JP3944857B2 - ドアクローザの取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、各種の点検口、配電盤、物置(トランクルーム)等に使用される片面フラッシュドアに使用するドアクローザの取付構造であって、ドア見込み寸法DTの影響を受けずに最大開度を設定するドアクローザの取付構造に関する。尚、本発明において、片面フラッシュドアとは、金属製薄板からなる基板の端部に屈曲縁部を備えてなるドアをいう。また前記屈曲縁部とは、基板と同一又は異なる板材である屈曲板によって、片面フラッシュドアの縁部において屈曲形状として形成される部分をいう。更に、本発明において、ドア見込みとはドアの奥行き即ちドアの厚さをいい、片面フラッシュドアにおけるドア見込みとは、屈曲縁部を含んだ片面フラッシュドアの厚さをいう。
従来、ドアクローザの取付構造として、ドアの室内側外面に対してドアクローザをビス等の固着手段によって固定することが公知である(例えば、特許文献1参照。)。
一方、本出願人が実施している公知のドアクローザの取付構造(以下、先行技術2という。)を、図7乃至図9に示す。先行技術2に係るドアクローザの取付構造は、ドア91の上端部若しくは下端部に屈曲縁部92を形成してなる片面フラッシュドアに対して、ブラケット90を介し、アーム94、95を有するドアクローザ93を固定してなるドアクローザの取付構造である。
特開昭56−161074号公報
ドアクローザは、ドアの基板内面に取付けることで、ドアヒンジの軸Cを回転軸とする最大開度(以下、ドアの最大開度という。)を一定とする。そして、ドアの最大開度は、図8に示すように、ドアクローザ本体93に連結されるアーム94、95が伸び切った状態で実現される。このためドアクローザの取付位置は、ドアの最大開度に大きく影響する。
一般的なドア(即ち、両面フラッシュドア等のようにドアの内面と外面が別個に設けられているドアや、特許文献1に開示されるような、基板の縁部に屈曲部を有さず基板の厚みの大きいドア)の場合、ドアの最大開度は、ニつの要素の影響を受ける。ここで第一の要素は、ドアクローザ本体のドアに対する取付位置である。また、第二の要素は、ドアクローザのアームの先端に設けられるアーム側ブラケットにおける上枠等に対する取付位置である。
このため、一般的なドアであれば、例えば、最大開度を、85度、90度、120度の三通りの開度のいずれかを選択設定する場合、前記二つの要素について変更すればよい。ドアの厚み寸法DTに関わらず、三通りのドアの最大開度の夫々に対応する取付位置が決定される。
片面フラッシュドアにおいても、同様にドア基板内面に対してドアクローザを取付けるため、該片面フラッシュドア91においては、ドアの最大開度の設定に関して、問題が生ずる。
この問題について図8及び図9を用いて説明する。図8、図9には、異なるドア見込みDT1、DT2を有するドアクローザの取付構造であり、夫々のドアの最大開度をR1、R2として示している。これら図8及び図9に開示されるドアクローザの取付構造は、上記二つの要素について同一であり、且つ、ドアが片面フラッシュドアであり、ドア基板に対して、ドアクローザを取付けるためのブラケットが取付けられている構成である。
ここで、ドア見込みはDT1よりもDT2の方が大きい。この結果、ドアに対するブラケット取付位置はDT2の方がドアの外面方向に位置することとなる。結果として、図8に示すドアの最大開度R1よりも図9に示すドアの最大開度R2は大きくなる。
即ち、ドアが片面フラッシュドアであり、ドア基板に対して、ドアクローザを取付けるためのブラケットが取付けられている場合には、目的とするドアの最大開度を実現するドアクローザの位置決めを行うに際して、片面フラッシュドア91のドア見込みDT(若しくは内面側奥行寸法D9)が、ドアの最大開度を決定するための要素として加わる。
以上のように、片面フラッシュドアの場合には、上記二要素が同じであっても、図8及び図9に示すように、ドア基板内面に対してドアクローザを取付けるために、ドア見込みDTの異なるドアを用いる度に、ドアの最大角度が異なることとなる。このため、ドア見込みDT(若しくは内面側奥行き寸法D9)に応じて、基板上のドアクローザの取付位置を変更する必要が生ずる。
このため、ドアクローザの取付作業者は、ドア見込みDTと、所望の最大開度に応じて、その都度取付位置を特定しなければならず、非常に手間となる欠点があった。
一方で、片面フラッシュドアは、基板の厚みが非常に小さいものである。このため、ドアクローザ若しくはブラケットを当該片面フラッシュドアの内面に対して取付ける際にビス等の固着手段を利用すると、図7に示すように、当該ビス等の固着手段96が片面フラッシュドアの外面へ露出することとなり、外観体裁を損なう欠点があった。
また、当該ビス等の固着手段に代えてスポット溶接等によりドアクローザ若しくはブラケットを片面フラッシュドアの内面に対して取付ける場合には、当該片面フラッシュドアの外面にまで溶接による変形が生ずる。このため、ビス等の固着手段を用いる場合と同様に、外観体裁を損なうこととなる。
本発明は、以上の事情に鑑みてなされたものであり、片面フラッシュドアに対する取付構造において、ドア見込みDTの影響を受けずに所望の最大開度とするブラケット位置若しくはドアクローザの位置の決定を簡単に行うことができ、且つ、ブラケットの取付によってドア外面の外観を損なうことのない、ドアクローザの取付構造を提供することを、解決課題とするものである。
本発明は、フラッシュドアの基板上端に形成された屈曲縁部に対し、ブラケットを介して、ドアクローザ本体を取着するドアクローザの取付構造において、断面略L字状の前記ブラケットは、ドアクローザ当接板及びドア縁部当接板を有し、片面フラッシュドアの基板上端に形成された屈曲縁部における周壁板の内面に、前記ブラケットにおける前記ドア縁部当接板を取着し、前記ブラケットにおける前記ドアクローザ当接板に、ドアクローザ本体を取着して、前記ドアクローザ当接板から片面フラッシュドアの基板までの距離が、ドア見込みと略等しいものとしたことを特徴とするドアクローザの取付構造を、上記課題を解決するための手段とするものである。ここで、「距離が、ドア見込みと略等しい」とは、距離が完全に等しい場合のみならず、片面フラッシュドアにおける極めて薄い基板の厚み程度の差は等しいものとして許容する趣旨である。
請求項1に係る発明、即ち、フラッシュドアの基板上端に形成された屈曲縁部に対し、ブラケットを介して、ドアクローザ本体を取着するドアクローザの取付構造において、断面略L字状の前記ブラケットは、ドアクローザ当接板及びドア縁部当接板を有し、片面フラッシュドアの基板上端に形成された屈曲縁部における周壁板の内面に、前記ブラケットにおける前記ドア縁部当接板を取着し、前記ブラケットにおける前記ドアクローザ当接板に、ドアクローザ本体を取着して、前記ドアクローザ当接板から片面フラッシュドアの基板までの距離が、ドア見込みと略等しいものとしたことを特徴とするドアクローザの取付構造によれば、基板上端に形成された屈曲縁部に対してブラケットを介しドアクローザ本体が取付けられることから、片面フラッシュドアの基板にドアクローザを取り付ける場合のようにドア見込み寸法DTによって戸当たり面からドアクローザ取付位置までの距離が大きく変動することがないため、片面フラッシュドアのドア見込みとは無関係にドアクローザの取付位置を決定することができる。従って、当該取付構造によって、片面フラッシュドアのみが有する特殊な形状であるにもかかわらず、所望のドア最大開度を実現する最適な取付位置を容易に位置決めし、ドアクローザを簡単に取付けることができるのである。
以上により、片面フラッシュドアが用いられる各種の点検口、配電盤、物置(トランクルーム)等において、容易に必要に応じた最大開度を設定することができる。また、本発明における取付構造は、新規な片面フラッシュドアのみならず、既設の片面フラッシュドアに対しても、上記効果を発揮することができる。
また、上記構成によって、ブラケットは片面フラッシュドアの屈曲縁部に対して取付けられ、ドアクローザはブラケットのみに対して取付けられることから、ドア基板に対して固着手段を用いることがなく、ドア外面の外観を損なうことのないものとすることができる。
本発明は、ドアの端部に屈曲縁部を有する片面フラッシュドアに対して、断面L字状のブラケットを、前記屈曲縁部に対して取付けることによって、片面フラッシュドアであっても、ドア見込みに左右されずに最大開度を一定に保つことができるとともに、片面フラッシュドアの外面に対し固着手段による変形若しくは固着手段の露出が生ずることがなく、外観体裁が非常に良好となるドアクローザの取付構造を実現した。
図1は本発明の実施例1に係るドアクローザ1、ブラケット3、片面フラッシュドア2の取付状態を示す斜視図、図2は同実施例1に係るドアクローザ1の取付構造を示す斜視図、図3は同実施例1に係るドアクローザ1の取付構造を示す断面図、図4は本発明の実施例2に係るドアクローザ1の取付構造を示す斜視図、図5は同実施例2に係るドアクローザ1の取付構造を示す断面図、図6は本発明の他の実施例に係るドアクローザ1の取付構造を示す斜視図である。
(実施例1)
本発明の実施例1に係るドアクローザ1の取付構造は、図1乃至図3に示すように、基板21の各端部にドア2の内面側へ略垂直に屈曲する屈曲板26を形成してなる屈曲縁部20を有する片面フラッシュドア2と、該片面フラッシュドア2の上端側の屈曲縁部20に対して取付ける断面L字状のブラケット3と、該ブラケット3に対して取付けるドアクローザ本体10とによって構成されるドアクローザ1の取付構造である。本実施例においては、前記片面フラッシュドア2の屈曲板26の内面20a側奥行寸法D3は、約28ミリメートル程度として形成されている。
本発明の実施例1において用いるドアクローザ1と、ドアクローザ1に取付けるアーム側ブラケット15は公知のものを使用している。ドアクローザ1は、ドアクローザ本体10と、該ドアクローザ本体10の上部略中央位置に設けられる軸部から順次連結される第一アーム13、第二アーム14を備えている。第二アーム14の先端は、前記アーム側ブラケット15に取付けられている。
また、ドアクローザ本体10の左右側面には、取付基部11が突出形成されており、該取付基部11には、固定手段である螺子4によりブラケット3への取付を行う際に利用する取付穴12を形成した構成である。本実施例1における螺子4は皿螺子を使用している。
本発明の実施例1において使用するブラケット3は、厚さ3ミリメートル程度のステンレス製板材を断面L字状に屈曲した構成として、当該屈曲により、ドアクローザ1に当接するドアクローザ当接板30と、屈曲板26の内面20aに当接するドア縁部当接板31とを形成した構成である。
前記ブラケット3の幅は、使用するドアクローザ本体10の幅と略同程度に形成している。当該ブラケット3におけるドア縁部当接板31の奥行D2は、約20ミリメートル程度として形成し、前記片面フラッシュドア2の屈曲縁部20の内面26a側奥行寸法D3よりも小さい寸法値としている。
ブラケット3のドアクローザ当接板30における左右端近傍位置には、前記ドアクローザ1の取付基部11に形成された取付穴12に対応して、螺子穴32を形成している。また、同様に、ドア縁部当接板31においても、屈曲板26への取付手段として、螺子穴34を形成している。
そして、本発明の実施例に係るドアクローザ1の取付構造は、以上に示したブラケット3におけるドアクローザ当接板30の外面30bの延長平面上に、片面フラッシュドア2における屈曲縁部端面22が配置するように、当該片面フラッシュドア2の屈曲縁部20とブラケット3とを固着した構造となる。
尚、本実施例1においては、ブラケット3のドア縁部当接板31と片面フラッシュドア2の屈曲縁部20における屈曲板26とは、皿螺子5によって固着した構成としている。即ち、本実施例においては、前記皿螺子5を固定手段としている。これに対応して、ブラケット3のドアクローザ当接板30に螺子穴32を形成している。また、片面フラッシュドア2の屈曲縁部20の対応する位置には、皿螺子用のテーパー状貫通穴24を形成している。当該構成によって、上方から皿螺子5をテーパー状貫通穴24を介してブラケット3のドアクローザ当接板30に形成した螺子穴32へ螺合固定してなる。
前記皿螺子5を用いることによって、皿螺子5の螺子頭が片面フラッシュドア2の上面から突出することがないことから上枠と皿螺子5との接触を招来することがなく、安全で耐久性に優れ、且つ外観の体裁のよい取付構造とすることができる。
以上のように、本発明の実施例1に係るドアクローザ1の取付構造によれば、片面フラッシュドア2における屈曲縁部端面22がブラケット3のドアクローザ当接板30の外面30bの延長平面上に位置するものとして、ドア縁部当接板31とブラケット3の屈曲板26の内面20aとを固着し、ドアクローザ当接板30とドアクローザ本体10とを固着し、ドアクローザ当接板30の外面30bから片面フラッシュドア2における基板21の外面21bまでの距離がドア見込みDTと等しいものとしている。当該構成によって、ドア見込みの寸法値DTとは無関係に、片面フラッシュドア2であるにもかかわらず、ドア見込みに関係なく、最大開度を設定することができる。
(実施例2)
次に、本発明の実施例2に係るドアクローザ1の取付構造においては、構成要素中、ドアクローザ1、アーム側ブラケット3は、実施例1と同様である。また、ブラケット3はステンレス製板材を断面L字状に屈曲してドアクローザ当接板30及びドア縁部当接板31を形成した基本的な形状は一見すると実施例1と近似するものであるが、後記説明する片面フラッシュドアに対する取付構造の相違から、機能及び各部寸法が大幅に相違する。また、本実施例2における後記屈曲板23の外面は、屈曲縁部端面22として機能する。
本実施例2は、主として、実施例1とは異なる形状の屈曲縁部20を有する片面フラッシュドア2に対する取付構造である。本実施例2においては、図4及び図5に示すように、片面フラッシュドア2の屈曲縁部20は、当該片面フラッシュドア2の基板21における先端側から屈曲板23及び周壁板25を連続して略直角に屈曲形成してなる。
そして、前記ブラケット3は、前記したように、ステンレス製板材を断面L字状に屈曲してドアクローザ当接板30及びドア縁部当接板31を形成したものであり、前記ドア縁部当接板31の奥行寸法D2は片面フラッシュドア2の屈曲板23から基板21までの距離D3以下として形成されている。前記ドアクローザ当接板30の縦長さ寸法は屈曲板23の内面側高さ寸法よりも大きく形成している。
また、当該ブラケット3のドアクローザ当接板30には、ドアクローザ1の固着に使用する螺子穴を設けている。ドア縁部当接板31には、周壁板25に対する固着に使用する螺子穴を設けている。
そして、本実施例2に係るドアクローザ1の取付構造は、ドアクローザ当接板30の外面30bを屈曲板23の内面23aと当接し、ドア縁部当接板31の外面31bを周壁板25の内面25aに当接する。ドア縁部当接板31と周壁板25は、実施例1と同様に、ブラケット3のドアクローザ当接板30に螺子穴を形成する。また、対応する片面フラッシュドア2の屈曲縁部20の対応する位置には、皿螺子用のテーパー状貫通穴を形成する。そして、上方から皿螺子5をテーパー状貫通穴を介してブラケット3のドアクローザ当接板30に形成した螺子穴へ螺合固定している。
また、前記したように、ドアクローザ当接板30の縦長さ寸法は屈曲板23の内面側高さ寸法よりも大きく形成し、ドアクローザ当接板30の外面を屈曲板23の内面23aと当接する構成としたことによって、ドア縁部当接板31は屈曲板23と基板21との間に収まってドア縁部当接板31と周壁板25とが当接し、ドアクローザ当接板30のうち外面30bの上部は屈曲板23の内面23aに当接し、ドアクローザ当接板30のうち前記屈曲板23の下方にはドアクローザ当接板30の外面30bが露出した構成となる。
露出するドアクローザ当接板30の縦方向寸法は、予めドアクローザ本体10を取付可能な程度としており、当該露出した外面に対して、ドアクローザ本体10を固着して構成する。固着手段は実施例1におけるドアクローザ1とブラケット3のドアクローザ当接板30との固着と同様、螺子の螺合を利用した固着である。
尚、本実施例2において、ドアクローザ本体10とドアクローザ当接板30との固着手段は、実施例1と同様に螺子を利用した固着手段を利用している。
以上ように、本実施例2においては、屈曲板23の内側に固着したドアクローザ当接板30に、ドアクローザ本体10が取付けられる構造となり、実質的にドアクローザ当接板30の外面30bから片面フラッシュドア2における基板21の外面21bまでの距離がドア見込みDTと略等しいものとしている。当該構成によって、片面フラッシュドア2であるにもかかわらず、ドア見込みの寸法値DTに関係なく、最大開度を設定することができる。
上記したように、本発明における実施例1及び実施例2においては、ブラケット3のドアクローザ当接板30と片面フラッシュドア2における屈曲縁部20とは、皿螺子によって固着した構成としている。しかし、本発明においては、必ずしもこれに限るものではない。例えば、溶接による取付構造とすることができる。或いは、ブラケット3のドアクローザ当接板30に貫通穴を形成するとともに、片面フラッシュドア2における屈曲縁部20に螺子穴を形成することもできる。また、ブラケット3のドアクローザ当接板30に貫通穴を形成するとともに、片面フラッシュドア2における屈曲縁部20に貫通穴を形成し、螺子に対応するナットを用いる構造とすることもできる。また、更に公知な種々の固定構造を用いることができる。
また、本発明は、上記実施例1及び実施例2に限定されるものではない。即ち、ブラケットは、ドアクローザ本体に当接するドアクローザ取付面と、片面フラッシュドアの周壁板の内面に対して当接するドア取付面とを備え、片面フラッシュドアの上端に位置する内面側端面とドアクローザ取付面とを、ブラケットのドア取付面を片面フラッシュドアの前記内面側端面若しくは周壁板の内面に固着する構成であればよい趣旨である。
従って、例えば、実施例2の構成中、屈曲板23の内面23aとドアクローザ当接板の外面の間に隙間を生じるものであっても良い。また、同様に実施例1の構成中、片面フラッシュドアの上端における屈曲縁部端面22の位置をブラケットのドアクローザ当接板の外面の延長平面上とせず、相互の平行状態が確保された上で、いずれか一方の面を他方の面よりも突出する構成とすることもできる。
また、実施例におけるブラケット3は、ステンレス製としているが、他の常用される金属類(例えば、アルミや種々の合金等)を適宜選択して適用することができる。
ブラケット3の幅の長さはドアクローザ本体10の幅と同程度とすることによって、ブラケット3とドアクローザ本体10の十分な接触面積の保持による取付強度の確保、及び外観体裁の向上を得ることができる。しかしながら、本発明において、ブラケット3の幅長さはこれに限定するものではない。例えば、ドアクローザ本体10よりもブラケット3の幅寸法が大きくすることもできる。また、ドアクローザ本体10がブラケット3に確実に固定できる場合には、ドアクローザ1の幅よりもブラケット3の幅を小さくすることもできる。
更に、本発明において、「屈曲縁部が屈曲板、周壁板、基板により断面略コの字状として形成される片面フラッシュドア」とは、実施例2として開示する片面フラッシュドアの構成のように、基板自体を順次屈曲して屈曲縁部を形成する構成のみならず、図6に他の実施例(実施例3)として示すように、断面コの字状の屈曲縁部を基板に対して溶接等の手段で固着した構成との双方を含む趣旨である。
また、本発明においては、ブラケット3におけるドアクローザ取付面は必ずしも平板状とする必要はなく、例えば、他の実施例(実施例4)として、図10に示すように、屈曲縁部が屈曲板、周壁板、基板により断面略コの字状として形成される片面フラッシュドアにおいて、ドアクローザ当接板30に段部33を形成し、屈曲縁部20における屈曲板23と、同一延長平面上となるドアクローザ当接板30を形成する構成とし、ドアクローザ当接板30の外面から片面フラッシュドア2における基板21の外面21bまでの距離が、ドア見込みDTと一致するものとすることもできる。
更に本発明において、片面フラッシュドアにおける屈曲縁部が、屈曲板、周壁板、基板により断面略コの字状として形成されているもののみに対して有効な構成を他の実施例(実施例5)として説明する。
当該実施例に係る構成は、図11に示すように、ブラケット3の形状について、ドアクローザ当接面35及びドア縁部当接部36を備える板状としたものである。即ち、板状としたブラケットの一方の面をドアクローザ当接面とし、当該ブラケットの一端部をドア縁部当接部としたものである。
そして、片面フラッシュドア2の上端における屈曲板23の内面23aとブラケット3のドアクローザ当接面35の上部とを当接し、前記片面フラッシュドア2の上端における周壁板25の内面25aとブラケット3のドア縁部当接部36とを当接する。当該構成において、ドアクローザ当接面35のうち屈曲板側に露呈する部分にドアクローザ本体10を取付けてなる構成である。
尚、ブラケットと屈曲端部、ブラケットとドアクローザを執着するための固着手段は、上記した実施例1乃至実施例4と同様に、螺子等の固着手段のみならず、溶接を用いることもできる。
本発明の実施例1に係るドアクローザ、ブラケット、ドアの取付状態を示す斜視図である。 本発明の実施例1に係るドアクローザの取付構造を示す斜視図である。 本発明の実施例に1係るドアクローザの取付構造を示す一部断面とした右側面図である。 本発明の実施例2に係るドアクローザの取付構造を示す斜視図である。 本発明の実施例2に係るドアクローザの取付構造を示す一部断面とした右側面図である。 本発明の他の実施例(実施例3)に係るドアクローザの取付構造を示す斜視図である。 先行技術2に係るドアクローザの取付構造を示す一部断面とした右側面図である。 先行技術2に係るドアクローザの取付構造を示す平面図である。 先行技術2に係る、ドア見込み寸法の異なる他のドアクローザの取付構造を示す平面図である。 本発明の他の実施例(実施例4)に係るドアクローザの取付構造におけるブラケット及び当該ブラケットを用いたドアクローザの取付構造を示す斜視図である。 本発明の他の実施例(実施例5)に係るドアクローザの取付構造におけるブラケット及び当該ブラケットを用いたドアクローザの取付構造を示す斜視図である。
符号の説明
1 ドアクローザ
10 ドアクローザ本体
11 取付基部
12 取付穴
13 第一アーム
14 第二アーム
15 アーム側ブラケット
2 片面フラッシュドア
20 屈曲縁部
21 基板
22 屈曲縁部端面
23 屈曲板
23a 内面
24 テーパー状貫通穴
25 周壁板
25a 内面
26 周壁板
26a 内面
3 ブラケット
30 ドアクローザ当接板
30b 外面
31 ドア縁部当接板
31b 外面
32 螺子穴
33 段部
34 螺子穴
35 ドアクローザ当接面
36 ドア縁部当接部
4 螺子
5 皿螺子
C 軸
R1 最大開度
R2 最大開度
90 ブラケット
91 片面フラッシュドア
92 屈曲板
93 ドアクローザ本体
94 アーム
95 アーム
96 固着手段

Claims (1)

  1. フラッシュドアの基板上端に形成された屈曲縁部に対し、ブラケットを介して、ドアクローザ本体を取着するドアクローザの取付構造において、
    断面略L字状の前記ブラケットは、ドアクローザ当接板及びドア縁部当接板を有し、
    片面フラッシュドアの基板上端に形成された屈曲縁部における周壁板の内面に、前記ブラケットにおける前記ドア縁部当接板を取着し、
    前記ブラケットにおける前記ドアクローザ当接板に、ドアクローザ本体を取着して、
    前記ドアクローザ当接板から片面フラッシュドアの基板までの距離が、ドア見込みと略等しいものとしたことを特徴とするドアクローザの取付構造。
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