JPH06200854A - 内燃機関用の燃料噴射装置 - Google Patents

内燃機関用の燃料噴射装置

Info

Publication number
JPH06200854A
JPH06200854A JP5275272A JP27527293A JPH06200854A JP H06200854 A JPH06200854 A JP H06200854A JP 5275272 A JP5275272 A JP 5275272A JP 27527293 A JP27527293 A JP 27527293A JP H06200854 A JPH06200854 A JP H06200854A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
pin
fixing member
spherical
injection device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5275272A
Other languages
English (en)
Inventor
Francois Rossignol
ロシニョール フランソワ
Francois Agrain
アグラン フランソワ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Robert Bosch GmbH filed Critical Robert Bosch GmbH
Publication of JPH06200854A publication Critical patent/JPH06200854A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M59/00Pumps specially adapted for fuel-injection and not provided for in groups F02M39/00 -F02M57/00, e.g. rotary cylinder-block type of pumps
    • F02M59/44Details, components parts, or accessories not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M59/02 - F02M59/42; Pumps having transducers, e.g. to measure displacement of pump rack or piston
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M57/00Fuel-injectors combined or associated with other devices
    • F02M57/02Injectors structurally combined with fuel-injection pumps
    • F02M57/022Injectors structurally combined with fuel-injection pumps characterised by the pump drive
    • F02M57/023Injectors structurally combined with fuel-injection pumps characterised by the pump drive mechanical
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M59/00Pumps specially adapted for fuel-injection and not provided for in groups F02M39/00 -F02M57/00, e.g. rotary cylinder-block type of pumps
    • F02M59/44Details, components parts, or accessories not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M59/02 - F02M59/42; Pumps having transducers, e.g. to measure displacement of pump rack or piston
    • F02M59/48Assembling; Disassembling; Replacing

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポンプノズル全体を解体することなしに,プ
ランジャピンを組み立て若しくは取り外し得るようにす
ること。 【構成】 カム駆動機構が揺動レバーピン67・プラン
ジャピン25・プランジャ挿入体27を介してポンプピ
ストン1に作用する。プランジャピンと揺動レバーピン
との間並びにプランジャピンとプランジャ挿入体との間
の結合機構は玉継ぎ手として構成されている。プランジ
ャピンは弾性的な変形特性を有する固定部材59によっ
てプランジャ挿入体及び揺動レバーピンに対して軸方向
に固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,ポンプケーシング内に
配置されたシリンダ孔内で案内されているポンプピスト
ンを有し,このポンプピストンは,カム駆動機構によっ
て戻しばねの力に抗して軸方向に往復に駆動され,かつ
そのカム駆動機構とは逆の側の端面をもって,吐出導管
を介して噴射弁に接続されかつ燃料導管を介して燃料を
充てん可能なポンプ作業室を仕切っており,カム駆動機
構はプランジャピンを介してポンプピストンに作用し,
該プランジャピンは,そのカム駆動機構とは逆の側の球
状のピン端部をもって,ポンプピストンと結合されてい
るプランジャ挿入体の球面凹所内で案内されていて,そ
こで,固定部材によって,プランジャ挿入体と直径をプ
ランジャピンよりも大きくされているプランジャスリー
ブとの間で軸方向に固定されている形式の内燃機関用の
燃料噴射装置,特にポンプノズル,に関する。
【0002】
【従来の技術】ドイツ連邦共和国特許出願公開 39 43 4
19 号によって公知であるこのような形式の燃料噴射装
置においては,ポンプケーシングのシリンダ孔内で軸方
向に案内されているポンプピストンがカム駆動機構によ
って往復に駆動される。このポンプピストンはそのカム
駆動機構とは逆の側の端面をもってシリンダ孔内にポン
プ作業室を仕切っており,このポンプ作業室内には燃料
導管が開口しており,かつこのポンプ作業室は吐出導管
を介して,燃料を供給される内燃機関の燃焼室内に突入
している噴射弁に接続されている。この場合,ポンプ作
業室内の燃料の高圧搬送の開始時期ひいては噴射開始時
期並びに噴射される燃料量は,燃料導管内に配置されて
いる磁石弁の閉鎖期間によって,内燃機関の運転パラメ
ータに関連して電気的に制御される。
【0003】カム駆動機構の駆動運動をポンプピストン
に伝達することは,プランジャピンを介して行われ,こ
のプランジャピンはプランジャ挿入体を介してポンプピ
ストンに作用する。プランジャ挿入体はプランジャスリ
ーブ内に配置されており,このプランジャスリーブはポ
ンプケーシングに固定されている管状部内で滑動し,戻
しばねの戻し力をポンプピストンに伝達する。ポンプピ
ストンは連結部分を介してプランジャスリーブとプラン
ジャ挿入体との間に締め込まれている。
【0004】この場合,プランジャピンはポンプピスト
ンの方の端部を比較的に高価な形式でプランジャ挿入体
内で案内されかつ固定されている。なぜなら公知のポン
プノズルにおいてはプランジャ挿入体内でのプランジャ
ピンの軸方向の固定は,プランジャピンのリング溝には
め込まれた固定リングを介して行われ,この固定リング
はプランジャ挿入体の端面と中間スリーブとの間で軸方
向の位置を固定され,中間スリーブ自体はスナップリン
グを介して,プランジャスリーブのプランジャピンを案
内する孔内で軸方向にプランジャスリーブによって保持
されているからである。
【0005】このように高価な形式でプランジャピンが
プランジャ挿入体に軸方向に固定される結果,プランジ
ャの製作費及び組み立て費が極めて高価になる。更に,
ポンプノズルの運転中解離不能であるプランジャピンと
ポンプピストンとの結合部は,ポンプピストンがブロッ
クしたときに,不可避的にカム駆動機構の破損を生ぜし
める。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は,プラ
ンジャの製作費及び組み立て費を著しく安価にすること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に,本発明の構成では,最初に述べた形式の燃料噴射装
置において,プランジャピンが球状のピン端部として,
プランジャ挿入体とは逆の側でプランジャピンの軸部に
接続している部分球面を備えた球頭を有しており,この
部分球面の基部に,プランジャスリーブ内でプランジャ
ピンになお一定の軸方向運動を可能にする弾性的な固定
部材が接触しており,この固定部材はプランジャスリー
ブの内面に形成されている凹所内にはめ込まれているよ
うにした。
【0008】
【発明の効果】弾性特性を有する軸方向の固定部材を使
用することによって,固定部材を取り付けたままで,プ
ランジャピンを取り付けたり,取り外したりすることが
でき,この場合別の部品を必要とすることはなく,また
ポンプノズルを分解する必要はない。これによって製作
費及び組み立て費が著しく安価になる。
【0009】更に玉継ぎ手の結合形式を採用することに
よって,ポンプピストンに対するプランジャピンの軸線
誤差を,機能の障害なしに,補償することが可能にな
る。このような効果を徹底的に利用するために,プラン
ジャピンとプランジャ挿入体との間の結合部だけでなし
に,請求項2に記載したように,プランジャピンとカム
軸からの伝達部材との間の結合部をも玉継ぎ手によって
構成し,かつ請求項3に記載したように,後者の結合部
に弾性的な軸方向固定部材を使用するのがよい。この固
定部材の弾性的な変形可能性はプランジャピンの組み立
てを簡単にするだけではなしに,ポンプピストンがブロ
ックした場合にカム駆動機構が機械的に破損することを
防止する。なぜならその場合,カム軸からの伝達部材が
プランジャピンから引き出されるからである。この場合
請求項1〜請求項3に記載したように,玉継ぎ手の結合
部を,それぞれ球面凹所内で案内される球頭によって構
成するのが特に有利である。球頭と球面凹所との取り付
け及び取り外しを問題なく行うためには,球頭が球面凹
所に対して最大180°旋回できるようにする。この場
合既に述べたように,軸方向の固定は弾性特性を有する
固定部材を介して行われ,球頭の部分球面の基部に接触
せしめられるこの固定部材は伸長可能であって,特定の
力を作用させれば球頭を通すことができる。
【0010】弾性的な固定部材は請求項4によればOリ
ングとして構成され,これは一定限度の変形可能性並び
に熱的・機械的に大きな強度を有している。
【0011】この場合リングを案内する溝は,プランジ
ャピンを通す際にリングが問題なく拡開されるのに必要
な半径方向の遊びをもつように,構成される。この場合
リング並びに溝の寸法を選定することによって,球頭の
組み立て若しくは自動的な非常解離に必要な力を調整す
ることが可能である。
【0012】請求項5〜請求項10に記載したスナップ
リングの実施態様は市販の部品としてばね線材を容易に
かつ安価に入手することができるという利点を有してい
る。この場合円形横断面のばね線材を使用すると,これ
らのばねリングの弾性特性が更に強められる。
【0013】請求項11に記載した固定部材は,球面凹
所の範囲にリング溝を形成する必要がなく,球面凹所を
有している部材を短くすることができるという利点を有
している。
【0014】本発明による燃料噴射装置を内燃機関のカ
ム軸から直接に駆動するために,カム軸の運動は請求項
12に記載したように揺動レバーによってプランジャピ
ンに伝達される。
【0015】
【実施例】以下においては,図面に示した実施例に基づ
いて本発明の構成を具体的に説明する。
【0016】図1に,本発明にとって重要な範囲だけを
示したポンプノズルにおいては,ポンプケーシング5の
シリンダ孔3内でポンプピストン1が軸方向に案内され
ていて,その端面をもってポンプ作業室7を仕切ってい
る。ポンプピストン1のポンプ作業室7とは逆の側の端
部はプランジャ9内に突入しており,このプランジャは
図示していないカム駆動機構の揺動レバー11と結合さ
れている。この揺動レバーによってポンプピストン1が
軸方向で往復に動かされる。ポンプ作業室7は吐出導管
13を介して,燃料を供給される内燃機関の燃焼室内に
突入している噴射弁15に接続されている。噴射弁15
はポンプケーシング5内に配置されており,ポンプ作業
室7内の圧力が所定の噴射圧力に達すると,ばねの力に
抗して開き,圧力がこの噴射圧力よりも低下すると閉じ
る。
【0017】ポンプ作業室7に燃料を供給するために,
燃料貯蔵タンク19からの燃料導管17がポンプ作業室
7内に開口している。燃料導管17内には燃料搬送ポン
プ21並びに電磁制御される切り替え弁23が配置され
ている。この場合切り替え弁23は内燃機関の運転パラ
メータに関連して制御され,その開閉によって燃料の高
圧搬送(噴射)の開始及び終了を制御する。
【0018】ポンプピストン1を駆動するプランジャ9
はプランジャピン25を有し,このプランジャピンは,
プランジャスリーブ35内に挿入されている円柱形のプ
ランジャ挿入体27を介してポンプピストン1に軸方向
に作用し,プランジャピン25のプランジャ挿入体27
とは逆の側の端面には揺動レバー11が作用する。この
ためにポンプピストン1はポンプ作業室7とは逆の側の
端部に,リング形切り欠き部29によって形成された頭
片31を有しており,この頭片はプランジャ挿入体27
の孔33内に突入して,その端面をプランジャ挿入体2
7に当接させている。プランジャ挿入体27が挿入され
ているプランジャスリーブ35は,ポンプケーシング5
の管状部38の,シリンダ孔3に対して同軸的な孔37
内で軸方向に案内されていて,ポンプピストン1の方の
端面のところに内方に向かって折り曲げられた範囲39
を有しており,この範囲39は,頭片31のための貫通
孔を有する袋穴を形成している。ポンプピストン1の頭
片31をプランジャスリーブ35内に突入させ得るよう
にするために,プランジャスリーブ35は折り曲げられ
た範囲39に偏心孔47を有しており,プランジャ9の
前組み立ての際にポンプピストン1の頭片31を偏心孔
47を通してプランジャスリーブ35内に突入させ,次
いでプランジャ挿入体27の中央に位置させて,折り曲
げられた範囲39によって固定する。
【0019】ポンプケーシング5の管状部38の孔37
内でプランジャスリーブ35の回動を防止しかつ軸方向
のストロークを制限するために,プランジャスリーブ3
5は長孔49を有しており,この長孔内に球51が配置
されていて,孔37のリング溝53内で案内されてい
る。
【0020】プランジャスリーブ35は,ポンプピスト
ン1とは逆の側の端部を拡大されていて,フランジ41
を形成しており,このフランジに戻しばね43の一端部
が支えられている。戻しばね43はプランジャスリーブ
35及び管状部38を取り囲んでおり,他端部をポンプ
ケーシング5の段部45に支えられている。したがって
戻しばね43はプランジャスリーブ35を介して,ポン
プ作業室7に向かってのプランジャ運動に反対作用し,
プランジャスリーブ35と連結されているポンプピスト
ン1の吸い込みストロークの際に,ポンプピストン1及
びプランジャ9を出発位置つまり上死点に戻す。
【0021】プランジャピン25はポンプピストン1の
方の端部に球頭55を有している。この球頭は,ポンプ
ピストン1とは逆の側でプランジャピン25の軸部に接
続している部分球面を有している。プランジャピン25
の球頭55はプランジャ挿入体27の端面に形成されて
いる球面凹所57内に,最大限180°の角度範囲にわ
たって旋回可能である玉継ぎ手の形式で支承されてい
る。ポンプピストンの吐出ストロークが終わって,無負
荷状態になったときに滑り出ることがないようにプラン
ジャピン25を軸方向で固定することは,図1の実施例
では円形のスナップリング59によって行われる。この
スナップリングは球頭55の部分球面の基部のところで
プランジャスリーブ35のリング溝61内にはめ込まれ
ており,プランジャピン25が所定の力で引き出される
と,球頭55の外径まで拡開することができるようにな
っている。
【0022】プランジャピン25はプランジャ9から突
出している端部に球面凹所63を有しており,この球面
凹所63内で,球頭55と同じように,揺動レバー11
に垂直にねじ込まれている揺動レバーピン67の軸部に
対して直径を増大せしめられている球頭65が支承され
ている。この場合,揺動レバーピン67の球頭65はや
はり円形の弾性的なスナップリング59によって軸方向
に固定されている。スナップリング59は,端部を内側
に折り曲げられた金属薄板スリーブ69によって押えら
れている。金属薄板スリーブ69は,揺動レバーピン6
7をプランジャピン25に取り付ける前に揺動レバーピ
ン67に差しはめられて,球頭65の背後に係合せしめ
られ,球頭65を球面凹所63内に支承するときに,ス
ナップリング59を球面凹所63に押し付ける。この場
合金属薄板スリーブ69は,その円周に沿って分配され
て内側に曲げ出された複数のばね舌状部73がプランジ
ャピン25の外周んに形成されている溝75内に係合す
ることによって,プランジャピン25に軸方向で固定さ
れる。
【0023】図2に示した実施例では,プランジャスリ
ーブ35の孔37′内でプランジャピン25を軸方向で
固定する固定部材は弾性特性を有するOリング77とし
て構成されており,このOリングは横断面が半円形また
は長方形のリング溝61内にはめ込まれていて,所定の
力を作用させると,球頭55の外径の寸法まで拡開させ
ることができるようになっており,したがってプランジ
ャピン25をプランジャ挿入体27に簡単に取り付ける
ことができる。
【0024】図3〜図6はスナップリング59の種々の
実施例を示したものである。図3に示したスナップリン
グ59は5角形に折り曲げたすきまのある線材ばねリン
グであり,その外径(外接円直径)D1はリング溝の底
の直径に等しく,またその内径(内接円直径)D2は球
頭55・65の外径よりも小さい。この場合円形横断面
の線材のばね特性を選定することによって,プランジャ
ピン25の組み立て力若しくは取り外し力を変化させる
ことができる。
【0025】図4に示したスナップリング59において
は,5角形の1つの辺が短縮されていて,大きなすきま
bが形成されており,これによって組み立ての際にスナ
ップリング59を簡単に拡開させ得るようになってい
る。
【0026】図5に示したスナップリング59は4角形
であり,各辺の間に円弧形の移行部が設けられており,
これによってスナップリングの剛性が大きくされてい
る。
【0027】図6に示したスナップリング59は3角形
であって,やはり円弧形の移行部を有しており,その内
径及び外径は図3の場合と同様に定められているが,し
かしすきまbが大きく,したがって拡開に対する弾性が
大きく,極めて簡単に組み立てを行うことができる。
【0028】各辺の間の円弧形の移行部はリング溝の底
に対する接触面を大きくするもので,リング溝内でスナ
ップリング59が確実に案内される。
【0029】図7及び図8は揺動レバーピン67をプラ
ンジャピン25に軸方向に固定する別の形式を示したも
のであり,図7のスナップリング59は直接にプランジ
ャピン25の溝81内で案内されている。
【0030】図8に示した実施例では,揺動レバーピン
67の軸方向の固定は筒状の成形金属薄板部分83によ
って行われ,この成形金属薄板部分は,係止部材である
ばね舌状部73が球面凹所63の外壁に形成されている
溝75内に係合することによってプランジャピン25に
固定されており,プランジャピン25を越えて突出して
いる端片83′が折り曲げられていて,揺動レバーピン
67の球頭65の背後に係合し,これによって球頭65
が球面凹所63から軸方向に滑り出ることを防止してい
る。
【0031】なお,揺動レバーピン67とプランジャピ
ン25との間並びにプランジャピン25とプランジャ挿
入体27との間の玉継ぎ手の形式の結合部は,球頭と球
面凹所の配置を逆にして,球面凹所を揺動レバーピン6
7に設け,球頭をプランジャ挿入体27に設けることも
可能である。
【0032】したがって,プランジャピン25とプラン
ジャ挿入体27及び揺動レバーピン67との軸方向の固
定を本発明のように変形可能な固定部材によって行うこ
とは,ポンプピストン1がブロックしたときのプランジ
ャ駆動機構の破損を防止するだけでなしに,ポンプ全体
を解体することなしにプランジャピン25を簡単に組み
込むことを可能にし,これによって製作費が著しく安価
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ポンプノズルの一部分の縦断面図である。
【図2】プランジャピンとプランジャ挿入体との間の軸
方向固定機構の第2実施例を示した部分的縦断面図であ
る。
【図3】図1に示したスナップリングの第1変化例の平
面図である。
【図4】図1に示したスナップリングの第2変化例の平
面図である。
【図5】図1に示したスナップリングの第3変化例の平
面図である。
【図6】図1に示したスナップリングの第4変化例の平
面図である。
【図7】プランジャピンと揺動レバーピンとを軸方向で
固定するスナップリングがプランジャピンのリング溝内
にはめ込まれている実施例を示した図である。
【図8】プランジャピンと揺動レバーピンとが筒状の成
形金属薄板部分によって軸方向に固定されている実施例
を示した図である。
【符号の説明】
1 ポンプピストン, 3 シリンダ孔, 5 ポンプ
ケーシング, 7 ポンプ作業室, 9 プランジャ,
11 揺動レバー, 13 吐出導管, 15 噴射
弁, 17 燃料導管, 19 燃料貯蔵タンク, 2
1 燃料搬送ポンプ, 23 切り替え弁, 25 プ
ランジャピン, 27 プランジャ挿入体, 29 リ
ング形切り欠き部, 31 頭片, 33 孔, 35
プランジャスリーブ, 37及び37′ 孔, 38
管状部, 39 範囲, 41フランジ, 43 戻
しばね, 45 段部, 47 偏心孔, 49 長
孔, 51 球, 53 リング溝, 55 球頭,
57 球面凹所, 59スナップリング, 61 リン
グ溝, 63 球面凹所, 65 球頭, 67揺動レ
バーピン, 69 金属薄板スリーブ, 73 ばね舌
状部, 75溝, 77 Oリング, 81 溝, 8
3 成形金属薄板部分, 83′ 端片, b すき
ま, D1 外径, D2 内径
フロントページの続き (72)発明者 フランソワ アグラン フランス国 サン ピエール ドゥ シャ ンデュー リュ ジェ ビズ 95

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプケーシング(5)内に配置された
    シリンダ孔(3)内で案内されているポンプピストン
    (1)を有し,このポンプピストンは,カム駆動機構に
    よって戻しばね(43)の力に抗して軸方向に往復に駆
    動され,かつそのカム駆動機構とは逆の側の端面をもっ
    て,吐出導管(13)を介して噴射弁(15)に接続さ
    れかつ燃料導管(17)を介して燃料を充てん可能なポ
    ンプ作業室(7)を仕切っており,カム駆動機構はプラ
    ンジャピン(25)を介してポンプピストン(1)に作
    用し,該プランジャピン(25)は,そのカム駆動機構
    とは逆の側の球状のピン端部をもって,ポンプピストン
    (1)と結合されているプランジャ挿入体(27)の球
    面凹所(57)内で案内されていて,そこで,固定部材
    (59)によって,プランジャ挿入体(27)と直径を
    プランジャピンよりも大きくされているプランジャスリ
    ーブ(35)との間で軸方向に固定されている形式の内
    燃機関用の燃料噴射装置において,プランジャピン(2
    5)が球状のピン端部として,プランジャ挿入体(2
    7)とは逆の側でプランジャピン(25)の軸部に接続
    している部分球面を備えた球頭(55)を有しており,
    この部分球面の基部に,プランジャスリーブ(35)内
    でプランジャピン(25)になお一定の軸方向運動を可
    能にする弾性的な固定部材(59)が接触しており,こ
    の固定部材はプランジャスリーブ(35)の内面に形成
    されている凹所(61)内にはめ込まれていることを特
    徴とする内燃機関用の燃料噴射装置。
  2. 【請求項2】 プランジャピン(25)がポンプピスト
    ン(1)とは逆の側の端部を,カム軸によって動かされ
    る伝達部材(67)と玉継ぎ手の形式で結合されている
    請求項1記載の燃料噴射装置。
  3. 【請求項3】 玉継ぎ手が球面凹所(63)と球頭(6
    5)とから成っており,球頭の背後には,球面凹所(6
    3)のところに保持されている固定部材(59)が係合
    している請求項2記載の燃料噴射装置。
  4. 【請求項4】 固定部材がOリング(77)として構成
    されており,このOリングは,横断面が半球形又は長方
    形のリング溝(61)内に大きな遊びをもってはめ込ま
    れていて,その内径が球頭(55)の外径にまで拡大可
    能である請求項1又は請求項3記載の燃料噴射装置。
  5. 【請求項5】 固定部材が円形のスナップリング(5
    9)として構成されており,このスナップリングはリン
    グ溝(61)内にはめ込まれており,このリング溝の寸
    法は,球頭(55)の組み立てに必要なスナップリング
    の直径拡大を可能にするように,定められている請求項
    1又は請求項3記載の燃料噴射装置。
  6. 【請求項6】 固定部材(59)がすきまのある5角形
    の形に折り曲げられた線材ばねリングであり,その外径
    (D1)はリング溝として形成されている凹所(61)
    の底の直径に等しく,その内径(D2)は球頭(55)
    の外径よりも小さい請求項1又は請求項3記載の燃料噴
    射装置。
  7. 【請求項7】 線材ばねリングの両端部の間に,5角形
    の1つの辺を短くすることによって,一定の大きなすき
    ま(b)が形成されている請求項6記載の燃料噴射装
    置。
  8. 【請求項8】 固定部材(59)がすきまのある4角形
    の形に折り曲げられた線材ばねリングであり,4角形の
    辺の間の移行部が円弧形に形成されている請求項1又は
    請求項3記載の燃料噴射装置。
  9. 【請求項9】 固定部材(59)がすきまのある3角形
    の形に折り曲げられた線材ばねリングであり,3角形の
    辺の間の移行部が円弧形に形成されている請求項1又は
    請求項3記載の燃料噴射装置。
  10. 【請求項10】 固定部材が円形の横断面を有する線材
    から形成されている請求項1から請求項9までのいずれ
    か1項に記載の燃料噴射装置。
  11. 【請求項11】 固定部材が筒状の成形金属薄板部分
    (83)として構成されており,この成形金属薄板部分
    は係止部材(73)を介して,プランジャピン(25)
    の球面凹所(63)を形成している部分の外周壁に係合
    可能であり,球面凹所(63)内への球頭(65)の挿
    入範囲内に突入しているばね部材(83′)を有してい
    る請求項3記載の燃料噴射装置。
  12. 【請求項12】 カム軸とプランジャピン(25)との
    間の運動の伝達が揺動レバー(11)によって行われ,
    この揺動レバーの,プランジャピン(25)の方の端部
    に揺動レバーピン(67)がねじ込まれており,この揺
    動レバーピンのプランジャピン(25)に作用する端部
    が球頭(65)として構成されており,この球頭は,プ
    ランジャピン(25)の球面凹所(63)として構成さ
    れた端部内に係合して,玉継ぎ手を形成している請求項
    2記載の燃料噴射装置。
JP5275272A 1992-11-07 1993-11-04 内燃機関用の燃料噴射装置 Pending JPH06200854A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4237682A DE4237682A1 (de) 1992-11-07 1992-11-07 Kraftstoffeinspritzeinrichtung, insbesondere Rumpedüse für Brennkraftmaschinen
DE4237682.3 1992-11-07

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06200854A true JPH06200854A (ja) 1994-07-19

Family

ID=6472372

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5275272A Pending JPH06200854A (ja) 1992-11-07 1993-11-04 内燃機関用の燃料噴射装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5402764A (ja)
EP (1) EP0597249B1 (ja)
JP (1) JPH06200854A (ja)
DE (2) DE4237682A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5435286A (en) * 1994-05-02 1995-07-25 Cummins Engine Company, Inc. Ball link assembly for vehicle engine drive trains
US5682861A (en) * 1996-05-23 1997-11-04 Caterpillar Inc. Fluid seal for cyclic high pressures within a fuel injection
GB2330626A (en) 1997-10-22 1999-04-28 Caterpillar Inc Tappet retention for a fuel injector
US6688536B2 (en) * 1997-10-22 2004-02-10 Caterpillar Inc Free floating plunger and fuel injector using same
US5878710A (en) * 1998-07-20 1999-03-09 Caterpillar Inc. Fuel injection shutdown system
US6003790A (en) * 1998-10-14 1999-12-21 Ford Global Technologies, Inc. Pre-load mechanism having self-mounting coil spring
US6607149B2 (en) * 2001-12-28 2003-08-19 Robert Bosch Fuel Systems Corporation Follower assembly with retainer clip for unit injector
CN103670857A (zh) * 2012-09-25 2014-03-26 上海电装燃油喷射有限公司 燃油喷射泵中柱塞偶件o型圈的装配方法
AT515737B1 (de) * 2014-05-12 2018-06-15 Avl List Gmbh Nockenfolgeeinrichtung für eine brennkraftmaschine
CN104612874B (zh) * 2014-12-10 2017-01-25 重庆福欧机械有限公司 一种喷油泵油量控制自动微调机构
CN105422346B (zh) * 2015-12-11 2018-03-13 中国北方发动机研究所(天津) 大流量、高转速转子式高压共轨变量泵用柱塞偶件

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA547612A (en) * 1957-10-15 Seifert Richard Fuel injection control system for internal combustion engines
GB191224127A (en) * 1912-10-22 1913-08-21 James Mckechnie Improvements in and relating to the Injection of Liquid Fuel in Internal Combustion Engines.
GB211377A (en) * 1923-04-25 1924-02-21 Philip Boyce Taneborne Improvements in washers for coach bolts
GB375151A (en) * 1930-10-08 1932-06-23 Bernhard Bischof Improvements in or relating to fuel injection pumps for internal combustion engines
US2897805A (en) * 1957-11-08 1959-08-04 Bundy Tubing Co Tubular push rod and method of making same
US4206734A (en) * 1977-12-27 1980-06-10 Cummins Engine Company, Inc. Adjustable timing mechanism for fuel injection system
US4407241A (en) * 1980-12-31 1983-10-04 Cummins Engine Company, Inc. Expandable hydraulic tappet with a variable exit valve
DE3201011A1 (de) * 1982-01-15 1983-07-28 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Brennstoff-einspritzpumpe
US4531672A (en) * 1983-05-13 1985-07-30 Cummins Engine Company, Inc. Solenoid operated unit injector having distinct timing, metering and injection periods
US4794894A (en) * 1987-03-05 1989-01-03 Cummins Engine Company, Inc. Ceramic tipped pivot rod and method for its manufacture
DE3813320A1 (de) * 1988-04-08 1989-10-19 Voest Alpine Automotive Pumpenduese fuer dieselmotoren
US4864983A (en) * 1988-08-17 1989-09-12 Caterpillar Inc. Pushrod retainer
US4966108A (en) * 1989-04-28 1990-10-30 Cummins Engine Company, Inc. Sintered ceramic ball and socket joint assembly
DE3943419A1 (de) * 1989-12-30 1991-07-04 Bosch Gmbh Robert Kraftstoffeinspritzpumpe fuer brennkraftmaschinen, insbesondere pumpeduese
GB9026841D0 (en) * 1990-12-11 1991-01-30 Lucas Ind Plc Fuel injection pump
US5320278A (en) * 1993-07-26 1994-06-14 Cummins Engine Company, Inc. High pressure fuel injector with fuel drainage valve

Also Published As

Publication number Publication date
EP0597249A1 (de) 1994-05-18
DE59302680D1 (de) 1996-06-27
DE4237682A1 (de) 1994-05-11
EP0597249B1 (de) 1996-05-22
US5402764A (en) 1995-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5775203A (en) High pressure fuel pump assembly
US5544628A (en) Valve control arrangement for an internal combustion engine
JPH06200854A (ja) 内燃機関用の燃料噴射装置
US4526519A (en) Reciprocable plunger fuel injection pump
US5752430A (en) High pressure fuel supply pump for engine
JPS5865966A (ja) 内燃機関用の燃料噴射ポンプ
US8763636B2 (en) Valve assembly for fuel pump
EP1224390B1 (en) Actuating fluid delivery system for a fuel injector
US6705297B2 (en) Fuel pump for an internal combustion engine
US7048521B2 (en) High pressure fuel supply pump with an intake valve member and a discharge valve member aligned along a plunger axis
US4411229A (en) Cylinder deactivation device
JPS59166778A (ja) 電磁作動式流体制御弁
US5186141A (en) Engine brake timing control mechanism
US6799954B2 (en) Tappet turning-prevention structure for fuel supply apparatus
US5520155A (en) Tappet and plunger assembly adapted for a fluid injection pump
US6543702B1 (en) Fuel injection valve
US5174734A (en) Fuel pumping apparatus
JPH11223168A (ja) 燃料噴射器のタペット保持機構
JPH03164509A (ja) 可変カム駆動装置
JP2004245168A (ja) インジェクタの支持構造
GB2226078A (en) C.i. engine fuel injection nozzle
JPH0158771U (ja)
JP2004503709A (ja) 液体を制御する弁
JP2001304071A (ja) 高圧サプライポンプ
KR100326571B1 (ko) 내연기관용연료분사펌프