JP3162399B2 - 軌道のバラスト道床のバラストを吸出する機械 - Google Patents

軌道のバラスト道床のバラストを吸出する機械

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JP3162399B2 JP51647894A JP51647894A JP3162399B2 JP 3162399 B2 JP3162399 B2 JP 3162399B2 JP 51647894 A JP51647894 A JP 51647894A JP 51647894 A JP51647894 A JP 51647894A JP 3162399 B2 JP3162399 B2 JP 3162399B2
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フランツ プラッセル バーンバウマシーネン−インズストリーゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、レール走行台車上に支持された機械フレー
ムを有し、かつ、バラストを吸出するための吸込み口を
有する上下・左右方向に調整可能なサクション可撓管を
装備したサクションユニットを前記機械フレームに配設
した形式の、軌道のバラスト道床処理機械に関するもの
である。
[背景技術] 前記形式のサクション機械はドイツ連邦共和国登録実
用新案第8236650号明細書に基づいて公知になってい
る。該サクション機械は、機械フレームを超えて張出す
サクション可撓管を有し、該サクション可撓管によって
バラストは軌道から吸出されて捕集タンクへ導かれる。
揺振床を介して篩い分けられたバラストは、横方向ベル
トコンベヤによって再び軌道に放出される。
前記形式の更に別のサクション機械がドイツ連邦共和
国特許出願公開第2136306号明細書に基づいて公知であ
る。張出したサクション可撓管に固定されたサクション
ノズルが、吸出すべき道床バラストを弛めるためにバイ
ブレータを装備している。サクション可撓管自体は、回
動・旋回可能な支持フレームによって運転室の上面に支
持されている。
更にまた、機械横方向に並列配置された3本のサクシ
ョン可撓管から成るサクションユニットを搭載したサク
ション機構もオーストリア国特許第384446号明細書に基
づいて公知になっている。各サクション可撓管の、吸込
み口を有する下端部には、団塊化したバラストを吸取り
直前に弛めるために回転可能な掻出し機構が設けられて
いる。
またドイツ連邦共和国特許出願公開第2226612号明細
書に基づいて公知になっている別のバラスト道床処理機
械は、機械フレームの各長辺側に固定された2つの掻出
し装置を有し、各掻出し装置は、循環するエンドレスの
掻出しチェーンを有する掻出し桁として構成されてい
る。該掻出し桁は、その一方の縦方向端部に設けられた
垂直方向の旋回軸線を中心として回動可能であると共に
高さ調整可能であり、かつ非稼働時には、機械横方向に
延びる軸線を中心として上向旋回させられる。
バラストを掻出すためには掻出し装置が、軌道の道床
肩面へ降下され、次いで道床の両側から軌框の下へ旋回
され、その場合、該軌框の下に在るバラストは道床肩面
の方へ搬送され、かつ斜め上方へガイドされる搬送ユニ
ットを介して篩い分けのために篩別装置へ供給される。
[発明の開示] ところで本発明の課題は、冒頭で述べた形式のバラス
ト道床処理機械を改良して、バラスト道床の小さな区域
に対しても大きな区域に対しても共にバラストを完全に
除去できるようにすることである。
冒頭で述べた形式のバラスト道床処理機械における前
記課題を解決するための本発明の構成手段は、軌道下に
位置しているバラストを除去するために駆動装置によっ
て循環可能なエンドレスの掻出しチェーンを備えた掻出
し装置が吸込み口から機械長手方向に間隔をおいて配置
されており、しかも前記掻出し装置とサクション可撓管
とには、互いに独立した上下・左右方向調整のために夫
々独自の駆動装置が配設されている点にある。
前記構成手段の組合せによって2種の異なったバラス
ト除去方式が有効になり、しかも両バラスト除去方式
は、狭隘な道床部位においても完全にバラストを除去す
ることと相俟って作業成績を改善するために協働して、
或いは、相互に補充し合うように別々に、有利に使用す
ることができる。軌框の下に位置している実質的にバラ
スト道床の大部分は、比較的効率のよい機械的な掻出し
装置によって機械横方向にバラスト道床の肩面の方へ向
って搬送可能であるのに対して、断面積の比較的小さな
サクション可撓管は、掻出しチェーンでは到達すること
のできない狭隘な道床部位内へ、妨げなく、殊に前記掻
出し装置の動作に並行して潜入することができる。掻出
しチェーンによって道床肩領域に堆積されたバラスト
は、種々の稼働条件に関連して選択的にやはり吸出移送
可能であるか又は機械方式によって搬送可能である。前
記の堆積バラストが例えばプラットフォーム縁と軌框と
の間に位置しているような場合には、専ら吸出作業のみ
が可能である。それというのは、道床作業部位が狭隘で
あることに基づいて機械的な移送手段を採用するに足る
有効スペースが存在しないからである。従って本発明の
バラスト道床処理機械では、高性能の機械的方式によっ
て先ず機械の横方向にバラスト移送運動を開始し、かつ
最終的には軌框の外側方の、負圧サクション方式に適し
た部位では吸出作用でもってバラスト移送運動を終了す
ることが可能になる。特に有利なことには、本発明によ
る構成手段の組合せに基づいて、掻出しチェーンを作業
位置へ降下させるためにサクション可撓管を用いその吸
出作用によって所謂「トランク穴(道床掘削穴)」を形
成することによって掻出しチェーンの稼働開始を著しく
容易にすることが可能になる。
請求項2及び3に記載した構成手段によって特別に構
成された掻出し装置は、軌框の下位に位置する第1の機
械的区分と、該区分に続くサクション区分とにバラスト
移送運動を極めて有利に分割することを可能にする。こ
の手段のコンビネーションによって得られる利点は、枕
木間区画内のバラストを除去するために(著しく時間が
掛りかつ思うように作業成績が上がらない結果になると
ころの)道床内への吸取り口の潜入動作を反復させる必
要がなくなることである。
請求項4乃至請求項6に記載の本発明の有利な実施態
様によって、種々異なる現場作業条件に対する最適の適
合可能性が得られ、その場合サクション可撓管は、掻出
し装置によって軌道の側方に堆積されたバラストを吸出
するためにも使用することができる。
請求項7に記載した別の実施態様は、バラスト道床処
理機械の構造を一層単純に構成することを可能にし、そ
れと相俟って掻出し装置とサクション可撓管とに対して
唯1つの作業室からの視界が制約を受けることがなくな
る。
請求項8乃至請求項11に記載した構成手段によって、
請求項1に記載の構成手段について述べた利点と相俟っ
て、特に効率のよいバラスト搬送並びに同時的なバラス
トの篩い分けが可能になる。
[図面の簡単な説明] 図1は、軌道のバラスト道床処理機械の側面図であ
る。
図2は、前記バラスト道床処理機械を一部略示した平
面図である。
図3は、互いにヒンジ結合された2つのフレーム部分
から構成されたバラスト道床処理機械の異なった実施態
様の側面図である。
図4は、道床バラストクリーナーと組合わされたサク
ション機械として構成された複合バラスト道床処理機械
の第1変化実施態様の側面図である。
図5は、道床バラストクリーナーと組合わされたサク
ション機械として構成された複合バラスト道床処理機械
の第2変化実施態様の側面図である。
図6は、図5は道床バラストクリーナーと組合わされ
たサクション機械として構成された複合バラスト道床処
理機械の第3変化実施態様の側面図である。
[発明を実施するための最良の形態] 次に図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明す
る。
図1及び図2に示した軌道3のバラスト道床2を処理
するためのバラスト道床処理機械1は、(矢印4で示し
た)作業方向で見て前方に位置している第1機械ユニッ
ト5と後方に位置している第2機械ユニット6とから構
成されている。連結器7によって互いに連結された両方
の機械ユニット5,6は、レール走行台車8,8;9,9上に夫々
支持された機械フレーム10;11を装備しかつ走行駆動装
置12,13によって走行可能である。
第1機械ユニット5の機械フレーム10に設けられたサ
クションユニット14は、負圧発生器15とフィルタ室16と
バラスト貯蔵槽17とから構成されている。該バラスト貯
蔵槽17は、前記フィルタ室16と同様に下端領域に、遠隔
制御によって閉鎖可能な排出フラップ弁49を有してい
る。該排出フラップ弁の下には、機械長手方向に延在し
ていて駆動装置44を有するベルトコンベヤユニット18の
後端部が配置されており、該ベルトコンベヤユニットの
前端領域は、機械前端部20を超えて張出して放出部位19
を形成している。該放出部位19から離反した方の機械後
端部21には、運転室23を超えて張出しかつ駆動装置22に
よって上下・左右方向に調整可能な支持フレーム24が配
置されている。該支持フレームはその下端領域で管状の
吸込み口25と接続されており、該吸込み口は、可撓性ホ
ース状のサクション可撓管27と着脱可能に連結するため
の管継手26を備えている。支持フレーム24の駆動装置22
は、運転室23内に配置された制御装置28によって制御可
能である。バラスト道床処理機械1のエネルギー供給の
ためにエネルギーユニット45が設けられている。
第2機械ユニット6の上方へ屈曲して構成された機械
フレーム11は、機械前端部29には集中制御装置31を搭載
した作業室30を有し、また機械後端部32には、機械長手
方向に延在するベルトコンベヤユニット33の荷受け端部
を有している。両レール走行台車9の中間には、駆動装
置34によって上下・左右方向に調整可能な掻出し装置35
が設けられている。該掻出し装置は、機械長手方向で僅
かな相互間隔をおいて配置されていて作業現場では機械
長手方向に対して直角な水平方向に、しかも軌道3の下
側で延びる2本の掻出し桁36と、該掻出し桁の各長手方
向端部に装備された変向ガイドローラ37とから構成され
ている(図2参照)。従って、2つの変向ガイドローラ
37に夫々巻掛けられて案内されるエンドレスの掻出しチ
ェーン38は、軌道平面に対して平行な水平平面内で循環
するように構成されている。機械横方向で見て外寄り
に、つまり作業現場では枕木前頭部領域に配置された各
変向ガイドローラ37には、可撓性のサクションホース40
の吸取り口39が夫々1つ配設されている。各掻出しチェ
ーン38は独自の駆動装置41によって循環駆動可能であ
る。吸取り口39から離隔した方のサクションホース40の
ホース端部42は、機械前端部29寄りに配置された作業室
30の上位に、第1機械ユニット5のサクション可撓管27
と着脱可能に連結するための管継手43を有している。
図2に示したように、機械横方向に夫々2つずつ並列
配置されたバラスト貯蔵槽17とフィルタ室16が設けられ
ている。各バラスト貯蔵槽17及び各フィルタ室16は独自
の吸込み口46を有している。サクション可撓管27は駆動
装置47によって、一方のバラスト貯蔵槽17の吸込み口46
から、並列した他方のバラスト貯蔵槽17の吸込み口46へ
移動可能である。前記駆動装置47は、相応のバラスト貯
蔵槽17内に吸込まれたバラストが或る所定の充填高さに
達すると直ちに、充填レベルインジケータ48によって負
荷される。該駆動装置47の作動によってサクション可撓
管27又は該サクション可撓管の端部は、並列している空
のバラスト貯蔵槽17の吸込み口46の方へ移動される。今
度は空のバラスト貯蔵槽17への吸込みとバラスト収容が
行なわれている間に、充填済みの他方のバラスト貯蔵槽
17は、排出フラップ弁49を開くことによってベルトコン
ベヤユニット18上にバラストを排出することができる。
支持フレーム24は駆動装置22によって、機械長手方向
及び機械横方向にシフト可能であり、その場合、前記吸
込み口25と結合された垂直部分はなお付加的に垂直軸線
を中心として旋回可能に支承されている。
次にバラスト道床処理機械1の機能態様を詳細に説明
する:バラスト道床処理機械1の現場作業開始時にサク
ション可撓管27の後端部が吸込み口25と接続され、かつ
駆動装置22の負荷によって、所謂「トランク穴(Koffer
loch)」つまり道床掘削穴を形成するためにバラスト道
床2からバラストが吸取られる。前記道床掘削穴は、掻
出し装置35の両掻出し桁36を軌框の下へ支障なく降下さ
せるために使用される。駆動装置34の負荷の下に前記掻
出し桁を降下させた後、サクション可撓管27は吸込み口
25から解離されかつ管継手43を介してサクションホース
40に接続される。次いで負圧発生器15及び駆動装置41の
負荷の下にバラスト道床処理機械1は連続的に、矢印4
で示した作業方向に走行させられる。その際、循環する
両掻出しチェーン38によって、軌框の下側に位置してい
るバラストが両方の枕木前頭部領域の方に向かって間断
なく連続的にずらされていく。該枕木前頭部領域におい
て、堆積されたバラストは両サクションホース40によっ
て連続的に吸取られる。こうして吸取られたバラスト
は、すでに述べたように、両バラスト貯蔵槽17の一方に
貯えられ、かつベルトコンベヤユニット18を介して、前
置連結された旧バラスト回収貨車(図示せず)に放出さ
れる。
この処理動作に並行して、後置連結された少なくとも
1両の新バラスト貯蔵貨車50によって新バラストの連続
的な供給が行なわれ、該新バラストはベルトコンベヤユ
ニット33を介して軌道3上又は露出された施工基面上に
放出される。例えば稼働時の連続前進中に、掻出し装置
35の作業領域外に位置しているバラストも吸取らねばな
らないような軌道区分に到達した場合には、やはりサク
ション可撓管27が吸込み口25に接続される。支持フレー
ム24の調整範囲が比較的広いことによって、枕木前頭部
領域に続くバラスト道床2の区分も問題なく吸取ること
が可能である。
第1と第2の両機械ユニット5,6は何時いかなる時に
も連結器7によって解離可能であるので、場合によって
は第1機械ユニット5はバラスト吸取りのために単独で
も使用することができる。勿論また、サクション可撓管
27に分岐部を設けて、一方では吸込み口25を、他方では
単数又は複数のサクションホース40をサクションユニッ
ト14に永久的に接続しておくことも可能である。ただこ
の場合は、サクション空気流をサクションホース40にか
又は吸込み口25に選択的に導くために制御弁を設けてお
く必要がある。
図3に示したバラスト道床処理機械51では、レール走
行台車52上に支持された機械フレーム53は、第1フレー
ム部分55と第2フレーム部分56とから成りかつ別のレー
ル走行台車52によって軌道3に支持されたジョイント部
54を形成している。図1及び図2について説明したバラ
スト道床処理機械1に対する別の相違点は、サクション
可撓管27用の支持フレーム24が作業方向で見て後方の第
2フレーム部分56に、しかも掻出し装置35の直ぐ前に配
置されている点にある。これによって吸込み口25を有す
る支持フレーム24並びに掻出し装置35は共に集中制御装
置31によって制御可能である。その他の構成部分に関し
ては説明の重複を避けるために図1及び図2の説明を参
照されたい。
図4に示した道床バラストクリーナー57として構成さ
れた軌道作業機械は機械フレーム58を有し、該機械フレ
ームはレール走行台車59を介して、レールと枕木とから
成る(軌框とも呼ばれる)軌道60に支持されている。道
床バラストクリーナー57は、矢印61の方向に前進移動す
る稼働位置で図示されており、しかも該稼働位置におい
ては掻出し装置62が、掃除すべき道床バラストのために
駆動装置63によって循環させられるエンドレスの掻出し
チェーン64でもって軌道60を取り囲んでいる。駆動装置
99によって上下・左右方向に調整可能な掻出し装置62
は、機械長手方向に対して直角に水平方向に延在する1
つの横方向チェーン区分65と該横方向チェーン区分に接
続された2つの縦方向案内路66とから構成されている。
両方の縦方向案内路は、駆動装置98によって振動可能な
篩別装置67の上位で共通の放出部位68を形成している。
篩別装置67によって篩い分けられた道床バラストを軌道
60内へ戻すためにベルトコンベヤ69が設けられている。
バラスト篩い分け時に篩別装置67において発生した網下
通過分、所謂「廃土」はベルトコンベヤ70を介して発生
バラストつまり旧バラスト回収貨車に積込むため、或い
は道床肩の側方に卸すために搬出することができる。走
行駆動装置71及びその他すべての駆動装置にエネルギー
を供給するためにエネルギーユニット72が設けられてい
る。掻出し装置62の制御は、作業室74に搭載された集中
制御装置73によって行なわれる。
機械後端部75にはサクションユニット76が搭載されて
おり、該サクションユニットは、バラスト貯蔵槽77とフ
ィルタ室78と負圧発生器79とから成っている。前記バラ
スト貯蔵槽77には、機械後端部75を超えて張出していて
吸込み口81を有するサクション可撓管80が配設されてい
る。該サクション可撓管80は、駆動装置82によって上下
・左右方向に調整可能な支持フレーム83上に支持されて
いる。サクションユニット76と駆動装置82は、運転室内
に搭載された制御装置84によって制御可能である。サク
ションユニット76の下位には、機械長手方向に斜め上方
に向かって延在するベルトコンベヤ85が設けられてお
り、該ベルトコンベヤの高位に在る放出端部86は篩別装
置67の上位に位置決めされている。鎖線87で示したよう
にサクション可撓管80は、変化実施態様では掻出し装置
62の横方向チェーン区分65の領域に配置することもでき
る。この実施態様の場合には、サクション可撓管80の制
御は作業室74から行なうことができる。
道床バラストクリーナー57の現場作業ではサクション
可撓管80は掻出し装置62の動作に並行して、或いは該掻
出し装置と交互に使用することもできる。今や本発明の
構成によって、掻出し装置62の作業開始前の横方向チェ
ーン区分65の道床掘削穴への導入が著しく簡便になる。
それというのは、軌道60の下方に横方向チェーン区分65
を導入するために必要になる道床掘削穴(トランク穴)
を、サクション可撓管80によるバラスト吸出によって形
成することが可能になるからである。掻出し装置62の使
用が場所的な理由から、例えばプラットフォーム縁領域
では不可能になるようなすべての領域においてもサクシ
ョン可撓管80を使用できるのは勿論である。吸込まれて
バラスト貯蔵槽77内に貯えられたバラストは、その充填
後に排出口97を介して、該排出口の下位に位置している
ベルトコンベヤ85の上に放出され、かつ該ベルトコンベ
ヤによってバラスト篩い分けのために篩別装置67に供給
される。
図5及び図6に示した道床バラストクリーナー88で
は、判り易くするために機能の等しい構成部分は、図4
と同じ符号で図示されている。この道床バラストクリー
ナー88ではサクションユニット76は、レール走行台車89
によって軌道60に支持されて機械フレーム58の一部分を
形成しているトレーラー車90上に搭載されている。サク
ション可撓管80は前記トレーラー車90の後端部91を超え
て張出し、かつ、駆動装置92によって昇降・回動可能な
支持フレーム93上に支持されている。前記駆動装置92は
サクションユニット76と同様に、搭載可能な制御装置94
によって負荷可能である。バラスト貯蔵槽77はその下端
域に、遠隔制御可能な排出口95を装備し、該排出口によ
って、吸込まれて貯えられたバラストを選択的に軌道60
上に放出することが可能である。フィルタ室78の別の排
出口には、旋回可能に支承されたスクリューコンベヤ96
が配設されており、該スクリューコンベヤによって、集
積されたダストはバラスト道床肩の側方に放出される。
前記サクションユニット76は、軌道60の下方で横方向
チェーン区分65を通すためにバラストを吸出することに
よって所謂「トランク穴」つまり道床掘削穴を形成する
ために特に適している。その際に吸出されてバラスト貯
蔵槽77内に貯えられたバラストは、道床バラストクリー
ナー88の現場作業終了後かつバラスト道床から横方向チ
ェーン区分65を除去した後に、排出口95を介して前記道
床掘削穴の再充填のために軌道60上に放出される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴェルゲッター,ヘルベルト オーストリア国 A―4210 ガルノイキ ルヘン ガルスベルク 41 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01B 27/04

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レール走行台車(8,9;52;59)上に支持さ
    れた機械フレーム(10,11;53;58)を有し、かつ、バラ
    ストを吸出するための吸込み口(25;81)を有する上下
    ・左右方向に調整可能なサクション可撓管(27;80)を
    装備したサクションユニット(14;76)を前記機械フレ
    ームに配設した形式の、軌道のバラスト道床処理機械
    (1;51;57;88)において、軌道(3;60)下に位置してい
    るバラストを除去するために駆動装置(41;63)によっ
    て循環可能なエンドレスの掻出しチェーン(38;64)を
    備えた掻出し装置(35;62)が吸込み口(25;81)から機
    械長手方向に間隔をおいて配置されており、しかも前記
    掻出し装置(35;62)とサクション可撓管(27;80)とに
    は、互いに独立した上下・左右方向調整のために夫々独
    自の駆動装置(22,34;82,99,92)が配設されていること
    を特徴とする、軌道のバラスト道床処理機械。
  2. 【請求項2】掻出し装置(35)が、作業現場で機械長手
    方向に対して直角に延在していて両端に夫々変向ガイド
    ローラ(37)を有する少なくとも1つの掻出し桁(36)
    から構成されており、しかも前記変向ガイドローラ(3
    7)をめぐってガイドされる掻出しチェーン(38)が、
    軌道平面に対して平行な水平平面内で循環可能に構成さ
    れている、請求項1記載のバラスト道床処理機械。
  3. 【請求項3】作業現場で枕木前頭部領域に配置された変
    向ガイドローラ(37)の領域において、掻出し装置(3
    5)には、サクションユニット(14)に接続されたサク
    ションホース(40)の吸取り口(39)が配設されてい
    る、請求項2記載のバラスト道床処理機械。
  4. 【請求項4】一方の機械端部(21)を超えて張出してい
    て支持フレーム(24)によって可動のサクション可撓管
    (27)、サクションユニット(14)及び、前記のサクシ
    ョン可撓管(27)から遠く離隔した方の機械端部(20)
    に配置されているベルトコンベヤユニット(18)が第1
    機械ユニット(5)に搭載されているのに対して、掻出
    し装置(35)、該掻出し装置に配設された作業室(30)
    及び、機械長手方向に延在していて一方の機械端部(3
    2)に配置されたベルトコンベヤユニット(33)が、連
    結器(7)によって前記の第1機械ユニット(5)に連
    結可能な第2機械ユニットに搭載されている、請求項1
    から3までのいずれか1項記載のバラスト道床処理機
    械。
  5. 【請求項5】掻出し装置(35)の吸取り口(39)から離
    隔した方のサクションホース(40)の端部(42)が、ベ
    ルトコンベヤユニット(33)から離隔した方の第2機械
    ユニット(6)の機械端部(29)の領域において、第1
    機械ユニット(5)のサクション可撓管(27)と着脱可
    能に連結するための管継手(43)を有している、請求項
    1から4までのいずれか1項記載のバラスト道床処理機
    械。
  6. 【請求項6】第1機械ユニット(5)の支持フレーム
    (24)に固定された吸込み口(25)が、サクション可撓
    管(27)と着脱可能に連結するための管継手(26)を有
    している、請求項1から5までのいずれか1項記載のバ
    ラスト道床処理機械。
  7. 【請求項7】機械フレーム(53)が、第1フレーム部分
    (55)と第2フレーム部分(56)とから構成されて、レ
    ール走行台車(52)によって軌道に支持されたジョイン
    ト部(54)を形成しており、前記第1フレーム部分(5
    5)には、サクションユニット(14)と、該サクション
    ユニットの下位に部分的に位置していて機械長手方向に
    延在する第1ベルトコンベヤユニット(18)とが配設さ
    れており、しかも該第1ベルトコンベヤユニットが、前
    記ジョイント部(54)とは反対側の機械自由端部(20)
    を超えて張出している放出部位(19)を有しており、か
    つ、前記第2フレーム部分(56)が、駆動装置(22)に
    よって上下・左右方向に調整可能であってサクション可
    撓管(27)の吸込み口(25)と結合された支持フレーム
    (24)、掻出し装置(35)及び、機械後端部(32)に部
    分的に位置している第2ベルトコンベヤ(33)を有して
    いる、請求項1から3までのいずれか1項記載のバラス
    ト道床処理機械。
  8. 【請求項8】掻出し装置(62)の掻出しチェーン(64)
    が、機械長手方向に対して直角に水平方向に延在する横
    方向チェーン区分(6)と、該横方向チェーン区分に接
    続された2つの縦方向案内路(66)とを形成しており、
    しかも作業現場では軌道(60)を取囲むようにしてガイ
    ド可能であり、かつ、バラストを篩い分けるための篩別
    装置(67)の上方に配置された放出部(68)を有してい
    る、請求項1記載のバラスト道床処理機械。
  9. 【請求項9】サクション可撓管(80)が、機械後端部
    (75)を超えて張出すように構成されている、請求項8
    記載のバラスト道床処理機械。
  10. 【請求項10】サクション可撓管(80)に接続されたサ
    クションユニット(76)の下方には、機械長手方向に延
    在するベルトコンベヤ(85)が設けられており、該ベル
    トコンベヤの、高位に位置している放出端部(86)が篩
    別装置(67)の上位に位置決めされている、請求項8又
    は9記載のバラスト道床処理機械。
  11. 【請求項11】サクション可撓管(80)が、掻出し装置
    (62)の横方向チェーン区分(65)の領域に配置されて
    いる、請求項8記載のバラスト道床処理機械。
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