JP3163917B2 - リアロード式冷蔵ショーケース - Google Patents

リアロード式冷蔵ショーケース

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JP3163917B2
JP3163917B2 JP28625294A JP28625294A JP3163917B2 JP 3163917 B2 JP3163917 B2 JP 3163917B2 JP 28625294 A JP28625294 A JP 28625294A JP 28625294 A JP28625294 A JP 28625294A JP 3163917 B2 JP3163917 B2 JP 3163917B2
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refrigerated
warehouse
showcase
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curtain
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晴彦 須藤
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Fuji Electric Co Ltd
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/20Carts specially adapted for transporting objects to be cooled

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スーパーマーケットな
どの大形店舗に据付て生鮮,冷凍食品などを展示販売す
る冷蔵,冷凍仕様のリアロード式冷蔵ショーケースに関
する。
【0002】
【従来の技術】店舗の売場に据付けた冷蔵ショーケース
への商品補充を簡単,かつ敏速に行えるようにした冷蔵
ショーケース設備として、店舗の建屋内に構築した商品
保管用冷蔵倉庫に連設して店内売場側の床面上に冷蔵シ
ョーケース(オープンショーケース)のケース本体を構
築し、冷蔵倉庫の開口を通じて商品展示用カートを背後
から直接ショーケースの庫内に搬入(リアロード式)で
きるよう構成したものが、実公昭51−30215号公
報などで公知であり、かつ最近の大形店舗では商品管理
の合理化を図る上でリアロード式冷蔵ショーケースの採
用が普及化する傾向にある。
【0003】かかる冷蔵ショーケース設備では、冷蔵倉
庫から冷気の一部を冷蔵ショーケースの背面に開口した
吸込口を通じてケース本体の背面,天井部に連ねて画成
した通風ダクトに取り込み、その冷気流をダクト内に組
み込んだ冷却器で再冷却した上で、ケース本体の前面に
上方から下向きに冷気エアカーテンを吹出すとともに、
そのエアカーテン冷気流をケース本体の前面下部に設け
たフロント部に組み込んだ吸込ファンで回収し、さらに
ケース庫内の床面側を経由して冷蔵倉庫内に還流させる
ように循環送風してショーケース庫内の上部に設けた商
品陳列棚,および冷蔵倉庫からケース内に搬入したカー
トに搭載した展示商品を保冷するようにしている。ま
た、商品の補充は、冷蔵倉庫内でカートに積み込み、店
内売場の通路を通らずに冷蔵倉庫から冷蔵ショーケース
の背面を通じて庫内へカートを直接搬入して行うことが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
に冷蔵倉庫に組み合わせて使用するリアロード式冷蔵シ
ョーケースは、高い保冷性能を確保することは勿論のこ
と、そのほかにショーケースの据付工事,商品の展示
性,カートの取扱性などの面での改善が望まれている。
すなわち、
【0005】1)ショーケースの設置工事が簡単で既存
店舗への対応が可能であること。 2)ショーケース庫内のデッドスペースをできる限りな
くして商品をスペース効率よく陳列できること。 3)商品の陳列形態を様々に模様替えできること。 4)冷蔵倉庫とショーケースとの間で商品展示用カート
を搬入,搬出する際の移動が簡便で円滑に行えること。 5)ショーケースへの商品補充の際に、できるだけ冷蔵
倉庫側に熱的撹乱を与えないこと。
【0006】本発明は上記の点にかんがみなされたもの
であり、その目的は前記要件を満足するように、高い保
冷性能の確保に加えて、ショーケースの据付け工事,庫
内のスペース効率,商品の展示性,カートの取扱性など
の面で優れた効果が発揮できるリアロード式冷蔵ショー
ケースを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のリアロード式冷蔵ショーケースは次記のよ
うに構成するものとする。すなわち、店舗の建屋内に構
築した商品保管用冷蔵倉庫から商品展示用カートを庫内
へ直接搬入できるよう冷蔵倉庫の開口に連設して店内売
場側に設置した冷気循環式のリアロード式冷蔵ショーケ
ースを対象に、冷蔵ショーケースのケース本体を、天
井,左右側面,および前面下部を除いた残り前面,背
面,および床面の三面域を開放した自立型の断熱筐体で
構成するとともに、前記のケース本体は、後端面を冷蔵
倉庫に向けて開口する通風ダクトに冷却器,エアカーテ
ン吹出ファンを組み込んだ天井部と、エアカーテン吸込
ファンを内蔵して前面下部に配したフロント部と、前記
天井部,フロント部の間を連結するL字形の左右フレー
ム,およびL字形の中間の間仕切フレームとで構築し、
かつ冷蔵倉庫に通じるケース本体の背面に床面との間に
隙間を残してリアカーテンを布設し、
【0008】(1)リアカーテンを、短冊状に分割した
可撓性のカーテンシートを左右に並べてカーテンレール
に吊り下げた引戸式カーテンで構成する。 (2)左右フレーム,間仕切フレームを棚支柱としてそ
の前方に上下段に並ぶ商品陳列棚を着脱可能に架設する
ものとする。ここで、商品陳列棚は棚板と、該棚板を担
持して棚支柱に掛け止めするブラケットとからなり、か
つ棚支柱にはその全長域に亙って前記ブラケットを掛け
止めする係止穴を上下多段に並べて設ける。
【0009】(3)前記したケース本体の庫内の床面上
に、フロント部で回収したエアカーテン冷気流を背後の
冷蔵倉庫に向けて誘導する導風ダクトを備える。そし
て、該導風ダクトを商品展示用カートの搬入位置に合わ
せてカートの下面側に配備するとともに、該導風ダクト
に沿ってその左右両側にカート引き入れ用の案内レール
を敷設する。
【0010】(4)前項(3)に記した導風ダクトをシ
ョーケース庫内の床面側に設置する代わりに、商品展示
用カートの台車下面に導風ダクトを設け、ケース本体の
フロント部で回収したエアカーテン冷気流を背後の冷蔵
倉庫に向けて誘導する。
【0011】
【作用】上記の構成で、(1)項のようにケース本体を
自立型の断熱筐体で構成するとともに、ケース本体の背
面に布設したリアカーテンを、短冊状に分割したビニー
ルシートなどの可撓性のあるカーテンシートを左右に並
べてカーテンレールに吊り下げた引戸式カーテンで構成
することにより、ショーケースを据付けるために建屋側
に補強などの予備工事を施す必要がなく、現場で組立て
たショーケースを冷蔵倉庫の開口部に連ねて売場側の床
面上に並べるだけで簡単に据付けることができ、これに
より既存店舗にも簡単に対応でき、しかも、冷蔵倉庫側
からショーケースの庫内を目視点検したり,あるいは部
分的に商品を庫内の陳列棚へ補充する場合には、カーテ
ン全体を閉位置に止めたまま、暖簾のように短冊状カー
テンシートの一部を僅かに開いて作業が行える。これに
より、冷蔵倉庫内の冷気が多量に流出したり、ショーケ
ースの前面開口を通じて外気が多量に侵入するなどの不
具合を良好に回避できる。さらに、引戸式カーテンとす
ることで、カーテンのシート自身が皺になって破けるこ
とがなく、それだけ耐久性が向上する。
【0012】また、(2)項のように、ケース本体を構
成する左右フレーム,間仕切フレームを棚支柱として、
その前方に上下段に並ぶ商品陳列棚を着脱可能に架設す
るよう構成し、ここで、商品陳列棚は棚板と棚板を担持
して棚支柱に掛け止めするブラケットとからなり、かつ
棚支柱にはその全長域に亙って前記ブラケットを掛け止
めする係止穴を上下多段に設けることにより、ショーケ
ースの庫内に商品陳列棚と商品展示用カートを上下に並
べて商品展示が行えるのは勿論のこと、カートを使わず
に商品陳列棚のみを庫内全域で上下多段に並べて商品の
展示販売を行うような使い方も可能となる。
【0013】さらに、(3)項,あるいは(4)項のよ
うに、ケース本体の庫内の床面上,あるいは商品展示用
カートの台車下面に、フロント部で回収したエアカーテ
ン冷気流を背後の冷蔵倉庫に向けて誘導する導風ダクト
を備えることにより、ケース本体のフロント部で回収し
たエアカーテン冷気流が庫内底部側を経て冷蔵倉庫側に
還流する通風過程で、カートの台車,キャスタなどが障
害物となって冷気流が乱されたり、冷気流がフロント部
へショートサーキットしてエアカーテンを乱すなどの影
響を防止し、導風ダクトを通じて冷気流を冷蔵倉庫側へ
円滑に還流させることができる。
【0014】また、この場合に、庫内の床面側に設置し
た導風ダクトを商品展示用カートの搬入位置に合わせて
カートの下面側に配備し、かつ該導風ダクトに沿ってそ
の左右両側にカート引き入れ用の案内レールを敷設する
ことにより、カートの搬入,搬出の際に導風ダクトとカ
ートとが衝突するなどの不要な干渉もなく、かつカート
を所定の展示位置へスムーズに搬入できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は店内に据付けた冷蔵ショーケースの構成断
面図、図2はケース本体の分解斜視図、図3は図1の平
面図を模式的に表した図である。
【0016】まず、図1において、1は店舗の建屋内に
構築した商品保管用の冷蔵倉庫であり、該冷蔵倉庫1の
開口1aに連設して店内の売場2側には、商品展示用カ
ート3を冷蔵倉庫1から直接庫内に搬入できるよう構成
したリアロード式冷蔵ショーケース4(オープンショー
ケース)が据付けられている。
【0017】ここで、冷蔵ショーケース4のケース本体
は、図2の分解図で表すように、前面,背面,床側の三
面を開放し、天井,左右側面,および前面下部を断熱壁
で覆った自立型の断熱筐体として構成されている。図2
において、5は天井部、6は前面下部のフロント部、7
は天井部5とフロント部6との間を連結する鋼板製にな
るL字形の左右フレーム、8は左右フレーム7の中間に
配した間仕切フレーム、9は左右側板であり、これら部
材を繋ぎ合わせてその相互間をボルト締結するなどして
自立型のケース本体を組み立てる。また、10は前記フ
レーム7,8を棚支柱としてその間にまたがって架設し
た商品陳列棚であり、該商品陳列棚10は棚板10a
と、棚板10aの左右両端を支えるブラケット10bか
らなり、ブラケット10bの後端に突き出す係止爪を、
棚支柱側に上下全長域に分散して上下多段に開口した係
止穴(角穴)に差し込んで係止固定される。
【0018】また、図1に戻って、ケース本体の天井部
5の内部には後端面を冷蔵倉庫1の庫内に向けて開放し
た通風ダクトが画成されており、その通風ダクトは冷却
器(冷凍機のエバポレータ)12を内蔵したインナダク
ト13とアウタダクト14とに区分され、かつダクト1
3,14はそれぞれケース本体の前面に向けて開口し、
ここにエアカーテン吹出口15を形成している。さら
に、通風ダクトの後端部には、図5で示すように、複数
台のファン16を並置したダクト13,14に共通な冷
気吸込プレナム17が組み込まれている。そして、アウ
タダクト14の入口端にはインナダクト13とアウタダ
クト14に流す冷気流を所定の風量比率(例えば1.5:
1)に配分するようにした風量調節板18(一種の通風
抵抗板であり、ダクト入口に配した板に適当な通風抵抗
を与えるように通風穴が開口している)が設けてある。
なお、天井部5と冷蔵倉庫1との間には冷気漏れを防ぐ
ために、冷気プレナム17の周縁と倉庫側の壁面との間
の隙間をシール材などで塞ぐようにするのがよい。さら
にケース本体のフロント部6には、吸込ファン19を組
み込んだエアカーテン吸込ダクト20が設けてあり、該
ダクト20の上面にエアカーテン吸込口となるグリルが
開口している。
【0019】一方、前記したケース本体に対し、その背
面にはショーケースの庫内と冷蔵倉庫1との間を仕切る
ようにリアカーテン21が布設されている。このリアカ
ーテン21は、図4で示すように複数枚の短冊状シート
(ビニールなどの可撓性のある材料のシート)21aを
左右に並べ、吊り具21bを介して上部のカーテンレー
ル21c(カーテンレール23はケース本体の後面に取
付けられている)に支持した引戸式の吊りカーテンとし
てなる。なお、リアカーテン21の縦方向の長さは、床
面との間に冷気流の還流通路となる隙間を残すような長
さに定めてある。このように短冊状に分割したカーテン
シート21aを並べて引戸式のリアカーテン21を構成
することにより、冷蔵倉庫1側からショーケースの庫内
を目視点検するか、あるいは部分的に商品を陳列棚10
に補給する場合にはカーテン21を一杯に開くことな
く、図4で示すように短冊状シート21aの切れ目を局
部的に開いて必要な作業が行える。また、カーテン21
を引戸式とすることにより、シートを平坦面の状態に保
ったまま開閉できるので、通常のカーテンのように開閉
のたびに繰り返しシートが折り畳まれてその折り目から
破損するなどのトラブルがなく、長期の使用にも耐え
る。
【0020】かかる構成で、冷蔵倉庫1から冷蔵ショー
ケース3の庫内に商品陳列用カート3を搬入,あるいは
搬出する際には、前記したリアカーテン21をカーテン
レール21cに沿って開閉し、カートを床面上に移動し
ながら出し入れする。この場合に、図3で示すようにケ
ース本体の左右フレーム7と間仕切フレーム8との間の
間隔Lを、庫内に並ぶカート3の1ないし複数台分の占
有幅に合わせて設定しておくことにより、フレームとカ
ートの間にデッドスペースを殆ど残すことなく、かつフ
レーム7,8をガイドとして庫内に搬入したカート3を
定位置に位置決めできて便利である。そして、商品展示
用カート3をショーケースの庫内に引き入れて商品を展
示販売する場合には、カート3より上方の空間を利用し
てここに商品陳列棚10を設置する。また、カート3を
使用しないで商品を展示販売する場合には、庫内の下部
スペースにも商品陳列棚10,および床面との間にデッ
キパンを並べて通常の多段式冷蔵ショーケースと同様な
展示形態をとることもできる。
【0021】次に、冷蔵ショーケースの保冷動作を図1
を参照して説明する。図示のように冷蔵ショーケース4
の庫内にカート3を搬入し、さらに背面のリアカーテン
21を閉じた状態で、冷却器12およびファン16,1
9を運転すると、冷蔵倉庫1の庫内側より冷気がショー
ケースの天井部5に組み込んだ冷気吸込プレナム17を
通じて吸い込まれた後、所定の風量比率に配分されてイ
ンナダクト13,アウタダクト14を通じてケース本体
の前面にインナエアカーテンA,アウタエアカーテンB
を吹出し形成する。なお、インナダクト13に通風する
冷気流は冷却器12と熱交換して低温に再冷却される。
一方、エアカーテンA,Bはフロント部6に組み込まれ
た吸込ファン19により吸込ダクト20へ回収された後
に庫内底部に向けて吹出し、床面上に沿って後方に送風
されてリアカーテン21と床面との間の隙間を通じて冷
蔵倉庫1に還流するよう循環送風される。このような冷
気循環により、内外2層のエアカーテンA,Bで外気熱
の庫内侵入を良好に抑止しつつ、ショーケースの庫内に
陳列した商品が保冷される。
【0022】また、図6(a),(b)はショーケース4
の庫内床面側に還流冷気流に対する導風ダクト22を追
加装備した本発明の応用実施例を示すものである。すな
わち、図1の構成のままでは、フロント部6から庫内の
後方に吹き出す冷気流が、庫内に並べたカート3の台
車,キャスタなどに当たって撹乱され、気流の一部が冷
蔵倉庫1へ還流せずに送風経路の途中からフロント部6
のエアカーテン吸込口側にショートサーキットするなど
してエアカーテンA,Bを乱すおそれがある。そこで、
図示のように庫内の床面上に樋状の導風ダクト22を布
設しておき、フロント部6のファン19から吐出した冷
気流を導風ダクト22の中を通して後方の冷蔵倉庫1へ
誘導することにより、カート3などとの干渉による影響
を受けずに冷気流を冷蔵倉庫へ向けて円滑に還流させる
ことができる。この場合に、導風ダクト22はショーケ
ースの庫内に搬入したカート3に位置を合わせてその台
車の下面に並ぶよう配置するのがよい。さらに、導風ダ
クト22を鋼板を板金加工して作り、かつ図示のように
導風ダクト22の左右両側に沿ってカート3のキャスタ
が載る案内レール23を一体に形成しておけば、カート
3を冷蔵倉庫1からショーケース4の庫内に搬入する際
の移動,位置決めが楽に行えて便利である。
【0023】また、図7は前記した導風ダクト22を庫
内の床面上に布設する代わりに、カート3の台車の下面
に取り付けた応用例を示すものである。この構成によっ
ても、図6と同様に還流冷気流を撹乱なしに冷蔵倉庫1
に向けて円滑に導風することができる。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の構成によれ
ば、冷蔵ショーケースのケース本体を自立型の構造とし
たことにより、ロケーション先の使用現場で建屋,冷蔵
倉庫側に特別な予備工事を施すことなく、通常の冷蔵シ
ョーケースと同様に簡単な組立工事を行うだけで、冷蔵
倉庫に連設して店内売場の所定位置に据付けることがで
き、これにより既存店舗への対応が可能となる。その他
に、本発明の請求項2ないし11に記載の構造を採用す
ることにより、高い保冷性能を確保しつつ、庫内のスペ
ース効率,商品の展示性,冷蔵倉庫側から搬入するカー
トの取扱性などの面で優れた効果を発揮する実用的価値
の高いリアロード式冷蔵ショーケースを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるリアロード式冷蔵ショー
ケースの縦断側面図
【図2】図1にけおるケース本体の分解斜視図
【図3】図1のショーケースを模式的に表した平面図
【図4】図1におけるリアカーテンの裏面図
【図5】図1における天井部の部分斜視図
【図6】庫内の床面上に還流冷気流の導風ダクトを設け
た本発明の応用実施例の構成図であり、(a)は一部を
切欠した正面図、(b)は側面図
【図7】商品陳列用カートに導風ダクトを設けた応用実
施例の構成斜視図
【符号の説明】
1 冷蔵倉庫 1a 開口 2 店内売場 3 商品展示用カート 4 冷蔵ショーケース 5 天井部 6 フロント部 7 左右フレーム 8 間仕切フレーム 10 商品陳列棚 10a 棚板 10b ブラケット 11 係止穴 12 冷却器 13 インナダクト 14 アウタダクト 15 エアカーテン吹出口 16 ファン 17 冷気吸込プレナム 18 風量調節板 19 吸込ファン 21 リアカーテン 21a 短冊状カーテンシート 21b カーテン吊り具 21c カーテンレール 22 導風ダクト 23 カートの案内レール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−180172(JP,A) 特開 昭53−25952(JP,A) 特開 昭53−24167(JP,A) 実開 平1−140482(JP,U) 実開 昭56−92079(JP,U) 実開 昭57−201484(JP,U) 実開 昭57−116090(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 17/08 320 F25D 17/08 321 A47F 3/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商品保管用冷蔵倉庫から商品展示用カート
    を庫内へ直接搬入できるよう冷蔵倉庫の開口に連設して
    店内売場側に設置したリアロード式冷蔵ショーケースで
    あり、該ショーケースが冷蔵倉庫側から冷気を取り込ん
    でケース本体の前面にエアカーテンを吹出し形成させた
    るとともに、そのエアカーテン冷気流を回収して庫内の
    床面側から冷蔵倉庫へ還流させるよう冷却器を含む冷気
    循環送風手段を備え、ショーケースのケース本体を、天
    井,左右側面,および前面下部を除いた残り前面,背
    面,および床面の三面域を開放した自立型の断熱筐体で
    構成するとともに、ケース本体を、後端面を冷蔵倉庫に
    向けて開口する通風ダクトに冷却器,エアカーテン吹出
    ファンを組み込んだ天井部と、エアカーテン吸込ファン
    を内蔵して前面下部に配したフロント部と、前記天井
    部,フロント部の間を連結するL字形の左右フレーム,
    およびL字形の中間の間仕切フレームとで構築し、かつ
    冷蔵倉庫に通じるケース本体の背面に床面との間に隙間
    を残してリアカーテンを布設し、該リアカーテンを、短
    冊状に分割した可撓性のカーテンシートを左右に並べて
    カーテンレールに吊り下げた引戸式カーテンで構成した
    ことを特徴とするリアロード式冷蔵ショーケース。
  2. 【請求項2】商品保管用冷蔵倉庫から商品展示用カート
    を庫内へ直接搬入できるよう冷蔵倉庫の開口に連設して
    店内売場側に設置したリアロード式冷蔵ショーケースで
    あり、該ショーケースが冷蔵倉庫側から冷気を取り込ん
    でケース本体の前面にエアカーテンを吹出し形成させた
    るとともに、そのエアカーテン冷気流を回収して庫内の
    床面側から冷蔵倉庫へ還流させるよう冷却器を含む冷気
    循環送風手段を備え、ショーケースのケース本体を、天
    井,左右側面,および前面下部を除いた残り前面,背
    面,および床面の三面域を開放した自立型の断熱筐体で
    構成するとともに、ケース本体を、後端面を冷蔵倉庫に
    向けて開口する通風ダクトに冷却器,エアカーテン吹出
    ファンを組み込んだ天井部と、エアカーテン吸込ファン
    を内蔵して前面下部に配したフロント部と、前記天井
    部,フロント部の間を連結するL字形の左右フレーム,
    およびL字形の中間の間仕切フレームとで構築し、かつ
    冷蔵倉庫に通じるケース本体の背面に床面との間に隙間
    を残してリアカーテンを布設し、前記左右フレーム,間
    仕切フレームを棚支柱として、その前方に上下段に並ぶ
    商品陳列棚を着脱可能に架設したことを特徴とするリア
    ロード式冷蔵ショーケース。
  3. 【請求項3】請求項2記載の冷蔵ショーケースにおい
    て、商品陳列棚が棚板と、該棚板を担持して棚支柱に掛
    け止めするブラケットとからなり、かつ棚支柱にはその
    全長域に亙って前記ブラケットを掛け止めする係止穴を
    上下多段に並べて設けたことを特徴とするリアロード式
    冷蔵ショーケース。
  4. 【請求項4】商品保管用冷蔵倉庫から商品展示用カート
    を庫内へ直接搬入できるよう冷蔵倉庫の開口に連設して
    店内売場側に設置したリアロード式冷蔵ショーケースで
    あり、該ショーケースが冷蔵倉庫側から冷気を取り込ん
    でケース本体の前面にエアカーテンを吹出し形成させた
    るとともに、そのエアカーテン冷気流を回収して庫内の
    床面側から冷蔵倉庫へ還流させるよう冷却器を含む冷気
    循環送風手段を備え、ショーケースのケース本体を、天
    井,左右側面,および前面下部を除いた残り前面,背
    面,および床面の三面域を開放した自立型の断熱筐体で
    構成するとともに、ケース本体を、後端面を冷蔵倉庫に
    向けて開口する通風ダクトに冷却器,エアカーテン吹出
    ファンを組み込んだ天井部と、エアカーテン吸込ファン
    を内蔵して前面下部に配したフロント部と、前記天井
    部,フロント部の間を連結するL字形の左右フレーム,
    およびL字形の中間の間仕切フレームとで構築し、かつ
    冷蔵倉庫に通じるケース本体の背面に床面との間に隙間
    を残してリアカーテンを布設し、ケース本体の庫内の床
    面上に、フロント部で回収したエアカーテン冷気流を背
    後の冷蔵倉庫に向けて誘導する導風ダクトを備えたこと
    を特徴とするリアロード式冷蔵ショーケース。
  5. 【請求項5】請求項4記載の冷蔵ショーケースにおい
    て、導風ダクトを商品展示用カートの搬入位置に合わせ
    てカートの下面側に配備するとともに、該導風ダクトに
    沿ってその左右両側にカート引き入れ用の案内レールを
    敷設したことを特徴とするリアロード式冷蔵ショーケー
    ス。
  6. 【請求項6】商品保管用冷蔵倉庫から商品展示用カート
    を庫内へ直接搬入できるよう冷蔵倉庫の開口に連設して
    店内売場側に設置したリアロード式冷蔵ショーケースで
    あり、該ショーケースが冷蔵倉庫側から冷気を取り込ん
    でケース本体の前面にエアカーテンを吹出し形成させた
    るとともに、そのエアカーテン冷気流を回収して庫内の
    床面側から冷蔵倉庫へ還流させるよう冷却器を含む冷気
    循環送風手段を備え、ショーケースのケース本体を、天
    井,左右側面,および前面下部を除いた残り前面,背
    面,および床面の三面域を開放した自立型の断熱筐体で
    構成するとともに、ケース本体を、後端面を冷蔵倉庫に
    向けて開口する通風ダクトに冷却器,エアカーテン吹出
    ファンを組み込んだ天井部と、エアカーテン吸込ファン
    を内蔵して前面下部に配したフロント部と、前記天井
    部,フロント部の間を連結するL字形の左右フレーム,
    およびL字形の中間の間仕切フレームとで構築し、かつ
    冷蔵倉庫に通じるケース本体の背面に床面との間に隙間
    を残してリアカーテンを布設し、商品展示用カートの台
    車下面に、ケース本体のフロント部で回収したエアカー
    テン冷気流を背後の冷蔵倉庫に向けて誘導する導風ダク
    トを設けたことを特徴とするリアロード式冷蔵ショーケ
    ース。
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