JP3161450B2 - 基板処理装置、ガス供給方法、及び、レーザ光供給方法 - Google Patents

基板処理装置、ガス供給方法、及び、レーザ光供給方法

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JP3161450B2
JP3161450B2 JP2468899A JP2468899A JP3161450B2 JP 3161450 B2 JP3161450 B2 JP 3161450B2 JP 2468899 A JP2468899 A JP 2468899A JP 2468899 A JP2468899 A JP 2468899A JP 3161450 B2 JP3161450 B2 JP 3161450B2
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gas
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板に所定の処理
を施す基板処理装置、ガス供給方法、及び、レーザ光供
給方法に関し、特に、処理チャンバ内で基板に所定の処
理を施すために必要な材料の供給装置を共有することに
よって処理装置全体の床設置面積及び消費電力を低減す
る基板処理装置、ガス供給方法、及び、レーザ光供給方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイの画素スイッチング素
子や駆動回路素子等に用いられる薄膜トランジスタや、
シリコン基板上に形成されるシステムLSIやDRAM
等の製造コストを低減するために、基板サイズの増大、
プロセス簡略化、プロセス低温化、スループット増大、
歩留まり向上等に関する開発が行われている。近年の基
板処理装置はスループットを増大するために、図5
(a),(b)の概略図に示すように、コアチャンバの
周りに複数の処理チャンバを設置し、真空を保ったまま
基板を複数の処理チャンバに搬送できるようにしてい
る。
【0003】上記のように、コアチャンバの周りに同一
機能の処理チャンバを複数設置することによって、単位
時間当たりの基板処理枚数を増やすことができる。しか
し、処理チャンバの数を増加するとコアチャンバが大き
くなる。例えば、同じ大きさの処理チャンバを4つ設置
する場合と8つ設置する場合とでは、8つ設置する場合
は4つ設置する場合よりもコアチャンバの大きさが5倍
程度大きくなってしまう。即ち、製造コストを低減する
ために処理チャンバの数を増やしても、基板処理装置の
床設置面積が増大することによって、単位床面積当たり
のコスト低減はわずかとなり、総合コストの低減幅が小
さくなるという問題がある。また、コアチャンバが大き
くなることによって、基板を搬送する真空ロボットのア
ーム長が長くなり、基板搬送精度が悪くなるという問題
が生じる。
【0004】以上のように、処理チャンバの数を増加す
ることによって生じる基板処理装置の設置面積増加を低
減する技術が、特公平6−66295号公報、特開平8
−115968号公報、特開平8−213443号公
報、及び、特開平10−55972号公報に開示されて
いる。
【0005】特公平6−66295号公報に開示されて
いる技術では、上下方向に複数のプラズマ発生用チャン
バと、各プラズマ発生用チャンバに隣接する複数の真空
予備室を設置して、プラズマ処理装置の大きさを低減し
ている。
【0006】特開平8−115968号公報に開示され
ている技術では、基板搬送チャンバを多段に積層し、こ
の基板搬送チャンバの周りに複数の基板処理チャンバを
設けて、熱処理装置の占有面積を低減している。
【0007】特開平8−213443号公報に開示され
ている技術では、半導体材料を処理する複数の処理室を
高さ方向に設置することによって、半導体製造装置の占
有床面積を低減している。特開平10−55972号公
報に開示されている技術では、複数のウエハ処理チャン
バを高さ方向に積み重ねることによって、半導体ウエハ
処理装置の設置面積を低減している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】特開平8−11596
8号公報、及び、特開平8−213443号公報に開示
されている技術では、基板やウエハを搬送したり処理し
たりするチャンバを、上下方向に重ねることによって、
装置の床占有面積を低減している。しかし、処理に必要
な材料(処理ガス等)の供給方法や材料供給装置の設置
方法等については考慮されておらず、その供給方法や設
置方法によっては、処理装置全体の床占有面積を増加し
てしまう場合があるという問題がある。
【0009】特公平6−66295号公報、及び、特開
平10−55972号公報に開示されている技術では、
基板やウエハを搬送したり処理したりするチャンバを、
上下方向に重ね、真空ポンプ、高周波電源、無線周波数
装置、真空ポンプ装置、処理ガス装置、及び、制御装置
等を複数のチャンバで共有可能にしている。しかし、真
空ポンプ装置、処理ガス装置等の設置方法や、ガスの供
給方法等については考慮していないので、その供給方法
や設置方法によっては、処理装置の床占有面積を増加し
てしまう場合があるという問題がある。
【0010】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
で、基板処理処理装置全体の床設置面積を低減すること
を目的とする。また、本発明は、複数の処理チャンバに
基板処理材料を供給する材料供給供給装置、供給方法を
工夫することにより、装置全体としての床設置面積が小
さい処理装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の観点にかかる基板処理装置は、基板
に所定の処理を施すための複数の処理チャンバがコアチ
ャンバの周りに設置されている基板処理装置であって、
複数の前記処理チャンバによって共有され、各処理チャ
ンバ内で基板に所定の処理を施すために必要な材料を供
給する複数の供給手段を備え、複数の前記供給手段は、
高さ方向に並んで設置され、前記供給手段の少なくとも
1つは、同一種類のガスを使用する複数の処理チャンバ
によって共有され、該複数の処理チャンバに前記材料と
してガスを供給し、該複数の前記処理チャンバに供給す
るガスの供給経路が、該複数の処理チャンバのそれぞれ
に対して実質的に同一の長さとなるように設置されてい
る、ことを特徴とする。
【0012】この発明によって、基板に所定の処理を施
すために必要な材料を供給する複数の供給手段が高さ方
向に並んで設置されるので、基板処理装置全体の床設置
面積を低減することができる。
【0013】
【0014】
【0015】また、供給されるガスが活性化ガスのよう
に状態が変化しやすい場合、供給経路の長さの違いによ
って、各処理チャンバ内の活性化ガスの濃度が異なって
しまうことを防止できる。
【0016】本発明の第2の観点にかかる基板処理装置
は、基板に所定の処理を施すための複数の処理チャンバ
がコアチャンバの周りに設置されている基板処理装置で
あって、複数の前記処理チャンバによって共有され、各
処理チャンバ内で基板に所定の処理を施すために必要な
材料を供給する複数の供給手段を備え、複数の前記供給
手段は、高さ方向に並んで設置され、前記供給手段の少
なくとも1つは、基板にレーザ光を照射する処理を施す
複数の処理チャンバによって共有され、該複数の処理チ
ャンバに前記材料としてレーザ光を供給する、ことを特
徴とする
【0017】前記供給手段は、レーザ光を発振する周期
に同期して、レーザ光を供給する経路を切り替える手段
を備え、複数の前記処理チャンバに順にレーザ光を供給
してもよい。
【0018】このようにすると、供給手段は、少なくと
も1つの処理チャンバ内で所定の処理を行うのに必要な
エネルギーのレーザ光を発振すればよい。即ち、所定の
処理を行うための消費電力を低減することができる。
【0019】本発明の第の観点にかかるガス供給方法
は、コアチャンバの周りに設置され、基板に所定の処理
を施す複数の処理チャンバにガスを供給するガス供給方
法であって、前記処理チャンバの内、同一種類のガスを
使用して所定の処理を施す複数の処理チャンバに、ガス
の供給経路が該複数の処理チャンバのそれぞれに対して
実質的に同一の長さとなるように、ガスを供給するガス
供給工程を、備えることを特徴とする。
【0020】本発明の第の観点にかかるレーザ光供給
方法は、コアチャンバの周りに設置され、基板に所定の
処理を施す複数の処理チャンバにレーザ光を供給するレ
ーザ光供給方法であって、前記処理チャンバの内、レー
ザ光を使用する複数の処理チャンバに、1つのレーザ光
源から発振されたレーザ光の供給経路を順に切り替え、
該複数の処理チャンバにレーザ光を供給するレーザ光供
給工程を、備えることを特徴とする。
【0021】前記レーザ光供給工程は、前記レーザ光源
がレーザ光を発振する周期に同期して、レーザ光を供給
する経路を切り替える工程を備えてもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
にかかる基板処理装置について図面を参照して説明す
る。
【0023】図1(a)は、基板処理装置を上から見た
ときの断面の構成を示す模式図であり、図1(b)は、
図1(a)のA−A’断面の構成を示す模式図である。
【0024】この基板処理装置は、ガラス基板に所定の
成膜処理を施して、例えば、多結晶シリコン薄膜トラン
ジスタの活性層及びゲート絶縁膜等を形成するものであ
り、図1(a)に示すように、基板カセット10と、コ
アチャンバ11と、コアチャンバの側壁にゲートバルブ
18を介して接続された処理チャンバ12〜16とを備
える。
【0025】処理チャンバ12〜16は、真空ロードロ
ックチャンバ12と、予備加熱チャンバ13と、プラズ
マCVD(Chemical Vapor Deposition )チャンバ14
と、レーザアニールチャンバ15と、リモートプラズマ
CVDチャンバ16と、を含む。
【0026】各処理チャンバは、図1(b)に示すよう
に、コアチャンバ11の側面に高さ方向に並んで2台以
上(図中では例として2台のみを示す)接続されてい
る。
【0027】プラズマCVDチャンバ14にが原料ガス
供給装置(ボンベなど;図示せず)が接続され、リモー
トプラズマCVDチャンバ16とには、反応ガス生成装
置22が接続され、レーザアニールチャンバ15には、
レーザ光源21が接続されている。
【0028】この基板処理装置は、さらに、コアチャン
バ11と処理チャンバ(真空ロードロックチャンバ1
2、予備加熱チャンバ13、プラズマCVDチャンバ1
4、レーザアニールチャンバ15、及び、リモートプラ
ズマCVDチャンバ16)とにそれぞれに接続され、各
チャンバ内の圧力を所定圧に設定する真空装置等(図示
せず)を備えている。
【0029】基板カセット10は、処理対象である複数
のガラス基板1、例えば、無アルカリガラス基板を保持
する。
【0030】コアチャンバ11は、真空ロボット19を
内部に備え、真空ロードロックチャンバ12から搬入さ
れたガラス基板1を、各処理チャンバに順次搬送するた
めに設けられている。
【0031】真空ロードロックチャンバ12は、内部の
圧力を変化させることによって、コアチャンバ11と外
部との間でのガラス基板1の搬送をスムーズに行うため
に設けられている。真空ロードロックチャンバ12の一
方の側は、コアチャンバ11とゲートバルブ18を介し
て接続され、他方の側はドアバルブ17を介して外部に
通じている。基板カセット10と真空ロードロックチャ
ンバ12の間には、大気ロボット19が配置され、基板
カセット10上のガラス基板1を真空ロードロックチャ
ンバ12に搬送する。
【0032】予備加熱チャンバ13は、後の処理工程で
ガラス基板1を処理しやすくするために、ガラス基板1
を所定温度まで加熱する。
【0033】プラズマCVDチャンバ14は、高周波電
源等を備え、ガス源から供給される原料ガスにより、予
備加熱チャンバ13で所定温度に加熱されたガラス基板
1上に、非結晶シリコン膜を形成する。なお、プラズマ
CVDチャンバ14は、上記したように、複数設置され
ており、各プラズマCVDチャンバ14で使用する処理
ガスの種類が同じ場合、上記ガス供給装置は1つだけ設
けらて共有される。
【0034】レーザアニールチャンバ15は、レーザ光
源21に接続されており、ガラス基板1上に形成された
半導体層にレーザ光を照射してアニーリングする。
【0035】リモートプラズマCVDチャンバ16は、
反応ガス生成装置22等に接続されており、CVDによ
り、ガラス基板1上に絶縁膜を形成する。
【0036】ドアバルブ17は、真空ロードロックチャ
ンバ12の一方の側に設置され、真空ロードロックチャ
ンバ12と大気との間を遮断したり開放したりする。
【0037】ゲートバルブ18は、コアチャンバ11と
各処理チャンバとの間に設置され、コアチャンバ11と
各処理チャンバとの間を遮断したり開放したりする。
【0038】大気ロボット19は、真空ロードロックチ
ャンバ12に隣接した大気中に設置され、基板カセット
10と真空ロードロックチャンバ12内との間で、ガラ
ス基板1を搬送する。
【0039】真空ロボット20は、コアチャンバ11内
に設置され、各処理チャンバ間でガラス基板1を搬送す
る。なお、処理チャンバはコアチャンバ11の側面に高
さ方向に並んで複数台接続されているため、真空ロボッ
ト20は、図1(b)に示すように、高さ方向にも移動
する。
【0040】レーザ光源21は、アニーリングに必要な
材料であるレーザ光(例えばエキシマレーザ)を発生さ
せ、レーザアニールチャンバ15に供給する。また、レ
ーザ光源21は、複数のレーザアニールチャンバ15に
対して1つ設けられている。なお、レーザ光の供給方法
については後述する。
【0041】反応ガス生成装置23は、リモートプラズ
マCVDチャンバ16から空間的に離れた場所に設置さ
れている。反応ガス生成装置22は、高周波電源等を備
え、プラズマを発生させ、絶縁膜の形成に必要な反応ガ
ス(材料)の1つである比較的寿命の長い活性化ガスを
生成し、リモートプラズマCVDチャンバ16に供給す
る。反応ガス生成装置22は、複数のリモートプラズマ
CVDチャンバ16に対して1つ設けられている。な
お、反応ガスの供給方法については後述する。
【0042】次に、レーザ光源21で発生したレーザ光
をレーザアニールチャンバ15に供給する方法について
説明する。図2は、図1(a)のB−B’断面の構成を
示す模式図である。
【0043】レーザアニールチャンバ15とレーザ光源
21との間には、図2に示すように、レーザ光分岐光学
系30、ミラー光学系31、及び、レーザ光出射部32
が設けられている。
【0044】レーザ光分岐光学系30は、ビームスプリ
ッタなどから構成され、レーザ光源21が発生させたレ
ーザ光を複数の経路に分岐させる。なお、レーザ光を分
岐させる数は、レーザアニールチャンバ15の数と同一
である。
【0045】ミラー光学系31は、各経路に1つ以上設
けられ、レーザ光分岐光学系30によって分岐したレー
ザ光を反射して、各レーザアニールチャンバ15まで導
く。
【0046】レーザ光出射部32は、ビームホモジナイ
ザ等を備え、各レーザアニールチャンバ15に対して1
つずつ設けられている。レーザ光出射部32は、ミラー
光学系31によって導かれたレーザ光のガウス分布をし
ているエネルギープロファイルの平坦化や、照射強度の
減衰等を行い、レーザアニールチャンバ15内にレーザ
光を照射する。
【0047】以上のようにして、1つのレーザ光源21
で発生したレーザ光を複数のレーザアニールチャンバ1
5に供給することができる。レーザアニールのパルス条
件が、例えば、ビームサイズ1.2cm、照射エネル
ギー500mJ/cm、繰り返し周波数300Hzで
ある場合、1つのレーザアニールチャンバ15当たりに
必要な出力は180Wである。従って、レーザ光源21
は、レーザアニールチャンバ15がn台ある場合、少な
くとも180×n(W)のレーザ光を出力する。
【0048】以上のように、複数のレーザアニールチャ
ンバ15に対して1つのレーザ光源21を設けることに
よって、レーザ光源21の床設置面積、即ち、基板処理
装置全体の床設置面積を低減することができる。
【0049】次に、反応ガスをリモートプラズマCVD
チャンバ16に供給する方法について説明する。図3
は、図1(a)のC−C’断面の構成を示す模式図であ
る。リモートプラズマCVDチャンバ16内で絶縁膜を
形成するのに必要な反応ガスを供給するために、図3に
示すように、ガス導入管40、ガスシャワーヘッド4
1、及び、ガス噴射管42が設けられている。
【0050】ガス導入管40は、各リモートプラズマC
VDチャンバ16と反応ガス生成装置22との間に接続
されており、反応ガス生成装置22で生成された活性化
ガス、例えば酸素ラジカルを各リモートプラズマCVD
チャンバ16に供給する。
【0051】ガスシャワーヘッド41は、各リモートプ
ラズマCVDチャンバ16内に設置され、ガス導入管4
0に接続されている。ガスシャワーヘッド41は、ガス
導入管40によって供給された活性化ガスを、リモート
プラズマCVDチャンバ16内に均一に分散させる。
【0052】ガス噴射管42は、図示せぬガス供給装置
に接続され、反応ガス生成装置22が生成する反応ガス
とは別の反応ガス、例えばモノシラン(SiH)やT
EOS(Si(OC)を各リモートプラズマ
CVDチャンバ16に供給する。なお、上記ガス供給装
置は、複数のリモートプラズマCVDチャンバ16に対
して1つ設置されている。
【0053】以上のようにして、1つの反応ガス生成装
置22で生成した反応ガスを複数のリモートプラズマC
VDチャンバ16に供給することができる。また、反応
ガス生成装置22が比較的寿命の長い活性化ガスを生成
することによって、反応ガス生成装置22をリモートプ
ラズマCVDチャンバ16から空間的に離れた場所に設
置することができる。なお、複数のリモートプラズマC
VDチャンバ16でガス導入管40の長さが極端に異な
っていると、活性化ガスの寿命の差が顕著になる。活性
化ガスの寿命に差が大きくなると、リモートプラズマC
VDチャンバ16内での活性化ガスの濃度に大きな差が
生じ、ガラス基板1上に形成される絶縁膜の膜質に、チ
ャンバ間で差が生じる。そのため、ガス導入管40の長
さを各リモートプラズマCVDチャンバ16で実質的に
同一となるように設定する。
【0054】次に、原料ガスをプラズマCVDチャンバ
14に供給する方法について説明する。この場合の原料
ガス供給装置の基本構成は、図3に示す構成と類似であ
り、ガス導入管、ガスシャワーヘッド、及び、ガス噴射
管などから構成される。ただし、反応ガス生成装置22
に代えて、ガスボンベなどが使用され、ガスの寿命を考
慮する必要がないので、ガス導入管の長さはチャンバ毎
に異なってもよい。ただし、上側のチャンバにガスを供
給するガス導入管と下側のチャンバにガスを供給するガ
ス導入管を重ねて、その床面積を抑える。
【0055】次に、以上のような構成の基板処理装置の
動作について説明する。なお、以下で示す基板処理装置
の動作は、予め提供されたプログラムや、基板処理装置
使用者の指示等に従って行われる。
【0056】ここでは、例として多結晶シリコン薄膜ト
ランジスタを形成するために、ガラス基板1上に非結晶
シリコン膜、多結晶シリコン膜、及び、酸化シリコン膜
を形成する場合について説明する。なお、以下では、1
枚のガラス基板1に注目して基板処理装置の動作を説明
するが、実際には未処理のガラス基板1が極力少なくな
るように、高さ方向に並んだ複数の処理チャンバに順次
ガラス基板1を搬送して処理するものとする。
【0057】初め、コアチャンバ11と各処理チャンバ
との間にあるゲートバルブ18は閉じられている。そし
て、真空ロードロックチャンバ12を除く各処理チャン
バ及びコアチャンバ11は、図示せぬ真空装置によっ
て、内部が所定の圧力(実質的に真空)となるように設
定されている。なお、ドアバルブ17は開けられてお
り、真空ロードロックチャンバ12の内部圧は、大気圧
となっている。
【0058】未処理のガラス基板1が基板カセット10
に所定枚数セットされて所定位置に配置されると、大気
ロボット19は、所定枚数(例えば、6枚)のガラス基
板1を基板カセット10から真空ロードロックチャンバ
12内に搬入する。
【0059】ガラス基板1が真空ロードロックチャンバ
12内に搬入されると、ドアバルブ17が閉められ、真
空ロードロックチャンバ12内の空気が真空装置によっ
て排気される。この排気によって、真空ロードロックチ
ャンバ12内の圧力がコアチャンバ11内の圧力と同
等、即ち実質的に真空となると、真空ロードロックチャ
ンバ12とコアチャンバ11との間、及び、予備加熱チ
ャンバ13とコアチャンバ11との間のゲートバルブ1
8が開放される。そして、真空ロボット20は、真空ロ
ードロックチャンバ12内のガラス基板1を所定枚数
(例えば、6枚)取り出し、予備加熱チャンバ13に搬
送する。
【0060】ガラス基板1の予備加熱チャンバ13への
搬送が完了すると、開いている2つのゲートバルブ18
が閉じられ、予備加熱チャンバ13内のガラス基板1が
加熱される。この際、次の処理工程である非晶質シリコ
ン薄膜の成膜が約350度で行われるため、加熱温度は
約360度に設定される。なお、基板温度を400度程
度にすると、ガラス基板1上に非晶質シリコン膜を形成
する際、基板表面や膜成長表面に吸着したシリコン−水
素結合の水素を熱脱離させることができる。即ち、成膜
される非晶質シリコン膜中に水素が取り込まれにくくす
ることができ、次のレーザアニール工程において、水素
が急激に膜中から脱離することによる膜表面荒れを抑制
することが出来る。
【0061】所定時間の予備加熱が終了すると、予備加
熱チャンバ13とコアチャンバ11との間、及び、プラ
ズマCVDチャンバ14とコアチャンバ11との間のゲ
ートバルブ18が開放される。そして、真空ロボット2
0は、予備加熱チャンバ13内のガラス基板1をプラズ
マCVDチャンバ14内に搬送する。
【0062】ガラス基板1のプラズマCVDチャンバ1
4への搬送が完了すると、開いている2つのゲートバル
ブ18が閉じられ、図4(a)に示すように、プラズマ
CVDチャンバ14内で非晶質シリコン膜がガラス基板
1上に形成される。この非晶質シリコン膜の形成工程で
は、例えば材料ガスとしてモノシランを使用し、プラズ
マ分解によって成膜する。このとき、シラン分子を効率
よく分解するために、プラズマ励起周波数を60MHz
程度に設定する。
【0063】非晶質シリコン膜の形成が終了すると、プ
ラズマCVDチャンバ14とコアチャンバ11との間、
及び、レーザアニールチャンバ15とコアチャンバ11
との間のゲートバルブ18が開放される。そして、真空
ロボット20は、プラズマCVDチャンバ14内のガラ
ス基板1をレーザアニールチャンバ15内に搬送する。
【0064】ガラス基板1のレーザアニールチャンバ1
5への搬送が完了すると、開いている2つのゲートバル
ブ18が閉じられる。そして、レーザ光源21は、例え
ば、レーザアニールのパルス条件であるビームサイズ
1.2cm、照射エネルギー500mJ、繰り返し周
波数300Hzを満たすエキシマレーザを発生させ、上
記したように、複数のレーザアニールチャンバ15にレ
ーザを供給する。
【0065】各レーザアニールチャンバ15では、非晶
質シリコン膜を形成されたガラス基板1にレーザを照射
し、図4(b)に示すように、シリコン膜を溶融再結晶
化させて多結晶シリコン膜を形成する。なお、このアニ
ーリング工程まで真空が保たれているため、低水素濃度
の非晶質シリコン膜表面に大気中の不純物(炭素、水
分、アルカリ金属、硼素など)が吸着したり自然酸化膜
が形成されたりすることがない。このような非晶質シリ
コン膜にレーザを照射することによって、不純物の混入
が少ない活性層用の多結晶シリコン膜を形成することが
できる。
【0066】アニーリングが終了すると、レーザアニー
ルチャンバ15とコアチャンバ11との間、及び、リモ
ートプラズマCVDチャンバ16とコアチャンバ11と
の間のゲートバルブ18が開放される。そして、真空ロ
ボット20は、レーザアニールチャンバ15内のガラス
基板1をリモートプラズマCVDチャンバ16内に搬送
する。
【0067】ガラス基板1のリモートプラズマCVDチ
ャンバ16への搬送が完了すると、開いている2つのゲ
ートバルブ18が閉じられる。そして、反応ガス生成装
置22は、例えば、プラズマ分解によって酸素ガスから
酸素ラジカルを生成し、上記したように、複数のリモー
トプラズマCVDチャンバ16に供給する。
【0068】また、各リモートプラズマCVDチャンバ
16には、ガス供給装置から上記したガス噴射管42を
介して、例えばモノシランが供給される。これによっ
て、リモートプラズマCVDチャンバ16内で、図4
(c)に示すように、多結晶シリコン膜が形成されてい
るガラス基板1上に酸化シリコン膜が形成される。な
お、このリモートプラズマCVD法では、ガラス基板1
や酸化シリコン膜成長表面へのプラズマダメージが抑制
されるため、高品質のMOS界面を形成することができ
る。
【0069】酸化シリコン膜の形成が終了すると、リモ
ートプラズマCVDチャンバ16とコアチャンバ11と
の間、及び、真空ロードロックチャンバ12とコアチャ
ンバ11との間のゲートバルブ18が開放される。そし
て、真空ロボット20は、リモートプラズマCVDチャ
ンバ16内のガラス基板1を真空ロードロックチャンバ
12内に搬送する。
【0070】ガラス基板1の真空ロードロックチャンバ
12への搬送が完了すると、開いている2つのゲートバ
ルブ18が閉じられる。そして、真空ロードロックチャ
ンバ12内が大気圧に戻された後、ドアバルブ17が開
放されて、大気ロボット19は、ガラス基板1を基板カ
セット10に搬送する。
【0071】以上のようにして、ガラス基板1上に非結
晶シリコン膜、多結晶シリコン膜、及び、酸化シリコン
膜が形成される。
【0072】図1に示した基板処理装置から搬出された
ガラス基板1は、多結晶シリコン薄膜トランジスタを形
成するために、別の基板処理装置に搬入される。ここで
は、図4(d)に示すように、ガラス基板1上の多結晶
シリコン膜及び酸化シリコン膜がアイランド化され、こ
の多結晶シリコン膜及び酸化シリコン膜を覆う第2の酸
化シリコン膜が形成される。そして、第2の酸化シリコ
ン膜上に、ゲート電極、ゲート配線電極、及び、レジス
トが形成されてパターニングされた後、トランジスタチ
ャンネルタイプに合わせた不純物イオン(例えば、Nチ
ャンネルには燐、Pチャンネルには硼素)が自己整合的
に導入される。これによって、トランジスタのソース・
ドレイン領域が形成される。
【0073】最後に、図4(e)に示すように、第2の
酸化シリコン膜上にゲート電極及びゲート配線電極を覆
う層間絶縁膜を形成してコンタクトホールを開口し、ソ
ース配線電極及びドレイン配線電極を形成する。以上の
ようにして、多結晶シリコン薄膜トランジスタを完成す
る。
【0074】以上説明したように、この実施の形態によ
れば、図1(a)に示すように、複数の処理チャンバ1
2〜16がコアチャンバ11の周りに設置され、さら
に、図1(b)〜図3に示すように、処理チャンバ12
〜16が積層されている。従って、基板処理装置の処理
能力(スループット)に比して、床占有面積を抑えるこ
とができる。
【0075】さらに、処理に必要な材料(レーザ光、原
料ガス、反応ガス)を複数供給する材料供給源を複数の
処理装置に共有化したので、供給源の床面積も抑えるこ
とができる。さらに、材料供給源から処理チャンバに供
給する材料の供給ルートも積層化したので、供給用の光
学系及びガス管などの設置面積も抑えることができる。
【0076】また、活性化ガスのように性質が変化しや
すいガスを供給する場合、供給経路の長さを実質的に同
一となるようにしているので、各処理チャンバ内の所望
のガスの濃度が異なってしまうことを防止できる。
【0077】次に、本発明の第2の実施の形態にかかる
基板処理装置について説明する。第2の実施の形態にか
かる基板処理装置と第1の実施の形態で示した基板処理
装置との違いは、レーザ光源21からレーザアニールチ
ャンバ15へのレーザ光の供給方法である。レーザ光源
21とレーザアニールチャンバ15との間には、第1の
実施の形態と同様に、レーザ光分岐光学系30、ミラー
光学系31、及び、レーザ光出射部32が設けられてい
る。
【0078】レーザ光分岐光学系30には、レーザ光源
21がレーザ光を発振する周期を示すパルス信号が、レ
ーザ光源21から入力されている。そして、レーザ光分
岐光学系30は、レーザ光源21からのレーザ光の発振
に同期して、即ち、レーザ光が発振される直前にレーザ
光の進む経路を1つずつ順に切り替える。
【0079】具体的には、例えば、レーザアニールチャ
ンバ15が2つ設置されている場合、レーザ光分岐光学
系30は、第1パルス目では第1のレーザアニールチャ
ンバ15に光が導入されるように光の経路を切り替え
る。そして、レーザ光分岐光学系30は、第2パルス目
で第2のレーザアニールチャンバ15に光が導入される
ように、光の経路を切り替える。レーザ光分岐光学系3
0は、この経路の切り替えを繰り返し、2つのレーザア
ニールチャンバ15にレーザ光を順次供給する。上記以
外の基板処理装置の構成や機能等は、第1の実施の形態
と実質的に同一である。
【0080】以上のようにして、レーザ光を供給する経
路を順次切り替えることによって、1つのレーザ光源2
1で発生したレーザ光を複数のレーザアニールチャンバ
15に供給することができる。1つのレーザアニールチ
ャンバ15当たりに必要な出力が、例えば180Wであ
る場合、レーザ光源21は、レーザアニールチャンバ1
5が何台設置されていても、180Wのレーザ光を出力
すればよい。即ち、レーザ光を生成するための消費電力
を第1の実施の形態よりも低減することができる。
【0081】以上のように、複数のレーザアニールチャ
ンバ15に対して1つのレーザ光源21を設け、レーザ
光の経路を順次切り替えることによって、基板処理装置
全体の床設置面積、及び、消費電力を低減することがで
きる。
【0082】なお、第1及び第2の実施の形態で示した
基板処理装置において、レーザ光源21、反応ガス生成
装置22、及び、真空装置等の処理チャンバ外部に設置
される装置を高さ方向に並べて設置してもよい。これに
よって、基板処理装置全体の床設置面積をさらに低減す
ることができる。
【0083】第1及び第2の実施の形態で示した基板処
理装置を構成す処理チャンバは、上記したものに限ら
ず、減圧CVDチャンバ、常圧CVDチャンバ、光CV
Dチャンバ、熱処理チャンバ、プラズマエッチングチャ
ンバ、及び、スパッタリングチャンバ等でもよい。この
場合も、上記と同様に、処理ガスの供給装置等を複数の
処理チャンバに対して共通に設け、処理ガスを導入する
ガス導入管の長さを、各処理チャンバに対してほぼ同じ
長さに設定することによって、上記と同様の効果を得る
ことができる。
【0084】また、処理対象は、ガラス基板に限定され
ず、半導体基板(半導体ウエハ)等でもよい。
【0085】また、反応ガス生成装置22は、ECR
(電子サイクロトロン共鳴)プラズマ、マイクロ波励起
プラズマ、誘導結合プラズマ、平行平板容量結合プラズ
マ等の様々なプラズマ源を用いてもよい。
【0086】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によって、基板に所定の処理を施すために必要な材料を
供給する複数の供給手段が高さ方向に並んで設置される
ので、基板処理装置全体の床設置面積を低減することが
できる。
【0087】また、供給手段が活性化ガスのように性質
が変化しやすいガスを供給する場合、供給経路の長さを
実質的に同一となるようにしているので、各処理チャン
バ内のガス濃度が異なってしまうことを防止できる。
【0088】さらに、供給手段は、少なくとも1つの処
理チャンバ内で所定の処理を行うのに必要なエネルギー
のレーザ光を発振すればよく、所定の処理を行うための
消費電力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は第1の実施の形態にかかる基板処理装
置を上から見たときの断面の構成を示す模式図である。
(b)は(a)に示す基板処理装置のA−A’断面図で
ある。
【図2】図1(a)に示す基板処理装置のB−B’断面
図である。
【図3】図1(a)に示す基板処理装置のC−C’断面
図である。
【図4】多結晶シリコン薄膜トランジスタの各製造工程
を示す模式図である。
【図5】(a)は従来の基板処理装置を上から見たとき
の断面の構成を示す模式図である。(b)は(a)に示
す基板処理装置のD−D’断面図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板 10 基板カセット 11 コアチャンバ 12 真空ロードロックチャンバ 13 予備加熱チャンバ 14 プラズマCVDチャンバ 15 レーザアニールチャンバ 16 リモートプラズマCVDチャンバ 17 ドアバルブ 18 ゲートバルブ 19 大気ロボット 20 真空ロボット 21 レーザ光源 22 反応ガス生成装置 30 レーザ光分岐光学系 31 ミラー光学系 32 レーザ光出射部 40 ガス導入管 41 ガスシャワーヘッド 42 ガス噴射管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−55972(JP,A) 特開 平8−115968(JP,A) 特開 平8−236795(JP,A) 特開 平10−229111(JP,A) 特開 平8−213443(JP,A) 特開 平3−274746(JP,A) 特開 平6−260436(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/205 H01L 21/31 H01L 21/26 H01L 21/68 C23C 16/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板に所定の処理を施すための複数の処理
    チャンバがコアチャンバの周りに設置されている基板処
    理装置であって、 複数の前記処理チャンバによって共有され、各処理チャ
    ンバ内で基板に所定の処理を施すために必要な材料を供
    給する複数の供給手段を備え、 複数の前記供給手段は、高さ方向に並んで設置され 前記供給手段の少なくとも1つは、同一種類のガスを使
    用する複数の処理チャンバによって共有され、該複数の
    処理チャンバに前記材料としてガスを供給し、該複数の
    前記処理チャンバに供給するガスの供給経路が、該複数
    の処理チャンバのそれぞれに対して実質的に同一の長さ
    となるように設置され ている、 ことを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】基板に所定の処理を施すための複数の処理
    チャンバがコアチャンバの周りに設置されている基板処
    理装置であって、 複数の前記処理チャンバによって共有され、各処理チャ
    ンバ内で基板に所定の処理を施すために必要な材料を供
    給する複数の供給手段を備え、 複数の前記供給手段は、高さ方向に並んで設置され、 前記供給手段の少なくとも1つは、基板にレーザ光を照
    射する処理を施す複数の処理チャンバによって共有さ
    れ、該複数の処理チャンバに前記材料としてレーザ光を
    供給する、 ことを特徴とする基板処理装置。
  3. 【請求項3】前記供給手段は、レーザ光を発振する周期
    に同期して、レーザ光を供給する経路を切り替える手段
    を備え、複数の前記処理チャンバに順にレーザ光を供給
    する、ことを特徴とする請求項に記載の基板処理装
    置。
  4. 【請求項4】コアチャンバの周りに設置され、基板に所
    定の処理を施す複数の処理チャンバにガスを供給するガ
    ス供給方法であって、 前記処理チャンバの内、同一種類のガスを使用して所定
    の処理を施す複数の処理チャンバに、ガスの供給経路が
    該複数の処理チャンバのそれぞれに対して実質的に同一
    の長さとなるように、ガスを供給するガス供給工程を、 備えることを特徴とするガス供給方法。
  5. 【請求項5】コアチャンバの周りに設置され、基板に所
    定の処理を施す複数の処理チャンバにレーザ光を供給す
    るレーザ光供給方法であって、 前記処理チャンバの内、レーザ光を使用する複数の処理
    チャンバに、1つのレーザ光源から発振されたレーザ光
    の供給経路を順に切り替え、該複数の処理チャンバにレ
    ーザ光を供給するレーザ光供給工程を、 備えることを特徴とするレーザ光供給方法。
  6. 【請求項6】前記レーザ光供給工程は、前記レーザ光源
    がレーザ光を発振する周期に同期して、レーザ光を供給
    する経路を切り替える工程を備える、ことを特徴とする
    請求項に記載のレーザ光供給方法。
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