JP3164858B2 - 反応塔内の布積込み姿勢矯正装置 - Google Patents

反応塔内の布積込み姿勢矯正装置

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山東美照
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山東幸司
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株式会社山東鉄工所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長尺布帛を連続的に前
処理するに使用される湿熱反応塔内で重畳される布帛の
積込み姿勢を整形するための矯正装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】工業的に生産する長尺布帛を糊抜精練漂
白(前処理)するための従来例は、先ず毛焼処理した後
の布帛を洗浄し、しかる後該布帛に、糊抜精練のための
薬液を常温の下で付与し、しかる後この薬液付与布帛
を、J型ボックス、U型ボクス、R型ボックス等の湿熱
反応塔内に設備されている予熱スチームゾーンを通過せ
しめて、該布帛を昇温し、しかる後、湿熱反応塔内の液
中に振りたたみ重畳状態となして順次滞留させ、この滞
留時のスチームと熱液との併用で約60分間の湿熱作用
で糊抜精練反応を行なわせているものである。
【0003】すなわち従来例の前処理装置の具体例とし
ては、図1に示す如き構造のものがあって、1は処理液
含浸槽、2は含液された布帛3を湿熱反応塔4内上部の
湿熱雰囲の下で加熱タイミングするためのタイミングゾ
ーン、5はそのタイミングゾーン2を通過した布帛を振
り落すための振り落とし機構、6は湿熱反応塔4内に配
置されている回転ドラム、7はその回転ドラム6の周面
との間で、略U字状の布帛通路8を形成保持するエンド
レスのコンベアであって、この布帛通路8は、液槽9内
に位置されているものである。
【0004】そして処理液含浸槽1内で薬剤が付与され
た布帛3は、タイミグゾーン2によるタイミングで布帛
内芯部への薬剤浸透が進行れた後に、振りたたみ機構5
による動作で、該布帛は、ドラム6とコンベア7とで形
成されている布帛通路8内に振り落され重畳状態となっ
て供給される。この布帛通路8内に重畳状態で供給され
た布帛はドラム6とコンベア7との駆動力により液槽9
内の液中へと送り込まれ、この液中を通過する間に湿熱
反応処理されて、布帛の前処理がなされるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところがかかる従来の
前処理装置において、振りたたみ機構5により通路8内
へジグザグ状に振りたたまれる布帛3は図示されている
ように、布帛の自重で振り落される結果生じる重畳であ
るために、例えば特にクロライト処理(漂白)の場合
は、その薬液による布帛の滑りが生じにくく、それが原
因でそのジグザグ形状の重畳形成が不安定であって、例
えば図2に示すように布帛3の幅方向に傾斜して、整然
としたジグザグ状態で布帛通路8内に供給されることが
困難となり、この布帛3の幅方向傾斜がひどくなると、
布帛が通路8内で絡みを生じて、円滑なる布帛の移送が
不可能となるといったトラブルの原因ともなるという問
題点が生じていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる従来の
問題点に着目してなされたもので、ドラムとコンベアと
で形成される布帛通路の布帛導入口近傍に、その布帛通
路内に振りたたみ状態で供給された布帛を、その布帛幅
方向が略水平方向となるように押圧規制するための押え
込みアームを具備せしめて、この押圧杆を間欠的に動作
せしめて、布帛通路内に振りたたみ状態で振り落された
布帛の積載端部が略水平方向に制形されるように、間欠
的に規制せしめて、従来の問題点を解消することのでき
る反応塔内の布積込み姿勢矯正装置を提供することにあ
る。
【0007】
【実施例】以下に本発明を図3及び図4に示す実施例に
基づいて詳細に説明するが、本実施例の構造と従来例で
説明した構造との同一部分は、従来例で使用した符号を
付して、その同一構造部分の説明は省略する。図3にお
いて、回転ドラム6とエンドレスのコンベア7とにより
形成される布帛通路8の布帛供給口近傍には、振りたた
み機構5によってその布帛通路8内へ振りたたみ供給さ
れる布帛3の幅方向と平行方向に位置される支軸11が
回転可能に保持されており、この支軸11の長手方向3
個所には、側面路扇形をした押え込みアーム12が固定
されている。前記支軸11の一端には、連結アーム13
が固定されており、この連結アーム13の先端には、モ
ータ14の回転により駆動するクランクアーム15の先
端が連結されている。従ってモータ14が回転されるこ
とにより、押え込みアーム12は略90度の範囲内で往
復回動されるものである。
【0008】このように本実施例にあっては、布帛通路
8の布帛供給口近傍に、押え込みアーム12を設備し
て、その布帛供給口へ振りたたみ供給される布帛の積込
み上端を、上記の押え込みアーム12の動作によって間
欠的に押え込むことができるので、例えば振りたたみ機
構によって布帛通路8内に振りたたみ重畳される布帛の
重畳態形が、図2に示すように布帛の幅方向に傾くよう
な重畳状態となったとしても、上記の各押え込みアーム
12を図3の鎖線で示す位置より実線で示す位置へ回動
することにより、その布帛の積込み上端面は、略水平状
態に押し込み整形される。
【0009】その整形後直ちにモータ14を逆転して押
え込みアーム12を鎖線で示す基位置に戻せば布帛3の
連続的積込みが継続される。従ってその押え込みアーム
12を、間欠的に回動動作させることで、布帛通路8の
布帛供給口で積み重ねられている布帛を略水平状態とな
るように押え込み整形することができるので、ドラム6
とコンベア7とによって形成される布帛通路8内に順次
送り込まれる布帛は、整然とした重畳状態が保持され、
これによって反応塔4内における布帛の円滑なる移送と
湿熱反応処理が、その布帛の全面に亘って均一かつ有効
になされる。
【0010】
【発明の効果】以上のように本発明は、湿熱反応塔内に
設備されているドラムとコンベアとで形成される布帛通
路の布帛導入口上方に、その布帛導入口へ向けて、布帛
を振りたたみ状態で供給する振り落し機構を設けてなる
反応塔内に設備される反応塔内の布積込み姿勢矯正装置
であって、該布積込み姿勢矯正装置は、上記振り落し機
構と布帛導入口との間に配置されかつ上記振り落し機構
により振り落される布帛の幅方向と平行に配置されてい
る支軸と、該支軸の軸方向に沿って隔設されかつ支軸と
一体に設けられている側面略扇形の複数の押え込みアー
ムと、該押え込みアームを略90度の回動範囲内で間欠
的に反復回動せしめるための駆動手段とからなる反応塔
内の布積込み姿勢矯正装置であるから、これによれば、
上記押え込みアーム12を、間欠的に往復回動動作させ
ることで、振り落し機構により振り落される布帛幅方向
の落し量が、その布帛幅方向で偏よることがないよう
に、布帛の落し形態を左右水平に矯正することができ、
これによって、布帛通路8の布帛供給口で積み重ねられ
る布帛の幅方向を略水平状態となるように押え込み整形
することができるので、ドラム6とコンベア7とによっ
て形成される布帛通路8内に順次送り込まれる布帛は、
この布帛通路内で整然とした重畳状態が保持され、これ
によって反応塔4内における布帛の円滑なる移送と湿熱
反応処理が、その布帛の全面に亘って均一かつ有効にな
されるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の反応塔構造を示した説明図。
【図2】従来例説明図。
【図3】本発明実施例の姿勢矯正装置を示した説明図。
【図4】本発明実施例の押え込みアームを示した斜視
図。
【符号の説明】
11…支軸 12…押え込みアーム 13…連結アーム 14…モータ 15…クランクアーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山東幸司 和歌山県和歌山市宇須4丁目4番5号 株式会社山東鉄工所内 (56)参考文献 実開 昭62−168013(JP,U) 実開 昭55−23397(JP,U) 特公 昭54−6667(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 20/28 D06B 3/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湿熱反応塔内に設備されているドラムと
    コンベアとで形成される布帛通路の布帛導入口上方に、
    その布帛導入口へ向けて、布帛を振りたたみ状態で供給
    する振り落し機構を設けてなる反応塔内に設備される反
    応塔内の布積込み姿勢矯正装置であって、該布積込み姿
    勢矯正装置は、上記振り落し機構と布帛導入口との間に
    配置されかつ上記振り落し機構により振り落される布帛
    の幅方向と平行に配置されている支軸と、該支軸の軸方
    向に沿って隔設されかつ支軸と一体に設けられている側
    面略扇形の複数の押え込みアームと、該押え込みアーム
    を略90度の回動範囲内で間欠的に反復回動せしめるた
    めの駆動手段とからなることを特徴とする反応塔内の布
    積込み姿勢矯正装置。
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