウム塩は、溶解度が高
いために望ましいが、その中のアンモニアの揮発性のた
めに、良好な溶解度と良好な安定度のうえで、混合アン
モニウム/ナトリウム塩を調製するのが好ましい。ナト
リウムに対するアンモニウムの好ましいモルイオン比
は、約1:1〜約8:1である。ナトリウムに対するアンモニ
ウムの特に好ましいイオン比は、4:1モル比である。
ニウム塩は、塩化メチレンなどの有機溶媒に完全に可溶
性である。ジミリストイルホスファチジルグリセロール
のアンモニウム塩の塩化メチレンへの溶解度は約26mg/m
lよりも大きい。しかし、この塩は、不安定である傾向
がある。ナトリウム塩は、より安定であるが、可溶性が
はるかに低い。例えば、ジミリストイルホスファチジル
グリセロールのナトリウム塩の塩化メチレンへの溶解度
は、約0.2mg/mlよりも低い。アンモニウム塩とナトリウ
ム塩との特定の割合にすることで、混合塩が安定化され
るが、ナトリウム塩の量を調節すると、満足な水準より
も低くなるように、溶解度に悪影響を及ぼすことがな
い。約0.3重量%のナトリウムカチオンは、安定性を付
与するが、ナトリウムが約0.8重量%の最大量を越える
と、混合塩の塩化メチレンへの溶解度が低下する。
未満、好ましくは約0.05%未満に限定されるべきであ
る。カルシウム塩は不溶性であり、過剰のカルシウムイ
オンの存在は、相対的に非極性の有機溶媒への混合塩の
溶解度に悪影響を及ぼす。
の混合アンモニウム/ナトリウム塩のカルシウムイオン
含有量が約0.1重量%あるいは約0.05重量%よりも多
く、ナトリウムイオン含有量が約0.8重量%よりも大き
い場合でも、アンモニウムイオン含有量が2.0重量%を
越えるときは、この塩の溶解度が著しく上昇し、アンモ
ニウムイオン含有量が約2.25〜約2.35重量%であるとき
は、非常に高いことに注目すべきである(図1及び表I
I)。
えるか、あるいはアンモニウムイオン濃度が約2.0重量
%未満であれば、塩化メチレンにおけるジミリストイル
ホスファチジルグリセロールの混合アンモニウム/ナト
リウム塩の不溶物のパーセントが増加する(表III参
照)。
ホスファチジルグリセロールのカルシウム塩を沈澱さ
せ、洗浄、濾過した後、カルシウムアニオンを固体カル
シウム塩、即ち炭酸塩に変換する量の炭酸アンモニウム
と炭酸ナトリウムの両方を加える。カルニウムアニオン
を炭酸カルシウム塩として沈澱させるのに必要な化学量
論的な量よりも過剰に、1価の炭酸塩を加えないことが
好ましい。ジミリストイルホスファチジルグリセロール
のアンモニウム/ナトリウム混合塩を不溶性カルシウム
塩から分離し、もし所望であれば、更に精製することが
できる。
合メタノール/クロロホルム溶媒で、公知の方法で、ア
ンモニア性シリカカラムを使用するクロマトグラフ精製
を用いることができる。
い洗浄剤及び他の界面活性剤の不存在下で行われ、目的
とするリン酸エステル塩の収率を低下させ、除去するた
めの精製を必要とするホスファチジル酸や他の副生成物
が付随して生成することなく、高純度の生成物を高収率
で製造する。
るが、この発明は、ここに記載された詳細に限定される
ものではない。全ての反応は、約23℃で行われた。
カルシウム0.2ml及びグリセロール0.2mlの溶液中で、20
0mgのホスファチジルコリンを乳化した。
を上記乳化液に加え、2mlの塩化メチレンを加えて、混
合物を17時間撹拌した。
化メチレンで洗浄して、カルシウム塩として、74%の収
率で回収した。
lのヘキサン中に懸濁し、化学量論的な量の炭酸ナトリ
ウム/炭酸アンモニウムの1:4モル混合物を添加して、
撹拌した。
ホスファチジルグリセロールが得られた。
トルの容器に入れ、水500mlとpHが5.6の0.5N酢酸ナトリ
ウム緩衝液500mlを添加し、M塩化カルシウム100mlと、
緩衝液50mlと水50mlに溶解した100mgのホスホリパーゼ
Dを添加した。1リットルの酪酸エチルを加えて、容器
を密封し、17時間振とうした。
ルを沈澱として回収した。生成物をブフナー漏斗で濾過
し、5リットルの酢酸エチルで洗浄して、最後に1リッ
トルの塩化メチレンで洗浄した。
l、水420mlに懸濁した。
ムを526ml添加した。混合物を素早く濾過し、濾液に526
mlのクロロホルムを加えた。クロロホルムを蒸発させて
200mlとし、5リットルの冷アセトンを添加した。
ンで洗浄した。
ストイルホスファチジルグリセロールが得られた。
溶解することにより更に精製し、1インチのシラカカラ
ムに装填して、1%の水酸化アンモニウムを含む80%ク
ロロホルム/20%メタノールの混合溶媒で溶出した。
含む画分を分離し、蒸発乾固した。99%純度のジミリス
トイルホスファチジルグリセロール混合アンモニウム/
ナトリウム塩を得た。
1リットル、グリセロール200ml及びM塩化カルシウム2
00mlを加えた、バナナパドル(banana paddle)を装備
した5リットルの三つ口フラスコに、200g(0.29モル)
のジミリストイルホスファチジルコリンを入れた。
パーゼDと5mlの水を、このフラスコに添加した。最後
に、1リットルの塩化メチレンを混合物に加えて、17時
間撹拌した。
リットルの水と5リットルの塩化メチレンで洗浄した。
ァチジルグリセロール、即ち82%の収率が得られた。薄
層クロマトグラフィーで測定すると、この生成物は、純
度が95%であった。
の0.25M酢酸ナトリウム緩衝液2ml、モル塩化カルシウム
(molar calcium chloride)200ml、グリセロール200ml
及びpHが5.6の0.25M酢酸ナトリウム緩衝液2ml中の5mgの
ホスホリパーゼDからなる懸濁液を、一連の試験管にそ
れぞれ入れた。
に添加した。試験管に蓋をして、25℃で振とう機に載せ
た。振とう機を250rpmに設定し、17時間運転した。振と
う機を止め、各試験管を調べ、内容物を5mlのクロロホ
ルムで3回洗浄し、次いで5mlのアセトンで洗浄して、
恒量となるまで真空で乾燥した。クロロホルム:メタノ
ール:アンモニウムの容積比が65:35:5であるシリカゲ
ルの薄層クロマトグラフィー(TLC)により、それぞれ
のサンプルを分析した。結果を下記表Iに示す。
であろう。
ファチジルコリンが洗い流された状態のホスファチジル
グリセロールのカルシウム塩に変換されたことがわかっ
た。
混合アンモニウム/ナトリウム塩の塩化メチレンへの溶
解度を測定した。1.6mgの各混合塩を混合し、撹拌しな
がら、35℃で1時間及び2時間加熱した。混合物を0.2
ミクロンの25mm注射器フィルター(ゲルマンアクロディ
スク(Gelman Acrodisc)CR)で濾過し、パーセント溶
解度を求めた。結果を下記表IIにまとめた。
に対する溶解度のグラフである。このグラフから、カル
シウムが約0.05重量%を越え、ナトリウム含有量が約0.
8重量%越えても、アンモニウムイオン含有量が約2.0パ
ーセントを越えるときは、溶解度が著しく上昇し、アン
モニウムイオン含有量が約2.25〜約2.35パーセントであ
るときは、溶解度が非常に高いことがわかる。
シウム,0.3Mグリセロール及びホスホリパーゼDと共
に、遠心分離クロマトグラフィー(CPC)系に装填す
る。遠心分離器を運転し、0〜20%のホスファチジルコ
リンを含む酢酸エチル又は酪酸エチルを、CPC系へポン
プで送る。DMPGのカルシウム塩が溶出液から沈澱し、更
に精製されてもよい。未反応可溶性ホスファチジルコリ
ンを再循環させてもよい。
混合アンモニウム/ナトリウム塩の塩化メチレンへの溶
解度を測定した。1.6mgの各混合液を4.5mgのジミリスト
イルホスファチジルコリンと混ぜて、混合し、35℃で1
時間加熱した。次いで、0.2ミクロンの25mm注射器フィ
ルター(ゲルマンアクロディスクCR)で濾過し、不溶物
のパーセントを計算した。結果を下記表IIIにまとめ
た。
ム含有量が1.53%、カルシウム含有量が0.12%である、
1.6mg/mlの混合アンモニウム/ナトリウムジミリストイ
ルホスファチジルグリセロールを、4.5mg/mlのジミリス
トイルホスファチジルコリンの塩化メチレン溶液と混合
し、撹拌しながら、35℃で加熱した。この混合物は、1
時間後もまだ濁っており、混合塩の可溶化が不完全であ
ることを示していた。
Claims (26)
- 【請求項1】a)(i)酵素触媒ホスホリパーゼD、 (ii)2価カチオンの緩衝溶液、及び (iii)水に不混和性の非エーテル溶媒 の存在下で、 2価カチオンの塩に対応するホスファチドを生成するよ
うに、リン脂質を第1級アルコールと反応させること、
及び b)次いで1価のカチオンを有する化学量論的な量の1
価の塩と共に水に不混和性の有機相で懸濁させ、上記1
価の塩におけるアニオンと2価のカチオンとで不溶性沈
澱を生成させることにより、その2価カチオンの塩を有
機可溶性の1価の塩に変え、そしてこの1価の塩を水不
混和性有機相中に溶解させること、からなる ホスファチジルエステルの可溶性の1価の塩を生成する
方法。 - 【請求項2】リン脂質がホスファチジルコリンまたはジ
ミリストイルホスファチジルコリンである請求の範囲1
による方法。 - 【請求項3】第1級アルコールが、グリセロール、スル
ホコリン、エチレングリコール、グリシドール、リボー
ス、エタノールアミン及びグリセロールホルマールから
なる群より選ばれる請求の範囲1による方法。 - 【請求項4】緩衝溶液がカルシウ塩を含む請求の範囲1
による方法。 - 【請求項5】水に不混和性の溶媒が、塩化メチレン、ク
ロロホルム、テトラクロロエチレン及びトリクロロフル
オロメタンからなる群より選ばれたハロゲン化したアル
カン又はアルケンである請求の範囲1による方法。 - 【請求項6】水に不混和性の溶媒が、脂肪族又は芳香族
のエステル、アルカン、ケトンである請求の範囲1によ
る方法。 - 【請求項7】水に不混和性の溶媒が、酢酸エチル、プロ
ピオン酸エチル、酪酸エチル、酢酸エチル、プロピオン
酸メチル、2−ブタノン、2−ペンタノン、2−ヘプタ
ノン、2−オクタノン、3−ペンタノン、3−ヘプタノ
ン、3−オクタノン及び4−ヘプタノンからなる群の1
員である請求の範囲6による方法。 - 【請求項8】1価の塩の1価のカチオンが、アンモニウ
ム、ナトリウム及びカリウムからなる群の1もしくはそ
れ以上より選ばれる請求の範囲1による方法。 - 【請求項9】塩のアニオンが、炭酸塩、クエン酸塩、硫
酸塩、リン酸塩、硝酸塩、乳酸塩、コハク酸塩、ギ酸
塩、シュウ酸塩、エチレン四酢酸塩、エチレンビス(オ
キシエチレンニトリロ)四酢酸塩又は塩化物である請求
の範囲8による方法。 - 【請求項10】工程a)が、遠心分離クロマトグラフィ
ーを用いて行われる請求の範囲1による方法。 - 【請求項11】請求の範囲1により生成されたホスファ
チジルエステルの可溶性1価の塩であって、ナトリウ
ム:アンモニウムのモル比が1:1〜8:1の塩を含むリポソ
ーム。 - 【請求項12】請求の範囲1により生成されたホスファ
チジルエステルの可溶性1価の塩であって、ナトリウ
ム:アンモニウムのモル比が1:1〜8:1の塩を含む脂質複
合体。 - 【請求項13】a)(i)酵素触媒ホスホリパーゼD、 (ii)2価カチオンの緩衝溶液、及び (iii)水に不混和性の非エーテル溶媒 の存在下で、2価カチオンの塩の対応するホスファチド
を生成するように、ジミリストイルリン脂質をグリセロ
ールと反応させること、及び b)アニオンが2価のカチオンと不溶性沈澱を生成し、
カチオンが2.0〜2.6重量%のアンモニウムと0.3〜0.8重
量%のナトリウムを含む混合1価のジミリストイルホス
ファチジルグリセロールを生成するような重量比のアン
モニウムとナトリウムの混合物である化学量論的な量の
1価の塩と共に懸濁させることにより、その2価カチオ
ンの塩を有機可溶性の1価の塩に変えること、 からなるホスファチジルエステルの可溶性の1価の塩を
生成する方法。 - 【請求項14】2価のカチオンがカルシウムである請求
の範囲13による方法。 - 【請求項15】混合1価ジミリストイルホスファチジル
グリセロールが、0.1重量%以下のカルシウムの混合塩
を含む請求の範囲14による方法。 - 【請求項16】混合1価ジミリストイルホスファチジル
グリセロールが、0.05重量%以下のカルシウムの混合塩
を含む請求の範囲15による方法。 - 【請求項17】工程aが、遠心分離クロマトグラフィー
を用いて行われる請求の範囲13による方法。 - 【請求項18】請求の範囲13により生成されたジミリス
トイルホスファチジルグリセロールの可溶性1価の塩で
あって、ナトリウム:アンモニウムのモル比が1:1〜8:1
の塩を含むリポソーム。 - 【請求項19】請求の範囲13により生成されたジミリス
トイルホスファチジルグリセロールの可溶性1価の塩で
あって、ナトリウム:アンモニウムのモル比が1:1〜8:1
の塩を含有する脂質複合体。 - 【請求項20】請求項13により生成された2.0から2.6重
量%までのアンモニウム、および0.3から0.8重量%まで
のナトリウムを含有するジミリストイルホスファチジル
グリセロールの混合塩の溶液。 - 【請求項21】ジミリストイルホスファチジルグリセロ
ールの混合1価塩が、0.1重量%以下のカルシウムの混
合塩を含有する請求の範囲20による溶液。 - 【請求項22】ジミリストイルホスファチジルグリセロ
ールの混合1価塩が、0.05重量%以下のカルシウムの混
合塩を含有する請求の範囲21による溶液。 - 【請求項23】ジミリストイルホスファチジルコリンを
更に含有する請求の範囲20による溶液。 - 【請求項24】請求の範囲20による溶液を含有するリポ
ソーム。 - 【請求項25】請求の範囲20による溶液を含有する脂質
複合体。 - 【請求項26】2.0%から2.32重量%までのアンモニウ
ムを含む請求項20記載のジミリストイルホスファチジル
グリセロールの混合塩の溶液。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US51328590A | 1990-04-17 | 1990-04-17 | |
US513,285 | 1990-04-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05509222A JPH05509222A (ja) | 1993-12-22 |
JP3169132B2 true JP3169132B2 (ja) | 2001-05-21 |
Family
ID=24042616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50805391A Expired - Lifetime JP3169132B2 (ja) | 1990-04-17 | 1991-04-16 | リン脂質からの可溶性ホスファチドの酵素的合成 |
Country Status (15)
Country | Link |
---|---|
EP (2) | EP0727491B1 (ja) |
JP (1) | JP3169132B2 (ja) |
AT (2) | ATE145244T1 (ja) |
AU (1) | AU646458B2 (ja) |
CA (1) | CA2080907C (ja) |
DE (2) | DE69131404T2 (ja) |
DK (2) | DK0528834T3 (ja) |
ES (2) | ES2132780T3 (ja) |
GR (2) | GR3022375T3 (ja) |
HU (1) | HU212928B (ja) |
IE (1) | IE911264A1 (ja) |
NZ (1) | NZ237845A (ja) |
PT (1) | PT97391B (ja) |
WO (1) | WO1991016444A1 (ja) |
ZA (1) | ZA912877B (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20060165606A1 (en) | 1997-09-29 | 2006-07-27 | Nektar Therapeutics | Pulmonary delivery particles comprising water insoluble or crystalline active agents |
US7871598B1 (en) | 2000-05-10 | 2011-01-18 | Novartis Ag | Stable metal ion-lipid powdered pharmaceutical compositions for drug delivery and methods of use |
DE10142014B4 (de) * | 2001-08-28 | 2004-11-11 | Degussa Bioactives Deutschland Gmbh & Co. Kg | Verfahren zur Herstellung von Phosphatidylserin |
JP2005514393A (ja) | 2001-12-19 | 2005-05-19 | ネクター セラピューティクス | アミノグリコシドの肺への供給 |
US6878532B1 (en) | 2003-04-28 | 2005-04-12 | Sioux Biochemical, Inc. | Method of producing phosphatidylserine |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE1900959A1 (de) * | 1969-01-09 | 1970-08-27 | Unilever Nv | Verfahren zur Herstellung von Pflanzenphosphatiden mit universeller Emulgierkraft |
US4235792A (en) * | 1977-04-14 | 1980-11-25 | The Governing Council Of The University Of Toronto | Immunological materials |
SU831129A1 (ru) * | 1979-07-24 | 1981-05-23 | Дальневосточный Государственный Уни-Верситет | Способ получени фосфатидилглицерина |
US4485045A (en) * | 1981-07-06 | 1984-11-27 | Research Corporation | Synthetic phosphatidyl cholines useful in forming liposomes |
US4587055A (en) * | 1982-05-26 | 1986-05-06 | Research Corporation | Polymerized vesicles and compounds for their preparation |
US4783402A (en) * | 1983-04-11 | 1988-11-08 | Meito Sangyo Kabushiki Kaisha | Production of primary or secondary alcohol derivatives of phospholipids by the enzymatic technique |
JPS62205788A (ja) * | 1986-03-05 | 1987-09-10 | Shoichi Shimizu | ホスフアチジルグリセロ−ル又はその誘導体の製造法 |
IL87449A0 (en) * | 1987-08-14 | 1989-01-31 | Liposome Technology Inc | Preparation of phosphatidylglycerol |
US4997761A (en) * | 1987-10-06 | 1991-03-05 | Houston Biotechnology Incorporated | Phosphatidyl treatment of viral disease |
DE69011739T2 (de) * | 1989-05-26 | 1995-01-19 | Kao Corp | Verfahren zur Herstellung von Phosphatidsäure. |
-
1991
- 1991-04-16 ES ES96100985T patent/ES2132780T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1991-04-16 AT AT91908298T patent/ATE145244T1/de not_active IP Right Cessation
- 1991-04-16 NZ NZ237845A patent/NZ237845A/xx unknown
- 1991-04-16 AT AT96100985T patent/ATE181747T1/de not_active IP Right Cessation
- 1991-04-16 IE IE126491A patent/IE911264A1/en not_active IP Right Cessation
- 1991-04-16 ES ES91908298T patent/ES2094811T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1991-04-16 EP EP96100985A patent/EP0727491B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-04-16 DE DE69131404T patent/DE69131404T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1991-04-16 EP EP91908298A patent/EP0528834B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-04-16 AU AU76995/91A patent/AU646458B2/en not_active Expired
- 1991-04-16 WO PCT/US1991/002608 patent/WO1991016444A1/en active IP Right Grant
- 1991-04-16 JP JP50805391A patent/JP3169132B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1991-04-16 DE DE69123145T patent/DE69123145T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1991-04-16 CA CA002080907A patent/CA2080907C/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-04-16 DK DK91908298.2T patent/DK0528834T3/da active
- 1991-04-16 DK DK96100985T patent/DK0727491T3/da active
- 1991-04-16 HU HU9203258A patent/HU212928B/hu unknown
- 1991-04-17 PT PT97391A patent/PT97391B/pt not_active IP Right Cessation
- 1991-04-17 ZA ZA912877A patent/ZA912877B/xx unknown
-
1997
- 1997-01-23 GR GR970400109T patent/GR3022375T3/el unknown
-
1999
- 1999-08-23 GR GR990402138T patent/GR3031059T3/el unknown
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
Biochemistry,Vol.27,No.21(1988)p.8158−8169 |
Chem.Phys.Lipids,Vol.69(1979)p.69−83 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
HU9203258D0 (en) | 1993-01-28 |
DK0727491T3 (da) | 1999-11-22 |
EP0528834A1 (en) | 1993-03-03 |
JPH05509222A (ja) | 1993-12-22 |
CA2080907C (en) | 2001-08-14 |
PT97391B (pt) | 1999-04-30 |
WO1991016444A1 (en) | 1991-10-31 |
EP0528834A4 (en) | 1993-06-02 |
ES2132780T3 (es) | 1999-08-16 |
DE69123145T2 (de) | 1997-06-12 |
DE69131404T2 (de) | 1999-11-25 |
IE911264A1 (en) | 1991-10-23 |
ZA912877B (en) | 1992-12-30 |
GR3022375T3 (en) | 1997-04-30 |
DE69123145D1 (en) | 1996-12-19 |
AU7699591A (en) | 1991-11-11 |
HUT63198A (en) | 1993-07-28 |
PT97391A (pt) | 1991-12-31 |
NZ237845A (en) | 1993-06-25 |
ATE181747T1 (de) | 1999-07-15 |
ATE145244T1 (de) | 1996-11-15 |
EP0528834B1 (en) | 1996-11-13 |
GR3031059T3 (en) | 1999-12-31 |
DE69131404D1 (de) | 1999-08-05 |
ES2094811T3 (es) | 1997-02-01 |
CA2080907A1 (en) | 1991-10-18 |
EP0727491A1 (en) | 1996-08-21 |
DK0528834T3 (da) | 1997-04-07 |
AU646458B2 (en) | 1994-02-24 |
HU212928B (en) | 1996-12-30 |
EP0727491B1 (en) | 1999-06-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3479535B2 (ja) | リポソームの粒径を制御する方法 | |
US5100591A (en) | Process for preparing lipid microparticles | |
JP2528153B2 (ja) | リポソ―ム製剤および抗生物質 | |
US5567434A (en) | Preparation of liposome and lipid complex compositions | |
US5277914A (en) | Preparation of liposome and lipid complex compositions | |
JPH0995438A (ja) | リポソーム性の水中分散する経口投与可能な固体乾燥治療用処方の製造方法 | |
EP1177217B1 (fr) | Cyclodextrines amphiphiles, leur preparation et leur utilisation pour solubiliser des systemes organises et incorporer des molecules hydrophobes | |
HU208070B (en) | Process for producing lipid suspension | |
JP3169132B2 (ja) | リン脂質からの可溶性ホスファチドの酵素的合成 | |
EP1241172B1 (en) | Polyalkylene oxide-modified phospholipid and production method thereof | |
US5188951A (en) | Enzymatic synthesis of soluble phosphatides from phospholipids | |
JPH0824840B2 (ja) | サブミクロン大リポソームの形態の両親媒性脂質の分散性コロイド系の調製方法 | |
EP0467275B1 (en) | Liposomal products | |
WO1996009037A1 (en) | Method of producing a lyophilized liposome product | |
JP2002037883A (ja) | ポリアルキレンオキシド修飾リン脂質、その製造方法および用途 | |
CA2048471C (en) | Water-containing liposome system | |
JP2002272493A (ja) | リン脂質の塩基交換方法 | |
JP2002363278A (ja) | ポリアルキレンオキシド修飾リン脂質およびその製造方法 | |
AU706076B2 (en) | Instant vesicular product | |
JPS6336792A (ja) | 酵素によるリン脂質の製造方法 | |
AU616040B2 (en) | Agents for inhibiting adsorption of proteins on the liposome surface | |
JPH01117824A (ja) | リポソームの製法 | |
JPH06210155A (ja) | 反応性リポソームおよび形成剤 | |
JP2700276B2 (ja) | リポソーム | |
JP3575037B2 (ja) | 反応性小胞体および形成剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090316 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090316 Year of fee payment: 8 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
S201 | Request for registration of exclusive licence |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R314201 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090316 Year of fee payment: 8 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100316 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100316 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110316 Year of fee payment: 10 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120316 Year of fee payment: 11 |