JP3158966U - 箸袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】箸挿入口から箸袋内に箸を容易に挿入できる箸袋を提供する。
【解決手段】表面シート部5の開放端辺4aと裏面シート部6の開放端辺4bとの間に裏面シート部の内側面を露出させた構成の箸袋1であり、箸挿入口7と隣り合う表面シート部5のシート部分に開放端辺4aと交わる二本の切込み部8,8を入れる。この切込み部と該切込み部間の切り離し端辺9とで区画されたシート部分を対応する裏面シート部6から切り離し端辺9を先端部として相対的に離間し得る離反シート部10とする。裏面シート部6の露出された内側面を離反シート部10に対して離間する方向に押さえれば、離反シート部は裏面シート部から離間され、離反シート部に対応した位置の箸挿入口を広く開けることができ、広く開けられた箸挿入口から箸を容易に挿入できるようになる。
【選択図】図2
【解決手段】表面シート部5の開放端辺4aと裏面シート部6の開放端辺4bとの間に裏面シート部の内側面を露出させた構成の箸袋1であり、箸挿入口7と隣り合う表面シート部5のシート部分に開放端辺4aと交わる二本の切込み部8,8を入れる。この切込み部と該切込み部間の切り離し端辺9とで区画されたシート部分を対応する裏面シート部6から切り離し端辺9を先端部として相対的に離間し得る離反シート部10とする。裏面シート部6の露出された内側面を離反シート部10に対して離間する方向に押さえれば、離反シート部は裏面シート部から離間され、離反シート部に対応した位置の箸挿入口を広く開けることができ、広く開けられた箸挿入口から箸を容易に挿入できるようになる。
【選択図】図2
Description
本考案は、箸袋の箸挿入口から箸袋内に箸を挿入して袋入り箸とするタイプの箸袋に係り、箸挿入口から箸袋内に箸を容易に挿入できるようにした箸袋に関する。
主に外食で使用されている袋入り箸の箸袋として、箸のつかみ部側の端部を袋外に出した状態で箸を袋内に挿入するタイプの箸袋が用いられている。このタイプの箸袋は、袋外に出ている箸のつかみ部側の端部をつまんで箸を袋から容易に取り出せる便利さがあるが、箸袋の箸挿入口から箸袋内に箸を挿入する面倒な作業を要するものである。
このタイプの箸袋の代表例としては、長手方向の両側辺部と該両側辺部と交わる一方の端辺部を閉じ辺とし、他方の端辺部を開放辺とした表裏カバーシート面をもつ略長方形状の袋構造で、表カバーシート面の開放辺を斜めにカットし、この斜めカットの開放辺部を箸挿入口とした構造のものが知られている(例えば、特許文献2の図8、特許文献4)。この箸袋は、表面シート部の開放側の斜めカットの端辺部と対応する裏面シート部の内側面の間を箸挿入口としているが、箸挿入前の箸袋は、袋部を形成する表面シート部と裏面シート部の内側面が互いに面接触した密接状態にあるため、表裏シートが密接した箸挿入口から箸袋内に箸を挿入し難く、箸の挿入作業が困難なものであった。
また、箸のつかみ部側の端部を袋外に出した状態で箸を袋内に挿入するタイプの箸袋としては、箸袋のカバー面部に線状のスリット切れ目を形成し、このスリット切れ目を箸挿入口とした構造のものが公知(特許文献1、2)である。また、同様に箸袋のカバー面部に箸挿入口を開口形成した構造のものが公知(特許文献3)である。表面シート部にスリット切れ目を入れ又は開口を形成して箸挿入口した箸袋も、箸挿入前の箸袋は、袋部を形成する表面シート部と裏面シート部の内側面が互いに面接触した密接状態にあるため、表裏シートが密接した箸挿入口から箸袋内に箸を挿入し難く、箸の挿入作業が困難なものであった。しかも、スリット切れ目を箸挿入口とした箸袋は、スリット状の挿入口自体が接した閉じ状態にあるため、箸挿入口から箸袋内に箸を更に挿入し難いものであった。
外食で使用されている袋入り箸は、箸の業者が箸を箸袋内に挿入した袋入り箸として外食店などのユーザーに納品している。箸を箸袋内に挿入する作業は、前述したように、袋体である紙同士が密着しているので、箸を挿入するには、手で箸袋を手加減しながら、挿入口を口で吹いたりして、挿入口を開き、箸を挿入すると言う、面倒で生産性が悪い作業である。箸業者は、この効率の悪い作業コストを軽減する為に、袋入れ作業の殆どを内職等の外部委託で行なっている現状であるが、外部委託も、内職への資材の集配管理の負担が掛かる上、作業性を容易にする目的で、必要以上に箸袋の横幅を広くし、厚い紙を使用している。このように箸入れ作業が困難である事に起因して、色々な問題を派生し、袋入り箸のコスト高を招いているのが実情である。
本考案は、このような実情に鑑み、箸袋の箸挿入口から箸袋内に箸を挿入して袋入り箸とするタイプの箸袋において、箸挿入前の箸袋は箸袋を構成する表裏面シート部の内側面が互いに面接触した密接状態にあるため、いわゆる仮閉じ状態にある箸挿入口から箸袋内に箸を入れる、箸の挿入作業が困難であると言う問題を解決しようとすることを主な課題とするものである。
上記の課題を解決するため、本考案(請求項1)は、長手方向に沿う両側辺部を閉じ側辺部、この両側の閉じ側辺部と交わる一方の端辺部を閉じ端辺部、この閉じ端辺部とは反対側の端辺部を開放端辺とした表面シート部と裏面シート部をもつ略長方形状の扁平の袋構造であって、前記表面シート部の開放端辺に対して前記裏面シート部の開放端辺を長手方向に突出させ、前記表面シート部の開放端辺と前記裏面シート部の開放端辺との間に裏面シート部の内側面を露出させた構成とし、前記表面シート部の開放端辺と該開放端辺に対応する裏面シート部の内側面との間を箸挿入口とした箸袋において、前記箸挿入口と隣り合う表面シート部のシート部分に該表面シート部の開放端辺と交わる二本の切込み部を入れ、この二本の切込み部の間の横巾を箸の挿入を許容できる横巾としてあり、この二本の切込み部と二本の切込み部の間の開放端辺による切り離し端辺とで三方が分離辺として区画された箸挿入口に隣り合う表面シート部のシート部分を対応する裏面シート部の内側面から前記切り離し端辺を先端部として相対的に離間し得る離反シート部とした箸袋を提供する。
この考案(請求項1の考案)の箸袋は、箸挿入作業に際して、前記裏面シート部の露出された内側面を前記表面シート部の離反シート部に対して離間する方向に押さえれば、前記表面シート部の離反シート部は前記切り離し端辺を先端部として裏面シート部の内側面から相対的に離間され、互いに離間された離反シート部と対応する裏面シート部の内側面との間が拡げられ、離反シート部に対応した位置の箸挿入口を広く開けることができる。よって、広く開けられた箸挿入口から箸袋内に箸を容易に挿入できる。したがって、例えば、箸挿入口から挿入しようとする箸の先端部側で、前記裏面シート部の露出された内側面を前記表面シート部の離反シート部に対して離間する方向に押さえながら箸挿入口に向けスライド移動させれば、前記離反シート部の働きによって広く開けられた箸挿入口から箸袋内に箸を容易に挿入できる。
また、上記の課題を解決するため、本考案(請求項2)は、長手方向に沿う両側辺部を閉じ側辺部、この両側の閉じ側辺部と交わる一方の端辺部を閉じ端辺部、この閉じ端辺部とは反対側の端辺部を開放端辺とした表面シート部と裏面シート部をもつ略長方形状の扁平の袋構造であって、前記表面シート部の開放端辺に対して前記裏面シート部の開放端辺を長手方向に突出させ、前記表面シート部の開放端辺と前記裏面シート部の開放端辺との間に裏面シート部の内側面を露出させた構成とし、且つ前記表面シート部の開放端辺を前記閉じ端辺部に対して傾斜させた傾斜開放端辺とし、この傾斜開放端辺と該傾斜開放端辺に対応する裏面シート部の内側面との間を箸挿入口とした箸袋において、前記箸挿入口と隣り合う表面シート部のシート部分に前記傾斜開放端辺と交わる一本の切込み部を前記傾斜開放端辺の高い傾斜位置側に入れ、この一本の切込み部で区分けされた低い傾斜位置側の傾斜開放端辺の横幅を箸の挿入を許容できる横巾としてあり、この切込み部と前記傾斜開放端辺とで交わる二辺を分離辺として略三角形状に区画した箸挿入口に隣り合う表面シート部のシート部分を対応する裏面シート部の内側面から交わる前記傾斜開放端辺と切込み部との交差部を先端部として相対的に離間し得る離反シート部とした箸袋を提供する。
この考案(請求項2の考案)の箸袋も、箸挿入作業に際して、前記裏面シート部の露出された内側面を前記表面シート部の離反シート部に対して離間する方向に押さえれば、前記表面シート部の離反シート部は交わる前記傾斜開放端辺と切込み部との交差部を先端部として裏面シート部の内側面から相対的に離間され、互いに離間された離反シート部と対応する裏面シート部の内側面との間が拡げられ、離反シート部に対応した位置の箸挿入口を広く開けることができる。よって、広く開けられた箸挿入口から箸袋内に箸を容易に挿入できる。したがって、この考案の箸袋も、例えば、箸挿入口から挿入しようとする箸の先端部側で、前記裏面シート部の露出された内側面を前記表面シート部の離反シート部に対して離間する方向に押さえながら箸挿入口に向けスライド移動させれば、前記離反シート部の働きによって広く開けられた箸挿入口から箸袋内に箸を容易に挿入できる。
また、上記の課題を解決するため、本考案(請求項3)は、長手方向に沿う両側辺部を閉じ側辺部、この両側の閉じ側辺部と交わる一方の端辺部を閉じ端辺部、この閉じ端辺部とは反対側の端辺部を開放端辺とした表面シート部と裏面シート部をもつ略長方形状の扁平の袋体構造であって、この袋体の表面シート部の前記開放端辺寄りの略中央位置に長手方向と交わる直線状の折り目線を配し、この折り目線と該折り目線の両端部から前記開放端辺に至る位置までそれぞれ切り込み形成されたスリット状切れ目とで囲まれた前記表面シート部の部分を切抜き舌片とし、前記折り目線を折り返し辺として前記切抜き舌片を袋体内の前記閉じ端辺部の方向に向けて折り返し、前記切抜き舌片が折り返されて成形された端辺凹状の開放範囲を箸挿入口とした箸袋であり、この箸挿入口と隣り合う箸挿入方向側の表面シート部の前記切抜き舌片を含む折り重ねシート部分に前記折り返し辺と交わる二本の切込み部を入れ、この二本の切込み部の間の横巾を箸の挿入を許容できる横巾としてあり、この二本の切込み部と二本の切込み部の間の前記折り返し辺による切り離し端辺とで三方が分離辺として区画された箸挿入口に隣り合う箸挿入方向側の表面シート部の前記切抜き舌片を含む折り重ねシート部分を対応する裏面シート部の内側面から前記切り離し端辺を先端部として相対的に離間し得る離反シート部とした箸袋を提供する。
また、上記の課題を解決するため、本考案(請求項4)は、長手方向に沿う両側辺部を閉じ側辺部、この両側の閉じ側辺部と交わる一方の端辺部を閉じ端辺部、この閉じ端辺部とは反対側の端辺部を開放端辺とした表面シート部と裏面シート部をもつ略長方形状の扁平の袋体構造であって、この袋体の表面シート部の前記開放端辺寄りの略中央位置に長手方向と交わる直線状の折り目線を配し、この折り目線と該折り目線の両端部から前記開放端辺に至る位置までそれぞれ切り込み形成されたスリット状切れ目とで囲まれた前記表面シート部の部分を切抜き舌片とし、前記折り目線を折り返し辺として前記切抜き舌片を袋体内の前記閉じ端辺部の方向に向けて折り返し、前記切抜き舌片が折り返されて成形された端辺凹状の開放範囲を箸挿入口とした箸袋であり、前記切抜き舌片を含む折り重ねシート部分を間にした前記表面シート部の左右両側位置に袋体の長手方向に切込みされ且つ切込み一端が前記折り返し辺の両端部位置まで至る切込み部をそれぞれ入れ、この各切込み部と各切込み部の間の前記折り返し辺とを分離辺として区画された表面シート部のシート部分を対応する裏面シート部の内側面から前記折り返し辺を先端部として相対的に離間し得る離反シート部とした箸袋を提供する。
この考案(請求項3、4の考案)の箸袋は、箸挿入作業に際して、箸挿入口に対応する前記裏面シート部の内側面を前記表面シート部の離反シート部に対して離間する方向に押さえれば、前記表面シート部の離反シート部は前記折り返し辺の前記切り離し端辺(請求項4の考案では前記折り返し辺の全体)を先端部として裏面シート部の内側面から相対的に離間され、互いに離間された離反シート部と対応する裏面シート部の内側面との間が拡げられ、離反シート部に対応した位置の箸挿入口を広く開けることができる。よって、広く開けられた箸挿入口から箸袋内に箸を容易に挿入できる。
しかも、本考案(請求項3、4の考案)は、袋体内の前記閉じ端辺部の方向に向けて折り返された前記切抜き舌片を含む折り重ねシート部分を対応する裏面シート部の内側面から前記切り離し端辺(請求項4の考案では前記折り返し辺の全体)を先端部として相対的に離間し得る離反シート部としたものであるため、この離反シート部と対応する裏面シート部の内側面との離間作用を倍加でき、互いに離間された離反シート部と対応する裏面シート部の内側面との間がより大きく拡げられ、離反シート部に対応した位置の箸挿入口を広く開けることができる。
また、上記の課題を解決するため、本考案(請求項5)は、長手方向に沿う両側辺部を閉じ側辺部、この両側の閉じ側辺部と交わる少なくとも一方の端辺部を閉じ端辺部とした表面シート部と裏面シート部をもつ略長方形状の扁平の袋体構造であり、箸の先端部を前記閉じ端辺部に向けて袋体内に挿入し得るスリット状又は開口状の穿孔から成る箸挿入口を表面シート部の前記閉じ端辺部とは反対側の端辺部寄りに形成した箸袋において、前記箸挿入口と隣り合う箸挿入方向側の表面シート部のシート部分に該箸挿入口と交わる二本の切込み部を入れ、この二本の切込み部の間の横巾を箸の挿入を許容できる横巾としてあり、この二本の切込み部と二本の切込み部の間の箸挿入口の口縁部による切り離し端辺とで三方が分離辺として区画された箸挿入口に隣り合う箸挿入方向側の表面シート部のシート部分を対応する裏面シート部の内側面から前記切り離し端辺を先端部として相対的に離間し得る離反シート部とした箸袋を提供する。
この考案(請求項5の考案)は、前記閉じ端辺部とは反対側の端辺部も閉じ端辺部とした、略長方形状の四辺を全て閉じ辺とした包装構造の箸袋を含み、前記閉じ端辺部とは反対側の端辺部を開放した端辺部とした、略長方形状の三方を閉じ辺とした包装構造の箸袋も含む。
この考案(請求項5の考案)の箸袋は、箸挿入作業に際して、前記箸挿入口の形成位置を基点として前記閉じ端辺部とは反対側の箸袋部分を前記表面シート部の離反シート部に対して離間する方向に押さえれば、前記表面シート部の離反シート部は前記切り離し端辺を先端部として対応する裏面シート部の内側面から相対的に離間され、互いに離間された離反シート部と対応する裏面シート部の内側面との間が拡げられ、離反シート部に対応した位置の箸挿入口を広く開けることができる。よって、広く開けられた箸挿入口から箸袋内に箸を容易に挿入できる。したがって、例えば、箸挿入口から挿入しようとする箸の先端部側で、前記箸挿入口の形成位置を基点として前記閉じ端辺部とは反対側の箸袋部分を前記表面シート部の離反シート部に対して離間する方向に押さえながら箸挿入口に向けスライド移動させれば、前記離反シート部の働きによって広く開けられた箸挿入口から箸袋内に箸を容易に挿入できる。
また、上記の課題を解決するため、本考案(請求項6)は、長手方向に沿う両側辺部を閉じ側辺部、この両側の閉じ側辺部と交わる少なくとも一方の端辺部を閉じ端辺部とした表面シート部と裏面シート部をもつ略長方形状の扁平の袋体構造であり、箸の先端部を前記閉じ端辺部に向けて袋体内に挿入し得る開口状の穿孔から成る箸挿入口を表面シート部の前記閉じ端辺部とは反対側の端辺部寄りに形成した箸袋において、前記表面シート部の前記閉じ端辺部とは反対側の端辺部寄りの略中央位置に長手方向と交わる直線状の折り目線を配し、この折り目線と該折り目線の両端部位置を切れ目端として該折り目線より前記端辺部の側の範囲に切り込み形成された適宜輪郭形状のスリット状切れ目とで囲まれた前記表面シート部の部分を切抜き舌片とし、前記折り目線を折り返し辺として前記切抜き舌片を袋体内の前記閉じ端辺部の方向に向けて折り返し、前記切抜き舌片が折り返されて成形された開口状の穿孔範囲を前記箸挿入口とし、この箸挿入口と隣り合う箸挿入方向側の表面シート部の前記切抜き舌片を含む折り重ねシート部分に前記折り返し辺と交わる二本の切込み部を入れ、この二本の切込み部の間の横巾を箸の挿入を許容できる横巾としてあり、この二本の切込み部と二本の切込み部の間の前記折り返し辺による切り離し端辺とで三方が分離辺として区画された箸挿入口に隣り合う箸挿入方向側の表面シート部の前記切抜き舌片を含む折り重ねシート部分を対応する裏面シート部の内側面から前記切り離し端辺を先端部として相対的に離間し得る離反シート部とした箸袋を提供する。
また、上記の課題を解決するため、本考案(請求項7)は、長手方向に沿う両側辺部を閉じ側辺部、この両側の閉じ側辺部と交わる少なくとも一方の端辺部を閉じ端辺部とした表面シート部と裏面シート部をもつ略長方形状の扁平の袋体構造であり、箸の先端部を前記閉じ端辺部に向けて袋体内に挿入し得る開口状の穿孔から成る箸挿入口を表面シート部の前記閉じ端辺部とは反対側の端辺部寄りに形成した箸袋において、前記表面シート部の前記閉じ端辺部とは反対側の端辺部寄りの略中央位置に長手方向と交わる直線状の折り目線を配し、この折り目線と該折り目線の両端部位置を切れ目端として該折り目線より前記端辺部の側の範囲に切り込み形成された適宜輪郭形状のスリット状切れ目とで囲まれた前記表面シート部の部分を切抜き舌片とし、前記折り目線を折り返し辺として前記切抜き舌片を袋体内の前記閉じ端辺部の方向に向けて折り返し、前記切抜き舌片が折り返されて成形された開口状の穿孔範囲を前記箸挿入口とし、前記切抜き舌片を含む折り重ねシート部分を間にした前記表面シート部の左右両側位置に袋体の長手方向に切込みされ且つ切込み一端が前記折り返し辺の両端部位置まで至る切込み部をそれぞれ入れ、この各切込み部と各切込み部の間の前記折り返し辺とを分離辺として区画された表面シート部のシート部分を対応する裏面シート部の内側面から前記折り返し辺を先端部として相対的に離間し得る離反シート部とした箸袋を提供する。
この考案(請求項6、7の考案)は、前記閉じ端辺部とは反対側の端辺部も閉じ端辺部とした、略長方形状の四辺を全て閉じ辺とした包装構造の箸袋を含み、前記閉じ端辺部とは反対側の端辺部を開放した端辺部とした、略長方形状の三方を閉じ辺とした包装構造の箸袋も含む。
この考案(請求項6、7の考案)の箸袋は、箸挿入作業に際して、前記箸挿入口の形成位置を基点として前記閉じ端辺部とは反対側の箸袋部分を前記離反シート部に対して離間する方向に押さえれば、前記離反シート部は前記折り返し辺の切り離し端辺(請求項7の考案では前記折り返し辺の全体)を先端部として対応する裏面シート部の内側面から相対的に離間され、互いに離間された離反シート部と対応する裏面シート部の内側面との間が拡げられ、離反シート部に対応した位置の箸挿入口を広く開けることができる。よって、広く開けられた箸挿入口から箸袋内に箸を容易に挿入できる。
しかも、この考案(請求項6、7の考案)は、袋体内の前記閉じ端辺部の方向に向けて折り返された前記切抜き舌片を含む折り重ねシート部分を対応する裏面シート部の内側面から前記折り返し辺の切り離し端辺(請求項7の考案では前記折り返し辺の全体)を先端部として相対的に離間し得る離反シート部としたものであるため、この離反シート部と対応する裏面シート部の内側面との離間作用を倍加でき、互いに離間された離反シート部と対応する裏面シート部の内側面との間がより大きく拡げられ、離反シート部に対応した位置の箸挿入口を広く開けることができる。
また、上記の課題を解決するため、本考案(請求項8)は、長手方向に沿う両側辺部を閉じ側辺部、この両側の閉じ側辺部と交わる少なくとも一方の端辺部を閉じ端辺部とした表面シート部と裏面シート部をもつ略長方形状の扁平の袋体構造であり、箸の先端部を前記閉じ端辺部に向けて袋体内に挿入し得るスリット状又は開口状の穿孔から成る箸挿入口を表面シート部の前記閉じ端辺部とは反対側の端辺部寄りに形成し、前記箸挿入口の箸挿入方向側の挿入口縁部を前記閉じ端辺部に対して傾斜させた傾斜口縁辺とした箸袋において、前記箸挿入口と隣り合う箸挿入方向側の表面シート部のシート部分に前記傾斜口縁辺と交わる一本の切込み部を前記傾斜口縁辺の高い傾斜位置側に入れ、この一本の切込み部で区分けされた低い傾斜位置側の傾斜口縁辺の横幅を箸の挿入を許容できる横巾としてあり、この切込み部と前記傾斜口縁辺とで交わる二辺を分離辺として略三角形状に区画した箸挿入口に隣り合う表面シート部のシート部分を対応する裏面シート部の内側面から交わる前記切込み部と前記傾斜口縁辺との交差部を先端部として相対的に離間し得る離反シート部とした箸袋を提供する。
この考案(請求項8の考案)も、前記閉じ端辺部とは反対側の端辺部も閉じ端辺部とした、略長方形状の四辺を全て閉じ辺とした包装構造の箸袋を含み、前記閉じ端辺部とは反対側の端辺部を開放した端辺部とした、略長方形状の三方を閉じ辺とした包装構造の箸袋も含む。
この考案(請求項8の考案)の箸袋も、箸挿入作業に際して、前記箸挿入口の形成位置を基点として前記閉じ端辺部とは反対側の箸袋部分を前記表面シート部の離反シート部に対して離間する方向に押さえれば、前記表面シート部の離反シート部は交わる前記切込み部と前記傾斜口縁辺との交差部を先端部として対応する裏面シート部の内側面から相対的に離間され、互いに離間された離反シート部と対応する裏面シート部の内側面との間が拡げられ、離反シート部に対応した位置の箸挿入口を広く開けることができる。よって、広く開けられた箸挿入口から箸袋内に箸を容易に挿入できる。したがって、この考案の箸袋も、例えば、箸挿入口から挿入しようとする箸の先端部側で、前記箸挿入口の形成位置を基点として前記閉じ端辺部とは反対側の箸袋部分を前記表面シート部の離反シート部に対して離間する方向に押さえながら箸挿入口に向けスライド移動させれば、前記離反シート部の働きによって広く開けられた箸挿入口から箸袋内に箸を容易に挿入できる。
また、上記の課題を解決するため、本考案(請求項9)は、長手方向に沿う両側辺部を閉じ側辺部、この両側の閉じ側辺部と交わる一方の端辺部を閉じ端辺部、この閉じ端辺部とは反対側の端辺部を開放端辺とした表面シート部と裏面シート部をもつ略長方形状の扁平の袋構造であって、前記表面シート部の開放端辺に対して前記裏面シート部の開放端辺を長手方向に突出させ、前記表面シート部の開放端辺と前記裏面シート部の開放端辺との間に裏面シート部の内側面を露出させた構成とし、前記表面シート部の開放端辺と該開放端辺に対応する裏面シート部の内側面との間を箸挿入口とし、長手方向に沿う両側辺部を接着手段によって閉じ側辺部とした箸袋において、前記箸挿入口と隣り合う表面シート部のシート部分に対応する表面シート部の上端部側の両側辺部の範囲は前記接着手段による接着範囲から除いた非接着の開放側辺部分とし、この両側の開放側辺部分と表面シート部の前記開放端辺とで三方が分離辺として区画された箸挿入口に隣り合う表面シート部のシート部分を対応する裏面シート部の内側面から前記表面シート部の開放端辺を先端部として相対的に離間し得る離反シート部とした箸袋を提供する。
この考案(請求項9の考案)の箸袋は、箸挿入作業に際して、前記裏面シート部の露出された内側面を前記表面シート部の離反シート部に対して離間する方向に押さえれば、前記表面シート部の離反シート部は前記表面シート部の開放端辺を先端部として裏面シート部の内側面から相対的に離間され、互いに離間された離反シート部と対応する裏面シート部の内側面との間が拡げられ、離反シート部に対応した箸挿入口を広く開けることができる。よって、広く開けられた箸挿入口から箸袋内に箸を容易に挿入できる。したがって、例えば、箸挿入口から挿入しようとする箸の先端部側で、前記裏面シート部の露出された内側面を前記表面シート部の離反シート部に対して離間する方向に押さえながら箸挿入口に向けスライド移動させれば、前記離反シート部の働きによって広く開けられた箸挿入口から箸袋内に箸を容易に挿入できる。
また、上記の課題を解決するため、本考案(請求項10)は、長手方向に沿う両側辺部を閉じ側辺部、この両側の閉じ側辺部と交わる一方の端辺部を閉じ端辺部、この閉じ端辺部とは反対側の端辺部を開放端辺とした表面シート部と裏面シート部をもつ略長方形状の扁平の袋構造であって、前記表面シート部の開放端辺に対して前記裏面シート部の開放端辺を長手方向に突出させ、前記表面シート部の開放端辺と前記裏面シート部の開放端辺との間に裏面シート部の内側面を露出させた構成とし、且つ前記表面シート部の開放端辺を前記閉じ端辺部に対して傾斜させた傾斜開放端辺とし、この傾斜開放端辺と該傾斜開放端辺に対応する裏面シート部の内側面との間を箸挿入口とし、長手方向に沿う両側辺部を接着手段によって閉じ側辺部とした箸袋において、前記箸挿入口と隣り合う表面シート部のシート部分に対応する表面シート部の前記傾斜開放端辺の高い傾斜位置側の片側の側辺部の上端部側の範囲は前記接着手段による接着範囲から除いた非接着の開放側辺部分とし、この片側の開放側辺部分と前記傾斜開放端辺とで交わる二辺を分離辺として略三角形状に区画した箸挿入口に隣り合う表面シート部のシート部分を対応する裏面シート部の内側面から交わる前記開放側辺部分と前記傾斜開放端辺との交差部を先端部として相対的に離間し得る離反シート部とした箸袋を提供する。
この考案(請求項10の考案)の箸袋も、箸挿入作業に際して、前記裏面シート部の露出された内側面を前記表面シート部の離反シート部に対して離間する方向に押さえれば、前記表面シート部の離反シート部は交わる前記開放側辺部分と前記傾斜開放端辺との交差部を先端部として裏面シート部の内側面から相対的に離間され、互いに離間された離反シート部と対応する裏面シート部の内側面との間が拡げられ、離反シート部に対応した箸挿入口を広く開けることができる。よって、広く開けられた箸挿入口から箸袋内に箸を容易に挿入できる。したがって、この考案の箸袋も、例えば、箸挿入口から挿入しようとする箸の先端部側で、前記裏面シート部の露出された内側面を前記表面シート部の離反シート部に対して離間する方向に押さえながら箸挿入口に向けスライド移動させれば、前記離反シート部の働きによって広く開けられた箸挿入口から箸袋内に箸を容易に挿入できる。
本考案の箸袋によれば、箸袋の箸挿入口から箸袋内に箸を挿入して袋入り箸とするタイプの箸袋において、この箸袋の箸挿入口から箸袋内に箸を容易に挿入できるため、箸業者等による箸入れ作業の生産性を高めることができる。
また、上記タイプの従来の箸袋では、箸入れ作業を容易にする目的で、必要以上に、箸挿入口の横幅を広くするために箸袋の横幅を広くし、また厚い紙を使用しているのが実情である。本考案の箸袋は、箸袋の箸挿入口から箸袋内に箸を容易に挿入できる構成にしたことによって、箸挿入という作業性の観点からは、必要以上に箸袋の横幅を広くし、厚い紙を使用する必要がなく、よって箸袋の横幅を狭く形成することが可能であり、比較的薄手の紙を使用することが可能である。
本考案の箸袋の実施形態を図面に基づき説明する。図1、図2に示した実施形態は、長手方向に沿う両側辺部を閉じ側辺部2,2、この両側の閉じ側辺部2,2と直交する一方(図面では下方)の端辺部を閉じ端辺部3、この閉じ端辺部3とは反対側(図面では上方の)の端辺部を開放端辺4とした表面シート部5と裏面シート部6をもつ略長方形状の扁平の袋構造であって、前記表面シート部5の開放端辺4aに対して前記裏面シート部6の開放端辺4bを長手方向に突出させ、前記表面シート部5の開放端辺4aと前記裏面シート部6の開放端辺4bとの間に裏面シート部6の内側面を露出させた構成とし、前記表面シート部5の開放端辺4aと該開放端辺4aに対応する裏面シート部6の内側面との間を箸挿入口7とした箸袋1であり、新規な構成は、前記箸挿入口7と隣り合う表面シート部5のシート部分に該表面シート部5の開放端辺4aと交わり且つ長手方向に向けて切込みした二本の切込み部8,8を入れ、この二本の切込み部8,8の間の横巾を箸(H)の挿入を許容できる横巾としてあり、この二本の切込み部8,8と二本の切込み部8,8の間の切り離し端辺(切り離し開放端辺)9とで三方が分離辺として区画された箸挿入口7に隣り合う表面シート部5のシート部分を対応する裏面シート部6の内側面から前記切り離し端辺(切り離し開放端辺)9を先端部として相対的に離間し得る離反シート部10としたことである。
図1、図2の箸袋1は、閉じ側辺部2,2と下方の閉じ端辺部3の三方をコ字状にシール接着Sした閉じ辺構造としてある。しかし、図示したものに限定されず、閉じ端辺部3を折り目とし、両側の閉じ側辺部2,2をシール接着した閉じ辺構造としても良く、また、一方の閉じ側辺部2を折り目とし、他方の閉じ側辺部2と閉じ端辺部3をL字状にシール接着した閉じ辺構造としても良い。
図1、図2の箸袋1は、表面シート部5と裏面シート部6を紙製としてある。この紙製シートのシール接着Sは、例えば、エンボスロール間を通過する過程で表裏シートのシール範囲を圧着して接着する公知のエンボス接着によって実施できる。しかし、紙製シートのシール接着手段として、接着剤(例えば、ホットメルト形接着剤)による接着を除くものではない。また、本考案は、箸袋1のシート素材として、不織布製シートやポリエチレンフィルムシートなどの樹脂製シートを除くものではない。なお、図1、図2に示した、閉じ側辺部2,2と閉じ端辺部3の三方をコ字状にシール接着Sした閉じ辺構造の場合は、表裏面シート部5,6のシート材を別体とすることが可能であるため、表面シート部5(裏面シート部6のシート素材は紙製とすることが可。)を透明なポリエチレンフィルムシートなどの樹脂製シートで形成し、袋内に挿入されている箸の清潔さを袋体外から確認できるようにしても良い。
図1、図2の箸袋の裏面シート部6の開放端辺4bは両者とも前記閉じ端辺部3と平行であり、裏面シート部6より長手方向に短い表面シート部5の開放端辺4aを、図1の箸袋では前記裏面シート部6の開放端辺4bと平行なものとし、図2の箸袋では裏面シート部6の開放端辺4bに対して傾斜させた構成において異なっている。しかし、図1、図2の箸袋は両者とも、前記したように、表面シート部5の開放端辺4aと裏面シート部6の開放端辺4bとの間に裏面シート部6の内側面が露出される構成としたことにおいて共通している。
図1、図2の実施形態に示した二本の切込み部8,8は、互いに平行な二本の切込みを表面シート部5の開放端辺4aから前記閉じ端辺部3の方向に向け両側辺部2,2と平行に切込みして形成してあるが、これに限定されず、例えば開放端辺4aから前記閉じ端辺部3の方向に向け二本の切込みを徐々に広げた略ハ字状、反対に開放端辺4aから前記閉じ端辺部3の方向に向け二本の切込みを徐々に狭めた略逆ハ字状の切込みとしても良い。
また、図1、図2の実施形態に示した切込み部8は、線状のスリット切込みとしてあるが、これに限定されず、切込み部8には、例えば開放端辺4a側の切込みを広くした略V字状の切込みも含むものである。
また、図1、図2の実施形態に示した二本の切込み部8,8は、切込み下端の位置を長手方向における同位置としてあるが、上下に多少のズレがあっても、離反シート部10の働き(表面シート部5の離反シート部10は前記切り離し端辺9を先端部として裏面シート部6の内側面から相対的に離間される。)に支障は無い。
図1、図2の箸袋は、図1、図2の各(ロ)に示したように、箸挿入作業に際して、前記裏面シート部6の露出された内側面を前記表面シート部5の離反シート部10に対して離間する方向(矢印方向)に押さえれば、前記表面シート部5の離反シート部10は前記切り離し開放端辺9を先端部として裏面シート部6の内側面から相対的に離間され、互いに離間された離反シート部10と対応する裏面シート部6の内側面との間が拡げられ、離反シート部10に対応した位置の箸挿入口7を広く開けることができる。よって、広く開けられた箸挿入口7から箸袋内に箸を容易に挿入できる。例えば、箸挿入口7から挿入しようとする箸(図示せず)の先端部側で、前記裏面シート部6の露出された内側面を前記表面シート部5の離反シート部10に対して離間する方向に押さえながら箸挿入口7に向けスライド移動させれば、前記離反シート部10の働きによって広く開けられた箸挿入口7から箸袋内に箸を容易に挿入できる。なお、図1、図2の各(ロ)において、箸挿入前の箸袋は、表面シート部と裏面シート部の内側面が互いに面接触した密接状態にあるが、便宜的に袋部を形成する表面シート部と裏面シート部の間に隙間を空けて図示した。このことは、以下の他の実施形態を図示した図面でも同様である。
図3に示した実施形態は、長手方向に沿う両側辺部を閉じ側辺部2,2、この両側の閉じ側辺部2,2と直交する一方(図面では下方)の端辺部を閉じ端辺部3、この閉じ端辺部3とは反対側(図面では上方)の端辺部を開放端辺4とした表面シート部5と裏面シート部6をもつ略長方形状の扁平の袋構造であって、前記表面シート部5の開放端辺4aに対して前記裏面シート部6の開放端辺4bを長手方向に突出させ、前記表面シート部5の開放端辺4aと前記裏面シート部6の開放端辺4bとの間に裏面シート部6の内側面を露出させた構成とし、且つ前記表面シート部5の開放端辺4aを前記閉じ端辺部3に対して傾斜させた傾斜開放端辺4a(表面シート部5の傾斜させた開放端辺4aを傾斜開放端辺と言い、同符合で示す。)とし、この傾斜開放端辺4aと該傾斜開放端辺4aに対応する裏面シート部6の内側面との間を箸挿入口7とした箸袋1であり、新規な構成は、前記箸挿入口7と隣り合う表面シート部5のシート部分に前記傾斜開放端辺4aと交わり且つ長手方向に向けて切込みした一本の切込み部8を前記傾斜開放端辺4aの高い傾斜位置側に入れ、この一本の切込み部8で区分けされた低い傾斜位置側の傾斜開放端辺4aの横幅を箸の挿入を許容できる横巾としてあり、この切込み部8と前記傾斜開放端辺4aとで交わる二辺を分離辺として略三角形状に区画した箸挿入口7に隣り合う表面シート部5のシート部分を対応する裏面シート部6の内側面から交わる二辺(傾斜開放端辺4aと切込み部8の)の交差部を先端部として相対的に離間し得る離反シート部10としたことである。
図3の実施形態は、前記切込み部8を片側に一本としたことを除いて図2の実施形態と実質的に同じである。ただし、図3の実施形態では傾斜開放端辺4aの傾斜角度を図2の実施形態の傾斜開放端辺4aに比べ大きくしてある。このように、前記切込み部8を片側に一本とした図3の実施形態では、傾斜開放端辺4aの傾斜角度を比較的大きく形成した場合に効果的である。なお、図1、図2の実施形態で説明した事項は、図3の実施形態においても同様であるため、重複する説明は省略する。
図示(箸挿入口を開けた状態の)を省略したが、図3の箸袋においても、箸挿入作業に際して、前記裏面シート部6の露出された内側面を前記表面シート部5の離反シート部10に対して離間する方向に押さえれば、前記表面シート部5の離反シート部10は交わる二辺(傾斜開放端辺4aと切込み部8の)の交差部を先端部として裏面シート部6の内側面から相対的に離間され、互いに離間された離反シート部10と対応する裏面シート部6の内側面との間が拡げられ、離反シート部10に対応した位置の箸挿入口7を広く開けることができる。よって、広く開けられた箸挿入口7から箸袋内に箸を容易に挿入できる。したがって、例えば、箸挿入口7から挿入しようとする箸の先端部側で、前記裏面シート部6の露出された内側面を前記表面シート部5の離反シート部10に対して離間する方向に押さえながら箸挿入口7に向けスライド移動させれば、前記離反シート部10の働きによって広く開けられた箸挿入口7から箸袋内に箸を容易に挿入できる。
図4、図5に示した実施形態は、長手方向に沿う両側辺部を閉じ側辺部2,2、この両側の閉じ側辺部2,2と直交する一方(図面では下方)の端辺部を閉じ端辺部3、この閉じ端辺部3とは反対側(図面では上方)の端辺部を開放端辺4とした表面シート部5と裏面シート部6をもつ略長方形状の扁平の袋体構造であって、この袋体の表面シート部5の前記開放端辺4a寄りの略中央位置に長手方向と交わる直線状の折り目線15を配し、この折り目線15と該折り目線15の両端部から前記開放端辺4aに至る位置までそれぞれ切り込み形成されたスリット状切れ目16とで囲まれた前記表面シート部5の部分を切抜き舌片17とし、前記折り目線15を折り返し辺15として前記切抜き舌片17を袋体内の前記閉じ端辺部3の方向に向けて折り返し、前記切抜き舌片17が折り返されて成形された端辺凹状の開放範囲を箸挿入口7とした箸袋である。
そして、図4の実施形態では、前記箸挿入口7と隣り合う箸挿入方向側の表面シート部5の前記切抜き舌片17を含む折り重ねシート部分に前記折り返し辺15と交わり且つ長手方向に向けて切込みした二本の切込み部8,8を入れ、この二本の切込み部8,8の間の横巾を箸の挿入を許容できる横巾としてあり、この二本の切込み部8,8と二本の切込み部8,8の間の前記折り返し辺15による切り離し端辺9とで三方が分離辺として区画された箸挿入口7に隣り合う箸挿入方向側の表面シート部5の前記切抜き舌片17を含む折り重ねシート部分を対応する裏面シート部6の内側面から前記切り離し端辺9を先端部として相対的に離間し得る離反シート部10としている。
また、図5の実施形態では、前記切抜き舌片17を含む折り重ねシート部分を間にした前記表面シート部5の左右両側位置に袋体の長手方向に切込みされ且つ切込み一端が前記折り返し辺15の両端部位置まで至る切込み部8,8をそれぞれ入れ、この各切込み部8,8と各切込み部8,8の間の前記折り返し辺15の全体を分離辺として区画された表面シート部5のシート部分を対応する裏面シート部6の内側面から前記折り返し辺15を先端部として相対的に離間し得る離反シート部10としてある。なお、図5に示した切込み部8,8は、長手方向の切込み部分8aと前記折り返し辺15の延長方向の切込み部分8bを直角に連続させて切込みしてあるが、これに限定されないことは勿論であり、例えば、前記折り返し辺15の延長方向の切込み部分8bを前記閉じ側辺部2の位置まで或いはその近く位置まで切込みし、この切込み部分8bに長手方向の切込み部分8aを略T字状に交差させた切込み態様も含むものである。
図示(箸挿入口を開けた状態の)を省略したが、図4、図5の箸袋においても、箸挿入作業に際して、箸挿入口7に対応する前記裏面シート部6の内側面を前記表面シート部5の離反シート部10に対して離間する方向に押さえれば、前記表面シート部5の離反シート部10は前記折り返し辺15の前記切り離し端辺9(図5の箸袋では前記折り返し辺15の全体)を先端部として裏面シート部6の内側面から相対的に離間され、互いに離間された離反シート部10と対応する裏面シート部6の内側面との間が拡げられ、離反シート部10に対応した位置の箸挿入口7を広く開けることができる。よって、広く開けられた箸挿入口7から箸袋内に箸を容易に挿入できる。
しかも、図4、図5の実施形態の箸袋は、袋体内の前記閉じ端辺部3の方向に向けて折り返された前記切抜き舌片17を含む折り重ねシート部分を対応する裏面シート部6の内側面から前記切り離し端辺9(図5の箸袋では前記折り返し辺15の全体)を先端部として相対的に離間し得る離反シート部10としたものであるため、この離反シート部10と対応する裏面シート部6の内側面との離間作用を倍加でき、互いに離間された離反シート部10と対応する裏面シート部6の内側面との間がより大きく拡げられ、離反シート部10に対応した位置の箸挿入口7を広く開けることができる。
図6、図7、図8の実施形態は、長手方向に沿う両側辺部を閉じ側辺部2,2、この両側の閉じ側辺部2,2と直交する両方の端辺部を閉じ端辺部3A,3Bとした表面シート部5と裏面シート部6をもつ略長方形状の扁平の袋体構造であり、箸の先端部を一方の(図面では下端の)前記閉じ端辺部3Aに向けて袋体内に挿入し得る穿孔から成る箸挿入口7を表面シート部5の下端側の前記閉じ端辺部3Aとは反対側の上端側の閉じ端辺部3B寄りに形成した箸袋1であり、新規な構成は、前記箸挿入口7と隣り合う箸挿入方向側の表面シート部のシート部分に該箸挿入口7と交わり且つ長手方向に向けて切込みした二本の切込み部8,8を入れ、この二本の切込み部8,8の間の横巾を箸の挿入を許容できる横巾としてあり、この二本の切込み部8,8と二本の切込み部の間の箸挿入口7の切り離し端辺9とで三方が分離辺として区画された箸挿入口7に隣り合う箸挿入方向側の表面シート部5のシート部分を対応する裏面シート部6の内側面から前記切り離し端辺9を先端部として相対的に離間し得る離反シート部10としたことである。
図6、図7、図8(後述する図9〜図12も同様。)に示した箸袋の袋構造は、上下両方の端辺部を閉じ端辺部3A,3Bとした、略長方形状の四辺を全てシール接着Sによって閉じ辺とした包装構造としてある。しかし、箸挿入方向側の端辺部(図面では下端の)を閉じ端辺部3Aとし、この閉じ端辺部3Aとは反対側の端辺部(図面では上端の)は開放した端辺部とした、略長方形状の三方をシール接着Sによって閉じ辺とした包装構造の箸袋としても良い。
図6、図7の箸袋ではスリット状の穿孔から成る箸挿入口7とし、図6のスリット切込みは下方の閉じ端辺部3と平行な切込みとし、図7のスリット切込みは下方の閉じ端辺部3に対して傾斜した切込みとしてある。また、図8の箸袋では開口状の穿孔から成る箸挿入口7としてある。
なお、図6〜図8(後述する図9〜図12も同様。)の実施形態には、表面シート部5の下部側に爪楊枝挿入用切込み11を形成してある。この爪楊枝挿入用切込み11は、爪楊枝のつまみ部側が箸袋外に露出された状態で該爪楊枝の先端部側を下方の前記閉じ端辺部3Aに向けて箸袋内に挿入できるようにしたものである。
なお、図1、図2の実施形態で述べた切込み部8の補足説明や表裏面シート部5,6の素材説明は、この図6、図7、図8の実施形態においても同様であるため、重複説明は省略する。
図6の(ロ)に示したように、図6の箸袋(箸挿入口を開けた状態の図示を省略したが、図7、図8の箸袋においても同様である。)においても、箸挿入作業に際して、前記箸挿入口7の形成位置を基点として前記閉じ端辺部3Aとは反対側の箸袋部分を前記表面シート部5の離反シート部10に対して離間する方向(矢印方向)に押さえれば、前記表面シート部5の離反シート部10は前記切り離し端辺9を先端部として対応する裏面シート部6の内側面から相対的に離間され、互いに離間された離反シート部10と対応する裏面シート部6の内側面との間が拡げられ、離反シート部10に対応した位置の箸挿入口7を広く開けることができる。よって、広く開けられた箸挿入口7から箸袋内に箸を容易に挿入できる。したがって、例えば、箸挿入口7から挿入しようとする箸の先端部側で、前記箸挿入口7の形成位置を基点として前記閉じ端辺部3Aとは反対側の箸袋部分を前記表面シート部の離反シート部10に対して離間する方向に押さえながら箸挿入口7に向けスライド移動させれば、前記離反シート部10の働きによって広く開けられた箸挿入口7から箸袋内に箸を容易に挿入できる。
図9、図10の実施形態は、長手方向に沿う両側辺部を閉じ側辺部2,2、この両側の閉じ側辺部2,2と直交する両方の端辺部を閉じ端辺部3A,3Bとした表面シート部5と裏面シート部6をもつ略長方形状の扁平の袋体構造であり、箸の先端部を一方の(図面では下端の)前記閉じ端辺部3Aに向けて袋体内に挿入し得る開口状の穿孔から成る箸挿入口7を表面シート部5の下端側の前記閉じ端辺部3Aとは反対側の上端側の閉じ端辺部3B寄りに形成した箸袋1であり、前記表面シート部5の下端側の前記閉じ端辺部3Aとは反対側の上端側の閉じ端辺部3B寄りの略中央位置に長手方向と直交する直線状の折り目線15を配し、この折り目線15と該折り目線15の両端部位置を切れ目端として該折り目線15より上端側の閉じ端辺部3Bの側の範囲に切り込み形成された適宜輪郭形状のスリット状切れ目16とで囲まれた前記表面シート部5の部分を切抜き舌片17とし、前記折り目線15を折り返し辺15として前記切抜き舌片17を袋体内の下端側の前記閉じ端辺部3Aの方向に向けて折り返し、前記切抜き舌片17が折り返されて成形された開口状の穿孔範囲(前記折り返し辺15と前記スリット状切れ目16で囲まれた開口状の穿孔範囲)を前記箸挿入口7としてある。
そして、図9の実施形態では、前記箸挿入口7と隣り合う箸挿入方向側の表面シート部5の前記切抜き舌片17を含む折り重ねシート部分に前記折り返し辺15と交わり且つ長手方向に向けて切込みした二本の切込み部8,8を入れ、この二本の切込み部8,8の間の横巾を箸の挿入を許容できる横巾としてあり、この二本の切込み部8,8と二本の切込み部8,8の間の前記折り返し辺15による切り離し端辺9とで三方が分離辺として区画された箸挿入口7に隣り合う箸挿入方向側の表面シート部5の前記切抜き舌片17を含む折り重ねシート部分を対応する裏面シート部6の内側面から前記切り離し端辺9を先端部として相対的に離間し得る離反シート部10としたことを特徴としている。
また、図10の実施形態では、前記切抜き舌片17を含む折り重ねシート部分を間にした前記表面シート部5の左右両側位置に袋体の長手方向に切込みされ且つ切込み一端が前記折り返し辺15の両端部位置まで至る切込み部8,8をそれぞれ入れ、この各切込み部8,8と各切込み部8,8の間の前記折り返し辺15の全体を分離辺として区画された表面シート部5のシート部分を対応する裏面シート部6の内側面から前記折り返し辺15を先端部として相対的に離間し得る離反シート部10としたことを特徴としている。なお、図10に示した切込み部8,8は、長手方向の切込み部分8aと前記折り返し辺15の延長方向の切込み部分8bを直角に連続させて切込みしてあるが、これに限定されないことは勿論であり、例えば、前記折り返し辺15の延長方向の切込み部分8bを前記閉じ側辺部2の位置まで或いはその近く位置まで切込みし、この切込み部分8bに長手方向の切込み部分8aを略T字状に交差させた切込み態様も含むものである。
図9、図10の箸袋によれば、図9の(ロ)に示したように(図10の実施形態も実施的に同じである。)、箸挿入作業に際して、前記箸挿入口7の形成位置を基点として前記閉じ端辺部3Aとは反対側の箸袋部分を前記離反シート部10に対して離間する方向(矢印方向)に押さえれば、前記離反シート部10は前記折り返し辺15の前記切り離し端辺9(図10の箸袋では前記折り返し辺15の全体)を先端部として対応する裏面シート部6の内側面から相対的に離間され、互いに離間された離反シート部10と対応する裏面シート部6の内側面との間が拡げられ、離反シート部10に対応した位置の箸挿入口7を広く開けることができる。よって、広く開けられた箸挿入口7から箸袋内に箸を容易に挿入できる。
しかも、図9、図10の実施形態の箸袋によれば、袋体内の前記閉じ端辺部3Aの方向に向けて折り返された前記切抜き舌片17を含む折り重ねシート部分を対応する裏面シート部6の内側面から前記切り離し端辺9(図10の箸袋では前記折り返し辺15の全体)を先端部として相対的に離間し得る離反シート部10としたものであるため、この離反シート部10と対応する裏面シート部6の内側面との離間作用を倍加でき、互いに離間された離反シート部10と対応する裏面シート部6の内側面との間がより大きく拡げられ、離反シート部10に対応した位置の箸挿入口7を広く開けることができる。
図11、図12の実施形態は、長手方向に沿う両側辺部を閉じ側辺部2,2、この両側の閉じ側辺部2,2と直交する両方の端辺部を閉じ端辺部3A,3Bとした表面シート部5と裏面シート部6をもつ略長方形状の扁平の包装構造であり、箸の先端部を一方の(図面では下端の)前記閉じ端辺部3Aに向けて袋体内に挿入し得る穿孔から成る箸挿入口7を表面シート部5の下端側の前記閉じ端辺部3Aとは反対側の上端側の閉じ端辺部3B寄りに形成し、この穿孔から成る箸挿入口7の箸挿入方向側の挿入口縁部を前記閉じ端辺部3A,3Bに対して傾斜させた傾斜口縁辺7aとした箸袋1であり、新規な構成は、前記箸挿入口7と隣り合う箸挿入方向側の表面シート部5のシート部分に前記傾斜口縁辺7aと交わり且つ長手方向に向けて切込みした一本の切込み部8を前記傾斜口縁辺7aの高い傾斜位置側に入れ、この一本の切込み部8で区分けされた低い傾斜位置側の傾斜口縁辺7aの横幅を箸の挿入を許容できる横巾としてあり、この切込み部8と前記傾斜口縁辺7aとで交わる二辺を分離辺として略三角形状に区画した箸挿入口7に隣り合う表面シート部5のシート部分を対応する裏面シート部6の内側面から交わる二辺(傾斜口縁辺7aと切込み部8の)の交差部を先端部として相対的に離間し得る離反シート部10としたことである。
図11の箸袋では、スリット状の穿孔から成る箸挿入口7とし、このスリット切込みを下方の閉じ端辺部3Aに対して傾斜した切込みとし、結果として、箸挿入口7の箸挿入方向側の挿入口縁部を前記閉じ端辺部3Aに対して傾斜させた傾斜口縁辺7aとしてある。また、図12の箸袋では、開口状の穿孔から成る箸挿入口7とし、この開口状の穿孔から成る箸挿入口7の箸挿入方向側の挿入口縁部を前記閉じ端辺部に対して傾斜させた傾斜口縁辺7aとしてある。
なお、図1、図2の実施形態で述べた切込み部8の補足説明や表裏面シート部5,6の素材説明は、この図11、図12の実施形態においても同様であるため、重複説明は省略する。
箸挿入口を開けた状態の図示を省略したが、図11、図12の箸袋においても、箸挿入作業に際して、前記箸挿入口7の形成位置を基点として前記閉じ端辺部3Aとは反対側の箸袋部分を前記表面シート部5の離反シート部10に対して離間する方向に押さえれば、前記表面シート部5の離反シート部10は交わる二辺(傾斜口縁辺7aと切込み部8の)の交差部を先端部として対応する裏面シート部6の内側面から相対的に離間され、互いに離間された離反シート部10と対応する裏面シート部6の内側面との間が拡げられ、離反シート部10に対応した位置の箸挿入口7を広く開けることができる。よって、広く開けられた箸挿入口7から箸袋内に箸を容易に挿入できる。したがって、例えば、箸挿入口7から挿入しようとする箸の先端部側で、前記箸挿入口7の形成位置を基点として前記閉じ端辺部3Aとは反対側の箸袋部分を前記表面シート部の離反シート部10に対して離間する方向に押さえながら箸挿入口7に向けスライド移動させれば、前記離反シート部10の働きによって広く開けられた箸挿入口7から箸袋内に箸を容易に挿入できる。
図6〜図12に示した実施形態は、略長方形状の四辺を全てシール接着Sによって閉じ辺とした包装構造としてある。よって、図1〜3の実施形態で述べたと同様に、図6〜図12の実施形態においても、表裏面シート部5,6のシート材を別体とすることが可能であるため、表面シート部5(裏面シート部6のシート素材は紙製とすることが可。)を透明なポリエチレンフィルムシートなどの樹脂製シートで形成し、袋内に挿入されている箸の清潔さを袋体外から確認できるようにしても良い。
図13,図14の実施形態は、長手方向に沿う両側辺部を閉じ側辺部2,2、この両側の閉じ側辺部2,2と交わる一方の端辺部を閉じ端辺部3、この閉じ端辺部3とは反対側の端辺部を開放端辺4とした表面シート部5と裏面シート部6をもつ略長方形状の扁平の袋構造であって、前記表面シート部5の開放端辺4aに対して前記裏面シート部6の開放端辺4bを長手方向に突出させ、前記表面シート部5の開放端辺4aと前記裏面シート部6の開放端辺4bとの間に裏面シート部6の内側面を露出させた構成とし、前記表面シート部5の開放端辺4aと該開放端辺4aに対応する裏面シート部6の内側面との間を箸挿入口7とし、長手方向に沿う両側辺部を接着手段(この実施例ではシール接着S)によって閉じ側辺部2とした箸袋1であり、特徴とする構成は、前記箸挿入口7と隣り合う表面シート部5のシート部分に対応する表面シート部5の上端部側の両側辺部の範囲は前記シール接着Sの接着範囲から除いた非接着の開放側辺部分2Aとし、この両側の開放側辺部分2A,2Aと表面シート部5の前記開放端辺4aとで三方が分離辺として区画された箸挿入口7に隣り合う表面シート部5のシート部分を対応する裏面シート部6の内側面から前記表面シート部5の開放端辺4aを先端部として相対的に離間し得る離反シート部10としたことである。
図13、図14の箸袋の裏面シート部6の開放端辺4bは両者とも前記閉じ端辺部3と平行であり、裏面シート部6より長手方向に短い表面シート部5の開放端辺4aを、図13の箸袋では前記裏面シート部6の開放端辺4bと平行なものとし、図14の箸袋では裏面シート部6の開放端辺4bに対して傾斜させた構成において異なっている。しかし、図13、図14の箸袋は両者とも、前記したように、表面シート部5の開放端辺4aと裏面シート部6の開放端辺4bとの間に裏面シート部6の内側面が露出される構成としたことにおいて共通している。
図13、図14の箸袋は、図13、図14の各(ロ)に示したように、箸挿入作業に際して、前記裏面シート部6の露出された内側面を前記表面シート部5の離反シート部10に対して離間する方向(矢印方向)に押さえれば、前記表面シート部5の離反シート部10は前記表面シート部5の開放端辺4aを先端部として裏面シート部6の内側面から相対的に離間され、互いに離間された離反シート部10と対応する裏面シート部6の内側面との間が拡げられ、離反シート部10に対応した箸挿入口7を広く開けることができる。よって、広く開けられた箸挿入口7から箸袋内に箸を容易に挿入できる。したがって、例えば、箸挿入口7から挿入しようとする箸(図示せず)の先端部側で、前記裏面シート部6の露出された内側面を前記表面シート部5の離反シート部10に対して離間する方向に押さえながら箸挿入口7に向けスライド移動させれば、前記離反シート部10の働きによって広く開けられた箸挿入口7から箸袋内に箸を容易に挿入できる。
図15の実施形態は、長手方向に沿う両側辺部を閉じ側辺部2,2、この両側の閉じ側辺部2,2と交わる一方の端辺部を閉じ端辺部3、この閉じ端辺部3とは反対側の端辺部を開放端辺4とした表面シート部5と裏面シート部6をもつ略長方形状の扁平の袋構造であって、前記表面シート部5の開放端辺4aに対して前記裏面シート部6の開放端辺4bを長手方向に突出させ、前記表面シート部5の開放端辺4aと前記裏面シート部6の開放端辺4bとの間に裏面シート部6の内側面を露出させた構成とし、且つ前記表面シート部5の開放端辺4aを前記閉じ端辺部3に対して傾斜させた傾斜開放端辺(表面シート部5の傾斜させた開放端辺4aを傾斜開放端辺と言い、同符合で示す。)とし、この傾斜開放端辺4aと該傾斜開放端辺4aに対応する裏面シート部6の内側面との間を箸挿入口7とし、長手方向に沿う両側辺部を接着手段(この実施例ではシール接着S)によって閉じ側辺部2とした箸袋1であり、特徴とする構成は、前記箸挿入口7と隣り合う表面シート部5のシート部分に対応する表面シート部5の前記傾斜開放端辺4aの高い傾斜位置側の片側の側辺部の上端部側の範囲は前記シール接着Sの接着範囲から除いた非接着の開放側辺部分2Aとし、この片側の開放側辺部分2Aと前記傾斜開放端辺4aとで交わる二辺を分離辺として略三角形状に区画した箸挿入口7に隣り合う表面シート部5のシート部分を対応する裏面シート部6の内側面から交わる二辺(片側の開放側辺部分2Aと前記傾斜開放端辺4a)の交差部を先端部として相対的に離間し得る離反シート部10としたことである。
箸挿入口を開けた状態の図示を省略したが、図15の箸袋も、箸挿入作業に際して、前記裏面シート部6の露出された内側面を前記表面シート部5の離反シート部10に対して離間する方向に押さえれば、前記表面シート部5の離反シート部10は交わる二辺の交差部を先端部として裏面シート部6の内側面から相対的に離間され、互いに離間された離反シート部10と対応する裏面シート部6の内側面との間が拡げられ、離反シート部10に対応した箸挿入口7を広く開けることができる。よって、広く開けられた箸挿入口7から箸袋内に箸を容易に挿入できる。したがって、例えば、箸挿入口から挿入しようとする箸の先端部側で、前記裏面シート部6の露出された内側面を前記表面シート部の離反シート部10に対して離間する方向に押さえながら箸挿入口7に向けスライド移動させれば、前記離反シート部10の働きによって広く開けられた箸挿入口7から箸袋内に箸を容易に挿入できる。
図13〜図15の実施形態では、前記接着手段をシール接着S(例えば、紙製シートのシール接着としては、エンボスロール間を通過する過程で表裏シートのシール範囲を圧着して接着する公知のエンボス接着によって実施できる。)によるものとしが、これに変えて、接着剤(例えば、ホットメルト形接着剤)による接着を除くものではない。また、図1〜3の実施形態で述べたと同様に、図13〜図15の実施形態においても、表裏面シート部5,6のシート素材として、紙製シートのほか、不織布製シートやポリエチレンフィルムシートなどの樹脂製シートを除くものではない。また、図1〜3の実施形態で述べたと同様に、図13〜図15の実施形態(三方をコ字状にシール接着Sした閉じ辺構造)においても、表裏面シート部5,6のシート材を別体とすることが可能であるため、表面シート部5(裏面シート部6のシート素材は紙製とすることが可。)を透明なポリエチレンフィルムシートなどの樹脂製シートで形成し、袋内に挿入されている箸の清潔さを袋体外から確認できるようにしても良い。
1 箸袋
2 閉じ側辺部
2A 非接着の開放側辺部分
3 閉じ端辺部
3A 閉じ端辺部
3B 閉じ端辺部
4 開放端辺
4a 表面シート部の開放端辺
4b 裏面シート部の開放端辺
5 表面シート部
6 裏面シート部
7 箸挿入口
8 切込み部
9 切り離し端辺
10 離反シート部
S シール接着(シール接着部)
H 箸
11 爪楊枝挿入用切込み
15 折り目線(折り返し辺)
17 切抜き舌片
2 閉じ側辺部
2A 非接着の開放側辺部分
3 閉じ端辺部
3A 閉じ端辺部
3B 閉じ端辺部
4 開放端辺
4a 表面シート部の開放端辺
4b 裏面シート部の開放端辺
5 表面シート部
6 裏面シート部
7 箸挿入口
8 切込み部
9 切り離し端辺
10 離反シート部
S シール接着(シール接着部)
H 箸
11 爪楊枝挿入用切込み
15 折り目線(折り返し辺)
17 切抜き舌片
Claims (10)
- 長手方向に沿う両側辺部を閉じ側辺部、この両側の閉じ側辺部と交わる一方の端辺部を閉じ端辺部、この閉じ端辺部とは反対側の端辺部を開放端辺とした表面シート部と裏面シート部をもつ略長方形状の扁平の袋構造であって、前記表面シート部の開放端辺に対して前記裏面シート部の開放端辺を長手方向に突出させ、前記表面シート部の開放端辺と前記裏面シート部の開放端辺との間に裏面シート部の内側面を露出させた構成とし、前記表面シート部の開放端辺と該開放端辺に対応する裏面シート部の内側面との間を箸挿入口とした箸袋において、前記箸挿入口と隣り合う表面シート部のシート部分に該表面シート部の開放端辺と交わる二本の切込み部を入れ、この二本の切込み部の間の横巾を箸の挿入を許容できる横巾としてあり、この二本の切込み部と二本の切込み部の間の開放端辺による切り離し端辺とで三方が分離辺として区画された箸挿入口に隣り合う表面シート部のシート部分を対応する裏面シート部の内側面から前記切り離し端辺を先端部として相対的に離間し得る離反シート部としたことを特徴とする箸袋。
- 長手方向に沿う両側辺部を閉じ側辺部、この両側の閉じ側辺部と交わる一方の端辺部を閉じ端辺部、この閉じ端辺部とは反対側の端辺部を開放端辺とした表面シート部と裏面シート部をもつ略長方形状の扁平の袋構造であって、前記表面シート部の開放端辺に対して前記裏面シート部の開放端辺を長手方向に突出させ、前記表面シート部の開放端辺と前記裏面シート部の開放端辺との間に裏面シート部の内側面を露出させた構成とし、且つ前記表面シート部の開放端辺を前記閉じ端辺部に対して傾斜させた傾斜開放端辺とし、この傾斜開放端辺と該傾斜開放端辺に対応する裏面シート部の内側面との間を箸挿入口とした箸袋において、前記箸挿入口と隣り合う表面シート部のシート部分に前記傾斜開放端辺と交わる一本の切込み部を前記傾斜開放端辺の高い傾斜位置側に入れ、この一本の切込み部で区分けされた低い傾斜位置側の傾斜開放端辺の横幅を箸の挿入を許容できる横巾としてあり、この切込み部と前記傾斜開放端辺とで交わる二辺を分離辺として略三角形状に区画した箸挿入口に隣り合う表面シート部のシート部分を対応する裏面シート部の内側面から交わる前記傾斜開放端辺と切込み部との交差部を先端部として相対的に離間し得る離反シート部としたことを特徴とする箸袋。
- 長手方向に沿う両側辺部を閉じ側辺部、この両側の閉じ側辺部と交わる一方の端辺部を閉じ端辺部、この閉じ端辺部とは反対側の端辺部を開放端辺とした表面シート部と裏面シート部をもつ略長方形状の扁平の袋体構造であって、この袋体の表面シート部の前記開放端辺寄りの略中央位置に長手方向と交わる直線状の折り目線を配し、この折り目線と該折り目線の両端部から前記開放端辺に至る位置までそれぞれ切り込み形成されたスリット状切れ目とで囲まれた前記表面シート部の部分を切抜き舌片とし、前記折り目線を折り返し辺として前記切抜き舌片を袋体内の前記閉じ端辺部の方向に向けて折り返し、前記切抜き舌片が折り返されて成形された端辺凹状の開放範囲を箸挿入口とした箸袋であり、この箸挿入口と隣り合う箸挿入方向側の表面シート部の前記切抜き舌片を含む折り重ねシート部分に前記折り返し辺と交わる二本の切込み部を入れ、この二本の切込み部の間の横巾を箸の挿入を許容できる横巾としてあり、この二本の切込み部と二本の切込み部の間の前記折り返し辺による切り離し端辺とで三方が分離辺として区画された箸挿入口に隣り合う箸挿入方向側の表面シート部の前記切抜き舌片を含む折り重ねシート部分を対応する裏面シート部の内側面から前記切り離し端辺を先端部として相対的に離間し得る離反シート部としたことを特徴とする箸袋。
- 長手方向に沿う両側辺部を閉じ側辺部、この両側の閉じ側辺部と交わる一方の端辺部を閉じ端辺部、この閉じ端辺部とは反対側の端辺部を開放端辺とした表面シート部と裏面シート部をもつ略長方形状の扁平の袋体構造であって、この袋体の表面シート部の前記開放端辺寄りの略中央位置に長手方向と交わる直線状の折り目線を配し、この折り目線と該折り目線の両端部から前記開放端辺に至る位置までそれぞれ切り込み形成されたスリット状切れ目とで囲まれた前記表面シート部の部分を切抜き舌片とし、前記折り目線を折り返し辺として前記切抜き舌片を袋体内の前記閉じ端辺部の方向に向けて折り返し、前記切抜き舌片が折り返されて成形された端辺凹状の開放範囲を箸挿入口とした箸袋であり、前記切抜き舌片を含む折り重ねシート部分を間にした前記表面シート部の左右両側位置に袋体の長手方向に切込みされ且つ切込み一端が前記折り返し辺の両端部位置まで至る切込み部をそれぞれ入れ、この各切込み部と各切込み部の間の前記折り返し辺とを分離辺として区画された表面シート部のシート部分を対応する裏面シート部の内側面から前記折り返し辺を先端部として相対的に離間し得る離反シート部としたことを特徴とする箸袋。
- 長手方向に沿う両側辺部を閉じ側辺部、この両側の閉じ側辺部と交わる少なくとも一方の端辺部を閉じ端辺部とした表面シート部と裏面シート部をもつ略長方形状の扁平の袋体構造であり、箸の先端部を前記閉じ端辺部に向けて袋体内に挿入し得るスリット状又は開口状の穿孔から成る箸挿入口を表面シート部の前記閉じ端辺部とは反対側の端辺部寄りに形成した箸袋において、前記箸挿入口と隣り合う箸挿入方向側の表面シート部のシート部分に該箸挿入口と交わる二本の切込み部を入れ、この二本の切込み部の間の横巾を箸の挿入を許容できる横巾としてあり、この二本の切込み部と二本の切込み部の間の箸挿入口の口縁部による切り離し端辺とで三方が分離辺として区画された箸挿入口に隣り合う箸挿入方向側の表面シート部のシート部分を対応する裏面シート部の内側面から前記切り離し端辺を先端部として相対的に離間し得る離反シート部としたことを特徴とする箸袋。
- 長手方向に沿う両側辺部を閉じ側辺部、この両側の閉じ側辺部と交わる少なくとも一方の端辺部を閉じ端辺部とした表面シート部と裏面シート部をもつ略長方形状の扁平の袋体構造であり、箸の先端部を前記閉じ端辺部に向けて袋体内に挿入し得る開口状の穿孔から成る箸挿入口を表面シート部の前記閉じ端辺部とは反対側の端辺部寄りに形成した箸袋において、前記表面シート部の前記閉じ端辺部とは反対側の端辺部寄りの略中央位置に長手方向と交わる直線状の折り目線を配し、この折り目線と該折り目線の両端部位置を切れ目端として該折り目線より前記端辺部の側の範囲に切り込み形成された適宜輪郭形状のスリット状切れ目とで囲まれた前記表面シート部の部分を切抜き舌片とし、前記折り目線を折り返し辺として前記切抜き舌片を袋体内の前記閉じ端辺部の方向に向けて折り返し、前記切抜き舌片が折り返されて成形された開口状の穿孔範囲を前記箸挿入口とし、この箸挿入口と隣り合う箸挿入方向側の表面シート部の前記切抜き舌片を含む折り重ねシート部分に前記折り返し辺と交わる二本の切込み部を入れ、この二本の切込み部の間の横巾を箸の挿入を許容できる横巾としてあり、この二本の切込み部と二本の切込み部の間の前記折り返し辺による切り離し端辺とで三方が分離辺として区画された箸挿入口に隣り合う箸挿入方向側の表面シート部の前記切抜き舌片を含む折り重ねシート部分を対応する裏面シート部の内側面から前記切り離し端辺を先端部として相対的に離間し得る離反シート部としたことを特徴とする箸袋。
- 長手方向に沿う両側辺部を閉じ側辺部、この両側の閉じ側辺部と交わる少なくとも一方の端辺部を閉じ端辺部とした表面シート部と裏面シート部をもつ略長方形状の扁平の袋体構造であり、箸の先端部を前記閉じ端辺部に向けて袋体内に挿入し得る開口状の穿孔から成る箸挿入口を表面シート部の前記閉じ端辺部とは反対側の端辺部寄りに形成した箸袋において、前記表面シート部の前記閉じ端辺部とは反対側の端辺部寄りの略中央位置に長手方向と交わる直線状の折り目線を配し、この折り目線と該折り目線の両端部位置を切れ目端として該折り目線より前記端辺部の側の範囲に切り込み形成された適宜輪郭形状のスリット状切れ目とで囲まれた前記表面シート部の部分を切抜き舌片とし、前記折り目線を折り返し辺として前記切抜き舌片を袋体内の前記閉じ端辺部の方向に向けて折り返し、前記切抜き舌片が折り返されて成形された開口状の穿孔範囲を前記箸挿入口とし、前記切抜き舌片を含む折り重ねシート部分を間にした前記表面シート部の左右両側位置に袋体の長手方向に切込みされ且つ切込み一端が前記折り返し辺の両端部位置まで至る切込み部をそれぞれ入れ、この各切込み部と各切込み部の間の前記折り返し辺とを分離辺として区画された表面シート部のシート部分を対応する裏面シート部の内側面から前記折り返し辺を先端部として相対的に離間し得る離反シート部としたことを特徴とする箸袋。
- 長手方向に沿う両側辺部を閉じ側辺部、この両側の閉じ側辺部と交わる少なくとも一方の端辺部を閉じ端辺部とした表面シート部と裏面シート部をもつ略長方形状の扁平の袋体構造であり、箸の先端部を前記閉じ端辺部に向けて袋体内に挿入し得るスリット状又は開口状の穿孔から成る箸挿入口を表面シート部の前記閉じ端辺部とは反対側の端辺部寄りに形成し、前記箸挿入口の箸挿入方向側の挿入口縁部を前記閉じ端辺部に対して傾斜させた傾斜口縁辺とした箸袋において、前記箸挿入口と隣り合う箸挿入方向側の表面シート部のシート部分に前記傾斜口縁辺と交わる一本の切込み部を前記傾斜口縁辺の高い傾斜位置側に入れ、この一本の切込み部で区分けされた低い傾斜位置側の傾斜口縁辺の横幅を箸の挿入を許容できる横巾としてあり、この切込み部と前記傾斜口縁辺とで交わる二辺を分離辺として略三角形状に区画した箸挿入口に隣り合う表面シート部のシート部分を対応する裏面シート部の内側面から交わる前記切込み部と前記傾斜口縁辺との交差部を先端部として相対的に離間し得る離反シート部としたことを特徴とする箸袋。
- 長手方向に沿う両側辺部を閉じ側辺部、この両側の閉じ側辺部と交わる一方の端辺部を閉じ端辺部、この閉じ端辺部とは反対側の端辺部を開放端辺とした表面シート部と裏面シート部をもつ略長方形状の扁平の袋構造であって、前記表面シート部の開放端辺に対して前記裏面シート部の開放端辺を長手方向に突出させ、前記表面シート部の開放端辺と前記裏面シート部の開放端辺との間に裏面シート部の内側面を露出させた構成とし、前記表面シート部の開放端辺と該開放端辺に対応する裏面シート部の内側面との間を箸挿入口とし、長手方向に沿う両側辺部を接着手段によって閉じ側辺部とした箸袋において、前記箸挿入口と隣り合う表面シート部のシート部分に対応する表面シート部の上端部側の両側辺部の範囲は前記接着手段による接着範囲から除いた非接着の開放側辺部分とし、この両側の開放側辺部分と表面シート部の前記開放端辺とで三方が分離辺として区画された箸挿入口に隣り合う表面シート部のシート部分を対応する裏面シート部の内側面から前記表面シート部の開放端辺を先端部として相対的に離間し得る離反シート部としたことを特徴とする箸袋。
- 長手方向に沿う両側辺部を閉じ側辺部、この両側の閉じ側辺部と交わる一方の端辺部を閉じ端辺部、この閉じ端辺部とは反対側の端辺部を開放端辺とした表面シート部と裏面シート部をもつ略長方形状の扁平の袋構造であって、前記表面シート部の開放端辺に対して前記裏面シート部の開放端辺を長手方向に突出させ、前記表面シート部の開放端辺と前記裏面シート部の開放端辺との間に裏面シート部の内側面を露出させた構成とし、且つ前記表面シート部の開放端辺を前記閉じ端辺部に対して傾斜させた傾斜開放端辺とし、この傾斜開放端辺と該傾斜開放端辺に対応する裏面シート部の内側面との間を箸挿入口とし、長手方向に沿う両側辺部を接着手段によって閉じ側辺部とした箸袋において、前記箸挿入口と隣り合う表面シート部のシート部分に対応する表面シート部の前記傾斜開放端辺の高い傾斜位置側の片側の側辺部の上端部側の範囲は前記接着手段による接着範囲から除いた非接着の開放側辺部分とし、この片側の開放側辺部分と前記傾斜開放端辺とで交わる二辺を分離辺として略三角形状に区画した箸挿入口に隣り合う表面シート部のシート部分を対応する裏面シート部の内側面から交わる前記開放側辺部分と前記傾斜開放端辺との交差部を先端部として相対的に離間し得る離反シート部としたことを特徴とする箸袋。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010000849U JP3158966U (ja) | 2010-02-12 | 2010-02-12 | 箸袋 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023100769A1 (ja) * | 2021-11-30 | 2023-06-08 | 株式会社パイロットコーポレーション | 物品入り包装体、包装体及び物品入り包装体の製造方法 |
-
2010
- 2010-02-12 JP JP2010000849U patent/JP3158966U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023100769A1 (ja) * | 2021-11-30 | 2023-06-08 | 株式会社パイロットコーポレーション | 物品入り包装体、包装体及び物品入り包装体の製造方法 |
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