JP3161282B2 - 内燃機関のピストン冷却装置 - Google Patents

内燃機関のピストン冷却装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関のピストン冷
却装置に関し、特に、オイルをピストン背面に吹きつけ
るオイルジェット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の内燃機関のピストン冷却装置とし
て、図4及び図5に示すように、シリンダブロック1
に、該シリンダブロック1に形成されたオイル通路2と
連通可能なオイル噴出口3を設け、このオイル噴出口3
にノズル4を取付け、このノズル4からピストン5下面
に向けてオイルを噴射させるオイルジェット装置が知ら
れている。
【0003】しかし、上記のオイルジェット装置におい
ては、内燃機関の冷機時にもピストンに向け常時オイル
を噴射させる構造となっているため、ピストンが過冷却
するおそれがある。そのため、図6に示すように、オイ
ル通路6を開閉するボールバルブ7と、該ボールバルブ
7をオイル通路閉方向に付勢するスプリング8と、該ス
プリング8のボールバルブ7と反対側の端部をオイル通
路軸方向に支持し、高温時に軸方向長さが縮小する形状
記憶合金からなるスペーサ9と、を含んで構成されたオ
イルジェット装置が考えられた(実開昭59−1864
16号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、装置雰
囲気温度によりオイル噴射特性を変化させる上記のオイ
ルジェット装置においては、温度により伸縮する形状記
憶合金製のスペーサ9により、スプリング8の取付け長
さを変化させる構造となっているため、スプリング伸縮
方向にスプリング8及びスペーサ9を直列に設けなけれ
ばならず、スペーサ9の長さだけオイルジェット装置の
外寸が大きくなりがちである。そこで、オイルジェット
装置とピストンやクランクシャフト等との干渉を避ける
ため、オイルジェット装置の外寸を小さくする必要があ
り、そのためには、スペーサ9の分だけスプリング8の
長さを短くしなければならない。かかる場合にあって
は、スプリング8の強度不足、寿命低下等が発生し易い
という問題点がある。
【0005】また、前記スペーサ9は、スプリング8と
直列に設けるため、コイル状の形状としなければなら
ず、伸縮時にそのスプリング座面が傾きやすく、その場
合、ボールバルブ7の作動不良やスプリング8の寿命低
下が発生し易いという問題点もある。そこで、本発明は
以上のような問題点に鑑み、装置雰囲気温度が所定温度
未満のときには、弁体動作制御装置が弁体外面に直接接
触し該弁体を閉状態に固定する構成とすることによっ
て、従来のスペーサを不要にし、スペーサを設けること
によって生じる諸々の問題を解決することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の発明は、シリンダブロックのオイル通路内のオイル
を、オイルジェット本体を介して、ピストン背面に吹き
つけるオイルジェット装置において、前記オイルジェッ
ト本体は、前記オイル通路を開閉する弁体と、該弁体を
オイル通路閉方向に付勢する弾性部材と、該弁体の動作
を制御する弁体動作制御装置と、を含んで構成され、前
記弁体動作制御装置は、装置雰囲気温度が所定温度未満
のときに、弁体外面に直接接触し弁体を閉状態に固定す
る弁体固定形状に変形し、装置雰囲気温度が所定温度以
上のときに、弁体外面から離れ、弁体の前記固定を解除
する弁体解放形状に変形する感温変形材料を含んで形成
される構成とした。
【0007】請求項2若しくは3記載の発明は、前記感
温変形材料が、夫々バイメタル若しくは形状記憶素子で
形成される構成とした。請求項4記載の発明は、前記弁
体動作制御装置が、該弁体動作制御装置を前記オイルジ
ェット装置内に固定する固定部と、前記弾性部材の前記
弁体と反対側の端部より弾性部材の伸縮方向と同方向に
伸びた板状の腕部と、該腕部の先端部に設けられ、弁体
に直接接触する接触部と、を含む一体部材で構成され、
少なくとも前記腕部は、前記感温変形材料を含んで形成
される構成とした。
【0008】請求項5記載の発明は、前記接触部の幅
が、前記腕部の幅よりも広く成形されるようにした。請
求項6記載の発明は、前記接触部が、前記弁体外面に沿
った形状に成形されるようにした。請求項7記載の発明
は、前記固定部が、筒状に成形された上で、オイルジェ
ット装置に圧入固定されるようにした。
【0009】請求項8記載の発明は、前記弁体動作制御
装置は、プレス加工により所定形状に成形された板状の
一体部材を、曲げ加工により最終構造に成形することに
より構成されるようにした。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明にあっては、感温変形材料
を含んで形成された弁体動作制御装置が、装置雰囲気温
度が所定温度未満のときに、弁体を直接閉状態に固定す
る弁体固定形状に、所定温度以上のときに、前記固定を
解除する弁体解放形状に変形するため、例えば、従来の
オイルジェット装置においてスプリングと直列に配設し
ていたスペーサが不要になる。
【0011】請求項2記載の発明にあっては、感温変形
材料をバイメタルを含む構成としたため、装置雰囲気温
度に応じてその形状が変化し、雰囲気温度が所定温度未
満では弁体固定形状に、所定温度以上では弁体解放形状
に変形する。請求項3記載の発明にあっては、感温変形
材料を形状記憶素子を含む構成としたため、装置雰囲気
温度が所定温度未満或いは所定温度以上では、夫々形状
記憶されている弁体固定形状或いは弁体解放形状に変形
する。
【0012】請求項4記載の発明にあっては、弁体動作
制御装置を固定部と腕部と接触部を含む一体部材の構成
とし、少なくとも前記腕部は、前記感温変形材料を含ん
で形成されるため、装置雰囲気温度が所定温度未満で
は、弁体固定形状に変形し、所定温度以上では、弁体解
放形状に変形する。請求項5記載の発明にあっては、接
触部の幅を腕部の幅よりも広くしたため、弁体と接触す
る接触可能面積が広くなり、弁体の支持・固定が確実に
なる。
【0013】請求項6記載の発明にあっては、接触部
を、弁体外面に沿った形状に成形したため、弁体と直接
接触する接触面積が広くなり、弁体の支持・固定が確実
になる。請求項7記載の発明にあっては、弁体動作制御
装置は、固定部材を要せずに、その固定部が筒状に成形
された上で、オイルジェット装置に圧入固定される。
【0014】請求項8記載の発明にあっては、弁体動作
制御装置は、プレス加工により所定形状に成形された板
状の一体部材を、曲げ加工により最終構造に成形され、
容易に製造される。
【0015】
【実施例】以下、添付された図面を参照して本発明を詳
述する。図1〜図3は、本発明の一実施例である、オイ
ルをピストン背面に吹きつけるオイルジェット装置の構
造を示す図である。図1において、オイルジェット装置
は、シリンダブロック10に形成されたオイル通路11
の出口付近に取付られたオイルジェット本体12と、オ
イルジェット本体内のオイル通路12aを開閉する弁体
としてのボールバルブ13と、前記ボールバルブ13を
オイルジェット本体12内のオイル通路12aを閉じる
方向に付勢する弾性部材としてのスプリング14と、装
置雰囲気温度が低温(所定温度未満)のときにボールバ
ルブ13の外面に直接接触し、ボールバルブ13を閉状
態に固定する固定形状に変形し、装置雰囲気温度が高温
(所定温度以上)のときにボールバルブ13の外面から
離れ、前記固定を解除する解放形状に変形する感温変形
材料を含んで形成された弁体動作制御装置としてのバル
ブ動作制御装置15と、前記スプリング14を固定しか
つ前記バルブ動作制御装置15の一端を圧入固定するス
プリング固定プラグ16と、オイルの噴射を行うノズル
17と、を含んで構成されている。なお、本実施例で
は、弁体としてボールバルブ13を使用したが、他の形
状の弁体、例えば、円錐状の弁体等を使用しても良い。
また、弾性部材としてのスプリング14に代えて、他の
形状のばね、例えば松葉ばね、板バネ等或いは他の弾性
部材、例えば、ゴム等を使用しても良い。
【0016】オイルジェット本体12の内部には、シリ
ンダブロック10に形成されたオイル通路11とその内
部を連通するオイル通路12aと、前記ボールバルブ1
3、スプリング14及びバルブ動作制御装置15を内蔵
するオイル通路12bと、前記スプリング固定プラグ1
6を挿入固定するプラグ孔12cと、前記オイル通路1
2bとノズル17を連通するオイル通路12dが形成さ
れている。
【0017】この場合、スプリング固定プラグ16先端
の凸部に形成された溝に、スプリング14が固定される
と共に、凸部外周にバルブ動作制御装置15が圧入固定
され、このスプリング固定プラグ16は、オイルジェッ
ト本体12のオイル通路12b内に挿入されたボールバ
ルブ13を保持すべく、オイルジェット本体12のプラ
グ孔12cに挿入固定される。
【0018】ここで、バルブ動作制御装置15の構造を
図3に示し、以下にその構成を詳述する。バルブ動作制
御装置15は、前記スプリング固定プラグ16に圧入固
定される筒状の固定部15aに、該固定部15aの軸方
向に伸びる前記ボールバルブ13を保持するための複数
(本実施例では4つ)の板状の腕部15bが連接され、
各腕部15bの先端には、その幅より幅広で、かつ、固
定するボールバルブ13の曲面に沿う曲率を有する接触
部15cが夫々連接されている。バルブ動作制御装置1
5は、プレス加工により所定形状に成形された板状の感
温変形材料としてのバイメタル若しくは形状記憶素子の
一体部材を、曲げ加工によって筒状の最終構造に成形し
製作される。なお、本実施例では、バルブ動作制御装置
15の腕部15bの数を4としたが、これ以外の数とし
ても良い。また、本実施例では、バルブ動作制御装置1
5全体をバイメタル若しくは形状記憶素子で作成した
が、所定温度未満若しくは所定温度以上で夫々固定形状
若しくは解放形状に変形する機能を有すれば良く、例え
ば、少なくとも腕部15bの一部のみを感温変形材料で
作成すれば良い。
【0019】上記バルブ動作制御装置15の腕部15b
は、装置雰囲気温度が低温(所定温度未満)のときに
は、バルブ動作制御装置15の軸中心方向に湾曲し、高
温(所定温度以上)のときには、前記湾曲を無くす方向
に変形する。すなわち、腕部15bは、オイルジェット
装置の雰囲気温度が低温(所定温度未満)のときには、
ボールバルブ13に直接接触しボールバルブ13を閉状
態に固定する形状に変形するが、装置雰囲気温度が高温
(所定温度以上)になると、前記固定を解除する形状に
変形する。
【0020】かかるバルブ動作制御装置15をバイメタ
ルで作成したときには、装置雰囲気温度の変化に応じて
その形状を徐々に変化させ、低温(所定温度未満)では
前記固定形状に変形し、高温(所定温度以上)では前記
解放形状に変形する。また、かかるバルブ動作制御装置
15を所定温度以上で形状記憶された形状に変形する形
状記憶素子で作成したときには、装置雰囲気温度が低温
(所定温度未満)では、ばね効果により腕部15bが閉
じた固定形状に戻り、雰囲気温度が高温(所定温度以
上)では、形状記憶されている解放形状に変形する。
【0021】一方、かかるバルブ動作制御装置15を所
定温度未満で形状記憶された形状に変形する形状記憶素
子で作成したときには、装置雰囲気温度が低温(所定温
度未満)では、形状記憶されている固定形状に変形し、
雰囲気温度が高温(所定温度以上)では、ばね効果によ
り腕部15bが開いた解放形状に戻る。次に、かかる構
成のオイルジェット装置の作用について説明する。
【0022】オイルジェット装置の雰囲気温度が低温
(所定温度未満)のときには、図1に示すように、バル
ブ動作制御装置15の腕部15bは、ボールバルブ13
側へ湾曲した形状となっており、直接ボールバルブ13
を固定している。この状態では、オイル通路11内のオ
イルは、その圧力が上昇してもボールバルブ13が固定
されているため、ボールバルブ13を押し開くことがで
きず、オイルジェット装置内はオイルを噴射しない。
【0023】オイルジェット装置の雰囲気温度が上昇す
ると、図2に示すように、バルブ動作制御装置15の腕
部15bは、前述の湾曲を無くす方向、すなわち、ボー
ルバルブ13側と反対方向に変形する。このため、バル
ブ動作制御装置15は、もはやボールバルブ13を固定
する機能を有さず、オイル通路11内のオイルは、その
圧力が上昇するとスプリング14の付勢力に勝り、ボー
ルバルブ13を押し開き、オイルジェット装置はオイル
を噴射し始める。
【0024】エンジンを停止すると、オイル通路11内
のオイルの圧力は0になるため、ボールバルブ13は、
再びスプリング14の付勢力によってオイル通路11を
閉じるようになる。そして、オイルジェット装置の雰囲
気温度が低下すると、バルブ動作制御装置15の腕部1
5bは、再びボールバルブ13側へ湾曲した形状に変形
し、直接ボールバルブ13を固定する図1に示すオイル
ジェット装置の冷機時の状態に戻る。
【0025】以上の動作により、オイルジェット装置
は、冷機時のピストンの過冷却を防止することができ
る。また、例えば、従来のオイルジェット装置において
スプリングと直列に配設していたスペーサが不要にな
り、スペーサを設けることによる諸々の問題、すなわ
ち、スプリングの強度不足や寿命低下、ボールバルブの
作動不良等の問題を防止することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、感温変形材料を含んで形成された弁体動作
制御装置が、装置雰囲気温度が所定温度未満のときに、
弁体を直接閉状態に固定する弁体固定形状に、所定温度
以上のときに、前記固定を解除する弁体解放形状に変形
するため、冷機時のピストンの過冷却を防止すると共
に、例えば、従来のオイルジェット装置においてスプリ
ングと直列に配設していたスペーサが不要になり、スペ
ーサを設けることによる諸々の問題を解決することがで
きる。
【0027】請求項2記載の発明によれば、感温変形材
料をバイメタルを含む構成としたから、装置雰囲気温度
に応じてその形状が変化し、雰囲気温度が所定温度未満
では弁体固定形状に、所定温度以上では弁体解放形状に
変形するため、冷機時のピストンの過冷却を防止すると
共に、例えば、従来のオイルジェット装置においてスプ
リングと直列に配設していたスペーサが不要になり、ス
ペーサを設けることによる諸々の問題を解決することが
できる。
【0028】請求項3記載の発明によれば、感温変形材
料を形状記憶素子を含む構成としたから、装置雰囲気温
度が所定温度未満或いは所定温度以上では、夫々形状記
憶されている弁体固定形状或いは弁体解放形状に変形す
るため、冷機時のピストンの過冷却を防止すると共に、
例えば、従来のオイルジェット装置においてスプリング
と直列に配設していたスペーサが不要になり、スペーサ
を設けることによる諸々の問題を解決することができ
る。
【0029】請求項4記載の発明によれば、弁体動作制
御装置を固定部と腕部と接触部を含む一体部材の構成と
し、少なくとも前記腕部は、前記感温変形材料を含んで
形成されるため、装置雰囲気温度が所定温度未満では、
弁体固定形状に変形し、所定温度以上では、弁体解放形
状に変形し、例えば、従来のスペーサとスプリングを直
列に設けたオイルジェット装置においてはスペーサが不
要になり、スペーサを設けることによる諸々の問題を解
決することができる。
【0030】請求項5記載の発明によれば、接触部の幅
を腕部の幅よりも広くしたため、弁体と接触する接触可
能面積が広くなり、弁体の支持・固定が確実となるの
で、オイルジェット装置の誤動作が低減できる。請求項
6記載の発明によれば、接触部を、弁体外面に沿った形
状に成形したため、弁体と直接接触する接触面積が広く
なり、弁体の支持・固定が確実となるので、オイルジェ
ット装置の誤動作が低減できる。
【0031】請求項7記載の発明によれば、弁体動作制
御装置は、その固定部が筒状に成形された上で、オイル
ジェット装置に圧入固定されるため、固定部材が不要と
なり、部品点数及び組立工数が削減でき、納期の短縮及
びコストダウンができる。請求項8記載の発明によれ
ば、弁体動作制御装置は、プレス加工により所定形状に
成形された板状の一体部材を、曲げ加工により最終構造
に成形する構造としたから、製造が容易になり、納期の
短縮及びコストダウンができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示すオイルジェット装置の
断面図(冷機時)
【図2】 同上(暖機時)
【図3】 同上のボール動作制御装置を示す図
【図4】 従来のオイルジェット装置の組付図
【図5】 同上のオイルジェット装置の断面図
【図6】 雰囲気温度によって噴射特性を変える従来の
オイルジェット装置の断面図
【符号の説明】
12 オイルジェット本体 13 ボールバルブ 14 スプリング 15 バルブ動作制御装置 15a 固定部 15b 腕部 15c 接触部

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダブロックのオイル通路内のオイル
    を、オイルジェット本体を介して、ピストン背面に吹き
    つけるオイルジェット装置において、前記オイルジェッ
    ト本体は、前記オイル通路を開閉する弁体と、該弁体を
    オイル通路閉方向に付勢する弾性部材と、該弁体の動作
    を制御する弁体動作制御装置と、を含んで構成され、前
    記弁体動作制御装置は、装置雰囲気温度が所定温度未満
    のときに、弁体外面に直接接触し弁体を閉状態に固定す
    る弁体固定形状に変形し、装置雰囲気温度が所定温度以
    上のときに、弁体外面から離れ、弁体の前記固定を解除
    する弁体解放形状に変形する感温変形材料を含んで形成
    されたことを特徴とする内燃機関のピストン冷却装置。
  2. 【請求項2】前記感温変形材料は、バイメタルを含んで
    形成されたことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の
    ピストン冷却装置。
  3. 【請求項3】前記感温変形材料は、形状記憶素子を含ん
    で形成されたことを特徴とする請求項1記載の内燃機関
    のピストン冷却装置。
  4. 【請求項4】前記弁体動作制御装置は、該弁体動作制御
    装置を前記オイルジェット装置内に固定する固定部と、
    前記弾性部材の前記弁体と反対側の端部より弾性部材の
    伸縮方向と同方向に伸びた板状の腕部と、該腕部の先端
    部に設けられ、弁体に直接接触する接触部と、を含む一
    体部材で構成され、少なくとも前記腕部は、前記感温変
    形材料を含んで形成されたことを特徴とする請求項1〜
    3のいずれか1つに記載の内燃機関のピストン冷却装
    置。
  5. 【請求項5】前記接触部の幅は、前記腕部の幅よりも広
    く成形されたことを特徴とする請求項4記載の内燃機関
    のピストン冷却装置。
  6. 【請求項6】前記接触部は、前記弁体外面に沿った形状
    に成形されたことを特徴とする請求項4又は5に記載の
    内燃機関のピストン冷却装置。
  7. 【請求項7】前記固定部は、筒状に成形された上で、オ
    イルジェット装置に圧入固定されることを特徴とする請
    求項4〜6のいずれか1つに記載の内燃機関のピストン
    冷却装置。
  8. 【請求項8】前記弁体動作制御装置は、プレス加工によ
    り所定形状に成形された板状の一体部材を、曲げ加工に
    より最終構造に成形することにより構成されることを特
    徴とする請求項4〜7のいずれか1つに記載の内燃機関
    のピストン冷却装置。
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