JP3159676B2 - 沓及び桁並びに沓をもちいた架設方法 - Google Patents

沓及び桁並びに沓をもちいた架設方法

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JP3159676B2 JP28868998A JP28868998A JP3159676B2 JP 3159676 B2 JP3159676 B2 JP 3159676B2 JP 28868998 A JP28868998 A JP 28868998A JP 28868998 A JP28868998 A JP 28868998A JP 3159676 B2 JP3159676 B2 JP 3159676B2
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惣一郎 清水
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等 山下
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、特にプレテン桁(プレテンショ
ン桁)に用いて好適な沓及び桁ならびに沓をもちいた架
設方法に属する。
【0002】
【従来の技術】従来から、橋の架設方法について種々の
技術が開発提供されている。
【0003】たとえば、工場等において予め製造された
桁、例えば所謂プレテン桁を架設するには、まず、図2
0に示すように、現場に搬入されたプレテン桁の、予め
埋設されている上ソールプレートに、下ソールプレート
が固定された積層ゴムをボルト固定する。斯かる固定
は、阪神大震災以降、揚力に対しても抵抗できるように
しなくてはならなくなったからである(道路橋示方書1
2章〜13章)。
【0004】次いで、図21に示すように下部構上面に
開設された穴に下ソールプレートを挿入し、コンクリー
トを打設して下ソールプレートを下部構に固定し、下部
構間に架設する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術には以下に掲げる問題点があった。
【0006】沓全体では、非常に重量が大きく(100
kg以上)、しかもボルト締結をしなくてはならない
為、桁下面への固定作業には大変な労力を要していた。
【0007】また、部材点数が多いため沓の製造費用が
高額であった。
【0008】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、桁下面への取り付
け容易で、且つ製造費用が低廉な沓及び桁並びに沓をも
ちいた架設方法を提供する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を鑑み、本発
明を以下に掲げる構成とした。
【0010】請求項1記載の発明の要旨は、道路橋等に
用いられる桁を支承する沓であって、前記桁と下部構と
の間に介装される水平方向に変形可能な沓本体と、該沓
本体に下部が固定される、掛止部が上部に形成された上
固定部材と、前記沓本体に上部が固定される下固定部材
と、全体として筒状をなし、前記上固定部材の掛止部が
回転可能なように内径が拡径された拡径部と、該拡径部
の少なくとも下の部分は前記掛止部が掛止可能なように
縮径された縮径部とを有し、該縮径部には前記拡径部に
まで通じ且つ前記掛止部を導入可能な連続した溝を有す
る、前記桁下面に固定される上ソケットを備え、前記上
固定部材と下固定部材が前記沓本体に螺着されているこ
とを特徴とする沓に存する。請求項2記載の発明の要旨
は、前記上固定部材はTボルトで前記沓本体に螺着さ
れ、前記上ソケットの溝は径方向反対側に設けられてい
ることを特徴とする請求項1記載の沓に存する。請求項
3記載の発明の要旨は、前記上ソケットの外側面に突部
が設けられていることを特徴とする請求項1または2に
記載の沓に存する。請求項4記載の発明の要旨は、前記
突部は、前記上ソケットの外側面に鉄筋が固定されて形
成されていることを特徴とする請求項3に記載の沓に存
する。請求項5記載の発明の要旨は、前記突部は、前記
上ソケットの外側面に鍔状に形成されていることを特徴
とする請求項3または4のいずれかに記載の沓に存す
る。請求項6記載の発明の要旨は、前記上ソケットは、
前記上固定部材が挿入される部分の外径が、他の部分に
比べて大きいことを特徴とする請求項1ないし5のいず
れかに記載の沓に存する。請求項7記載の発明の要旨
は、前記上ソケットは鋳物であることを特徴とする請求
項1ないし6のいずれかに記載の沓に存する。請求項8
記載の発明の要旨は、前記上ソケットの拡径部内にまで
前記上固定部材の掛止部が挿通され、前記上固定部材が
軸方向回りに所定角度以上、回転不能にするストッパー
が、前記縮径部の上面に設けられたことを特徴とする請
求項1ないし7のいずれかに記載の沓に存する。請求項
9記載の発明の要旨は、前記下固定部材の外側面に突部
が設けられていることを特徴とする請求項1ないし8の
いずれかに記載の沓に存する。請求項10記載の発明の
要旨は、前記突部は、前記下固定部材の外側面に鉄筋が
固定されて形成されていることを特徴とする請求項9に
記載の沓に存する。請求項11記載の発明の要旨は、前
記突部は、前記下固定部材の外側面に鍔状に形成されて
いることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の
沓に存する。請求項12記載の発明の要旨は、前記下固
定部材は鋳物であることを特徴とする請求項1ないし1
1のいずれかに記載の沓に存する。請求項13記載の発
明の要旨は、全体として筒状をなす、下部構に固定され
る下ソケットをを備え、該下ソケットに前記下固定部材
が挿入され、固定されることを特徴とした請求項1ない
し8のいずれかに記載の沓に存する。請求項14記載の
発明の要旨は、請求項1ないし12のいずれかに記載の
沓を用いた架設方法であって、現場に搬入された、予め
前記上ソケットが下面に開口するように埋設された桁
に、前記溝に前記掛止部を導入しつつ前記上ソケット内
に前記上固定部材を挿入し、前記掛止部が前記拡径部に
到着した後、前記上固定部材を周方向回りに回転させて
前記縮径部の上面に前記掛止部を掛止させて前記沓本体
を前記桁に固定し、前記下部構上面に開口する箱抜きに
前記下固定部材が入るように、前記沓が固定された前記
桁を下ろし、硬化材を打設することを特徴とする架設方
法に存する。請求項15記載の発明の要旨は、請求項1
3に記載の沓を用いた架設方法であって現場に搬入され
た、予め前記上ソケットが下面に開口するように埋設さ
れた桁に、前記溝に前記掛止部を導入しつつ前記上ソケ
ット内に前記上固定部材を挿入し、前記掛止部が前記拡
径部に到達した後、前記上固定部材を周方向回りに回転
させて前記縮径部の上面に前記掛止部を掛止させて前記
沓本体を前記桁に固定し、前記下ソケット内に硬化材を
打設した後、この下ソケット内に前記下固定部材が入る
ように、前記沓が固定された前記桁を下ろすことを特徴
とする架設方法に存する。
【0011】なお、本発明において「下部構」とは、橋
脚、橋台、その他桁が架設される物をいう。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0013】(第1の実施の形態)図1に示すように、
本実施の形態に係る沓10は、道路橋等に用いられる所
謂プレテン桁Gを支承するものである。
【0014】沓10は、プレテン桁Gと下部構Pとの間
に介装された沓本体11と、沓本体11に固定された上
固定部材12及び下固定部材13と、プレテン桁Gの端
部下面に開口するように埋設された上ソケット14と、
上面に開口するように下部構Pに埋設された下ソケット
15とから概略構成されている。
【0015】沓本体11は、桁と下部構Pとの間に介装
される、水平方向に変形可能な円筒状の積層ゴムであ
る。
【0016】上固定部材12は、図2及び図3に示すよ
うに所謂Tボルトである。頭部12aは、T字状をな
し、掛止部を形成している。下端部には雄ねじが切ら
れ、沓本体11の上部に埋設された鋼鈑の平面視中央に
螺着されている。
【0017】下固定部材13は、図1に示すように、直
ボルトであり、上部に雄ねじが切られ沓本体11の上部
に埋設された鋼鈑の平面視中央に螺着されている。
【0018】上ソケット14は、図4及び図5並びに図
8及び図9に示すように、全体として円筒状をなしてい
る。プレテン桁Gをプレキャスティングするときに、コ
ンクリートが上ソケット14の内部に流入しないように
するためである。上部は内径が拡径されて拡径部14b
をなしている。拡径部14bの内径は、頭部12aが周
方向周りに回転可能な大きさである。拡径部14bから
下端までは縮径されて縮径部14cをなしている。縮径
部14cには下端から拡径部14bにまで通じる連続し
た溝14dを有している。上ソケット14の周りには配
筋されてプレテン桁Gに固定されている。
【0019】下部構Pは、箱抜きがされて、この箱抜き
の中に下ソケット15が上面が開口するようひ埋設され
ている。
【0020】下ソケット15は、全体として円筒状をな
し、周りには配筋されている。
【0021】次に、斯かる沓10を用いた架設方法を説
明する。
【0022】まず、図6に示すように、現場に搬入され
た、予め上ソケット14が下面に開口するように埋設さ
れた桁に、溝14dに頭部12aを導入しつつ上ソケッ
ト14内に上固定部材12を挿入する。
【0023】次いで、頭部12aが拡径部14bに到達
した後、図7に示すように、沓10を周方向周りに90
度回転させる。回転すると、図8及び図9に示すように
縮径部14cの上面に頭部12aが掛止されて沓本体1
1がプレテン桁Gに固定される。図8は回転前、図9は
回転後である。
【0024】次いで、図10に示すように、下ソケット
15内にモルタル、コンクリート等の硬化材を打設す
る。
【0025】次いで、図11に示すように、硬化材が打
設された下ソケット15内に下固定部材13を挿入する
ようにして設置する。その際、下固定部材13が下ソケ
ット15内において好適な上下方向の位置になるように
好適な高さの台座等(図示略)に仮支承しておく。な
お、下ソケット15は、下部構Pの上面の当該設置部分
の箱抜き設置され、コンクリートを打設して予め固定さ
れている。
【0026】硬化材が硬化した後、前記台座等を撤収す
ればプレテン桁Gは下部構Pに架設される。
【0027】第1の実施の形態に係る沓及び桁並びに沓
をもちいた架設方法は上記の如く構成されているので、
以下に掲げる効果を奏する。
【0028】従来技術における上鋼鈑、下鋼鈑、ソール
プレート、ベースプレートが不要なので重量を小さくす
ることができる。また、ボルト締結ではなく、挿入し回
転させるだけで、桁に沓10を固定できる。その結果、
本実施の形態によれば容易に桁下面に取り付けることが
できる。
【0029】また、前記上鋼鈑等が無いので、製造費用
を低廉化することができる。試算では30%強の製造費
用を削減することができた。
【0030】また、ソールプレート等が不要なので、桁
と下部構Pとの間隙を小さくすることができる。
【0031】また、部材点数が従来技術に比べて少ない
ので低廉化することができる。
【0032】(第2の実施の形態)図16に示すよう
に、第2の実施の形態に係る沓50も、道路橋等に用い
られる所謂プレテン桁Gを支承するものである。第1の
実施の形態に係る沓10は下部構Pに埋設される部分が
2ピースであったのに対し、第2の実施の形態に係る沓
50は1ピースである点で異なる。すなわち、下ソケッ
トに相当する物が第2の実施の形態においては存在しな
い。
【0033】第2の実施の形態に係る下固定部材53
は、図17に示すように、鋳物で、外側に複数段の鍔
(突部)53aが一体成型されている。
【0034】下固定部材53の上端には、沓本体51に
固定される凸部53bが設けらている。
【0035】凸部53bの外側面には雄ねじが切られ、
沓本体51である積層ゴム内の下鋼鈑に螺着されてい
る。
【0036】また、上ソケット54も、第1の実施の形
態の物と異なり、鋳物で、図18に示すように外側に複
数段の鍔(突部)54aが一体成型されている。さら
に、上固定部材12が挿入される部分の外径が、他の部
分に比べて大きくなっている。
【0037】その他の構成部材は、第1の実施の形態に
係るものと同様である。
【0038】次に、斯かる沓50を用いた架設方法を説
明する。
【0039】沓50をプレテン桁Gに取り付けるまでは
第1の実施の形態と同様である。
【0040】次いで、図19に示すように、下部構Pの
上端部に設けられた空の状態の箱抜きに、プレテン桁G
に取り付けられた沓50の下固定部材53を挿入するよ
うに降ろす。下固定部材53が箱抜き内において好適な
上下方向の位置になるように好適な高さの台座等に仮支
承しておく。
【0041】次いで、図20に示すように、箱抜き内に
硬化材を打設して硬化した後、前記台座等を撤収すれば
架設が完了する。
【0042】第2の実施の形態に係る沓50及びその架
設方法は以上のごとく構成されているので、第1の実施
の形態に係る効果の他に、以下に掲げる効果を奏するこ
とができる。
【0043】すなわち、下部固定部材53が下ソケット
の機能を具備していることから、第1の実施の形態より
も部品点数が少なく、さらに安価に沓50を製造するこ
とができる。
【0044】また、上ソケット54及び下固定部材53
に鍔53a,54aを設けたので、それらの周囲への配
筋作業を不要にすることができる。また、下ソケットの
箱抜きへの固定作業が不要になる。その結果、さらに施
工労力を低減し、施工時間を短縮し、ひいては施工費用
を低廉化できる。
【0045】(第3の実施の形態)本実施の形態に係る
上ソケット64は、図23ないし図25に示すように、
外輪郭略円柱状をなしている。外側面には鍔(突部64
a)が複数段設けられ、鉛直方向にも鍔(突部64a)
が設けられている。実施の形態1と同様に、下端部の内
部には、拡径部64bと縮径部64cが設けられてい
る。縮径部64cの上面にはストッパー64dが設けら
れている。ストッパー64dは拡径部64bを閉塞する
ように設けられている。図24において編みかけ部分が
ストッパー64dである。本実施の形態では、ストッパ
ー64dは、平面視扇形の柱状をなしており、縮径部6
4c上面に一体成形により形成されているが、別体を固
定して設けることもできる。縮径部64cの内径側底面
にはテーパー64bが付けられている。図27ないし図
29に示すように、上固定部材62の上面にも同様のテ
ーパー62bが設けられている。下端部には雄ねじが切
られている。
【0046】斯かる、ストッパー64dは、図30の上
図のように拡径部64b内にまで上固定部材62の掛止
部62aが挿通され、上固定部材62が軸方向回りに回
転すると、同下図のごとく所定角度以上、回転不能にす
る。 第3の実施の形態に係る上ソケット64を用いれ
ば、上記実施の形態が奏する効果の他に以下のごとき効
果を奏する。すなわち、止まるまで上固定部材62を軸
方向回りに回転させればよいので、沓本体の桁への取り
付け作業に気を使うことなく行うことができ、且つ確実
に当該取り付けをおこなうことができる。また、上ソケ
ット64の縮径部64c及び上固定部材62の上面にテ
ーパー62b,64eが設けられているので、上ソケッ
ト64の縮径部64cへ上固定部材62を挿入する作業
を容易におこなうことができる。
【0047】なお、上記実施の形態においてはプレテン
(プレテンション桁)Gに適用されているが、本発明
はそれに限定されず、例えば、ポステン桁(ポストテン
ション桁)やその他のプレキャスト桁に適用することも
できる。また、現場打ちの桁にも適用することもでき
る。
【0048】また、上記形態においては、上固定部材と
したが、例えば、図12及び図13に示す上固定部材2
2のように掛止部22aが1つのもの、図14に示す上
固定部材32のように、掛止部32aが3つのもの等、
本発明を実施する上で好適な数の掛止部を有する固定部
材にすることができる。
【0049】また、例えば、図15に示す上ソケット4
4のごとく、縮径部44cは、上ソケット44の下端か
ら連続していなくてもよく、また、漸減する等、掛止部
を掛止可能な形状であればよい。
【0050】また、上記構成部材の数、位置、形状等は
上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好
適な数、位置、形状等にすることができる。なお、各図
において、同一構成要素には同一符号を付している。
【0051】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下に掲げる効果を奏する。従来技術における上鋼
鈑、下鋼鈑、ソールプレート、ベースプレートが不要な
ので重量を小さくすることができる。ボルト締結ではな
く、挿入し回転させるだけで、桁に沓を固定できる。し
たがって、本発明によれば、沓を容易に桁下面に取り付
けることができる。従来技術における上鋼鈑等が無いの
で低廉化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る沓が設置され
た状態を示す一部断面側面図である。
【図2】図1に示す沓の上固定部材の側面図である。
【図3】図1に示す沓の上固定部材の正面図である。
【図4】図1に示す沓の上ソケットの側面縦断面図であ
る。
【図5】図1に示す沓の上ソケットの正面縦断面図であ
る。
【図6】図1に示す沓を用いた架設方法を示す工程図
(一部断面側面図)である。
【図7】図1に示す沓を用いた架設方法を示す工程図
(一部断面側面図)である。
【図8】図1に示す沓を用いた架設方法を示す工程図
(水平断面図)である。
【図9】図1に示す沓を用いた架設方法を示す工程図
(水平断面図)である。
【図10】図1に示す沓を用いた架設方法を示す工程図
(縦断面側面図)である。
【図11】図1に示す沓を用いた架設方法を示す工程図
(一部断面側面図)である。
【図12】本発明の他の実施の形態に係る上固定部材の
側面図である。
【図13】図12に示す上固定部材及び上ソケットの水
平断面図である。
【図14】本発明のその他の実施の形態に係る上固定部
材及び上ソケットの水平断面図である。
【図15】本発明のその他の実施の形態に係る上ソケッ
トの縦断面図である。
【図16】本発明の第2の実施の形態に係る沓が設置さ
れた状態を示す一部断面側面図である。
【図17】図16に示す沓の下固定部材の側面図であ
る。
【図18】図16に示す上ソケットの側面図である。
【図19】図16に示す沓を用いた架設方法を示す工程
図(水平断面図)である。
【図20】図16に示す沓を用いた架設方法を示す工程
図(水平断面図)である。
【図21】従来技術に係る架設工程図である。
【図22】従来技術に係る架設工程図である。
【図23】本発明の第3の実施の形態に係る上ソケット
の平面図である。
【図24】図23のX−X断面図である。
【図25】図23のY−Y断面図である。
【図26】図23に示す上ソケットの底面図である。
【図27】本発明の第3の実施の形態に係る上固定部材
の平面図である。
【図28】図27に示す上固定部材の正面図である。
【図29】図27に示す上固定部材の側面図である。
【図30】沓本体の取り付け作業を示す工程図(図24
のA−A断面図)である。
【符号の説明】
G プレテン桁 P 下部構 10 沓 11 沓本体 12,22,32 上固定部材 12a,22a,32a 頭部(掛止部) 13 下固定部材 14,44 上ソケット 14b 拡径部 14c,44c 縮径部 14d 溝 15 下ソケット 50 沓 51 沓本体 53 下固定部材 53a 鍔(突部) 53b 凸部 54 上ソケット 54a 鍔 62 上固定部材 62a 掛止部 62b テーパー 64 上ソケット 64a 突部 64b 拡径部 64c 縮径部 64d ストッパー 64e テーパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01D 19/04 E01D 21/00

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路橋等に用いられる桁を支承する沓で
    あって、 前記桁と下部構との間に介装される水平方向に変形可能
    な沓本体と、 該沓本体に下部が固定される、掛止部が上部に形成され
    た上固定部材と、 前記沓本体に上部が固定される下固定部材と、 全体として筒状をなし、前記上固定部材の掛止部が回転
    可能なように内径が拡径された拡径部と、該拡径部の少
    なくとも下の部分は前記掛止部が掛止可能なように縮径
    された縮径部とを有し、該縮径部には前記拡径部にまで
    通じ且つ前記掛止部を導入可能な連続した溝を有する、
    前記桁下面に固定される上ソケットを備え、前記上固定
    部材と下固定部材が前記沓本体に螺着されていることを
    特徴とする沓。
  2. 【請求項2】 前記上固定部材はTボルトで前記沓本体
    に螺着され、前記上ソケットの溝は径方向反対側に設け
    られていることを特徴とする請求項1記載の沓。
  3. 【請求項3】 前記上ソケットの外側面に突部が設けら
    れていることを特徴とする請求項1または2に記載の
    沓。
  4. 【請求項4】 前記突部は、前記上ソケットの外側面に
    鉄筋が固定されて形成されていることを特徴とする請求
    項3に記載の沓。
  5. 【請求項5】 前記突部は、前記上ソケットの外側面に
    鍔状に形成されていることを特徴とする請求項3または
    4のいずれかに記載の沓。
  6. 【請求項6】 前記上ソケットは、前記上固定部材が挿
    入される部分の外径が、他の部分に比べて大きいことを
    特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の沓。
  7. 【請求項7】 前記上ソケットは鋳物であることを特徴
    とする請求項1ないし6のいずれかに記載の沓。
  8. 【請求項8】 前記上ソケットの拡径部内にまで前記上
    固定部材の掛止部が挿通され、前記上固定部材が軸方向
    回りに所定角度以上、回転不能にするストッパーが、前
    記縮径部の上面に設けられたことを特徴とする請求項1
    ないし7のいずれかに記載の沓。
  9. 【請求項9】 前記下固定部材の外側面に突部が設けら
    れていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか
    に記載の沓。
  10. 【請求項10】 前記突部は、前記下固定部材の外側面
    に鉄筋が固定されて形成されていることを特徴とする
    求項9に記載の沓。
  11. 【請求項11】 前記突部は、前記下固定部材の外側面
    に鍔状に形成されていることを特徴とする請求項9又は
    請求項10に記載の沓。
  12. 【請求項12】 前記下固定部材は鋳物であることを特
    徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載の沓。
  13. 【請求項13】 全体として筒状をなす、下部構に固定
    される下ソケットをを備え、該下ソケットに前記下固定
    部材が挿入され、固定されることを特徴とした請求項1
    ないし8のいずれかに記載の沓。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし12のいずれかに記載
    の沓を用いた架設方法であって、 現場に搬入された、予め前記上ソケットが下面に開口す
    るように埋設された桁に、前記溝に前記掛止部を導入し
    つつ前記上ソケット内に前記上固定部材を挿入し、 前記掛止部が前記拡径部に到着した後、前記上固定部材
    を周方向回りに回転させて前記縮径部の上面に前記掛止
    部を掛止させて前記沓本体を前記桁に固定し、 前記下部構上面に開口する箱抜きに前記下固定部材が入
    るように、前記沓が固定された前記桁を下ろし、硬化材
    を打設することを特徴とする架設方法。
  15. 【請求項15】 請求項13に記載の沓を用いた架設方
    法であって現場に搬入された、予め前記上ソケットが下
    面に開口するように埋設された桁に、前記溝に前記掛止
    部を導入しつつ前記上ソケット内に前記上固定部材を挿
    入し、 前記掛止部が前記拡径部に到達した後、前記上固定部材
    を周方向回りに回転させて前記縮径部の上面に前記掛止
    部を掛止させて前記沓本体を前記桁に固定し、 前記下ソケット内に硬化材を打設した後、この下ソケッ
    ト内に前記下固定部材が入るように、前記沓が固定され
    た前記桁を下ろすことを特徴とする架設方法。
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