JP3165852U - 食材焼成用炭化ボード - Google Patents

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Abstract

【課題】一般にグリル用調理器を使用して魚等を焼く際に発生する油脂成分、焼け汁成分、臭い等を効率良く吸収、吸着することができる有用な食材焼成用炭化ボードを提供する。【解決手段】木材チップ炭化物及び/又は活性炭と竹炭に所定割合のマグネシアセメントと水とで混練して多孔質板状に硬化させたものからなる食材焼成用炭化ボードとする。【選択図】図4

Description

本考案は、主としてガス台等に収容されたグリルの受け皿内に載置して使用する敷材に関し、更に詳しくは、仮令、肉厚の食材でも短時間で美味しく焼成することができると共に、魚等を焼く際に発生する油脂成分、焼け汁成分、臭い等を効率良く吸収、吸着することができる有用な食材焼成用炭化ボードに関する。
技術背景
従来、魚を焼成する場合は、例えば、ガスコンロに付設されたグリルの受け皿内に金網を介して焼成しており、延いては、同受け皿内に水を入れて焼成している。
最近では、この受け皿内に水を入れずに、石粒等を入れて底部に敷きつめるものとして沸石やゼオライト等が選択使用されている。(特許文献1参照)。
一方、本出願人は実用新案登録第3080907号において、この受け皿内の底部に配置するものとして木材チップ炭化物及び/又は活性炭にマグネシアセメントと水とで混練して多孔質板状に硬化させたものからなる食材焼成用炭化ボードを開示した。(特許文献2参照)
しかしながら、従来の食材焼成用炭化ボードは食材の表裏両面が上手く焼け、短時間で美味しく焼成することができるが魚等を焼く際に発生する油脂や焼け汁等の成分を吸収、吸着する効果は満足すべきものとはならないという問題点があった。
特開2002−102076号公報 実用新案登録第3080907号
グリルの受け皿内に水を入れて使用した場合、油脂や焼け汁等の成分で受け皿内の水が汚され、受け皿内にべた付きやこびり付き、その周辺も汚れることで臭いや煙が部屋中に充満してしまうなど不快感を伴うものであり、また油で焦げ付いた受け皿の後始末(掃除)にも余儀なくされるという欠点があった。
又、グリルの受け皿が加熱し過ぎるのを防止する為に水を張っているがグリル内の温度は約300度から400℃にも加熱されるため、この水が蒸散し折角の張りがある焼き上げがなされても蒸し焼き状態になり食感、風味が損なわれるという問題点を有している。
水の代替として沸石やゼオライト等粒状加工品が有るが天然鉱物であるため吸収、吸着容量が低く品質にばらつきが多いという問題点を有している。
又、木材チップ炭化物及び/又は活性炭にマグネシアセメントと水とで混練して多孔質板状に硬化させたものでは食材の表裏両面が上手く焼け、短時間で美味しく焼成することができるが魚等を焼く際に発生する油脂や焼け汁等の成分を吸収、吸着する効果は満足すべきものとはならないという問題点があった。
上記の如き従来の問題点を解決するために本考案者は様々な実験を繰り返した結果、木炭よりも超微細孔が多数存在し比表面積も大きい竹炭を、従来の木材チップ炭化物及び/又は活性炭にマグネシアセメントと水に配合して混練して多孔質板状に硬化させたことで、課題を解決する為の手段として非常に有効であることを見出した。これによって、魚等を焼く際に発生する油脂成分、焼け汁成分、臭い等を効率良く吸収、吸着することができることで従来よりも吸収吸着効果はより一層高くなることを特徴とする。
竹炭は焼き上げ温度(炭化温度)が重要視される。竹炭は800℃で炭化された場合が最も比表面積が大きいとされている。しかし1000℃以上で炭化されてしまうと微細孔が収縮する傾向があり、ミクロの穴が縮小して全般的に吸収吸着能力が下がるため、竹炭の炭化温度は800℃程度が望ましい。
本考案にあっては次に列挙する効果が得られる。竹炭を混練することで魚等を焼く際に発生する油脂成分、焼け汁成分、臭い等を効率良く吸収、吸着することができることで従来よりも吸収吸着効果はより一層高くなる。
本考案によりグリル調理器で魚を焼く際に、前記の諸問題が解消したのは次のような作用によるものと考えられる。竹炭は木炭よりも孔が多くまたミネラルを多く含んでおり、消臭及び遠赤外線効果、マイナスイオンを発揮する効果、さらに電磁波を遮断する効果など、優れた各種効果を有することが知られている。また、竹炭は超微細孔が多数存在し、木炭に比べて比表面積も大きい。従って、竹炭を含むことで、本考案の炭複合材が有する効果はより一層高くなる。
本考案は上述のように構成され、炭素質体から遠赤外線を無駄なく食材に輻射(いわゆる黒体幅射の原理)させることができるため、食材の裏側もムラ無く美味しく焼成できるといった優れた効果を奏する。
しかも、食材から出る油や水分等が炭素質体に浸み込むことで、グリルの受け皿が油等で汚れる心配がなく、また、簡単に取捨できるため、従来に比して後始末も頗る簡単できるといった効果を奏するものである。
また、前記炭素質体が、木材チップ炭化物及び/又は活性炭と竹炭をマグネシアセメントと水とで混練して多孔質板状に硬化させたことにより、同炭素質体の表面積が増大し、煙、悪臭、一酸化炭素等の有害ガス或いは電磁波等の吸収率を高めることができるといった効果を奏するものである。
更に、前記炭素質体が、高温で焼成してなる木炭及び/又は木質活性炭と竹炭であることによって、遠赤外線で食材を芯より焼き上げることができるといった効果を奏するものである。
また、前記炭素質体が、少なくとも二以上に分割されたことによって、食材の大きさや形状に応じて輻射配列パターンを変更できるため、食材にとって熱効率の良い焼成ができるといった効果を奏するものである。
本考案に係る食材焼成用炭化ボードを示す傾斜図。 同食材焼成用炭化ボードを受け皿内の金網を介して載置した状態を示す上面図。 同食材焼成用炭化ボードを受け皿内の金網を介して載置した状態を示す側面図。 同食材焼成用炭化ボードをガスコンロに付設されたグリルの受け皿内に載置した状態を示す説明図。 同食材焼成用炭化ボードのアンモニアガス、メチルメルカプタンガスに対する財団法人 日本化学繊維検査協会 大阪分析センターの発行したガスの除去性能評価試験報告書である。 同食材焼成用炭化ボードのトリメチルアミンガス、硫化水素ガスに対する財団法人 日本化学繊維検査協会 大阪分析センターの発行したガスの除去性能評価試験報告書である。
次に、本考案の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図中Aは、本考案に係る食材焼成用炭化ボードであり、この食材焼成用炭化ボードAは、図1に示すように、所定大きさに形成された二分割の炭素質体1,2からなる。
前記炭素質体1,2は、木材チップ炭化物及び/又は活性炭と竹炭に所定割合のマグネシアセメントと水とで混練して多孔質板状に硬化させたものである。
例えば、ご飯粒大の炭素質体(木材チップ炭化物、活性炭、木質活性炭、竹炭)とマグネシアセメントとを所定割合(7:3若しくは6:4)で配合したものを予め手動若しくは機械で混合し、この混合物に水を適量加えて混練したものを所定大きさの枠体に充填して硬化させ、然る後、枠体から取り外すことにより、多孔質板状に形成するのである。
また、食材焼成用炭化ボードの大きさ(サイズ)としては、例えば、全体として(2枚合わせた状態で)縦220mm、横160mm、厚さ10〜15mmのものを使用するのが良い。
このように構成される本考案の食材焼成用炭化ボードは、図4に示すように、魚焼グリルの受け皿4内の金網3下に簡単に載置することができるものであり、また、ガスコンロBの上火(図示せず)で加熱されることにより、各炭素質体1,2から遠赤外線が輻射されて食材を下側からも無駄なく焼成するため、上火からの焼成だけでも食材の裏面までパリッと上手く焼き上げることができ、また、食材の大きさや形状に応じて炭素質体1,2を並び替えることにより、輻射配列パターンを変更することができる。
更に、食材から出る油脂や焼け汁成分は、炭素質体1,2に全て浸み込むため、グリルの受け皿6を汚すこともなく、また、各炭素質体1,2の表面が汚れた場合は、裏返して使用したり、洗って使用することも可能である。これを用いて魚等を焼いたところ、焼き具合が甚だ良好で、サンマ・いわしで10回、鮭、干物、野菜などで20回、肉などの特に脂分の多い食材で6回程度の反復使用が可能であった。
しかも、各炭素質体1,2が簡単に受け皿6より取捨できるため、後始末も頗る便利であり、特に使用後は、砕いて土壌改良材としてリサイクルすることもできる。
尚、本考案の食材焼成用炭化ボードAは、本実施例に限定されることなく、本考案の目的の範囲内で自由に設計変更し得るものであり、本考案はそれらの全てを包摂するものである。
例えば、本実施例では、二分割の炭素質体1,2を使用しているが、これに限定されることなく、三分割、四分割に分割したものを使用しても良く、また凹状に表面を形成して油受けするなど、如何なる形状、大きさのものを使用しても良い。
次に各種消臭性能の測定は次のように行った。
(アンモニア消臭性能)
消臭試験室内(室温20℃)において、前記炭素質体から切り出した試験片を容量5リットルのテドラーバッグに入れた後、あらかじめ100ppmに調製したアンモニアガスを3リットル注入し、所定の時間を経過した後にバッグ内アンモニアガス濃度を測定した。試験片を入れずに同様に操作して得られたブランク(空試験)値から減少率(%)を算出した。
(メチルメルカプタン消臭性能)
アンモニアガスに代えてあらかじめ8ppmに調製したメチルメルカプタンガスを用いる以外は、上記アンモニア消臭性能測定と同様にしてメチルメルカプタンガスの減少率(%)を測定した。
(トリメチルアミン消臭性能)
アンモニアガスに代えてあらかじめ28ppmに調製したトリメチルアミンガスを用いる以外は、上記アンモニア消臭性能測定と同様にしてトリメチルアミンガスの減少率(%)を測定した。
(硫化水素消臭性能)
アンモニアガスに代えてあらかじめ4ppmに調製した硫化水素ガスを用いる以外は、上記アンモニア消臭性能測定と同様にして硫化水素ガスの減少率(%)を測定した。
その結果、図5,6で示したようにアンモニア、メチルメルカプタン、トリメチルアミンに関しては試験開始後2時間後から24時間後まで減少率99%以上を維持し、硫化水素に関しては試験開始後2時間から24時間後まで減少率97%以上を維持した。
本考案の食材焼成用炭化ボードは、魚焼グリル用としてガスコンロ(上火用)Bの受け皿4内に使用することで被調理物を、パリッと上手く焼き上げ、食感、風味を損なわず、連続して使え、経済的で、油脂や焼け汁、臭い等でのグリル内のべた付きや汚れも殆ど無く衛生的であり、掃除も面倒なく利便性を持ち、誰もが簡単に使用できる。また、大量生産に適し、価格も低廉なものとして需要者に供給できる他、加熱・燃焼しても、環境や人体に悪影響を与えることがなく、使用後は砕いて土壌改良材としてリサイクルできるなど、本考案を実施することはその実益性価値が甚だ大である。
A 食材焼成用炭化ボード
B ガスコンロ
1 炭素質体
2 炭素質体
3 金網
4 グリルの受け皿

Claims (1)

  1. 木材チップ炭化物及び/又は活性炭と竹炭をマグネシアセメントと水とで混練して多孔質板状に硬化させてなることを特徴とする食材焼成用炭化ボード。
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