JP3167969B2 - 管の継手構造 - Google Patents

管の継手構造

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JP3167969B2
JP3167969B2 JP27797397A JP27797397A JP3167969B2 JP 3167969 B2 JP3167969 B2 JP 3167969B2 JP 27797397 A JP27797397 A JP 27797397A JP 27797397 A JP27797397 A JP 27797397A JP 3167969 B2 JP3167969 B2 JP 3167969B2
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真丈 阿部
伸幸 田中
尚志 永田
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那須電機鉄工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ケーブル等を中に入
れて保護する管やその他の管相互を接続する継手構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ケーブル等を中に入れて埋設する
防護管の接続する構造として、図14乃至図17に示す
様に、管同士を接続継手を用いて固定的に接続するもの
と、接続する二つの管の夫々の端部を略半球状にして、
一方の略半球状の端部を他方の略半球状の端部内に嵌め
こんでユニバーサルに接続する構造等があった。具体的
に説明すると、まず図14に記載されたものは、接続す
る管41の端部42を接続継手43を用いて接続するも
ので、管41の端部42の外側と接続継手43の、管4
1の端部42を受け入れる被嵌合部44の一端の内側に
接着剤45を塗布し、接続する管41の端部42を接続
継手43の被嵌合部44の奥部にまで嵌め入れる。この
様にして管41は接続される。また同様にしてこの接続
継手43の他端に管を接続するものである。
【0003】また図15に示すものは、接続する管D、
Eの夫々の端部51、52が略半球状に成っており、接
続した際には夫々の端部51、52が夫々の先端から一
定範囲重なり合うように成っており、接続前は受け入れ
る側の略半球状の端部51の先端部53は外側に開いた
形にしており(図示省略)、嵌め入れられる側の略半球
状の端部52を受け入れ易くなっている。また受け入れ
られる側の端部51の内側には環状のパッキン材54が
設けられており、接続する管Eの端部52を嵌め込んだ
後、端部51の先端部53を、端部52を包み込むよう
にかしめて端部51、52を密着させて管D、Eを上下
左右に回動自在に接続する。
【0004】また図16に示すものも接続する管F、G
の端部が夫々略半球状の端部61、62となっているも
ので、上記図15のものと同様に一方の端部61内に他
方の端部62を嵌め入れるものである。またこの従来例
の場合、環状帯63を当初から管Gの外周に通しておく
もので、この環状帯63の内側と上記端部61の外側の
対向する箇所には夫々ネジが施されている。そして端部
61の内側に端部62を嵌め込んだ後、上記環状帯63
を上記管G上を端部61の方へ移動させて、端部61を
被冠し、その後環状帯63を回転させてネジを締め付け
る。これにより管F、Gは上下左右に回動自在に接続さ
れる。
【0005】さらに図17に示すものは、上記図15及
び図16と同様に接続する管H、Iの端部71、72が
夫々略半球状であり、端部71の内側に端部72を嵌め
込むものであるが、端部71の先端部73に複数のボル
ト74によって、さらに環状でかつ内側に湾曲した先端
片75を設けて延長するもので、端部71内に端部72
を嵌め入れた後、先端片75を突き合わせて各ボルト7
4を締め付けると、湾曲した先端片75が管Iの端部7
2を外側から被冠し、これにより管H、Iは上下左右に
回動自在に接続される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこれらの
管の接続は上述のものであるが、一方の端部を他方の端
部に被冠、嵌合した後、かしめたり、ボルトの締め付け
によって固定したり等と別途工具を必要とし、手間もか
かり面倒であった。
【0007】この発明はこの様な管の接続において、管
の接続が極めて容易で、かつ確実な管の継手構造を提供
することを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1項の発明は、接
続する二つの管の相対向する各端部を略半球状に開口し
て略半球状端部を設け、一方の略半球状端部を他方の略
半球状端部の内周に挿入して嵌合する管の継手構造にお
いて、当該他方の略半球状端部の内側壁に、管の中心軸
に直角方向に環状溝を穿ち、この他方の略半球状端部の
外側から上記環状溝に達する貫通孔を穿ち、この貫通孔
の外側から可撓性を有する棒状ピンを挿入し、上記環状
溝に沿って当該棒状ピンを嵌め入れてほぼ周回させ、こ
の棒状ピンで上記嵌合された略半球状端部を上下左右に
回動自在に係止した管の継手構造である。なお上記棒状
ピンの長さは上記環状溝の内周を完全に周回する長さの
ものに限定されるものではない。
【0009】請求項2項の発明は、二つの管を接続する
のに一方の管の端部を他方の管の端部に嵌め入れて接続
する管の継手構造において、上記他方の管の端部の内側
壁に、当該管の中心軸に直角方向に環状溝を穿ち、この
他方の管の端部の外側から上記環状溝に達する貫通孔を
穿ち、一方の管の端部を他方の管の端部に嵌め入れた
際、他方の管の上記環状溝に対向した一方の管の端部の
外周に環状溝を穿ち、上記貫通孔の外側から可撓性を有
する棒状ピンを挿入し、上記環状溝に沿って当該棒状ピ
ンを嵌め入れてほぼ周回させ、この棒状ピンで上記嵌合
された一方の管の端部を係止した管の継手構造である。
【0010】請求項3項の発明は、接続する二つの管の
相対向する各端部を接続継手の両側に嵌め入れて接続す
る継手構造において、上記接続継手の両側の各端部の内
側壁に当該接続継手の中心軸に直角方向に環状溝を穿
ち、これらの接続継手の各端部の外側から上記各環状溝
に達する貫通孔を穿ち、二つの各管の端部を接続継手の
両端部に嵌め入れた際、接続継手の上記環状溝に対向し
た各管の端部の外周に環状溝を穿ち、上記各貫通孔の外
側から可撓性を有する棒状ピンを挿入し、上記環状溝に
沿って当該棒状ピンを嵌め入れてほぼ周回させ、これら
の各棒状ピンで上記嵌合された各管の端部を係止した管
の継手構造である。
【0011】請求項4項の発明は、二つの管を接続する
のに一方の管の端部を他方の管の端部に嵌め入れて接続
する管の継手構造において、上記他方の管の端部の内側
壁に断面略三角形状の環状凹部を設け、この端部の外側
から上記環状凹部に達する貫通孔を穿ち、また当該環状
凹部の形状に相応した、断面が三角形状の略環状のカッ
トリングを当該環状凹部に挿入し、接続する一方の管の
端部を接続継手の上記端部内に嵌め入れた後、上記貫通
孔から可撓性を有する棒状ピンを挿入し、上記環状凹部
に沿って当該棒状ピンを嵌め入れてほぼ周回させ、当該
棒状ピンが上記カットリングを圧迫して、当該圧迫され
たカットリングが、上記他方の管の端部内に嵌合された
一方の管の端部外周を締め付ける構成とした管の継手構
造である。
【0012】請求項5項の発明は、接続する二つの管の
相対向する各端部を接続継手の両側に嵌め入れて接続す
る継手構造において、上記接続継手の両側の各端部の内
側壁に断面略三角形状の環状凹部を設け、これらの各端
部の外側から上記環状凹部に達する貫通孔を穿ち、また
当該各環状凹部の形状に相応して断面が三角形状の略環
状のカットリングを各環状凹部に挿入し、接続する二つ
の各管の端部を接続継手の上記両端部内に嵌め入れた
後、上記各貫通孔の外側から可撓性を有する棒状ピンを
夫々挿入し、上記各環状凹部に沿って当該各棒状ピンを
嵌め入れてほぼ周回させ、当該各棒状ピンが上記各カッ
トリングを圧迫して、当該圧迫された各カットリングが
接続継手の上記各端部内に嵌合された管の端部外周を締
め付ける構成とした管の継手構造である。
【0013】
【発明の実施の形態例】以下、この発明の第1の実施の
形態例を図に基づいて説明する。図1乃至図3に示すよ
うに、接続する管1の一方の端部を略半球状に開口して
略半球状端部2を設けている。この略半球状端部2は、
その開口端の内周径は一定巾同一となっている。この略
半球状端部2の内側壁に管1の中心軸に略直角方向に環
状溝3を設け、この環状溝3内にオーリング3aを嵌め
入れ、さらに開口部側の内側壁に上記環状溝3と同様に
断面略半円形状の環状溝4を穿っている。さらに略半球
状端部2の外側から上記環状溝4に達する貫通孔5を穿
っている。また管1の他方の端部も略半球状端部6であ
るが、この略半球状端部6は上記略半球状端部2の内周
に嵌合自在な大きさと成っている。また管1の材質は樹
脂を使用している。
【0014】次にこの発明において使用される可撓性を
有する棒状ピン7を図4乃至図7によって説明する。こ
の可撓性を有する棒状ピン7は、ポリエチレン又は塩化
ビニールから成り、弾性が強く、頭部7aと長細い胴体
部7bから成る。この頭部7aは略直方形状で一端部の
断面は略W字を逆さまにした型と成っており、この頭部
7aの他端には下向きの嵌合凹部7cが設けられてい
る。この嵌合凹部7cは、上記略半球状端部2内の環状
溝4に沿って内側を略一周してきた上記棒状ピン7の一
方の端部である尻尾部7dが嵌め入れられて当該棒状ピ
ン7を環状態に固定できるように成っており、この様に
環状態で棒状ピン7が固定された際、この棒状ピン7の
頭部7aは上記貫通孔5内に押下して嵌合することがで
きる。この時この頭部7aの両側下端に突出した爪7e
は、貫通孔5を内側から係止し、頭部7aが容易には外
れないようにすることができる。
【0015】この様な管1と可撓性を有する棒状ピン7
を使用して、三個の樹脂管A、B及びCを接続する方法
を図8及び図9によって説明する。樹脂管Aの略半球状
端部2に樹脂管Bの略半球状端部6を各中心軸を同一線
上にして嵌め入れる。この時略半球状端部2に設けられ
たオーリング3aを押圧した状態で嵌合される。その後
樹脂管Aの略半球状端部2の外周一箇所に穿った貫通孔
5から棒状ピン7をその尻尾部7dから挿入し、当該略
半球状端部2内側に設けられた環状溝4を周回させて上
記の貫通孔5から当該棒状ピン7の尻尾部7dを引出
し、棒状ピン7の頭部7aに設けられた嵌合凹部7cに
嵌め入れる。そしてこの頭部7aを貫通孔5に嵌め入れ
る。そうすると図9に示す如く、略半球状端部2の内側
に巻き回された棒状ピン7の断面の一部が略半球状端部
2の内側壁から突出し、これに樹脂管Bの略半球状端部
2の外周湾曲部6aの最大径部が引っかかって抜けず、
樹脂管Bの略半球状端部6の外周湾曲部6aが上下左右
に回動自在に係止され容易には外れない。
【0016】またこれに続いて樹脂管Bの略半球状端部
2に樹脂管Cの略半球状端部6を各中心軸を同一線上に
して嵌め入れ、上記と同様に樹脂管Bの略半球状端部2
の外周一箇所に穿った貫通孔5から可撓性を有する棒状
ピン7を挿入し、略半球状端部2内側に設けた環状溝4
に嵌め入れ、略半球状端部2内側を周回した後、上記貫
通孔5から引出し、棒状ピン7の頭部7aに設けた嵌合
凹部7cに当該棒状ピン7の尻尾部7dの先端を嵌め入
れて、係止する。その後この棒状ピン7の頭部7aを上
記貫通孔5に押下して嵌合する。
【0017】この様に、樹脂管B、Cの夫々の略半球状
端部6は、棒状ピン7によって、接続した相手の樹脂管
A又はBに対して夫々上下左右に回動自在に係止され
る。また樹脂管A、Bの夫々の略半球状端部2の内側に
は環状のオーリング3aが設けられているので、接続さ
れた夫々の管内の密閉性も保たれ、土砂や水等が樹脂管
A、B及びC内に侵入しない。
【0018】次にこの発明の第2の実施の形態例を図1
0に基づいて説明する。この第2の実施の形態例では、
二つの管11を接続するのに接続継手12を使用するも
のである。まず接続する二つの管11について述べると
上記接続継手12に嵌め入れて突き合わせる二つの管1
1の端部13の外周上に当該管11の中心軸に直角方向
に断面半円状の環状溝14を夫々穿っている。また接続
継手12において二つの管11を嵌め入れる両側の被嵌
合部15、15の内側壁には、上記二つの管11の端部
13を当該接続継手12の両側の被嵌合部15、15に
嵌め入れた際、これらの各管11の環状溝14と相対す
る位置に、断面半円状の環状溝16を夫々設けている。
またこの接続継手12の両端部の夫々の外側から各環状
溝16に達する貫通孔17を設けている。
【0019】次にこの様な二つの管11及び接続継手1
2を接続する方法を説明すると、接続継手12の両側の
被嵌合部15、15に、接続する二つの各管11の各端
部13を嵌め入れる。次に接続継手12の外側に穿った
各貫通孔17から、各可撓性を有する棒状ピン18をそ
の尻尾部から挿入するが、この棒状ピン18は上記第1
の実施の形態例で説明した可撓性を有する棒状ピン7と
同様なものである。そして二つの管11の端部13内側
に設けられた環状溝14と接続継手12の内側壁に設け
た環状溝16に沿って当該可撓性を有する棒状ピン18
を嵌め入れ、そのまま端部13の外側をほぼ周回させて
上記貫通孔17から引き出し、当該棒状ピン18の両端
を係止固定する。これにより二つの管11は接続継手1
2から外れようとしても、棒状ピン18が各管11の外
側に穿った環状溝14と接続継手12の環状溝16にま
たがって嵌められており、これにより接続継手12から
外れることができず、強固に係止固定されるものであ
る。
【0020】また上記では接続継手12を使用して接続
する場合を説明したが、第3の実施の形態例として、接
続継手12を用いず接続する管自体に上記継手構造を有
する場合を図11を使って説明する。まず接続する二つ
の管21、21について述べると一方の管21の一方の
端部22の外周上に当該管21の中心軸に直角方向に断
面半円状の環状溝23を穿っている。また他方の管21
の他方の端部24は、上記一方の管21の端部22が嵌
合できるように開口した状態と成っている。この他方の
管21の端部24の内側壁には、上記管21の端部22
を嵌合した際、上記環状溝23と対向する位置に、当該
管の中心軸に直角方向に、断面半円状の環状溝25を設
け、またこの他方の管21の端部24外側から環状溝2
5に達する貫通孔26を設けており、この貫通孔26か
ら可撓性を有する棒状ピン27を挿入している。これに
より上記と同様に棒状ピン27によって二つの管21、
21を係止固定できる。
【0021】次にこの発明の第4の実施の形態例を説明
する。図12に示すのは、管31自体に継手構造を有す
るもので管31の一方の端部32の内側壁に断面が三角
形状の環状凹部33を設け、管31の当該端部32の外
側の適宜箇所からこの環状凹部33に達する貫通孔34
を穿ち、また当該環状凹部33内に断面が三角形状の略
C字型のカットリング35を挿入している。さらに当該
管31の他方の端部36については、特別な構造を有す
るものではなく、通常の管の端部と同様である。管31
の上記構造を有する端部32に、接続する管31の他方
の端部36を嵌め入れた後、上記貫通孔34から可撓性
を有する棒状ピン37の一方の先端部である尻尾部から
挿入し、上記環状凹部33内に嵌め入れ周回させる。そ
の後上記貫通孔34に出てきた上記尻尾部を、上記棒状
ピン37の頭部に係止する。この棒状ピン37は上記第
1の実施の形態例において使用されるものと同様のもの
である。
【0022】この様にして、棒状ピン37は管31の一
方の端部32内を周回するが、これにより環状凹部33
に挿入されていたカットリング35の一部が環状凹部3
3内で圧迫されて環状凹部33から突出し、嵌合された
管31の端部36の外周をくさびの如く締め付けて固定
する。またこの様な継手構造を両側に有する接続継手3
8を使って二つの通常の直管状の管39、39を接続し
た状態の平面図を図13に示す。
【0023】上記の実施の形態例においては、環状溝等
を周回する可撓性を有する棒状ピンは、当該環状溝等を
完全に周回する長さのものに限定されるものではなく、
環状溝等を入れて接続する相互の管を係止接続できるも
のであればよい。さらにはこの棒状ピンは一本の棒状の
ものでなくとも、短い棒状のものを複数個貫通孔から順
に環状溝等に押し込み挿入したものであってもよい。ま
た管1として樹脂より成るものを採用しているが、管1
の材質はこれに限定されるものではない。可撓性を有す
る棒状ピンはポリエチレン又は塩化ビニールから成るも
のであるが、可撓性を有し接続された管を係止固定でき
る硬さを有するものであれば、材質はこれらに限定され
るものではない。さらに可撓性を有する棒状ピンを環状
に固定するのに頭部と尻尾部を嵌合させているが、棒状
ピンを環状溝に入れてほぼ周回させれば抜けることはな
く、頭部と尻尾部を係止又は固定する必要はない。また
第1の実施の形態例において棒状ピン7の内側に環状溝
3を穿ちオーリング3aを嵌め入れているが、これはこ
の発明の必須要件ではない。
【0024】
【発明の効果】請求項1項の発明によれば、他に工具や
部材等を必要とせずに管のユニバーサソルな接続が簡単
にできる。さらに可撓性を有する棒状ピンを略半球状端
部の内周をほぼ周回させているので、嵌め入れた略半球
状端部がどのような角度になっても、接続が外れたりせ
ず、確実な接続ができる。また管の接続を解除するとき
も棒状ピンを外せば良いだけなので容易である。
【0025】請求項2項乃至4項の各発明によれば、請
求項1項の発明とは異なり上下左右に回動自在に接続す
るものではなく、棒状ピンによって直線状に簡単かつ強
固に接続することができるものである。また管の接続を
解除するときも棒状ピンを外せば良いだけなので容易で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態例の管の長手方向
の縦断面図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態例の、図1におけ
るA−A線断面図である。
【図3】上記図1の一部拡大説明図である。
【図4】この発明の第1の実施の形態例の棒状ピンの平
面図である。
【図5】この発明の第1の実施の形態例の棒状ピンの頭
部の拡大平面図である。
【図6】この発明の第1の実施の形態例の棒状ピンの頭
部の拡大正面図である。
【図7】この発明の第1の実施の形態例の棒状ピンの頭
部の、図6におけるB−B線断面図である。
【図8】この発明の第1の実施の形態例の管A、B及び
Cを上下左右に回動自在に接続した状態の縦断面図であ
る。
【図9】この発明の第1の実施の形態例の管A、B及び
C接続した図8における管A及びBの接続部の一部拡大
説明図である。
【図10】この発明の第2の実施の形態例における縦断
面図である。
【図11】この発明の第3の実施の形態例における縦断
面図である。
【図12】この発明の第4の実施の形態例において、管
を被嵌合部に嵌合して接続している状態の縦断面図であ
る。
【図13】この発明の第4の実施の形態例において、接
続継手によって管を接続している状態の平面図である。
【図14】第1の従来例を示す縦断面図である。
【図15】第2の従来例を示す縦断面図である。
【図16】第3の従来例を示す縦断面図である。
【図17】第4の従来例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1、11、21、31、39 管 2、6 略半球状端部 4、16、23 環状溝 5、17、26、34 貫通孔 7、18、27、37 棒状ピン 33 環状凹部 35 カットリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−164484(JP,A) 実開 平7−32346(JP,U) 実開 昭51−19014(JP,U) 実開 昭51−27922(JP,U) 実開 平1−73592(JP,U) 実開 平6−71559(JP,U) 実開 昭50−22717(JP,U) 実開 昭63−164688(JP,U) 実開 昭62−141988(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 27/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続する二つの管の相対向する各端部を
    略半球状に開口して略半球状端部を設け、一方の略半球
    状端部を他方の略半球状端部の内周に挿入して嵌合する
    管の継手構造において、当該他方の略半球状端部の内側
    壁に、管の中心軸に直角方向に環状溝を穿ち、この他方
    の略半球状端部の外側から上記環状溝に達する貫通孔を
    穿ち、この貫通孔の外側から可撓性を有する棒状ピンを
    挿入し、上記環状溝に沿って当該棒状ピンを嵌め入れて
    ほぼ周回させ、この棒状ピンで上記嵌合された略半球状
    端部を上下左右に回動自在に係止したことを特徴とす
    る、管の継手構造。
  2. 【請求項2】 二つの管を接続するのに一方の管の端部
    を他方の管の端部に嵌め入れて接続する管の継手構造に
    おいて、上記他方の管の端部の内側壁に、当該管の中心
    軸に直角方向に環状溝を穿ち、この他方の管の端部の外
    側から上記環状溝に達する貫通孔を穿ち、一方の管の端
    部を他方の管の端部に嵌め入れた際、他方の管の上記環
    状溝に対向した一方の管の端部の外周に環状溝を穿ち、
    上記貫通孔の外側から可撓性を有する棒状ピンを挿入
    し、上記環状溝に沿って当該棒状ピンを嵌め入れてほぼ
    周回させ、この棒状ピンで上記嵌合された一方の管の端
    部を係止したことを特徴とする、管の継手構造。
  3. 【請求項3】 接続する二つの管の相対向する各端部を
    接続継手の両側に嵌め入れて接続する継手構造におい
    て、上記接続継手の両側の各端部の内側壁に当該接続継
    手の中心軸に直角方向に環状溝を穿ち、これらの接続継
    手の各端部の外側から上記各環状溝に達する貫通孔を穿
    ち、二つの各管の端部を接続継手の両端部に嵌め入れた
    際、接続継手の上記環状溝に対向した各管の端部の外周
    に環状溝を穿ち、上記各貫通孔の外側から可撓性を有す
    る棒状ピンを挿入し、上記環状溝に沿って当該棒状ピン
    を嵌め入れてほぼ周回させ、これらの各棒状ピンで上記
    嵌合された各管の端部を係止したことを特徴とする、管
    の継手構造。
  4. 【請求項4】 二つの管を接続するのに一方の管の端部
    を他方の管の端部に嵌め入れて接続する管の継手構造に
    おいて、上記他方の管の端部の内側壁に断面略三角形状
    の環状凹部を設け、この端部の外側から上記環状凹部に
    達する貫通孔を穿ち、また当該環状凹部の形状に相応し
    た、断面が三角形状の略環状のカットリングを当該環状
    凹部に挿入し、接続する一方の管の端部を接続継手の上
    記端部内に嵌め入れた後、上記貫通孔から可撓性を有す
    る棒状ピンを挿入し、上記環状凹部に沿って当該棒状ピ
    ンを嵌め入れてほぼ周回させ、当該棒状ピンが上記カッ
    トリングを圧迫して、当該圧迫されたカットリングが、
    上記他方の管の端部内に嵌合された一方の管の端部外周
    を締め付ける構成としたことを特徴とする、管の継手構
    造。
  5. 【請求項5】 接続する二つの管の相対向する各端部を
    接続継手の両側に嵌め入れて接続する継手構造におい
    て、上記接続継手の両側の各端部の内側壁に断面略三角
    形状の環状凹部を設け、これらの各端部の外側から上記
    環状凹部に達する貫通孔を穿ち、また当該各環状凹部の
    形状に相応して断面が三角形状の略環状のカットリング
    を各環状凹部に挿入し、接続する二つの各管の端部を接
    続継手の上記両端部内に嵌め入れた後、上記各貫通孔の
    外側から可撓性を有する棒状ピンを夫々挿入し、上記各
    環状凹部に沿って当該各棒状ピンを嵌め入れてほぼ周回
    させ、当該各棒状ピンが上記各カットリングを圧迫し
    て、当該圧迫された各カットリングが接続継手の上記各
    端部内に嵌合された管の端部外周を締め付ける構成とし
    たことを特徴とする、管の継手構造。
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