JP3168912B2 - 時間ダイバーシチ受信装置 - Google Patents

時間ダイバーシチ受信装置

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JP3168912B2
JP3168912B2 JP11249596A JP11249596A JP3168912B2 JP 3168912 B2 JP3168912 B2 JP 3168912B2 JP 11249596 A JP11249596 A JP 11249596A JP 11249596 A JP11249596 A JP 11249596A JP 3168912 B2 JP3168912 B2 JP 3168912B2
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてディジタ
ル無線通信における時間ダイバーシチ受信装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】時間ダイバーシチ受信装置は、空間ダイ
バーシチ等の他のダイバーシチ方式に比べて、アンテナ
や復調系を一系統で構成することができるため、小型化
が要求されるシステムにおける感度改善方式として有効
な方式である。このような時間ダイバーシチ受信装置の
構成としては、例えば特開平6-334572号公報に記載され
ている構成が知られている。
【0003】以下に、図8を参照して従来の時間ダイバ
ーシチ受信装置について簡単に説明する。ここでは、2
値FSK信号を受信する場合を説明する。
【0004】図8において、801は2値FSK信号を
受信して復調し、復調信号を出力する復調手段、802
は復調信号からビット同期をとり、同期タイミング信号
を出力するビット同期手段、803はタイミング信号に
応じて入力信号をディジタル値に量子化して出力するア
ナログ/ディジタル(以下、単にA/Dと略記する)変
換手段、804はディジタル値の格納と読み出しを行う
メモリ、805は時間ダイバーシチ送信によるブロック
データの繰り返し送信が行われている間は入力されたデ
ィジタル値をメモリに格納し、ダイバーシチ回数分のブ
ロックデータの格納が終了すると、格納終了信号を出力
する制御手段、806は格納終了信号に応じて、時間ダ
イバーシチで送信された複数回分のブロックデータにお
いて、同じ位置に相当する複数のディジタル値の格納さ
れている番地の読み出し命令信号を出力し、読み出した
複数のディジタル値を合成し、合成結果を出力する合成
手段、807は合成結果の符号判定を行い、判定結果を
出力する符号判定手段である。
【0005】以上のように構成された時間ダイバーシチ
装置について、以下にその動作について説明する。
【0006】まず、受信したFSK信号は復調手段80
1において復調され、復調信号が得られる。得られた復
調信号に対して、ビット同期手段802で同期タイミン
グ信号が生成され、この同期タイミング信号に応じて、
A/D変換手段803において復調信号の量子化が行わ
れ、ディジタル値が出力される。
【0007】制御手段805では、時間ダイバーシチに
よる一ブロック分のデータの繰り返し送信が終了するま
で、A/D変換手段803から出力されたディジタル値
をメモリ804に格納する。繰り返し送信されたブロッ
クデータの格納が終了すると、制御手段805から合成
手段806へ格納終了信号が供給される。
【0008】合成手段806では、格納終了信号に応じ
て、メモリ804からブロックデータ中の同じ位置に相
当する複数回分のディジタル値を読み出して合成し、合
成結果のディジタル値を符号判定手段807へ供給す
る。
【0009】符号判定手段807では、入力されたディ
ジタル値に対して、あらかじめ定められたしきい値より
も大きいか小さいかの判定を行い、判定結果を受信ビッ
トデータとして出力する。
【0010】このように、ブロックデータ単位で繰り返
し送信された信号の復調信号を一度メモリに蓄えた後、
各ビットごとに合成し、合成結果に対して符号判定を行
うことにより、雑音やフェージング等の影響によるビッ
ト誤りを軽減することが可能となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成では、グレイ符号により4値化されたFSK信号をダ
イバーシチ受信する場合に、以下に述べるような問題点
を有していた。
【0012】グレイ符号とは、各符号間の距離が1とな
るように配置された符号であり、4値グレイ符号を用い
たFSK信号では、その符号と周波数偏移は、例えば
(表1)のように設定される。
【0013】
【表1】 この場合、4値データのもととなる2値データの上位ビ
ットは、FSK信号の瞬時周波数の搬送波周波数に対す
る高低に相当し、下位ビットは、FSK信号の瞬時周波
数の周波数偏移の絶対値がΔfであるか3Δfであるか
に相当する。このようなグレイ符号を用いた4値FSK
信号を復調する場合、雑音等の影響により、誤って隣の
シンボルに判定された場合でも、2ビットのうちの1ビ
ットのみの誤りで済むことになり、誤りを軽減できる。
【0014】ここで、グレイ符号を用いた4値FSK信
号に対して図8で示した時間ダイバーシチ受信装置を適
用する場合、以下のような問題点を生じる。
【0015】ダイバーシチの一回目の復調出力値が、図
9で示した4値データの「3」に相当する値であり、二
回目の復調出力値が、雑音等の影響により4値データの
「0」に相当する値に誤って判定された場合を考える。
4値データの「3」が「0」と誤判定された場合、誤り
ビットは上位ビットのみである。しかし、図8の構成に
より、合成手段806における合成結果は4値データの
「1」あるいは「2」に相当する値になってしまい、上
位ビットと下位ビットの両方が誤ってしまい、本来グレ
イ符号で得られるべき効果が得られなくなってしまう。
【0016】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、時間ダイバーシチにより繰り返し送信された4値
グレイ符号による4値FSK信号に対して、良好がダイ
バーシチ効果が得られる時間ダイバーシチ受信装置を提
供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の時間ダイバーシチ受信装置は、4値化された
グレイ符号により周波数偏移変調された4値FSK信号
が、時間ダイバーシチ送信により、同じブロックデータ
が複数回に渡って繰り返し送信される通信システムにお
いて、時間ダイバーシチ受信を行う際に、複数回送信さ
れたブロックデータにおいて、同じ位置に相当する複数
回分の復調出力値を符号付きで合成し、合成値を出力す
る合成手段と、合成値の符号を判定し、符号判定結果を
第1のビットの受信データとして出力する符号判定手段
と、復調出力値の絶対値を合成し、絶対値合成値を出力
する絶対値合成手段と、しきい値に対する絶対値合成値
の大小を判定を行い、振幅判定結果を第2のビットの受
信データとして出力する振幅判定手段とを有するもので
ある。
【0018】本発明によれば、時間ダイバーシチにより
繰り返し送信された4値FSK信号における4値グレイ
符号に対して、上位ビットと下位ビットをそれぞれ独立
して合成し、ビット判定することにより、時間ダイバー
シチとグレイ符号の双方の効果を得ることが可能とな
り、良好なダイバーシチ効果が得られる。
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図7を用いて説明する。 (実施の形態1) 図1は第1の実施の形態における時間ダイバーシチ受信
装置の構成を示したものである。
【0026】図1において、101は4値FSK復調手
段で、例えば(表1)のように設定された4値FSK信
号を受信して復調し、復調信号を出力するものである。
ここで、復調信号は中心電圧が0Vであり、4値FSK
信号の搬送波周波数に対する瞬時周波数の高低に応じ
て、電圧が変化するとする。
【0027】102はビット同期手段で、復調信号に対
してビット同期をとり、同期タイミング信号を出力す
る。
【0028】103はA/D変換手段で、復調信号をデ
ィジタル値に量子化し、ディジタル復調出力値を出力す
るものである。104はメモリで、入力されたディジタ
ル値を指定番地情報に応じて格納しておき、読み出し命
令信号に応じて指定された番地に格納されているディジ
タル値を出力する。105は制御手段で、時間ダイバー
シチ送信による同じブロックデータの繰り返し送信が行
われている間は、ディジタル復調出力値と指定番地情報
をメモリへ供給し、繰り返し送信されたブロックデータ
の格納が終了すると、格納終了信号を出力する。106
は合成制御手段で、繰り返し送信されるブロックデータ
の同じ位置に相当する複数回分のディジタル復調出力値
をメモリから読み出して出力する。107は合成手段
で、複数回分のディジタル復調出力値を符号付きで合成
し、合成値を出力する。108は符号判定手段で、入力
されたディジタル値の符号を判定し符号判定結果を出力
する。
【0029】109は絶対値合成手段で、複数回分のデ
ィジタル復調出力値の絶対値を合成し、絶対値合成値を
出力する。110は振幅判定手段で、あらかじめ設定さ
れたしきい値に対する入力されたディジタル信号の大小
を判定し、振幅判定結果を出力する。111はラッチ手
段で、2つの入力信号を交互にラッチして出力する。
【0030】なお、制御手段105、合成制御手段10
6、合成手段107、符号判定手段108、絶対値合成
手段109、振幅判定手段110、及びラッチ手段11
1はディジタルにて処理を行うため、例えばロジック回
路により構成することも可能であり、またマイコンによ
り処理することも可能である。
【0031】図2は4値FSK復調手段101の詳細構
成を示すものである。図2において、201、202は
混合器で、RF帯における2つの入力信号を混合して出
力する。203は局部発振器で、受信する4値FSK信
号の搬送波周波数とほぼ等しい周波数の信号を生成す
る。204は移相器で、RF帯において入力信号の位相
を90度移相する。205、206は低域通過フィルタ
で、入力信号の高周波成分を除去し、ベースバンド帯に
おける所望の受信帯域のみを通過させる。207は局部
発振器で、ベースバンド帯において一定周波数の信号を
生成するものであり、例えば独立した発振器でもよい
し、例えばマイコン部で用いているクロック信号を用い
てもよい。208は移相器で、局部発振器207から出
力された信号の位相を90度移相する。209、210
は乗算器で、ベースバンド帯における2つの入力信号を
混合して出力する。211は加算器で、ベースバンド帯
における2つの入力信号を加算して出力する。212は
周波数/電圧(F/V)変換手段で、入力されたベース
バンド帯の信号の周波数に比例した電圧を出力する。
【0032】なお、この4値FSK復調手段101の動
作を簡単に説明しておくと、まず、後述する4値FSK
信号が入力されると、混合器201、202に供給され
る。混合器201では、局部発振器203が発生する4
値FSK信号の搬送波周波数とほぼ等しい周波数の局部
発振信号と混合する。一方、混合器202では局部発振
器203が発生する4値FSK信号の搬送波周波数とほ
ぼ等しい周波数の局部発振信号を90度移相の移相器2
04を介して混合する。次に、混合器201、202の
混合信号はそれぞれの低域通過フィルタ205、206
でベースバンド帯における所望の受信帯域のみ通過す
る。低域通過フィルタ205、206の出力は乗算器2
09、210に送出される。乗算器209に入力された
低域通過フィルタ205の出力信号である同相ベースバ
ンド信号成分(I信号)は、局部発振器207が生成す
るベースバンド帯において一定周波数信号と混合され
る。一方、乗算器210に入力された低域通過フィルタ
206の出力信号である直交ベースバンド信号成分(Q
信号)は、局部発振器207が生成するベースバンド帯
において一定周波数信号を90度移相の移相器204を
介した90度移相信号と混合される。そして、加算器2
11で、ベースバンド帯における2つの入力信号を加算
して出力する。最終、F/V変換手段212で、入力さ
れたベースバンド帯の信号を出力する。
【0033】以上のように構成された時間ダイバーシチ
受信装置について、図3を用いてその動作を説明する。
【0034】まず、図3aに示すような受信された4値
FSK信号は、4値FSK復調手段101において復調
され、図3b、c、dのような復調信号を得る。ここ
で、図3bは時間ダイバーシチにより繰り返し送信され
たブロックデータの一回目の復調信号であり、図3cは
二回目の復調信号、図3dは三回目の復調信号であると
する。
【0035】次に、ビット同期手段102では、復調信
号に基づいて同期タイミング信号が生成され(図3
e)、この同期タイミング信号に応じて、A/D変換手
段103において、復調信号の量子化が行われる。量子
化された復調出力値は、制御手段105により、メモリ
104の指定番地へ格納される。図3f、g、hは、そ
れぞれ図3b、c、dの復調信号に対するディジタル値
である。
【0036】制御手段105では、時間ダイバーシチに
より繰り返し送信されたブロックデータのメモリへの格
納が終了すると、格納終了信号を合成制御手段106へ
供給する。
【0037】合成制御手段106では、格納終了信号に
応じて、メモリ104に格納されているディジタル復調
出力値のうち、ブロックデータの同じ位置に相当する複
数回分のディジタル値を読み出し、合成手段107と絶
対値合成手段109へ供給する。
【0038】合成手段107では、合成制御手段106
から供給されたディジタル値を符号付きで合成し、符号
判定手段108へ供給する(図3i)。符号判定手段1
08では、合成値の符号判定が行われ、判定結果のバイ
ナリデータが出力される。
【0039】4値FSK信号が(表1)のように設定さ
れている場合、この符号判定結果は、2ビットのうちの
上位ビットの判定結果に相当する。
【0040】また、絶対値合成手段109では、合成制
御手段106から供給されたディジタル値の絶対値を合
成し、振幅判定手段110へ供給する(図3j)。
【0041】振幅判定手段110では、絶対値合成値と
あらかじめ定められたしきい値との大小の判定が行わ
れ、判定結果のバイナリデータが出力される。この振幅
判定結果は、4値FSK信号が(表1)のように設定さ
れている場合、2ビットのうちの下位ビットの判定結果
に相当する。
【0042】以上のようにして得られた符号判定結果と
振幅判定結果をラッチ手段111により交互にラッチし
て出力することにより、時間ダイバーシチ受信による受
信ビットデータが得られる。
【0043】なお、図3のブロックデータにおいて、9
ビット目のデータは、一回目の受信時に誤りを生じてい
る。従来のダイバーシチ受信方式では、図3iに示した
合成結果に対して振幅判定を行うが、この場合には誤り
は改善されない。これに対し、本発明の実施の形態1に
よる時間ダイバーシチ受信装置は、図3jに示した絶対
値合成結果に対して振幅判定を行うため、誤りが改善さ
れる、という点で優れた効果が得られる。
【0044】以上のように本発明の実施の形態1によれ
ば、4値化されたグレイ符号により周波数偏移変調され
た4値FSK信号をダイバーシチ受信する際に、4値F
SK信号の瞬時周波数の搬送波周波数に対する高低に相
当するビットのダイバーシチ合成・判定と、瞬時周波数
の周波数偏移の絶対値の大小に相当するビットのダイバ
ーシチ合成・判定とを独立して行うことにより、時間ダ
イバーシチとグレイ符号の双方の効果を得ることが可能
となり、良好なダイバーシチ効果が得られる。
【0045】(実施の形態2)図4は第2の実施の形態
における時間ダイバーシチ受信装置の構成を示すもので
ある。
【0046】図4において、101は4値FSK復調手
段、102はビット同期手段、103はA/D変換手
段、107は合成手段、108は符号判定手段、109
は絶対値合成手段、111はラッチ手段であり、以上の
構成は図1の構成と同様なものである。
【0047】一方、図4において、401は受信レベル
判定手段で、受信した4値FSK信号の受信レベルが、
定められたレベルより大きいか小さいかを判定し、タイ
ミング信号に応じて受信レベル判定結果を出力する。な
お、ここで定められたレベルとは、例えば規定された感
度点レベルであるとする。
【0048】402はメモリで、入力されたディジタル
復調出力値と受信レベル判定結果を、指定番地情報に応
じて格納しておき、読み出し命令信号に応じて、指定さ
れた番地に格納されているディジタル復調出力値と受信
レベル判定結果を出力する。
【0049】403は制御手段で、時間ダイバーシチ送
信により同じブロックデータが繰り返し送信されている
間は、ディジタル復調出力値と受信レベル判定結果と指
定番地情報とを出力し、繰り返し送信された複数のブロ
ックデータの格納が終了した後、格納終了信号を出力す
る。
【0050】404は選択合成制御手段で、複数のブロ
ックデータにおいて、同じ位置に相当する複数の前記デ
ィジタル復調出力値と前記受信レベル判定結果をメモリ
402から読み出し、受信レベル判定結果が大である場
合のディジタル復調出力値のみを選択して出力し、同時
に選択したディジタル復調出力値の個数情報を出力す
る。
【0051】405は振幅判定手段で、選択合成制御手
段404から出力された個数情報に基づいて振幅判定の
しきい値を設定し、入力されたディジタル信号のしきい
値に対する大小を判定し、振幅判定結果を出力するもの
である。
【0052】なお、制御手段403、選択合成制御手段
404、振幅判定手段405は、ディジタルにて処理を
行うため、例えばロジック回路により構成することも可
能であり、またマイコンにより処理することも可能であ
る。
【0053】以上のように構成された時間ダイバーシチ
受信装置について、図1の動作と異なる点を主体に説明
する。
【0054】まず、受信レベル判定手段401では、ビ
ット同期手段102から出力される同期タイミング信号
に応じて、4値FSK復調手段101において受信した
4値FSK信号の受信レベルが、感度点レベルより大き
いか小さいかを1シンボル毎に判定し、判定結果を出力
する。
【0055】制御手段403では、時間ダイバーシチ送
信により同じブロックデータが繰り返し送信されている
間は、ディジタル復調出力値とそのシンボルに対応する
受信レベル判定結果を、メモリ402の指定番地に格納
しておき、繰り返し送信されたブロックデータの格納が
終了すると、格納終了信号を選択合成手段404へ供給
する。
【0056】選択合成手段404では、格納終了信号に
応じて、メモリ402に格納されている複数のブロック
データにおいて、同じ位置に相当する複数回分のディジ
タル復調出力値とそれに対応する受信レベル判定結果を
読み出し、受信レベル判定結果が大である場合のディジ
タル復調出力値のみを選択して合成手段107と絶対値
合成手段109へ供給し、同時に選択したディジタル復
調出力値の個数情報を振幅判定手段405へ供給する。
【0057】選択合成制御手段404において選択され
て出力されたディジタル復調出力値は、一方では合成手
段107において符号付きで合成され、符号判定手段1
08において符号判定され、第1のビットデータが得ら
れる。
【0058】また一方では絶対値合成手段109におい
て絶対値の合成が行われ、得られた絶対値合成値に対
し、振幅判定手段405において、選択されたディジタ
ル復調出力値の個数情報をもとに設定されたしきい値と
の大小の判定が行われ、第2のビットデータが得られ
る。
【0059】以上のように本発明の実施の形態によれ
ば、4値化されたグレイ符号により周波数偏移変調され
た4値FSK信号をダイバーシチ受信する際に、実施の
形態1において得られる効果に加えて、受信レベルが大
きい場合のディジタル復調値のみを選択的に合成するこ
とにより、さらに良好なダイバーシチ効果を得ることが
可能となる。
【0060】なお、以上の説明では、受信レベル判定手
段401における受信レベル判定を4値FSK信号の1
シンボル毎に行うものとしたが、この限りではなく、例
えば数シンボル毎、さらにはブロックデータ毎に受信レ
ベル判定を行うものとしてもよい。
【0061】(実施の形態3)図5は第3の実施の形態
における時間ダイバーシチ受信装置の構成を示すもので
ある。
【0062】図5において、101は4値FSK復調手
段、102はビット同期手段、103はA/D変換手
段、107は合成手段、108は符号判定手段、109
は絶対値合成手段、111はラッチ手段であり、以上の
構成は図1の構成と同様なものである。
【0063】一方、図5において、501は受信レベル
測定手段で、受信した4値FSK信号の受信レベルに比
例したディジタル値を同期タイミング信号に応じて受信
レベル値として出力するものである。
【0064】502はメモリで、入力されたディジタル
復調出力値と受信レベル値を、指定番地情報に応じて格
納しておき、読み出し命令信号に応じて、指定された番
地に格納されているディジタル復調出力値と受信レベル
値を出力するものである。
【0065】503は制御手段で、時間ダイバーシチ送
信により同じブロックデータが繰り返し送信されている
間は、ディジタル復調出力値と受信レベル値と指定番地
情報とを出力し、繰り返し送信された複数のブロックデ
ータの格納が終了した後、格納終了信号を出力するもの
である。
【0066】504は重み付け合成制御手段で、複数の
ブロックデータにおいて、同じ位置に相当する複数回分
の前記ディジタル復調出力値と前記受信レベル値をメモ
リから読み出し、受信レベル値を重み付け係数としてデ
ィジタル復調出力値に乗じたディジタル値を出力し、ま
た重み付け係数の情報を出力するものである。
【0067】505は振幅判定手段で、重み付け合成制
御手段504から出力された重み付け係数の情報に基づ
いて振幅判定のしきい値を設定し、入力されたディジタ
ル信号としきい値との大小を判定し、振幅判定結果を出
力するものである。
【0068】なお、制御手段503、重み付け合成制御
手段504、振幅判定手段505は、ディジタルにて処
理を行うため、例えばロジック回数により構成すること
も可能であり、またマイコンにより処理することも可能
である。
【0069】以上のように構成された時間ダイバーシチ
受信装置について、その動作を説明する。なお、図5に
おいて図1の構成と同様な構成については動作も同様で
あるため、当該説明については割愛する。
【0070】まず、受信レベル測定手段501では、ビ
ット同期手段102から出力される同期タイミング信号
に応じて、4値FSK復調手段101において受信した
4値FSK信号の受信レベルに比例したディジタル値を
受信レベル値として出力する。
【0071】次に、制御手段503では、時間ダイバー
シチ送信により同じブロックデータが繰り返し送信され
ている間は、ディジタル復調出力値とそのシンボルに対
応する受信レベル値を、メモリ502の指定番地に格納
しておき、繰り返し送信されたブロックデータの格納が
終了すると、格納終了信号を重み付け合成手段504へ
供給する。
【0072】重み付け合成手段504では、格納終了信
号に応じて、メモリ502に格納されている複数のブロ
ックデータにおいて、同じ位置に相当する複数回分のデ
ィジタル復調出力値とそれに対応する受信レベル値を読
み出し、受信レベル値を重み付け係数としてディジタル
復調出力値に乗じたディジタル値を合成手段107と絶
対値合成手段109へ供給し、同時に重み付け係数の情
報を振幅判定手段505へ供給する。この重み付け合成
制御手段504において重み付けされて出力されたディ
ジタル復調出力値は、一方では合成手段107において
符号付きで合成され、符号判定手段108において符号
判定され、第1のビットデータが得られる。
【0073】また一方では絶対値合成手段109におい
て絶対値の合成が行われ、得られた絶対値合成値に対
し、振幅判定手段505において、重み付け係数の情報
をもとに設定されたしきい値との大小の判定が行われ、
第2のビットデータが得られる。ここで、例えば時間ダ
イバーシチにより3回繰り返し送信が行われ、それぞれ
の回における受信レベル値、すなわち重み付け係数がw
1、w2、w3であり、ディジタル復調出力値がs1、
s2、s3、重み付け係数を乗じない場合の振幅判定の
しきい値をthsとすると、符号付きの合成値a1は、 a1=(w1×s1)+(w2×s2)+(w3×s
3) のように表される。また、絶対値合成値a2は、 a2=(w1×|s1|)+(w2×|s2|)+(w
3×|s3|) のように表される。また、しきい値ths’は、 ths’=(w1+w2+w3)×(ths) のように表される。
【0074】以上のように本発明の実施の形態によれ
ば、4値化されたグレイ符号により周波数偏移変調され
た4値FSK信号をダイバーシチ受信する際に、実施の
形態1において得られる効果に加えて、受信レベルに応
じてディジタル復調値を重み付けした後に合成すること
により、さらに良好なダイバーシチ効果を得ることが可
能となる。
【0075】なお、以上の説明では、受信レベル測定手
段501における受信レベル測定を4値FSK信号の1
シンボル毎に行うものとしたが、この限りではなく、例
えば数シンボル毎、さらにはブロックデータ毎に受信レ
ベル測定を行うものとしてもよい。
【0076】(実施の形態4)図6は第4の実施の形態
における時間ダイバーシチ受信装置の構成を示すもので
ある。
【0077】図6において、101は4値FSK復調手
段、102はビット同期手段、103はA/D変換手
段、104はメモリ、110は振幅判定手段、111は
ラッチ手段であり、以上の構成は図1の構成と同様なも
のである。
【0078】一方、図6において、601は絶対値出力
手段で、入力されたディジタル値の絶対値を出力するも
のである。
【0079】602は制御手段で、受信したビットデー
タに対し、時間ダイバーシチ送信により同じブロックデ
ータが繰り返し送信されている間は、受信ビットデータ
と指定番地情報をメモリへ供給し、繰り返し送信された
複数のブロックデータの格納が終了した後、格納終了信
号を出力するものである。
【0080】603は多数決判定手段で、格納終了信号
に応じて、ブロックデータにおいて同じ位置に相当する
奇数回分の受信ビットデータを、メモリから順次読み出
し、受信ビットデータの多数決判定を行い、判定された
ビットデータを出力するものである。
【0081】本実施の形態では、時間ダイバーシチによ
る繰り返し送信回数は奇数回であるとする。また、絶対
値出力手段601、制御手段602、多数決判定手段6
03は、ディジタルにて処理を行うため、例えばロジッ
ク回路により構成することも可能であり、またマイコン
により処理することも可能である。
【0082】以上のように構成された時間ダイバーシチ
受信装置について、その動作を説明する。なお、図6に
おいて図1の構成と同様な構成については動作も同様で
あるため、当該説明については割愛する。
【0083】まず、4値FSK信号は4値FSK復調手
段101において復調され、ビット同期手段102にお
ける同期タイミング信号に応じて、A/D変換手段10
3においてディジタル値に量子化され、一方では符号判
定手段108において符号の判定が行われ、4値FSK
の第1のビットデータが得られ、また一方では絶対値出
力手段601において絶対値化された値に対して、しき
い値に対する大小の判定が行われ、第2のビットデータ
が得られる。
【0084】ラッチ手段111において、第1のビット
データと第2のビットデータを交互にラッチして出力
し、受信ビットデータが得られる。制御手段602で
は、時間ダイバーシチ送信により同じブロックデータが
繰り返し送信されている間は、受信ビットデータと指定
番地情報をメモリ104へ供給して受信ビットデータを
格納し、繰り返し送信された複数のブロックデータの格
納が終了した後、格納終了信号を多数決判定手段603
へ供給する。
【0085】次に、多数決判定手段603では、格納終
了信号に応じて、複数のブロックデータにおいて、同じ
位置に相当する奇数回分の受信ビットデータを、メモリ
104から順次読み出し、受信ビットデータの多数決判
定を行い、判定されたビットデータを出力する。
【0086】以上のように本発明の実施の形態によれ
ば、4値化されたグレイ符号により周波数偏移変調さ
れ、時間ダイバーシチにより奇数回繰り返し送信された
4値FSK信号をダイバーシチ受信する際に、良好な効
果を得ることが可能となる。また、第1の実施の形態に
比べ、構成を小規模にすることが可能となる。特に、メ
モリは、各ビットのバイナリデータを格納すればよく、
容量を節約することが可能となる。
【0087】(実施の形態5)図7は第5の実施の形態
における時間ダイバーシチ受信装置の構成を示すもので
ある。
【0088】図7において、101は4値FSK復調手
段、102はビット同期手段、103はA/D変換手
段、104はメモリ、111はラッチ手段であり、以上
の構成は図1の構成と同様なものである。
【0089】また、図7において、602は制御手段、
603は多数決判定手段で、以上の構成は図6の構成と
同様なものである。一方、図7において、703は符号
判定手段で、タイミング信号に応じて復調信号の符号判
定を行い、符号判定結果を出力するものである。
【0090】702は絶対値出力手段で、入力信号の絶
対値電圧を出力するものである。703は振幅判定手段
で、タイミング信号に応じて、しきい値電圧に対する入
力電圧の大小を判定し、判定結果を出力するものであ
る。
【0091】本実施の形態では、時間ダイバーシチによ
る繰り返し送信回数は奇数回であるとする。
【0092】以上のように構成された時間ダイバーシチ
受信装置について、その動作を説明する。なお、図7に
おいて図1、図6の構成と同様な構成については動作も
同様であるため、当該説明については割愛する。
【0093】まず、受信した4値FSK信号は、4値F
SK復調手段101において復調され、一方では符号判
定手段701において、ビット同期手段102における
同期タイミング信号に応じて、符号判定が行われ、4値
FSK信号の第1のビットデータが得られる。
【0094】また一方では絶対値出力手段702におい
て、復調信号の絶対値電圧が出力され、振幅判定手段7
03においてあらかじめ定められたしきい値電圧との大
小の比較が行われ、第2のビットデータが得られる。
【0095】以上のようにして得られた第1のビットデ
ータと第2のビットデータをラッチ手段111にて交互
にラッチしてダイバーシチ処理を行う部分については、
第4の実施の形態と同様である。
【0096】以上のように本発明の実施の形態によれ
ば、4値化されたグレイ符号により周波数偏移変調さ
れ、時間ダイバーシチにより奇数回繰り返し送信された
4値FSK信号をダイバーシチ受信する際に、良好な効
果を得ることが可能となる。また、第1の実施の形態や
第4の実施の形態に比べ、構成を小規模にすることが可
能となる。
【0097】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、4値化さ
れたグレイ符号により周波数偏移変調され、時間ダイバ
ーシチ送信された4値FSK信号をダイバーシチ受信す
る際に、4値FSK信号の瞬時周波数の搬送波周波数に
対する高低に相当するビットのダイバーシチ合成および
判定と、瞬時周波数の周波数偏移の絶対値の大小に相当
するビットのダイバーシチ合成および判定とをそれぞれ
独立して行うことにより、時間ダイバーシチとグレイ符
号の双方の効果を得ることが可能となり、良好なダイバ
ーシチ効果が得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における時間ダイバ
ーシチ受信装置の回路系統図
【図2】同実施の形態における4値FSK復調手段の一
形態を示した回路系統図
【図3】同実施の形態における動作説明のための各部波
形図
【図4】本発明の第2の実施の形態における時間ダイバ
ーシチ受信装置の回路系統図
【図5】本発明の第3の実施の形態における時間ダイバ
ーシチ受信装置の回路系統図
【図6】本発明の第4の実施の形態における時間ダイバ
ーシチ受信装置の回路系統図
【図7】本発明の第5の実施の形態における時間ダイバ
ーシチ受信装置の回路系統図
【図8】従来の時間ダイバーシチ受信装置の一例の回路
系統図
【符号の説明】
101 4値FSK復調手段 102、802 ビット同期手段 103、803 A/D変換手段 104、402、502 メモリ 105、403、503、602、805 制御手段 106 合成制御手段 107、806 合成手段 108、701、807 符号判定手段 109 絶対値合成手段 110、405、505、703 振幅判定手段 111 ラッチ手段 201、202 混合器 203、207 局部発振器 204、208 移相器 205、206 低域通過フィルタ 209、210 乗算器 211 加算器 212 F/V変換手段 401 受信レベル判定手段 404 選択合成手段 501 受信レベル測定手段 504 重み付け合成制御手段 601、702 絶対値出力手段 603 多数決判定手段 801 復調手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横崎 克司 神奈川県横浜市港北区綱島4丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−167887(JP,A) 特開 平8−204623(JP,A) 特開 平10−13318(JP,A) 特開 平10−93643(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/10 - 27/14 H04L 1/02 H04B 7/02

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グレイ符号化された4値のFSK変調信
    号を受信する時間ダイバーシティー受信装置であって、 受信された前記FSK変調信号を復調し、復調信号を出
    力する手段と、 同じ位置に相当する複数回分の前記復調信号を合成する
    合成手段と、 前記合成手段の出力から前記復調信号の符号を判定する
    符号判定手段と、 同じ位置に相当する複数回分の前記復調信号の絶対値を
    合成する絶対値合成手段と、 絶対値合成手段の出力から前記復調信号の振幅値を判定
    する振幅値判定手段とを有し、 前記符号判定手段の出力と前記振幅値判定手段の出力か
    らシンボル判定を行うことを特徴とする時間ダイバーシ
    チ受信装置
  2. 【請求項2】 グレイ符号化された4値のFSK変調信
    号を受信する時間ダイバーシティー受信装置であって受信された前記FSK変調信号を復調し復調信号を出力
    する手段と、 前記復調信号の受信レベルから合成の可否を判定する受
    信レベル判定手段と、 同じ位置に相当する複数回分の前記復調信号を合成する
    する際、前記受信レベル判定手段で合成が可能であると
    判定された前記復調信号を合成する合成手段と、 前記合成手段の出力から前記復調信号の符号を判定する
    符号判定手段と、 同じ位置に相当する複数回分の前記復調信号の絶対値を
    合成する際、前記受信レベル判定手段で合成が可能であ
    ると判定された前記復調信号の絶対値を合成す絶対値合
    成手段と、 合成が可能と判定された個数と絶対値合成手段の出力と
    から前記復調信号の振幅値を判定する振幅値判定手段と
    を有し、 前記符号判定手段の出力と前記振幅値判定手段の出力か
    らシンボル判定を行うことを特徴とする時間ダイバーシ
    チ受信装置
  3. 【請求項3】 グレイ符号化された4値のFSK変調
    信号を受信する時間ダイバーシティー受信装置であっ
    て、 受信された前記FSK変調信号を復調し、復調信号を出
    力する手段と、 前記復調信号の受信レベルに比例したディジタル値を受
    信レベル値として出力する受信レベル測定手段と、 前記受信レベル値を重み付け係数として前記復調信号に
    重み付けをおこなう重み付け合成制御手段と、 同じ位置に相当する複数回分の重み付けされた前記復調
    信号を合成する合成手段と、 前記合成手段の出力から前記復調信号の符号を判定する
    符号判定手段と、 同じ位置に相当する複数回分の重み付けされた前記復調
    信号の絶対値を合成する絶対値合成手段と、 前記重み付け係数と絶対値合成手段の出力とから前記復
    調されたデータの振幅値を判定する振幅値判定手段とを
    有し、 前記符号判定手段の出力と前記振幅値判定手段の出力か
    らシンボル判定を行うことを特徴とする時間ダイバーシ
    チ受信装置
  4. 【請求項4】 時間ダイバーシチ送信により、同じブ
    ロックデータが複数回に渡って繰り返し送信される通信
    システムの、4値化されたグレイ符号により周波数偏移
    変調された4値FSK信号を受信して復調し、復調信号
    を出力する4値FSK復調手段と、前記復調信号に対し
    てビット同期をとり、同期タイミング信号を出力するビ
    ット同期手段と、前記同期タイミング信号に応じて前記
    復調信号をディジタル値に量子化し、ディジタル復調出
    力値として出力するアナログ/ディジタル変換手段と、
    入力されたディジタル値を指定番地情報に応じて格納し
    ておき、読み出し命令信号に応じて指定された番地に格
    納されているディジタル値を出力する第1のメモリと、
    前記時間ダイバーシチ送信により同じブロックデータが
    繰り返し送信されている間は、前記ディジタル復調出力
    値と前記指定番地情報を前記第1のメモリへ供給し、前
    記繰り返し送信された複数のブロックデータの格納が終
    了した後、格納終了信号を出力する第1の制御手段と、
    前記格納終了信号に応じて、前記第1のメモリに格納さ
    れている複数のブロックデータにおいて、同じ位置に相
    当する複数回分の前記ディジタル復調出力値を、順次読
    み出して出力する合成制御手段と、前記合成制御手段か
    ら出力された前記ディジタル復調出力値を、符号付きで
    合成して合成値を出力する合成手段と、前記合成制御手
    段から出力されたディジタル復調出力値の絶対値を合成
    して絶対値合成値を出力する絶対値合成手段と、前記合
    成値の符号の判定を行い、判定結果を前記4値グレイ符
    号の第1のビットの受信データとして出力する第1の符
    号判定手段と、第1のしきい値に対する前記絶対値合成
    値の大小の判定を行い、判定結果を前記4値グレイ符号
    の第2のビットの受信データとして出力する第1の振幅
    判定手段と、前記第1のビットの受信データと前記第2
    のビットの受信データを交互にラッチして受信ビットデ
    ータとして出力するラッチ手段とを有することを特徴と
    する時間ダイバーシチ受信装置。
  5. 【請求項5】 4値FSK復調手段として、4値FS
    K信号の搬送波とほぼ等しい周波数を生成する第1の局
    部発振器と、前記第1の局部発振器の出力信号を移相
    し、前記第1の局部発振器の出力信号に対して90度位
    相のシフトした信号を出力する第1の移相器と、前記4
    値FSK信号と前記第1の局部発振器の出力信号とを混
    合する第1の混合器と、前記第1の混合器の出力信号を
    帯域制限し、同相ベースバンド信号成分を通過させる第
    1の低域通過フィルタと、前記4値FSK信号と前記第
    1の移相器の出力信号とを混合する第2の混合器と、前
    記第2の混合器の出力信号を帯域制限し、直交ベースバ
    ンド信号成分を通過させる第2の低域通過フィルタと、
    ベースバンド帯において一定周波数の信号を生成する第
    2の局部発振器と、前記第2の局部発振器の出力信号を
    移相し、前記第2の局部発振器の出力信号に対して90
    度位相のシフトした信号を出力する第2の移相器と、前
    記同相ベースバンド信号成分と前記第2の局部発振器の
    出力信号とを混合する第3の混合器と、前記直交ベース
    バンド信号成分と前記第2の移相器の出力信号とを混合
    する第4の混合器と、前記第3の混合器の出力信号と前
    記第4の混合器の出力信号とを加算する加算器と、前記
    加算器の出力信号の瞬時周波数に比例した電圧を出力す
    る周波数/電圧変換手段とを有することを特徴とする
    求項4記載の時間ダイバーシチ受信装置。
  6. 【請求項6】 4値FSK復調手段において受信した
    4値FSK信号の受信レベルが、あらかじめ定められた
    レベルより大きいか小さいかを判定し、同期タイミング
    信号に応じて受信レベル判定結果を出力する受信レベル
    判定手段を設け、第1のメモリの代わりに、指定番地情
    報に応じて、ディジタル復調出力値と前記受信レベル判
    定結果をともに格納しておき、読み出し命令信号に応じ
    て、指定された番地に格納されている前記ディジタル復
    調出力値と前記受信レベル判定結果を出力する第2のメ
    モリを設け、第1の制御手段の代わりに、時間ダイバー
    シチ送信により同じブロックデータが繰り返し送信され
    ている間は、A/D変換手段から出力される前記ディジ
    タル復調出力値と前記受信レベル判定結果と指定番地情
    報とを前記第2のメモリへ供給し、前記繰り返し送信さ
    れた複数のブロックデータの格納が終了した後、格納終
    了信号を出力する第2の制御手段を設け、合成制御手段
    の代わりに、格納終了信号に応じて、前記複数のブロッ
    クデータにおいて、同じ位置に相当する複数回分の前記
    ディジタル復調出力値と前記受信レベル判定結果を前記
    第2のメモリから読み出し、前記受信レベル判定結果が
    大である場合の前記ディジタル復調出力値のみを選択し
    て合成手段と絶対値合成手段へ供給し、同時に選択した
    前記ディジタル復調出力値の個数情報を出力する選択合
    成制御手段を設け、第1の振幅判定手段の代わりに、前
    記個数情報に基づいて第2のしきい値を設定し、絶対値
    合成値の前記第2のしきい値に対する大小を判定し、判
    定結果を第2のビットの受信データとして出力する第2
    の振幅判定手段とを設けたことを特徴とする請求項4
    載の時間ダイバーシチ受信装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の受信レベル判定手段の
    代わりに、4値FSK復調手段において受信した4値F
    SK信号の受信レベルに比例したディジタル値を受信レ
    ベル値として出力する受信レベル測定手段を設け、請求
    項6記載の第2のメモリの代わりに、指定番地情報に応
    じて、ディジタル復調出力値と前記受信レベル値をとも
    に格納しておき、読み出し命令信号に応じて、指定され
    た番地に格納されている前記ディジタル復調出力値と前
    記受信レベル値とを出力する第3のメモリを設け、請求
    項6記載の第2の制御手段の代わりに、時間ダイバーシ
    チ送信により同じブロックデータが繰り返し送信されて
    いる間は、A/D変換手段から出力される前記ディジタ
    ル復調出力値と前記受信レベル値と指定番地情報とを前
    記第3のメモリへ供給し、前記繰り返し送信された複数
    のブロックデータの格納が終了した後、格納終了信号を
    出力する第3の制御手段を設け、請求項6記載の選択合
    成制御手段の代わりに、格納終了信号に応じて、複数の
    ブロックデータにおいて、同じ位置に相当する複数の前
    記ディジタル復調出力値と前記受信レベル値を前記第3
    のメモリから読み出し、前記受信レベル値を重みづけ係
    数として前記ディジタル復調出力値に乗じたディジタル
    値を合成手段と絶対値合成手段へ出力し、また前記重み
    付け係数の情報を出力する重み付け合成制御手段を設
    け、請求項6記載の第2の振幅判定手段の代わりに、前
    記重みづけ係数情報に基づいて第3のしきい値を定め、
    絶対値合成手段から出力された絶対値合成値の前記第3
    のしきい値に対する大小の判定を行い、前記判定の結果
    をグレイ符号の第2のビットの受信データとして出力す
    る第3の振幅判定手段を設けたことを特徴とする請求項
    記載の時間ダイバーシチ受信装置。
  8. 【請求項8】 時間ダイバーシチによる繰り返し送信
    回数は奇数回であり、制御手段と合成制御手段と合成手
    段と絶対値合成手段の代わりに、アナログ/ディジタル
    変換手段から出力されるディジタル復調出力値の絶対値
    を出力する第1の絶対値出力手段を設け、第1の符号判
    定手段には前記ディジタル復調出力値を供給し、第1の
    振幅判定手段には前記第1の絶対値出力手段から出力さ
    れる前記絶対値を供給し、時間ダイバーシチ送信により
    同じブロックデータが繰り返し送信されている間は、ラ
    ッチ手段から出力される受信ビットデータと指定番地情
    報を第1のメモリへ供給し、前記繰り返し送信された奇
    数回分のブロックデータの格納が終了した後、格納終了
    信号を出力する第4の制御手段と、前記格納終了信号に
    応じて、前記奇数回分のブロックデータにおいて、同じ
    位置に相当する奇数回分の前記受信ビットデータを、前
    記第1のメモリから順次読み出し、前記受信ビットデー
    タの多数決判定を行い、判定されたビットデータを出力
    する多数決判定手段とを設けたことを特徴とする請求項
    記載の時間ダイバーシチ受信装置。
  9. 【請求項9】 アナログ/ディジタル変換手段と第1
    の符号判定手段と第1の振幅判定手段の代わりに、同期
    タイミング信号に応じて復調信号の符号判定を行い、符
    号判定結果を第1のビットの受信データとしてラッチ手
    段へ供給する第2の符号判定手段と、前記復調信号の絶
    対値電圧を出力する第2の絶対値出力手段と、前記同期
    タイミング信号に応じて、しきい値電圧に対する前記絶
    対値電圧の大小を判定し、判定結果を第2のビットの受
    信データとして前記ラッチ手段へ供給する第4の振幅判
    定手段とを設けたことを特徴とする請求項8記載の時間
    ダイバーシチ受信装置。
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