JP3168143B2 - スキャンテストを実現するコントローラ及び集積回路 - Google Patents

スキャンテストを実現するコントローラ及び集積回路

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JP3168143B2 JP22506495A JP22506495A JP3168143B2 JP 3168143 B2 JP3168143 B2 JP 3168143B2 JP 22506495 A JP22506495 A JP 22506495A JP 22506495 A JP22506495 A JP 22506495A JP 3168143 B2 JP3168143 B2 JP 3168143B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキャンテストを
実現するコントローラに関し、特に、スキャンラッチの
チェーンを用いてスキャンテストを実現するテストアク
セスポート(TAP)コントローラに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】境界ス
キャンテストは、論理回路の機能や集積回路の相互接続
の検査のための十分に確立された技術である。その技術
の簡単な説明を、発明の背景として下記に示す。図16
は、境界スキャンテストを実行するために必要な基本要
素を含む集積回路(IC)2の典型的な構成を概略的に
示す図である。
【0003】IC2は、機能論理回路4、複数の境界ス
キャンセル6a,6b,6c,6d及びテストアクセス
ポート(TAP)コントローラ12を含む。IC2の通
常の機能動作のために、機能論理回路4は、各リンク1
0a〜10dを介して境界スキャンセル6a〜6dにリ
ンクされる。また、境界スキャンセル6a〜6dは、機
能論理回路4をその他のICを含む別の回路に接続させ
る各外部ピン結線8a,8b,8c,8dに接続され
る。境界スキャンテストを実行するために、各境界スキ
ャンセル6a〜6dは、更に加えてスキャンテスト回路
を含む。スキャンテスト回路は、チェーン結線14a,
14b,14c,14d,14eを介してチェーン状に
接続しており、このチェーンはTAPコントローラ12
で始まり、TAPコントローラ12で終わっている。
【0004】境界スキャンセル6a〜6dは、単に境界
スキャンテストを実行するためだけに設けられている。
IC2の通常の機能動作において、境界スキャンセル6
a〜6dは、リンク10a〜10dと外部ピン設線8a
〜8dとを直接に接続するように動作する。従って、T
APコントローラがリセットされると、常に通常の機能
モードに入るので、このリセット状態で、リンク10a
〜10dは、常に外部ピン結線8a〜8dに直接的に接
続される。
【0005】簡単な境界スキャンテストは、各外部ピン
結線8a〜8dと別のIC上の対応する外部ピン結線と
の間の完全性を検査するものである。この検査を実施で
きる境界スキャンテスト回路に用いる公知の境界スキャ
ンセルの簡単な実例を図17に示す。このような境界ス
キャンセルはIEEE Standard 1149.
1−1990で公知である。境界スキャンセル6a〜6
dは、機能論理回路4に信号を入力させるだけ、機能論
理回路4から信号を出力させるだけ、或いは、機能論理
回路4への信号入力と機能論理回路4からの信号出力の
両方ができるように構成することができる。下記の記述
は、境界スキャンセル6a〜6dが全て機能論理回路4
から信号を出力するだけの実例について示す。
【0006】図17の境界スキャンセルは、入力マルチ
プレクサ26a、出力マルチプレクサ18a及び2つの
ラッチ28a,40aを含む。入力マルチプレクサ26
aには、一方の入力としてライン10a上の信号DAT
AINと、他方の入力としてライン14a上の信号SC
ANINが入力する。入力マルチプレクサ26aは、ラ
イン34上の信号TAPCONTROL1により制御さ
れる。ライン30a上の入力マルチプレクサ26aの出
力は、捕捉ラッチ28aの入力となる。そして、ライン
16a上の捕捉ラッチ28aの出力は、ライン22a上
の更新ラッチ40aへの入力への入力となり、また、ラ
イン14bの信号SCANOUTとなる。ラッチ28
a,40aは、ライン36,38上の信号TAPCLO
CK1,信号TAPCLOCK2によってそれぞれクロ
ックされる。出力マルチプレクサ18aには、一方の入
力としてライン10a上の信号DATAINと他方の入
力としてライン24a上のラッチ40aの出力が入力す
る。出力マルチプレクサ18aは、ライン22上の信号
TAPCONTROL2により制御され、ライン8a上
の信号DATAOUTAを出力として発生する。信号T
APCONTROL1,TAPCONTROL2,TA
PCLOCK1,TAPCLOCK2は、全てTAPコ
ントローラ12の制御に基づいて発生し、これら信号及
び結線は平明にするために図16に示されていないが全
ての境界スキャンセル6a〜6dに共通である。
【0007】図16のIC2の2つの動作モードを、図
16,17を参照して説明する。各境界スキャンセル6
a〜6dは、図17に示すのと同様の回路を含み、各構
成要素及び信号ラインには末尾にb,c,dを適宜に付
けることで識別される。通常の機能動作において、TA
Pコントローラ12は停止しており、出力マルチプレク
サ18Aが、ライン22上の制御信号TAPCONTR
OL2によって、ライン10a上の信号DATAINを
ライン8aの信号DATAOUTに直接接続するように
制御される。このような通常の機能動作では、入力マル
チプレクサ26aの制御は重要ではなく、各ライン3
6,38上のクロック信号TAPCLOCK1,TAP
CLOCK2は停止されるのが好ましい。
【0008】境界スキャンテストが実行される場合、出
力マルチプレクサ18aがラッチ40aの出力からライ
ン24a上のその入力をライン8a上のその出力に接続
するように、IC2のTAPコントローラ12はライン
22上の信号TAPCONTROL2を制御する。境界
スキャンテストを実行するために、各ピン結線8a〜8
d上に既知のビットを置くことが必要である。これを達
成するため、ライン30a上の入力マルチプレクサ26
aの出力をライン14a上のその入力に接続するよう
に、TAPコントローラ12はライン34上の制御信号
TAPCONTROL1によって入力マルチプレクサ2
6aを制御する。その後、テストビットが信号ライン1
4b〜14dを経由して次々とラッチ28a〜28dに
よってクロックされるように、TAPコントローラ12
は、ライン36上のクロック信号TAPCLOCK1の
制御下で連続的にライン14a上に一連のテストビット
を出力する。TAPCLOCK1の複数のクロックサイ
クル(図16に示す例では4であるが一般的にはピン結
線8a〜8dの数及びタイプに依存して極めて多数であ
る)の後、各々のノード31a〜31dは、それぞれの
ラッチ28a〜28dによってその時に蓄えられた既知
のテストビットを持つ。その後、各ノード31a〜31
d上のテストビットがラッチ40a〜40dの出力ライ
ン24a〜24d上に現れるように、TAPコントロー
ラ12は、ライン38上の信号TAPCLOCK2をク
ロックする。その結果的として、テストビットはそれぞ
れの外部ピン結線8a〜8d上に現れる。IC2が各I
Cへ信号を入力するよう形成された、境界スキャンテス
ト能力を有する類似の境界スキャンセルに接続される
と、これらの入力境界スキャンセルを制御するTAPコ
ントローラは、直列にそれぞれの境界スキャンセルを読
み込むことができるので、個々のTAPコントローラに
よって境界スキャンに書き込まれた値が、これが接続さ
れた別の境界スキャンセルに首尾よく伝達されたことを
保証するための検査を実行できる。この方法で、種々の
IC間の相互接続をテストすることができる。
【0009】上述の技術によれば、TAPコントローラ
12が機能論理回路4の実際の動作を考慮する必要なし
にそのテストを実行できることがわかる。TAPコント
ローラは、単にIC2の境界スキャンセルの数及びタイ
プを知る必要があるだけである。境界スキャンテスト技
術は、主としてボードテストを意図するものである。
【0010】図18は、IEEE Standard
1149.1−1990に定義されている図16のTA
Pコントローラ12の状態図を示す。境界スキャンテス
トを実行する際の図17の回路の動作を、図18に示す
状態図を参照して述べる。IC2の通常の機能動作で
は、TAPコントローラ12は、TEST−LOGIC
−RESET状態S0にある。この状態において、テス
ト論理は停止しており、ライン22上の信号TAPCO
NTROL2の制御下で出力マルチプレクサ18aによ
り、ライン10a上の信号DATAINは、ライン8a
上の信号DATAOUTAに直接接続される。TAPコ
ントローラ12は、マスタクロック信号MCLOCKに
よって制御される。マスタクロックKCLOCKは、I
EEEStandard 1149.1−1990に定
義されているクロックTCKをバッファしたものであ
る。テスト動作が開始されると、TAPコントローラ1
2は、まず、RUN−TEST/IDLE状態S1にな
る。
【0011】境界スキャンテストが実行される場合、T
APコントローラ12はMCLOCKの次のサイクルで
SELECT−SCAN状態S2に入り、そして、ライ
ン8a上の出力マルチプレクサ18aの出力信号DAT
AOUTをライン24a上の信号に直接接続するよう
に、ライン22上の制御信号TAPCONTROL2の
状態を変化する。MCLOCKの次のクロックサイクル
で、TAPコントローラはCAPTURE状態S3に入
る。テストのこの段階では、CAPTURE状態は、テ
ストデータが未だスキャンテスト回路にロードされてい
ないので、重要ではない。
【0012】MCLOCKの次のクロックサイクルで、
SHIFT状態S4に入る。この状態で、TAPコント
ローラは、ライン14a上の信号SCANINがマルチ
プレクサ26aの出力30aに現れるように、ライン3
4上の信号TAPCONTROL1を同一レベルで保持
すると同時に、ライン36上のクロック信号TAPCL
OCK1を構成する複数のクロックサイクルを生成す
る。このようにして、TAPCLOCK1の一定数n
(この場合4つ)のクロックサイクルの後、ラッチ28
a,28b,28す,28dの全てが、ノード31a〜
31d上のそれらの各々の出力に既知のテストビットを
もつように、テストデータが連続的にテスト回路にシフ
トされる。このように、マスタクロックMCLOCKの
nサイクルの間、SHIFT状態S4が維持される。マ
スタクロックの次のサイクルで、EXIT1状態S5に
入る。状態S5は一時的な状態であり、TAPコントロ
ーラは、通常マスタクロックの次のサイクルでUPDA
TE状態S8に移行する。TAPコントローラは選択的
にPAUSE状態S6に入り、続いてEXIT2状態S
7に入ることができるが、本発明には関係がないのでこ
こでは説明を省略する。
【0013】UPDATE状態S8の時に、TAPコン
トローラは、ライン38a上のクロック信号TAPCL
OCK2を一度発生させることによりラッチ40aの出
力を更新させる。従って、ラッチ28aの出力ノード3
1a上のテストデータビットは、ライン24a上のラッ
チ40aの出力に現れ、結果的にライン8a上のDAT
AOUT信号として現れる。テスト動作のこの時点で、
ライン8a〜8d上の全てのDATAOUT信号は更新
される。ピン結線8a〜8dは、前述したように、1つ
又はそれ以上の他のICのそれぞれのピン結線に接続さ
れる。従って、IC間の更新された信号の伝搬(IC間
のバッファリング論理回路を経る伝搬を含む)に要する
短い時間の経過後、ピン結線8a〜8d上の更新された
信号は、1つ或いはそれ以上の他のICの各々のピン結
線に現れる。他のICのピン結線は、入力装置或いは入
出力装置として構成された境界スキャンセルに接続され
る。このような入力境界スキャンセルがどのように実現
されるかは、IEEE Standard 1149.
1−1990を参照して実施される当業者の範囲内であ
るので、このような入力境界スキャンセルはここでは詳
細に説明しない。境界スキャンテストの説明を完全なも
のとするため、IC2が接続されるIC上の入力境界ス
キャンセルは、図17の境界スキャンセルと同1である
が、このような他のICのピン結線がライン10a上の
DATAIN信号として接続される点が相違するものと
する。それゆえ、図17の回路の残りの説明のために
は、ライン10a上の信号DATAINが検査された結
果であるとみなせる。言い換えれば、前述の更新動作が
実行された後、短時間後に、その結果がライン10a上
に発生するとみなせる。
【0014】マスタクロックの次のサイクルで、TAP
コントローラは再度SELECT−SCAN状態S2に
入り、その後次のサイクルでCAPTURE状態S3に
入る。そのCAPTURE状態で、ライン10a上の信
号がライン30a上に現れるように、マルチプレクサが
ライン34上の信号TAPCONTROL1で制御され
る間に、ラッチ28aがライン36上のクロック信号T
APCLOCK1で一度にクロックされる。こうして、
更新動作に応答して発生した結果がライン16a上に捕
捉される。その後、次のマスククロックサイクルで、T
APコントローラは、もう一度SHIFT状態S4に入
り、ライン28a〜28dの出力を捕捉した結果を、ラ
イン36上のクロック信号TAPCLOCK1の制御下
で連続的にTAPコントローラにクロックアウトする。
捕捉された結果がラッチ28a〜28dの外にクロック
されると同時に、テストビットの新たなセットがTAP
コントローラからラッチ28a〜28d内にクロックさ
れる。その結果として、上述のS2,S3,S4,S
5,S8からS2に戻る状態のサイクルが連続的に繰り
返される。
【0015】図17のラッチ28aの実例を示す図19
において、ラッチ28aは2つのハーフラッチ或いは透
明ラッチ44a,46aから構成される。各ハーフラッ
チは、それぞれ制御ノード48a,52aと記憶ノード
50a,54aで構成される。ライン36上のクロック
信号TAPCLOCK1がハーフラッチ46aの制御ノ
ード52aをクロックする一方、クロック信号TAPC
LOCK1の否定であるNOTTAPCLOCK1は制
御ノード48aをクロックする。既知のように、クロッ
ク信号TAPCLOCK1とNOTTAPCLOCK1
を重複しないクロック信号とすることができ、或いは又
制御ノード48aと52aの回路に、2つのクロックの
オーバーラップの可能性を考慮させることができる。図
17のラッチ40aも、同様に2つのハーフラッチで構
成される。従って、図17の回路は、4つのハーフラッ
チで構成されることがわかる。通常の機能動作とテスト
目的のための正しいクロック動作を提供するためには、
図17の回路は、図17,18を参照しながら述べた上
述の記載から理解されるように、複雑なクロック機構が
要求される。
【0016】図19のスキャンラッチは、組合せ論理回
路の構造をテストするいわゆる“構造”テストを実行す
るのに使用することができる。しかしながら、ロジック
回路のタイミング経路をテストするいわゆる“性能テス
ト”を実行することは、従来可能ではなかった。本発明
の目的の1つは、コントローラ自体の最小限の変更によ
り、構造テスト又は性能テストの実現が可能なスキャン
テスト用のコントローラを提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、スキャ
ンラッチのチェーンによりスキャンテストを実現するテ
ストアクセスポートコントローラにおいて、前記スキャ
ンラッチに複数の制御信号を生成する論理回路と、前記
スキャンラッチにテストデータを出力するデータ出力手
段と、前記スキャンラッチから予備値と比較するために
結果のデータを受信するデータ入力手段と、前記スキャ
ンラッチにタイミング信号を出力する信号発生器と、前
記論理回路と信号発生器とに接続され、当該コントロー
ラの動作モードを、予め決定された現存するテストデー
タのセットに応答して発生する結果データを供給する第
1の構造テストモードと、テストデータの第1のセット
からテストデータの第2のセットへの変化に応答して発
生する結果データを制御可能な期間内に供給する第2の
性能テストモードとから、選択する状態指示器と、を含
むテストアクセスポートコントローラを提供する。
【0018】好ましい実施の形態において、論理回路
は、構造テストと性能テストを実行する制御信号をそれ
ぞれ出力する第1セットの論理ゲートと第2セットの論
理ゲートとを含み、前記状態指示器が、第1セット及び
第2セットの論理ゲートの何れか一方を適宜選択するよ
うに構成する。この場合、マルチプレクサを第1セット
の論理ゲートと第2セットの論理ゲートの出力に接続
し、状態指示器がマルチプレクサの状態を制御する。
【0019】論理回路は、前記状態指示器からの信号に
応答してセットできるように構成されたプログラム可能
な論理列を含む。特に有効な実施の形態では、状態指示
器は、コントローラの命令レジスタに保持された制御ビ
ットにより与えることができる。他の実施の形態とし
て、状態指示器は、コントローラの命令レジスタに記憶
されたコードとすることができる。
【0020】コントローラは、複数の状態を通して連続
的に循環動作をする状態マシンを具え、該状態マシンは
各状態を指定する状態論理回路と、前記循環動作を制御
し、前記論理回路に状態コマンドを出力する状態レジス
タとを含み、各状態が前記状態指示器からの信号に応じ
て決定されるものとすることができる。信号発生器は、
性能テストが選択されたとき、制御可能な期間を指定す
る2つの信号を出力できるようにすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明をより理解するため、ま
た、本発明がどのように実施されるかを示すため、添附
図面の図1〜15の例によって説明する。まず、本発明
の1つの態様による図17に示したテスト回路のより有
効な実例を示す図1について説明する。図16〜19中
と同一部分には同一参照符号を付す。
【0022】図1において、図17の2つのフルラッチ
28a,40aは、3つのハーフラッチである捕捉ハー
フラッチ56a、更新ハーフラッチ58a、及び解放ハ
ーフラッチ60aに置き換えられている。ライン62a
上のマルチプレクサ26aの出力は、捕捉ハーフラッチ
56aの入力に接続される。ライン64a上の捕捉ハー
フラッチ56aの出力は、更新ハーフラッチ58aの入
力ライン66aと、解放ハーフラック60aの入力ライ
ン68aに接続される。ライン65a上の更新ハーフラ
ッチ58aの出力は、出力マルチプレクサ18aの入力
となる。解放ハーフラッチ60aの出力は、チェーン結
線14bを構成する。捕捉ハーフラッチ56aは、ライ
ン70上のクロック信号CAPTURECLKによって
クロックされ、更新ハーフラッチは、ライン74上のク
ロック信号UPDATCLKによってクロックされ、そ
して、解放ハーフラッチは、ライン72上のクロック信
号RELEASECLKによってクロックされる。各々
のハーフラッチは、その入力上の信号がその出力に直接
転送されるデータ転送状態又は信号が入力の変化に拘ら
ずその出力ノード上に保持されるデータ保持状態の2つ
の状態のうちの1つの状態になることができる性質を持
つ。下記のハーフラッチの“クロッキング”の説明は、
データ転送状態の動作を引用する。クロックされなけれ
ば、ハーフラッチはデータ保持状態にあると考えられ
る。
【0023】図18の状態図に戻って、図17,18を
参照して議論された同じ順序の状態変化が、境界スキャ
ンテストを実行するために図1の回路を動作するのに用
いることができる。相違は、本発明に関して極めて簡単
であることが要求されるクロッキングシーケンスにあ
る。このことは図18,1を参照して述べる。IC2の
通常の機能動作では、TAPコントローラ12はTES
T−LOGIC−RESET状態S0にある。この状態
において、テスト論理は停止しており、ライン10a上
の信号DATAINは、ライン22上の信号TACON
TROL2の制御下で出力マルチプレクサ18aによっ
てライン8a上の信号DATAOUTに直接接続され
る。テスト動作が開始されると、TAPコントローラ1
2は、マスタクロックMCLOCKの制御下でまず、R
UN−TEST/IDLE状態S1に移行する。
【0024】境界スキャンテストが実行される場合、T
APコントローラ12はSELECT−SCAN状態S
2に入り、ライン22上の制御信号TAPCONTRO
L2は、ライン8a上の出力マルチプレクサ18aの出
力信号DATAOUTがライン65a上の信号に直接接
続されるように状態を変化させる。MCLOCKの次の
クロックサイクルでは、TAPコントローラは、CAP
TURE状態S3に入る。テストのこの段階で、CAP
TURE状態は、テストデータが未だスキャンテスト回
路にロードされていないので、重要ではない。
【0025】MCLOCKの次のクロックサイクルで、
SHIFT状態S4に入る。この状態で、TAPコント
ローラは、ライン14a上の信号がマルチプレクサ26
aの出力62aに現れるように、ライン34上の信号T
APCONTROLlを同一レベルで保持すると同時
に、ライン70上のクロック信号CAPTURECLK
及びライン72上のクロック信号RELEASECLK
を構成する複数のクロックサイクルを生成する。このよ
うにして、テストデータは、一定数nのクロック信号C
APTURECLKとRELEASECLK(この場合
4つ)のクロックサイクルの後、ハーフラッチ56a〜
56dの全てがノード67a〜67d上のそれらの各々
の出力に保持される既知のテストビットを持つように、
テスト回路に連続的にシフトされる。このように、マス
タクロックMCLOCKのnサイクルの間、そのSHI
FT状態S4が維持される。マスタクロックの次のサイ
クルで、EXIT1状態S5に入る。その状態S5は一
時的な状態であり、TAPコントローラは、通常マスタ
クロックの次のサイクルでUPDATE状態S8に移行
する。TAPコントローラは選択的にPAUSE状態S
6に入れ、続いてEXIT2状態S7に入ることができ
る。本発明には関係がないのでここでは説明を省略す
る。
【0026】UPDATE状態S8で、TAPコントロ
ーラは、ハーフラッチ58aをライン74a上のクロッ
ク信号UPDATECLKで1回クロックすることによ
りハーフラッチ58aの出力を更新させる。従って、捕
捉ハーフラッチ56aの出力ノード67a上のテストデ
ータビットは、ライン65a上の更新ハーフラッチ58
aの出力に現れ、その結果としてライン8a上のDAT
AOUT信号として現れる。テスト動作のこの時点で、
ライン8a〜8d上の全てのDATAOUT信号は更新
される。ピン結線8a〜8dは、前述したように、1つ
又はそれ以上の他のICのそれぞれのピン結線に接続さ
れる。従って、更新された信号のIC間の伝搬(IC間
のバッファリング論理回路の伝搬も含み得る)に相当す
る短時間後に、ピン結線8a〜8d上の更新された信号
が他のICの各々のピン結線に現れる。他のICのピン
結線は、入力装置或いは入出力装置として形成される境
界スキャンセルに接続される。このような入力境界スキ
ャンセルがどのように実現されるかは、IEEE St
andard 1149.1−1990を参照して実施
される当業者の範囲内であるので、このような入力境界
スキャンセルはここでは詳細に説明しない。境界スキャ
ンテストの説明を完全なものとするため、IC2が接続
される他のIC上の入力境界スキャンセルは、図1の境
界スキャンセルと同一であるが、このような他のICの
ピン結線がライン10a上のDATAIN信号として接
続される点が相違するものとする。それゆえ、図1の回
路の残りの説明のためには、ライン10a上の信号DA
TAINは、検査すべき結果であり、この結果は、前述
の更新動作に応答して発生するものと考えられる。
【0027】マスタクロックの次のサイクルで、TAP
コントローラは再度SELECT−SCAN状態S2に
入り、その後次のサイクルでCAPTURE状態S3に
入る。そのCAPTURE状態で、ライン10a上のD
ATAIN信号が出力ライン62a上に現れるように、
マルチプレクサ26aがライン34上の信号TAPCO
NTROL1で制御される間に、捕捉ハーフラッチ56
aがライン70上の信号CATURECLKで一度クロ
ックされる。こうして、その結果はライン64a上で捕
捉される。その後、次のマスタクロックサイクルで、T
APコントローラは、もう一度SHIFT状態S4に入
れ、捕捉ハーフラッチ56a〜56d上の出力上で捕捉
した結果が、連続的にTAPコントローラへクロックア
ウトされる。捕捉された結果が捕捉ハーフラッチ56a
の外にクロックされると同時に、テストビットの新たな
セットがTAPコントローラから捕捉ハーフラッチ56
a内にクロックされる。その結果として、上述した状態
S2,S3,S4,S5,S8からS2に戻るサイクル
が連続的に繰り返される。
【0028】図16の機能論理回路4は、ラッチを介し
て相互接続される或いは直接的に相互接続される種々の
サイズの組合せ論理回路の種々のブロックからなると考
えられる。機能論理回路内の組合せ論理回路の入力に既
知のテストビットを配置し、組合せ論理回路内のラッチ
の出力上の結果を捕捉することにより組合せ論理回路の
機能特性をテストすることが可能である。これは、機能
論絵回路内の種々のテストポイントに図17又は図1に
示したような境界スキャンセルを配置することにより達
成できる。しかし、この場合には、境界スキャンチェー
ンは、連続する境界スキャンセル間に組合せ論絵回路と
ラッチを持つため、これら付加的なラッチがテスト動作
中にタイミングの問題を生じる。しかしながら、この問
題は、機能論理回路内の機能ラッチを図1の境界スキャ
ンセル6aのスキャンラッチ(例えば、入力マルチプレ
クサ26aとハーフラッチ56a,58aの組合せ)に
置き換えることで克服できる。従って、ラッチは、通常
の機能モードでは通常の機能ラッチとして動作し、スキ
ャンテストではスキャンラッチとして動作する。図1の
スキャンセル6aは、組合せ論理回路のスキャンテスト
に使用することができる付加的な観察可能で制御可能な
追加のノードを提供する。
【0029】図2は、組合せ論理回路をテストするスキ
ャンチェーンに使用するためにスキャンセル7aとして
再構成した図1の境界スキャンセル6aを示す。組合せ
論理の構造のテストを実行する図2のスキャンセル7a
の動作は、図3のタイミング図を参照して説明する。マ
スタクロックMCLOCKのクロックサイクルMCLO
CK0の始めで、TAPコントローラはRESET状態
S0になる。クロックサイクルMCLOCK0の終わり
で、信号ACTIVATETESTはハイとなるのでマ
スタクロックの次のクロックサイクルMCLOCK1で
TAPコントローラ12は、RUN−TEST/IDL
E状態S1に入り、その後、次のクロックサイクルMC
LOCK2でSELECT−SCAN状態S2に入る。
クロックサイクルMCLOCK3の始めで、CAPTU
RE状態S3に入り、テストクロックイネーブル信号T
ESTCLKENがハイにセットされる。これは、ライ
ン70上の捕捉クロックCAPTURECLKに実行を
開始させる。クロックサイクルMCLOCK4の始め
で、データ出力ビットDOB1はデータ入力10a上に
存在し、前回のテストの結果として生じた出力である。
クロックサイクルMCLOCK4の始めで、TAPコン
トローラは状態S3からSHIFT状態S4に移行する
ので、捕捉動作は前述と同様に実行される。
【0030】図3を参照して、クロックサイクルMCL
OCK4の始めの、捕捉クロック信号CATURECL
Kの立ち下がりエッジ201でデータ出力ビットDOB
1が捕捉ハーフラッチ56aの出力ノード67a上にチ
ッチされる。この動作の間、マルチプレクサ26aは、
ライン62a上のその出力がライン10a上のDATA
IN信号として接続されるように制御信号TAPCON
TROL1によって制御される。クロックサイクルMC
LOCK4の間、TAPコントローラはSHIFT状態
S4にある。クロックサイクルMCLOCK4の次の半
分の間、解放クロック信号RELEASECLK(図3
に示されていない)が、ノード67aのデータ出力ビッ
トDOB1がライン14a上のSCANOUT信号とし
て現れるように解放ハーフラッチ60aに与えられる。
【0031】SHIFT状態S4で、ステトデータビッ
トはライン14A上のSCANIN信号として現れる
と、最初のテストデータビットは、クロックサイクルM
CLOCK4の開始直後ライン14a上に配列されるビ
ットTDB1で表される。クロックサイクルMCLOC
K4におけるCAPTURECLK信号の立ち上がりエ
ッジ200で、捕捉ハーフラッチ56aはデータ転送状
態を選択する。この後すぐに、マルチプレクサ26aが
ライン62a上のその出力をSCANIN信号ライン1
4a上のその入力に接続するように、エッジ202で示
されるようにライン34上の信号TAPCONTROL
1は状態を変化する。このため、テストデータビットT
DB1は内部ノード67a上に現れる。次のクロックサ
イクルMCLOCK5の始めで捕捉クロックCAPTU
RECLKの立ち下がりエッジ204で、この例では、
TAPコントローラは、2番目のテストデータビットT
DB2をスキャンできるようにSHIFT状態を維持す
る。クロックサイクルMCLOCL5の開始直後に、ラ
イン72上の解放クロックRELEASECLKは、最
初のテストデータビットTSDB1がSCANOUTと
して信号ライン14bに現れるようにハーフラッチ60
aをクロックする。従って、TAPコントローラは、必
要なテストデータビット全てをシフトするために要求さ
れるのと同じ数のTAPコントローラのクロックサイク
ルの間、SHIFT状態S4に維持されることは明らか
である。
【0032】この例では2つのテストデータビットがク
ロックされるだけであり、前述したようにテストデータ
ビットTDB1がクロックサイクルMCLOCK4の間
にシフトされたと同様に、クロックサイクルMCLOC
K5の間で、2番目のテストデータビットTDB2が一
列にスキャン上に配列され、回路内にシフトされる。ク
ロックMCLOCK6の始めで、TAPコントローラは
EXIT1状態S5に入る。そして、捕捉クロックはロ
ーとなり、捕捉ハーフラッチ56aがデータ保持状態に
維持され、テストデータビットTDB2が内部ノード6
7a上に維持されるようにローに維持される。サイクル
MCLOCK6の開始直後、テストデータビットTDB
2もまたライン14b上にSCANOUT信号として現
れるように、クロック信号RELEASECLKは解放
ハーフラッチ60aをクロックする。MCLOCK6の
間、マルチプレクサ26aが再度ライン62a上にその
出力をライン10a上のその入力に接続するように、ラ
イン34上の制御信号TAPCONTROL1も、ま
た、エッジ206で状態を変化する。
【0033】クロックサイクルMCLOCK7の始め
で、TAPコントローラはUPDATE状態S8に入
る。TAPコントローラがUPDATE状態S8にある
間のクロックサイクルMCLOCK7の終わりで、TA
Pコントローラは、ライン74上のクロック信号UPD
ATECLKのエッジ208と210を発生することに
より、内部ノード67a上のテストデータビットTDB
2を信号DATAOUTとしてライン8a上にラッチし
て、ハーフラッチ58aをデータ転送状態に置いた後、
データ保持状態に置くので、信号ライン8aはそこにラ
ッチされたテストデータビットTDB2を持つ。テスト
データヒットTDB2のラッチは、TAPコントローラ
がRUN−TEST−IDLE状態S1に再度入った後
クロックサイクルMCLOCK8の間のエッジ210で
起こる。同じ連続動作が再度実行されると、次の捕捉動
作は、信号DATAINとしてライン10a上の出力さ
れたデータを捕捉し、これは、組合せ路理回路5に入力
されたテストデータビットTDB2(また、他のスキャ
ンラッチから入力された同様のテストデータビット)の
論理結果である。
【0034】通常の機能動作の間、組合せ論理回路から
のライン10a上のデータは、ライン70上のクロック
信号CATURECLKで捕捉ハーフラッチをクロック
し、続いてライン74上のクロック信号UPDATEC
LKで更新ハーフラッチ58aをクロックすることで、
DATAOUT信号ライン8aに進む。フルラッチとし
て動作するために捕捉ハーフラッチを更新ハーフラッチ
58a或いは開放ハーフラッチ60aのどちらかと組合
せて、特別の機能を実行することは容易にわかる。シフ
ト動作(スキャンイン或いはスキャンアウト)の間、更
新ハーフラッチ58aは、その出力が変化しないように
データ保持状態に保持されることは言うまでもない。従
って、本発明によれば、機能データがシフト動作中に変
化せず、ハードウェアを複雑にすることなく、IEEE
Standard 1149.1−1990で特定さ
れた状態シーケンスによる境界スキャンテトの実行に使
用し得るスキャンテスト回路を提供することができる。
更に、必要なクロック信号のシーケンスは先行技術のも
のよりも簡単になる。
【0035】図2の回路は、所謂“性能テストを実行で
きる点で、図17の従来回路よりも優れた格別の効果を
提供する。構造テストは、特定の一連の入力に対する出
力の論理的正確さの決定に限定される。また、機能論理
回路4内の組合せ論理のタイミング特性をテストするこ
とが望まれる。性能テストにより、組合わせ論理の構造
の性能(論理機能の性能ではない)をテストすることが
できる。性能テスト実行するためには、組合わせ論理回
路を1組の高感度ビットに感応させて、組み合わせ論理
の出力を設定する必要がある。その後、入力を一連の活
性ビットに変化させる。出力を高感度入力に応答して設
定される値から活性入力に応答して設定されるのに要す
る時間は、回路性能の尺度である。このようなテストが
本発明による図2の回路を用いてどのように実行される
かを次に説明する。
【0036】図18の状態図によれば、TAPコントロ
ーラが状態S8にある時間に、更新動作が実行された
後、状態S3でその結果を捕捉するために捕捉動作が実
行されるまで、TAPコントローラクロックの2つのク
ロックサイクルが経過しなければならないことは明らか
である。回路動作速度が設計の制約範囲内であることを
検査するために、入力が活性化された後に素早くその結
果を捕捉できることが性能テストの特質である。従っ
て、性能テストは、捕捉が更新後の1クロックサイクル
内に生じるように構成される。図1又は図2の本発明の
回路を用いて、図4に示すように、状態図を性能テスト
ができるように修正できる。性能テストは、上述したT
APコントローラ12を使用して、図18の状態図を、
単に、図4に示すように各状態で実行できる動作を修正
することで実行できる。次の状態との間の移行は同じま
まである。
【0037】図5は、性能テストを実行する図2のスキ
ャンテスト回路の制御タイミング図を示す。本発明によ
る性能テストを図2,4及び5を参照して述べる。TA
Pコントローラは、構造テストと相違して、性能テスト
を実行するように設定する前にSELECT−SCAN
状態S2にあるものとする。MCLOCKは前述したよ
うにTAPコントローラのクロックを示す。MCLOC
Kの最初のクロックサイクルMCLOCKNで、EXI
TO状態S3に入り、それから、マスタクロックの次の
クロックサイクルMCLOCKN+1で、SHIFT状
態S4に入る。この状態で、マルチプレクサは、エッジ
221で示すようにTAPCONTROLlの状態変化
によってSCANINのライン14aに接続される。シ
フト動作は、捕捉ハーフラッチ56aをクロックするこ
とで実行され、その後、スキャンラッチのチェーン内に
全ての高感度ビットをクロックするために必要な同数の
クロックサイクルで、解放ハーフラッチ60aをクロッ
クすることで実行される。これらの高感度ビットはSB
l,SB2として示される。この動作中、捕捉ハーフラ
ッチ56aと解放ハーフラッチ60aは、ライン70上
のクロック信号CAPTURECLKとライン72上の
クロック信号RELEASECLKによってそれぞれク
ロックされる。捕捉ハーフラッチのクロッキングは、ラ
イン67a上の内部ノード上に高感度ビットSBlを配
置する。解放ハーフラッチのクロッキングは、SCAN
OUTライン14b上に高感度ビットSBlを配置す
る。ビットSB2は同様の方法でシフトされる。最終の
シフトクロックサイクルMCLOCKN+2において、
高感度ビットSB2はSCANIN信号として信号ライ
ン14aからSCANOUT信号として信号ライン14
bヘシフトされる。クロックサイクルMCLOCKN+
2の最後で、ライン70上のCAPTURECLK信号
は、エッジ220で示すように、ローになり、捕捉ハー
フラッチ56aが、データ保持状態となるようにローで
維持される。RELEASECLK信号はクロックを継
続するが、内部ノード67a上の信号がラッチされるの
で、ライン14b上の信号は変化しない。TAPコント
ローラは、その後、クロックサイクルMCLOCKN+
3の間に、EXITl状態S5に入り、クロックサイク
ルMCLOCKN+4の間に、SHIFT−UPDAT
E状態S6に入る。クロックサイクルMCLOCKN+
4の最後で、ライン74上のUPDATECLK信号
は、エッジ222で示すように、ハイになり、内部ノー
ド67a上の高感度ビットSB2を、DATAOUT信
号としてライン8a上に生じさせる。
【0038】クロックサイクルMCLOCKN+4の最
後でUPDATECLK信号がハイになった後、TAP
コントローラはCAPTURE状態S7に入る。この段
階で、CAPTURE状態の動作は、捕捉される結果が
未だ発生していないので重要ではない。しかし、CAP
TURE状態S7の間に、ライン10a上の信号DAT
AINは、DATAOUT信号ライン8a上に配置され
た高感度ビットSB2に応答して状態を変化する。
【0039】そして、TAPコントローラは、CAPT
URE状態S7からSHIFT状態S4に戻り、同じシ
ーケンス動作を実行する。しかし、今回はクロックサイ
クルMCLOCKN+1とMCLOCKN+2の間のS
HIFT状態S4において、活性ビットAB1,AB2
がシフトされ、クロックサイクルMCLOCKN+4の
終了時に、活性ビットAB2がライン8a上の信号DA
TAOUTとなる。これは、組み合わせ論理回路5の伝
搬後におけるDATAOUTライン8a上の高感度ビッ
トSB2から活性ビットAB2への変化の結果であり、
短い測定可能な時間送れの後にDATAIN信号ライン
10a上で捕捉する必要がある。
【0040】次のクロックサイクルMCLOCKN+5
の間に、TAPコントローラはCAPTURE状態S7
にある。この状態で、マスタクロックMCLOCKのパ
ルス幅は、パルス幅dに減少する。また、アドバンスド
クロック信号ADVANCECLKは、MCLOCKの
立ち上がりエッジ235から所定時間tの計測時間位置
で立ち上がりエッジ224をもって生成される。減少し
たパルス幅dは、タイミング測定には影響はない。活性
ビットAB2が組み合わせ論理へのライン8a上に配置
された時から若干時間後に、ライン8a上の活性入力ビ
ットAB2に応答して発生したデータ出力ビットDOB
がマルチプレクサ26aへのライン10a上に得られ
る。ライン10aは、MCLOCKの減少されたサイク
ルdの立ち下がりエッジ226でTAPCONTROL
1の状態変化によりマルチプレクサに接続される。マル
チプレクサの状態変化は、ライン34の立ち下がりエッ
ジ228によって表される。
【0041】図5のクロッキングシーケンスの特徴は、
クロックMCLOCKの立ち上がりエッジ235から時
間tの捕捉期間におけるクロックCAPTURECLK
の立ち下がりエッジ232を独立して生成するアドバン
スドクロックADVANCECLKを設けた点にある。
これは、捕捉サイクル内のマスタクロックMCLOCK
に高周波クロックを発生させることを不要にする。ま
た、そのような高い周波数でTAPコントローラをクロ
ックすることを避ける。
【0042】減少されたパルス幅dの目的は、減少され
たパルスの立ち下がりエッジ226からライン70上の
CAPTURECLK信号の立ち上がりエッジ230を
与えるだけである。従って、パルス幅dに要求されるこ
とは、所定時間tよりも短くなければならない。CAP
TURECLKはエッジ230でハイになると、上述し
たようにアドバンスドクロック信号ADVANCECL
Kの制御下でエッジ232でローとなる。
【0043】マルチプレクサが、ライン34上の立ち下
がりエッジ228でスイッチされた後、ライン70上の
CAPTURECLK信号は、エッジ230で表される
ようにハイになり、短時間の後に、データ出力ビットD
OBを内部ノード67a上に現す。エッジ230は、デ
ータ出力ビットDOBが配置される以前に生じるので、
次のタイミング測定において何の役割も果たさず、CA
PTURECLKのエッジ232でデータ出力ビットD
OBを捕捉すると考えられる。捕捉クロック信号CAP
TURECLKがエッジ232でローになったとき、捕
捉ハーフラッチはデータ保持モードにあり、データ出力
ビットDOBは内部ノード67aに保持される。
【0044】アドバンスドクロック信号ADVANCE
CLKは、また、ライン72上のRELEASECLK
信号の早い立ち上がりエッジ234を与えるために使用
される。エッジ234でRELEASECLK信号がハ
イとなった後、内部ノードに保持されたデータ出力ビッ
トDOBは、SCANOUT信号としてライン14b上
に現れる。しかし、この解放のタイミングは重要ではな
いない。
【0045】TAPコントローラは、次のクロックサイ
クルMCLOCKN+6で、SHIFT状態S4に再度
入る。新たな高感度或いは活性ビットSB4/AB4,
SB5/AB5が、その後、SCANIN信号ライン1
4a上でシフトインされ、データ出力ビットDOBがS
CANOUT信号ライン14b上でシフトアウトされ
る。スキャンラッチのチェーンに与えられる高感度ビッ
トパターンは、組合せ論理回路5の入力の高感度と活性
パターンの間の変化時にクリティカルタイミング経路を
活性化するものとするのが好ましい。性能テストのポイ
ントは、組合せ論理回路の入力8a,8b等への活性入
力ビットの配置とライン10aのデータ出力ビットの出
現との問の時間を計測することであることが容易に分か
る。性能テストシーケンスは、異なるタイミング経路を
用いるために異なったパターンで繰り返される。高感度
の更新から対応する結果の捕捉までの時間遅れは、捕捉
状態における期間tであるということが分かる。この期
間tは、特定の一連の入力に対して依然として正確な出
力データを生じる可能な限り最短の遅れを決定するよう
に調整することができる。
【0046】従って、図2に示すスキャンセルは、構造
テスト或いは性能テストのどちらかを実行することがで
きる。しかし、ある様相において、特に性能テストの実
行を無効にする性質を有する。第1に、3つのクロック
は、単一のクロックに比べて多くのパワー消費が要求さ
れる。第2に、、3つのクロックが独立しているためク
ロックツリー(導出されるクロック)が独立し、性能テ
ストの正確さが低下する。これらの不都合を克服するた
め、供給されるクロック信号を効果的にゲートするイネ
ーブル機能を組み入れた新たなハーフラッチを提供す
る。これは、2つの直列な転送ゲートを使用する、クロ
ック経路にゲート機能を挿入する、或いは、クロックゲ
ート機能を記憶ノード融合する複雑なゲートを使用する
等のいくつかの方法で構成される。このようなハーフラ
ッチを実行する他の方法は、当業者にとっては周知であ
る。
【0047】図6は、イネーブル入力を備えた転送ゲー
トTGEと記憶ノードSNをそれぞれ持つ上述のタイプ
の2つのハーフラッチ82a,84aで、解放と更新ハ
ーフラッチ58a,60aを置き換えた図2の回路を示
す。図6の配置例は、全てのハーフタッチに与えられる
クロック信号COMMONCLKを1つだけ必要とし、
パワー消費の減少とクロック信号ラインの数の減少を導
く点で、図2の回路よりも優れている。捕捉ハーフタッ
チ56は、解放ハーフタッチ84aと更新ハーフラッチ
82aに与えらるクロック信号の否定信号を受信する。
クロック信号が1つだけであるので、クロックツリーが
1つだけであり、正確な性能テストを導く。
【0048】別の制御信号TAPCONTROL3が解
放ハーフラッチ84aに与えられるとともに、否定され
て更新ハーフラッチ82aに与えられる。2つの制御信
号TAPCONTROL1とTAPCONTROL3
は、TAPコントローラ内部から発生し、通常の機能操
作の間、不活性である。IC2の通常の機能動作では、
制御信号TAPCONTROL1はローであり、制御信
号TAPCONTROL3はローである。更新動作(本
質的にシフトを含む)の間、TAPCONTROL1は
ハイであり、TAPCONTROL1はローであり、T
APCONTROL3はハイである。シフト動作(スキ
ャイン或いはスキャンアウト)の間、TAPCONTR
OL1はハイであり、TAPCONTROL3はハイで
ある。加えて、非同期の更新動作(固有のシフトは持た
ない)を、後述のように、クロックCOMMONCLK
をハイに保ち、立ち下がりエッジをTAPCONTRO
L3に発生することにより達成することができる。図7
は構造テストを実行するための図6の回路のタイミング
図を示す。また、図18の状態図を参照する。マスタク
ロックMCLOCKのクロックサイクルMCLOCK0
の始めで、TAPコントローラはRESET状態S0に
ある。クロックサイクルMCLOCK0の終わりで、信
号ACTIVATE TEST はハイになるので、T
APコントローラ12の次のクロックサイクルMCLO
CK1で、RUN−TEST−IDLE状態S1に入
り、その後、次のクロックサイクルMCLOCK2でS
ELECT−SCAN状態S2に入る。クロックサイク
ルMCLOCK3の始めで、CAPTURE状態S3
(固有のシフトを持つ)に入り、テストクロックイネー
ブル信号TESTCLKENがハイにセットされる。こ
れは、ライン86上の共通クロックCOMMONCLK
の実行を開始させる。クロックサイクルMCLOCK4
の始めで、データ出力ビットDOB1がデータ入力10
aに存在し、これは、前回テストから出力された結果で
ある。クロックサイクルMCLOCK4の始めで、TA
Pコントローラが状態3からSHFT状態S4に移行す
るので、捕捉動作が実行され、ライン90a上に捕捉さ
れたビットは、また、SCANOUTライン14bにシ
フトされる。このシフト動作はクロックサイクルMCL
OCK3の捕捉動作によって生じるが、その影響は次の
クロックサイクルMCLOCK4まで実際には見られな
い。
【0050】この時点まで、制御信号TAPCONTR
OL1は、入力10a上のデータをマルチプレクサ26
aの出力に接続するためにローであり、制御信号TAP
CONTROL3は、解放ハーフラッチを使用可能に
し、また、データ保持状態に更新ハーフラッチを保持す
るためにハイである。クロックCOMMONCLKがエ
ジ251でローになった時、組み合わせ論理回路5の出
力10a上のデータDOB1は動的に、内部ノード90
a上に反射される。クロックCOMMONCLKの立ち
上がりエッジ252でDATAIN信号ライン10a上
の現在のデータビットは、捕捉されて、ライン90a上
の内部ノード上に保持される。同時に、解放ハーフラッ
チは、SCANOUTライン14bの信号は保持あるい
は維持される。MCLOCK4の間、制御信号TAPC
ONTROL1がエッジ256で示されるようにローか
らハイに切り換わり、その結果としてマルチプレクサ2
6aがSCANIN信号入力ライン14a上に信号を入
力する。結果として、2つのクロックサイクルMCLO
CK4,5において、TAPコントローラがSHIFT
状態S4にあり、2つのキスャンテスト値TDB1,T
DB2が、引き続きSCANOUT信号ライン14b上
にシフトされる。一般的に、図17に関して上述のよう
にシフト状態にnクロックサイクルがあることが分か
る。MCLOCK6の立ち上がりエッジで、EXIT1
状態S5に入り、信号TESTCLKENがローにな
り、MCLOCKの立ち下がりエッジで信号TAPCO
NTROL1が、エッジ258で示すようにローにな
る。エッジ258の位置は、影響がないので重要ではな
いので、このエッジは、後続のどのサイクルにも位置で
きる。MCLOCK7の間、更新ハーフラッチはローと
なるTAPCONTROL3のエッジ260で使用可能
となり、ノード90ノステトデータビットTDB2が、
組合せ論理回路5への入力8aに現れる。この時点で、
ライン86上のクロック信号COMMONCLKがハイ
なので、更新ハーフラッチは、使用可能であれば、デー
タ転送状態を選択することが明らかである。エッジ26
0は、マスタクロックMCLOCKのクロックエッジと
同期しない。結果として、エッジ260によって達成さ
れる更新動作は非同期であり、この更新と関連する固有
のシフト動作はない。これは、“非同期更新”と呼ばれ
る。MCLOCK8の間、RUN−TEST−IDLE
状態S1に入り、TAPCONTROL3はエッジ26
2でハイ状態に戻る。全てのクリティカル動作は同期し
ており、信号TAPCONTROL3がMCLOCK7
のエッジ260でハイからローに変化する場合に起る非
同期の動作を除いては、クロックCOMMONCLKの
立ち上がりエッジで起る。この非同期動作は、構造テス
トの間更新をおこなうためのIEEE Standar
d 1149.1−1990による状態図を使用可能と
する図6の回路の重要な性質である。構造テストモード
において、更新のタイミングはクリティカルでなく、出
力ライン8a上の非同期変化は重要ではない。
【0051】図8と図9により、性能テスト中の図6の
回路の動作を図4の状態図を参照して説明する。図9
は、性能テストのクリティカルタイミング経路が生じる
間の図8のサイクルMCLOCK5からMCLOCK7
の拡大図である。図6の回路の動作は、性能テストが実
行される場合は図2の回路と同様であるので、共通要素
は説明しない。次に図2の回路のタイミングシーケンス
と図6の回路のタイミングシーヒケンスとの違いについ
て説明する。
【0052】図9において、マスタクロックMCLOC
Kと基準クロックADVANCECLKの組合せによっ
て生じる共通クロックCOMMONCLKのタイミング
を示す。更新機能の制御は図6の回路では異なる。図8
に示すように、信号ETAPCONTROL3はTAP
ツロックサイクルMCLOCKN+4においてCOMM
ONCLKの立ち上がりエッジで、エッジ270で示す
ように、ハイからローに状態を変化する。これは、CO
MMONCLKが捕捉サイクルMCLOCKN+5の始
めでハイになる時、更新ハーフラッチがデータ転送状態
になり、ノード90aの入力上のビットをライン8a上
の出力へ転送することを意味する。これは、性能テスト
のための性能入力ビットを提供する。制御信号TAPC
ONTROL3は、その後、更新ハーフラッチの出力上
のそのビットを保持するため、エッジ272で示すよう
に、ローからハイの状態に変化するので、その出力がC
OMMONCLKの後続エッジの間に保持される。
【0053】活性入力ビットの結果としての機能論理回
路4からのデータ出力は、ライン86上のクロックCO
MMONCLKの立ち上がりエッジ273で捕捉され
る。エッジ273のタイミングはアドバンスドクロック
信号ADVANCECLKで制御される。機能論理の性
能測定は、図5を参照して述べたのと同様の方法で実行
される。
【0054】図9は、性能テストの原理をより明らかに
示す。矢印pは組合せ論理回路5を通過する伝播時間、
又は、入力ビットが高感度パターンから活性パターンに
変化する時のデータ出力が1つの状態から別の状態へ変
化するのにかかる時間を示す。上述したように、この時
間の測定は、MCLOCKの立ち上がりエッジとADV
ANCECLKの立ち上がりエッジとの間の時間遅れt
の変更で得ることができる。
【0055】アドバンスドクロック信号ADVANCE
CLKは、捕捉サイクルMCLOCKN+5中の共通ク
ロック信号COMMONCLKの速度を増加するのに望
ましいので導入される。しかし、マスタクロックMCL
OCKに速いサイクルを導入することは望ましくない。
更に、共通クロック信号COMMONCLKが期間MC
LOCKN+5中で速いクロックサイクルを実行する
と、それはマスタクロックMCLOCKの次の立ち上が
りエッジのために禁止されなければならない。これら2
つのクロック間の同期が失われるならば、スキャンイン
或いはスキャンアウトされるテストビットのいくつかも
また失われる。従って、サイクルMCLOCKN+6の
始めで、TAPコントローラは立ち上がりエッジを受信
するが、COMMONCLK信号はエッジを発生しな
い。
【0056】図10は、公知の回路の構成を用いた図6
の回路の構成例を示す。マルチプレクサ26aは2つの
ANDゲート92,94とNORゲート122からな
る。ライン34上の信号TAPCONTROL1は、直
接ASNDゲート94に入力されるが、ANDゲート9
2の入力上で反転することがわかる。ハーフラッチ56
は、2つの相補形トランジスタ96,98で構成される
経路ゲートと、強いインバータ100aと弱いインバー
タ100bの逆並列機能を具えるインバータ装置100
とからなる。ハーフラッチ82は2つの相補形トランジ
スタ106,108で構成される経路ゲート、一対の逆
並列接続のインバータ116及びインバータ118を含
む。逆並列接続のインバータ116は強いインバータ1
16aと弱いインイバータ116bとを具える。ハーフ
ラッチ84は2つの相補形トランジスタ110,112
で構成される経路ゲートと、一対の逆並列接続のインバ
ータ114と、インバータ120を含む。インバータ1
14は強いインバータ114aと弱いインバータ114
bからなる。ハーフラッチ82,84は更に相補形トラ
ンジスタ102,104からなる経路ゲートを共有す
る。
【0057】図11は、本発明がどのように実施される
かについての別の例を示す。図11は、図6の概略図で
示したスキャンセルが、どのように実施されるかについ
ての例を示す。この例のスキャンセルは、入力段320
(図6のマルチプレクサ26aとラッチ56aに略対応
する)と、出力段330(図6のハーフラッチ82aと
84aに略対応する)とからなる。図11に示された発
明の実施例は、また、2つのデータ入力の1つから機能
選択を可能とする入力段に付加的マルチプレクサを追加
することにより、また、同期式リセット機能を追加する
ことにより、本発明がどのように拡張できるかを示す。
【0058】入力段は、ライン310aの上の信号DA
TAIN1、ライン312a上の信号DATAI2、ラ
イン314a上の信号SELECTDATAIN及びラ
イン318上の信号RESETと共に、ライン14a上
の信号SCANINとライン34上の信号TAPCON
TROL1を受診する。本例は、2つのデータ入力DA
TAIN1,DATAIN2を持つという点で、図6の
回路と異なる。しかし、1つのデータ入力だけを選択信
号SELECTDATAINによっていつでも選択でき
る。ライン318上の信号RESETは、入力段320
をリセットするために用いられる。入力段320は、出
力段330への入力となるライン316上の信号DAT
Aを出力する。ライン88上の信号TAPCONTRO
L3は、出力段への第2の入力となる。出力段は、ライ
ン8a上の信号DATAOUT及びライン14b上の信
号SCANOUTを出力する。入力段と出力段の両方
は、ゲート322を介してライン86b上の信号NOT
COMMONCLK及びゲート322と324を介して
ライン86a上の信号COMMONCLKを受信する。
【0059】図11の回路の動作は、図12,図13を
参照することで容易に理解できる。図12と図13は入
力段320と出力段330それぞれを詳細に示す。入力段
320は、図12に示されるように、複数のゲート33
2,334,336,350及び370、複数のトラン
ジスタ338〜348と354〜368、及び転送ケ゛ート
331を含んで構成される。
【0060】出力段330は、図13に示されるよう
に、インバータゲート388、複数のラッチ380,39
0,394、2つのインバータ392,396及び、複
数の転送ゲート382〜386を含んで構成される。よ
く知られているように、ラッチ380,390及び39
4のそれぞれは、相対的に弱いインバータ380b,3
90b及び394bのそれぞれと結合する強いインバー
タ380a,390a及び394aを備える。
【0061】転送ゲート330,382,384,38
6はそれぞれ、図10のトランジスタペアア96,9
8,102,104,108,106及び110,11
2のそれぞれに対応する一対の相補形トランジスタを備
える。図11,12及び13の回路がどのように動作す
るかは、図6の前述の記載から等業者にとっては明白で
あるので、この回路の動作については説明を省略する。
【0062】ここで、構造テスト又は性能テストのいず
れも実行可能なTAコントローラを図14を参照して説
明する。TAPコントローラは、図16と共通の参照符
号12によって表示され、そのスキャンチェーンへの結
線は、図16と共通の14aと14eとで表示される。
即ち、テストデータビットは、ライン14a上の出力で
あり、結果として生じたデータビットは、ライン14e
上の入力である。TAPコントローラ12は、先に言及
したIEEE Standardに定義されているよう
に、ポート上の入力信号を受信する。
【0063】ライン500上のTMS(テストモード選
択) ライン502上のTRST STAR(テストリセット
アクティブロー) ライン504上のMCLOCK(標準TCKと一致す
る) ライン506上のTDI(タップデータ入力) ライン508上のTDOは、スキャンテスト後にライン
14e上に受信されるデータである出力TAPデータを
表す。ライン506上のTDIは、TAPコントローラ
12の通常使用時、ライン14aを経由してスキャンチ
ェーンに供給される入力TAPデータを示す。TAPコ
ントローラ12は、従来良く知られているように、図1
8の状態図に示されている状態を連続的に循環させるた
めに状態論理回路517及び状態レジスタ619を含む
状態マシン512を具える。状態論理回路517は、T
MS信号を受信するように接続され、状態レジスタ51
9はTRSTSTAR信号とTAPクロックMCLOC
Kを受信するように接続される。状態マシン512を実
現する手段は、当業者にはよく知られているので、ここ
では説明を省略する。TAPコントローラ12は、ま
た、信号MCLOCKを信号COMMONCLKに変換
するクロックジェネレータ510を含む。図14に示す
TAPコントローラ12は、状態マシンが循環する各状
態の翻訳をTAPコントローラ12が構造テストを実施
するのか性能テストを実施するのかに応じて変えること
ができるという点で従来のTAPコントローラとは相違
する。
【0064】この目的のため、TAPコントローラ12
は命令レジスタ520も含み、このレジスタに、そのテ
ストが構造テストか性能テストかについての命令がライ
ン506上のTDI信号によりロードされる。また状態
マシン512は出力論理回路524を含み、この出力論
理回路524は状態レジスタ519から状態コマンドを
受信して翻訳し、出力ライン509にTAP制御信号を
供給する。出力論理回路524は、マルチプレクサ51
8に接続された2セットの論理ゲートLG1,LG2を
含む。性能テストを選択する出力信号PERFSELE
CTはマルチプレクサ518に供給され、各状態の翻訳
語が切り換えられる。論理ゲートLG1又は論理ゲート
LG2のいずれか一方のセットが、命令レジスタ520
から出力される信号PERFSELECTの制御により
出力ライン509に接続される。
【0065】出力論理回路534の第1セットのゲート
LG1は、図18に示すのと同じ方法で状態マシン51
2の各状態を翻訳し、構造テストを実現する。第2セッ
トの論理ゲートLG2は、図2に示した方法により状態
マシンの各状態を翻訳して性能テストを実現する。それ
ゆえに、ここで要求されるのは、出力論理回路524内
の第1セットのゲート又は第2セットのいずれか一方を
選択し、構造テスト又は性能テストのいずれかを実現す
るのに適切なTAPコントロール信号を生成することで
ある。この選択PPFSELECT信号によりマルチプ
レクサ518を制御することによってなされる。第1セ
ット論理ゲートと第2セットの論理ゲートの選択は他の
適当な方法で実行してもよい。しかし、ここで記載され
た方法は、実際に存在するTAPコントローラにほんの
少しの変更を加えるだけでこの選択を実現している。
【0066】選択されたライン509上のTAPコント
ロール信号は、クロックジェネレータ510に供給され
て、選択されたテストに適合する信号COMMONCL
Kを生成するが、これについてはさらに詳しく記述す
る。第1セットの論理ゲートと第2セットの論理ゲート
を二者択一的に選択する別の方法として、個々のゲート
間の結線が選択されてTAPコントローラが構造テスト
又は性能テストを実行するかどうかを明確にするよう
に、出力論理回路524内にプログラム可能な論理列又
はそれと同様のものを有することが可能である。
【0067】図15は、前述の単一クロックの実施の形
態についてのクロック信号COMMONCLKを生成す
るクロックジェネレータ510を伴うTAPコントロー
ラ12のブロック図である。TAPコントローラ12の
入力と出力とは、図14を参照して既に説明されている
ので、出力信号が、クロック信号COMMONCLKの
生成に影響を及ぼすために特に示されたTESTCLK
EN,ACTIVATE TESTとPERFSELE
CTを含むという点を除いては、これ以上記述しない。
TAPコントローラによって生成された他の制御信号
は、複数の信号TAOCONTROLによって示され
る。
【0068】マルチプレクサ612は、通常の機能動作
において、ライン610上の基準クロックREFCLO
CKから、そしてテストモードにおいて、ラインイ61
2上の入力からの引き出された出力信号COMMONC
LKを供給する。マルチプレクサ612の制御は、TA
Pコントローラ12からのACTIVATE TEST
信号による。第2のマルチプレクサ616は論理値1で
通常に保持されたライン618上の入力と、ライン50
6上の信号MCLOCKを受信する。第2のマルチプレ
クサ616の出力は、ライン上の第3のマルチプレクサ
620に与えられる。第3のマルチプレクサ620は、
入力としてREFCLOCK及び第2のマルチプレクサ
616の出力を有するORゲート626の出力であるラ
イン624上の第2の入力を有する。第3のマルチプレ
クサの出力は、ライン621上の入力として、出力マル
チプレクサ612に接続される。第2のマルチプレクサ
はTAPコントローラ12からのTESTCLKEN信
号によって制御される。第3のマルチプレクサはTAP
コントローラ12からPERFSELECT信号出力を
介して制御される。
【0069】構造テストのために、信号COMMONC
LKは次のように引き出される。信号ACTVATE
TESTは、マルチプレクサ612からの信号出力がラ
イン621から得られるように、マルチプレクサ612
を切り換える。性能テストは選択されないので、マルチ
プレクサ620への入力は、マルチプレクサ616から
ライン622上で得られる。このマルチプレクサ616
は、信号TESTCLKENがアクティブの時の期間中
を除いて論理値1であるライン618上の入力を出力す
る。この期間中、マルチプレクサ616はライン506
上の信号MCLOCKを出力する。このように、構造テ
スト用として図11に示すような信号COMMONCL
Kが生成される。
【0070】性能テストのために、信号COMMONC
LKは次のように引き出される。前述のように、信号A
CTIVATE TESTは、マルチプレクサ612へ
の入力を切り換えて、マルチプレクサ612が、ライン
621上の入力をバッファ614を介して出力するよう
にする。この場合、信号PERFSELECTは、アク
ティブとなり、マルチプレクサ620への入力が、ライ
ン610上の基準クロック又はマルチプレクサ616の
出力論理“OR”としてライン624上で得られる。マ
ルチプレクサ616は、このマルチプレクサ616への
入力が切り換えられて論理1として出力に供給される期
間を除いてライン622上の出力として信号MCLOC
Kを供給する。これに関するタイミングは、図8に示さ
れている。さらに、信号REFCLKは、通常の機能モ
ードにおけるものとしてではなく、性能テスト用の第2
タイミングエッジを供給するために使用される特別のク
ロックであり、図8におけるADVANCECLKを意
味する。このように信号COMMONCLKはバッファ
614を介して出力された図8に示された形を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の境界スキャンセルの回
路図
【図2】 本発明の別の実施の形態のスキャンセルの回
路図
【図3】 構造テストを実行する図2のスキャンセルの
タイミング図
【図4】 本発明の実施の形態による性能テストを実行
するためのテストアクセスポートコントローラの部分状
態図
【図5】 性能テストを実行する時の図2のスキャンセ
ルのタイミング図
【図6】 本発明の別の実施の形態のスキャンセルの回
路図
【図7】 構造テストを実行するのに用いられる図6の
スキャンセルのタイミング図
【図8】 性能テストを実行するのに用いられる図6に
よるスキャンセルのタイミング図
【図9】 性能テストを実行するのに用いられる図6に
よるスキャンセルの要部のタイミング図
【図10】 図6の回路に用いられるスキャンセルの回
路例
【図11】 図6のスキャンセルの回路例の概略図
【図12】 図11の回路の入力段の詳細図
【図13】 図11の回路の出力段の詳細図
【図14】 構造テスト又は性能テストを実行しうるT
APコントローラのブロック回路図、
【図15】 TAPコントロールのクロックジェネレー
タを示すブロック回路図
【図16】 境界スキャンテストの実施可能な集積回路
のブロック図
【図17】 境界テスト回路に使用する公知の境界スキ
ャンセルのブロック図
【図18】 構造テストを実行するためのテストアクセ
スポートコントローラの部分状態図
【図19】 ハーフラッチを用いる同期式スキャンラッ
チの実施例を示す図
【符号の説明】
5 組合せ論理回路 56a 捕捉ハーフラッチ 58a,82a 更新ハーフラッチ 60a,84a 開放ハーフラッチ 26a 入力マルチプレクサ 18a 出力マルチプレクサ 12 TAPコントローラ 6a,7a スキャンセル 510 クロックジェネレータ 520 命令レジスタ 518 マルチプレクサ LG1,LG2 論理ゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−89120(JP,A) 特開 平3−248067(JP,A) 米国特許5056094(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/28 - 31/3193

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スキャンラッチチェーンによりスキャン
    テストを実施するテストアクセスポートコントローラに
    おいて、当該コントローラは、 スキャンラッチに複数の制御信号を出力する論理回路
    と、 前記スキャンラッチにテストデータを出力するデータ出
    力端と、 予測値と比較し得るように前記スキャンラッチから結果
    データを受信するデータ入力端と、 前記スキャンラッチにタイミング信号を出力する信号発
    生器と、 前記論理回路と前記信号発生器とに接続され、当該コン
    トローラの動作モードを、予め決められた現存するテス
    トデータのセットに応答して発生する結果データを供給
    する第1の構造テストモードと、テストデータの第1の
    セットからテストデータの第2のセットへの変化に応答
    して発生する結果データを制御可能な期間内に供給する
    第2の性能テストモードとから選択する状態指示器とを
    具え、 前記論理回路が構造テストと性能テストを実行する制御
    信号をそれぞれ出力する第1セットの論理ゲートと第2
    セットの論理ゲートを含み、前記状態指示器が第1セッ
    ト及び第2セットの論理ゲートの何れか一方を適宜選択
    するように構成されていることを特徴とするテトスアク
    セスポートコントローラ。
  2. 【請求項2】 第1及び第2セットの論理ゲートの出力
    に接続されたマルチプレクサを含み、前記状態指示器が
    マルチプレクサの切り換えを制御する信号を出力し、選
    択されたテストモードに対応する出力を供給することを
    特徴とする請求項1に記載のテトスアクセスポートコン
    トローラ。
  3. 【請求項3】 前記論理回路は、前記状態指示器からの
    信号に応答してセットできるように構成されたプログラ
    ム可能な論理列を含むことを特徴とする請求項1に記載
    のテトスアクセスポートコントローラ。
  4. 【請求項4】 前記状態指示器は、コントローラの命令
    レジスタに保持された制御ビットにより与えられること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のテス
    トアクセスポートコントローラ。
  5. 【請求項5】 前記状態指示器は、コントローラの命令
    レジスタに記憶されたコードを含むことを特徴とする請
    求項1〜3のいずれか1つに記載のテストアクセスポー
    トコントローラ。
  6. 【請求項6】 複数の状態を連続的に循環動作するマシ
    ンであって、各状態を指定する状態論理回路と、前記循
    環動作を制御し、前記論理回路に状態コマンドを出力す
    る状態レジスタとを含む状態マシンを具えることを特徴
    とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のテストアク
    セスポートコントローラ。
  7. 【請求項7】 前記信号発生器は、性能テストが選択さ
    れたとき、前記制御可能な期間を指定する2つの信号を
    出力できることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1
    つに記載のテストアクセスポートコントローラ。
  8. 【請求項8】 スキャンラッチチェーンと、 スキャンラッチチェーンによりスキャンテストを実施す
    るテストアクセスポートコントローラとを含み、該コン
    トローラが、 スキャンラッチに複数の制御信号を出力する論理回路
    と、 前記スキャンラッチにテストデータを出力するデータ出
    力端と、 予測値と比較し得るように前記スキャンラッチから結果
    のデータを受信するデータ入力端と、 前記スキャンラッチにタイミング信号を出力する信号発
    生器と、 前記論理回路と前記信号発生器とに接続され、前記コン
    トローラの動作モードを、予め決められた現存するテス
    トデータのセットに応答して発生する結果データを供給
    する第1の構造テストモードと、テストデータの第1の
    セットからテストデータの第2のセットへの変化に応答
    して発生する結果データを制御可能な期間内に供給する
    第2の性能テストモードとから選択する状態指示器とを
    含み、 前記論理回路が構造テストと性能テストと実行する制御
    信号をそれぞれ出力する第1セットの論理ゲートと第2
    セットの論理ゲートを含み、前記状態指示器が第1セッ
    ト及び第2セットの論理ゲートの何れか一方を適宜選択
    するように構成されことを特徴とする集積回路。
  9. 【請求項9】 第1及び第2セットの論理ゲートの出力
    に接続されたマルチプレクサを含み、前記状態指示器が
    マルチプレクサの切り換えを制御する信号を出力し、選
    択されたテストモードに対応する出力を供給することを
    特徴とする請求項8に記載の集積回路。
  10. 【請求項10】 各スキャンラッチは、 データ入力信号を受信するよう接続されたデータ入力端
    子と、スキャン入力信号を受信するよう接続されたスキ
    ャン入力端子と、制御信号を受信するよう接続された制
    御端子と、出力端子とを有するマルチプレクサと、 マルチプレクサの出力端子に接続された入力端子と、ク
    ロック信号を受信するよう接続されたクロック端子と、
    中間出力端子とを有する捕捉ハーフラッチと、 入力端子と、制御信号を受信するよう接続された制御端
    子と、スキャン出力端子とを有する開放ハーフラッチ
    と、 入力端子と、制御信号を受信するよう接続された制御端
    子と、データ出力端子とを有する更新ハーフラッチとを
    具え、 マルチプレクサがその制御端子の制御信号により制御さ
    れ、データ入力信号又はスキャン入力信号を捕捉ハーフ
    ラッチに選択的に供給するよう構成され、且つスキャン
    ラッチは更に捕捉ハーフラッチの中間出力端子と開放ハ
    ーフラッチ及び更新ハーフラッチの入力端子との間に接
    続されたクロック端子を有するクロック素子を具え、該
    クロック端子が開放ハーフラッチ又は更新ハーフラッチ
    を制御するクロック信号を受信するよう配置され、更新
    ハーフラッチ及び開放ハーフラッチの状態がそれらの制
    御端子の制御信号により選択的にイネーブルされるよう
    構成されていることを特徴とする請求項8〜9のいずれ
    か1つに記載の集積回路。
  11. 【請求項11】 スキャンラッチに単一のクロック信号
    を供給する単一のクロックツリーを具え、単一のスキャ
    ン信号により前記制御可能な期間を定めることを特徴と
    する請求項8〜10のいづれか1つに記載の集積回路。
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