JP3167337U - ペット用スリング - Google Patents

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Abstract

【課題】ペットの大きさ応じて、ペットを収容する空間を調節可能とするとともに、ペットを収容して持ち運ぶ以外の用途にも使用可能とするペット用スリングを提供する。【解決手段】所定面積を有するマット状のマット本体10と、マット本体10の形状を変化させるとともに、変化させたマット本体10の形状を維持する形状維持手段30と、マット本体10に取り付けられた複数の係止部と、係止部に係止されるストラップ20とを備える。前記形状維持手段としては、マット本体10の外縁部分において環状に形成され、紐部材が挿通可能な挿通部と、挿通部に開口された挿通穴と、紐部材を挿通穴から挿通部内に挿通することによって、この紐部材をマット本体10の外縁部分に環状に配置するとともに、紐部材の両端を括り環状の径を拡縮する巾着部を用いることができる。【選択図】図1

Description

本考案は、犬や猫などのペットを収容し運搬するペット用スリングに関する。
従来より、犬や猫などのペットを収容して運搬するペット用スリングについては、種々のタイプが開発されており、例えば特許文献1に開示されたようなものがある。この特許文献1に開示されたペット用スリングは、全体に環状に形成されたシート環状体を備えており、このシート環状体が、内側環状シートとこの内側環状シートの外周を取り囲むように配置された外側環状シートとから構成され、この内側環状シートと外側環状シートとの間のスペースに小動物収容スペースが形成され、このスペースに小動物を収容した状態で運搬することができるようになっている。
実用新案登録3137915号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されたペット用スリングは、袋状の形体となっているために、ペットを内部に収容して持ち運ぶためにだけ使用することしかできず、ペット用の簡易ベッドやマットレスのような他の用途で使用することができないという問題がある。
そこで、本考案は、上記のような問題を解決するものであり、ペット用の簡易ベッドやマットレスのように、ペットを収容して持ち運ぶ以外の用途にも用いることができる多機能なペット用スリングを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案のペット用スリングは、
所定面積を有するマット状のマット本体と、
前記マット本体の形状を変化させるとともに、変化させた該マット本体の形状を維持する形状維持手段と、
前記マット本体に取り付けられた複数の係止部と、
前記係止部に係止されるストラップと
を備えることを特徴とする。
本考案において、前記形状維持手段は、
前記マット本体の外縁部分において環状に形成され、紐部材が挿通可能な挿通部と、
前記挿通部に開口された挿通穴と、
前記紐部材を挿通穴から前記挿通部内に挿通することによって、この紐部材を前記マット本体の外縁部分に環状に配置するとともに、前記紐部材の両端を括り、前記環状の径を拡縮する巾着部と
から構成することができる。
また、本考案において、前記形状維持手段は、
相互に嵌合される一対の嵌合部材から構成され、
前記一対の嵌合部材は、マット本体の外縁部分に複数配置され、嵌合する位置に応じて、前記マット本体の形状を変化させるようにしてもよい。
このような本考案によれば、マット本体の外縁部分において環状に形成された挿通部内に紐部材を挿通し、この紐部材をマット本体の外縁部分に環状に配置させて、紐部材の両端を括り、環状の径を拡縮させたり、マット本体の外縁部分に複数配置された嵌合部材によって、嵌合する位置に応じて前記マット本体の形状を変化させることができるので、ペットの大きさに応じてペットを収容する内部の空間を調節させることができる。
また、本考案は、形状維持手段を解除することにより、マット本体をシート状とし、敷物として使用することもできるので、本考案を、ペットを収容して持ち運ぶ以外の用途にも用いることができる。
以上述べたように、この考案によれば、犬や猫などのペットに用いるペット用スリングにおいて、ペットの大きさ応じて、ペットを収容する空間を調節可能とするとともに、ペット用の簡易ベッドやマットレスのように、ペットを収容して持ち運ぶ以外の用途にも用いることができる。
第1実施形態に係るペット用スリングの全体構成を示す上面図である。 (a)は、第1実施形態に係るマット本体の裏面を示す上面図であり、(b)は実施形態に係るマット本体の表面を示す上面図である。 (a)は、第1実施形態に係るストラップを示す上面図であり、(b)は、実施形態に係るストッパの斜視図であり、(c)は、ストラップの連結部材としてのバックルを示す平面図である。 第1実施形態に係るマット本体と係止するストラップの配置を上面より示す説明図である。 第1実施形態に係るペット用スリングの使用状態を示す説明図である。 第1実施形態に係るペット用スリングの使用状態を示す説明図である。 第1実施形態に係るペット用スリングの使用状態を示す説明図である。 第1実施形態に係る函体の展開図を示す上面図である。 第2実施形態に係るマット本体に備えられた留め具の位置を示す上面図であり、同図(b)は、第2実施形態に係る形状維持手段によりマット本体を袋状に形成させた状態を示す斜視図である。 (a)及び(b)は、第2実施形態に係る形状維持手段によりマット本体を袋状に形成させた状態を示す斜視図である。 第3実施形態に係るマット本体に備えられた留め具の位置を示す上面図である。 (a)、及び(b)は、第3実施形態に係るマット本体10の立体形状を示す斜視図である。
[第1実施形態]
(ペット用スリングの構成)
以下に添付図面を参照して、本考案に係るペット用スリングの実施形態を詳細に説明する。図1は、本実施形態に係るペット用スリング1の全体構成を示す外観図であり、図2は、本実施形態に係るペット用スリング1のマット本体10を示す上面図である。
本実施形態において、図1に示すように、ペット用スリング1は、マット本体10と、マット本体10と着脱可能に係止されるストラップ20とから概略構成されている。
本実施形態において、マット本体10は、図2に示すように、所定面積を有するマット状の部材であり、例えば、布、革、又は合成樹脂製などのシートによって略矩形状に形成され、綿やスポンジ等の断熱材を封入して所定の厚みを有している。なお、本実施形態では、マット本体10を袋状に形成させる際に、外側に向けられ、使用時に人の身体や、地面等に接する面を表面10bとし、内側に向けられ、ペット5の身体が接する面を裏面10aとするものとする。
このマット本体10には、マット本体10の形状を変化させるとともに、変化させたマット本体10の形状を維持する形状維持手段30を備えている。本実施形態において、形状維持手段30は、挿通部31と、挿通穴32と、巾着部33とを備えている。
挿通部31は、外縁部分において環状に形成され、紐部材34が挿通可能な空間部分であり、例えば、布、生地、又は合成樹脂製などのシートを2枚重ね合わせ、シートの側端部分を縫い合わせることで内部に空間部分を構成させ、この空間部分に紐部材34を挿通させるようになっている。
そして、この挿通部31には、開口された挿通穴32,32が設けられている。本実施形態では、挿通穴32,32は、図2(a)に示すように、少なくとも2ヶ所に設けられ、これら2ヶ所の挿通穴32,32は、マット本体10の対角線上の隅部分にそれぞれ位置するようになっている。そして、各挿通穴32,32から挿通部31内に紐部材34を挿通させることによって、この紐部材34をマット本体10の外縁部分に環状に配置するようになっている。なお、この挿通穴32,32は、マット本体10の裏面10a側に形成されている。
紐部材34は、布、革、又は合成樹脂等の素材で形成された紐状の織物であって、所定の長さを有しており、図2(a)に示すように、挿通部31内を挿通するとともに、挿通部31に配置された紐部材34,34の端部分が、各挿通穴32,32から外部に延出するようになっている。
なお、この紐部材34,34の端部分は、紐部材34,34を纏めて括り、その固定位置を変位・固定するストッパ34aが取り付けられている。このストッパ34aは、環状をなす紐部材の径を変化させるために、一対の紐部材34,34を一括して把持・固定するものであり、本実施形態では、図3(b)に示すように、貫通孔342が貫通するように形成された筒状体340を有し、つまみ341を押圧することにより貫通孔342が開き、紐部材34,34を挿通できるようになっている。また、ストッパ34aは、押圧力を開放することで、内部のバネやスプリングの弾性力で貫通孔342が閉止され、貫通穴342に挿通された紐部材34,34を把持するようになっている。なお、ここでは、このストッパ34aとしては、スプリングの弾性力により把持状態が維持される形式を採用したが、紐部材の長さを調節できる手段であれば、他の方式を用いることもできる。
そして、本実施形態では、マット本体10には、図1に示すように、紐部材34の両端34a,34aを括ることで、環状の径が拡縮される巾着部33が形成されており、この巾着部33を収縮させることで、袋状のマット本体10の上部開口を拡縮させるようになっている。
また、マット本体10は、図2(a)に示すように、裏面10a上の略中央部分において、ペット5の飛び出しを防止するための連結部材14を備えている。この連結部材14は、所定の長さを有したベルト部材14bの一端がマット本体10と連接しており、他端部分にペット5の首輪部分と連結するフック部14aが備えられている。このフック部14aをペット5の首輪のリング等に係止させることで、袋状に形成されたペット用スリング1の内部に収容されたペット5が飛び出すことを防止するようになっている。なお、本実施形態において、この連結部材14は、マット本体10と着脱可能とすることもできる。
マット本体10の表面10bには、マット本体10に取り付けられた複数の係止部15が設けられている。本実施形態において、係止部15は、図2(b)に示すように、少なくとも4つ備えられ、マット本体10の縁部において分散配置されている。そして、各係止部15は、マット本体10にその一端が固定されたベルト部材15aと、ベルト部材15aの他端部分において、ストラップ20を連結するための連結部材であるリング部材15bとから構成されている。
特に、本実施形態において、この係止部15は、図2(b)に示すように、それぞれの係止部15が、マット本体10の中央から外方へ向けて放射状に配置されている。そして、リング部材15bは、マット本体10の外方に向くように、一端をマット本体10の内方において固定され、ベルト部材15aは、リング部材15bがマット本体10の外縁内に位置するように、長さが調整されている。
また、本実施形態では、挿通穴32の少なくとも一つは、リング部材15bの位置と一致する箇所に設けられている。このリング部材15bは、形状の丸い丸カン、若しくはD字状のDカン、三角形の三角カン等の留め具であり、金属又はプラスチック素材などの一定の強度を有する素材から形成されている。また、ベルト部材15aは、布、革、又は合成樹脂等の素材から形成されたベルト部材である。
さらに、マット本体10の表面10bには、ポケット16が備えられている。このポケット16は、図1に示すように、マット本体10を袋状に形成させた際、開口部分が上部方向に向くように配置されている。
ストラップ20は、図3(a)に示すように、布や合成樹脂等で構成されたベルト部材21の両端に、金属製部材、又はプラスチック製の部材からなる止め具22,22を備えた提げ紐部材である。本実施形態において、止め具22とリング部材15bとで係止部材を構成するとともに、ストラップ20は、少なくとも2本備えられおり、それぞれのストラップ20の止め具22,22をリング部材15bに係止させ、マット本体10を吊り上げることで、図1に示すように、平面状であったマット本体10を袋状に形成させ、ペット5を収容する内部空間19を構成させる。
なお、このマット本体10とストラップ20との係止部材としては、例えば図3(c)に示すような、金属やプラスチック等の弾力を有した素材で構成され相互に嵌合されるバックル151とすることもできる。
また、ストラップ20のベルト部材21の中間位置には、金属製部材、又はプラスチック製の部材からなる、長さ調節部材23を備えており、この長さ調節部材23により、ベルト部材21の長さが調節可能となっている。そして、ベルト部材21の長さを調節することにより、係止部15に対する係止パターンを変化させ、深さや横幅が異なるペット用スリング1を形成させるようになっている。
ここで、ストラップ20の係止部15に対する係止パターンについて説明する。図4は、マット本体10と係止するストラップ20の配置を上面より示す説明図である。
例えば、図4(a)に示すように、2本のストラップ20の長さを短めに調節しつつ、止め具22,22をリング部材15bに係止することで、ストラップ20同士を平行に配置させる。これにより、深さが浅く、横幅が広い袋状のマット本体10が形成される。そして、本実施形態では、このストラップ20の長さに応じて、紐部材34の両端34a,34aを括ることで、環状の径を拡縮させ、深さが浅く、横幅が広い袋状のマット本体10の形状を維持するようになっている。
一方、図4(b)に示すように、2本のストラップ20の長さを若干長めに調整しつつ、止め具22,22をリング部材15bに係止することで、ストラップ20同士を交差させる。これにより、深さが深く、横幅が狭いマット本体10が形成される。そして、本実施形態では、このストラップ20の長さに応じて、紐部材34の両端34a,34aを括ることで、環状の径を拡縮させ、深さが深く、横幅が狭いマット本体10の形状を維持するようになっている。
(ペット用スリングの使用態様)
次いで、上述したペット用スリング1の使用態様について説明する。図5、6、及び7は、本実施形態に係るペット用スリングの使用状態を示す説明図である。
例えば、ペット5を運搬する場合には、図5に示すように、マット本体10とストラップ20とを係止させ、ストラップ20の内側にユーザーの肩を通して袈裟懸けさせる。これにより、マット本体10は、袋状に形成されるので、この袋状のマット本体10の内部空間19にペット5を収容させることができ、簡易にペット5を収容し、運搬することができる。なお、この際、紐部材34の両端にあるストッパ34a,34aを緩めたり絞ったりすることで、巾着部33を拡縮させ、開口部分の大きさを調節可能となっている。これにより、ペット5が収納スペースから脱落してしまうことを防止することができる。
また、ペット5が食事や休憩する場合には、図6に示すように、ストラップ20を外して、地面に拡げたマット本体10の上にペット5を置くことで、ペット用スリング1を、マットとして使用することができる。
さらに、ペット5を寝かせる場合には、図7に示すように、マット本体10を地面に拡げ、紐部材34の両端にあるストッパ34a,34aを若干絞ることで、巾着部33を収縮させて、側壁面を形成させる。これにより、ペット用スリング1を簡易ベッドとして使用することができる。
なお、本実施形態では、ペット5と接する面を裏面10aとし、反対の表面10b側において、ストラップ20と係止する係止部15を備える構成としたのでマットやベッドとして使用した場合でも、この係止部15がペット5と接触せず、ペット5を傷付けてしまうことを防止できるようになっている。
なお、本実施形態では、マット本体10は、略矩形状としたが、本考案は、これに限定するものではなく、例えば、楕円状など、種々の形状を用いることができる。また、マット本体10は、所定の厚さを有するシート部材としたが、本考案は、これに限定するものではなく、例えば、布、生地、又は合成樹脂製などのシートを2枚重ね合わせ、その内部に羽毛やスポンジ等のクッション部材を有する構成としていてもよい。また、マット本体の自立性を高めるため、図8に示すように、函体の展開図のような補強材24(図中点線で図示)を、マット本体10の内部に入れてもよい。この補強材24としては、例えば、折曲可能な合成樹脂や、厚紙、不織布などの板部材の他、針金による骨組みだけの構造としてもよい。また、この補強材24には、図中一点鎖線で示すような種々の折り目を設けておき、ストラップ20の係止形態や長さなどに応じて折り目を選択し、マット本体10を使用状況にあった形状に変形させることが好ましい。
(作用・効果)
このような本実施形態によれば、マット本体10の外縁部分において環状に形成された挿通部内に紐部材34を挿通し、この紐部材34,34をマット本体10の外縁部分に環状に配置させて、紐部材34,34の両端のストッパ34a,34aを緩めたり絞ったりして、環状の径を拡縮させることができるので、ペット5の大きさに応じてペット5を収容する内部の空間を調節させることができる。
また、本実施形態では、紐部材34,34を括らず、マット本体10を平面状とすれば、例えば、移動中の食事時や休憩時において、敷物として使用することができ、また、紐部材34,34を少し括り、巾着部33を収縮させることで、側壁面を形成させることで、簡易ベッドとして使用することができる。このように、本実施形態におけるペット用スリング1は、ペット5を収容して持ち運ぶ以外の用途にも用いることができる。
[第2実施形態]
上述した第1実施形態において、形状維持手段30は紐部材34によって巾着部33を拡縮させてマット本体10を袋状に形成させたが、本考案は、これに限定するものではなく、マット本体10の形状を変化させるとともに、変化させたマット本体10の形状を維持することができればよく、種々の形状維持手段30を用いることができる。
以下に、形状維持手段30の他の構成について説明する。図9(a)は、第2実施形態に係るマット本体10に備えられた嵌合部材300の位置を示す上面図であり、図9(b)は、第2実施形態に係る形状維持手段30によりマット本体10を袋状に形成させた状態を示す斜視図である。なお、本実施形態において、上述した実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その機能等は特に言及しない限り同一であり、その説明は省略する。
第2実施形態における形状維持手段30は、ホックや、スナップボタン等の凹部と凸部とを重ね合わせて、嵌め込むことにより連結する一対の嵌合部材300を用いるものとする。
嵌合部材300は、図9(a)に示すように、凸部301と、凹部302とが、マット本体10に係る対向する2辺の縁部分に複数配列され、中央線CLを挟んで対向する部分に凸部301と、凹部302とがそれぞれ配置されている。そして、中央線CLを挟んで対向する凸部301と、凹部302とを重ね合わせて嵌め込み、連結させることにより側端部を密閉させる。これにより、図9(b)に示すように、マット本体10を側部が密閉され、上部が開口した袋状のマット本体10に変化させるとともに、この袋状のマット本体10を維持するようになっている。そして、この袋状のマット本体10の内部空間19にペットを収容し、運搬する。
なお、本実施形態では、形状維持手段30として、ホックや、スナップボタン等の嵌合部材300を用いてマット本体10を袋状に形成させたが、本考案は、これに限定するものではなく、マット本体10の外縁部分に配置させる形状維持手段30としては、例えば、ファスナー、ベルト、又は、マジックテープ(登録商標)を用いることもできる。図10(a)は、第2実施形態に係るファスナー311により、マット本体10を袋状に形成させた状態を示す斜視図であり、(b)は、ベルト部材320により、マット本体10を袋状に形成させた状態を示す斜視図である。
例えば、形状維持手段30として、ファスナー311を用いた場合、図10(a)に示すように、マット本体10の対向する2辺につなぎ目310をそれぞれ設け、マット本体10を折り曲げた状態で、つなぎ目310をファスナー311により連結させることで、マット本体10を袋状に変化させるとともに、その袋状のマット本体10の形状を維持させる。
また、例えば、形状維持手段30として、ベルト部材320を用いた場合、図10(b)に示すように、マット本体10の対向する2辺上の各側部に連結可能なベルト部材320a,320bを設ける。このベルト部材320a,320bは、所定の長さを有したベルト部材の一端がマット本体10と連接しており、他端に備えられた留め具(図示せず)により両ベルト部材320a,320bを係止させることで連結されるようになっている。そして、マット本体10を折り曲げた状態で、ベルト部材320a,320bを連結させることで、マット本体10を袋状に変化させるとともに、その袋状のマット本体10の形状を維持させる。
(作用・効果)
このような本実施形態によれば、嵌合部材300、ファスナー311、及びベルト部材320などの形状維持手段30を連結させることで、側部を密閉させ、上部を開口した袋状のマット本体10を形成させるので、この袋状の内部空間19にペットを収容することで、側部からペットが抜け落ちることなく運搬することができる。
[第3実施形態]
上述した第2実施形態では、マット本体10の対向する2辺に配置された形状維持手段30を連結させることで、側部が閉止されて上部が開口した袋状のマット本体10形成させたが、本考案は、これに限定されるものではなく、例えば、形状維持手段30を、マット本体10の上部開口を含む縁部分に配置させ、形状維持手段30を連結する位置によって、マット本体10を種々の立体形状に形成させてもよい。
図11は、第3実施形態に係るマット本体10に備えられた嵌合部材330の位置を示す上面図であり、図12(a)、及び(b)は、第3実施形態に係るマット本体10の立体形状を示す斜視図である。なお、本実施形態にでは、形状維持手段30としてボタンやスナップ等を用いた場合を例に説明する。また、本実施形態においても、上述した実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その機能等は特に言及しない限り同一であり、その説明は省略する。
本実施形態では、図11に示すように、嵌合部材を構成する凸部331(331a)及び凹部332(332a)がマット本体10の外周縁に複数配置されている。特に、これら凸部331及び凹部332は、マット本体10の各四隅に、中央線CLを挟んで対向するもの同士が嵌合するように配置されている。さらに、本実施形態では、マット本体10の四隅以外の中間部分に位置する各凸部331a及び凹部332aは、各対角線DLを挟んで対向するもの同士が嵌合するように配置されている。
このように各凸部331(331a)及び凹部332(332a)が配置されたマット本体10を用いた場合、例えば、中央線CLを折り目として折り曲げ、それぞれの凸部331と、凹部332とを重ね合わせて嵌め込み、連結させることで、図12(a)に示すように、マット本体10の側部及び上部が密閉された立体形状を形成させる。一方、各対角線DLを挟んで対向する凸部331aと、凹部332aとを重ね合わせて嵌め込み、連結させることにより、図12(b)に示すように、マット本体10の形状を箱状に形成させる。このとき、マット本体10内部に、図8に示したような補強材24を設けておけば、より安定した形状維持を期待することができる。
(作用・効果)
このような本実施形態によれば、嵌合部材330などの形状維持手段30をマット本体10の外縁部分全体に配置させ、凸部と凹部とを連結させる位置を変更させることで、マット本体10を種々の立体形状に変化させるので、様々な用途に用いることができる。例えば、公共の場所においては、上部及び側部が密閉された袋状のマット本体10を形成させ、その内部空間19にペットを収容させることで、ペットを外部に抜け出すことを防止することができる。また、例えば、ペットを休憩させる場合には、箱状のマット本体10を形成させることで、簡易ベッドとして用いることができる。
CL…中央線
DL…対角線
1…ペット用スリング
5…ペット
10…マット本体
10a…裏面
10b…表面
14…連結部材
14a…フック部
14b…ベルト部材
15…係止部
15a…ベルト部材
15b…リング部材
16…ポケット
19…内部空間
20…ストラップ
21…ベルト部材
22…止め具
23…長さ調節部材
24…補強材
30…形状維持手段
31…挿通部
32…挿通穴
33…巾着部
34…紐部材
300…嵌合部材
301…凸部
302…凹部
310…つなぎ目
311…ファスナー
320(320a,320b)…ベルト部材
330…嵌合部材
331,331a…凸部
332,332a…凹部
34a…ストッパ
340…筒状体
342…貫通孔
342…貫通穴

Claims (7)

  1. 所定面積を有するマット状のマット本体と、
    前記マット本体の形状を変化させるとともに、変化させた該マット本体の形状を維持する形状維持手段と、
    前記マット本体に取り付けられた複数の係止部と、
    前記係止部に係止されるストラップと
    を備えることを特徴とするペット用スリング。
  2. 前記形状維持手段は、
    前記マット本体の外縁部分において環状に形成され、紐部材が挿通可能な挿通部と、
    前記挿通部に開口された挿通穴と、
    前記紐部材を挿通穴から前記挿通部内に挿通することによって、この紐部材を前記マット本体の外縁部分に環状に配置するとともに、前記紐部材の両端を括り、前記環状の径を拡縮する巾着部と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のペット用スリング。
  3. 前記挿通穴は、少なくとも2ヶ所に設けられ、これら2ヶ所の挿通穴は、前記マット本体の対角線上に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のペット用スリング。
  4. 前記ストラップは、少なくとも2本備えられるとともに、各々の長さが調節可能となっており、
    前記係止部は、少なくとも4つ備えられ、
    前記挿通穴の少なくとも一つは、前記連結部材の位置と一致する箇所に設けられ、
    前記2本のストラップを、各々の長さを調節しつつ前記係止部に係止することで、ストラップ同士を平行に配置又は交差させるとともに、前記ストラップの長さに応じて、前記環状の径を拡縮させ、前記マット本体の形状を維持する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のペット用スリング。
  5. 前記形状維持手段は、
    相互に嵌合される一対の嵌合部材から構成され、
    前記一対の嵌合部材は、マット本体の外縁部分に複数配置され、嵌合する位置に応じて、前記マット本体の形状を変化させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のペット用スリング。
  6. 前記係止部は、
    前記マット本体の縁部において分散配置され、前記マット本体にその一端が固定されたベルト部材と、
    前記ベルト部材の他端部分において、前記ストラップを連結するための連結部材と
    から構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のペット用スリング。
  7. 前記係止部は、前記マット本体の中央から外方へ向けて放射状に配置され、前記連結部材が、前記マット本体の外方に向くように、前記一端を前記マット本体の内方において固定され、
    前記ベルト部材は、前記連結部材が前記マット本体の外縁内に位置するように、長さが調整されている
    ことを特徴とする請求項6に記載のペット用スリング。
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