JP2004245168A - インジェクタの支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】インジェクタの支持構造において、構造を簡素化すると共に組立工数を減少して製造コストを低減し、且つ、インジェクタを適正に支持可能とする。
【解決手段】先端ノズル部53の燃料噴射口が燃焼室18内に臨むようにシリンダヘッド12の取付孔58内にインジェクタ31を配設し、デリバリパイプ32をインジェクタ31の連結軸54に連結すると共に、両者の間に付勢部材63を介装し、デリバリパイプ32をシリンダヘッド12に締結することで、インジェクタ31を燃焼室18側に付勢するようにシリンダヘッド12に押圧保持し、この付勢部材63を、インジェクタ31に位置決めされるベース部64と、このベース部64から延出してデリバリパイプ32に接触する左右のアーム部65とから構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の吸気通路あるいは燃焼室に燃料を噴射するインジェクタの支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
筒内噴射型エンジンでは、シリンダブロックの上部にシリンダヘッドが固定され、シリンダブロック内にピストンが上下移動自在に収容され、このシリンダヘッド、シリンダブロック、ピストンにより燃焼室が形成されている。そして、この燃焼室に対して吸気ポート及び排気ポートが接続され、吸気弁及び排気弁により開閉自在となっている。また、シリンダヘッドには燃料を直接燃焼室に噴射するインジェクタが装着されている。
【0003】
上述した筒内噴射型エンジンにおいて、インジェクタは先端部の燃料噴射口が燃焼室内に臨むようにシリンダヘッドの取付孔内に配設され、このインジェクタに燃料を供給するためのデリバリパイプがインジェクタの基端部に連結され、この状態でデリバリパイプをシリンダヘッドに固定することで、インジェクタをシリンダヘッドに押圧保持している。
【0004】
このような従来のインジェクタの支持構造としては、下記に記載した特許文献1がある。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−152998
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した特許文献1に記載した従来のインジェクタの支持構造にあっては、シリンダヘッド通路の小径孔にシールを介してインジェクタの先端部を嵌入し、このインジェクタをスリーブ及びカラーを介してバネを装着し、このバネを抑えるようにデリバリパイプのハウジングを被せ、ハウジングをシリンダヘッドに締結することで、インジェクタをシリンダヘッドに押圧保持している。
【0007】
この場合、インジェクタを押圧保持するために用いたバネとして、環状の皿バネを複数積層して配置しているため、このバネを支持するスリーブやカラーが必要となり、また、インジェクタとハウジング(デリバリパイプ)との間のシール材を挿入するために更に別のスリーブが必要となり、部品点数が増加して構造が複雑になると共に、組立工数が増加し、製造コストが増加してしまうという問題がある。
【0008】
本発明はこのような問題を解決するものであって、構造を簡素化すると共に組立工数を減少して製造コストを低減し、且つ、インジェクタを適正に支持可能としたインジェクタの支持構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するための請求項1の発明のインジェクタの支持構造では、先端部の燃料噴射口が燃焼室内に臨むようにエンジン側の取付孔内にインジェクタを配設し、デリバリパイプをエンジン側に固定すると共にインジェクタの基端部に連結し、デリバリパイプとインジェクタとの間に付勢部材を介装してこのインジェクタを燃焼室側に押圧するように構成し、この付勢部材に、デリバリパイプあるいはインジェクタのいずれか一方に位置決めされるベース部と、このベース部から延出してデリバリパイプあるいはインジェクタのいずれか他方に接触する左右のアーム部とを設けている。
【0010】
従って、デリバリパイプとインジェクタとの間に付勢部材を介装するだけで、インジェクタをエンジン側に適正に支持することができると共に、付勢部材を装着するための部材を不要として、構造を簡素化すると共に組立工数を減少して製造コストを低減することができる。
【0011】
請求項2の発明のインジェクタの支持構造では、エンジン側の取付孔の内周面とインジェクタの先端部外周面との間にシール部材を介装している。従って、付勢部材によるインジェクタの押圧保持力に拘わらず、燃焼室とインジェクタ取付孔との間のシール性を良好に維持することができる。
【0012】
請求項3の発明のインジェクタの支持構造では、付勢部材のベース部にインジェクタ外周面に嵌合する嵌合部を形成している。従って、付勢部材はインジェクタに対して適正位置に位置決めされることとなり、インジェクタに適正な付勢力を付与して適正に押圧保持することができる。
【0013】
請求項4の発明のインジェクタの支持構造では、インジェクタの側部にコネクタを設ける一方、付勢部材のベース部にこのコネクタとの干渉を防止する切欠部を形成している。従って、付勢部材のベース部がコネクタに干渉することなく、インジェクタを所定の位置に適正に装着することができる。
【0014】
請求項5の発明のインジェクタの支持構造では、付勢部材の左右のアーム部を、ベース部の左右側部にて基端部から屈曲して先端部側へベース部と略平行をなすように延出している。従って、付勢部材のアーム部がインジェクタに干渉することなく、このインジェクタに適正な付勢力を付与することができる。
【0015】
請求項6の発明のインジェクタの支持構造では、付勢部材におけるベース部あるいはアーム部の少なくともいずれか一方がインジェクタの中心線上を押圧している。従って、付勢部材によりインジェクタに対してその軸心方向に沿った付勢力を付与することができ、噴射口の径方向にずれによる周囲壁との接触を防止することができる。
【0016】
請求項7の発明のインジェクタの支持構造では、デリバリパイプにインジェクタを複数連結し、デリバリパイプを複数のインジェクタの各連結位置に対応する位置でエンジンに固定している。従って、複数のインジェクタを均一な押圧力で保持することができ、噴射量のばらつきによる燃焼悪化を防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0018】
図1に本発明の第1実施形態に係るインジェクタの支持構造を表す断面、図2に本実施形態のインジェクタの支持構造を適用した燃料系の概略、図3に本実施形態の付勢部材の概略、図4に本実施形態のインジェクタの支持構造を適用したエンジンの概略を示す。
【0019】
第1実施形態のインジェクタの支持構造を適用した筒内噴射型エンジンにおいて、図4に示すように、シリンダブロック11上にはシリンダガスケットを介してシリンダヘッド12が締結されており、このシリンダブロック11に形成されたシリンダ13にはピストン14が上下動自在に嵌合している。そして、シリンダブロック11の下部にはクランクシャフト15が回転自在に支持され、このクランクシャフト15にはその中心から偏心した位置にコネクティングロッド16の下端部が連結され、上端部はピストン14に連結されている。なお、シリンダブロック11の下部にはオイルパン17が固定されている。
【0020】
シリンダブロック11とシリンダヘッド12とピストン14によって燃焼室18が構成され、この燃焼室18上方には吸気ポート19が連通され、側方には排気ポート20が連通されており、この吸気ポート19及び排気ポート20には吸気バルブ21と排気バルブ22の先端部が臨み、燃焼室18と各ポート19,20との開閉を行うことができるようになっている。そして、吸気ポート19には直立した吸気管23が、排気ポート20には水平な排気管24がそれぞれ連結されている。
【0021】
シリンダヘッド12にはその長手方向に沿って吸気用カムシャフト25と排気用カムシャフト26とが回転自在に支持され、それぞれ各気筒ごとに所定のリフト量をもつ吸気カム27と排気カム28が一体に形成されている。そして、この吸気カム27と排気カム28に対応してロッカアーム29,30が配設され、この各ロッカアーム29,30は吸気バルブ21及び排気バルブ22の上端部に当接している。
【0022】
また、シリンダヘッド13には吸気ポート19に隣接して燃焼室18内に直接燃料を噴射するインジェクタ31が装着されており、先端部の噴射口がこの燃焼室18に臨んでいる。そして、このインジェクタ31には燃料を供給するデリバリパイプ32が連結されている。また、シリンダヘッド13には燃焼室18の頂部に位置して燃焼室18内の混合気に対して点火する点火プラグ33が装着されている。
【0023】
従って、クランクシャフト15が回転駆動すると、コネクティングロッド16を介してピストン14がシリンダ13内で往復移動する。一方、クランクシャフト15の回転駆動と同期する各カムシャフト25,26の回転駆動によって各カム27,28がロッカアーム29,30を介して吸気バルブ21及び排気バルブ22が開閉し、同時にインジェクタ31は高圧の燃料を燃焼室18に噴射する。この燃焼室18では、吸気と燃料とが混合し、この混合気に対して点火プラグ33が点火して爆発、膨張した後、燃焼ガスが排気ポート20より外部に排出される。
【0024】
このように構成された本実施形態の筒内噴射型エンジンでは、インジェクタ31がデリバリパイプ32により燃焼室18側に押圧保持されている。即ち、図1及び図2に示すように、シリンダヘッド12には、4つの気筒に対応して4つのインジェクタ31がシリンダヘッド12の長手方向に沿って均等間隔で装着されている。また、シリンダヘッド12には、各インジェクタ31の装着位置に隣接して4つの取付ボス部41がシリンダヘッド12の長手方向に沿って均等間隔で形成されている。デリバリパイプ32は、内部に燃料供給通路42と燃料戻し通路43とが平行をなして形成され、各インジェクタ31との4つの連結部44と、各取付ボス部41に対応した4つの取付部45がその長手方向に沿ってそれぞれ均等間隔で形成されている。
【0025】
従って、デリバリパイプ32は、各連結部44を介して4つのインジェクタ33と連結され、各取付部45が各取付ボス部41に適合した状態で、締結ボルト46が取付部45を貫通して取付ボス部41に螺合することでシリンダヘッド12に締結されている。そして、シリンダヘッド12の端部に取付けられた燃料ポンプ47は燃料供給管48を介してデリバリパイプ32の燃料供給路42と連結されると共に、燃料戻し管49を介して燃料戻り通路43と連結されている。
【0026】
ここで、シリンダヘッド12へのデリバリパイプ32によるインジェクタ31の押圧支持構造について詳細に説明する。
【0027】
インジェクタ31は、本体51の先端側に取付フランジ52部が形成され、この取付フランジ52に細径のノズル部53が設けられ、先端に燃料を噴射する燃料噴射口(図示略)が形成される一方、基端側にデリバリパイプ32との連結軸54が形成されている。そして、インジェクタ31の中間部には、後述する付勢部材63を位置決めする位置決めボス部55と、この付勢部材63を挿入するための細径部56とが形成されると共に、その側部に内部の電磁コイルに通電するためのコネクタ57が設けられている。
【0028】
一方、シリンダヘッド12の所定の位置には燃焼室18に連通する取付孔58が形成されており、中途部に支持面59が形成され、その下端部は小径孔60となっている。また、デリバリパイプ32は中途部にインジェクタ31との連結部44が形成され、内部に嵌合孔61が形成されおり、下端部にコネクタ57との干渉を防止する切欠部62が形成されている。
【0029】
そして、デリバリパイプ32に対してインジェクタ31を燃焼室18側に押圧するための付勢部材63は、インジェクタ31に位置決めされるベース部64と、このベース部64から延出してデリバリパイプ32に接触する左右のアーム部65とから構成されている。このベース部64には、インジェクタ31の位置決めボス部55の外周面に嵌合して位置決めされる嵌合部66が形成されると共に、コネクタ57との干渉を防止する切欠部67が形成されている。一方、アーム部65は、ベース部64の左右側部にてその基端部から180度屈曲して先端部側へこのベース部64と略平行をなすように延出しており、左右のアーム部65の内側にはインジェクタ31との干渉を防止する切欠部68が形成されている。
【0030】
従って、シリンダヘッド12の取付孔58にインジェクタ31の先端部を挿入し、このとき、ノズル部53の外周面と小径孔60の内周面との間にリング状のサイドシール(シール部材)69が介装される。そして、インジェクタ31の位置決めボス部55に嵌合部66が嵌合するように付勢部材63を装着し、インジェクタ31の連結軸54にリング状のサイドシール70を介してデリバリパイプ32の連結部44を嵌合し、前述したように、締結ボルト46によりデリバリパイプ32がシリンダヘッド12に締結される。
【0031】
このとき、付勢部材63はベース部64がインジェクタ31の本体上面51aに接触し、左右のアーム部65がデリバリパイプ32の下面32aに接触した状態で圧縮されているため、この付勢部材63の付勢力により、インジェクタ31は燃焼室18側に押圧支持されることとなる。
【0032】
なお、シリンダヘッド12の取付孔58にインジェクタ31の先端部を挿入し、このインジェクタ31に付勢部材63を装着し、その連結軸54にデリバリパイプ32を嵌合してシリンダヘッド12に締結するようにしたが、デリバリパイプ32にインジェクタ31を装着した状態で、このインジェクタ31をシリンダヘッド12の取付孔58に挿入してデリバリパイプ32をシリンダヘッド12に締結してもよい。
【0033】
このように第1実施形態のインジェクタの支持構造にあっては、先端ノズル部53の燃料噴射口が燃焼室18内に臨むようにシリンダヘッド12の取付孔58内にインジェクタ31を配設し、デリバリパイプ32をインジェクタ31の連結軸54に連結すると共に、両者の間に付勢部材63を介装した状態で、デリバリパイプ32をシリンダヘッド12に締結することで、インジェクタ31を燃焼室18側に付勢するようにシリンダヘッド12に押圧保持し、この付勢部材63をインジェクタ31に位置決めされるベース部64とこのベース部64から延出してデリバリパイプ32に接触する左右のアーム部65とから構成している。
【0034】
従って、デリバリパイプ32とインジェクタ31との間に付勢部材63を介装するだけで、インジェクタ31をエンジン側に適正に押圧支持することができ、燃焼室18での爆発及び膨張時にインジェクタ31が高い筒内圧を受けても後退することなく、常時適正位置に保持することができ、また、付勢部材63を装着するための部材を不要として、構造を簡素化すると共に組立工数を減少して製造コストを低減することができる。
【0035】
また、第1実施形態のインジェクタの支持構造では、シリンダヘッド12の取付孔58の内周面とインジェクタ31のノズル部53の外周面との間にサイドシール69を介装している。従って、付勢部材63によるインジェクタ31の押圧力に拘わらず、燃焼室18とインジェクタ取付孔58との間のシール性を良好に維持することができる。
【0036】
更に、付勢部材63のベース部64にインジェクタ31の位置決めボス部55に嵌合する嵌合部66を形成しており、付勢部材63をインジェクタ31に対して適正位置に位置決めすることができる。また、付勢部材62のベース部64にインジェクタ31のコネクタ57との干渉を防止する切欠部67を形成しており、インジェクタ31を所定の位置に適正に装着することができる。
【0037】
図5に本発明の第2実施形態に係るインジェクタの支持構造を表す断面、図6に本実施形態の付勢部材の概略、図7に本発明の第3実施形態に係るインジェクタの支持構造を表す断面、図8に本実施形態の付勢部材の概略、図9に本発明の第4実施形態に係るインジェクタの支持構造を表す断面、図10に本実施形態の付勢部材の概略を示す。なお、前述した実施形態で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0038】
第2実施形態のインジェクタの支持構造において、図5及び図6に示すように、付勢部材71は、インジェクタ31に位置決めされるベース部72と、このベース部72から上方に屈曲延出してデリバリパイプ32に接触する左右のアーム部73とから構成されている。このベース部72は先端部がインジェクタ31の中心線O上を押圧するようにアーム部73に比べて短くなっており、インジェクタ31の位置決めボス部55の外周面に嵌合して位置決めされると共に、コネクタ57との干渉を防止する切欠状をなす嵌合部74が形成されている。一方、左右のアーム部73にはインジェクタ31との干渉を防止する切欠部75が形成されている。
【0039】
そして、シリンダヘッド12の取付孔58にサイドシール69を介してインジェクタ31の先端部を挿入し、インジェクタ31の位置決めボス部55に嵌合部74が嵌合するように付勢部材71を装着し、インジェクタ31の連結軸54にサイドシール70を介してデリバリパイプ32の連結部44を嵌合し、締結ボルト46によりデリバリパイプ32がシリンダヘッド12に締結される。このとき、付勢部材71はベース部72がインジェクタ31の本体上面51aに接触し、且つ、先端部がインジェクタ31の中心線O上を押圧し、左右のアーム部65がデリバリパイプ32の下面32aに接触した状態で圧縮されているため、この付勢部材71の付勢力により、インジェクタ31は燃焼室18側に適正に押圧支持されることとなる。
【0040】
このように第2実施形態のインジェクタの支持構造にあっては、インジェクタ31を燃焼室18側に付勢するようにシリンダヘッド12に押圧保持するために、インジェクタ31とデリバリパイプ32との間に介装された付勢部材71を、インジェクタ31に位置決めされて先端部がインジェクタ31の中心線O上を押圧するベース部72と、デリバリパイプ32に接触する左右のアーム部73とから構成している。
【0041】
従って、付勢部材71のベース部72がインジェクタ31のほぼ中心を押圧するため、インジェクタ31は曲げ荷重を受けずにその軸心方向に沿って付勢力を受け、燃焼室18側に適正に押圧支持されることとなり、燃焼室18での膨張及び爆発時にインジェクタ31が高い筒内圧を受けてもノズル部53の噴射口の位置が径方向にずれることはなく、サイドシール69は常時ノズル部53と小径孔60に適正に密着してシールすることができると共に、ノズル部53が小径孔60の周囲壁に接触することによる損傷を確実に防止することができる。
【0042】
第3実施形態のインジェクタの支持構造において、図7及び図8に示すように、付勢部材81は、インジェクタ31に位置決めされるベース部82と、このベース部82から上方に屈曲延出してデリバリパイプ32に接触する左右のアーム部83とから構成されている。このベース部82は先端部がインジェクタ31の中心線O上を押圧するように短くなっており、インジェクタ31の位置決めボス部55に嵌合して位置決めされると共に、コネクタ57との干渉を防止する切欠状をなす嵌合部84が形成されている。一方、左右のアーム部83は先端部がデリバリパイプ32の中心線O上を押圧するように短くなっており、内側にインジェクタ31との干渉を防止する切欠部85が形成されている。
【0043】
そして、インジェクタ31が付勢部材81を介してデリバリパイプ32によりシリンダヘッド12に保持されると、付勢部材81はベース部82の先端部がインジェクタ31の中心線O上を押圧し、左右のアーム部83の先端部がデリバリパイプ32の中心線O上を押圧した状態で圧縮されているため、この付勢部材81の付勢力により、インジェクタ31は燃焼室18側に適正に押圧支持されることとなる。
【0044】
このように第3実施形態のインジェクタの支持構造にあっては、インジェクタ31とデリバリパイプ32との間に介装された付勢部材81を、先端部がインジェクタ31の中心線O上を押圧するベース部82と、先端部がデリバリパイプ32の中心線O上を押圧する左右のアーム部83とから構成している。従って、付勢部材81のベース部82がインジェクタ31のほぼ中心を押圧し、アーム部82がデリバリパイプ32の連結部44のほぼ中心を押圧するため、インジェクタ31はその軸心方向に沿って付勢力を受け、燃焼室18側に適正に押圧支持されることとなり、サイドシール69の高いシール性を確保することができると共に、ノズル部53の接触による損傷を確実に防止することができる。
【0045】
第4実施形態のインジェクタの支持構造において、図9及び図10に示すように、付勢部材91は、インジェクタ31に位置決めされるベース部92と、このベース部92から上方に屈曲延出してデリバリパイプ32に接触する左右のアーム部93とから構成されている。このベース部92は下面に下方へ山型に突出してインジェクタ31の中心線O上を押圧可能な凸部94が形成され、インジェクタ31の位置決めボス部55に嵌合して位置決めされる嵌合部95と、コネクタ57との干渉を防止する切欠部96が形成されている。アーム部93は、内側にインジェクタ31との干渉を防止する切欠部97が形成されている。
【0046】
そして、インジェクタ31が付勢部材91を介してデリバリパイプ32によりシリンダヘッド12に保持されると、付勢部材91はベース部92の凸部94がインジェクタ31の中心線O上を押圧し、左右のアーム部93がデリバリパイプ32を押圧した状態で圧縮されているため、この付勢部材91の付勢力により、インジェクタ31は燃焼室18側に適正に押圧支持されることとなる。
【0047】
このように第4実施形態のインジェクタの支持構造にあっては、インジェクタ31とデリバリパイプ32との間に介装された付勢部材91を、凸部94がインジェクタ31の中心線O上を押圧するベース部92と、デリバリパイプ32を押圧する左右のアーム部93とから構成している。従って、付勢部材91のベース部92がインジェクタ31のほぼ中心を押圧するため、インジェクタ31はその軸心方向に沿って付勢力を受け、燃焼室18側に適正に押圧支持されることとなり、サイドシール69の高いシール性を確保することができると共に、ノズル部53の接触による損傷を確実に防止することができる。
【0048】
なお、上述した実施形態において、インジェクタ31とデリバリパイプ32との間に介装される付勢部材63,71,81,91に、インジェクタ31に位置決めされるベース部64,72,82,92とデリバリパイプ32に接触する左右のアーム部65,73,83,93とを設けたが、ベース部をデリバリパイプ32に位置決めし、左右のアーム部をインジェクタ31に接触するようにしてもよい。
【0049】
また、第2〜第4実施形態では、付勢部材71,81,91におけるベース部72,82,92がインジェクタ31の中心線Oを押圧するようにしたが、アーム部73,83,93のみがデリバリパイプ32の中心線O上を押圧するようにしてもよい。
【0050】
【発明の効果】
以上、実施形態において詳細に説明したように請求項1の発明のインジェクタの支持構造によれば、先端部の燃料噴射口が燃焼室内に臨むようにエンジン側の取付孔内にインジェクタを配設し、デリバリパイプをエンジン側に固定すると共にインジェクタの基端部に連結し、デリバリパイプとインジェクタとの間に付勢部材を介装してこのインジェクタを燃焼室側に押圧するように構成し、この付勢部材に、デリバリパイプあるいはインジェクタのいずれか一方に位置決めされるベース部と、このベース部から延出してデリバリパイプあるいはインジェクタのいずれか他方に接触する左右のアーム部とを設けたので、デリバリパイプとインジェクタとの間に付勢部材を介装するだけで、インジェクタをエンジン側に適正に支持することができると共に、付勢部材を装着するための部材を不要として、構造を簡素化すると共に組立工数を減少して製造コストを低減することができる。
【0051】
請求項2の発明のインジェクタの支持構造によれば、エンジン側の取付孔の内周面とインジェクタの先端部外周面との間にシール部材を介装したので、付勢部材によるインジェクタの押圧保持力に拘わらず、燃焼室とインジェクタ取付孔との間のシール性を良好に維持することができる。
【0052】
請求項3の発明のインジェクタの支持構造によれば、付勢部材のベース部にインジェクタ外周面に嵌合する嵌合部を形成したので、付勢部材はインジェクタに対して適正位置に位置決めされることとなり、インジェクタに適正な付勢力を付与して適正に押圧保持することができる。
【0053】
請求項4の発明のインジェクタの支持構造によれば、インジェクタの側部にコネクタを設ける一方、付勢部材のベース部にこのコネクタとの干渉を防止する切欠部を形成したので、付勢部材のベース部がコネクタに干渉することなく、インジェクタを所定の位置に適正に装着することができる。
【0054】
請求項5の発明のインジェクタの支持構造によれば、付勢部材の左右のアーム部を、ベース部の左右側部にて基端部から屈曲して先端部側へベース部と略平行をなすように延出したので、付勢部材のアーム部がインジェクタに干渉することなく、このインジェクタに適正な付勢力を付与することができる。
【0055】
請求項6の発明のインジェクタの支持構造によれば、付勢部材におけるベース部あるいはアーム部の少なくともいずれか一方がインジェクタの中心線上を押圧するので、付勢部材によりインジェクタに対してその軸心方向に沿った付勢力を付与することができ、噴射口の径方向にずれによる周囲壁との接触を防止することができる。
【0056】
請求項7の発明のインジェクタの支持構造によれば、デリバリパイプにインジェクタを複数連結し、デリバリパイプを複数のインジェクタの各連結位置に対応する位置でエンジンに固定したので、複数のインジェクタを均一な押圧力で保持することができ、噴射量のばらつきによる燃焼悪化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るインジェクタの支持構造を表す断面図である。
【図2】第1実施形態のインジェクタの支持構造を適用した燃料系の概略図である。
【図3】第1実施形態の付勢部材の概略図である。
【図4】第1実施形態のインジェクタの支持構造を適用したエンジンの概略図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係るインジェクタの支持構造を表す断面図である。
【図6】第2実施形態の付勢部材の概略図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係るインジェクタの支持構造を表す断面図である。
【図8】第3実施形態の付勢部材の概略図である。
【図9】本発明の第4実施形態に係るインジェクタの支持構造を表す断面図である。
【図10】第4実施形態の付勢部材の概略図である。
【符号の説明】
11 シリンダヘッド
18 燃焼室
19 吸気ポート
20 排気ポート
31 インジェクタ
32 デリバリパイプ
33 点火プラグ
53 ノズル部
55 位置決めボス部
57 コネクタ
58 取付孔
63,71,81,91 付勢部材
64,72,82,92 ベース部
65,73,83,93 アーム部
66,74,84,95 嵌合部
67、85 切欠部
69 サイドシール(シール部材)
94 凸部

Claims (7)

  1. 先端部の燃料噴射口が燃焼室内に臨むようにエンジン側の取付孔内に配設されたインジェクタと、前記エンジン側に固定されると共に前記インジェクタの基端部に連結されたデリバリパイプと、該デリバリパイプと前記インジェクタとの間に介装されて該インジェクタを前記燃焼室側に押圧する付勢部材とを具えたインジェクタの支持構造において、前記付勢部材は、前記デリバリパイプあるいは前記インジェクタのいずれか一方に位置決めされるベース部と、該ベース部から延出して前記デリバリパイプあるいは前記インジェクタのいずれか他方に接触する左右のアーム部とを有することを特徴とするインジェクタの支持構造。
  2. 請求項1記載のインジェクタの支持構造において、前記エンジン側の取付孔の内周面と前記インジェクタの先端部外周面との間にシール部材が介装されたことを特徴とするインジェクタの支持構造。
  3. 請求項1記載のインジェクタの支持構造において、前記付勢部材のベース部に、前記インジェクタ外周面に嵌合する嵌合部が形成されたことを特徴とするインジェクタの支持構造。
  4. 請求項1記載のインジェクタの支持構造において、前記インジェクタの側部にコネクタが設けられる一方、前記付勢部材のベース部に該コネクタとの干渉を防止する切欠部が形成されたことを特徴とするインジェクタの支持構造。
  5. 請求項1記載のインジェクタの支持構造において、前記付勢部材の左右のアーム部は、前記ベース部の左右側部にて基端部から屈曲して先端部側へ該ベース部と略平行をなすように延出することを特徴とするインジェクタの支持構造。
  6. 請求項1記載のインジェクタの支持構造において、前記付勢部材における前記ベース部あるいは前記アーム部の少なくともいずれか一方が前記インジェクタの中心線上を押圧することを特徴とするインジェクタの支持構造。
  7. 請求項1記載のインジェクタの支持構造において、前記デリバリパイプに前記インジェクタが複数連結され、該デリバリパイプは該複数のインジェクタの各連結位置に対応する位置で前記エンジンに固定されたことを特徴とするインジェクタの支持構造。
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