JP3166106B2 - 自動分離・粉砕装置 - Google Patents
自動分離・粉砕装置Info
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Description
に関し、特にスーパーマーケットやコンビニエンス・ス
トア等で販売されている各種のパック食品を、賞味期間
の過ぎた後に処分する場合に包装材と食品とに自動的に
分離し、同時に分離した食品を粉砕処理するのに使用す
る自動分離・粉砕装置に関するものである。
ンス・ストア、デパート等の食品売場においては、魚類
や肉類、惣菜類等、多種多様な食品を、陳列台や冷蔵ケ
ースに並べて販売している。これらの食品は、陳列した
場合の見栄えや取り扱いの利便性等を考えて、適宜の量
(又は数)をトレー等に入れプラスチックの樹脂シート
等で包装したり、直接、透明な包装紙等で包んで販売し
ている。また、これらの食品のトレーや包装材等には、
夫々の賞味期間(又は賞味期限)を記載したシールが貼
られている。
品は必ずしも賞味期間内に全て売れてしまうわけではな
く、多くのスーパーマーケット等では毎日のように賞味
期限の切れた多量の売れ残り品が発生している。そのた
め閉店後にこれらの売れ残り品をひとまとめにして回収
業者に引き取ってもらっている。回収業者はこれらの回
収した売れ残り品をそのまま焼却している。そのため食
品と共にトレー等の化学製品も焼却されるため、環境に
悪影響を及ぼす懸念が大であった。
パック食品を安全に処分するために、スーパーマーケッ
ト等の各店の敷地内に、廃棄食品を微生物によって好気
性分解処理できるようにした生ごみ処理装置を設置し、
この装置を使用して店側で廃棄食品を処理しているとこ
ろもある。
置に食品を投入する前に、その都度人手によって食品と
包装材とに分離しなければならず、廃棄する多量のパッ
ク食品を食品と包装材とに分離することは非常に大変で
あった。また時間も労力もかかり、パック食品の処分に
かかる店側のコスト負担も大きくなるといった問題があ
った。
ものであり、その目的とするところは、主に賞味期間の
過ぎたパック食品を、人手によって事前に食品と包装材
とに分離することなく、自動的に食品と包装材とに分離
できると共に、分離された食品を同時に粉砕でき、且つ
この粉砕した食品と、包装材とを別々に回収できるよう
にした自動分離・粉砕装置を提供することにある。
的を有効に達成するために、次のような構成にしてあ
る。すなわち、請求項1に記載の本発明の自動分離・粉
砕装置は、投入口を一端側に設けたケース内に、多数の
孔を穿設した半割ドラム状本体を設け、この半割ドラム
状本体内に駆動手段によって回転する回転羽根を備えた
回転軸を設けると共に、回転羽根の前記の投入口側に突
出部材を設け、更に半割ドラム状本体の開放上部に、前
記の投入口と反対側に排出口を備えた半割ドラム状蓋体
を開閉可能に設けると共に、分離した包装材を排出口に
導くように半割ドラム状蓋体の内面に案内部材を設けた
ことを特徴とする構成にしてある。
・粉砕装置は、投入口を一端側に設けたケース内に、多
数の孔を穿設した半割ドラム状本体を設け、駆動手段に
よって回転する回転軸を半割ドラム状本体内に設け、且
つ回転軸に複数の回転羽根を設けると共に、少なくとも
1枚の回転羽根の前記の投入口側の端部に突出部材を設
け、更に半割ドラム状本体の開放上部に、前記の投入口
と反対側に排出口を備えた半割ドラム状蓋体を開閉可能
に設け、且つ半割ドラム状蓋体の内面に、分離した包装
材を排出口に導くように複数の案内部材を設け、更に半
割ドラム状本体の下方に粉砕物受体をケースの外に引出
し可能に設け、更にケースの開放上部に、前記の半割ド
ラム状蓋体の排出口を外に導けるように形成したケース
用蓋体を開閉可能に設けたことを特徴とする構成にして
ある。
基づいて説明する。図1〜図6は本発明に係る一例の自
動分離・粉砕装置に関する図であって、この自動分離・
粉砕装置1は、賞味期間が過ぎて廃棄されるパック食品
を、自動的に包装材と食品とに分離し、同時に分離した
食品を粉砕し、この粉砕した食品と包装材とを別々の箇
所から排出できるようにしたものである。
されるパック食品とは、例えば発泡スチロール製の受け
皿に肉や魚介類や加工食品等の食品を載せ、透明のラッ
プで包装したものである。勿論、パック食品はその他の
包装材で包装した食品でもある。
は後述するドラム等を内設するためのケースであって、
上部を開放した四角い箱状のものである。ケース2の上
部両側には衝立部3、4が形成され、一方の衝立部3に
は半円状の開口からなるパック食品の投入口5(図4参
照)が形成されている。投入口5の外側には、投入口5
側に傾斜したパック食品投入用の補助滑り台部6が設け
られている。また、補助滑り台部6の上面7には滑り易
いようにエンボス加工を施したシート状部材8が設けら
れている。
(図6参照)が架設され、この支持板9の前端10に
は、補助滑り台部6の上面付近まで垂らすようにして複
数枚のゴム製カーテン11が前端10に沿って設けられ
ている。このカーテン11はパック食品を投入口5側に
投入する時に手を奥まで突っ込まないようにすると共
に、ケース内から臭い等が外に出ないように遮る働きを
なすものである。
2に開閉可能に設けられた後述するケース用蓋体13に
よって覆われている。
14を全体に穿設した半割ドラム状本体15が、長方形
状の開放側を上にすると共に一方の半円状の開放側を前
記した投入口5側の下方に固定して設けられている。こ
の半割ドラム状本体15は真円状のドラムを半割りにし
た形状である。また、孔14は粉砕された食品を下方に
落とすために設けられたものであって直径20mm位の
小円形状である。この孔14の形状は、12mm×40
mm位の長方形やその他の長方形、或いは正方形、楕円
形状等の種々の形状に設計変更するも自由である。勿
論、孔の大きさは前記の寸法に限定されるものではなく
自由に設計変更してよい。
(図1参照)が設けられ、この両軸受18、19には回
転軸16が嵌着されている。回転軸16は両軸受18、
19を介して回転できるように支持されている。この回
転軸16は、半割ドラム状本体15の上部中央を図1の
左右方向に貫くように設けられている。
照)には4枚の回転羽根26が設けられている。すなわ
ち、回転軸16には円周方向に90°毎に長方形状の金
属板20が設けられている。各金属板20の先端には、
当て板21と複数のボルト・ナット22によって細長い
長方形状のゴム板23が設けられている。金属板20は
ステンレス材が好ましいが、その他の金属材又は硬質部
材であってもよい。またゴム板23は投入物の中に金属
製の物や固い物が含まれていた場合に、金属板20と半
割ドラム状本体15や後述する半割ドラム状蓋体36の
案内部材37等に挟まって、金属板20や案内部材25
等を傷めないように設けられていると共に、内部での接
触音を小さくし、更に後述する排出口35側に分離した
パック食品の包装材を回転羽根26等によって送られる
場合に、包装材が細かく砕かれないようにする働きも有
している。ゴム板23の先端と半割ドラム状本体15の
内周面とは、10mm位の隙間を空けてある。前記の金
属板20と当て板21と複数のボルト・ナット22及び
ゴム板23とによって一枚の回転羽根26は構成されて
いる。
転羽根26の端部、すなわちケース2の投入口5側の端
部27には、アングル鋼材からなる突出部材28が投入
口5側に突出するようにして設けられている。この突出
部材28は、投入口5から半割ドラム状本体15に投入
されてきた食品パックを引っ掛けて包装材を強制的に破
く働きをなすと共に、投入された固い物を砕くために設
けられている。
に設けるも或いは1枚又は3枚の回転羽根26に設ける
ようにするも自由である。また、突出部材28の設ける
位置は、ケース2の投入口5側の回転羽根26の端部で
あれば、図示の例に限定されることなく自由に変更して
もよい。更に回転軸16に設ける回転羽根26の枚数
は、4枚に限らず所望の枚数に設計変更するも自由であ
る。
た駆動手段29(図1参照)によって回転する。駆動手
段29はモータ30と、駆動軸31に嵌着した小歯車3
2(又はプーリ)と、回転軸16に嵌着した大歯車33
(又はプーリ)と、小歯車32と大歯車33に張設した
チエーン34(又はベルト)とからなる。駆動時には回
転軸16は、投入口側から半割ドラム状本体15内を見
て右回転するようにしてある。尚、回転軸16を回転さ
せる駆動手段は、前記の例に限らず公知の如何なる駆動
手段に設計変更するも自由である。
4、図5参照)、前記の投入口5と反対側に排出口35
を備えた半割ドラム状蓋体36が開閉可能に設けられて
いる。
に三日月状の案内部材37を設けるために端面側から見
た場合、半楕円形状となるように形成されている。案内
部材37は、分離された包装材を排出口35側に導くこ
とができるように、図示(図2、図4参照)のように斜
め方向に所定間隔を以て3枚設けられている。勿論、案
内部材37は半割ドラム状蓋体36の内面に所定間隔を
以て4枚以上設けてもよい。また、案内部材37の半割
ドラム状蓋体36に対する取付け傾斜角度は、図示に示
す角度が好ましいが、他の傾斜角度にするも自由であ
る。更に案内部材37は半割ドラム状蓋体36に着脱可
能に設けられるようにして、この案内部材37を交換で
きるようにしてもよい。
半割ドラム状本体15を開閉し易いように把持部38が
設けられ、この把持部38の両側には引っ掛け具39が
設けられている。引っ掛け具39は、半割ドラム状本体
15を閉じた時にケース2の前部開放端40に設けた係
止部41に係止して、半割ドラム状蓋体36に固定でき
るようにしてある。
36の前部には排出口35が設けられている。排出口3
5は、半割ドラム状本体15内に連通する角筒体42を
半割ドラム状蓋体36から前方に突出するように設ける
ことによって構成されたものである。
用蓋体13がこの半割ドラム状蓋体36を覆うようにし
て開閉可能にケース2に設けられている。ケース用蓋体
13には、このケース用蓋体13を閉じた時に半割ドラ
ム状蓋体36に設けた排出口35である角筒体42が前
方に突出できるように、角筒体42の横断面積よりやや
広い切欠開口43(図6参照)が上部前面側に設けられ
ている。
は、引出し状の粉砕物受体44がケース2に設けられて
いる。この粉砕物受体44は、必要に応じてケース2の
前方に引き出すことができる。
分を排出できるドレー管45(図1参照)が設けられて
いる。また、ケース用蓋体13の前面寄りの上部中央に
は把持部46が設けられている。更にケース2の前部に
は左右に所定間隔を以て係止受け具47が設けられ、こ
の各係止受け具47に着脱自在に係止する係止具48が
設けられている。この各係止受け具47と係止具48と
を係合させることによって、ケース用蓋体13を閉じて
確実にケース2に固定することができる。また、ケース
2の下部の四隅にはキャスター49が設けられ、この自
動分離・粉砕装置を容易に移動させることが出来るよう
にしてある。
動分離・粉砕装置を使用してパック食品の包装材と食品
とを分離すると共に、この分離した食品を粉砕するに
は、先ず半割ドラム状蓋体36を閉じると共にケース用
蓋体13を閉じる。次にモータ30を駆動させ、駆動軸
31、小歯車32、チエーン34、大歯車33、回転軸
16を介して回転羽根26を回転させる。
ック食品を順次、補助滑り台部6から滑らして投入口5
から半割ドラム状本体15内に投入する。本体内に投入
されたパック食品は、回転する回転羽根26の側部に設
けられた突出部材28に引っ掛けられて包装材が破れ、
中の食品が半割ドラム状本体15内にこぼれ出て、包装
材と食品とに分離される。分離された包装材は回転する
回転羽根26に煽られて半割ドラム状蓋体36側に舞い
上がり、回転羽根26の回転と半割ドラム状蓋体36の
内面に設けた案内部材37とによって排出口35側に導
かれ、排出口35である角筒体42からケース2の前方
に排出される。排出された包装材は、角筒体42の出口
に袋や箱を置いて回収すればよい。
る回転羽根26と、半割ドラム状本体15、半割ドラム
状蓋体36及び案内部材37との接触によって粉砕さ
れ、半割ドラム状本体15の多数の孔から下方に排出さ
れて粉砕物受体44の上に載置されていく。このように
して所定量のパック食品を処理した後に、粉砕物受体4
4をケース2の手前に引出し、粉砕された食品をケース
2から取り出す。
するパック食品の処理量に対応して、処理能力の大きい
装置に設計するも、小さい装置に設計するも自由であ
る。また、賞味期間の過ぎたパック食品の処分用に限ら
ず、その他のものを分離・粉砕して処分するのに使用す
ることもできる。更に本発明の自動分離・粉砕装置は、
粉砕物受体44を設けた構成に変えて、半割ドラム状本
体15の下方に落下する粉砕物をコンベヤによって搬送
するように設計変更した構成とするも、或いは袋で受け
取るように設計変更した構成とするも自由である。
ず、半割ドラム状本体15と半割ドラム状蓋体36との
端(投入口5と反対側)或いは後ろ又は半割ドラム状蓋
体36の上部に設けて、ケース2の外に排出できるよう
に設計変更するも自由である。
では、賞味期限の切れたパック食品を、人手によって事
前に食品と包装材とに分離することなく、自動的に食品
と包装材とに分離できると共に、包装材と分離された食
品を同時に粉砕することができ、パック食品の処分を衛
生的に且つ効率良く行うことができる。
により、内部の騒音や臭いを極力封じることができる。
また、半割ドラム状本体から落下してくる粉砕物を粉砕
物受体で受けることによって、ケースの下に散らばるこ
となく衛生的に粉砕物を回収することができる。
る。
る。
る。
説明図である。
開けた状態を示す説明図である。
斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 投入口を一端側に設けたケース内に、多
数の孔を穿設した半割ドラム状本体を設け、この半割ド
ラム状本体内に駆動手段によって回転する回転羽根を備
えた回転軸を設けると共に、回転羽根の前記の投入口側
に突出部材を設け、更に半割ドラム状本体の開放上部
に、前記の投入口と反対側に排出口を備えた半割ドラム
状蓋体を開閉可能に設けると共に、分離した包装材を排
出口に導くように半割ドラム状蓋体の内面に案内部材を
設けたことを特徴とする自動分離・粉砕装置。 - 【請求項2】 投入口を一端側に設けたケース内に、多
数の孔を穿設した半割ドラム状本体を設け、駆動手段に
よって回転する回転軸を半割ドラム状本体内に設け、且
つ回転軸に複数の回転羽根を設けると共に、少なくとも
1枚の回転羽根の前記の投入口側の端部に突出部材を設
け、更に半割ドラム状本体の開放上部に、前記の投入口
と反対側に排出口を備えた半割ドラム状蓋体を開閉可能
に設け、且つ半割ドラム状蓋体の内面に、分離した包装
材を排出口に導くように複数の案内部材を設け、更に半
割ドラム状本体の下方に粉砕物受体をケースの外に引出
し可能に設け、更にケースの開放上部に、前記の半割ド
ラム状蓋体の排出口を外に導けるように形成したケース
用蓋体を開閉可能に設けたことを特徴とする自動分離・
粉砕装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14970098A JP3166106B2 (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 自動分離・粉砕装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14970098A JP3166106B2 (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 自動分離・粉砕装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11333315A JPH11333315A (ja) | 1999-12-07 |
JP3166106B2 true JP3166106B2 (ja) | 2001-05-14 |
Family
ID=15480915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14970098A Expired - Lifetime JP3166106B2 (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 自動分離・粉砕装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3166106B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3246902B2 (ja) * | 1999-08-04 | 2002-01-15 | 康弘 塚越 | 回転式破砕選別機 |
JP3953728B2 (ja) * | 2000-10-23 | 2007-08-08 | 株式会社モキ製作所 | 分離機 |
JP4669136B2 (ja) * | 2001-02-14 | 2011-04-13 | 株式会社タスク | 破袋装置 |
JP2003320264A (ja) * | 2002-05-07 | 2003-11-11 | Kanemiya:Kk | 包装食品自動分別処理装置 |
JP3630308B2 (ja) * | 2002-06-13 | 2005-03-16 | 協全商事株式会社 | 破砕分離装置 |
CN111947968B (zh) * | 2020-07-21 | 2023-07-07 | 台山市九优农业发展有限公司 | 一种粉碎式的固体食品检测取样装置 |
-
1998
- 1998-05-29 JP JP14970098A patent/JP3166106B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11333315A (ja) | 1999-12-07 |
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