JP2020141630A - 四肢動物包被袋 - Google Patents

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JP2020141630A JP2019042137A JP2019042137A JP2020141630A JP 2020141630 A JP2020141630 A JP 2020141630A JP 2019042137 A JP2019042137 A JP 2019042137A JP 2019042137 A JP2019042137 A JP 2019042137A JP 2020141630 A JP2020141630 A JP 2020141630A
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Abstract

【課題】犬(四肢動物)が嫌がることなく四肢動物の毛の乾燥作業をスムースに行うことができる四肢動物包被袋を提供する。【解決手段】四肢動物包被袋10は、通気性を有する生地から作られ、その前方上部に形成されて犬59(四肢動物)の首部を挿通する挿通開口と、その後方に形成されて所定の温風送風手段から送風された温風をその内部に取り入れるパイプ(温風取入口24)とを有する。四肢動物包被袋10では、包被袋10が犬59(四肢動物)をその内部に収容しつつ犬59の頭部60を除く胴部64及び脚部65を包被し、パイプ(温風取入口24)から取り入れられた温風が包被袋10の内部から包被袋10を通気しつつ洗浄後の犬59の濡れた毛を乾燥させる。【選択図】図7

Description

本発明は、洗浄した後の四肢動物の濡れた毛を乾燥させる四肢動物包被袋に関する。
ペットを包む袋と、その袋に連結されてエアーを供給するドライヤーと、袋およびドライヤーを固定するスタンドとから形成され、ペットをシャンプーした後のドライヤー乾燥およびブラッシングの際に使用するペット用乾燥装置が開示されている(特許文献1参照)。ペットを包む袋は、耐熱性を有する透明な低密度ポリエチレンから作られている。ペットを包む袋には、袋の一辺にドライヤーを取り付けるための後方開口部が形成され、その反対側の一辺にペットを入れるための前方開口部が形成されている。ペット用乾燥装置では、ドライヤーから送風された温風が後方開口部から袋の中に取り入れられ、前方開口部から吹き出すことで袋の内部のペットの毛を乾燥させる。
特開2014−209895号公報
前記特許文献1に開示のペット用乾燥装置は、ドライヤーから送風された温風が袋の前方開口部から吹き出すから、温風がペットの頭部に向かって吹き出し、温風がペットの目や鼻、口に当たり、ペットが嫌がって袋の内部においてペットが暴れ、ペットの乾燥作業をスムースに行うことができない場合がある。又、ペット用乾燥装置は、ペットのサイズ(大きさ)にあわせて袋の前後方向の長さ寸法を調節することができず、サイズ(大きさ)の異なるペットの乾燥には不向きである。
本発明の目的は、送風された温風が四肢動物の目や鼻、口に向かって吹き出されることはなく、四肢動物が嫌がることなく四肢動物の毛の乾燥作業をスムースに行うことができる四肢動物包被袋を提供することにある。本発明の他の目的は、手間を要せず短時間に四肢動物の毛の乾燥させることができる四肢動物包被袋を提供することにある。本発明の他の目的は、四肢動物のサイズ(大きさ)にあわせて前後方向の長さ寸法を調節することができ、サイズ(大きさ)の異なる四肢動物の濡れた毛の乾燥に最適に使用することができる四肢動物包被袋を提供することにある。
前記課題を解決するための本発明の前提は、洗浄した後の四肢動物の濡れた毛を乾燥させる四肢動物包被袋である。
前記前提における本発明の特徴は、四肢動物包被袋が、通気性を有する生地から作られ、その前方上部に形成されて四肢動物の首部を挿通する挿通開口と、その後方に形成されて所定の温風送風手段から送風された温風をその内部に取り入れる温風取入口とを有し、四肢動物包被袋では、包被袋が四肢動物を収容しつつ四肢動物の頭部を除く胴部及び脚部を包被し、温風取入口から取り入れられた温風が包被袋の内部から包被袋を通気しつつ洗浄後の四肢動物の濡れた毛を乾燥させることにある。
本発明の一例としては、四肢動物包被袋が、その前面を形成して上下方向へ延びる前面生地と、その後面を形成して上下方向へ延びる後面生地と、その両側面を形成して前後面生地の間で前後方向へ延びる両側面生地と、その頂面を形成して前後面生地の間で前後方向へ延びる頂面生地と、その底面を形成して前後面生地の間で前後方向へ延びる底面生地とから作られて前後方向へ長い六面直方体に成形され、上下方向へ延びる第1メカニカルファスナーが、前面生地を横方向へ二分する前面生地の中央に取り付けられ、前後方向へ延びるとともに上下方向へ延びる第2メカニカルファスナーが、頂面生地を横方向へ二分する頂面生地の中央と後面生地を横方向へ二分する後面生地の中央とに取り付けられている。
本発明の他の一例としては、挿通開口が、前面生地の中央上方と頂面生地の中央前方とに形成され、温風取入口が、後面生地に形成され、四肢動物包被袋では、温風送風手段から送風された温風の包被袋の内部への取入量が包被袋の内部から外部への温風の排気量よりも多く、温風送風手段から送風された温風を温風取入口から包被袋の内部に取り入れたときに、包被袋の内部の温風が包被袋の前後面生地と両側面生地と頂底面生地とを通気してその外部に排気されるとともに、温風が包被袋の内部に籠もって包被袋の内部が陽圧になり、包被袋の六面直方体の形態が維持される。
本発明の他の一例として、底面生地には、両側面生地の間に位置して横方向へ延びるとともに頂面生地に向かって上下方向へ凸となる少なくとも1つの仕切部材が着脱可能に設置される。
本発明の他の一例としては、四肢動物包被袋が、両側面生地と頂面生地とのうちの少なくとも両側面生地に取り付けられて前後方向へ延びる長さ寸法第1調整手段を含み、四肢動物包被袋では、長さ寸法第1調整手段によって四肢動物包被袋の前後方向の長さ寸法を調節可能である。
本発明の他の一例としては、四肢動物包被袋が、前面生地と後面生地とに取り付けられて上下方向へ延びる長さ寸法第2調整手段を含み、四肢動物包被袋では、長さ寸法第2調整手段によって四肢動物包被袋の上下方向の長さ寸法を調節可能である。
本発明の他の一例としては、生地が、通気性を有する織物又は通気性を有する編み物である。
本発明の他の一例としては、四肢動物が、ペットとして飼育されている犬又は猫である。
本発明に係る四肢動物包被袋によれば、包被袋が四肢動物を収容しつつ四肢動物の頭部を除く胴部及び脚部を包被し、温風取入口から取り入れられた温風が包被袋の内部から通気性の包被袋を通気しつつ洗浄後の四肢動物の濡れた毛を乾燥させるから、温風送風手段から送風された温風が四肢動物の目や鼻、口に向かって吹き出されることはなく、包被袋の内部における四肢動物の暴れを防ぐことができ、四肢動物が嫌がることなく四肢動物の毛の乾燥作業をスムースに行うことができる。四肢動物包被袋は、その全域から温風が排気されつつ包被袋の内部に温風が籠もるから、四肢動物の胴部及び脚部全体に温風が接触し、四肢動物の胴部及び脚部全体を同時に乾燥させることができ、洗浄後の四肢動物の濡れた毛を手間を要せず短時間に乾燥させることができる。
四肢動物包被袋が上下方向へ延びる前後面生地と前後面生地の間で前後方向へ延びる両側面生地と前後面生地の間で前後方向へ延びる頂底面生地とから作られて前後方向へ長い六面直方体に成形され、上下方向へ延びる第1メカニカルファスナーが前面生地を横方向へ二分する前面生地の中央に取り付けられ、前後方向へ延びるとともに上下方向へ延びる第2メカニカルファスナーが頂面生地を横方向へ二分する頂面生地の中央と後面生地を横方向へ二分する後面生地の中央とに取り付けられている四肢動物包被袋は、それら生地によって画成された前後方向へ長い六面直方体の包被袋によって四肢動物の頭部を除く胴部及び脚部を包被することができ、包被袋の内部に取り入れられた温風によって洗浄後の四肢動物の濡れた毛を手間を要せず短時間に乾燥させることができる。四肢動物包被袋は、第1メカニカルファスナーを開けることで前面生地を横方向へ二分して前面生地を開放し、第2メカニカルファスナーを開けることで頂面生地と後面生地とを横方向へ二分して頂面生地と後面生地とを開放した後、四肢動物を包被袋の内部に入れ、第1及び第2メカニカルファスナーを閉めることで開放された前面生地と頂面生地と後面生地とを閉鎖し、包被袋の内部に四肢動物の胴部及び脚部を閉じ込めることができ、その状態で包被袋の内部に温風を取り入れることで洗浄後の四肢動物の濡れた毛を確実に乾燥させることができる。
挿通開口が前面生地の中央上方と頂面生地の中央前方とに形成され、温風取入口が後面生地に形成され、温風送風手段から送風された温風の包被袋の内部への取入量が包被袋の内部から外部への温風の排気量よりも多く、温風送風手段から送風された温風を温風取入口から包被袋の内部に取り入れたときに、包被袋の内部の温風が包被袋の前後面生地と両側面生地と頂底面生地とを通気してその外部に排気されるとともに、温風が包被袋の内部に籠もって包被袋の内部が陽圧になり、包被袋の六面直方体の形態が維持される四肢動物包被袋は、前面生地の中央上方と頂面生地の中央前方とに形成された挿通開口に四肢動物の首部を挿通することで、四肢動物の頭部を包被袋の外部に出すことができ、四肢動物の胴部及び脚部を包被袋の内部に収容することができるとともに、四肢動物が嫌がることなく四肢動物の毛の乾燥作業をスムースに行うことができる。四肢動物包被袋は、温風を温風取入口から包被袋の内部に取り入れたときに、包被袋の内部の温風が包被袋の前後面生地と両側面生地と頂底面生地とを通気してその外部に排気されるとともに、温風が包被袋の内部に籠もって包被袋の内部が陽圧になり、包被袋の六面直方体の形態が維持され、包被袋の内部に所定容積の乾燥空間が形成されるから、その乾燥空間に四肢動物の胴部及び脚部全体を位置させることができ、四肢動物の胴部及び脚部全体を温風に接触させることができる。四肢動物包被袋は、六面直方体の形態に維持された包被袋の乾燥空間において四肢動物の胴部及び脚部全体を同時に乾燥させることができ、洗浄後の四肢動物の濡れた毛を手間を要せず短時間に乾燥させることができる。
両側面生地の間に位置して横方向へ延びるとともに頂面生地に向かって上下方向へ凸となる少なくとも1つの仕切部材が底面生地に着脱可能に設置される四肢動物包被袋は、その仕切部材が仕切となり、仕切部材が四肢動物の前足が後足の側に移動することを防ぐとともに、四肢動物の後足が前足の側に移動することを防ぎ、仕切部材が包被袋の内部における四肢動物の脚部の動きを抑制するから、包被袋の内部における四肢動物の動きを抑制することができ、四肢動物の毛の乾燥作業をスムースに行うことができる。四肢動物包被袋は、仕切部材が底面生地の捩れを防ぐリブとして機能するから、四肢動物が包被袋の内部において動いたとしても、仕切部材によって底面生地が捩れることはなく、包被袋の六面直方体の形態を維持することができ、六面直方体の形態に維持された包被袋の乾燥空間において四肢動物の胴部及び脚部全体を確実に乾燥させることができる。
両側面生地と頂面生地とのうちの少なくとも両側面生地に取り付けられて前後方向へ延びる長さ寸法第1調整手段を含み、長さ寸法第1調整手段によって四肢動物包被袋の前後方向の長さ寸法を調節可能である四肢動物包被袋は、長さ寸法第1調整手段を利用することで、四肢動物の前後方向のサイズ(大きさ)にあわせて包被袋の前後方向の長さ寸法を調節することができ、前後方向のサイズ(大きさ)の異なる四肢動物を包被袋の内部に収容することができ、前後方向のサイズ(大きさ)の異なる四肢動物の濡れた毛の乾燥に最適に使用することができる。
前面生地と後面生地とに取り付けられて上下方向へ延びる長さ寸法第2調整手段を含み、長さ寸法第2調整手段によって四肢動物包被袋の上下方向の長さ寸法を調節可能である四肢動物包被袋は、長さ寸法第2調整手段を利用することで、四肢動物の上下方向のサイズ(大きさ)にあわせて包被袋の上下方向の長さ寸法を調節することができ、上下方向のサイズ(大きさ)の異なる四肢動物を包被袋の内部に収容することができ、上下方向のサイズ(大きさ)の異なる四肢動物の濡れた毛の乾燥に最適に使用することができる。
生地が通気性を有する織物又は通気性を有する編み物である四肢動物包被袋は、通気性を有する織物又は通気性を有する編み物から作られた包被袋の全域から温風が排気されつつ包被袋の内部に温風が籠もるから、包被袋の内部が陽圧になり、包被袋の内部に所定容積の乾燥空間が形成され、その乾燥空間において四肢動物の胴部及び脚部全体を同時に乾燥させることができ、洗浄後の四肢動物の濡れた毛を手間を要せず短時間に乾燥させることができる。
四肢動物がペットとして飼育されている犬又は猫である四肢動物包被袋は、包被袋の全域から温風が排気されつつ包被袋の内部に温風が籠もるから、包被袋の内部が陽圧になり、包被袋の内部に所定容積の乾燥空間が形成され、その乾燥空間において犬や猫の胴部及び脚部全体を同時に乾燥させることができ、洗浄後の犬や猫の濡れた毛を手間を要せず短時間に乾燥させることができるとともに、犬や猫が嫌がることなく犬や猫の毛の乾燥作業をスムースに行うことができる。
一例として示す四肢動物包被袋の斜視図。 四肢動物包被袋の側面図。 四肢動物包被袋の正面図。 四肢動物包被袋の背面図。 四肢動物包被袋の上面図。 四肢動物包被袋の底面図。 使用状態で示す四肢動物包被袋の側面図。
一例として示す四肢動物包被袋10の斜視図である図1等の添付の図面を参照し、本発明に係る四肢動物包被袋の詳細を説明すると、以下のとおりである。なお、図2は、四肢動物包被袋10の側面図であり、図3は、四肢動物包被袋10の正面図である。図4は、四肢動物包被袋10の背面図であり、図5は、四肢動物包被袋10の上面図である。図6は、四肢動物包被袋10の底面図である。図1では、上下方向を矢印X、前後方向を矢印Yで示し、横方向を矢印Zで示す。
四肢動物包被袋10は、洗浄した後の四肢動物(犬59(図7参照)又は猫)の濡れた毛(四肢動物の胴部及び脚部の毛)を乾燥させる。四肢動物は、ペットとして飼育されている犬59又は猫あるが、四肢動物包被袋10は、犬59又は猫以外の全ての四肢動物に使用することができる。四肢動物包被袋10は、前面11及び後面12と、両側面13,14と、頂面15及び底面16とを有し、その形状が前後方向へ長い六面直方体に成形されている。
四肢動物包被袋10は、通気性、透湿性、柔軟性を有する可撓性の前面生地17及び通気性、透湿性、柔軟性を有する可撓性の後面生地18と、通気性、透湿性、柔軟性を有する可撓性の両側面生地19,20と、通気性、透湿性、柔軟性を有する可撓性の頂面生地21及び通気性、透湿性、柔軟性を有する可撓性の底面生地22とから作られている。四肢動物包被袋10は、挿通開口23及び温風取入口24と、第1メカニカルファスナー25及び第2メカニカルファスナー26と、一対の長さ寸法第1調整手段27a及び一対の長さ寸法第1調整手段27bとを有する。それら生地17〜23には、通気性、透湿性、柔軟性を有する可撓性の織物又は通気性、透湿性、柔軟性を有する可撓性の編み物が使用されている。なお、織物や編み物の種類について特に制限はない。
前面生地17(通気性、透湿性、柔軟性を有する可撓性の織物又は通気性、透湿性、柔軟性を有する可撓性の編み物)は、その平面形状が上下方向へ長い略矩形に成形され、上下方向へ延びる左側縁部28及び右側縁部29と、横方向へ延びる上端縁部30及び下端縁部31とを有する。前面生地17は、包被袋10の前面11を形成し、頂面生地21の底面生地22との間に位置して上下方向へ延びている。後面生地18(通気性及、透湿性、柔軟性を有する可撓性の織物又は通気性、透湿性、柔軟性を有する可撓性の編み物)は、その平面形状が上下方向へ長い略矩形に成形され、上下方向へ延びる左側縁部32及び右側縁部33と、横方向へ延びる上端縁部34及び下端縁部35とを有する。後面生地18は、前面生地17から前後方向後方へ離間して前面生地17に対向し、包被袋10の後面12を形成している。後面生地18は、頂面生地21の底面生地22との間に位置して上下方向へ延びている。
両側面生地19,20(通気性、透湿性、柔軟性を有する可撓性の織物又は通気性、透湿性、柔軟性を有する可撓性の編み物)のうちの一方の側面生地19は、その平面形状が前後方向へ長い略矩形に成形され、前後方向へ延びる上側縁部36及び下側縁部37と、上下方向へ延びる前端縁部38及び後端縁部39とを有する。一方の側面生地19は、包被袋10の一方の側面13を形成し、前面生地17と後面生地18との間に位置して前後方向へ延びている。両側面生地19,20のうちの他方の側面生地20は、その平面形状が前後方向へ長い略矩形に成形され、前後方向へ延びる上側縁部40及び下側縁部41と、上下方向へ延びる前端縁部42及び後端縁部43とを有する。他方の側面生地20は、一方の側面生地19から横方向へ離間して一方の側面生地19に対向し、包被袋10の他方の側面14を形成している。他方の側面生地20は、前面生地17と後面生地18との間に位置して前後方向へ延びている。
頂面生地21(通気性、透湿性、柔軟性を有する可撓性の織物又は通気性、透湿性、柔軟性を有する可撓性の編み物)は、その平面形状が前後方向へ長い略矩形に成形され、前後方向へ延びる左側縁部44及び右側縁部45と、横方向へ延びる前端縁部46及び後端縁部47とを有する。頂面生地21は、包被袋10の頂面15を形成し、前面生地17と後面生地18との間に位置して前後方向へ延びている。底面生地22(通気性、透湿性、柔軟性を有する可撓性の織物又は通気性、透湿性、柔軟性を有する可撓性の編み物)は、その平面形状が前後方向へ長い略矩形に成形され、前後方向へ延びる左側縁部48及び右側縁部49と、横方向へ延びる前端縁部50及び後端縁部51とを有する。底面生地22は、頂面生地21から上下方向下方へ離間して頂面生地21に対向し、包被袋10の底面16を形成している。底面生地22は、前面生地17と後面生地18との間に位置して前後方向へ延びている。底面生地22の内面には、前端縁部50と後端縁部51との間で前後方向へ延びる面ファスナー(図示せず)が取り付けられている。面ファスナーは、フック面とループ面とのうちのいずれか他方を有する。
底面生地22の前後方向中央には、横方向へ延びる仕切部材52が着脱可能に設置されている。仕切部材52は、両側面生地19,20の間に位置して横方向へ延びるとともに頂面生地21に向かって上下方向上方へ山形(断面三角形)に凸となっている。仕切部材52は、3つの仕切生地53を縫製することによって作られている。それら仕切生地53には、通気性、透湿性、柔軟性を有する可撓性の織物又は通気性、透湿性、柔軟性を有する可撓性の編み物が使用されている。それら仕切生地53は、前後面生地17,18や両側面生地19,20、頂底面生地21,22よりも目付(嵩)が高く、前後面生地17,18や両側面生地19,20、頂底面生地21,22よりもその剛性が高い。
仕切部材52の3つの仕切生地53のうちの少なくとも1つの外面には、フック面とループ面とのうちのいずれか他方を有する面ファスナー(図示せず)が取り付けられている。仕切部材52は、仕切生地53に取り付けられた面ファスナーを底面生地22の内面に取り付けられた面ファスナーに係合させることにより、底面生地22の内面に着脱可能に設置される。仕切部材52は、底面生地22の内面に対するその取付位置を底面生地22の前端縁部50と後端縁部51との間で調節することができる。
前面生地17の左側縁部28と一方の側面生地19の前端縁部38とが縫製され、前面生地17と一方の側面生地19とが連結され、前面生地17の右側縁部29と他方の側面生地20の前端縁部42とが縫製され、前面生地17と他方の側面生地20とが連結されている。前面生地17の上端縁部30と頂面生地21の前端縁部46とが縫製され、前面生地17と頂面生地21とが連結され、前面生地17の下端縁部31と底面生地22の前端縁部50とが縫製され、前面生地17と底面生地22とが連結されている。
後面生地18の左側縁部32と一方の側面生地19の後端縁部39とが縫製され、後面生地18と一方の側面生地19とが連結され、後面生地18の右側縁部33と他方の側面生地20の後端縁部43とが縫製され、後面生地18と他方の側面生地20とが連結されている。後面生地18の上端縁部34と頂面生地21の後端縁部47とが縫製され、後面生地18と頂面生地21とが連結され、後面生地18の下端縁部35と底面生地22の後端縁部51とが縫製され、後面生地18と底面生地22とが連結されている。
頂面生地21の左側縁部44と一方の側面生地19の上側縁部36とが縫製され、頂面生地21と一方の側面生地19とが連結され、頂面生地21の右側縁部45と他方の側面生地20の上側縁部40とが縫製され、頂面生地21と他方の側面生地20とが連結されている。底面生地22の左側縁部48と一方の側面生地19の下側縁部37とが縫製され、底面生地22と一方の側面生地19とが連結され、底面生地22の右側縁部49と他方の側面生地20の下側縁部41とが縫製され、底面生地22と他方の側面生地20とが連結されている。
挿通開口23は、包被袋10の前方上部であって前面生地17の中央上方と頂面生地21の中央前方とに形成されている。挿通開口23には、四肢動物の首部が挿通される。温風取入口24は、包被袋10の後方であって後面生地18に形成されている。温風取入口24は、後面生地18に取り付けられたパイプ54であり、後面生地18から前後方向後方へ延びている。温風取入口24(パイプ54)には、温風送風手段(図示せず)が着脱可能に連結される。温風送風手段には、ドライヤー又は温風ファンが使用される。四肢動物包被袋10では、温風送風手段から送風された温風が温風取入口24を通ってその内部に流入する。
第1メカニカルファスナー25は、前面生地17を横方向へ二分する前面生地17の中央に取り付けられて上下方向へ延びているとともに、前面生地17から底面生地22に向かって折り返し、底面生地22の前端縁部50の中央に取り付けられて底面生地22の前後方向へ延びている。第2メカニカルファスナー26は、頂面生地21を横方向へ二分する頂面生地21の中央に取り付けられて前後方向へ延びているとともに、頂面生地21から後面生地18に向かって折り返し、後面生地18を横方向へ二分する後面生地18の中央に取り付けられて上下方向へ延びている。更に、後面生地18から底面生地22に向かって折り返し、底面生地22の後端縁部51の中央に取り付けられて底面生地22の前後方向へ延びている。
第1及び第2メカニカルファスナー25,26には、スライダーとエレメントとテープとから形成された金属スライドファスナーや樹脂スライドファスナー、ビスロンスライドファスナーが使用されている。第1及び第2メカニカルファスナー25,26には、フック面とループ面とを有する面ファスナーを使用することもできる。
四肢動物包被袋10では、スライダーをスライドさせて第1メカニカルファスナー25を開けることで前面生地17及び底面生地22の前端縁部50を横方向へ二分して前面生地17及び底面生地22の前端縁部50を開放することができ、第1メカニカルファスナー25を閉めることで開放された前面生地17及び底面生地22の前端縁部50を閉鎖することができる。更に、スライダーをスライドさせて第2メカニカルファスナー26を開けることで頂面生地21と後面生地18と底面生地22の後端縁部51とを横方向へ二分して頂面生地21と後面生地18と底面生地22の後端縁部51とを開放することができ、第2メカニカルファスナー26を閉めることで開放された頂面生地21と後面生地18と底面生地22の後端縁部51とを閉鎖することができる。
長さ寸法第1調整手段27aは、一方の側面生地19の中央に取り付けられて前後方向へ延びているとともに、他方の側面生地20の中央に取り付けられて前後方向へ延びている。なお、長さ寸法第1調整手段27aが両側面生地19,20とともに頂面生地21に取り付けられていてもよい。四肢動物包被袋10では、長さ寸法第1調整手段27aによって包被袋10の前後方向の長さ寸法を調節することができる。
長さ寸法第1調整手段27aは、バックル金具55と前後方向へ長いベルト56とから形成されている。バックル金具55は、両側面生地19,20に固定されている。ベルト56は、その基端部57が両側面生地19,20に縫製によって連結され、その自由長尺部58がバックル金具55に通され、自由長尺部58がバックル金具55において折り返されている。ベルト56の自由長尺部58の一方の面には、フック面を有する面ファスナー(図示せず)が取り付けられ、ベルト56の自由長尺部58の一方の面には、ループ面を有する面ファスナー(図示せず)が取り付けられている。
ベルト56の自由長尺部58を前後方向前方へ引っ張り、フック面とループ面とを係合させて自由長尺部58どうしを連結すると、両側面生地19,20と頂底面生地21,22とが前後方向前方へ縮み、両側面生地19,20と頂底面生地21,22との前後方向の長さ寸法が小さくなり、四肢動物包被袋10の前後方向の長さ寸法を小さくすることができる。逆に、フック面とループ面との係合を解除し、ベルト56の自由長尺部58を緩め、その状態でフック面とループ面とを係合させて自由長尺部58どうしを連結すると、両側面生地19,20と頂底面生地21,22とが前後方向後方へ伸長し、両側面生地19,20と頂底面生地21,22との前後方向の長さ寸法が大きくなり、四肢動物包被袋10の前後方向の長さ寸法を大きくすることができる。
長さ寸法第2調整手段27bは、前面生地17の中央下方に取り付けられて上下方向へ延びているとともに、後面生地18の中央下方に取り付けられて上下方向へ延びている。四肢動物包被袋10では、長さ寸法第2調整手段27bによって包被袋10の上下方向の長さ寸法を調節することができる。
長さ寸法第2調整手段27bは、バックル金具55と上下方向へ長いベルト56とから形成されている。バックル金具55は、前後面生地17,18に固定されている。ベルト56は、その基端部57が前後面生地17,18に縫製によって連結され、その自由長尺部58がバックル金具55に通され、自由長尺部58がバックル金具55において折り返されている。ベルト56の自由長尺部58の一方の面には、フック面を有する面ファスナー(図示せず)が取り付けられ、ベルト56の自由長尺部58の一方の面には、ループ面を有する面ファスナー(図示せず)が取り付けられている。
ベルト56の自由長尺部58を上下方向上方へ引っ張り、フック面とループ面とを係合させて自由長尺部58どうしを連結すると、前後面生地17,18が上下方向へ縮み、前後面生地17,18の上下方向の長さ寸法が小さくなり、四肢動物包被袋10の上下方向の長さ寸法を小さくすることができる。逆に、フック面とループ面との係合を解除し、ベルト56の自由長尺部58を緩め、その状態でフック面とループ面とを係合させて自由長尺部58どうしを連結すると、前後面生地17,18が上下方向へ伸長し、前後面生地17,18の上下方向の長さ寸法が大きくなり、四肢動物包被袋10の上下方向の長さ寸法を大きくすることができる。
図7は、使用状態で示す四肢動物包被袋10の側面図である。図7では、四肢動物として犬59を例に四肢動物包被袋10の使用手順を説明する。四肢動物包被袋10を使用するには、最初に包被袋10に収容する犬59(四肢動物)のサイズ(大きさ)にあわせて包被袋10の前後方向の長さ寸法及び包被袋10の上下方向の長さ寸法を調節する。なお、犬59を包被袋10に収容した後に包被袋10の前後方向の長さ寸法及び上下方向の長さ寸法を調節してもよい。
長さ寸法第1調整手段27aのベルト56の自由長尺部58のフック面とループ面との係合を解除し、ベルト56の自由長尺部58を前後方向前方へ引っ張り、両側面生地19,20と頂底面生地21,22とを前後方向前方へ縮め、両側面生地19,20と頂底面生地21,22との前後方向の長さ寸法を小さくし、又は、ベルト56の自由長尺部58を前後方向前方へ引っ張ることなく、両側面生地19,20と頂底面生地との前後方向の長さ寸法をそのままにした状態、又は、ベルト56の自由長尺部58を緩めた状態で、フック面とループ面とを係合させて自由長尺部58どうしを連結する。
長さ寸法第2調整手段27bのベルト56の自由長尺部58のフック面とループ面との係合を解除し、ベルト56の自由長尺部58を上下方向上方へ引っ張り、前後面生地17,18を上下方向へ縮め、前後面生地17,18の上下方向の長さ寸法を小さくし、又は、ベルト56の自由長尺部58を上下方向下方へ引っ張ることなく、前後面生地17,18の上下方向の長さ寸法をそのままにした状態、又は、ベルト56の自由長尺部58を緩めた状態で、フック面とループ面とを係合させて自由長尺部58どうしを連結する。
包被袋10の前後方向の長さ寸法及び上下方向の長さ寸法を調節した後、第1メカニカルファスナー25のスライダーを上下方向下方及び前後方向後方へスライドさせて第1メカニカルファスナー25を開け、第2メカニカルファスナー26のスライダーを前後方向後方及び上下方向下方並びに前後方向後方へスライドさせて第2メカニカルファスナー26を開け、前面生地17及び底面生地22の前端縁部50を横方向へ二分して前面生地17及び底面生地22の前端縁部50を開放するとともに、頂面生地21と後面生地18と底面生地22の後端縁部51とを横方向へ二分して頂面生地21と後面生地18と底面生地22の後端縁部51とを開放する。
それら生地17,18,21,22を開放した後、仕切生地53に取り付けられた面ファスナーを底面生地22の内面に取り付けられた面ファスナーに係合させ、仕切部材52を底面生地22の内面に設置する。仕切部材52は底面生地22の前後方向中央に設置されたものとする。次に、犬59(四肢動物)の頭部60が前面生地17(前面11)の側に位置し、犬59の尾61が後面生地18(後面12)の側に位置するように、犬59を包被袋11の内部に入れ、犬59の前足62を底面生地22の前端縁部50に置き、犬59の後足63を底面生地22の後端縁部51に置く。犬59を包被袋10の内部に入れた後、第1メカニカルファスナー25のスライダーを前後方向前方及び上下方向上方へスライドさせて第1メカニカルファスナー25を閉め、第2メカニカルファスナー26のスライダーを前後方向後方及び上下方向上方並びに前後方向前方へスライドさせて第2メカニカルファスナー26を閉め、開放された前面生地17及び底面生地22の前端縁部50を閉鎖するとともに、開放された頂面生地21と後面生地18と底面生地22の後端縁部51とを閉鎖する。
第1及び第2メカニカルファスナー25,26を閉めると、図7に示すように、犬59の胴部64及び脚部65(前足62及び後足63)が四肢動物包被袋10の内部に位置し、犬59の首部66が四肢動物包被袋10の挿通開口23に位置するとともに、犬59の頭部60が四肢動物包被袋10の外側に位置する。犬59の前足62が底面生地22に設置された仕切部材52(仕切生地53)の前方に位置し、犬59の後足63が底面生地22に設置された仕切部材52の後方に位置する。犬59の胴部64及び脚部65は、四肢動物包被袋10の内部に閉じ込められる。四肢動物包被袋10は、犬59を収容しつつ犬59の頭部60を除く胴部64全体及び脚部65全体を包被する。
四肢動物包被袋10は、底面生地22に設置された仕切部材52(仕切生地53)が仕切となり、仕切部材52によって犬59(四肢動物)の前足62が後足63の側に移動することを防ぐことができるとともに、仕切部材52によって犬59の後足63が前足62の側に移動することを防ぐことができる。四肢動物包被袋10は、仕切部材52(仕切生地53)が包被袋10の内部における犬59(四肢動物)の脚部65の動きを抑制するから、包被袋10の内部における犬59(四肢動物)の動きを抑制することができるとともに、仕切部材52が底面生地22の捩れを防ぐリブとして機能し、犬59(四肢動物)が包被袋10の内部において動いたとしても、仕切部材52によって底面生地22が捩れることはなく、包被袋10の六面直方体の形態を維持することができる。
四肢動物包被袋10は、第1メカニカルファスナー25を開けることで前面生地17及び底面生地22の前端縁部50を横方向へ二分して前面生地17(前面11)及び底面生地22(底面16)の前端縁部50を開放し、第2メカニカルファスナー26を開けることで頂面生地21と後面生地18と底面生地22の後端縁部51とを横方向へ二分して頂面生地21(頂面15)と後面生地18(後面12)と底面生地22(底面16)の後端縁部51とを開放した後、犬59(四肢動物)を包被袋10の内部に入れ、第1及び第2メカニカルファスナー25,26を閉めることで、開放された前面生地17と底面生地22の前端縁部50とを閉鎖することができるとともに、開放された頂面生地21と後面生地18と底面生地22の後端縁部51とを閉鎖することができ、包被袋10の内部に犬59(四肢動物)の胴部64及び脚部65を閉じ込めることができる。四肢動物包被袋10は、前面生地17の中央上方と頂面生地21の中央前方とに形成された挿通開口23に犬59(四肢動物)の首部66を挿通することで、犬59の頭部60を包被袋10の外部に出すことができ、犬59の胴部64及び脚部65のみを包被袋10の内部に収容することができる。
犬59(四肢動物)の胴部64及び脚部65を包被袋10の内部に閉じ込めた後、後面生地18から前後方向後方へ延びるパイプ54(温風取入口24)にドライヤー又は温風ファン(温風送風手段)の温風給気口を連結し、ドライヤーや温風ファンのスイッチをONにする。ドライヤーや温風ファンのスイッチをONにすると、ドライヤーや温風ファンが起動し、ドライヤーや温風ファンから所定温度(40〜60℃)の温風が送風される。なお、温風の温度や送風量は、ドライヤーや温風ファンにおいて調節することができる。ドライヤーや温風ファン(温風送風手段)から送風された温風は、パイプ54(温風取入口24)を通って四肢動物包被袋10の内部に取り入れられる(給気される)。
ドライヤーや温風ファン(温風送風手段)から送風された温風の四肢動物包被袋10の内部への取入量(給気量)は、四肢動物包被袋10を通過して包被袋10(前後面生地17,18、両側面生地19,20、頂底面生地21,22)の内部から外部へ排気される温風の排気量よりも多い。したがって、ドライヤーや温風ファン(温風送風手段)から送風された温風をパイプ54(温風取入口24)を介して包被袋10の内部に取り入れたときに、包被袋10の内部の温風が通気性の前後面生地17,18と両側面生地19,20と頂底面生地21,22とを通気してその外部に排気されるとともに、温風が包被袋10の内部に籠もって包被袋10の内部が陽圧になり、包被袋10の六面直方体の形態が維持される。
四肢動物包被袋10では、パイプ54(温風取入口24)から取り入れられた温風が包被袋10の内部から包被袋10の前後面生地17,18や両側面生地19,20、頂底面生地21,22を通気して包被袋10の全域からその外部に排気されつつ包被袋10の内部に温風が籠もるから、犬59(四肢動物)の胴部64全体及び脚部65全体に温風が接触し、洗浄後の犬59の胴部64全体の濡れた毛及び脚部65全体の濡れた毛を同時に乾燥させる。
四肢動物包被袋10は、包被袋10が犬59(四肢動物)を収容しつつ犬59の頭部60を除く胴部64及び脚部65を包被し、パイプ54(温風取入口24)から取り入れられた温風が包被袋10の内部から通気性、透湿性、柔軟性の包被袋10の前後面生地17,18や両側面生地19,20、頂底面生地21,22を通気しつつ洗浄後の犬59の胴部64及び脚部65の濡れた毛を乾燥させるから、ドライヤーや温風ファン(温風送風手段)から送風された温風が犬59の目や鼻、口(頭部60)に向かって吹き出されることはなく、包被袋10の内部における犬59の暴れを防ぐことができ、犬59が嫌がることなく犬59の胴部64及び脚部65の濡れた毛の乾燥作業をスムースに行うことができる。
四肢動物包被袋10は、温風をパイプ54(温風取入口24)から包被袋10の内部に取り入れたときに、包被袋10の内部の温風が包被袋10の前後面生地17,18と両側面生地19,20と頂底面生地21,22とを通気してその外部に排気されるとともに、温風が包被袋10の内部に籠もって包被袋10の内部が陽圧になり、包被袋10の六面直方体の形態が維持され、包被袋10の内部に所定容積の乾燥空間が形成されるから、その乾燥空間に犬59(四肢動物)の胴部64全体及び脚部65全体を位置させることができ、犬59の胴部64全体及び脚部65全体を温風に接触させることができる。四肢動物包被袋10は、六面直方体の形態に維持された包被袋10の乾燥空間において犬59(四肢動物)の胴部64全体及び脚部65全体を同時に乾燥させることができ、洗浄後の犬59の胴部64及び脚部65の濡れた毛を手間を要せず短時間に乾燥させることができる。
犬59(四肢動物)の毛の乾燥作業が終了した後、ドライヤーや温風ファンのスイッチをOFFにしてドライヤーや温風ファンを停止させ、ドライヤー又は温風ファン(温風送風手段)の温風給気口からパイプ54(温風取入口24)を分離する。次に、長さ寸法第1調整手段27a及び長さ寸法第2調整手段27bのベルト56の自由長尺部58のフック面とループ面との係合を解除するとともに、第1メカニカルファスナー25のスライダーを上下方向下方へスライドさせて第1メカニカルファスナー25を開け、第2メカニカルファスナー26のスライダーを前後方向後方及び上下方向下方へスライドさせて第2メカニカルファスナー26を開ける。
前面生地17及び底面生地22の前端縁部50を横方向へ二分して前面生地17(前面11)及び底面生地22(底面16)の前端縁部50を開放するとともに、頂面生地21と後面生地18と底面生地22の後端縁部51とを横方向へ二分して頂面生地21(頂面15)と後面生地18(後面12)と底面生地22(底面16)の後端縁部51とを開放し、犬59(四肢動物)を包被袋10から出す。毛を乾燥させた犬59を包被袋10から出した後、包被袋10を扁平に畳む。 四肢動物包被袋10は、それを使用しないときに扁平に畳むことができるから、未使用時に嵩張ることなく包被袋10を保管場所に収納することができる。
10 四肢動物包被袋
11 前面
12 後面
13 側面
14 側面
15 頂面
16 底面
17 前面生地
18 後面生地
19 側面生地
20 側面生地
21 頂面生地
22 底面生地
23 挿通開口
24 温風取入口
25 第1メカニカルファスナー
26 第2メカニカルファスナー
27a 長さ寸法第1調整手段
27b 長さ寸法第2調整手段
28 左側縁部
29 右側縁部
30 上端縁部
31 下端縁部
32 左側縁部
33 右側縁部
34 上端縁部
35 下端縁部
36 上側縁部
37 下側縁部
38 前端縁部
39 後端縁部
40 上側縁部
41 下側縁部
42 前端縁部
43 後端縁部
44 左側縁部
45 右側縁部
46 前端縁部
47 後端縁部
48 左側縁部
49 右側縁部
50 前端縁部
51 後端縁部
52 仕切部材
53 仕切生地
54 パイプ
55 バックル金具
56 ベルト
57 基端部
58 自由長尺部
59 犬(四肢動物)
60 頭部
61 尾
62 前足
63 後足
64 胴部
65 脚部
66 首部

Claims (8)

  1. 洗浄した後の四肢動物の濡れた毛を乾燥させる四肢動物包被袋において、
    前記四肢動物包被袋が、通気性を有する生地から作られ、その前方上部に形成されて前記四肢動物の首部を挿通する挿通開口と、その後方に形成されて所定の温風送風手段から送風された温風をその内部に取り入れる温風取入口とを有し、
    前記四肢動物包被袋では、該包被袋が前記四肢動物を収容しつつ該四肢動物の頭部を除く胴部及び脚部を包被し、前記温風取入口から取り入れられた温風が前記包被袋の内部から該包被袋を通気しつつ洗浄後の前記四肢動物の濡れた毛を乾燥させることを特徴とする四肢動物包被袋。
  2. 前記四肢動物包被袋が、その前面を形成して上下方向へ延びる前面生地と、その後面を形成して上下方向へ延びる後面生地と、その両側面を形成して前記前後面生地の間で前後方向へ延びる両側面生地と、その頂面を形成して前記前後面生地の間で前後方向へ延びる頂面生地と、その底面を形成して前記前後面生地の間で前後方向へ延びる底面生地とから作られて前後方向へ長い六面直方体に成形され、上下方向へ延びる第1メカニカルファスナーが、前記前面生地を横方向へ二分する該前面生地の中央に取り付けられ、前後方向へ延びるとともに上下方向へ延びる第2メカニカルファスナーが、前記頂面生地を横方向へ二分する該頂面生地の中央と前記後面生地を横方向へ二分する該後面生地の中央とに取り付けられている請求項1に記載の四肢動物包被袋。
  3. 前記挿通開口が、前記前面生地の中央上方と前記頂面生地の中央前方とに形成され、前記温風取入口が、前記後面生地に形成され、前記四肢動物包被袋では、前記温風送風手段から送風された温風の前記包被袋の内部への取入量が該包被袋の内部から外部への温風の排気量よりも多く、前記温風送風手段から送風された温風を前記温風取入口から前記包被袋の内部に取り入れたときに、前記包被袋の内部の温風が該包被袋の前記前後面生地と前記両側面生地と前記頂底面生地とを通気してその外部に排気されるとともに、前記温風が前記包被袋の内部に籠もって該包被袋の内部が陽圧になり、該包被袋の六面直方体の形態が維持される請求項2に記載の四肢動物包被袋。
  4. 前記底面生地には、前記両側面生地の間に位置して横方向へ延びるとともに前記頂面生地に向かって上下方向へ凸となる少なくとも1つの仕切部材が着脱可能に設置される請求項2又は請求項3に記載の四肢動物包被袋。
  5. 前記四肢動物包被袋が、前記両側面生地と前記頂面生地とのうちの少なくとも該両側面生地に取り付けられて前後方向へ延びる長さ寸法第1調整手段を含み、前記四肢動物包被袋では、前記長さ寸法第1調整手段によって該四肢動物包被袋の前後方向の長さ寸法を調節可能である請求項2ないし請求項4いずれかに記載の四肢動物包被袋。
  6. 前記四肢動物包被袋が、前記前面生地と前記後面生地とに取り付けられて上下方向へ延びる長さ寸法第2調整手段を含み、前記四肢動物包被袋では、前記長さ寸法第2調整手段によって該四肢動物包被袋の上下方向の長さ寸法を調節可能である請求項2ないし請求項5いずれかに記載の四肢動物包被袋。
  7. 前記生地が、通気性を有する織物又は通気性を有する編み物である請求項1ないし請求項6いずれかに記載の四肢動物包被袋。
  8. 前記四肢動物が、ペットとして飼育されている犬又は猫である請求項1ないし請求項7いずれかに記載の四肢動物包被袋。
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