JP3158749U - 戸車 - Google Patents
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Abstract
Description
また、保持枠52の側面に、調整ネジ54のネジ部分が螺合するネジ穴52bが、戸車ケース53のネジ穴52bに対応する位置に、調整ネジ54の挿通口53bが、それぞれ形成され、挿通口53b側から、調整ネジ54の端部が突出して回動操作を可能としている。
また、調整ネジ54に歯車を取り付け、戸車ケース53の対応する位置に調整ネジ54の歯車に噛合する歯車を配設し、戸車ケース53の正面に開口した操作孔から調整ネジ54の歯車に噛合する歯車を回転させることによって調整ネジ54を回転させるようにすることもできるようにしている。
特に、比較的軽量な家庭用の引戸等の場合、必ずしも、この戸車50のように強固な作りにする必要はない。
また、ローラ51の鉛直方向の位置調整が必要となるのは、引戸を閉鎖方向に移動させた状態で、引戸の戸先と縦枠との間の上下のいずれかに、隙間が生じた場合(引戸が傾いている場合)である。
係る場合には、隙間が生じた位置に応じて、引戸の下面の2箇所に配設する戸車のうち、戸先側又は戸尻側のいずれかの戸車の鉛直方向の取付位置の調整を行うことによって、縦枠との隙間調整を行い、係る調整も施工時に行われ、施工後にこの戸車50が有する調整機構を使ってのローラ51の位置調整を行うことは稀であり、複雑な構造を有する調整機構付きの戸車の必要性は少ない場合が多い。
この際、ブラケットの引戸に対する取り付けは、調整部材が当接することのないもう一方の張出部に開口した挿通口に挿通するネジ等の固着手段によって行うことができ、室内外等を仕切る間仕切りの開口部に引戸を取り付けた際に、引戸の自重によって固定され、1箇所での取り付けであっても使用中にブラケットが脱落することはない。
また、ローラを配設したブラケットの鉛直方向の位置を調整するための部材として、ブラケットの形状を特殊形状にしたり複数の部材を組み合わせて用いたりする必要がないため、鉛直方向の位置調整機能を有さない戸車と同等のコストで製造することのできる戸車を提供することができる。
また、調整部材であるネジに対して、受部に開口した調整口の縁部が当接するだけで、ネジには、下側から押し上げる力しかかからないため、使用中にネジのねじ込み深さが変動することがない。
そして、張出部21、22の間に、ローラ3がレールRに載置可能となるように、ローラ突出口24が開口されている。
ブラケット2は、例えば、図3(d)に示すような形状に打ち抜かれた金属製の板材2Aを、一点鎖線部分において曲げ加工を施すことによって製作される。
また、張出部21、22、特に、取付用の張出部21は、図に示すように、側面視コ字状に形成するとともに、角部を円弧状に形成することによって、後述するローラ3の鉛直方向の位置調整の際、ブラケット2の揺動の支点としてスムーズに位置調整を行うことができるようにしている。
ネジ4Aの頭部は、工具がかかる、すりわりや十字穴等と、受部23に当接する当接部分とから構成されている。
本実施例においては、図2に示すように、頭部と一体又は別体の座金を用いたネジを使用し、座金を当接部分として機能させ、頭部の先端は、後述する受部23に開口した調整口22aに入り込む大きさとしている。
また、調整口22aは、図3(b)に示すように、長孔とすることが好ましい。
これによって、ローラ3を配設したブラケット2の鉛直方向の位置調整の際に、ブラケット2が揺動し、ネジ4Aの頭部の位置が、調整口22aに対して位置がずれた場合でも、ブラケット2の裏側から常にネジ4Aの調整を行うことができる。
このとき、予め、ネジ4Aを、受部23に開口した調整口22aに対応する引戸Dの下面に十分にねじ込み、ネジ4Aによって張出部22の位置が決定されることがないようにして、ブラケット2を、戸車収納空間S内に取り付ける。
そして、引戸Dを、所定の開口部に取り付け、ローラ3をレールR上に載置する。
例えば、引戸Dの戸先と縦枠との間に下側で隙間が生じている場合、引戸Dの戸先側の下面とローラ3の下端頂部までの寸法Hを大きくする(戸先側のブラケット2の鉛直方向の位置を上側に移動させる。)必要が生じる。
この場合、図4(a)に示すように、引戸Dの戸先が当接する縦枠と引戸Dとの間に生じる隙間に応じて、所定高さの部材4Bを、戸先側又は戸尻側の引戸Dの戸車収納空間Sの受部23に対応する位置に取り付けることによって、ローラ3を配設したブラケット2の鉛直方向の位置を調整し、戸先と縦枠との間に隙間をなくした状態で、引戸Dを所定の開口部への取り付けることもできる。
2 ブラケット
22 張出部
22a 調整口
23 受部
3 ローラ
4 調整部材
4A ネジ
D 引戸
Claims (2)
- 引戸の下面に形成した戸車収納空間に取り付ける前後両端に張出部を形成したブラケットと、該ブラケットに回動自在に配設されるローラとからなる戸車において、前記ブラケットの一方の張出部に、引戸の下面に取り付けられ、該張出部と引戸の下面との間隔を調整する調整部材が当接する受部を形成するようにしたことを特徴とする戸車。
- 前記調整部材を、引戸の下面にねじ込むネジとし、前記受部にネジの通過を阻止する大きさの調整口を開口し、該調整口からネジのねじ込み深さを調整するようにしたことを特徴とする請求項1記載の戸車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010000687U JP3158749U (ja) | 2010-02-05 | 2010-02-05 | 戸車 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010000687U JP3158749U (ja) | 2010-02-05 | 2010-02-05 | 戸車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3158749U true JP3158749U (ja) | 2010-04-15 |
Family
ID=54862277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010000687U Expired - Fee Related JP3158749U (ja) | 2010-02-05 | 2010-02-05 | 戸車 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3158749U (ja) |
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2010
- 2010-02-05 JP JP2010000687U patent/JP3158749U/ja not_active Expired - Fee Related
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