JP3168508B2 - 車輌用前照灯 - Google Patents

車輌用前照灯

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JP3168508B2
JP3168508B2 JP01701896A JP1701896A JP3168508B2 JP 3168508 B2 JP3168508 B2 JP 3168508B2 JP 01701896 A JP01701896 A JP 01701896A JP 1701896 A JP1701896 A JP 1701896A JP 3168508 B2 JP3168508 B2 JP 3168508B2
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reflecting surface
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貴司 栗田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はランプボディの内外
を連通する通気孔を配光パターンの形成上影響の少ない
部分に設けるようにした新規な車輌用前照灯に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、車輌用前照灯には、空気中に
含まれる水分や内部に進入した水分等の影響によって生
じた反射鏡やレンズ内面の曇りを除去するために、ラン
プボディの内外を連通する通気孔が設けられていること
が多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車輌用前照
灯、特に、ランプボディの内面が反射面とされているタ
イプのものにあっては、反射面に通気孔を設けると、そ
れによって配光パターンが影響を受けてしまうという問
題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明車輌用前
照灯は、上記した課題を解決するために、反射面を上部
の主反射面と下部の副反射面とに上下に2分割し、主反
射面を配光パターンの中央部に光源からの光を集光する
集光領域を形成するような形状にすると共に副反射面を
主反射面の集光領域の側方に光源からの光を集光する集
光領域を形成するような形状にし、前記副反射面の主反
射面との境界部近傍にランプボディの内外を連通する通
気孔を設けるようにしたものである。
【0005】従って、車輌用前照灯の配光パターンの形
成上比較的重要度の低い副反射面の主反射面との境界部
近傍に通気孔を形成するようにしたので、通気孔の影等
によって配光パターンが影響を受けることが殆どない。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明車輌用前照灯の実施
の形態について、本発明を自動車用のヘッドランプに適
用した添付図面に示す実施例に従って説明する。
【0007】ヘッドランプ1のランプボディ2は、前方
から見て、前方に向かって開口した横長の長方形の容器
状を成し、該ランプボディ2には、その前面開口を覆う
ように前方からレンズ3が取着されている。
【0008】尚、以下の説明において、左右の方向につ
いて述べるときは、図1に示すように、ランプボディ2
を前方より見た場合における左右の方向を左右と言うも
のとする。
【0009】ランプボディ2はアルミニウム等の金属か
ら鋳造成形によって形成され、前方に向かって開口した
凹部4を有し、該凹部4の内面は、例えば、真空蒸着等
によって反射処理を施されて反射面5とされている。
【0010】そして、上記反射面5は、異なる曲面を有
する上部領域6と下部領域7とによって2分割され、該
上部領域6と下部領域7との境界が境界部8である。ま
た、上記下部領域7の境界部8よりも稍下方で右寄りの
位置には通気孔9が形成されると共に、反射面5の中心
部には円形の電球取付孔10が形成されている。
【0011】即ち、図1に示すように、下部領域7は、
略横長の長方形を為し中心に電球取付孔10を有する反
射面5の下部の略三角形の領域を占める部分であり、電
球取付孔10の中心から反射面5の下部の左右の両隅に
向かって略130度の角度を成して延びる斜線を描く境
界部8が延び、この境界部8と反射面5の下辺及び右辺
の一部によって区画された部分が下部領域7である。
尚、上記境界部8は、図3に示すように、上部領域6と
下部領域7の曲面形状が異なるために段部が形成されて
いる。更に、上記下部領域7は中央で左右に2分割され
てそれぞれ面形状が異なる左領域7a及び右領域7bと
されている。
【0012】そして、上記電球取付孔10の上部領域6
に位置する周縁部には、電球取付孔10を囲むように円
弧状を為すリブ11が形成されている。
【0013】更に、図1及び図3に示すように、反射面
5の下部領域7の左右方向における中央で稍下方寄りの
位置には後述するシェードを固定するためのボス12が
前方に突出形成されている。
【0014】そして、ランプボディ2の背面の上記通気
孔9に対応した位置には、通気孔9を囲むように細目の
円筒状をした筒状部13が形成されている。
【0015】また、ランプボディ2の背面の電球取付孔
10を囲む位置には及び短い円筒状をした囲繞壁14が
後方へ向かって突出形成されている。
【0016】電球取付孔10には光源として放電ランプ
15が取着される。
【0017】放電ランプ15は、詳細については省略す
るが、所謂シュラウドタイプのものである。即ち、図3
及び図4に示すように、内部に放電電極等が封入された
ガラス管16aやこれを支持するリード線等がシェラウ
ドと称される略円筒状をしたガラス管16内に封入され
た構造を有するものである。
【0018】そして、上記放電ランプ15のシェラウド
16の周りを取り囲むように金属製のシェード17が配
置されている。該シェード17は、前端が閉塞された略
円筒形をした主部18と取付脚部19とから成るもので
あり、シェラウド16の前方及び一部を除く斜め前方を
周方向に亘って覆い、ランプボディ2の反射面5以外の
部分、即ち、上部領域6及び下部領域7以外の部分に放
電ランプ15からの光が達しないようにする働きを有す
るものである。
【0019】上記主部18は、図5及び図6に示すよう
に、上下にそれぞれ窓20及び切欠21が形成され、従
って、主部18の上側には、窓20が形成されることに
よって後端部22が枠状となって残り、そして、該窓2
0の前端縁は帽子の鍔状に後方へ向かって突出し、窓2
0の下側の左右の部分が主部18の前半部と上記後端部
22をブリッジ状に連結するサブシェード部23、23
となっている。
【0020】また、シェード17の真下、即ち、主部1
8の下側に形成された切欠21の前端縁中央部からは後
方へ向かって2つの突片24、24が稍間隔を空けて突
設されている。
【0021】尚、シェード17の脚部19は主部18の
上記突片24、24が形成された位置の直前から真下に
延び、下端部25が後方に向かって開口した正方形の蓋
状に形成され、該下端部5の中央にはビス孔が穿設され
ている。
【0022】そして、シェード17は、ランプボディ2
の凹部4内において、電球取付孔10の前方に位置する
ように配置される。即ち、主部18の後端部22をラン
プボディ2のリブ11を取り囲むように位置させ、取付
脚部19の蓋状になった下端部をボス12に前方から被
せるようにしてビス止めして固定する。
【0023】而して、上記した自動車用ヘッドランプ1
にあっては、光源である放電ランプ15が点灯すると、
その光は前方に向かうもの及び側方へ向かうものの一部
がシェード17の主部18によって遮られ、窓20を通
ったものが反射面5の上部領域6によって、また、切欠
21を通ったものが下部領域7によってそれぞれ反射さ
れ、レンズ3を透過して外部に出射される。
【0024】ところで、反射面5には、上記したように
上部領域6と下部領域7との境界部8は段部とされ、ま
た、下部領域7には通気孔9及びボス12が形成されて
いるので、これらによる自動車用前照灯1の配光への影
響が現れないようにする必要がある。従って、シェード
17のサブシェード部23、23によって上部領域6と
下部領域7との境界部8及び通気孔9へ向かう光を遮蔽
し、突片24、24によってシェード17の取付脚部1
9及びボス12へ向かう光を遮蔽するようになってい
る。
【0025】尚、自動車用ヘッドランプ1は、光源とし
て放電ランプ15を用いるものである。一般的に、放電
ランプ15においては、シェラウド16内部のガラス管
16aの内面の下部に電極等を構成する金属がハロゲン
化したものが付着し、この部分を透過する光の光度が低
下したり、散乱させられるという問題がある。そして、
上記部分を透過した光は反射面5の下部領域7へと向か
う光である。
【0026】従って、本実施例における自動車用ヘッド
ランプ1においては、下部領域7で反射された上記光
は、図7の配光パターン図に示すように、上部領域6に
よって形成されるメインパターン26の左右両側のサブ
パターン27、28を形成するようにされて補助的なも
のとなっている。
【0027】従って、メインパターン26によって自動
車用前照灯1の配光の殆どが形成されるようになってい
るため、光度の低下や散乱光による影響があまりないよ
うにされている。
【0028】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に本発明車輌用前照灯は、前方に向かって開口した容器
状のランプボディと該ランプボディに固着されその開口
を覆うレンズと光源とから成り、上記ランプボディの内
面が反射面とされた車輌用前照灯において、上記反射面
が上部の主反射面と下部の副反射面とによって上下に2
分割され、上記主反射面は配光パターンの中央部に光源
からの光を集光するような形状にされると共に副反射面
は主反射面によって反射された光の側方に光源からの光
を集光させるような形状に形成され、前記副反射面の主
反射面との境界部近傍にランプボディの内外を連通する
通気孔が設けられたことを特徴とするものである。
【0029】従って、車輌用前照灯の配光パターンの形
成上比較的重要度の低い主反射面と副反射面との境界部
近傍に通気孔を形成するようにしたので、通気孔の影等
によって配光パターンが影響を受けることが殆どない。
【0030】尚、前記実施例において示した具体的な形
状乃至構造は、本発明を実施するに当たっての具体化の
ほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発
明の技術的範囲が限定的に解釈されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明車輌用前照灯を自動車用ヘッドランプに
適用した実施の一例を示すレンズを外した状態の正面図
である。
【図2】ランプボディの背面図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う断面でレンズを
装着した状態を示す図である。
【図4】図1のIV−IV線に沿う断面でレンズを装着
した状態を示す図である。
【図5】シェードの上面図である。
【図6】シェードの側面図である。
【図7】配光パターンを示す図である。
【符号の説明】
1 自動車用ヘッドランプ(自動車用前照灯) 2 ランプボディ 3 レンズ 5 反射面 6 上部領域(主反射面) 7 下部領域(副反射面) 8 境界部 9 通気孔 15 放電ランプ(光源) 17 シェード 23 サブシェード部(サブシェード) 26 メインパターン(主反射面の集光領域) 27 サブパターン(副反射面の集光領域) 28 サブパターン(副反射面の集光領域)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F21Y 101:00 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21V 31/03 F21S 8/10 F21V 7/09 F21V 11/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前方に向かって開口した容器状のランプ
    ボディと該ランプボディに固着されその開口を覆うレン
    ズと光源とから成り、上記ランプボディの内面が反射面
    とされた車輌用前照灯において、 上記反射面が上部の主反射面と下部の副反射面とによっ
    て上下に2分割され、 上記主反射面は配光パターンの中央部に光源からの光を
    集光する集光領域を形成するような形状にされると共に
    副反射面は主反射面の集光領域の側方に光源からの光を
    集光する集光領域を形成するような形状にされ、 前記副反射面の主反射面との境界部近傍にランプボディ
    の内外を連通する通気孔が設けられたことを特徴とする
    車輌用前照灯。
  2. 【請求項2】 上記ランプボディ内には光源の前方を覆
    うシェードが設けられると共に、 該シェードには上記主反射面と副反射面との境界部及び
    通気孔へと向かう光を遮るサブシェードが一体に設けら
    れたことを特徴とする請求項1に記載の車輌用前照灯。
  3. 【請求項3】 反射面の主反射面と副反射面との境界部
    には段部が形成され、該段部の近傍下部に通気孔が設け
    られたことを特徴とする請求項1に記載の車輌用前照
    灯。
  4. 【請求項4】 光源が放電ランプであることを特徴とす
    る請求項1に記載の車輌用前照灯。
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