JP3225276U - サイドレール用カバー - Google Patents

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正男 伊賀
正男 伊賀
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Abstract

【課題】ベッドの周縁部に設けられたサイドレールに被せた際の安定性を向上できると共に、例えば、リモコン、携帯、書物、薬等の収納を容易にできるサイドレール用カバーを提供する。
【解決手段】それぞれ厚みが2mm〜7mmで独立気泡を有する一側及び他側のゴムシート21、22を用いて形成された下部開放の袋体11を、ベッドの周縁部に設けられたサイドレール13に被せて使用するサイドレール用カバー10であり、少なくとも一側のゴムシート21の外側表面には雌状面ファスナー25が設けられ、この雌状面ファスナー25の表面には、雌状面ファスナー25に係止可能な雄状面ファスナーが設けられた収納部27〜30が、取付け取外し可能になっている。
【選択図】図2

Description

本考案は、ベッドの周縁部に設けられたサイドレール(ヘッドボードやフットボードも含む)に被せられるサイドレール用カバーに関する。
家庭又は病院等で使用するベッドには、使用者の転落防止や寝具のずれ落ち防止を目的に、ベッドの側方にサイドレールが設けられている。特に、サイドレールが金属ロッド製の格子となっている場合、十分な強度を有し軽量ではあるが、ベッドの使用者が就寝中にサイドレール内に足や手を入れる、場合によっては頭を打つ等の事故が発生することがある。
そこで、例えば、特許文献1に記載のように、下端を開放して袋状に形成したカバー本体をサイドレールに被せて使用する側柵用カバー部材が提案されている。この側柵用カバー部材には、カバー本体をサイドレールに被せた後の装着安定性を向上させるため、カバー本体の下端の開放部の端部やカバー本体の上端縁の近傍に、カバー本体の対向する内面同士を固着する面ファスナーが設けられている。
特開2010−221014号公報
しかしながら、カバー本体は、例えば、布製であり、サイドレールから外れ易いため、更なる改善が望まれていた。
また、ベッドの使用者は、主としてベッド上で生活するため、例えば、ベッド上でテレビの観賞、携帯(スマートフォン等)の使用、読書(本、新聞、雑誌等の書物)、薬の服用等を行っている。このため、テレビのリモコン、携帯、書物、薬等がベッド上に散乱することは好ましくなく、また、これらの使用前後にその都度、ベッドとは異なる位置に配置された収納ケースから取出したり、収納ケースへ収納したりするには労力を要する。
本考案はかかる事情に鑑みてなされたもので、ベッドの周縁部に設けられたサイドレールに被せた際の安定性を向上できると共に、例えば、リモコン、携帯、書物、薬等の収納を容易にできるサイドレール用カバーを提供することを目的とする。
前記目的に沿う本考案に係るサイドレール用カバーは、それぞれ厚みが2mm〜7mmで独立気泡を有する一側及び他側のゴムシートを用いて形成された下部開放の袋体を、ベッドの周縁部に設けられたサイドレールに被せて使用するサイドレール用カバーにおいて、
少なくとも前記一側のゴムシートの外側表面には雌状面ファスナーが設けられ、該雌状面ファスナーの表面には、該雌状面ファスナーに係止可能な雄状面ファスナーが設けられた収納部が、取付け取外し可能になっている。
本考案に係るサイドレール用カバーにおいて、前記サイドレールに接する前記袋体の内側表面に滑止め突起を多数設けることができる。
本考案に係るサイドレール用カバーにおいて、前記雌状面ファスナーは、前記一側のゴムシートに貼着された合成繊維からなるジャージ生地Aに植設され、前記他側のゴムシートには合成繊維からなるジャージ生地Bが設けられているのがよい。
本考案に係るサイドレール用カバーにおいて、前記収納部は、両側部及び下部が閉塞された内側及び外側のゴムシートを有し、前記内側のゴムシートの露出面には前記雄状面ファスナーが設けられ、前記外側のゴムシートの露出面は合成繊維からなるジャージ生地Cで補強されているのがよい。
本考案に係るサイドレール用カバーにおいて、前記収納部は、1枚のゴムシートからなって、該ゴムシートの内側の両側部及び下部には前記雄状面ファスナーが設けられ、該ゴムシートの外側は合成繊維からなるジャージ生地Cで補強されているのがよい。
本考案に係るサイドレール用カバーにおいて、前記収納部は、長手方向両側に前記雄状面ファスナーが設けられた長方形の生地Dを有し、該生地Dの長手方向中央部と該生地Dで覆われた前記雌状面ファスナーの表面との間に、前記生地Dの幅方向に貫通した挿通空間が形成されるのがよい。
本考案に係るサイドレール用カバーにおいて、前記雌状面ファスナーの表面には前記収納部が複数取付けられ、該各収納部の外側表面に、色彩又は記号による識別表示がなされているのがよい。
本考案に係るサイドレール用カバーは、下部開放の袋体を備えているので、ベッドの周縁部に設けられたサイドレール(ヘッドボードやフットボードも含む)に袋体を被せるだけで、サイドレール用カバーの取付けが終了する。そして、袋体は一側及び他側のゴムシートを用いて形成され、袋体(ゴムシート)の内側表面がサイドレールに接するため、袋体はサイドレールに対してずれにくく外れにくいという利点があり、サイドレール用カバーをサイドレールに被せた際の安定性を向上できる。
更に、少なくとも一側のゴムシートの外側表面に設けられた雌状面ファスナーの表面には、雄状面ファスナーが設けられた収納部が、取付け取外し可能になっているので、この収納部に、例えば、リモコン、携帯、書物、薬等を収納できる。このため、これらがベッド上に散乱するおそれがなく、ベッド上の環境を良好な状態に維持できると共に、これらの取出しと収納を容易にできる。
特に、雌状面ファスナーを、一側のゴムシートに貼着された合成繊維からなるジャージ生地Aに植設した場合、この雌状面ファスナーをベッドの内側(床板側)に向けて配置することで、ベッドの使用者による収納部の使用が容易になる。なお、雌状面ファスナーは雄状面ファスナーよりも肌触りがよいため、使用者が雌状面ファスナーに触れても不快感を低減できる。
また、雌状面ファスナーの表面に収納部を複数取付け、各収納部の外側表面に、色彩又は記号による識別表示がなされる場合、例えば、同じ種類の薬を、識別表示がなされた各収納部にそれぞれ収納することで、朝、昼、晩の飲み分け等を容易にできる。
本考案の一実施の形態に係るサイドレール用カバーの使用状況の説明図である。 (A)、(B)はそれぞれ同サイドレール用カバーの一部切欠き背面図、正面図である。 図2(A)のa−a矢視断面図である。 (A)〜(C)はそれぞれ本考案の一実施の形態に係るサイドレール用カバーの第1の収納部の正面図、背面図、平面図、(D)〜(F)はそれぞれ第2の収納部の正面図、背面図、平面図、(G)、(H)はそれぞれ第3の収納部の正面図、平面図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施の形態につき説明し、本考案の理解に供する。
図1、図2(A)、(B)に示すように、本考案の一実施の形態に係るサイドレール用カバー10は、下部開放の袋体11をベッド12の両側部(周縁部の一例)に配置されたサイドレール(立設物の一例)13に被せて使用するカバーであり、サイドレール13に被せた際の安定性を向上できると共に、例えば、リモコン、携帯、書物、薬等の収納を容易にできるものである。
以下、詳しく説明する。
ベッド12は、例えば、家庭、病院、介護施設等で使用されるものである。
具体的には、ベッド12は、キャスター型の脚部14で支持されたメインフレーム15と、このメインフレーム15上に配置された底板(図示せず)と、この底板上に載置されたマット16と、メインフレーム15の長手方向の両側にそれぞれ配置されたヘッドボード17及びフットボード18と、メインフレーム15の両側部に配置したサイドフレーム19に立設されたサイドレール13とを有している。なお、脚部は、キャスターが無いものでもよく、また、サイドレール13は、左右両側に2つずつ設け、支柱20によりサイドフレーム19に立設されているが、この構成に限定されるものではない。
図2、図3に示すように、袋体11は、使用時に、ベッド12の内側(即ち、床板側)に向けて配置されるゴムシート(一側のゴムシート)21と、ベッド12の外側(即ち、床板側とは反対側)に向けて配置されるゴムシート(他側のゴムシート)22を用い、この2枚のゴムシート21、22の上端部同士及び両側端部同士を、接着及び縫合のいずれか一方又は双方を行うことにより、偏平筒状(サイドレール13の横幅よりも僅少の差で幅狭又は同程度)に形成されたものである。
このように、袋体11を偏平筒状に形成することで、袋体11を上方からサイドレール13に被せることにより、袋体11をサイドレール13の外形状に沿って変形(伸び縮み)させながら被せることができる。
袋体11を形成するゴムシート21、22の厚みは、2mm〜7mm(好ましくは、下限が3mm、上限が6.5mm)である。
これにより、ゴムシート21、22を用いて形成されるサイドレール用カバー10に、ベッド12の使用者の体が当たった際は、ゴムシート21、22が圧縮変形して衝撃力を吸収し、圧縮変形したゴムシートが反発(変形回復)するため、ベッド12の使用者の体を押し返す。
このため、サイドレール13にサイドレール用カバー10を取付けることで、サイドレール13に衝撃力吸収性とクッション性を持たせることが可能になる。
ゴムシート21、22の独立気泡の直径は0.05mm〜1mm(好ましくは、下限が0.1mm、上限が0.8mm)、気泡率は60〜95%(好ましくは、下限が70%、上限が90%)である。
ここで、ゴムシートの独立気泡の直径が0.05mm未満又は気泡率が60%未満の場合、ゴムシートが押圧されても変形し難く(柔軟性が過小になって)、ゴムシートからの反発力が過大となる(衝撃吸収性とクッション性が過小になる)ため好ましくない。一方、ゴムシートの独立気泡の直径が1mm超又は独立気泡の気泡率が95%超の場合、ゴムシートが押圧されると容易に変形して(柔軟性が過剰になって)、ゴムシートから反発力が得られなくなる(衝撃吸収性とクッション性が過小になる)ため好ましくない。
袋体11のサイドレール13に接する内側表面(ゴムシート21、22の対向面)には、図2(A)に示すように、例えば、シャークスキン加工により多数の滑止め突起23を設けるのが好ましい。この滑止め突起23は、例えば、平面視して一辺の長さが1〜2mmの正方形状であって、突出高さが0.5〜1.5mmである。
上記したように、袋体11はサイドレール13の外形状に沿って変形するので、袋体11の内側表面(即ち、ゴムシート21、22の内側表面)、更には、滑止め突起23がサイドレール13の表面に密接して、サイドレール13に対する袋体11のずれを防止することができる。なお、袋体11の下端の開放部の端部や高さ方向中央部に、袋体11の対向する内面同士を固着する面ファスナー(雌状面ファスナーと雄状面ファスナー)を設けて、袋体11のサイドレール13に対する固定(取付け)を補強することもできる。
図2(A)、図3に示すように、ゴムシート21の外側全表面には、合成繊維からなるジャージ生地(ジャージ生地Aの一例)24が、ゴムシート22の外側全表面には、合成繊維からなるジャージ生地(ジャージ生地Bの一例)24aが、接着及び縫合のいずれか一方又は双方により設けられ(貼着され)、補強されている。この合成繊維には、例えば、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、ポリプロピレン中空糸繊維、及び、ポリエチレン繊維のいずれか1を使用できるが、特に、ポリエチレン繊維等の撥水性に優れた繊維を用いることで、袋体の表面の乾燥状態を維持することが容易になると共に、洗浄後の乾燥も容易となる。また、各ジャージ生地24、24aは、厚みが0.3〜2mm程度であり、ゴムシート21、22の変形に合わせて伸び縮みすることができるため、ゴムシート21、22の表面からジャージ生地24、24aが分離する(剥離する)ことを防止できる。
ゴムシート21に貼着されたジャージ生地24の外側表面には、図1、図2(B)、図3に示すように、多数の係合素子で構成した雌状面ファスナー(面状ファスナー雌片)25が、接着及び縫合のいずれか一方又は双方により設けられている(植設されている)。この雌状面ファスナー25を構成する係合素子は、例えば、ループ状又はアーチ状となった従来公知のものであり、後述する雄状面ファスナー(面状ファスナー雄片)26を構成するフック部(例えば、鉤状又は矢印「↑」状)が係止可能なものである。
このように、ゴムシート21に貼着されたジャージ生地24の外側表面に、雄状面ファスナー26よりも肌触りがよい雌状面ファスナー25を設けることで、使用者が触れても不快感を低減できる。
上記した雌状面ファスナー25の表面には、係合素子に係止可能なフック部で構成した雄状面ファスナー26が設けられた複数の収納部27〜30が、取付け取外し可能になっている。以下、図4(A)〜(H)を参照しながら説明する。
収納部27は、図4(A)〜(C)に示すように、正面視して長方形状(正方形状でもよい)に形成された上部開放の袋状(有底)のものである。具体的には、両側部及び下部が閉塞された内側及び外側のゴムシート27a、27b(ゴムシート21、22と同じ素材)を有し、外側のゴムシート27bの露出面が合成繊維からなるジャージ生地27c(ジャージ生地C:ジャージ生地24、24aと同じ素材)で補強されている。内側のゴムシート27aの露出面には雄状面ファスナー26が取付け固定され、雌状面ファスナー25に取付け取外し可能になっている。なお、ここでは、1枚の長方形状の雄状面ファスナー26を使用した場合について説明したが、収納部27が雌状面ファスナー25に安定して取付けられれば、雄状面ファスナーの枚数や形状は特に限定されるものではない。
収納部28は、図4(D)〜(F)に示すように、正面視して長方形状(正方形状でもよい)に形成された1枚のゴムシート31(ゴムシート21、22と同じ素材)からなり、このゴムシート31の外側(雌状面ファスナー25との対向側とは反対側)の全表面が合成繊維からなるジャージ生地31a(ジャージ生地C:ジャージ生地24、24aと同じ素材)で補強されている。このゴムシート31の内側(雌状面ファスナー25との対向側)の両側部及び下部には雄状面ファスナー26が取付け固定され、雌状面ファスナー25に取付け取外し可能になっている。これにより、図4(F)に示すように、収納部28(ゴムシート)と、この収納部28で覆われた雌状面ファスナー25の表面との間に、上部開放の収納空間32が形成される。
なお、図1、図2(B)に示す収納部29は、上記した収納部28のサイズを小さくしたものであり、その基本構成(雄状面ファスナーの取付け位置等)は同一である。
収納部30は、図4(G)、(H)に示すように、例えば、布や化学繊維等で構成される正面視して長方形状の生地(生地Dの一例)33を有し、その内側(雌状面ファスナー25との対向側)の長手方向両側に雄状面ファスナー26が取付け固定され、雌状面ファスナー25に取付け取外し可能になっている。これにより、図4(H)に示すように、生地33の長手方向中央部と、この生地33で覆われた雌状面ファスナー25の表面との間に、生地33の幅方向(長手方向とは直交する方向)に貫通した挿通空間34が形成される。
従って、この挿通空間34に、各種コード35(例えば、ベッドとその操作盤を接続するコード、携帯電話の充電用のコード等)を挿通して固定することにより、例えば、使用者がコードに引っ掛かることを抑制、更には、防止でき、また、挿通空間34に歯ブラシ等の棒状物を挿通して固定することもできる。
上記した各収納部27〜29の形状は全て正面視して長方形状であるが、収納する対象物に応じて、各収納部の正面視した形状を三角形等の多角形状や半円形状等にすることもできる。
また、上記した各収納部27〜30の外側表面に、色彩又は記号による識別表示がなされることが好ましい。ここで、色彩には、例えば、赤、青、黄、緑等を使用でき、記号には、例えば、絵柄や文字(日本語やアルファベット、ギリシャ文字)、数字等を使用できる。
これにより、各収納部27〜29に、例えば、リモコン、携帯、書物、薬等のいずれを収納するか、収納部30に、例えば、棒状物、コード等のいずれを挿通させるかを予め決めておくことで、生理整頓が容易になり、ベッド12上の環境を良好な状態に維持できる。また、使用者のみならず、例えば、介護者による片付けの手助けも容易になる。
続いて、本考案の一実施の形態に係るサイドレール用カバー10の使用方法について説明する。
本考案に係るサイドレール用カバー10は、下部開放の袋体11を備えているので、袋体11を上方からサイドレール13に被せるだけで、袋体11内にサイドレール13を挿入することができ、サイドレール13へのサイドレール用カバー10の取付けが終了する。そして、袋体11を構成するゴムシート21、22の内側表面(更には、多数の滑止め突起23)が、サイドレール13の表面に当接することにより、ゴムシート21、22はサイドレール13に対してずれにくくなって、サイドレール用カバー10を使用する際に、サイドレール13に対してサイドレール用カバー10を仮止めする必要がなくなる。このため、サイドレール用カバー10のサイドレール13に対する装着及び取外しが容易となる。
ここで、サイドレール13へのサイドレール用カバー10の取付けは、袋体11の雌状面ファスナー25が設けられた側、即ち、収納部27〜30が取付けられた側が、ベッド12の内側を向くように行われる。
これにより、ベッド12の使用者は、例えば、雌状面ファスナー25に複数の収納部27〜30を取付け、この収納部27〜29に、例えば、リモコン、携帯、書物、薬等を収納し、収納部30に各種コード35や歯ブラシ等の棒状物を挿通できる。なお、収納部27〜30は、介護者が予め取付けておくこともでき、必要に応じて、使用者又は介護者が取外すこともできる。また、取付ける収納部は1つでもよく、収納部を複数取付けてもよい。
従って、本考案のサイドレール用カバー10を使用することで、サイドレール13に被せた際の安定性を向上できると共に、例えば、リモコン、携帯、書物、薬等の収納を容易にできる。
以上、本考案を、実施の形態を参照して説明してきたが、本考案は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。例えば、前記したそれぞれの実施の形態や変形例の一部又は全部を組合せて本考案のサイドレール用カバーを構成する場合も本考案の権利範囲に含まれる。
前記実施の形態においては、サイドレール用カバーを、サイドレールに被せて使用する場合について説明したが、ヘッドボード又はフットボードに被せて使用することもでき、また、サイドレール用カバーを複数準備して、サイドレール、ヘッドボード、及び、フットボードのいずれか2以上に被せて使用することもできる。
また、前記実施の形態においては、サイドレール用カバーを、ベッドの内側に雌状面ファスナー(収納部)が向くように(外側にジャージ生地が向くように)配置した場合について説明したが、ベッドの外側に雌状面ファスナー(収納部)が向くように(内側にジャージ生地が向くように)配置することもできる。また、袋体を形成する両側のゴムシートの各外側表面に、合成繊維からなるジャージ生地を介して雌状面ファスナーをそれぞれ設け、ベッドの内側と外側でそれぞれ収納部を取付け取外し可能にすることもできる。これにより、例えば、介護者(看護師等)による収納部の利用も容易になる。
そして、前記実施の形態においては、収納部を、ジャージ生地で補強したゴムシートで構成した場合について説明したが、雌状面ファスナーとの対向側(対向面)に雄状面ファスナーが設けられていれば、収納部の構成(材質等)は特に限定されるものではない。
10:サイドレール用カバー、11:袋体、12:ベッド、13:サイドレール、14:脚部、15:メインフレーム、16:マット、17:ヘッドボード、18:フットボード、19:サイドフレーム、20:支柱、21、22:ゴムシート、23:滑止め突起、24:ジャージ生地、24a:ジャージ生地、25:雌状面ファスナー、26:雄状面ファスナー、27〜30:収納部、27a、27b:内側、外側のゴムシート、27c:ジャージ生地、31:ゴムシート、31a:ジャージ生地、32:収納空間、33:生地、34:挿通空間、35:コード

Claims (7)

  1. それぞれ厚みが2mm〜7mmで独立気泡を有する一側及び他側のゴムシートを用いて形成された下部開放の袋体を、ベッドの周縁部に設けられたサイドレールに被せて使用するサイドレール用カバーにおいて、
    少なくとも前記一側のゴムシートの外側表面には雌状面ファスナーが設けられ、該雌状面ファスナーの表面には、該雌状面ファスナーに係止可能な雄状面ファスナーが設けられた収納部が、取付け取外し可能になっていることを特徴とするサイドレール用カバー。
  2. 請求項1記載のサイドレール用カバーにおいて、前記サイドレールに接する前記袋体の内側表面には滑止め突起が多数設けられていることを特徴とするサイドレール用カバー。
  3. 請求項1又は2記載のサイドレール用カバーにおいて、前記雌状面ファスナーは、前記一側のゴムシートに貼着された合成繊維からなるジャージ生地Aに植設され、前記他側のゴムシートには合成繊維からなるジャージ生地Bが設けられていることを特徴とするサイドレール用カバー。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のサイドレール用カバーにおいて、前記収納部は、両側部及び下部が閉塞された内側及び外側のゴムシートを有し、前記内側のゴムシートの露出面には前記雄状面ファスナーが設けられ、前記外側のゴムシートの露出面は合成繊維からなるジャージ生地Cで補強されていることを特徴とするサイドレール用カバー。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のサイドレール用カバーにおいて、前記収納部は、1枚のゴムシートからなって、該ゴムシートの内側の両側部及び下部には前記雄状面ファスナーが設けられ、該ゴムシートの外側は合成繊維からなるジャージ生地Cで補強されていることを特徴とするサイドレール用カバー。
  6. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のサイドレール用カバーにおいて、前記収納部は、長手方向両側に前記雄状面ファスナーが設けられた長方形の生地Dを有し、該生地Dの長手方向中央部と該生地Dで覆われた前記雌状面ファスナーの表面との間に、前記生地Dの幅方向に貫通した挿通空間が形成されることを特徴とするサイドレール用カバー。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のサイドレール用カバーにおいて、前記雌状面ファスナーの表面には前記収納部が複数取付けられ、該各収納部の外側表面に、色彩又は記号による識別表示がなされていることを特徴とするサイドレール用カバー。
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