JP6619469B2 - 寝具 - Google Patents

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Description

本発明は、就寝する就寝者の下方に敷かれて同就寝者の全面を下方から支持する敷きマットが敷きマットカバー内に収容された寝具に関する。
従来から、就寝する就寝者の下方に敷かれて同就寝者の全面を下方から支持するマットレスを備えた寝具がある。例えば、下記特許文献1には、1つのマットレスに切込部分と切断部分とを設けることで小さく折り畳むことができる折り畳みマットレスが開示されている。
実用新案登録第3186856号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたマットレスにおいては、マットレスにおける右側半分と左側半分とが長手方向の長さの1/4の長さの切込部分のみで繋がっているため平面状に展開した際には右側半分と左側半分とを粘着テープで貼り合せる作業が煩雑であるとともに使用中における粘着テープの剥がれも懸念され、折り畳み状態を含めてマットレスの一体性に対する信頼性が低いという問題がある。
本発明は上記問題に対処するためなされたもので、その目的は、折り畳みおよび展開が行ない易く一体性に対する信頼性が高い敷きマットを備える寝具に関する。
上記目的を達成するため、本発明の特徴は、就寝する就寝者の下方に敷かれて同就寝者を下方から支持する敷きマットと、敷きマットを覆う敷きマットカバーとを備え、敷きマットは、板状に形成された複数の敷きマット小片と、複数の敷きマット小片を収容する敷きマット小片保持袋とを有し、敷きマット小片保持袋は、複数の敷きマット小片を平面的に配置した状態でそれぞれ個別に収容する収容部と、互いに隣接する2つの収容部間に屈曲自在に形成されて同2つの収容部間の長さが一方の収容部内の敷きマット小片を他方の収容部内の敷きマット小片の表裏のどちらの面上にも折り返して重ねることができる長さに形成された連結部とを有し、敷きマットカバーは、複数の敷きマット小片を平面状に互いに密着させた配置状態の敷きマットを収容可能な大きさに形成されていることにある。
このように構成した本発明の特徴によれば、寝具は、敷きマットを構成する複数の敷きマット小片を平面状に配置した状態と互いに重ねることができる状態とで相互に変形可能に収容する敷きマット小片保持袋と、複数の敷きマット小片を平面状に配置した状態で収容可能な敷きマットカバーとを備えているため、折り畳みおよび展開が行ない易く一体性に対する信頼性を向上させることができる。
また、本発明の他の特徴は、前記寝具において、敷きマット小片保持袋は、メッシュ生地で構成されていることにある。
このように構成した本発明の特徴によれば、寝具は、敷きマット小片保持袋がメッシュ生地で構成されて屈曲させ易いため、敷きマット小片保持袋に収容された複数の敷きマット小片の展開および折り畳みが行ない易く作業性を向上させることができる。
また、本発明の他の特徴は、前記寝具において、敷きマット小片保持袋における収容部は、複数の敷きマット小片ごとに同各敷きマット小片の周囲を閉塞して構成されており、敷きマット小片保持袋における連結部は、互いに隣接する敷きマット小片間において屈曲性に硬軟がなく一様に形成されていることにある。
このように構成した本発明の特徴によれば、寝具は、敷きマット小片保持袋における収容部が複数の敷きマット小片ごとに周囲を閉塞して構成されているため敷きマット小片が敷きマット小片保持袋内で移動し難いとともに、連結部が互いに隣接する敷きマット小片間において屈曲性に硬軟がなく硬さ(または軟らかさ)が一様に形成されているため折り畳みおよび展開が行い易く展開および折り畳みの作業性を向上させることができる。
また、本発明の他の特徴は、前記寝具において、敷きマットは、就寝者の身長方向に3分割かつ同就寝者の幅方向に2分割されて6つの複数の敷きマット小片で構成されていることにある。
このように構成した本発明の特徴によれば、寝具は、敷きマットが就寝者の身長方向に3分割かつ同就寝者の幅方向に2分割されて6つの複数の敷きマット小片で構成されているため、折り畳みおよび展開の各作業の作業性が良く折り畳んだ状態および展開した状態で扱い易くすることができる。また、本発明に係る寝具においては、6つの敷きマット小片を積み重ねることで輸送業者による輸送依頼時により小さな荷物サイズ料金で送ることができ輸送コストを下げることができる。なお、敷きマットは、就寝者の身長方向に4分割以上かつ同就寝者の幅方向に3分割以上されていてもよいことは当然である。すなわち、敷きマットは、就寝者の身長方向または幅方向に少なくとも2分割以上されていればよい。
また、本発明の他の特徴は、前記寝具において、さらに、複数の敷きマット小片を積み重ねた状態の敷きマットを収容可能な保管袋を備えていることにある。
このように構成した本発明の特徴によれば、寝具は、さらに、複数の敷きマット小片を積み重ねた状態の敷きマットを収容可能な保管袋を備えているため、敷きマット小片が積み重ねられた状態の敷きマットの保管および輸送時に敷きマットが展開することを防止して保管および輸送を行い易くすることができるとともに、保管および輸送時における汚損を防止することができる。
また、本発明の他の特徴は、前記寝具において、敷きマット小片保持袋は、収容部が少なくとも3つ以上設けられており、3つ以上の各収容部うちで互いに隣接する2つの収容部を分離する分割部を有しつつ同3つ以上の各収容部のすべてが連結部を介して一体的に繋がっていることにある。
このように構成した本発明の特徴によれば、寝具は、敷きマット小片保持袋における3つ以上の各収容部うちで互いに隣接する2つの収容部の一部の収容部間に両者を分離する分割部を有しつつ同3つ以上の各収容部のすべてが連結部を介して一体的に繋がっているため、互いに隣接する全ての収容部が連結部によって連結されている場合に比べて折り畳みおよび展開の各作業を行い易くして作業性を向上させることができるとともに重量も軽くすることができる。
本発明の一実施形態に係る寝具の外観構成の概略を示す斜視図である。 図1に示した寝具の内部に設けられる敷きマットを展開した状態の外観構成の概略を示す斜視図である。 図2に示した敷きマットを構成する敷きマット小片の外観構成の概略を示す斜視図である。 図2に示した敷きマットの内部構成の一部の概略を模式的に示す一部断面図である。 図2に示した敷きマットを身長方向に沿って2つ折りにした状態の外観構成の概略を示す斜視図である。 図2に示した敷きマットにおける各敷きマット小片を密着させて集合させた状態の外観構成の概略を示す斜視図である。 図2に示した敷きマットにおける各敷きマット小片を積み重ねた状態の外観構成の概略を示す斜視図である。 図7に示した敷きマットを保持袋内に収容した状態の外観構成の概略を示す斜視図である。 本発明の変形例に係る寝具の外観構成の概略を示す斜視図である。 本発明の変形例に係る敷きマット小片保持袋の外観構成の概略を示す斜視図である。
以下、本発明に係る寝具の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る寝具100の外観構成の概略を示す斜視図である。また、図2は、図1に示した寝具100の内部に設けられる敷きマット101の外観構成の概略を示す斜視図である。なお、本明細書において参照する図は、本考案の理解を容易にするために一部の構成要素を誇張して表わすなど模式的に表している。このため、各構成要素間の寸法や比率などは異なっていることがある。この寝具100は、仰臥または横臥などの臥位の姿勢で就寝する就寝者となる使用者(図示せず)の身体の全面を下方から支持する敷布団である。
(寝具100の構成)
寝具100は、主として、敷きマット101および敷きマットカバー110を備えて構成されている。敷きマット101は、敷きマットカバー110内に収容された状態で臥位の姿勢の使用者の身体の下に敷かれて同身体を下方から支持するための部品であり、臥位の姿勢の使用者よりも平面視で大きな面積の板状体に構成されている。本実施形態においては、敷きマット101は、使用者の身長方向である長手方向の長さが196cm、同長手方向に直交する幅方向の長さが94cmの平面視で長方形状に形成されている。この敷きマット101は、詳しくは図2に示すように、主として、敷きマット小片102と敷きマット小片保持袋103とで構成されている。なお、図1においては、敷きマット小片保持袋103を二点鎖線で示している。
敷きマット小片102は、図3に示すように、敷きマット小片保持袋103内に収容された状態で臥位の姿勢の使用者の身体を弾性的に受け止める部品であり、弾性体を平面視で長方形状の板状に形成して構成されている。本実施形態においては、敷きマット小片102は、発泡させたウレタン樹脂を長手方向の長さが65cm、幅方向の長さが47cm、厚さが3cmの平面視で長方形状に形成して構成されている。この敷きマット小片は、敷きマット小片保持袋103内に複数(本実施形態においては、6つ)設けられている。
敷きマット小片保持袋103は、複数の敷きマット小片102を保持する部品であり、柔軟性のある軟らかい生地を袋状に形成されている。本実施形態においては、敷きマット小片保持袋103は、平面視で長方形状に延びる2枚のメッシュ生地からなる第1表面生地103aおよび第2表面生地103bを互いに重ねて一体化した袋状に形成されている。この敷きマット小片保持袋103は、複数の敷きマット小片102を各敷きマット小片102ごとに収容する収容部104および互いに隣接する収容部104同士を繋ぐ連結部106を備えて構成されている。
収容部104は、図4に示すように、敷きマット小片102を個別に収容する部分であり、敷きマット小片102を挟む第1表面生地103aと第2表面生地103bとを縫合して構成されている。この場合、第1表面生地103aおよび第2表面生地103bは、敷きマット小片102の外周面に密着するように縫合されて敷きマット小片102の周囲を縫合線からなる接合部105によって閉塞している。また、接合部105は、敷きマット小片102の厚さ方向の中央部に対向する位置に形成されている。この収容部104は、6つの敷きマット小片102ごとにそれぞれ連結部106からなる隙間を介してそれぞれ形成されている。本実施形態においては、収容部104は、使用者の幅方向に並んで形成された2つの収容部104が使用者の身長方向に3組並んで形成されている。
連結部106は、互いに隣接する収容部104同士を連結する部品であり、互いに重なり合う第1表面生地103aおよび第2表面生地103bによって構成されている。この場合、連結部106は、互いに隣接する収容部104を形成する接合部105間に形成されて同接合部105間で第1表面生地103aと第2表面生地103bとが互いに縫合や接着されることなく屈曲性が一様になるように形成されている。
この連結部106は、互いに隣接する2つの収容部104間に屈曲自在に形成されて同2つの収容部104間の長さが一方の収容部104内の敷きマット小片102を他方の収容部104内の敷きマット小片102の表裏のどちらの面上にも折り返して重ねることができる長さに形成されている。この場合、連結部106の長さは、使用者の身長方向に直交する幅方向に互いに隣接する収容部104間に形成された3つの連結部106における互いに隣接する収容部104間の長さである幅方向長さL1と、使用者の身長方向に隣接する収容部104間に形成された4つの連結部106における互いに隣接する収容部104間の長さである身長方向長さL2とで互いに長さが異なっている。すなわち、幅方向長さL1と身長方向長さL2とは、一方が他方に対して短く形成されている。
具体的には、幅方向長さL1は、敷きマット小片保持袋103が展開した状態(図2参照)において、幅方向に互いに隣接する3つずつの収容部104のうちの一方(例えば、右側)の3つの収容部104を他方(例えば、左側)の3つの収容部104上に折り返して重ねることができる長さに形成されている。この場合、幅方向長さL1は、敷きマット小片102の厚さ以上かつ同敷きマット小片102の厚さの2倍以下の長さに形成されるとよい。本実施形態においては、幅方向長さL1は、6cmに形成されている。なお、幅方向長さL1の長さは、敷きマット小片102の厚さの2倍以上の長さに形成してもよいことは当然である。
一方、身長方向長さL2は、図5に示すように、敷きマット小片保持袋103における幅方向の右側および左側のうちの一方の収容部104が他方の収容部104上に重ねられた状態において、身長方向に互いに隣接する一方の上下2段の収容部104が他方の上下2段の収容部104上に折り返して重ねることができる長さに形成されている。この場合、身長方向長さL2は、敷きマット小片102の2倍以上かつ同敷きマット小片102の厚さの3倍以下の長さに形成されるとよい。本実施形態においては、身長方向長さL2は、10cmに形成されている。なお、身長方向長さL2の長さは、敷きマット小片102の厚さの3倍以上の長さに形成してもよいことは当然である。すなわち、本実施形態においては、幅方向長さL1は、身長方向長さL2よりも短く形成されている。
敷きマットカバー110は、敷きマット101を覆う部品であり、化学繊維または天然繊維からなる生地を袋状に形成して構成されている。より具体的には、敷きマットカバー110は、敷きマット101の全体を出し入れ自在に収容できるように、敷きマット101の立体形状に対応して板状に延びる直方体状の外観に形成されている。この場合、敷きマットカバー110は、複数の敷きマット小片102を平面状に互いに密着させた配置状態の敷きマット101を収容可能でかつそれ以上の大きさの敷きマット101を収容不能な大きさに形成されている。
また、敷きマットカバー110の側面には、敷きマット101を出し入れするための開口部111が形成されている。この場合、開口部111には、同開口部111を開閉するためのファスナーが設けられている。なお、敷きマットカバー110は、敷きマット101を覆う部分を1枚または2枚以上の生地で構成してもよいし、2枚の生地の間に綿などの繊維を詰めて弾力性を持たせて構成してもよい。
(寝具100の作動)
次に、上記のように構成した寝具100の作動について説明する。この寝具100を使用して就寝する使用者は、まず、敷きマット101および敷きマットカバー110をそれぞれ用意する。この場合、敷きマット101は、6つの敷きマット小片102が敷きマット小片保持袋103の収容部104内にそれぞれ収容された状態で用意される。
次に、使用者は、敷きマット101を敷きマットカバー110内に収容して使用できる状態にする。具体的には、使用者は、敷きマット小片保持袋103内に保持された6つの敷きマット小片102を順次敷きマットカバー110の開口部111を介して敷きマットカバー110内に収容する。この場合、敷きマットカバー110は、図6に示すように、6つの敷きマット小片102を平面状に互いに密着させた配置状態で敷きマット101を収容可能でかつそれ以上の大きさの敷きマット101を収容不能な大きさに形成されている。
このため、敷きマット101は、敷きマットカバー110内において互いに隣接する敷きマット小片102が互いに密着した状態で収容される(図1参照)。すなわち、敷きマット101は、敷きマットカバー110内においては、連結部106は互いに隣接する敷きマット小片102の間に折り畳まれた状態で挟まれて消失する。これにより、寝具100は、敷きマット101における溝状の連結部106が消失することで寝具100の表裏面が凹凸のない平らな平面に形成される。
次に、使用者は、寝具100上に寝て使用する。具体的には、使用者は、畳みや板間の床面上またはベッド上に配置した寝具100上に横になる。この場合、寝具100は、敷きマットカバー110が6つの敷きマット小片102を平面状に互いに密着させた配置状態で収容可能でかつそれ以上の大きさの敷きマット101を収容不能な大きさに形成されているため、使用中に敷きマット小片102の位置がずれることはない。また、寝具100は、連結部106が互いに隣接する敷きマット小片102間に消失するため、使用者に対して異物感を与えることもない。
次に、使用者は、寝具100の使用後は寝具100を小さく折り畳むことができる。具体的には、使用者は、敷きマットカバー110内から敷きマット101を取り出した後、この敷きマット101および敷きマットカバー110をそれぞれ折り畳む。この場合、使用者は、平面状に展開した敷きマット101における幅方向に互いに隣接する3つずつの収容部104のうちの一方(例えば、右側)の3つの収容部104を他方(例えば、左側)の3つの収容部104上に折り返して重ねる(図5参照)。
次いで、使用者は、図7に示すように、敷きマット小片保持袋103における幅方向の右側および左側のうちの一方の収容部104を他方の収容部104上に重ねた状態において、上下2段に重ねられて身長方向に並ぶ3つの収容部104のうちの中央部の収容部104に対してそれぞれ隣接する2つの収容部104を同中央部の収容部104の上側および下側にそれぞれ折り返して重ねる。
これにより、敷きマット101は、6つの敷きマット小片102が積み重ねられた状態となる。すなわち、敷きマット101は、平面的には1枚の敷きマット小片102の大きさ(65cm×47cm)となるとともに、高さ方向には6つの敷きマット小片102分の厚さ(24cm)となる。したがって、使用者は、このように6つの敷きマット小片102が積み重ねられた敷きマット101を押し入れなどの物入れに保管することができる。
また、使用者は、図8に示すように、敷きマット101を保管袋120内に収容することもできる。ここで、保管袋120は、敷きマット101を保管するための部品であり、6つの敷きマット小片102が積み重ねられた敷きマット101を収容可能な大きさの袋状に形成されている。本実施形態においては、保管袋120は、不織布を直方体状の袋状に形成して構成されている。この保管袋120には、上面中央部から側面に掛けて一直線上に開口部121が形成されている。この場合、開口部121には、同開口部121を開閉するためのファスナーが設けられている。また、保管袋120における互いに対向し合う2つの側面には、環状の取っ手122がそれぞれ設けられている。なお、図8においては、敷きマット101を二点鎖線で示している。
したがって、使用者は、6つの敷きマット小片102が積み重ねられた敷きマット101を保管袋120の開口部121を介して保管袋120内に収容することができる。これにより、使用者は、敷きマット101を保管袋120内に収容した状態で保管または輸送することができる。ここで、敷きマット101を輸送する場合、6つの敷きマット小片102を積み重ねることで輸送業者による輸送依頼時により小さな荷物サイズ料金で送ることができ輸送コストを下げることができる。
なお、敷きマットカバー110については、使用者は2つ折り、3つ折りまたは4つ折りなど適宜折り畳んで保管することができる。この場合、保管袋120は、敷きマット101に加えて折り畳まれた敷きマットカバー110も収容できる大きさに形成しておくこともできる。これによれば、使用者は、1つの保管袋120で敷きマット101および敷きマットカバー110をまとめて保管または輸送を行うことができる。
上記作動説明からも理解できるように、上記実施形態によれば、寝具100は、敷きマット101を構成する複数の敷きマット小片102を平面状に配置した状態と互いに重ねることができる状態とで相互に変形可能に収容する敷きマット小片保持袋103と、複数の敷きマット小片102を平面状に配置した状態で収容可能な敷きマットカバー110とを備えているため、折り畳みおよび展開が行ない易く一体性に対する信頼性を向上させることができる。
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態においては、敷きマット101は、幅方向に2分割および身長方向に3分割した6つの敷きマット小片102で構成した。しかし、敷きマット101は、少なくとも2つ以上の敷きマット小片102で構成されていればよい。
また、上記実施形態においては、敷きマット小片102は、ウレタン樹脂で構成した。しかし、敷きマット小片102は、寝た姿勢の使用者を支持可能な板状に形成されていればよい。したがって、敷きマット小片102は、ウレタン樹脂以外の板状体、例えば、繊維を3次元的に絡ませて板状に成形したものや樹脂繊維または天然繊維からなる綿を板状に薄板状に形成した所謂固綿で構成することができる。また、敷きマット小片102は、収容部104内に綿や粒状物を詰めて構成することもできる。なお、敷きマット小片102は、弾力性を有していなくてもよいが、弾力性を有している方が好ましい。
また、上記実施形態においては、6つの敷きマット小片102を全て同じ大きさおよび形状で構成した。しかし、複数の敷きマット小片102は、互いに同じ大きさを含みつつまたは含むことなく互いに異なる大きさおよび形状に形成して構成することもできる。
また、上記実施形態においては、敷きマット小片保持袋103をメッシュ生地で構成した。しかし、敷きマット小片保持袋103は、敷きマット小片102を保持することができれば必ずしも上記実施形態に限定されるものではない。したがって、敷きマット小片保持袋103は、メッシュ生地以外の化学繊維または天然繊維からなる生地、例えば、伸縮性に富む編物(ニット、Wラッセル、径編(トリコット)、緯編、丸編など)、不織布またはT/C生地のほか、伸縮性に乏しい織物(パイル生地、綿布生地、ジャガード生地など)、綿入りキルト生地を用いることができる。
また、上記実施形態においては、収容部104は、敷きマット小片102の外周面に密着するように形成して収容部104内にて敷きマット小片102が移動しないように構成した。しかし、収容部104は、敷きマット小片102に対して十分に大きな空間を形成して収容部104内にて敷きマット小片102の移動を許容するように構成することもできる。
また、上記実施形態においては、接合部105は、敷きマット小片102の厚さ方向の中央部に形成した。しかし、接合部105は、敷きマット小片102の厚さ方向の両端部の一方に偏って形成することもできる。また、接合部105は、縫合以外の手法、例えば、接着や溶着によって第1表面生地103aと第2表面生地103bとを接合するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、接合部105は、収容部104の周囲のみならず互いに隣接する収容部104間にも形成した。すなわち、接合部105は、連結部106の周囲にも形成して連結部106を7つの閉塞した袋状に形成した。これにより、敷きマット小片保持袋103は、収容部104を成形する際に接合部105を身長方向および幅方向に連続して形成することができ、生産性を向上させることができる。しかし、接合部105は、収容部104の周囲にのみ形成することもできる。
また、上記実施形態においては、敷きマット小片保持袋103は、2枚の生地である第1表面生地103aおよび第2表面生地103bを袋状に形成した。しかし、敷きマット小片保持袋103は、1枚の生地を2つ折りにして接合することで袋状に形成することもできる。
また、上記実施形態においては、連結部106は、幅方向長さL1を身長方向長さL2よりも短く形成した。これにより、使用者は、敷きマット小片保持袋103を折り畳む際には、敷きマット小片保持袋103の身長方向に沿って折り畳んで幅方向の長さを短くした後、この敷きマット小片保持袋103を幅方向に沿って折り畳んで身長方向の長さを短くした。しかし、連結部106は、身長方向長さL2を幅方向長さL1よりも短く形成することもできる。この場合、使用者は、敷きマット小片保持袋103を折り畳む際には、敷きマット小片保持袋103を幅方向に沿って折り畳んで身長方向の長さを短くした後、この敷きマット小片保持袋103の身長方向に沿って折り畳んで幅方向の長さを短くする。
また、上記実施形態においては、敷きマット小片保持袋103は、互いに隣接し合う全ての収容部104間に連結部106を設けて構成した。しかし、敷きマット小片保持袋103は、互いに隣接し合う全ての収容部104間のうちの一部の収容部104間の連結部106を省略して2つの収容部104を分離した状態とすることができる。
具体的には、敷きマット小片保持袋103は、図9に示すように、6つの収容部104が連結部106を介して1つの線状に連なるように繋がるとともに同線状にある6つの収容部104のうちの両端に位置する2つの収容部104についてそれぞれ身長方向に対向する収容部104との間に両者を分離する分割部130を形成して構成することができる。これによれば、寝具100は、互いに隣接する全ての収容部104が連結部106によって連結されている場合に比べて折り畳みおよび展開の各作業を行い易くして作業性を向上させることができるとともに重量も軽くすることができる。
なお、分割部130は、全ての収容部104が連結部106を介して1つに繋がって形成されていればその形成位置はどの収容部104間であってもよい。すなわち、敷きマット小片保持袋103は、収容部104が少なくとも3つ以上設けられており、これら3つ以上の各収容部104うちで互いに隣接する2つの収容部104を分離する分割部130を有しつつ同3つ以上の各収容部104のすべてが連結部106を介して一体的に繋がっていればよい。
また、上記実施形態においては、敷きマットカバー110は、敷きマット101の全体を収容して覆う袋状に形成した。しかし、敷きマットカバー110は、敷きマット101における少なくとも使用者が横になる上面を覆いつつ敷きマット小片102の位置ずれを規制できるように構成されていればよい。
したがって、敷きマットカバー110は、例えば、図10に示すように、敷きマット101の上面を覆う平面視で方形状のシート体の四隅にバンド112を備えて構成することができる。この場合、バンド112は、平面的に集合させた複数の敷きマット小片102の四隅に引っ掛けて各敷きマット小片102の位置ずれを防止するものである。
また、上記実施形態においては、寝具100は、敷布団として構成した。しかし、寝具100は、ベッド上に配置されるマットレスとしても構成することができるものである。
L1…連結部の幅方向長さ、L2…連結部の身長方向長さ、
100…寝具、
101…敷きマット、102…敷きマット小片、103…敷きマット小片保持袋、103a…第1表面生地、103b…第2表面生地、104…収容部、105…接合部、106…連結部、
110…敷きマットカバー、111…開口部、112…バンド、
120…保管袋、121…開口部、122…取っ手、
130…分割部。

Claims (6)

  1. 就寝する就寝者の下方に敷かれて同就寝者を下方から支持する敷きマットと、
    前記敷きマットを覆う敷きマットカバーとを備え、
    前記敷きマットは、
    板状に形成された複数の敷きマット小片と、
    前記複数の敷きマット小片を収容する敷きマット小片保持袋とを有し、
    前記敷きマット小片保持袋は、
    前記複数の敷きマット小片を平面的に配置した状態でそれぞれ個別に収容する収容部と、
    互いに隣接する2つの前記収容部間に屈曲自在に形成されて同2つの収容部間の長さが一方の前記収容部内の前記敷きマット小片を他方の前記収容部内の前記敷きマット小片の表裏のどちらの面上にも折り返して重ねることができる長さに形成された連結部とを有し、
    前記敷きマットカバーは、
    前記複数の敷きマット小片を平面状に互いに密着させた配置状態の前記敷きマットを収容可能な大きさに形成されていることを特徴とする寝具。
  2. 請求項1に記載した寝具において、
    前記敷きマット小片保持袋は、
    メッシュ生地で構成されていることを特徴とする寝具。
  3. 請求項1または請求項2に記載した寝具において、
    前記敷きマット小片保持袋における前記収容部は、
    前記複数の敷きマット小片ごとに同各敷きマット小片の周囲を閉塞して構成されており、
    前記敷きマット小片保持袋における前記連結部は、
    互いに隣接する前記敷きマット小片間において屈曲性に硬軟がなく一様に形成されていることを特徴とする寝具。
  4. 請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1つに形成した寝具において、
    前記敷きマットは、
    前記就寝者の身長方向に3分割かつ同就寝者の幅方向に2分割されて6つの前記複数の敷きマット小片で構成されていることを特徴とする寝具。
  5. 請求項1ないし請求項4のうちのいずれか1つに形成した寝具において、さらに、
    前記複数の敷きマット小片を積み重ねた状態の前記敷きマットを収容可能な保管袋を備えていることを特徴とする寝具。
  6. 請求項1ないし請求項5のうちのいずれか1つに形成した寝具において、
    前記敷きマット小片保持袋は、
    前記収容部が少なくとも3つ以上設けられており、
    前記3つ以上の各収容部うちで互いに隣接する2つの前記収容部を分離する分割部を有しつつ前記3つ以上の各収容部のすべてが前記連結部を介して一体的に繋がっていることを特徴とする寝具。
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