JP3160296B2 - ラミネート金属板の製造設備及びラミネート金属板の製造方法 - Google Patents

ラミネート金属板の製造設備及びラミネート金属板の製造方法

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JP3160296B2 JP53165997A JP53165997A JP3160296B2 JP 3160296 B2 JP3160296 B2 JP 3160296B2 JP 53165997 A JP53165997 A JP 53165997A JP 53165997 A JP53165997 A JP 53165997A JP 3160296 B2 JP3160296 B2 JP 3160296B2
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厚夫 田中
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、ラミネート金属板の高速生産を可能にする
製造設備であり、高速ラミネート時に発生する気泡を低
減することが可能である。
背景技術 飲料缶、食缶等の容器分野では従来のめっき鋼板やア
ルミ板に塗装を施したものに変わり、樹脂フイルムを金
属板にラミネートしたラミネート金属板が使用されるよ
うになってきた。これらのラミネート金属板を製造する
方法は従来より公知であり(例えば特開平4−201237号
公報など)、塗装缶と比較して溶剤を使用を使用しない
点、および塗料焼き付け用のオーブンを使用しない点に
おいて優れている。
容器用途に使用するラミネート金属板は加工する際の
プレス加工、絞り加工、しごき加工等に耐えるフイルム
の密着性を有し、さらに加工時に樹脂フイルムに傷が付
きにくいようにラミネート金属板の表面形状に変化がな
いことなど、要求される項目も多くなる。この様な要求
に対して、ラミネート金属板に多量の気泡が発生するこ
とは、樹脂フイルムと金属板の密着力が低下すること、
表面に凹凸が発生し加工時に表面に傷がつきやすくなる
こと、さらにはラミネート金属板の表面外観が変わるな
どの理由から好ましくなく、ラミネート金属板の製造時
には気泡巻き込みを防止する努力が払われ、生産が行わ
れている。
今日ラミネート金属板の需要が増加し、生産性を上げ
るためにラミネート速度を上げる必要が生じているが、
単にラミネート速度を上げた場合には多量の気泡が発生
してしまい、現状では気泡の発生によりラミネート速度
が制限されているのが実状である。
発明の開示 本発明は、上記の実状を克服しようと考え出されたも
ので、200m/分以上の高速ラミネートにおいても気泡の
ない、生産性に優れたラミネート金属板の製造設備を提
供する。
このため、本発明のラミネート金属板の製造設備は、
巻き取りフィルムからラミネートロールへフイルムを供
給するにあたり、ラミネートロールと巻き取りフィルム
とを結ぶ直線よりも張り出す様に、フィルムに張力を付
与する支持ロールを、樹脂フイルムのラミネートロール
接触側に設けることを特徴とする。
また、ラミネートロールと巻き取りフィルムとを結ぶ
直線よりも張り出す様に、フィルムに張力を付与する支
持ロールを、樹脂フイルムの金属板接触側に設けること
も好ましい。
そして、ラミネートロールと巻き取りフィルムとを結
ぶ直線よりも張り出す様に、フィルムに張力を付与する
支持ロールを、樹脂フイルムのラミネートロール接触側
に設け、更にその後前記と張り出し側を異にする様に、
支持ロールを樹脂フイルムの金属板接触側に設けること
も好ましく、まず、樹脂フイルムの金属板接触側に設
け、更にその後前記と張り出し側を異にする様に、支持
ロールを樹脂フイルムのラミネートロール接触側に設け
ることも好ましい。
さらに、本発明のラミネート金属板の製造設備は、ラ
ミネート速度をV(m/分)とし、ラミネートロールとそ
の直前に設置された支持ロールとの間の樹脂フィルムの
長さをL(m)としたときに、L×V≦600となるよう
にラミネートロール直前に支持ロールを設けることを特
徴とする。
図面の簡単な説明 図1は、本発明に係わるラミネート金属板の製造を実
施する装置の一例を示す概略図である。図2は、本発明
に係わるラミネート金属板の製造を実施する装置の他の
例を示す概略図である。図3は、ラミネート金属板の製
造を実施する装置の比較例を示す概略図である。図4
は、ラミネート速度と気泡面積率の関係を示した図であ
る。
発明を実施するための最良の形態 本発明のラミネート金属板の製造設備によると、加熱
された金属板(1)を一組のラミネートロール(2)に
より金属板の片面もしくは両面に樹脂フイルム(3)を
ラミネートし、ラミネート金属板(4)を製造する設備
において、ラミネートロール(2)に樹脂フイルム
(3)を供給する際に、フイルムに張力を与え張り出す
ための支持ロール(5)を設置する。これにより、高速
ラミネート時においてもラミネートロール(2)に供給
される樹脂フイルムのしわがなくなり、さらにラミネー
トロール(2)上の樹脂フイルムもしわがなくなる。高
速でラミネートする際のラミネート直前の樹脂フイルム
のしわは気泡が増加する原因となるが、そのしわをなく
することによりラミネート金属板(4)の気泡が低減さ
れる。以下に本発明を図1を参照しながら詳細に説明す
る。
図1において、金属板(1)には、クロムめっき鋼板
(ティンフリースチール)、錫めっき鋼板、などのめっ
き鋼板や、アルミ板などを使用する。一般にそれらの金
属板の厚みは0.1〜0.3mmである。
また樹脂フイルム(3)にはポリエステル樹脂(ポリ
エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート
など)、ポリオレフィン系樹脂(ポリエチレン、ポリプ
ロピレンなど)、ポリアミド樹脂(6,6−ナイロンな
ど)、ポリカーボネート樹脂などを主成分とした単層も
しくは2層以上のものを使用する。前記記樹脂フイルム
(3)にはあらかじめエポキシ樹脂などを主成分とした
接着剤が塗布されていても良い。容器用ラミネート金属
板に使用される一般的な樹脂フイルムの厚みは5〜50μ
mである。
ラミネートロール(2)の材質には金属ロールにフッ
ソゴム、シリコンゴム等をコーティングしたゴムライニ
ングロールを用いる。
支持ロール(5)にはラミネートロール(2)と同じ
構成の金属ロールにフッソゴム、シリコンゴム等をライ
ニングしたゴムライニングロールのほかにクロムなどを
めっきした金属ロールを用いても良い。
続いてラミネート金属板の製造方法を順を追って説明
する。まず、めっき鋼板やアルミ板などの金属板(1)
を、樹脂の溶融開始温度以上に加熱するが、通常は安定
して樹脂フイルムの溶融層を得るために溶融開始温度よ
りも5〜50℃高く加熱する。また樹脂フイルムに接着剤
が塗布されている場合には、接着剤が十分軟化する温度
以上に金属板を加熱する。このときの加熱設備としては
誘導加熱装置あるいは抵抗加熱装置などを用いる。
以上の様にして加熱した金属板(1)の片側もしくは
両側に樹脂フイルム(3)を供給してラミネートロール
(2)により圧着するわけであるが、金属板および樹脂
フイルムはコイル状に巻いてあるものを使用し、金属
板、樹脂フイルムともに連続的にコイルからほどきなが
ら、ラミネートロール(2)に供給する。さらに供給さ
れた樹脂フイルムを一組のラミネートロール(2)によ
り金属板にラミネートする。ラミネートしたラミネート
金属板は続けて水などにクエンチする。
工業的にラミネート金属板を製造する設備では、樹脂
フイルムは金属板と比較して薄いため、樹脂フイルムを
ラミネートロールまで誘導するときにしわが発生する。
しわのついた樹脂フイルムがラミネートロール上に来る
と、ラミネートロール表面の滑り性のないゴムのために
樹脂フイルムのしわが固定される。そして樹脂フイルム
のしわがひどい場合には、しわの付いたラミネート金属
板になり、全く商品価値がなくなる。このためラミネー
トを行う際にはフイルムの形状が良いものを選び、樹脂
フイルムに加える張力を調整して大きなしわが発生しな
いようにしてきた。しかしある程度の樹脂フイルムのし
わはラミネートロールに入る瞬間に矯正されるため、ラ
ミネート金属板の樹脂フイルムにしわが発生しない限り
ラミネート前に発生する樹脂フイルムのしわには大きな
関心は払われなかった。しかし詳しい調査の結果、ラミ
ネートロール上の樹脂フイルムにしわが発生するとラミ
ネート金属板に気泡が入りやすく、とくに高速ラミネー
ト時に格段に気泡発生が多くなることがわかった。
高速ラミネート時の気泡発生に樹脂フイルムしわがど
のように影響を及ぼしているかは現時点では推測せざる
を得ないが、ラミネート金属板の気泡形態を観察した結
果以下のように推察している。すなわちラミネート金属
板(4)の気泡は金属板(1)の表面凹凸の凹部に主と
して発生すること、金属板の進行方向に対する気泡の大
きさが10〜数百μmにおよぶことなどの特徴がある。そ
れらのことから推測すると気泡は樹脂フイルム(2)が
ラミネートロールニップ内に進入して長くても数10μm
以内に金属板の表面凹凸を溶融軟化した樹脂で埋めきれ
なかった場合に発生すると推測される。樹脂フイルムに
しわがある場合には、ニップ内にミクロンオーダーで樹
脂フイルムが進入した段階でしわがなくなると考えら
れ、それまでは樹脂フイルムが金属板に十分接触しない
と考えられる。そのため溶融した樹脂が金属板表面の凹
凸を埋めにくくなり、結果として気泡が入り易くなると
推測している。
次に実際に樹脂フイルム(3)のしわを無くす方法に
ついて説明する。ラミネートロール(2)上の樹脂フイ
ルムしわを無くすためには、ラミネートロールに到達す
るまでの樹脂フイルムのしわを取り除けば良く、いった
んしわのない樹脂フイルムがラミネートロール上に供給
されればラミネートロール上で新たにしわが発生するこ
とはない。このためラミネートロールに接触する直前ま
でに樹脂フイルムのしわを取り除く必要がある。樹脂フ
イルムのしわを取り除くための検討を行った結果、巻き
取りフィルムからラミネートロールへフイルムを供給す
るにあたり、ラミネートロールと巻き取りフィルムとを
結ぶ直線よりも上側に張り出す様に(図1参照)、フィ
ルムに張力を付与する支持ロールを設けることが有効で
あった。同様の考え方で、張り出し方は下側でも良い。
さらに、一旦上側又は下側に張り出し、更にその後先
の張り出し側と異なる方向に張り出す様に、フィルムに
張力を付与する支持ロールを設けることも有効であっ
た。
また、各支持ロール間の樹脂フイルムの長さを短くす
ることにより、しわを取ることが可能となることがわか
った。しかし多数の支持ロール(5A,5B)を設置する場
合、ラミネートラインのスペースや各支持ロールのメン
テナンスを考えると実用的でない。そのためさらに検討
を行ない、フイルム搬送のために2本の支持ロール(5
A,5B)を設置し、ラミネートロール(2)とその直前の
支持ロール(5A)の間の樹脂フイルムを長さL(m)を
短くすれば、ラミネートロール直前の樹脂フイルムのし
わを大部分取り除くことが可能であるという結論に至っ
た。好ましくは設備的に可能な限り樹脂フイルムの長さ
Lを短くした方が良い。ラミネート速度V(m/分)に応
じて気泡量が増加することを考慮すると、ラミネート速
度Vを上げるほど、樹脂フイルムの長さLを短くしなけ
ればならない。
図4は、ラミネート速度V(m/分)と支持ロール(5
A)−ラミロール間の樹脂フイルムの長さL(m)の適
正範囲を示したものである。図4には金属板の気泡面積
率が8%以下のときを良好とし(理由については後に示
す)、○印で表した。また8%を超える場合を不適とし
×印で表した。図に示した斜線の範囲がラミネート速度
Vと樹脂フイルムの長さLの適正範囲であり、L×V≦
600の条件で示される範囲にある。ラミネート速度Vと
樹脂フイルムの長さLがL×V≦600の範囲にあれば許
容される気泡量のラミネート板を製造することが可能で
ある。
ラミネートロール直前の支持ロール(5A)は図1に示
すように、樹脂フイルムの金属板接触側から、又は図2
に示すように、ラミネートロール接触側からのどちら側
から接触させても同じ様に効果があるが、フイルムに接
着剤が塗布してあり、接着剤が支持ロールに付着する様
な場合にはラミネートロール接触側に設置する。また本
発明ではフィルム進行方向に2本以上の支持ロールを設
けることが好ましいが、これは、樹脂フイルムに対して
幅方向に均一な張力を加えるためであり、2本の支持ロ
ール(5A,5B)があると、その間は樹脂フイルムに幅方
向に均一が張力を加えることが可能となる。
以上に示した様にラミネートロール(2)に樹脂フイ
ルム(3)を搬送するために2本以上の支持ロール(5
A、5B)を設置し、さらにラミネートロール(2)とそ
の直前の支持ロール(5A)の間隔を狭くし、その間の樹
脂フイルムの長さLを短くするすることにより物理的に
発生する樹脂フイルムのしわをラミネートロール直前で
取り除くことができる。その結果樹脂フイルムの気泡を
低減することが可能となる。さらにラミネートロール
(2)とその直前の支持ロール(5A)の間の樹脂フイル
ムの長さL(m)がラミネート速度V(m/分)に対して
L×V≦600なる関係を満足していれば実用上問題のな
い気泡量のラミネート金属板を製造することが可能とな
る。
次に本発明の実施例を示す。
(実施例1〜3) 金属板(1)に厚み0.2mm、幅1000mmのクロムめっき
鋼板(TFS、ティンフリースチール)を使用した。この
ときのクロムめっき鋼板の粗度はRa 0.20μm、Rmax 2.
2μmであった。樹脂フイルム(3)には厚み25μm、
幅1000mmのポリエチレンテレフタレート単層フイルムを
使用し、金属板(1)の両面にラミネートした。ラミネ
ートロール(2)にはシリコンゴムをライニングしたロ
ールを使用した。また支持ロール(5A、5B)の配置は図
1に示した通りに設置し、表面をクロムをめっきした金
属ロールを使用した。ラミネートロール(2)とその直
前の支持ロール(5A)との間の樹脂フイルムの長さLを
1.5mとした。またラミネート速度Vを400、300、200m/
分、とした。
(実施例4〜6) ラミネートロール(2)とその直前の支持ロール(5
A)との間の樹脂フイルムの長さLを0.5mとした。その
他の条件は実施例1と同じとし、ラミネート速度をそれ
ぞれ400、300、200m/分とした。
(実施例7〜9) ラミネートロール(2)直前の支持ロール(5A)を図
2に示す様に樹脂フイルム(3)に金属板側から接触す
る様にし、さらに樹脂フイルムの長さLを0.1mとした。
その他の条件は実施例1と同じとしラミネート速度をそ
れぞれ400、300、200m/分とした。
(比較例1〜3) 支持ロール(5A,5B)を図1に示した様に設置し、ラ
ミネートロールと支持ロール間の樹脂フイルムの長さを
3.0mとした。その他の条件は実施例1と同じとしラミネ
ート速度をそれぞれ400、300、250m/分とした。
(比較例4) 図3に示した様に支持ロールを用いず、コイル状のフ
イルムから直接ラミネートロールに供給した。このとき
のラミネートロールからフイルムコイルまでの樹脂フイ
ルムの長さL′(m)を1.5mとし、ラミネート速度は40
0m/mとした。その他の条件は実施例1と同じとした。
以上の条件でラミネートしたラミネート金属板の気泡
の程度を超音波顕微鏡で観察した。今回測定した気泡面
積率はラミネート金属板の1mm×1mmの範囲を観察し、気
泡の占める面積割合で算出した。
許容されるラミネート金属板の気泡面積率は気泡が原
因のフイルム表面凹凸が絞り加工時に削れ、その削れが
目立ち始めるところを限界とした。具体的にはラミネー
ト金属板を絞り比2.5で絞り加工したときに8%以下の
気泡面積率であれば缶壁のフイルムの削れは目立たな
い。このため気泡の限度を面積率で8%とした。
ラミネート時のラミネートロールに供給される樹脂フ
イルムのしわは目視により観察した。
続いてそれぞれの結果について説明する。実施例1か
ら3の結果を見るとラミネートロール(2)から支持ロ
ール(5A)間のフイルムの長さLが短いほどラミネート
ロールに供給されるフイルムのしわが少なくなり、気泡
面積率も低下していることがわかる。また実施例1から
9はすべてラミネート速度Vと樹脂フイルムLがすべて
L×V≦600の条件を満足しており、気泡面積率もすべ
て実用上問題のない8%以下である。これに対して比較
例1〜3はL×V≦600の関係式を満足しておらず、ラ
ミネートロール直前の樹脂フイルムのしわが多く、ラミ
ネート金属板の気泡面積率も8%以上となり、実用上使
用できない気泡量となった。比較例4は支持ロールを全
く用いない場合であるが、この場合はラミネートロール
に供給される樹脂フイルムのしわが多く、ラミネート金
属板の気泡面積率も25%と多くなっており、支持ロール
が必要なことがわかる。
以上の結果を表にまとめると以下のようになる。
発明の利用可能性 本発明により、容器用のラミネート金属板の製造時に
ラミネートロールに供給する樹脂フイルムのしわを取り
除くことができ、ラミネート金属板の気泡を低減するこ
とが可能となった。その結果ラミネート金属板の高速生
産が可能となった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−91949(JP,A) 特開 平5−31868(JP,A) 特開 平5−32372(JP,A) 特公 昭34−6991(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 15/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属板の片側又は両側に樹脂フイルムをラ
    ミネートロールによりラミネート速度が200m/分以上で
    ラミネートする設備において、巻き取りフィルムからラ
    ミネートロールへフイルムを供給するにあたり、 前記ラミネートロールとの間隙を狭くした支持ロールを
    樹脂フイルムのラミネートロール接触側に設け、ラミネ
    ート速度をV(m/分)とし、ラミネートロールと前記支
    持ロールとの間の樹脂フィルムの長さをL(m)とした
    ときに、L×V≦600となるようにラミネートロール直
    前に支持ロールを設けたことを特徴とするラミネート金
    属板の製造設備。
  2. 【請求項2】金属板の片側又は両側に樹脂フイルムをラ
    ミネートロールによりラミネート速度が200m/分以上で
    ラミネートする設備において、巻き取りフィルムからラ
    ミネートロールへフイルムを供給するにあたり、 前記ラミネートロールとの間隙を狭くした支持ロールを
    樹脂フイルムの金属板接触側に設け、ラミネート速度を
    V(m/分)とし、ラミネートロールと前記支持ロールと
    の間の樹脂フィルムの長さをL(m)としたときに、L
    ×V≦600となるようにラミネートロール直前に支持ロ
    ールを設けたことを特徴とするラミネート金属板の製造
    設備。
  3. 【請求項3】金属板の片側又は両側に樹脂フイルムをラ
    ミネートロールによりラミネート速度が200m/分以上で
    ラミネートする方法において、巻き取りフィルムからラ
    ミネートロールへフイルムを供給するにあたり、 前記ラミネートロールとの間隙を狭くした支持ロールを
    樹脂フイルムのラミネートロール接触側に設け、ラミネ
    ート速度をV(m/分)とし、ラミネートロールと前記支
    持ロールとの間の樹脂フィルムの長さをL(m)とした
    ときに、L×V≦600となるようにしたことを特徴とす
    るラミネートロール金属板の製造方法。
  4. 【請求項4】金属板の片側又は両側に樹脂フイルムをラ
    ミネートロールによりラミネート速度が200m/分以上で
    ラミネートする方法において、巻き取りフィルムからラ
    ミネートロールへフイルムを供給するにあたり、 前記ラミネートロールとの間隙を狭くした支持ロールを
    樹脂フイルムの金属板接触側に設け、ラミネート速度を
    V(m/分)とし、ラミネートロールと前記支持ロールと
    の間の樹脂フィルムの長さをL(m)としたときに、L
    ×V≦600となるようにしたことを特徴とするラミネー
    ト金属板の製造方法。
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