JP2575136Y2 - クリアランスランプ - Google Patents

クリアランスランプ

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JP2575136Y2
JP2575136Y2 JP1993055335U JP5533593U JP2575136Y2 JP 2575136 Y2 JP2575136 Y2 JP 2575136Y2 JP 1993055335 U JP1993055335 U JP 1993055335U JP 5533593 U JP5533593 U JP 5533593U JP 2575136 Y2 JP2575136 Y2 JP 2575136Y2
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bulb
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clearance
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善之 福島
剛 井澤
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は新規なクリアランスラン
プ。詳しくは、メタルハライドバルブ、ハロゲンバルブ
等色温度の高い光源を備えたヘッドランプに隣接して位
置したクリアランスランプであって、点灯時に色温度が
ヘッドランプと極端に差が無いようにしてその視認性を
高めるようにすると共に、非点灯時の見栄えを良くした
ものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用の高性能化及び道路の整備につ
れて、自動車用のヘッドランプにあっては、光源にメタ
ルハライドバルブやハロゲンバルブのように高性能のバ
ルブが使用されるようになって来ている。
【0003】それに対し、ヘッドランプに隣接して位置
するクリアランスランプのバルブには普通の白熱バルブ
が使用されている。
【0004】ヘッドランプに使用されるハロゲンバルブ
は、例えば、欧州規格のH4サブバルブ(すれ違いビー
ム用)でその色温度が約3100Kであるのに対し、ク
リアランス用に通常使用される欧州規格の白熱バルブの
色温度は約2550Kであり、キセノン(Xe)バルブ
でも2750Kであり、ヘッドランプに比較して黄色っ
ぽく見え、歩行者や対向車(の運転者)には暗く見え、
特に薄暮時には視認性が著しく悪くなる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】そこで、クリアランス
ランプのバルブのガラス球にブルーのコーティング膜を
形成して、点灯時に出射される光を該コーティング膜を
透過させることによってその色温度を高めてヘッドラン
プの色温度に近づけるようにすることが考えられる。
【0006】ところが、ガラス球の全体にブルーのコー
ティング膜を施すと、非点灯時に、リフレクタにバルブ
表面のブルー色が反射され、リフレクタ全体が青っぽく
見えてしまい、見栄えが悪いという問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案クリアランスラン
プは、上記した課題を解決するために、ハロゲンバル
ブ、メタルハライドバルブ等色温度の高いバルブを光源
として備えたヘッドランプに隣接して設けられたクリア
ランスランプであって、リフレクタと光源用のバルブを
備え、バルブのガラス球のうちフィラメントからリフレ
クタへの直射光を遮らない範囲にブルーのコーティング
膜を形成し、該コーティング膜を透過した光の色温度を
ヘッドランプ用光源の光の色温度に近づけるようにした
ことを特徴とする。
【0008】
【作用】従って、本考案クリアランスランプにあって
は、コーティング膜を透過した光の色温度は高くなっ
て、クリアランスランプ全体から出射される光の色温度
をヘッドランプ用光源の光の色温度に近づけることが出
来る反面、リフレクタにはコーティング膜のブルー色が
反射されることはなく、リフレクタが青っぽく見えてし
まうということがない。
【0009】
【実施例】以下に、本考案クリアランスランプの詳細を
図示した実施例に従って説明する。
【0010】尚、図示した実施例は、本考案をヘッドラ
ンプに隣接して設けられるコーナリングアンドクリアラ
ンスランプに適用したものである。
【0011】1はヘッドランプであり、2はそのランプ
ボデイである。
【0012】ランプボデイ2は前方に向かって凹部状に
形成され、その内面は反射面に形成されている。そし
て、該ランプボデイ2の周縁部には前方に向かって開口
した据付溝3が形成されている。
【0013】4は透明な材料で形成されたレンズであ
り、ランプボデイ2の略全面を覆う前面部4aと該前面
部4aの周縁から略後方に向かって突出した側壁部4b
とが一体に形成されて成る。そして、側壁部4bの後端
部がランプボデイ2の据付溝3内に嵌合され、C字状の
クリップ5、5、・・・によってランプボデイ2とレン
ズ4とが結合されている。
【0014】6はランプボデイ2の略中央に取着された
ヘッドランプ用バルブであり、例えば、HB1タイプの
ハロゲンバルブが用いられる。
【0015】7はコーナリングアンドクリアランスラン
プであり、上記ヘッドランプ1に隣接して稍側方に廻り
込むように設けられている。
【0016】8はランプボデイ、9はランプボデイ8の
前方及び一の側方を覆うようにランプボデイ8に取着さ
れたレンズである。
【0017】10はランプボデイ8とレンズ9とによっ
て画成された空間内に配置されるようにランプボデイ8
に取着されたリフレクタであり、その略中央部に挿通孔
10aが形成されている。
【0018】11はランプボデイ8に取着されたコーナ
リングアンドクリアランスバルブであり、そのガラス球
12はリフレクタ10の挿通孔10aを通してリフレク
タ10とレンズ9との間に位置している。
【0019】このコーナリングアンドクリアランスバル
ブ11には通常の白熱電球又はキセノンバルブが使用さ
れ、35W(ワット)定格のコーナリング用フィラメン
ト13aと5W(ワット)定格のクリアランス用フィラ
メント13bとを備えている。
【0020】ガラス球12の頂部の略18mmの直径の
範囲内には遮光膜14が形成され、該遮光膜14の外周
縁から22.5mmの直径の範囲内にはブルーのコーテ
ィング膜15が形成されている。
【0021】この遮光膜14とブルーのコーティング膜
15の形成範囲は以下のようにして決定される。
【0022】即ち、図4は上記リフレクタ10の長径方
向及び短径方向の大きさとコーナリングアンドクリアラ
ンスバルブ11とを同時に示すものであり、16はリフ
レクタ10の長径方向の大きさを示す線、17はリフレ
クタ10の短径方向の大きさを示す線である。この図4
で分かるとおり、フィラメント13a、13bとブルー
コーティング膜15の外周縁とを結ぶ線の延長線18は
リフレクタ10の短径方向における開口縁19の外側を
通っている。
【0023】しかして、コーナリングアンドクリアラン
スバルブ11のコーナリング用フィラメント13a又は
クリアランス用フィラメント13bが点灯すると、その
光のうちブルーのコーティング膜15を透過した光20
はその色温度が高くされ、該光とリフレクタ10で反射
された光とが混ざり合ってヘッドランプ用バルブ6の発
光色に近い白色光となる。
【0024】そして、ブルーのコーティング膜15は上
記した範囲に形成されているので、非点灯時にそのブル
ー色がリフレクタ10に反射して、該リフレクタ10が
青色っぽく見えてしまうということが無く、非点灯時に
おける見栄えが損なわれてしまうということがない。
【0025】
【考案の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本考案クリアランスランプは、ハロゲンバルブ、メ
タルハライドバルブ等色温度の高いバルブを光源として
備えたヘッドランプに隣接して設けられたクリアランス
ランプであって、リフレクタと光源用のバルブを備え、
バルブのガラス球のうちフィラメントからリフレクタへ
の直射光を遮らない範囲にブルーのコーティング膜を形
成し、該コーティング膜を透過した光の色温度をヘッド
ランプ用光源の光の色温度に近づけるようにしたことを
特徴とする。
【0026】従って、本考案クリアランスランプにあっ
ては、コーティング膜を透過した光の色温度は高くなっ
て、クリアランスランプ全体から出射される光の色温度
をヘッドランプ用光源の光の色温度に近づけることが出
来る反面、リフレクタにはコーティング膜のブルー色が
反射されることはなく、リフレクタが青っぽく見えてし
まうということがない。
【0027】尚、上記実施例にあっては、ヘッドランプ
に隣接して設けられるクリアランスランプはコーナリン
グランプを兼ねたコーナリングアンドクリアランスラン
プであったが、これはクリアランス表示専用のランプで
あっても良いことは勿論である。
【0028】また、上記実施例においてヘッドランプに
隣接して設けられるクリアランスランプはそのランプボ
デイ、レンズ等がヘッドランプのそれらと別体である完
全に独立したランプとして形成されたものを示したが、
レンズ、ランプボデイ等の一又は複数がヘッドランプの
それらと一体に形成されたヘッドランプと一体型のもの
であっても良いことは勿論である。
【0029】その他、上記実施例において示した各部の
形状及び構造は、何れも本考案の実施に当たっての具体
化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって
本考案の技術的範囲が限定的に解釈されることがあって
はならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図4と共に本考案クリアランスランプ
の実施の一例を示すもので、本図は正面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】バルブの拡大側面図である。
【図4】リフレクタの大きさとバルブとの関係を示す概
略図である。
【符号の説明】
1 ヘッドランプ 6 ヘッドランプ用バルブ(ヘッドランプ用光源、ハロ
ゲンバルブ) 7 コーナリングアンドクリアランスランプ(クリアラ
ンスランプ) 10 リフレクタ 11 コーナリングアンドクリアランスバルブ(バル
ブ) 15 ブルーのコーティング膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F21Q 1/00 F21M 3/05 H01J 61/35 H01K 1/32

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハロゲンバルブ、メタルハライドバルブ
    等色温度の高いバルブを光源として備えたヘッドランプ
    に隣接して設けられたクリアランスランプであって、リ
    フレクタと光源用のバルブを備え、バルブのガラス球の
    うちフィラメントからリフレクタへの直射光を遮らない
    範囲にブルーのコーティング膜を形成し、該コーティン
    グ膜を透過した光の色温度をヘッドランプ用光源の光の
    色温度に近づけるようにしたことを特徴とするクリアラ
    ンスランプ。
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