JP2011072373A - 平面状及び折り返し重合状紙葉類の切断具 - Google Patents

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Abstract

【課題】平面状紙葉類、及び施封された封筒のような折り返し重合状紙葉類の切断具を提供する。
【解決手段】下部に紙葉類の通過溝を設けた本体部2と、本体部2の嵌着突部3が嵌着される空洞部を有し本体部2が固着又は着脱可能に一体化され、先端側から略中央部に至る下辺を真っすぐ形状とし、後端側に把持部を設け、本体部2の段部と下辺との間に紙葉類の通過域を形成するハンドル部と、本体部2により刃先21aを先端側に向けた状態で挟持され、刃先21aの一部を通過域8に、刃先21aの他の一部を通過溝に臨ませた刃体21と、本体部2の通過溝内に装着されて、板ばね片44により紙葉類を刃先の他の一部に誘導して切断させ、通過域に臨ませたガイド片46により紙葉類を下辺側に押圧しつつ刃先21aの一部により切断させる誘導体とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、平面状及び折り返し重合状紙葉類の切断具に関し、詳しくは、一枚又は複数枚の紙葉を重ねた平面状紙葉類、及び施封された封筒や二枚折りの紙葉のような折り返し重合状紙葉類をいずれも簡略に所望の状態に切断し得る平面状及び折り返し重合状紙葉類の切断具に関するものである。
従来、紙葉類の切断用カッターとして、一枚の紙葉を所望の状態に切断するペーパーカッターや封筒の施封部分を切断し、開封するレターカッターが種々提案されている。
図21は、従来のレターカッターの一例を示すものであり、このレターカッター51は、指により把持可能なカッター本体52の下部に、同図において右端から左端にわたって封筒56の施封部分を通過させる細幅の封筒誘導溝53を下端が開口した状態に設け、この封筒誘導溝53内にカッター刃54の刃先54aを右端側に向けて配置した封筒切断部55を備える構成としている。
この従来のレターカッター51によれば、カッター本体52の操作で封筒56の開封はもちろんのこと、図示しないが二つ折りの紙葉を所望寸法の紙片に切り、メモ用紙を作ることができる等の利点を有している。
しかし、従来のレターカッター51は、例えば一枚の紙葉のような平面状の紙葉類を所望の形状に切断するという用途には不向きである。
特許文献1には、カッター本体の端部に押圧弾片を設け、カッター本体から押圧弾片を貫く状態で刃部の刃先を外方に突出させ、押圧弾片を切断すべき紙葉側に押し付けるようにしつつカッター本体を操作することで、前記刃先により紙葉の所望部分を切断するように構成したペーパーカッターが提案されている。
このペーパーカッターの場合、例えば一枚の新聞紙のような紙葉を切断して切り抜きを行うことができるものの、上述した封筒56の開封用としては利便性に乏しい。
特開10−156061号公報
本発明が解決しようとする問題点は、単体構成でありながら、一枚又は複数枚の紙葉を重ねた平面状紙葉類、及び施封された封筒や二枚折りの紙葉のような折り返し重合状紙葉類を、各々簡略に所望の状態に切断し得るような切断具が存在しない点である。
本発明に係る平面状及び折り返し重合状紙葉類の切断具は、先端側を紙葉類との当接端とし、後端側に嵌着突部を有し、紙葉類切断用の刃体をその刃先を先端側に向けた状態で挟持し、前記嵌着突部の両側に紙葉類通過用の段部を設け、下部に紙葉類の通過溝を設けた本体部と、前記本体部の嵌着突部が嵌着される空洞部を有し本体部が固着又は着脱可能に一体化されるとともに、先端側から略中央部に至る下辺を真っすぐ形状とし、後端側に操作用の把持部を設け、前記本体部の段部と前記下辺との間に紙葉類の通過域を形成するハンドル部と、前記本体部により紙葉類切断用の刃先を先端側に向けた状態で挟持されて、刃先の一部を前記通過域に、刃先の他の一部を前記通過溝に臨ませた刃体と、を有し、前記本体部の先端側の通過溝の端部に、折り返し重合状の紙葉類用の下側紙葉類挿入開口を形成し、前記本体部の先端側とハンドル部の先端側との間に平面状の紙葉類用の上側紙葉類挿入開口を形成するとともに、前記本体部の通過溝内に装着され、前記本体部の通過溝内で刃体に臨ませた板ばね片により前記下側紙葉類挿入開口からの折り返し重合状の紙葉類を前記刃先の他の一部に誘導して切断させ、前記通過域に臨ませたガイド片により前記上側紙葉類挿入開口からの平面状の紙葉類を、前記ハンドル部の下辺側に押圧しつつ平面状の紙葉類を山形状にして刃に誘導することで紙葉類の腰を出し一層切り易く(特に新聞等の腰の弱い紙を切る場合は山形にして刃に当てないと切り難い)して、切断するようにした誘導体を備えることを最も主要な特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、単体構成でありながら、一枚又は複数枚の紙葉を重ねた平面状紙葉類、及び施封された封筒や二枚折りの紙葉のような折り返し重合状紙葉類を、刃体の刃先の異なる部分で各々簡略に所望の状態に切断したり開封したりすることができる斬新で耐久性にも優れる平面状及び折り返し重合状紙葉類の切断具を提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様な効果を奏するとともに、本体部、ハンドル部を透明樹脂又は半透明樹脂としているので、一枚又は複数枚の紙葉や封筒の切断部分を外部から視認でき、切断作業の確実性を図ることも可能な平面状及び折り返し重合状紙葉類の切断具を提供することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明と同様な効果を奏するとともに、刃体の刃先を水平に対して45度から30度の範囲の鋭角とし、ハンドル部に刃体を外部から視認できる開口部を設け、後端側に吊り下げ用穴を設けているので、紙葉類の切断作業がよりし易く、切断作業の確実性をより向上でき、更に、吊り下げ用穴に紐等の部材をとりつけることでこの切断具の保管の便宜をも図ることができる平面状及び折り返し重合状紙葉類の切断具を提供することができる。
図1は本発明の実施例に係る切断具の概略斜視図である。 図2は本実施例に係る切断具における刃体、誘導体を組み込んだ本体部を示す概略説明図である。 図3は本実施例に係る切断具における本体部を構成する一方の基体を示す正面図である。 図4は本実施例に係る切断具における本体部を構成する他方の基体を示す正面図である。 図5は本実施例に係る切断具における本体部を構成する両基体を対向配置した状態を示す平面図である。 図6は本実施例に係る切断具における本体部を構成する両基体を対向配置した状態を示す斜視図である。 図7は本実施例に係る切断具におけるハンドル部の正面図である。 図8は本実施例に係る切断具におけるハンドル部の平面図である。 図9は本実施例に係る切断具におけるハンドル部の側面図である。 図10は本実施例に係る切断具におけるハンドル部の断面図である。 図11は本実施例に係る切断具におけるハンドル部の斜視図である。 図12は本実施例に係る切断具における誘導体を構成する一方の板バネ片及びガイド片の正面図である。 図13は本実施例に係る切断具における誘導体を構成する他方の板バネ片の正面図である。 図14は本実施例に係る切断具における誘導体を構成する両板バネ片を対向配置した状態を示す平面図である。 図15は本実施例に係る切断具における誘導体を構成する両板バネ片を対向配置した状態を示す斜視図である。 図16は本実施例に係る切断具により封筒を開封する状態を示す説明図である。 図17は本実施例に係る切断具により封筒を開封する状態の他例を示す説明図である。 図18は本実施例に係る切断具により平面状の紙葉を切断状態を示す説明図である。 図19は本実施例に係る切断具の斜視図である。 図20は本実施例に係る切断具の底面図である。 図21は従来のレターカッターを示す正面図である。
本発明は、単体構成でありながら、一枚又は複数枚の紙葉を重ねた平面状紙葉類、及び施封された封筒や二枚折りの紙葉のような折り返し重合状紙葉類を、各々簡略に所望の状態に切断できる平面状及び折り返し重合状紙葉類の切断具を提供するという目的を、先端側を紙葉類との当接端とし、後端側に嵌着突部を有し、紙葉類切断用の刃体をその刃先を先端側に向け、かつ、その刃先を水平に対して45度から30度の範囲の鋭角とした状態で挟持し、前記嵌着突部の両側に紙葉類通過用の段部を設け、下部に紙葉類の通過溝を設けた透明樹脂又は半透明樹脂からなる本体部と、前記本体部の嵌着突部が嵌着される空洞部を有し本体部が固着又は着脱可能に一体化されるとともに、先端側から略中央部に至る下辺を真っすぐ形状とし、後端側に操作用の把持部を設け、前記本体部の段部と前記下辺との間に紙葉類の通過域を形成し、先端側から略中央部に至る上辺の一部に前記刃体を外部から視認できる開口部を設け、後端側に吊り下げ用穴を設けた透明樹脂又は半透明樹脂からなるハンドル部と、前記本体部により紙葉類切断用の刃先を先端側に向けた状態で挟持され、刃先の一部を前記通過域に、刃先の他の一部を前記通過溝に臨ませた刃体と、を有し、前記本体部の先端側の通過溝の端部に、折り返し重合状の紙葉類用の下側紙葉類挿入開口を形成し、前記本体部の先端側とハンドル部の先端側との間に平面状の紙葉類用の上側紙葉類挿入開口を形成するとともに、前記本体部の通過溝内に装着され、前記本体部の通過溝内で刃体に臨ませた板ばね片により前記下側紙葉類挿入開口からの封筒のような折り返し重合状の紙葉類を前記刃先の他の一部に誘導してその折り返し部分を切断させ、前記通過域に臨ませたガイド片により前記上側紙葉類挿入開口からの平面状の紙葉類を、前記ハンドル部の下辺側に押圧しつつ平面状の紙葉類を山形状にして刃に誘導することで紙葉類の腰を出し一層切り易く(特に新聞等の腰の弱い紙を切る場合は山形にして刃に当てないと切り難い)して、切断するようにした誘導体を備える構成により実現した。
以下、本発明の実施例に係る平面状及び折り返し重合状紙葉類の切断具について図1乃至図20を参照して詳細に説明する。
本実施例に係る平面状及び折り返し重合状紙葉類の切断具(以下「切断具」という)1は、図1、図19、図20に示すように、例えば透明樹脂又は半透明樹脂からなる本体部2及びハンドル部31と、紙葉類切断用の刃体21と、前記本体部2に組み込んだ例えば透明樹脂からなり弾性を有する誘導体41とを有し、全体としてスティック状に構成している。
前記本体部2は、図2乃至図6に示すように、第1、第2の基体4a、4bの突出ピン、ピン孔を用いた接合構造からなり、先端2a側(図1において左端側)を詳細は後述する平面状及び折り返し重合状紙葉類との当接端とし、後端2b側に後述するハンドル部31に固着又は着脱可能に嵌着する上方に突出した例えば山形状の嵌着突部3を形成し、更に略中央下部で、かつ、先端寄りにおいて紙葉類切断用の刃体21をその刃先21aを先端側に向けた状態で挟持するように構成している。
前記ハンドル部31は、図7乃至図11に示すように、先端31a側から略中央部に至る下辺31cを真っすぐ形状とするとともに、下端側を開口状態とし、先端31a側から略中央部に至る範囲でその内部に上辺近傍に至る空洞部32を設け、後端31b側に操作者が指により把持し切断操作を行うための横向きの吊り下げ用穴35付きの把持部33を設けた一体構造としている。
前記ハンドル部31の上辺には、例えば長楕円形状の開口部34を穿設し、前記刃体21の刃先21aの近傍領域を上部から視認し得るように構成している。
また、前記吊り下げ用穴35には、例えば吊り下げ用のボールチェーン、紐等を取り付けるようになっている。
前記本体部2の先端2a側から略中央部に至る下部位置には、図3乃至図6に示すように、前記第1、第2の基体4a、4bにおける下側の端縁形状を弧状とした相対向配置の両下辺部5a、5bにより、先端2a側から略中央部に至る領域を真っすぐに貫く配置で折り返し重合状の紙葉類、例えば、封筒の施封部を通過させる下向きコ状の通過溝6を設けている。
また、前記第1、第2の基体4a、4bにより形成する例えば山形状の嵌着突部3の中央部寄りには、前記第1、第2の基体4a、4bに対向する配置で設けた突出ピン、ピン孔構造で、平行四辺形状の刃体21の取り付け孔部分を固着し、この刃体21の刃先21aを先端2a側に向ける状態としている。
前記刃体21の刃先21aの角度は、前記本体部2を水平配置としたとき、例えば45度から30度の範囲の鋭角とし、従来のレターカッターよりカッター刃の角度をより鋭角にしてより切り易くしている。
更に、前記第1、第2の基体4a、4bの上辺側には、前記例えば山形状の嵌着突部3を挟むようにしてその両側前後方向に平坦な紙葉類通過用の段部7a、7bを形成している。これら両段部7a、7bは、前記本体部2の先端2a側から後端近傍に至るまで形成している。
そして、前記嵌着突部3の下辺側は紙葉類の通過を妨げないように凹溝状としている。
また、前記刃体21は、前記第1、第2の基体4a、4bにより挟持され、その刃先21aの一部が前記段部7a、7bに臨む位置に、また、その刃先21aの他の一部が前記下向きコ状の通過溝6内に臨む状態としている。
すなわち、前記刃体21は、前記段部7a、7bを通過する紙葉類、通過溝6を通過する紙葉類を刃先21aの異なる位置で各々切断するようになっている。
更に、本実施例に係る切断具1は、図12乃至図15に示すように、前記本体部2の通過溝6における先端近傍位置から前記刃体21に臨む位置にわたって、第1の誘導体42a、第2の誘導体42bの接合構造からなる誘導体41を装着している。
この誘導体41の第1の誘導体42aは、図12に示すように、前記本体部2の下向きコ状の通過溝6における側壁の内側に突出ピン、ピン孔構造で接合させるばね体基部43と、ばね体基部43から前記刃体21側に突出させた弾性を有する板ばね片44と、ばね体基部43と一体で前記通過溝6の上壁下側に添着させる平坦片45と、この平坦片45から上方に突出させたガイド片46との一体構造となっている。
同様に第2の誘導体42bは、図13に示すように、前記本体部2の下向きコ状の通過溝6における側壁の内側に突出ピン、ピン孔構造で接合させるばね体基部43と、ばね体基部43から前記刃体21側に突出させた弾性を有する板ばね片44と、ばね体基部43と一体で前記通過溝6の上壁下側に添着させる平坦片45と、この平坦片45から上方に突出させたガイド片46との一体構造で、かつ、前記第1の誘導体42aと対称形状に構成している。
そして、一対の板ばね片44、44の互いの先端側が圧接するようにを互いに対称形状に屈曲させ、その両先端側で前記刃体21を挟み込む状態として紙葉類を前記刃体21の刃先21aに向けて誘導するように構成している。
また、前記一対のガイド片46、46は、突出ピン、ピン孔構造で一体化されるとともに、その先端側を前記第1、第2の基体4a、4bの上辺を貫通させて前記段部7a、7bよりも上方に突出させ、前記前記ハンドル部31に設けた空洞部32内に没入させるように構成している。
上述した構成の前記誘導体41を組み込んだ前記本体部2と、前記ハンドル部31とは、前記本体部2の嵌着突部3を前記ハンドル部31に設けた空洞部32内に固着又は着脱可能に嵌着することで前記ハンドル部31により挟圧された状態で一体的となり、この状態では、図1に示すように前記本体部2の段部7a、7bと、ハンドル部31の下辺31cとにより、前記例えば山形状の嵌着突部3の両側位置を占める真っすぐな紙葉類用の一対の通過域8が形成される。
更に、前記本体部2の先端2a側には、前記通過溝6の左端を占める下側紙葉類挿入開口9が形成され、前記本体部2の先端2a側とハンドル部31の先端31a側との間には、上側紙葉類挿入開口10が形成される。
次に、上述した構成からなる本実施例に係る切断具1による紙葉類の切断動作について、図16乃至図20を参照して説明する。
本実施例に係る切断具1の切断対象である紙葉類としては、一枚又は複数枚の紙葉を重ねた平面状紙葉類、及び施封された封筒や二枚折りの紙葉のような折り返し重合状紙葉類であり以下に場合を別けて説明する。
図16は、前記切断具1の下側紙葉類挿入開口9に例えば折り返し重合状紙葉類の一種である封筒P1の一辺を挿入して、この封筒P1を開封する状態を示すものである。
すなわち、切断具1のハンドル部31を指に持ち、封筒P1の開封すべき一辺の角部を切断具1の下側紙葉類挿入開口9に挿入し、ペーパーナイフの要領で図16に示す矢印a方向に切断具1を操作する。
これにより、封筒P1の角部は、誘導体41の板ばね片44により前記刃体21における刃先21aの他の一部に誘導され、その刃先21aが角部を切り裂き、更に封筒P1の一辺端縁側も連続的に切断される。このようにして、前記封筒P1を簡略容易に開封することができる。
図示しないが、二つ折りした例えば一枚の紙葉の場合も同様にして前記切断具1の下側紙葉類挿入開口9にその折り返し部分から挿入し、ペーパーナイフの要領で図16に示す矢印方向に切断具1を操作することで、その折り返しラインに沿って簡略容易に切断することができる。この場合には、二つ折り紙を切って、メモ用紙を作るのに極めて便利である。
封筒P1の角部がつぶれた状態であるため、刃先21aが角部に刺さらなかった場合には、その角部を下側紙葉類挿入開口9に挿入し、図17に示すように、一旦ハンドル部31をその一辺から遠ざかる方向(矢印c方向)に引いて角部のみを切り、その後その辺方向(矢印b方向)にペーパーナイフの要領で切り進むことで、前記封筒P1を簡略容易に開封することができる。
図18は、一枚又は複数枚の紙葉を重ねた平面状紙葉類を所望の状態に切断する場合を示すものである。
この場合には、平面状紙葉類の一種である例えば一枚の平坦な紙葉P2を、前記切断具1の上側紙葉類挿入開口10に挿入し、図18に示す矢印d方向に切断具1を操作する。
これにより、前記紙葉P2の所望箇所は、前記通過域8に臨ませたガイド片46により前記ハンドル部31の下辺31c側に押圧しつつ前記刃体21における刃先21aの一部(刃先21aの上述した場合とは別の部分)により連続的に切断される。
このようにして、前記紙葉P2の所望箇所を簡略容易に切断することができる。図示しないが、二枚、三枚と重合した平坦な紙葉P2の場合も、同様にして所望箇所をいっきに切断することができる。
上述した本実施例の切断具1によれば、単体構成の基に、一枚又は複数枚の紙葉P2を重ねた平面状紙葉類、及び施封された封筒P1や二枚折りの紙葉のような折り返し重合状紙葉類を、各々簡略に所望の状態に切断することができ、実用的価値に優れるものである。
また、本実施例の切断具1によれば、以下に列記するような種々の作用、効果を発揮する。
(1)封筒P1の場合折り返された頂点部分を切るので、封筒P1の縁を切り落とすことなくゴミを出さすに奇麗に開封でき、大切な手紙を封筒ごと保存するのに最適である。
(2)のり付けされた封筒でも刃体21の刃先21aが刺さって開封できる。
(3)上述した構造により、どちらの切り方でもカッターマットなどの下敷き用具は不要で、切断作業が簡略である。
(4)刃体21が透明樹脂又は半透明樹脂からなる本体部の一部、透明樹脂又は半透明樹脂からなるからなるハンドル部31の一部によってカバーされているので直接刃に指が触ることなく、指の切傷が無く安全性に優れる。
(5)また、透明樹脂又は半透明樹脂を採用しているので、外部から刃体21の位置を視認して確認でき切る時の不安がない。
(6)平面状紙葉類の切断の場合には、ハンドル部31に設けた開口部34から切る位置をはっきり確認できる。
(7)本実施例の切断具1によれば、単体構成の基に、一枚又は複数枚の紙葉P2を重ねた平面状紙葉類、及び施封された封筒P1や二枚折りの紙葉のような折り返し重合状紙葉類に対する刃体21における刃先21aの切断部分を別の位置にしているので、同一部分のみ使用する場合に比べ耐久性が向上する。
(8)従来のレターカッターより刃体21の取り付け角度を鋭角にしているのでより切り易くなり、また、封筒P1の開封の場合、角部により刺さり易くなる。
(9)切断具1の全体形状がスティック形状なので、ペン立て等に立てて容易に収納でき、保管に便利である。
本発明の切断具は、上述した一枚又は複数枚の紙葉を重ねた平面状紙葉類、及び施封された封筒や二枚折りの紙葉のような折り返し重合状紙葉類をいずれも簡略に所望の状態に切断し得る平面状及び折り返し重合状紙葉類の切断具としての用途の他、新聞、雑誌の所望箇所を切り取りスクラップしたり、クーポン券の所望箇所を切断したり、お菓子や惣菜等各種食品を収納した袋の一辺を切断したり、カタログ類の所望箇所を切断したりする等、種々の用途に広範に適用可能である。
1 切断具
2 本体部
2a 先端
2b 後端
3 嵌着突部
4a 第1の基体
4b 第2基体
5a 下辺部
5b 下辺部
6 通過溝
7a 段部
7b 段部
8 通過域
9 下側紙葉類挿入開口
10 上側紙葉類挿入開口
21 刃体
21a 刃先
31 ハンドル部
31a 先端
31b 後端
31c 下辺
32 空洞部
33 把持部
34 開口部
35 吊り下げ用穴
41 誘導体
42a 第1誘導体
42b 第2誘導体
43 ばね体基部
44 板ばね片
45 平坦片
46 ガイド片
P1 封筒
P2 紙葉

Claims (3)

  1. 先端側を紙葉類との当接端とし、後端側に嵌着突部を有し、紙葉類切断用の刃体をその刃先を先端側に向けた状態で挟持し、前記嵌着突部の両側に紙葉類通過用の段部を設け、下部に紙葉類の通過溝を設けた本体部と、
    前記本体部の嵌着突部が嵌着される空洞部を有し本体部が固着又は着脱可能に一体化されるとともに、先端側から略中央部に至る下辺を真っすぐ形状とし、後端側に操作用の把持部を設け、前記本体部の段部と前記下辺との間に紙葉類の通過域を形成するハンドル部と、
    前記本体部により紙葉類切断用の刃先を先端側に向けた状態で挟持され、刃先の一部を前記通過域に、刃先の他の一部を前記通過溝に臨ませた刃体と、
    を有し、
    前記本体部の先端側の通過溝の端部に、折り返し重合状の紙葉類用の下側紙葉類挿入開口を形成し、前記本体部の先端側とハンドル部の先端側との間に平面状の紙葉類用の上側紙葉類挿入開口を形成するとともに、
    前記本体部の通過溝内に装着され、前記本体部の通過溝内で刃体に臨ませた板ばね片により前記下側紙葉類挿入開口からの折り返し重合状の紙葉類を前記刃先の他の一部に誘導して切断させ、前記通過域に臨ませたガイド片により前記上側紙葉類挿入開口からの平面状の紙葉類を前記ハンドル部の下辺側に押圧しつつ前記刃先の一部により切断させる誘導体を備えること、
    を特徴とする平面状及び折り返し重合状紙葉類の切断具。
  2. 先端側を紙葉類との当接端とし、後端側に嵌着突部を有し、紙葉類切断用の刃体をその刃先を先端側に向けた状態で挟持し、前記嵌着突部の両側に紙葉類通過用の段部を設け、下部に紙葉類の通過溝を設けた透明樹脂又は半透明樹脂からなる本体部と、
    前記本体部の嵌着突部が嵌着される空洞部を有し本体部が固着又は着脱可能に一体化されるとともに、先端側から略中央部に至る下辺を真っすぐ形状とし、後端側に操作用の把持部を設け、前記本体部の段部と前記下辺との間に紙葉類の通過域を形成する透明樹脂又は半透明樹脂からなるハンドル部と、
    前記本体部により紙葉類切断用の刃先を先端側に向けた状態で挟持され、刃先の一部を前記通過域に、刃先の他の一部を前記通過溝に臨ませた刃体と、
    を有し、
    前記本体部の先端側の通過溝の端部に、折り返し重合状の紙葉類用の下側紙葉類挿入開口を形成し、前記本体部の先端側とハンドル部の先端側との間に平面状の紙葉類用の上側紙葉類挿入開口を形成するとともに、
    前記本体部の通過溝内に装着され、前記本体部の通過溝内で刃体に臨ませた透明樹脂又は半透明樹脂からなる板ばね片により前記下側紙葉類挿入開口からの折り返し重合状の紙葉類を前記刃先の他の一部に誘導して切断させ、前記通過域に臨ませたガイド片により前記上側紙葉類挿入開口からの平面状の紙葉類を前記ハンドル部の下辺側に押圧しつつ前記刃先の一部により切断させる誘導体を備えること、
    を特徴とする平面状及び折り返し重合状紙葉類の切断具。
  3. 先端側を紙葉類との当接端とし、後端側に嵌着突部を有し、紙葉類切断用の刃体をその刃先を先端側に向け、かつ、その刃先を水平に対して45度から30度の範囲の鋭角とした状態で挟持し、前記嵌着突部の両側に紙葉類通過用の段部を設け、下部に紙葉類の通過溝を設けた透明樹脂又は半透明樹脂からなる本体部と、
    前記本体部の嵌着突部が嵌着される空洞部を有し本体部が固着又は着脱可能に一体化されるとともに、先端側から略中央部に至る下辺を真っすぐ形状とし、後端側に操作用の把持部を設け、前記本体部の段部と前記下辺との間に紙葉類の通過域を形成し、先端側から略中央部に至る上辺の一部に前記刃体を外部から視認できる開口部を設け、後端側に吊り下げ用穴を設けた透明樹脂又は半透明樹脂からなるハンドル部と、
    前記本体部により紙葉類切断用の刃先を先端側に向けた状態で挟持され、刃先の一部を前記通過域に、刃先の他の一部を前記通過溝に臨ませた刃体と、
    を有し、
    前記本体部の先端側の通過溝の端部に、折り返し重合状の紙葉類用の下側紙葉類挿入開口を形成し、前記本体部の先端側とハンドル部の先端側との間に平面状の紙葉類用の上側紙葉類挿入開口を形成するとともに、
    前記本体部の通過溝内に装着され、前記本体部の通過溝内で刃体に臨ませた透明樹脂又は半透明樹脂からなる板ばね片により前記下側紙葉類挿入開口からの封筒のような折り返し重合状の紙葉類を前記刃先の他の一部に誘導してその折り返し部分を切断させ、前記通過域に臨ませたガイド片により前記上側紙葉類挿入開口からの平面状の紙葉類を前記ハンドル部の下辺側に押圧しつつ前記刃先の一部により切断させる誘導体を備えること、
    を特徴とする平面状及び折り返し重合状紙葉類の切断具。
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