JP3168960B2 - 天井パネルまたは吸込グリルの収納装置 - Google Patents

天井パネルまたは吸込グリルの収納装置

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JP3168960B2 JP28364697A JP28364697A JP3168960B2 JP 3168960 B2 JP3168960 B2 JP 3168960B2 JP 28364697 A JP28364697 A JP 28364697A JP 28364697 A JP28364697 A JP 28364697A JP 3168960 B2 JP3168960 B2 JP 3168960B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、天井埋め込み型
空気調和機の天井パネルまたは吸込グリルの収納装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、天井埋め込み型空気調和機の吸込
グリルを昇降するグリル昇降装置として図11に示すよ
うなものがある(特開平6−159718号公報)。この
グリル昇降装置では、吸込グリル1の四隅の夫々にワイ
ヤ2〜5の一端を取り付ける一方、各ワイヤ2〜5の夫
々の他端はスプロール10〜13に取り付けている。そ
して、モータ6〜9によってスプロール10〜13を正
/逆回転することによって、吸込グリル1を昇降させる
のである。
【0003】その場合の上記吸込グリル1の停止位置
は、実開平5−25220号公報に開示されているよう
に、モータ6〜9の運転時間あるいはスプロール10〜
13の回転数によって間接的に検知する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のグリル昇降装置においては、吸込グリル1の停止位
置をモータ6〜9の運転時間またはスプロール10〜1
3の回転数によって間接的に検知している。したがっ
て、吸込グリル1を下降させる場合において、吸込グリ
ル1が障害物に当たってスプロール10〜13がワイヤ
2〜5を空送りし、各ワイヤ2〜5の繰り出し長が正規
の繰り出し長にならない場合が発生する。このような場
合には、吸込グリル1の上昇時に吸込グリル1が傾くこ
とがある。そこで、特開平6−159718号公報に開
示されているように、吸込グリル1が水平に正しく収納
されるように、モータ6〜9の内の何れかが停止状態に
至った後に、モータ6〜9に短時間の逆回転とこの逆回
転時間より長時間の正回転とを交互に一回以上繰り返す
という複雑な制御を行わなければならないという問題が
ある。
【0005】そこで、この発明の目的は、天井埋め込み
型空気調和機の天井パネルまたは吸込グリルを簡単な動
作によって水平に正しく収納できる天井パネルまたは吸
込グリルの収納装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、天井に設置された空気調和
機本体の天井パネルまたは吸込グリルを,モータで巻き
取りまたは巻き戻される複数の吊り下げ部材によって上
昇させる場合に,上記天井パネルまたは吸込グリルを収
納箇所に収納する天井パネルまたは吸込グリルの収納装
置であって、上記収納箇所における夫々の吊り下げ部材
の垂下位置の近傍に設置されて,上記天井パネルまたは
吸込グリルが収納されたことを検知して検知信号を出力
する収納検知手段と、上記総ての収納検知手段からの検
知信号を受けて,上記モータの動作を停止するモータ停
止手段を備えたことを特徴としている。
【0007】上記構成によれば、天井パネルまたは吸込
グリルを吊り下げる複数の吊り下げ部材がモータによっ
て巻き取られて、上記天井パネルまたは吸込グリルが収
納箇所に向かって上昇される。そして、収納検知手段に
よって上記天井パネルまたは吸込グリルが上記収納箇所
に収納されたことが検知されると、モータ停止手段によ
って上記モータの動作が停止される。その場合に、上記
収納検知手段は、複数の吊り下げ部材の夫々の垂下位置
の近傍に設置されている。したがって、上記収納検知手
段による検知位置と収納された天井パネルまたは吸込グ
リルにおける上記吊り下げ部材の取り付け位置とは近い
位置に在り、上記天井パネルまたは吸込グリルが収納さ
れたことが上記吊り下げ部材の繰り出し長に対応して正
確に検知される。
【0008】さらに、上記総ての収納検知手段によって
上記天井パネルまたは吸込グリルが収納されたことが検
知されると上記モータの動作が停止される。こうするこ
とによって、上記天井パネルまたは吸込グリルは、上記
各吊り下げ部材の取り付け位置を結ぶ方向に傾くことな
く収納される。
【0009】
【0010】また、請求項2に係る発明は、請求項1
係る発明の天井パネルまたは吸込グリルの収納装置にお
いて、上記吊り下げ部材は,上記天井パネルまたは吸込
グリルの互いに対向する2辺の中央に取り付けられてお
り、上記収納検知手段は,上記天井パネルまたは吸込グ
リルの中心に対して点対称になるように配置されている
ことを特徴としている。
【0011】上記構成によれば、各収納検知手段は天井
パネルまたは吸込グリルの中心に対して点対称になるよ
うに配置されている。したがって、上記天井パネルまた
は吸込グリルは、上記各吊り下げ部材の取り付け位置を
結ぶ線に交差する方向にも傾くことがなく、水平状態で
完全に収納される。
【0012】尚、上記吊り下げ部材とは、ワイヤ,ロー
プおよびベルトを含む概念である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。図1は、本実施の形態の吸込
グリルの収納装置が搭載された天井パネルの上面図及び
この上面図のA−A矢視断面図である。21は天井パネ
ルであり、22は吸込グリルである。天井パネル21の
内周面21aに沿って回転軸23が配設されている。そ
して、この回転軸23は、モータ24によって歯車2
5,26を介して回転される。
【0014】上記回転軸23の両端部には、ワイヤ2
7,28の一端が取り付けられる。また、両ワイヤ27,
28の他端には、上記回転軸23に垂直な方向に延在す
る天井パネル21の内周面21b,21c夫々の中央に設
けられたトランベット状の開口を有するガイド29,3
0を介して、吸込グリル22の両端部が吊り下げられて
いる。したがって、吸込グリル22は、モータ24の正
転によって上昇し、逆転によって下降する。
【0015】また、上記ガイド29の下側にはワイヤ2
7の繰り出し長を検出する主センサ31が設けられてお
り、ガイド30の下側にはワイヤ28の揺れを検出する
揺れセンサ32が設けられている。さらに、ガイド2
9,30の近傍における吸込口の中心(つまり、吸込グリ
ル22の中心)Dに対して点対称の位置には、吸込グリ
ル22が天井パネル21内に正しく収納された場合にオ
ン信号を出力するリミットスイッチ33,34が取り付
けられている。
【0016】本実施の形態においては、上記ワイヤ27
の繰り出し長を主センサ31で検出することによって、
吸込グリル22が停止位置に至ったことを直接検出す
る。したがって、吸込グリル22の停止時点を正確に判
定できるのである。以下、上記主センサ31について説
明する。
【0017】図2は、上記主センサ31として光センサ
35を用いた場合の例を示す。この場合には、ワイヤ2
7には、吸込グリル22の停止位置に対応する繰り出し
長の位置に、図3に示すように光反射部としてのビーズ
36,36,…をかしめて取り付けている。光センサ35
はコ字状に屈曲しており、互いに対向する部位の一方3
5aには発光素子37と受光素子38とを設ける。そし
て、ワイヤ27のビーズ36からの反射光を検知してビ
ーズ36の通過回数をカウントすることによって、ワイ
ヤ27の繰り出し長を検出するのである。
【0018】また、上記主センサ31として光センサ3
5を用いる場合には、上記ビーズ36が取り付けられた
ワイヤ27に変えて、図4に示すようなリボンを用いて
も差し支えない。
【0019】図4(a)では、不透明リボン41における
吸込グリル22の停止位置に対応する繰り出し長の位置
に透明スリット42を形成している。そして、光センサ
35は、不透明リボン41の透明スリット42である透
光部の通過回数をカウントすることによって、不透明リ
ボン41の繰り出し長を検出するのである。
【0020】また、図4(b)では、不透明リボン43に
おける吸込グリル22の停止位置に対応する繰り出し長
の位置に所定長の穴44を形成している。そして、光セ
ンサ35は、上記不透明リボン43の穴44である透光
部の通過回数をカウントすることによって、不透明リボ
ン43の繰り出し長を検出するのである。
【0021】また、図4(c)では、透明リボン45にお
ける吸込グリル22の停止位置に対応する繰り出し長の
位置に所定長の乱反射部46を形成している。尚、この
乱反射部46は、上記透明リボン45の表面から三角柱
状に突出した突出部で構成している。但し、乱反射部4
6の構成はこれに限定されるものではない。そして、光
センサ35は、透明リボン45における乱反射部46の
通過回数をカウントすることによって、透明リボン45
の繰り出し長を検出するのである。
【0022】尚、上記ワイヤ27に変えて不透明リボン
41,43あるいは透明リボン45を用いる場合には、
光センサ35の上記互いに対向する部位の他方には、不
透明リボン41,43の上記透光部あるいは透明リボン
45を通過した光を受光素子38側に反射させる反射部
を形成する必要がある。
【0023】図5は、上記主センサ31として磁気セン
サ51を用いた場合の例を示す。この場合には、上記ワ
イヤ27として、吸込グリル22の停止位置に対応する
繰り出し長の位置に所定長の金属(磁気反応物)52を付
着させた樹脂ワイヤ53を使用する。そして、上記磁気
センサ51内を樹脂ワイヤ53上の金属52が通過する
数をカウントすることによって、樹脂ワイヤ53の繰り
出し長を検出するのである。尚、上記樹脂ワイヤ53へ
の金属52の付着は、メタライジングや蒸着等によって
行う。
【0024】図6は、上記主センサ31として電界セン
サ55を用いた場合の例を示す。この場合には、ワイヤ
27として、N極の磁性を付与した磁性ワイヤ56にお
ける吸込グリル22の停止位置に対応する繰り出し長の
位置にS極の磁極を付与した所定長のS極部57を設け
たものを使用する。電界センサ55は、図7に示すよう
に、コイル58を有して概略円筒状に形成されている。
そして、上記電界センサ55のコイル58内を磁性ワイ
ヤ56が通過すると、コイル58のB点からC点へ、C
点からB点へと、交互に電流が流れる。そして、電流検
出部59で検出される電流の方向反転回数をカウントす
ることによって、磁性ワイヤ56の繰り出し長を検出す
るのである。
【0025】ここで、図5あるいは図6に示すように、
上記センサ51,55に円形のガイド61,62を設け、
ガイド61,62の直径をセンサ51,55のワイヤ5
3,56の検出可能範囲よりも小さくすることによっ
て、停止位置検出地点におけるワイヤ53,56の揺れ
をセンサ51,55の上記検出可能範囲内に収めて、外
乱に強く安定したワイヤ繰り出し長を検出できる。尚、
図2に示す光センサ35にも円形のガイドを設けること
によって、外乱に強く安定したワイヤ繰り出し長を検出
できることは言うまでもない。
【0026】尚、上述のように、上記ワイヤ27の繰り
出し長に基づいて吸込グリル22の停止位置を検出する
ことによって、吸込グリル22を予め設定された停止位
置に正しく停止させることが可能となる。
【0027】以下、上記主センサ31による検出結果に
基づく吸込グリル22の昇降制御について詳細に説明す
る。図8は、上記吸込グリル22の昇降制御装置のブロ
ック図である。検出部71は、主センサ31からの信号
に基づいて、ワイヤ27の上記指標部としての光反射
部,透光部,磁気反応部あるいは磁極部を検知するとレベ
ル“H"の検出信号を出力する。
【0028】昇降制御部72は、ワイヤードリモコン7
3あるいはワイヤレスリモコン74からの吸込グリル2
2の上昇指示または下降指示を受けると、モータドライ
バ76に制御信号を出力してモータ24を正転または逆
転させて吸込グリル22を上昇または下降させる。そし
て、検出部71からの検出信号に基づいて、光反射部,
透光部,磁気反応部あるいは磁極部の通過数をカウンタ
75でカウントし、このカウント値から吸込グリル22
の停止位置を判定する。そして、上記吸込グリル22の
停止位置に至ると、モータドライバ76に制御信号を出
力してモータ24を停止するのである。
【0029】ここで、吸込グリル22の各停止位置にお
ける上記光反射部,透光部,磁気反応部あるいは磁極部の
通過数のカウント値がメモリ78に格納されており、ユ
ーザは所望の停止位置に応じて1つの値を切り換え設定
可能になっている。但し、吸込グリル22に一番近い上
記指標部は、上昇時において吸込グリル22が天井パネ
ル21内に収納される直前に吸込グリル22を一時停止
させる位置を指定するものである。すなわち、吸込グリ
ル22の上昇時においては、吸込グリル22が収納され
る直前に吸込グリル22を一時停止させて、吸込グリル
22の揺れが収まってから収納するのである。
【0030】そして、上記昇降制御部72は、両リミッ
トスイッチ33,34からの上記オン信号を受けると、
吸込グリル22が天井パネル21内に正しく収納された
と判定して、モータドライバ76に制御信号を出力して
モータ24を停止させる。さらに、上記昇降制御部72
は、揺れ検出部77から出力される揺れ検出信号を受け
た場合には、吸込グリル22が揺れていると判定する。
そして、モータドライバ76に制御信号を出力してモー
タ24を停止する。
【0031】すなわち、本実施の形態においては、上記
収納検知手段を両リミットスイッチ33,34で構成
し、上記モータ停止手段を昇降制御部72とモータドラ
イバ76とで構成するのである。
【0032】以下、上記昇降制御部72によって実行さ
れる吸込グリル昇降制御処理動作について、図9,図1
0に示すフローチャートに従って説明する。メモリ78
に格納されている上記光反射部,透光部,磁気反応部ある
いは磁極部のカウント値のうち所望の停止位置に対応す
るカウント値がユーザによって設定される。そして、本
天井埋め込み型空気調和機の電源がオンになると吸込グ
リル昇降制御処理動作がスタートする。
【0033】ステップS1で、上記カウンタ75が初期
化される。ステップS2で、リモコン73,74から下降
指示があるか否かが判別される。その結果、下降指示が
あればステップS3に進んで下降モードに入る。
【0034】ステップS3で、上記モータドライバ76
にモータ逆転用の制御信号が出力されて、モータ24の
逆転が開始される。ステップS4で、上記カウンタ75
によるワイヤ27の上記指標部通過数のカウントが開始
される。
【0035】ステップS5で、上記リモコン73,74か
ら停止指示があるか否かが判別される。その結果、停止
指示があればステップS9に進み、そうでなければステ
ップS6に進む。ステップS6で、カウンタ75のカウン
ト値がユーザによって設定された設定値以上になったか
否かが判別される。その結果、上記設定値以上であれば
ワイヤ27が必要長だけ繰り出されたと判定してステッ
プS9に進み、そうでなければステップS7に進む。
【0036】ステップS7で、上記リモコン73,74か
ら上昇指示があるか否かが判別される。その結果、上昇
指示があればステップS13に進んで上昇モードに移行す
る。一方、そうでなければステップS8に進む。ステッ
プS8で、上記揺れ検出部77からの揺れ検出信号に基
づいて、ワイヤ28に揺れがあるか否かが判別される。
その結果、揺れがある場合にはステップS9に進み、揺
れがなければ上記ステップS5に戻る。そして、上記停
止指示がある場合、カウント値が設定値以上になった場
合、あるいは、ワイヤ28に揺れがある場合には、下降
モードを終了してステップS9に進むのである。
【0037】ステップS9で、上記モータドライバ76
にモータ停止信号が出力されてモータ24が停止され、
通常停止に入る。尚、上記通常停止においては、カウン
タ75のカウント値は保持される。
【0038】このように、本実施の形態においては、上
記下降モードにおいて、上記ワイヤ27の上記指標部通
過数のカウント値が上記設定値になると、吸込グリル2
2は停止位置に至ったと判定するようにしている。した
がって、たとえ吸込グリル22が障害物に当たってワイ
ヤ27が正常に繰り出されなくとも吸込グリル22は停
止位置に至ったと誤判定されることはない。
【0039】ステップS10で、上記リモコン73,74
から下降指示があるか否かが判別される。その結果、下
降指示があればステップS11に進み、下降指示がなけれ
ばステップS12に進む。ステップS11で、カウンタ75
のカウント値が上記設定値より小さいか否かが判別され
る。その結果、小さければ上記ステップS3に戻って上
記下降モードに移行する。一方、そうでなければ上記ス
テップS10に戻る。このように、上記吸込グリル22が
下降して通常停止に至り、再下降が指示された場合に
は、吸込グリル22がまだ下降する余裕があるか否かを
確認してから再下降するようにしている。
【0040】ステップS12で、上記リモコン73,74
から上昇指示があるか否かが判別される。その結果、上
昇指示があればステップS13に進んで上昇モードに入
る。一方、上昇指示がなければ上記ステップS10に戻っ
て下降指示あるいは上昇指示があるのを待つ。ステップ
S13で、両リミットスイッチ33,34が共にオフ状態
であるか否かが判別される。その結果、オフ状態でなけ
れば吸込グリル22は天井パネル21内に完全に収納さ
れていて上昇できないので上記ステップS10に戻って下
降指示を待つ。一方、オフ状態であればステップS14に
進む。
【0041】ステップS14で、上記モータドライバ76
にモータ正転用の制御信号が出力されてモータ24の正
転が開始される。ステップS15で、カウンタ75による
ワイヤ27の上記指標部通過数のカウントダウンが開始
される。
【0042】ステップS16で、上記カウンタ75のカウ
ント値が、一時停止位置に対応する「1」になったか否か
が判別される。その結果、「1」であればワイヤ27,2
8が一時停止位置(吸込グリル22に一番近い上記指標
部の位置)まで巻き取られたと判定してステップS20に
進み、収納モードに移行する。一方、そうでなければス
テップS17に進む。ステップS17で、リモコン73,7
4から停止指示があるか否かが判別される。その結果、
停止指示があれば上記ステップS9に戻って通常停止
し、そうでなければステップS18に進む。
【0043】ステップS18で、上記リモコン73,74
から下降指示があるか否かが判別される。その結果、下
降指示があれば上記ステップS3に進んで下降モードに
移行し、そうでなければステップS19に進む。ステップ
S19で、揺れ検出部77からの揺れ検出信号に基づいて
ワイヤ28に揺れがあるか否かが判別される。その結
果、揺れがある場合には上記ステップS9に戻って通常
停止し、揺れがなければ上記ステップS16に戻る。そし
て、上記カウント値が「1」になった場合には、上昇モー
ドを終了して収納モードに移行する。また、停止指示が
ある場合、あるいは、ワイヤ28に揺れがある場合に
は、上昇モードを終了して通常停止する。また、下降指
示がある場合には、上昇モードを終了して下降モードに
移行するのである。
【0044】ステップS20で、上記モータドライバ76
にモータ停止用の制御信号が出力されてモータ24が所
定時間一時停止される。ステップS21で、モータドライ
バ76にモータ正転用の制御信号が出力されてモータ2
4の正転が開始される。ステップS22で、両リミットス
イッチ33,34が共にオン状態であるか否かが判別さ
れる。その結果、オン状態であれば吸込グリル22は天
井パネル21内に完全に収納されたのでステップS23に
進む。ステップS23で、モータドライバ76にモータ停
止信号が出力されてモータ24が停止される。
【0045】こうして、上記吸込グリル22が天井パネ
ル21に完全に収納される前に一時停止させ、吸込グリ
ル22の揺れが収まってから収納モードに移行して、吸
込グリル22を天井パネル21内に完全に収納するので
ある。
【0046】上述のように、本実施の形態においては、
上記リミットスイッチ33,34をガイド29,30の近
傍(つまり、ワイヤ27,28の垂下位置の近傍)に取り
付けている。したがって、両リミットスイッチ33,3
4による収納検知位置と収納された吸込グリル22にお
けるワイヤ27,28の取付位置とが非常に近い位置に
在り、吸込グリル22が収納されたことをワイヤ27,
28の繰り出し長に対応させて正確に検知できるのであ
る。また、モータ24は、両リミットスイッチ33,3
4がオン状態になるまでワイヤ27,28を巻き上げる
ようにしている。したがって、吸込グリル22はワイヤ
27,28の取り付け位置を結ぶ方向に傾くことなく天
井パネル21内に収納される。また、両リミットスイッ
チ33,34は、天井パネル21における吸込口の中心
(吸込グリル22の中心)Dに対して点対称の位置に取り
付けられている。したがって、吸込グリル22は、ワイ
ヤ27,28の取付位置を結ぶ線に交差する方向にも傾
くことがなく、水平状態で天井パネル21内に完全に収
納される。
【0047】したがって、本実施の形態によれば、図1
1に示す従来のグリル昇降装置(特開平6−15971
8号公報)のように、総てのモータに短時間の逆回転と
この逆回転時間より長時間の正回転とを交互に一回以上
繰り返すという複雑な制御は必要ないのである。
【0048】尚、上記実施の形態においては、1つのモ
ータ24で吸込グリル22の2箇所を吊り上げる場合を
例に、吸込グリル22の昇降制御を説明している。しか
しながら、この発明はこれに限定されるものではなく、
2つのモータで吸込グリルの4箇所を吊り上げる場合
や、4つのモータで吸込グリルの4箇所を吊り上げる場
合にも適用できる。また、上記実施の形態においては、
吸込グリルの昇降装置を例に説明しているが天井パネル
の昇降制御装置にもそのまま適用できる。
【0049】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に係
る発明の天井パネルまたは吸込グリルの収納装置は、天
井パネルまたは吸込グリルが収納されたことを検知する
収納検知手段を収納箇所における複数の吊り下げ部材の
夫々の垂下位置の近傍に設置したので、上記総ての収納
検知手段による検知位置と収納された上記天井パネルま
たは吸込グリルにおける上記吊り下げ部材の取り付け位
置とを非常に近づけることができる。したがって、上記
天井パネルあるいは吸込グリルが収納されたことを、上
記吊り下げ部材の繰り出し長に対応させて正確に検知で
きる。
【0050】さらに、上記モータ停止手段は、上記総て
の収納検知手段からの検知信号を受けた後に上記モータ
の動作を停止させるので、上記天井パネルまたは吸込グ
リルを、上記各吊り下げ部材の取り付け位置を結ぶ方向
に傾くことなく収納できる。
【0051】また、請求項2に係る発明の天井パネルま
たは吸込グリルの収納装置における上記吊り下げ部材
は、上記天井パネルまたは吸込グリルの互いに対向する
2辺の中央に取り付けられており、上記収納検知手段
は、上記天井パネルまたは吸込グリルの中心に対して点
対称になるように配置されているので、上記天井パネル
または吸込グリルは、上記各吊り下げ部材の取り付け位
置を結ぶ線に交差する方向にも傾くことがなく水平状態
で完全に収納できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の吸込グリルの下降制御装置が搭載さ
れた天井パネルの上面図およびこの上面図のA−A矢視
断面図である。
【図2】図1における主センサとして光センサを用いた
場合の例を示す図である。
【図3】図1におけるワイヤの詳細図である。
【図4】図3に示すワイヤに変わる光センサ用のリボン
の説明図である。
【図5】図1における主センサとして磁気センサを用い
た場合の例を示す図である。
【図6】図1における主センサとして電界センサを用い
た場合の例を示す図である。
【図7】図6に示す電界センサの具体的構成の説明図で
ある。
【図8】昇降制御装置のブロック図である。
【図9】図8における昇降制御部によって実行される吸
込グリル昇降制御処理動作のフローチャートである。
【図10】図9に続く吸込グリル昇降制御処理動作のフ
ローチャートである。
【図11】従来のグリル昇降装置の説明図である。
【符号の説明】
21…天井パネル、 22…吸込グリ
ル、23…回転軸、 24…モー
タ、27,28…ワイヤ、 31…主セン
サ、32…揺れセンサ、 33,34…
リミットスイッチ、35…光センサ、
51…磁気センサ、55…電界センサ、
71…検出部、72…昇降制御部、
73,74…リモコン、75…カウンタ、
76…モータドライバ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井に設置された空気調和機本体の天井
    パネル(21)または吸込グリル(22)を、モータ(24)
    で巻き取りまたは巻き戻される複数の吊り下げ部材(2
    7,28)によって上昇させる場合に、上記天井パネル
    (21)または吸込グリル(22)を収納箇所に収納する天
    井パネルまたは吸込グリルの収納装置であって、 上記収納箇所における夫々の吊り下げ部材(27,28)
    の垂下位置の近傍に設置されて、上記天井パネル(21)
    または吸込グリル(22)が収納されたことを検知して検
    知信号を出力する収納検知手段(33,34)と、 上記総ての収納検知手段(33,34)からの検知信号を
    受けて、上記モータ(24)の動作を停止するモータ停止
    手段(72,76)を備えたことを特徴とする天井パネル
    または吸込グリルの収納装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の天井パネルまたは吸込
    グリルの収納装置において、 上記吊り下げ部材(27,28)は、上記天井パネル(2
    1)または吸込グリル(22)の互いに対向する2辺の中
    央に取り付けられており、 上記収納検知手段(33,34)は、上記天井パネル(2
    1)または吸込グリル(22)の中心(D)に対して点対称
    になるように配置されていることを特徴とする天井パネ
    ルまたは吸込グリルの収納装置。
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