JP3158822U - 新規な羽毛掛布団 - Google Patents
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Abstract
【課題】いずれの寝姿でも就寝者の首回りを含む身体へのフィット性及び保温性が良好な羽毛掛布団を提供する。
【解決手段】布団本体2は、一端側の幅方向中央部に設けた就寝者の頭部が入り込むネック部3と、ネック部3の両側で、長さ方向全体にわたって設けた一対の中央縦キルト線11a、11bにより画されその内部にダウン羽毛からなる充填材を内蔵した縦長中央部4と、一対の中央縦キルト線11a、11bの幅方向の両側に各々一定の間隔を隔てて長さ方向全体にわたって設けた一対の側部縦キルト線12a、12bにより画されるとともにその内部にフェザー羽毛からなる充填材を内蔵し、縦長中央部4の両側を占める一対の縦長側部5a、5bと、側部縦キルト線12a、12bと側辺部とにより画されとともにその内部にフェザー羽毛からなる充填材を内蔵し、一対の縦長側部5a、5bの外側を占める一対の縦長側端部6a、6bとを有するものである。
【選択図】図1
【解決手段】布団本体2は、一端側の幅方向中央部に設けた就寝者の頭部が入り込むネック部3と、ネック部3の両側で、長さ方向全体にわたって設けた一対の中央縦キルト線11a、11bにより画されその内部にダウン羽毛からなる充填材を内蔵した縦長中央部4と、一対の中央縦キルト線11a、11bの幅方向の両側に各々一定の間隔を隔てて長さ方向全体にわたって設けた一対の側部縦キルト線12a、12bにより画されるとともにその内部にフェザー羽毛からなる充填材を内蔵し、縦長中央部4の両側を占める一対の縦長側部5a、5bと、側部縦キルト線12a、12bと側辺部とにより画されとともにその内部にフェザー羽毛からなる充填材を内蔵し、一対の縦長側部5a、5bの外側を占める一対の縦長側端部6a、6bとを有するものである。
【選択図】図1
Description
本考案は、羽毛掛布団に関し、詳しくは、就寝者の首回りを含む身体へのフィット性の向上、寝返り時にも万全な保温性の確保を図った新規な羽毛掛布団に関するものである。
一般に、羽毛等を充填した掛布団は、四角形の布袋に羽毛材等を入れ、生地と羽毛材等をキルティング加工により縫い合わせて構成される。
このような掛布団は、就寝時に身体に掛けたときに身体との密着性は必ずしも良好ではなく、また軽量であることから、寝返りにより身体の一部が露出したり、就寝者の肩部分では掛布団の縁部が浮き上がって肩が露出し肩冷えを生じる等の不都合な事態が多々生じる。
特許文献1には、掛布団の左右の両側部から掛布団の長さ方向の中心線に向かって内方に入り込むキルティングを施し、かつ、幅方向の中心線に向かって内方に入り込むキルティングを施し、内部に充填材を充填した構成からなるフィット性を向上させた掛布団の製造方法が提案されている。
特許文献2には、掛布団の頭側の部分の首があたる箇所に顔が入るU型の切れ込みを設けた肩冷え防止寝具が提案されている。
しかし、特許文献1、2とも、掛布団全体としては、布団各部の身体への密着度合いの程度や各部の重量配分を考慮したものではなく、就寝者の首回りを含む身体へのフィット性、寝返り時の保温性の点で必ずしも十分ではないと推定される。
本考案が解決しようとする問題点は、いずれの寝姿でも就寝者の首回りを含む身体へのフィット性及び保温性が良好であり、また、寝返り時にも万全な保温性を確保し得るような羽毛掛布団が存在しない点である。
本考案は、表生地、裏生地の周辺を縫結して袋状とし、内部に複数種の羽毛材からなる充填材を充填して全体として平面視長方形状を呈し、かつ、全体として膨らみを有するように構成した布団本体を具備する新規な羽毛掛布団であって、前記布団本体は、一端側の幅方向中央部に設けた就寝者の頭部が入り込むネック部と、前記ネック部の両側で、長さ方向全体にわたって設けた一対の中央縦キルト線により画されその内部にダウン羽毛からなる充填材を内蔵した縦長中央部と、前記一対の中央縦キルト線の幅方向における両側に各々一定の間隔を隔てて長さ方向全体にわたって設けた一対の側部縦キルト線により画されるとともにその内部にフェザー羽毛からなる充填材を内蔵し、前記縦長中央部の両側を占める一対の縦長側部と、前記側部縦キルト線と側辺部とにより画されとともにその内部にフェザー羽毛からなる充填材を内蔵し、前記一対の縦長側部の外側を占める一対の縦長側端部と、を有することを最も主要な特徴とする。
請求項1記載の考案によれば、布団本体にネック部を設けるとともに、この布団本体に、ダウン羽毛からなる充填材を内蔵した縦長中央部と、フェザー羽毛からなる充填材を内蔵し、前記縦長中央部の両側を占める一対の縦長側部と、フェザー羽毛からなる充填材を内蔵し、前記一対の縦長側部の外側を占める一対の縦長側端部とを設け、これらをキルト線で画した構成によって、就寝者の仰向け、横向き、更には寝返りのようないずれの寝姿においても、就寝者の首回りを含む身体へのフィット性及び保温性が良好であり、理想的な就寝環境を実現出切る新規な羽毛掛布団を実現し提供することができる。
請求項2記載の考案によれば、布団本体にU状又はV状ネック部を設けるとともに、この布団本体に、ダウン羽毛からなる充填材を内蔵し、一対の中央縦キルト線により画される縦長中央部と、フェザー羽毛からなる充填材を内蔵し、一対の側部縦キルト線により画され、前記縦長中央部の両側を占める一対の縦長側部と、フェザー羽毛からなる充填材を内蔵し、一対の側部縦キルト線、両長辺により画されて前記一対の縦長側部の外側を占める一対の縦長側端部とを設け、更に、両長辺部から両中央縦キルト線に至るように短辺方向に沿って、かつ、所定の間隔をもって複数本ずつ設けられ、前記両縦長側端部及び両縦長側部を長さ方向で各々複数箇所に分ける直線状キルト線と、短辺方向に向かって長辺から縦長側端部を経て縦長側部に入り込むように、かつ、長辺方向に所定の間隔をもって複数本ずつ設けた幅方向U状キルト線と、を設けた構成によって、就寝者の仰向け、横向き、更には寝返りのようないずれの寝姿においても、就寝者の首回りを含む身体へのフィット性及び保温性が良好であり、理想的な就寝環境を実現出切る新規な羽毛掛布団を実現し提供することができる。
請求項3記載の考案によれば、布団本体にU状又はV状ネック部を設けるとともに、この布団本体に、ホワイトダックダウン羽毛を主材とする充填材を内蔵し、一対の中央縦キルト線により画され、かつ、ネック部側から他方の短辺側に向けて入り込む3個のU状キルト線を設け4箇所に分けた縦長中央部と、前記一対の中央縦キルト線の幅方向の両側に各々一定の間隔を隔てて長さ方向全体にわたって設けた一対の側部縦キルト線により画されるとともにその内部にスモールフェザー羽毛を主材とする充填材を内蔵し、前記縦長中央部の両側を占める一対の縦長側部と、前記側部縦キルト線と側辺部とにより画されとともにその内部にスモールフェザー羽毛を主材とする充填材を内蔵し、前記一対の縦長側部の外側を占める一対の縦長側端部と、両長辺部から両中央縦キルト線に至るように短辺方向に沿って、かつ、所定の間隔をもって複数本ずつ設けられ、前記両縦長側端部及び両縦長側部を長さ方向で各々複数箇所に分ける直線状キルト線と、短辺方向に向かって長辺から縦長側端部を経て縦長側部に入り込むように、かつ、長辺方向に所定の間隔をもって複数本ずつ設けた幅方向U状キルト線と、を設けた構成によって、就寝者の仰向け、横向き、更には寝返りのようないずれの寝姿においても、就寝者の首回りを含む身体へのフィット性及び保温性が良好であり、理想的な就寝環境を実現出切る新規な羽毛掛布団を実現し提供することができる。
本考案は、いずれの寝姿でも就寝者の首回りを含む身体へのフィット性及び保温性が良好であり、また、寝返り時にも万全な保温性を確保し得るような新規な羽毛掛布団を実現し提供するという目的を、表生地、裏生地の周辺を縫結して袋状とし、内部に複数種の羽毛材からなる充填材を充填して全体として平面視長方形状を呈し、かつ、全体として膨らみを有するように構成した布団本体を具備する新規な羽毛掛布団であって、前記布団本体は、一端側の幅方向中央部に設けた就寝者の頭部が入り込むU状又はV状のネック部と、前記ネック部の両側で、長さ方向全体にわたって設けた一対の中央縦キルト線により画されその内部にホワイトダックダウン羽毛を主材とする充填材を内蔵するとともに、前記ネック部側から他方の短辺側に向けて入り込む3個のU状キルト線を設け4箇所に分けた縦長中央部と、前記一対の中央縦キルト線の幅方向における両側に各々一定の間隔を隔てて長さ方向全体にわたって設けた一対の側部縦キルト線により画されるとともにその内部にスモールフェザー羽毛を主材とする充填材を内蔵し、前記縦長中央部の両側を占める一対の縦長側部と、前記側部縦キルト線と側辺部とにより画されとともにその内部にスモールフェザー羽毛を主材とする充填材を内蔵し、前記一対の縦長側部の外側を占める一対の縦長側端部と、前記布団本体の両長辺部から両中央縦キルト線に至るように短辺方向に沿って、かつ、所定の間隔をもって4本ずつ設けられ、前記両縦長側端部及び両縦長側部を長さ方向で各々5箇所に分ける直線状キルト線と、前記布団本体の短辺方向に向かって長辺から縦長側端部を経て縦長側部に入り込むように、かつ、長辺方向に所定の間隔をもって7本ずつ設けた前記縦長中央部両側の幅方向U状キルト線と、を有する構成により実現した。
以下、本考案の実施例に係る新規な羽毛掛布団について、図1乃至図3を参照して詳細に説明する。
本実施例に係る新規な羽毛掛布団1は、図1乃至図3に示すように、全体として平面視長方形状を呈する布団本体2を具備し、この布団本体2の一端側の幅方向(短辺方向)中央部には、就寝者Mの頭部が入り込み、かつ、首回りの形状に合わせたU状(又はV状)のネック部3を設けている。
前記布団本体2は、表生地7として例えば綿100%からなる無地材を、裏生地8として例えば綿100%からなる無地材を使用し、その周辺を縫結して袋状とし、内部に詳細は後述する複数種の充填材を充填して全体として平面視長方形状を呈し、かつ、全体として膨らみを有するように構成している。
前記布団本体2のサイズとしては、例えば幅150×長さ210cmのシングルサイズ、幅150×長さ230cmのシングルロングサイズ等の例を挙げることができる。
以下、前記布団本体2の構成について詳述する。
前記布団本体2は、長さ方向の中心線に関して左右対称に、かつ、ネック部3の両側に一対の中央縦キルト線11a、11bを長さ方向全体にわたって設けるとともに、その内部に充填材21を内蔵し、一対の中央縦キルト線11a、11bにより画される縦長領域を縦長中央部4としている。
前記布団本体2は、長さ方向の中心線に関して左右対称に、かつ、ネック部3の両側に一対の中央縦キルト線11a、11bを長さ方向全体にわたって設けるとともに、その内部に充填材21を内蔵し、一対の中央縦キルト線11a、11bにより画される縦長領域を縦長中央部4としている。
前記縦長中央部4には、更に、前記ネック部3側から他方の短辺側に向けて入り込む3個のU状キルト線13a、13b、13cを所定の間隔をもって設け、これにより、前記縦長中央部4を長さ方向で4箇所に分けるように構成している。
前記一対の中央縦キルト線11a、11bの幅方向の両側には、各々一定の間隔を隔て、一対の側部縦キルト線12a、12bを長さ方向全体にわたって設けるとともに、前記中央縦キルト線11aと、前記側部縦キルト線12aとにより画される縦長領域、及び前記中央縦キルト線11bと、前記側部縦キルト線12bとにより画される縦長領域をその内部に各々充填材22を内蔵する縦長側部5a、5bとしている。また、前記側部縦キルト線12aと一方の側辺部(長辺部)とにわたる縦長領域をその内部に充填材23を内蔵する縦長側端部6aとし、前記側部縦キルト線12bと他方の側辺部(長辺部)とにわたる縦長領域をその内部に充填材23を内蔵する縦長側端部6bとしている。
本実施例に係る新規な羽毛掛布団1は、更に、一方の側辺部(長辺部)から一方の中央縦キルト線11aに至る直線状キルト線14を短辺方向に沿って、かつ、所定の間隔をもって4本ずつ設け、前記縦長側端部6a及び縦長側部5aを長さ方向で5箇所に分けるように構成している。
同様に、他方の側辺部(長辺部)から他方の中央縦キルト線11bに至る直線状キルト線14を短辺方向に沿って、かつ、所定の間隔をもって4本ずつ設け、前記縦長側端部6b及び縦長側部5bを長さ方向で5箇所に分けるように構成している。
また、一方の縦長側端部6aから縦長側部5aにわたって入り込む幅方向U状キルト線15を長さ方向に所定の間隔で7個設け、同様に他方の縦長側端部6bから縦長側部5bにわたって入り込む幅方向U状キルト線15を長さ方向に所定の間隔で7個設けている。
前記一対の中央縦キルト線11a、11bは、図5に示すように、就寝者Mの就寝中の身体に応じて縦長中央部4と縦長側部5a間、縦長中央部4と縦長側部5b間を各々曲折状態として膨らんだ状態となり、前記U状キルト線13a、13b、13cは、就寝者Mの身体各部位の高さ(敷布団からの高さ)の違いに応じて縦長中央部4の各部を曲折状態となり身体各部位の回りに対応する部分をフィットさせるものである。
また、縦長側部5a、5bは、就寝者Mの就寝中における縦長中央部4の盛り上がりに応じて就寝者Mの身体の両側部側で一対の側部縦キルト線12a、12bの曲折に応じて各々就寝者Mの身体の両側部にフィットするように盛り上がる状態となる。
このとき、前記縦長側端部6a、縦長側端部6bは、一対の側部縦キルト線12a、12bを境として前記縦長側部5a、5bが各々盛り上がっても、殆ど位置ずれが生じることなく、布団本体2が敷かれた状態のままの位置に止どまる。
前記各直線状キルト線14、及び各幅方向U状キルト線15は、前記縦長側部5a、5b各部の変位に対応した当該前記縦長側部5a、5b各部、及び前記縦長側端部6a、縦長側端部6bの曲折状態を実現するものである。
このような一対の中央縦キルト線11a、11b、U状キルト線13a、13b、13c、一対の側部縦キルト線12a、12b、各直線状キルト線14及び各幅方向U状キルト線15の作用によって、前記布団本体2全体として就寝者Mの仰向け状態、寝返り状態、横向き状態等、各態様のいずれの寝姿にも対応して就寝者M身体各部への良好なフィット性を確保するものである。
次に、本実施例における前記充填材21乃至23について説明する。
説明の便宜上、本実施例の新規な羽毛掛布団1において、図2、図4に示すように、前記縦長中央部4において前記U状キルト線13a、13b、13c及び他方の短辺で画される3箇所の領域をA部、B部、C部とし、また、前記縦長側部5a、5bを各々D部とし、前記縦長側端部6a、6bを各々E部として以下の説明を行う。
本実施例において、A部乃至C部内の充填材21としては、各々例えばホワイトダックダウンと、フェザーとを用いるものである。このホワイトダックダウンは、ハンガーダウン(羽毛同士を良く絡ませ空気の流動を抑えたもの)仕様としている。
この内、前記布団本体2がシングルサイズの場合、A部内の充填材21は、ホワイトダックダウン95%、フェザー5%の割合で総重量160gとし、B部内の充填材21は、ホワイトダックダウン85%、フェザー15%の割合で総重量160gとし、C部内の充填材21は、同じくホワイトダックダウン85%、フェザー15%の割合で総重量190gとするものである。
また、前記縦長中央部4におけるネック部3とA部との間の領域内にもホワイトダックダウンと、フェザーとを用いた充填材21を内蔵している。
更に、D部内の充填材22は、スモールフェザー4cm以下のもの310gとし、E部内の充填材23は、同じくスモールフェザー4cm以下のもの310gとするものである。
ここに、ダウンは、鳥の胸部の密生しているふわふわとした毛であり、フェザーは鳥の腹部に生えている羽軸を持つ柔らかい小羽根である。
なお、本実施例に係る新規な羽毛掛布団1は、図示していないが、布団本体2全体を覆う全体カバーを付加した構成や、ネック部3の周辺部を覆う襟元カバーを付加した構成とすることも可能である。
次に、本実施例に係る新規な羽毛掛布団1の使用態様及び効果について、図6、図7をも参照して説明する。
上述した構成からなる本実施例に係る新規な羽毛掛布団1によれば、就寝者Mが図6に示すように仰向けで寝ていても、また、図7に示すように横向きに寝ていてもその寝姿に合わせて既述したような一対の中央縦キルト線11a、11b、U状キルト線13a、13b、13c、一対の側部縦キルト線12a、12b、各直線状キルト線14及び各幅方向U状キルト線15の折曲作用によって前記布団本体2の各部が就寝者Mの身体の回りにぴったりとフィットし、かつ、前記縦長側端部6a、縦長側端部6bが位置ずれを生じない理想的な就寝環境を実現することができる。なお、図6、図7中、9は枕、10は敷き布団である。
すなわち、就寝者Mの就寝状態において、その頭部を除いた身体の回りに空気を取り込んで逃がさず冬季でも暖かい快適な就寝環境を実現することができる。
更に詳述すると、本実施例に係る新規な羽毛掛布団1は、前記布団本体2に就寝者Mの頭部が入り込むU状のネック部3を設けるとともに、前記布団本体2を、就寝者Mの身体が多く接する縦長中央部4、就寝者Mの身体があまり接しない縦長側部5a、5b及び就寝者Mの身体が殆ど接しない縦長側端部6a、6bに分けて構成している。
そして、前記縦長中央部4内には、高級な空気を取り込んで逃がさないハンガーダウン仕様のホワイトダックダウンを用いた充填材21を充填し、縦長中央部4より外側の縦長側部5a、5b及び縦長側端部6a、6b内には暖かい空気を逃さない少し重めのスモールフェザーを用いた充填材22及び充填材23を充填したものである。
これにより、就寝者Mが横向きに寝ていてもその身体に合わせて布団本体2の縦長中央部4や縦長側部5a、5bが就寝者Mの身体の回りを囲むようにフィットし、かつ、最も外側の縦長側端部6a、6bは殆ど位置ずれが無く、全体として空気を取り込んで逃がさず冬季でも暖かく保湿性も良好である快適な就寝環境を実現するものである。
また、本実施例に係る新規な羽毛掛布団1によれば、布団本体2にネック部3を設けているため、就寝中において就寝者Mの肩部分は、ネック部3の周辺における布団本体2の短辺領域により確実に覆われる状態となることから、就寝者Mの肩部分が露出して冷やされるという不都合な状態を無くすことができ、この点からも快適な就寝環境を実現することができる。
更に、就寝者Mが寝返りを行う場合においても、上述した場合と同様にして、その身体に合わせて布団本体2の縦長中央部4や縦長側部5a、5bが就寝者Mの身体の回りを囲むようにフィットし、かつ、最も外側の縦長側端部6a、6bは殆ど位置ずれが無く、全体として空気を取り込んで逃がさない状態を実現できる。
このような作用、効果は、布団本体2をシングルサイズとした場合、布団本体2をシングルロングサイズとした場合において共通である。
本考案の新規な羽毛掛布団は、シングルサイズ、シングルロングサイズに限らず、シングルサイズよりも更に小さい子供用サイズとすることもでき、また、家庭用に限らずホテル、旅館等の宿泊施設における就寝用としたり、病院等における入院患者の就寝用とするなど広範な分野に適用可能である。
1 羽毛掛布団
2 布団本体
3 ネック部
4 縦長中央部
5a 縦長側部
5b 縦長側部
6a 縦長側端部
6b 縦長側端部
7 表生地
8 裏生地
9 枕
10 敷き布団
11a 中央縦キルト線
11b 中央縦キルト線
12a 側部縦キルト線
12b 側部縦キルト線
13a U状キルト線
13b U状キルト線
13c U状キルト線
14 直線状キルト線
15 幅方向U状キルト線
21 充填材
22 充填材
23 充填材
M 就寝者
2 布団本体
3 ネック部
4 縦長中央部
5a 縦長側部
5b 縦長側部
6a 縦長側端部
6b 縦長側端部
7 表生地
8 裏生地
9 枕
10 敷き布団
11a 中央縦キルト線
11b 中央縦キルト線
12a 側部縦キルト線
12b 側部縦キルト線
13a U状キルト線
13b U状キルト線
13c U状キルト線
14 直線状キルト線
15 幅方向U状キルト線
21 充填材
22 充填材
23 充填材
M 就寝者
Claims (3)
- 表生地、裏生地の周辺を縫結して袋状とし、内部に複数種の羽毛材からなる充填材を充填して全体として平面視長方形状を呈し、かつ、全体として膨らみを有するように構成した布団本体を具備する新規な羽毛掛布団であって、
前記布団本体は、
一端側の幅方向中央部に設けた就寝者の頭部が入り込むネック部と、
前記ネック部の両側で、長さ方向全体にわたって設けた一対の中央縦キルト線により画されその内部にダウン羽毛からなる充填材を内蔵した縦長中央部と、
前記一対の中央縦キルト線の幅方向の両側に各々一定の間隔を隔てて長さ方向全体にわたって設けた一対の側部縦キルト線により画されるとともにその内部にフェザー羽毛からなる充填材を内蔵し、前記縦長中央部の両側を占める一対の縦長側部と、
前記側部縦キルト線と側辺部とにより画されとともにその内部にフェザー羽毛からなる充填材を内蔵し、前記一対の縦長側部の外側を占める一対の縦長側端部と、
を有することを特徴とする新規な羽毛掛布団。 - 表生地、裏生地の周辺を縫結して袋状とし、内部に複数種の羽毛材からなる充填材を充填して全体として平面視長方形状を呈し、かつ、全体として膨らみを有するように構成した布団本体を具備する新規な羽毛掛布団であって、
前記布団本体は、
一端側の幅方向中央部に設けた就寝者の頭部が入り込むU状又はV状のネック部と、
前記ネック部の両側で、長さ方向全体にわたって設けた一対の中央縦キルト線により画されその内部にダウン羽毛からなる充填材を内蔵するとともに、前記ネック部側から他方の短辺側に向けて入り込む複数のU状キルト線を設け複数箇所に分けた縦長中央部と、
前記一対の中央縦キルト線の幅方向の両側に各々一定の間隔を隔てて長さ方向全体にわたって設けた一対の側部縦キルト線により画されるとともにその内部にフェザー羽毛からなる充填材を内蔵し、前記縦長中央部の両側を占める一対の縦長側部と、
前記側部縦キルト線と側辺部とにより画されとともにその内部にフェザー羽毛からなる充填材を内蔵し、前記一対の縦長側部の外側を占める一対の縦長側端部と、
前記布団本体の両長辺部から両中央縦キルト線に至るように短辺方向に沿って、かつ、所定の間隔をもって複数本ずつ設けられ、前記両縦長側端部及び両縦長側部を長さ方向で各々複数箇所に分ける直線状キルト線と、
前記布団本体の短辺方向に向かって長辺から縦長側端部を経て縦長側部に入り込むように、かつ、長辺方向に所定の間隔をもって複数本ずつ設けた前記縦長中央部両側の幅方向U状キルト線と、
を有することを特徴とする新規な羽毛掛布団。 - 表生地、裏生地の周辺を縫結して袋状とし、内部に複数種の羽毛材からなる充填材を充填して全体として平面視長方形状を呈し、かつ、全体として膨らみを有するように構成した布団本体を具備する新規な羽毛掛布団であって、
前記布団本体は、
一端側の幅方向中央部に設けた就寝者の頭部が入り込むU状又はV状のネック部と、
前記ネック部の両側で、長さ方向全体にわたって設けた一対の中央縦キルト線により画されその内部にホワイトダックダウン羽毛を主材とする充填材を内蔵するとともに、前記ネック部側から他方の短辺側に向けて入り込む3個のU状キルト線を設け4箇所に分けた縦長中央部と、
前記一対の中央縦キルト線の幅方向の両側に各々一定の間隔を隔てて長さ方向全体にわたって設けた一対の側部縦キルト線により画されるとともにその内部にスモールフェザー羽毛を主材とする充填材を内蔵し、前記縦長中央部の両側を占める一対の縦長側部と、
前記側部縦キルト線と側辺部とにより画されとともにその内部にスモールフェザー羽毛を主材とする充填材を内蔵し、前記一対の縦長側部の外側を占める一対の縦長側端部と、
前記布団本体の両長辺部から両中央縦キルト線に至るように短辺方向に沿って、かつ、所定の間隔をもって4本ずつ設けられ、前記両縦長側端部及び両縦長側部を長さ方向で各々5箇所に分ける直線状キルト線と、
前記布団本体の短辺方向に向かって長辺から縦長側端部を経て縦長側部に入り込むように、かつ、長辺方向に所定の間隔をもって7本ずつ設けた前記縦長中央部両側の幅方向U状キルト線と、
を有することを特徴とする新規な羽毛掛布団。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3158822U true JP3158822U (ja) | 2010-04-22 |
Family
ID=
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