JP3168743B2 - 火災感知システム - Google Patents

火災感知システム

Info

Publication number
JP3168743B2
JP3168743B2 JP34892492A JP34892492A JP3168743B2 JP 3168743 B2 JP3168743 B2 JP 3168743B2 JP 34892492 A JP34892492 A JP 34892492A JP 34892492 A JP34892492 A JP 34892492A JP 3168743 B2 JP3168743 B2 JP 3168743B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detection
receiver
sensor
average value
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP34892492A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06203281A (ja
Inventor
修 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP34892492A priority Critical patent/JP3168743B2/ja
Publication of JPH06203281A publication Critical patent/JPH06203281A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3168743B2 publication Critical patent/JP3168743B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火災感知システムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、火災感知システムの一従来例を
示すシステム構成図であり、該火災感知システムは、図
3に示すように、煙又は温度又は炎等の火災量を検出し
てその検出値を出力する検出部を具備する複数の感知器
1,1,1・・・と、該感知器1から出力される検出値
信号を受信して火災判断を行なう受信機2とが、一対の
信号線で送り接続されて構成されている。前記各感知器
1に夫々異なる固有のアドレスデータが設定されてお
り、該火災感知システムにおいては、前記受信機2がア
ドレス信号により特定の感知器の指定を行なうと共に、
前記感知器1は、自己のアドレスデータと前記受信機2
から受信したアドレス信号とを照合し、一致した場合の
み前記検出部の検出値を信号出力して、前記受信機2に
返信するようになっている。前記受信機3は、前記感知
器1から出力された検出値信号を受信し、該検出値信号
のレベルにより、火災判断を行なうようになっている。
【0003】又、前記受信機3にはCPU等の情報処理
装置(図示せず)が搭載されている。該情報処理装置
は、前記火災判断等のデータ処理を行なう他に、前記感
知器1の出力した検出値を随時蓄積して、所定時間(例
えば5分)の間に蓄積された複数の検出値の平均値を算
出し、感知器1の初期状態時且つ非火災時において検出
して記憶している初期検出値と、現在算出した平均値の
差分量を算出するデータ処理を行なうことが出来、該差
分量のレベルにより、前記感知器1の検出部の汚れ具合
を判断することが出来るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来の火
災感知システムの構成においては、受信機3が、全ての
感知器1に関して検出値の蓄積及びその平均値の算出を
行なう必要があり、受信機3に接続する感知器1の個数
が非常に多い場合には、受信機3のデータ処理能力に対
してデータ処理の負担が非常に大きくなるという問題が
あった。
【0005】本発明は上記課題を解決するために成され
たもので、その目的とするところは、受信機のデータ処
理能力や受信機に接続する感知器の個数にかかわらず、
該感知器の汚れ判断を容易に実施出来る火災感知システ
ムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明は、煙又は熱又は炎を検出してその検
出値を出力する検出部を具備する複数の感知器と、該感
知器から出力される検出値信号を受信して火災判断を行
なう受信機とを具備して成る火災感知システムにおい
て、前記感知器に、前記検出部から所定時間の間に出力
された検出値の平均値を算出する平均値処理部を具備す
ると共に、前記受信機によりアドレス指定された感知器
は、前記受信機からのモード指定により前記検出値若し
くは前記平均値を、選択的に前記受信機に返信すること
を特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、前記受信機において所定時間
毎に複数の検出値の平均値の算出を行なう必要が無いの
で、汚れ判断に関する該受信機のデータ処理を簡単化す
ることが出来る。
【0008】
【実施例】以下に本発明を、その実施例を示す図に基づ
いて説明する。
【0009】本発明実施例の火災感知器システムは、従
来と同様に図3の形態で構成されており、従来と同様
に、前記受信機2がアドレス信号により特定の感知器の
指定を行なうと共に、前記感知器1は、自己のアドレス
データと前記受信機2から受信したアドレス信号とを照
合し、一致した場合のみ前記検出部の検出値を信号出力
して、前記受信機2に返信するようになっている。前記
受信機3は、前記感知器1から出力された検出値信号を
受信し、該検出値信号のレベルにより、火災判断を行な
うようになっている。
【0010】図1は、本発明実施例の火災感知システム
を構成する前記感知器1を示すブロック図である。該感
知器1は、煙又は温度又は炎等の火災に係る物理量を検
出してその検出値をアナログ信号で出力する検出部4
と、該検出部4からのアナログ信号をA/D変換により
デジタル値に変換するA/D変換器5と、該A/D変換
器5から出力される検出値を記憶蓄積し、所定時間の間
に蓄積された複数の検出値の平均値を算出する平均値処
理部6と、前記A/D変換器5から出力される検出値も
しくは前記平均値処理部6から出力される平均値を、受
信機からのモード指定により選択的に信号出力する送受
信部7とを有して構成されている。
【0011】前記検出部4は、例えば、基準光を投光す
る投光手段及び該投光手段から間隔をおいて設置され前
記基準光を受光する受光手段とを有して成り、煙による
基準光の減衰量より煙濃度を判断する光電的濃度計や、
サーミスタ等の温度センサーや、炎の中の紫外線を検知
する紫外線検出管等であり、検出した煙濃度や温度や炎
の大きさを示すアナログ信号(電圧信号等)を出力す
る。
【0012】前記A/D変換器5は、前記検出部4から
のアナログ出力を、一定周期(例えば3秒周期)でサン
プリングし、量子化してデジタル信号に変換するが、前
記アナログ出力を量子化出来るものであれば、該A/D
変換器5に限らない。
【0013】前記平均値処理部6は、前記A/D変換器
5より出力される検出値を所定時間(例えば4分)の間
記憶するメモリを有しており、前記A/D変換器5から
出力される検出値を入力すると、前記所定時間(例えば
4分)前に記憶された検出値を古いデータとして消去す
ると共に、前記A/D変換器5から出力される検出値を
前記メモリの空き領域に記憶させる。その後、前記メモ
リに記憶された全検出値、即ち、前記所定時間(例えば
4分)前の時刻から現時刻に至るまでの間に記憶した複
数の検出値について、その平均値を算出して出力する。
尚、前記所定時間(例えば4分)前の時刻から現時刻に
至るまでの間に記憶した複数の検出値のうち、他と極端
に異なる値については除外して、平均値を算出するよう
にデータ処理してもよい。
【0014】前記送受信部7は、前記前記A/D変換器
5から出力される検出値と、前記平均値処理部6から出
力される平均値とを入力すると共に、前記信号線2を介
して前記受信機3から送信される通信データ信号を受信
する。図2は、該通信データ信号のフォーマットの一例
を示す図であり、該通信データ信号において、10はス
タートビット、11はアドレスデータであり、前記送受
信部7は、該アドレスデータ11と、自己に設定されて
いるアドレスデータとを照合して、一致した場合のみ、
該アドレスデータ11以降のデータを受け付ける。12
はモード信号データであり、送受信部7に前記検出値若
しくは前記平均値の何れを出力させるかを指定するデー
タである。又、該モード信号データ12において、感知
器制御用のコマンドを指定することも出来る。13はコ
ントロールデータであり、前記モード信号データ12に
おいて感知器制御用コマンドが指定されたときに有効
で、各種試験や感知器復旧などの制御内容を示すデータ
である。送受信部7は、該コントロールデータ13の制
御内容に基づいて動作する。14は、エラーチェックコ
ードであり、パリティーエラー等の信号エラーが発生し
ていないかどうかをチェックする。15は返信データで
あり、送受信部7から出力されるデータである。送受信
部7は、受信機3から受信した前記アドレスデータ11
が、自己に設定されているアドレスデータと照合一致し
た場合のみ、前記モード信号データ12によるモード指
定や、前記コントロールデータ13の内容に基づいて前
記検出値か若しくは前記平均値の何れか、若しくは試験
信号等の制御信号等を選択的に出力する。尚、前記通信
データ信号のフォーマットは上記一例に限られるもので
はない。
【0015】前記受信機3は、前記通信データにより前
述の如く感知器1を制御すると共に、前記感知器1から
出力される検出値信号を受信して火災判断を行い、表示
処理や発報処理等を行なう前記情報処理装置(図示せ
ず)を具備している。又、該受信機3の情報処理装置
は、前記モード信号データ12の指定により、前記平均
値信号を定期的(例えば1時間おき)に前記感知器1か
ら出力させ、該平均値信号を受信して、前記感知器1の
初期状態時において検出し記憶している初期検出値と、
該平均値との差分量を算出して、該差分量より感知器1
の汚れ具合を定期的に判断する。該初期検出値は、感知
器1の初期設定時且つ非火災状態時において前記検出部
4が検出した値であり、前記受信機3の情報処理装置
は、該初期検出値を各感知器毎に関して記憶している。
無論、前記差分量が大きい値であるほど、感知器1の検
知部4の汚れが激しいことを意味する。
【0016】以上構成の火災感知システムにおいては、
従来の如く受信機3側において、前記感知器1の出力し
た検出値を蓄積して、所定時間の間に蓄積した複数の検
出値の平均値を算出するというデータ処理を行なう必要
が無いので、受信機3側のデータ処理プログラムが簡単
化し、検出値やその他のデータを記憶するための受信機
のメモリ容量も少なくすることが出来、データ処理能力
の小さい受信機3でも簡単に、感知器1の汚れ判断を行
なうことが出来る。又、増設等により感知器1の数が非
常に多くなった場合にも、受信機1に新たにかかるデー
タ処理の負担は非常に少ないので、火災感知システムを
拡張することも容易である。但し、平均値の算出に関す
るデータ処理は、各感知器1毎にまかなうようになって
いるが、それにより各感知器1にかかる負担は少ないの
で、火災感知システムを構成するにおいて支障は無い。
【0017】尚,本実施例において、前記平均値と前記
初期検出値との差分量を算出して該差分量を出力する差
分量処理部を、前記平均値処理部の後段に設けて、差分
量の算出を、感知器1において行なうようにしてもよ
く、前記受信機3からのモード信号データ12のコマン
ド指定により前記検出値信号か若しくは該差分量信号
を、選択的に前記受信機3に返信するような構成にして
もよい。
【0018】
【発明の効果】以上の如く構成した本発明によれば、受
信機において検出値の平均値の算出を行なう必要が無い
ので、汚れ判断に関する該受信機のデータ処理の負担を
従来に比して非常に少なくすることが出来、故に受信機
のデータ処理能力や受信機に接続する感知器の個数にか
かわらず、該感知器の汚れ判断を容易に実施出来る火災
感知システムが構成出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の火災感知システムを構成する感
知器1を示すブロック図。
【図2】本発明実施例における受信機3と感知器1との
間の通信データ信号のフォーマットを示す図。
【図3】火災感知システムを示す構成図。
【符号の説明】
1 感知器 2 信号線 3 受信機 4 検出部 6 平均値処理部 7 送受信部 11 アドレスデータ 12 モード信号データ 15 返信データ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 煙又は熱又は炎を検出してその検出値を
    出力する検出部を具備する複数の感知器と、該感知器か
    ら出力される検出値信号を受信して火災判断を行なう受
    信機とを具備して成る火災感知システムにおいて、 前記感知器に、前記検出部から所定時間の間に出力され
    た複数の検出値の平均値を算出する平均値処理部を具備
    すると共に、 前記受信機によりアドレス指定された感知器は、前記受
    信機からのモード指定により前記検出値若しくは前記平
    均値を、選択的に前記受信機に返信することを特徴とす
    る自動火災報知システム。
  2. 【請求項2】 煙又は熱又は炎を検出してその検出値を
    出力する検出部を具備する複数の感知器と、該感知器か
    ら出力される検出値信号を受信して火災判断を行なう受
    信機とを具備して成る火災感知システムにおいて、 前記感知器に、前記検出部から所定時間の間に出力され
    た複数の検出値の平均値を算出する平均値処理部と、該
    感知器の初期状態において検出した初期検出値と前記平
    均値との差分量を算出して該差分量を出力する差分量処
    理部とを具備すると共に、 前記受信機によりアドレス指定された感知器は、前記受
    信機からのモード指定により前記検出値若しくは前記差
    分量を、選択的に前記受信機に返信することを特徴とす
    る自動火災報知システム。
JP34892492A 1992-12-28 1992-12-28 火災感知システム Expired - Fee Related JP3168743B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34892492A JP3168743B2 (ja) 1992-12-28 1992-12-28 火災感知システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34892492A JP3168743B2 (ja) 1992-12-28 1992-12-28 火災感知システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06203281A JPH06203281A (ja) 1994-07-22
JP3168743B2 true JP3168743B2 (ja) 2001-05-21

Family

ID=18400303

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34892492A Expired - Fee Related JP3168743B2 (ja) 1992-12-28 1992-12-28 火災感知システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3168743B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4873512B2 (ja) * 2000-11-22 2012-02-08 ホーチキ株式会社 火災検知器の初期設定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06203281A (ja) 1994-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4644331A (en) Fire alarm system
US4668939A (en) Apparatus for monitoring disturbances in environmental conditions
US4725819A (en) Fire detection system
JP3168743B2 (ja) 火災感知システム
JPS6024996B2 (ja) 火災検出装置
JPS5927395A (ja) 警報装置
JP2709087B2 (ja) 火災報知設備
US5926109A (en) Radio selective calling receiver and method of judging received data
JPS6180498A (ja) 自動火災報知設備
JP2746557B2 (ja) 火災警報装置
JPH0444795B2 (ja)
JPH0712383B2 (ja) 防災設備
JP3093867B2 (ja) 火災警報システム
JP2690317B2 (ja) 火災警報装置
JPH07296276A (ja) 光電式火災感知器
JP2831655B2 (ja) 差動式火災警報装置
JP2815220B2 (ja) 差動式火災警報装置
JP3056775B2 (ja) 自火報システムの火災判断方式
JP3038410B2 (ja) 火災判別方法およびこの方法を実施するための火災受信機、中継器、自火報システム
JP2901618B2 (ja) 火災警報装置
JP2914684B2 (ja) 差動式火災警報装置
JPS63192467A (ja) 防災設備の試験装置
JPH07272147A (ja) 火災報知設備
JP3790896B2 (ja) 自動火災報知システム
JP2593170B2 (ja) 火災警報装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010213

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees